JPH0729136Y2 - 単板貼り化粧板 - Google Patents
単板貼り化粧板Info
- Publication number
- JPH0729136Y2 JPH0729136Y2 JP1985008112U JP811285U JPH0729136Y2 JP H0729136 Y2 JPH0729136 Y2 JP H0729136Y2 JP 1985008112 U JP1985008112 U JP 1985008112U JP 811285 U JP811285 U JP 811285U JP H0729136 Y2 JPH0729136 Y2 JP H0729136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- groove
- backing material
- substrate
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は住宅の床材等に施工して用いる化粧板に関
し、詳しくは表面に貼着された単板片の突付け部によっ
て模様状の溝状凹部が形成される木質感と立体感に富ん
だ単板貼り化粧板に関する。
し、詳しくは表面に貼着された単板片の突付け部によっ
て模様状の溝状凹部が形成される木質感と立体感に富ん
だ単板貼り化粧板に関する。
［従来の技術］ 合板等を基板とした木質化粧板は住宅の床材や壁材とし
て広く用いられており、主として、合板基板上に厚さが
0.5mm程度の薄い単板を市松や小市松、あるいは乱尺の
模様状に突付けて貼着し、表面に上塗り塗料を施して木
目を活かした化粧板や、合板基板上に前記の薄い単板を
複数枚平行に貼着して単板の接合部に沿って基板に達す
る深さの条溝を切削形成し、同様に表面に上塗り塗料を
施した化粧板がある。
て広く用いられており、主として、合板基板上に厚さが
0.5mm程度の薄い単板を市松や小市松、あるいは乱尺の
模様状に突付けて貼着し、表面に上塗り塗料を施して木
目を活かした化粧板や、合板基板上に前記の薄い単板を
複数枚平行に貼着して単板の接合部に沿って基板に達す
る深さの条溝を切削形成し、同様に表面に上塗り塗料を
施した化粧板がある。
［考案が解決しようとする課題］ ところが、上記の化粧板では薄い単板を基板に貼着した
構成であるため立体感に乏しく、また、溝加工した化粧
板では特に合板基板の場合、溝内部に合板基板の切断さ
れた繊維が毛羽立ち仕上がりが悪くなる等の問題点があ
った。
構成であるため立体感に乏しく、また、溝加工した化粧
板では特に合板基板の場合、溝内部に合板基板の切断さ
れた繊維が毛羽立ち仕上がりが悪くなる等の問題点があ
った。
この考案では、化粧板の表面に形成した溝内部に基板が
露出せず見掛けの良い木質感と立体感に富んだ単板貼り
化粧板を提供することを目的としている。
露出せず見掛けの良い木質感と立体感に富んだ単板貼り
化粧板を提供することを目的としている。
［問題を解決するための手段］ 前記課題は、一辺が約30cm以上の寸法を有する矩形の基
板上面に、裏打ち材が貼着され、周辺部は面取された単
板片が接着剤を介して模様を形成するように複数片突付
け貼着され、突付け部に裏打ち材が露出しない溝状凹部
が形成されたことを特徴とした単板貼り化粧板により解
決される。
板上面に、裏打ち材が貼着され、周辺部は面取された単
板片が接着剤を介して模様を形成するように複数片突付
け貼着され、突付け部に裏打ち材が露出しない溝状凹部
が形成されたことを特徴とした単板貼り化粧板により解
決される。
［実施例］ 第１図は単板貼り化粧板の斜視図、第２図はそのＡ−
Ａ′断面図である。
Ａ′断面図である。
基板１は一辺が約30cm（約一尺）以上の矩形の合板、ハ
ードボード、パーティクルボード、中比重繊維板等の木
質系で、通常は30.3cm×182cm、あるいは30.3cm×91cm
程度の寸法のものが用いられる。四周辺には施工性を向
上させるため実加工が施される。
ードボード、パーティクルボード、中比重繊維板等の木
質系で、通常は30.3cm×182cm、あるいは30.3cm×91cm
程度の寸法のものが用いられる。四周辺には施工性を向
上させるため実加工が施される。
裏打ち材３は単板積層材、中比重繊維板、ハードボー
ド、合板もしくは厚単板等からなるもので、厚さは2.5m
m以上、好ましくは3mm以上で求める模様に応じて略矩
形、台形、三角形等の形状に裁断される。
ド、合板もしくは厚単板等からなるもので、厚さは2.5m
m以上、好ましくは3mm以上で求める模様に応じて略矩
形、台形、三角形等の形状に裁断される。
単板片４は厚さが2.5mm以下のケヤキ、ナラ、セン、シ
オジ等の鮮明な木目を有する硬質単板で、面取加工や溝
加工時に単板片の欠けを防止するために裏面に上記の裏
打ち材３が予め接着剤を介して貼着される。単板片４は
カッター等の切削機械によって端部同士を突付けたとき
に突合せ目に溝状凹部５が形成されるように周辺部に面
取加工が施され、また、必要に応じて単板片４の内側に
も溝状凹部５と同一形状の溝加工が単板を切断しない深
さに施される。
オジ等の鮮明な木目を有する硬質単板で、面取加工や溝
加工時に単板片の欠けを防止するために裏面に上記の裏
打ち材３が予め接着剤を介して貼着される。単板片４は
カッター等の切削機械によって端部同士を突付けたとき
に突合せ目に溝状凹部５が形成されるように周辺部に面
取加工が施され、また、必要に応じて単板片４の内側に
も溝状凹部５と同一形状の溝加工が単板を切断しない深
さに施される。
裏打ち材３が貼着された単板片４を基板１状面に貼着す
るための接着剤２としては、酢酸ビニール樹脂エマルジ
ョンタイプや尿素樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール
樹脂系、ゴム系等で、ローラースプレッダー等の塗布機
を用いて基板１上に塗布し、この上に第１図に示すよう
な特有の模様を形成するように単板片４を複数片突合せ
て配置し、ホットプレス等の圧締装置により加熱貼着さ
れる。
るための接着剤２としては、酢酸ビニール樹脂エマルジ
ョンタイプや尿素樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール
樹脂系、ゴム系等で、ローラースプレッダー等の塗布機
を用いて基板１上に塗布し、この上に第１図に示すよう
な特有の模様を形成するように単板片４を複数片突合せ
て配置し、ホットプレス等の圧締装置により加熱貼着さ
れる。
なお、化粧板６の表面の単板片４同志の突付け部が形成
する溝状凹部５や単板片４表面の道管溝等に着色塗料を
残存させるように塗布されることもある。着色塗料とし
てはラッカー、ポリエステル、ポリウレタン、アミノア
ルキッド等の常用の着色不透明または着色透明塗料が用
いられ、ローラーコーターやスポンジローラーコーター
によって表面の溝状凹部５や道管溝に着色塗料を残存さ
せると同時に平坦部の着色塗料を掻き取る等の操作によ
って塗装される。このように着色塗料を塗布すると溝状
凹部５や道管溝を平坦部より濃色に仕上げされ、化粧板
の木質感や立体的がより強調される。そして、必要によ
り化粧板６表面全面に常用の透明塗料層が形成される。
する溝状凹部５や単板片４表面の道管溝等に着色塗料を
残存させるように塗布されることもある。着色塗料とし
てはラッカー、ポリエステル、ポリウレタン、アミノア
ルキッド等の常用の着色不透明または着色透明塗料が用
いられ、ローラーコーターやスポンジローラーコーター
によって表面の溝状凹部５や道管溝に着色塗料を残存さ
せると同時に平坦部の着色塗料を掻き取る等の操作によ
って塗装される。このように着色塗料を塗布すると溝状
凹部５や道管溝を平坦部より濃色に仕上げされ、化粧板
の木質感や立体的がより強調される。そして、必要によ
り化粧板６表面全面に常用の透明塗料層が形成される。
［考案の効果］ この考案の単板貼り化粧板は上記のような構成であるた
め、化粧板表面には従来のように溝内部に裏打ち材や基
板の色や材質が直接現れず、美しい溝凹部を有する化粧
面が得られるほか、単板片の裏面には裏打ち材を貼着し
ているので面取加工時にも単板片の端部の欠け等を防止
することができる。
め、化粧板表面には従来のように溝内部に裏打ち材や基
板の色や材質が直接現れず、美しい溝凹部を有する化粧
面が得られるほか、単板片の裏面には裏打ち材を貼着し
ているので面取加工時にも単板片の端部の欠け等を防止
することができる。
第１図は単板貼り化粧板の斜視図、第２図はそのＡ−
Ａ′断面図である。 １……基板 ２……接着剤 ３……裏打ち材 ４……単板片 ５……溝状凹部 ６……化粧板
Ａ′断面図である。 １……基板 ２……接着剤 ３……裏打ち材 ４……単板片 ５……溝状凹部 ６……化粧板
Claims (1)
- 【請求項１】一辺が約30cm以上の寸法を有する矩形の基
板（１）上面に、裏打ち材（３）が貼着され、周辺部は
面取された単板片（４）が接着剤を介して模様を形成す
るように複数片突付け貼着され、突付け部に裏打ち材
（３）が露出しない溝状凹部（５）が形成されたことを
特徴とした単板貼り化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008112U JPH0729136Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 単板貼り化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008112U JPH0729136Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 単板貼り化粧板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61124545U JPS61124545U (ja) | 1986-08-05 |
| JPH0729136Y2 true JPH0729136Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=30487095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985008112U Expired - Lifetime JPH0729136Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 単板貼り化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729136Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50142708A (ja) * | 1974-05-09 | 1975-11-17 |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP1985008112U patent/JPH0729136Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61124545U (ja) | 1986-08-05 |
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