JPH07289384A - 人間工学的オートバランス肘掛け椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 人間工学的自己バランス可能な肘掛け椅子
は、座席部材（１）と、支柱（２）と、メカニズム
（３）からなり、メカニズム（３）は座席部材（１）の
角度位置を調節できる。前記調節メカニズムは、垂直断
面で、間接のある３角型の境界を定める構造から作ら
れ、角度点（８，９と１０）は、自由な回転軸から構成
されている。前記三角型の側帯（１１）は、固定長／固
定位置の側帯であり、側帯（１２）は、固定長／傾斜位
置の側帯であり、側帯（１３）は、可変長／傾斜位置の
側帯である。シート部材（１）は、第１の及び第２の側
帯に支援され固定され、第１の側帯を介して、支柱メカ
ニズム（２）に組み込まれる。スピンドル軸（８）は、
トーション棒から構成され、トーション棒は側帯（１
１）上で自由に回転するようにマウントされ、その一端
は側帯（１３）に適合され、他端は調節制御レバー（３
２）に適合される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、人間工学的オートバラ
ンス肘掛け椅子に関し、選択された任意の角度位置で安
定な平衡を維持するように設計された角度位置を調整可
能な肘掛け椅子に関する。

【０００２】

【従来の技術】いわゆる「人間工学的肘掛け椅子」は、
良く目にする支援構造を有する腰掛け家具の一部であ
る。さらに、使用者の運動や希望に従って、その骨格的
構造や配置を簡単に変更できるものである。

【０００３】特に、この発明の肘掛け椅子は、座席家具
によって製作されるタイプを有し、座席家具にフィット
する支援構造であり、また座席家具や座席構造と結合
し、サポート部材に関する座席家具の角度位置を調節す
るメカニズムを有している。そしてまた、座席家具は、
座席エリアを介して調節メカニズムに固定される独自の
部品を製作するような方法で型製品として製造される主
要なクッション部材や、断面的に柔軟なリアフレームか
ら構成される。

【０００４】座席やシートバック面の配置や骨格的構造
の変形は、一般に、低いサポート部材に座席エリアを連
接する調節メカニズムの動きを有し、肘掛け椅子の座席
とシートバックエリアとの境界を定めるボディの部分的
変形能を結合して達成される。

【０００５】欧州特許Ｅ−３０９３６８によって既に公
知の肘掛け椅子において、上記座席家具のフレームは唯
一部品からなり、また断面的な変形能を有している。該
欧州特許において、シート装置の角度位置を調整するメ
カニズムは、座席エリアの断面軸上に適合する回転プレ
ートによって調節される。そして剛直なサポートと回転
プレートとの固定点間のバネ一式によって調節される。
そうして、座席が後方へ傾斜するときはいつでも、その
プレートはバネを抑制して曲がる。

【０００６】適当な座席装置の安定性は、その座席装置
のため、バネの抑制程度が適当に使用者の体重の機能と
して前もってセットされない限り、種々な調節可能な角
度位置について、達成されえない。

【０００７】他方、座席装置のフレームは、シートバッ
クの上部位置を後方へ傾けさせ得るるために特別な調節
を必要とする。一方、このシートバックフレームの上部
傾斜エリアは、中間蝶番として動くフレキシブルな断面
リブを有して作られる構造からこしらえられる。他方、
シートフレームは、シートエリア上に、その同じエリア
の下に、そのシートバックエリア内に、連なる管状のプ
ロフィール（輪郭）に基づいて形成される構造と連接す
る。

【０００８】傾斜エリアの上方のシートバックの形成動
作は、上述の構造を有して、かなり組み立てコストを押
し上げ、使用者の肩をサポートするために十分なシート
バックの高さが得られないので、最大のサポートを得ら
れず、特にフルバックサポート（最も後方にもたれたと
きの反転力）を得られない。また、前述の構造はシート
の確実なねじれ（トーション）運動に変換されることも
なく、さらに、高いシートバックの断面的なねじれ運動
をサポートすることもない。シートエリアに関して、収
縮と屈曲の状態で、フレーム動作は、こうしてその動作
寿命を減少させてしまう。

【０００９】欧州特許番号３０９．３６８と３０９．３
６９によって公知ではあるが、その公知の椅子又は肘掛
け椅子は、背部骨組み（バックシェル）又はフレームに
よって作られ、主要なクッション部品から成るシート装
置を含んでいる。プラスチック部材で作られたバックシ
ェル又はフレームは、シートバックの中間エリアを除い
て、特に剛直な性質を有し、その縦方向にだけシートバ
ックの変形を認め得る縦方向の柔軟性を提示する。この
柔軟性は、並行した断面的な剛性のブロックによって作
られた構造を前述のシートバックの中間エリアに形成す
ることにより達成される。また、これらの断面的な剛性
のブロックの間は、より大きな柔軟性を有する中間の膜
組織によってフレームの間に接続される。こうして形成
された構造の変形量は、これらの膜組織の広さや性質ば
かりでなく、ブロックや膜組織の数に依存する。上記骨
組み又はフレームはシート部材の裏側の下まで広がり、
その骨組みを横切り、上記シートバックの柔軟性のある
内部の面を越えて広がる、金属の構造を含んでいる。

【００１０】この解決手段は、相対的に高い力がそれに
対抗して加わるならば、シートバックの変形が望まれる
限界を越えて広がるという問題点を提供する。

【００１１】他方、上述の構造形態は、シェル又はフレ
ームを製造するのに考慮すべきコストについて高いコス
トがかかり、高い変形サイクルに耐え得る許容し得る材
料の使用を要求する。そうしないと、上記構造の膜形成
部分の早期破損を招くことになる。

【００１２】フレームの金属構造の唯一の機能は、剛性
を与えることであり、更に複雑なアセンブリ工程を要求
することのあるフレームを介してやり通すことである。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した不便性を提供せず、座席装置の選択された角度位置
の安定なバランスばかりでなく、さらに座席装置の種々
なエリアの動作について、その角度位置を変化する時と
完全な同期性を達成する肘掛け椅子を提供することであ
る。

【００１４】更に、本発明の目的は、快適な安全な最大
レベルを提供する正しいボディサポート面を提供する肘
掛け椅子を提供することである。

【００１５】更に、本発明の利点は、スムースで簡単な
制御動作を通して、シート部材の角度位置を変化させ得
ることである。

【００１６】これらのほかに、本発明の利点は、前記シ
ート部材の新規設計と構造でメカニズムを定型化する新
規シート部材の角度位置の結合を通して達成することで
ある。

【００１７】

【課題を解決するための手段】この発明によれば、シー
ト部材を支柱に結合して、その目的がシート部材の傾斜
角を調節することというメカニズムは、その垂直部で、
その角度位置が回転する水平で並列の軸の整合数からな
る接合トリアングルを形成する構造からできており、そ
の側帯が固定長／固定位置側帯と、固定長／傾斜位置側
帯と、可変長／傾斜位置側帯とを含み、上記第２、第３
側帯は座席部材を支え、固定するものであり、一方では
メカニズムが第１の側帯を介して、剛性のサポートの上
に適合されるものである。

【００１８】上述の調節を有するメカニズムにおいて、
上述の第１と第３の側帯間の接合軸は、トーション棒
（ねじり棒）から成り、そのトーション棒は固定長と固
定位置側帯について自由に回転するように適合させてあ
る。このトーション棒は、相対的に回転することがな
く、その端部の一つに可変長の傾斜位置側帯と結合す
る。一方では、その反対側帯で、トーション棒は相対的
に回転することなく、調節位置レバー、その固定長／固
定位置側帯に作動制御セット上に自由端をサポートする
レバーと結合する。

【００１９】その調節メカニズムの部分を形成する可変
長／傾斜位置側帯は、２つの並列な伸縮自在のピン（か
んぬき）からなり、そのピンの一つはそれぞれ２つの伸
縮自在的なプラグ部品から構成される。これらの部品の
一つは上部の剛性のプレートの２つのピンと結合し、他
の部品がトーション棒を有する自由端にて両ピンと結合
する。その可変長／傾斜位置側帯と固定長／傾斜位置側
帯の間の結合端の前端に、上述の剛性のプレートが座席
部材の座席エリアに支えられ、固定される。

【００２０】上述のピンは、上記トーション棒の管状の
プロフィールを介してトーション棒と結合する。そのピ
ンの一つは、適当な管状のプロフィールに固定される
が、管状のプロフィールの回りに自由に回転できない。
一方、他のピンは残りの管状のプロフィールに結合し
て、その管状のプロフィールの回りに自由に回転でき
る。この２番目のピンは、ピンに対して延長するように
働き、座席部材をその最大の後方又は傾斜位置から元に
戻す力を与えるように作用する調節可能な張力バネを含
んでいる。他方で、２つのピンは、そのピンのプラグ
（栓をした）部分の間に、両側帯の間にいかなる接着又
は密着を起こすことなく、摩擦の一定程度を確保すると
いう接触軸受け筒を有し、その部分の相互動作中に中断
に至る望ましくない密着（グリップリング）又はブロッ
キングを発生するいかなる接着もなく、そのピン部分間
に高いレベルの抑圧を達成する。

【００２１】上述の調整可能な位置レバーは、可変長／
位置側帯にそのピンの一つに結合される同様な管状のプ
ロフィールを介して、自由な回転力を有する、トーショ
ン棒に適合される。

【００２２】固定長で調整可能な位置側帯は、座席部品
の座席エリアの背部に結合する部分に、可変長／位置接
合の角張った点から、調整メカニズムの拡張部分を形成
する。

【００２３】本発明の他の態様として、ボディフレーム
は、いわゆる底部の座席エリア、上部のシートバックエ
リア、及び中間の移動エリアの３つの部分に細分され、
３つのエリアに沿って連続的構造を提供する。

【００２４】上記シートバックエリアの断面的な曲げ応
力は、フレームの内部面に適用される構造を介して、移
動エリアがより剛直になると同時に、調整される。この
調整は、望ましくないレベルまでの破損や曲げの危険も
なく、その使用中、椅子に付与される最大の作用力に耐
えられるように、シートバックエリアの曲げ動作を更に
補強する。さらに、シートバックは、安全と快適の最大
レベルが結局達成されるように、ある程度のトーション
を許容すると同時に、シートバックのフルバックとユー
ザの肩の支援を充分に提供するため、ある傾斜角度を採
用してよい。

【００２５】座席部品のクッション部材は、フレームの
移動エリアに整合して、ユーザーの骨盤エリアに充分な
支援を提供するレンズ形状の断面ボディを含む。

【００２６】２つの曲げエリアは、座席部品のフレーム
の上述の調節を使用して、そのフレーム内に、及び調節
メカニズムのその締結部にて、達成され、その曲げエリ
アの一つは座席エリアと移動エリアの間に配置される。
一方、その他の曲げエリアはシートバックの腰部エリア
の中に有る。

【００２７】移動エリアとフレーム座席エリアの間の相
対的な動作は、調節メカニズムと座席部材の上述の調節
を介して同時作動され、こうして、座席エリアの主要部
の過度の上昇を防止し、上記の全ては座席部材の傾斜と
スライドの動作の連結を介して達成され、さらに、移動
エリアと座席エリア間に配置されるフレームの中立軸に
沿って相対的な曲げ動作を達成し、同一タイプの伝統的
な椅子に取り換える牽引努力を避けられる。

【００２８】この同時動作は、シートバックの上部部分
に付与されるトーション（ねじれ）動作の可能性ととも
に、肘掛け椅子の座席部材の腰部エリアの曲げの可能性
を通して最大限に活用される。

【００２９】この発明の肘掛け椅子の目的に含まれる調
節メカニズムはまた、ボディ部材の選択された角度位置
に安定なバランス感覚を達成し、さらに、後方に押圧さ
れる位置から大きな回復力を上記部材に持たせ、こうし
て前方に突然使用者のボディを引っ張るような、使用者
のボディとの永続的な接触を確保する。

【００３０】内部面に結合した補強フレームの座席部材
のフレームの内包は、過度のシートバックの曲げを生成
する突然の強いサポート動作に対して、安全手段を提供
する。

【００３１】上述のように、調整メカニズムは、２つの
弾力的な制御部材を組合せ、その１つはトーション棒か
らなり、座席部材の動きをコントロールする適当な装置
を構成するのに対し、他の１つは座席部材の最大の後方
位置から応答力を増加するために使用されるピンの１つ
のバネによって定められる。これらの２つの弾力的な部
材は適当なコントロールを用いて調節され得る。

【００３２】この発明の目標とする物は、座席部材のフ
レーム又は骨組みがただ一つの部分から作られる家具の
座席部材であり、不連続な突然の中断がなくて、また優
れたサポートと快適な条件を達成させるような大きさと
方向を有する確かなエリアに弾力的な変形力を得るため
に充分に制御される柔軟性を有している。

【００３３】シートバックの弾力的なバランスは、快適
な及び安全なサポート（支援）状態が使用者の位置がど
んな場合でも維持されるのと同時に、発明された骨組み
を使って達成される。

【００３４】この発明によれば、座席部材のフレーム
は、断面的に柔軟な連続的壁体から作られ、その内部面
の中の補強部材と適合し、そのフレームの一定の部材に
剛性を与え、そのフレームの他の部材に所定のコントロ
ールされた柔軟性を与えるように調節される。

【００３５】更にこの発明によれば、そのフレーム壁体
は底部座席エリアと、上部シートバックエリアと、中間
移動エリアとの３つのエリアに細分される。

【００３６】上述の補強部材は、剛性の補強フレームと
横断方向に弾力的な柔軟性があるストラップを含んでい
る。剛性のフレームは移動エリアに連なり、一つの側で
は座席エリアの上に、反対側ではシートバックエリアの
上にわずかに拡がる。そのストラップは、縦方向で、シ
ートバックの中間部分に連なり、そのストラップの底部
端では剛性のフレームに固定されるのに対し、そのスト
ラップの上端では部分的に自由な縦方向動作に結合され
る。そのストラップはまた、好ましくは鋼で作られる
が、フレームの曲げ抵抗よりも断面的に高い曲げ抵抗力
のレベルを有することとなっている。

【００３７】上述の調節で、シートバックの後方変形が
発生されるため、上記フレームとストラップの間の縦方
向のスライド力が充分に浪費されるまで、そのフレーム
又は骨組みの抵抗力を越えるだけに充分な、相対的に小
さな力を当初に適用する必要がある。それに加えて、そ
のストラップの弾力的な変形を達成するために、充分な
シートバックの変形を連続的にさせるように大きな作用
力を適用する必要がある。これによって、その変形を発
生する作用力がもはや適用されないときの当初のシート
バック休止位置の回復を確保する。

【００３８】そのフレームの変形力は更に、そのフレー
ムの内部表面を越えて延びる種々の高さの補強リブを使
って制御されてもよい。

【００３９】本クレームで記述するように、本発明の実
施例には限定されることなく、本発明から引き出される
利点の外に、以下の詳細な説明を読み、添付図面を参照
し、この発明の家具の特性を理解することは簡単であ
る。

【００４０】

【実施例】以下、本発明による実施例について、図面を
参照しつつ説明する。

【００４１】本発明による肘掛け椅子は、図１、図２に
示され、シート部材１と、支柱２とメカニズム３とから
構成される。支柱２はいかなる形態でも良く、また、メ
カニズム３は支柱２の上部に構成され、シート部材１と
支柱２とを結合し、また支柱２に関し上記シート部材１
の角度位置を調節する目的のためにある。

【００４２】シート部材１は、図１１に示すように、一
つの背面フレーム４からなり、主要なクッション部材４
ａによって形成される。背面フレーム４は座席エリア
５、シートバック（背部）エリア６と中間移動エリア７
を定める。

【００４３】これら３つのエリアは断面的に柔軟で、連
続的に一つの部材のフレーム又は骨組みを形成する。

【００４４】調節メカニズム３は、縦断的に関節的に接
合した三角点を定める構造から構成され、符号８，９，
１０を有する三角点の角度点は、並列的にまた水平に回
転する軸のマッチした数からなる。この三角点は、固定
長／固定位置側帯１１と、固定長／傾斜位置側帯１２
と、可変長／傾斜位置側帯１３から構成される。

【００４５】側帯１１は構造上基底部１４の１部分を形
成し、ほぼＵ形状を有し、メカニズム３０を介して支柱
２に結合している。

【００４６】可変長／傾斜位置側帯１３は、図３の外観
図から、相互に平行に並んだ、２つの抜き差し自在のピ
ン（かんぬき）１５，１６から構成される。ピン１５
は、図１、図２に、及び図９の側面図に、その部分的カ
ット図に示し、ピン１６は図４，図５の側面図に示され
ている。２つのピンは、相互に伸縮自在に接続できる２
つの断片１７，１８から構成されている。両ピンの断片
１７は上部プレート１９と結合し、この上部プレート１
９の形態は図３の点線で示される。そこに、２つのピン
の断片１８がそのピンの先端に又は結合軸８に至り、ト
ーション棒２０から構成されている。

【００４７】結合した三角点の位置側帯１２は、基底部
材１４に関して背面端に突き出る硬い部材から構成され
ている。

【００４８】座席部材の座席エリア５は、図１，図２に
示すように、プレート１９の上に、側帯１２の背部延長
線上に越えて、支援され、固定される。

【００４９】図７でより良く観察できるように、トーシ
ョン棒２０は多角的な縦断片の中央芯２０ａから構成さ
れ、その上にその端部からスタートし、その内部の断片
２３にて相互に同一平面で合致する長さの異なる２つの
独立の管状のプロフィール２１，２２がセットされる。
プロフィール２１，２２は、中央芯２０ａに端部断片に
よって結合され、例えば、中央芯２０ａの多角部材上に
調節可能な、軸上にて伝達され、刻まれた内部骨格を有
する断面減縮部２４，２５を通して結合され、こうして
管状のプロフィールと中央芯２０ａ間に相対的な回転を
防止する。管状のプロフィール２１，２２は中央芯２０
ａに関して、回転する可能性を有して、内部部分の断面
２３に後方にて連なる。

【００５０】本構造の基底部材１４は、固定位置／固定
長側帯１１によって定まる断面内にあり、図３に示すよ
うに、自由端に開口部架構２８に固定された２つの並列
腕２６を形成し、開口部架構２８は、トーション棒２０
を介して自由に回転できるように適合されており、ま
た、図７、図８に見るように、中間軸受け筒２９の配置
を介して自由に回転できるように適合されている。こう
して、トーション棒２０と３角点調節メカニズムの側帯
１１との間に相対的に自由な回転が達成される。 図
４、図７に見られるように、ピン１６は管状のプロフィ
ール２１とピン１６間に自由に回転するのを確保する軸
受け筒２９の挿入物で、トーション棒２０の管状のプロ
フィール２１によって突き通されるピン１６の断片１８
を介してトーション棒２０に結合される。図４によりよ
良く見られるように、ピン１６は引っ張り強さがスレッ
デッドキャップ（Threaded cap）３１を使って調節され
る抑圧バネ３０を含んでいる。

【００５１】図７、図９に見るように、ピン１５は、管
状のプロフィール２２を介してトーション棒２０に結合
され、ピン１５のすべては、傾斜した多角断片を有し、
ピン１６とトーション棒２０の間に相対的な回転を妨げ
る効果を提供している。

【００５２】ピン１５とピン１６の両者は、伸縮自在の
断片１７、１８間に自動潤滑接合軸受け筒を含んで、両
断片間の接着や密着を防止し、両断片間の摩擦が一定程
度になるように確保される。

【００５３】こうして、図３，図６，図７に見るよう
に、中央レバー３２がトーション棒のプロフィール３１
の上に固定され、プロフィール２１と一致した開口部断
面を提供し、両構成部材間に相対的な回転を防止する。
レバー３２は固定長／固定位置側帯１１を定める基底１
４上に組み込まれる作用レバー３３の上に自由端で静止
する。

【００５４】上述の配置で、ピン１５は、レバー３２が
管状のプロフィール２１を介してトーション棒の反対の
端面に固定されるのに、管状のプロフィール２２を介し
てトーション棒の端面の一つに結合され、固定長／固定
位置側帯１１を定める支え１４に関して、及びピン１６
に関して自由に回転するトーション棒となる。レバー３
２の勾配は制御レバー３３の作用を介して変化され、そ
れでトーション棒２０の圧力を変更され得る。

【００５５】図１，図２，図１０に示されるように、座
席部材のフレームは、断面的に弾力的な柔軟な剛性の補
強材フレーム３３とストラップ３４を含む補強部材を内
部表面上に構成する連続的な壁体から構成されている。
剛性の補強部材３３は移動エリア７に連なり、一つの側
帯にて座席エリア５上に及び、反対側ではシートバック
エリア６上にまで軽く拡がる。ストラップ３４は、背座
席エリア６の中間部分に縦方向に連なり、部分的に自由
にスライドするプレート３５を介して、その上部端にて
結合する。一方、底部端では、剛性の補強フレーム３３
に結合される。ストラップ３４の曲げ抵抗はフレーム背
座席エリア６の抵抗よりも高くすることとなっている。

【００５６】剛性の補強フレーム３３はプレート３６で
一つの側面に、及び中央部材３７で反対側の側面に固定
され、その中央部材３７は更に、調節メカニズムの三角
点の固定長／傾斜位置側帯を定める部材１２に、座席部
材５の背部部材の固定部材として使用される。

【００５７】図１０に示すフレームの内部表面におい
て、図１１に見るように更にクッション部材４ａがセッ
トされ、そのフレームの中間移動エリア７と一致して配
置される中間レンズ形状の部材３８を含む。このレンズ
形状のボディ３８の目的は、肘掛け椅子の使用者の骨盤
をサポートするためにある。

【００５８】図１は、その最前面位置での肘掛け椅子を
示し、シートバックエリア６は、符号６ａの点線で示す
位置にまで後方に傾け得る。最大傾き角はストラップ３
４の傾き余裕度によって定まる。

【００５９】調整メカニズム３を介して、使用者は後方
に傾け、図１と図２に示す位置の間に、座席部材を傾け
得て、更にそのシートバックエリア６はそれが位置６ａ
にとどくまで曲げられ得る。

【００６０】図１に示す位置から図２に示す位置までの
通過過程に関し、ピン１５，ピン１６は、調節メカニズ
ムの三角点の側帯１３においてその長さを増加しなが
ら、延ばされる。同時に、トーション棒の圧力に対抗し
てその側帯に傾き動きが働く。同様に、側帯１３の傾斜
動作に関して同期する調節メカニズムの三角点の側帯１
２に傾斜する動作が働く。トーション棒２０によって制
御されるこれらの動作の全てと、ピン１５とピン１６の
矯正とそのピンに組み合わされた軸受け筒３１の特性
は、座席エリア５のわずかのズレばかりでなく、座席エ
リア５の傾斜を発生し、座席エリア５の導入端の最小隆
起に置き換え、それらの動きの全ては骨盤や大腿骨のよ
うな人体の骨構造の絶対的な且つ相対的な動作を正しく
シミュレートする。

【００６１】図１，図２はピン１５の短縮しまた伸長し
た位置を示している。図４，図５はその最小と最大の長
さ位置を示し、図２の位置から図１の位置にまで、肘掛
け椅子の応答力と回復吸収力とを増加するべき部材とし
て動作するように、バネ３０は抑圧される。

【００６２】座席部材のフレームは２つの傾斜エリアを
示し、一つは座席エリア５と移動エリア７間に配置さ
れ、２つ目はシートバックエリア６の半底部の中に配置
される。

【００６３】ピン１５は傾斜動きを移動する部材として
提供され、座席部材の選択された位置について適当に維
持することを補償する。ピン１６の目的は、既に述べた
ように、柔軟な三角点をバランスするためにあり、また
メカニズムを回復させ得るためにある。

【００６４】シートバックエリア６内のストラップ３４
は、そのエリア６の断面的な曲げをコントロールし、所
定のトーション動作を提供し、また肩の高さまで適当に
バックアップサポートをするために充分な高さに達する
シートバックによって達成させ得る。

【００６５】壁体４は、その内部表面に、断面的に弾力
的な柔軟性のある剛性の補強フレーム３３とストラップ
３４から構成されている補強部材を適合させる。図１０
によく現れているように、剛性の補強フレーム３３は中
間的移動エリア７を介して、一方の側面では座席エリア
５をわずかに越えて広がり、他方の反対側面ではシート
バック（背部）エリアを越えてわずかに拡がる。ストラ
ップ３４は背部エリア６の中間部分の上に縦方向に連な
る。これらのストラップは、壁体４に関連してストラッ
プの有する相対的な縦方向の所定のスライド力を許容す
る連結部材３５の方法によって壁体４にその上部端で固
定される。一方、ストラップ３４はその低端部で、図１
に示すように、同様に肘掛け固定腕４０に使用され得る
連結部材３６を使用する剛性の補強フレームと壁体４に
固定される、ストラップ３４は、好ましくは鋼で作ら
れ、背部６の上端エリアの抵抗力より高い断面的な曲げ
抵抗力を有する。

【００６６】補強部材は補強フレーム３３とストラップ
３４から構成され、骨組みの移動エリアに剛性を付与
し、さらにシートバックエリアの曲げをコントロールす
る。剛性の補強フレーム３３は管状のプロフィールによ
って反転Ｕ形状からなり、Ｕ形状の補強フレーム３３
は、それが適用されるフレームの内部表面の断面の面に
整合するように採用される。

【００６７】上述のように、フレームや骨組みの壁体４
は、図１２に示すように、縦方向のリブ４１を有する内
部表面に適合され、リブ４１は剛性を付与する部材とし
て、求められる剛性のレベルに従って、そのリブの高さ
を変化して有用化される。

【００６８】ストラップの連結部材は、フレームの壁体
４に結合され、縦方向連結腕４２を定めるプレート３５
を含み、連結腕４２の底部と壁体４の内部表面間にスト
ラップ３４を連ねる。連結腕４２と壁体４の反対側表面
は、図１３，図１４によりよく示すように、上部の全て
に、ストラップ３４の表面の上に支える縦方向リブ３４
を有してもよい。

【００６９】上述の留め具（ストラップ３４とプレート
３５）の配置は、ストラップ３４とプレート３５間に連
動してスライドし得ることとなっている。このスライド
許容力は、図１４に示すように、その内部表面にプレー
ト３５から発して、窓にぴったり入る鋼片３４と対応す
る突出物４５の中に形成される開口又は窓４４から構成
され、また相互の受け口の嵌め合いによって制限される
こととなっている。突出物４５は窓４４の長さより短い
長さを有すべきで、プレート３５に関して鋼片３４の縦
方向のスライド許容力によって定められる長さの差異が
あり、そうして、連結腕４２のスライド許容力はそのプ
レートとそのフレームのシートバックエリア６の間に定
められる。

【００７０】上記配置において、座席の背はフレーム４
の大きな曲げ力の結果として、後方に押されるときは何
時でも断面的に曲がる。図１４に示すように、プレート
３５の突出物４５が、鋼片３４の開口４４の底部端に引
っかかるまで、この曲げ動作は、鋼片３４とプレート３
５とシートバックエリア６間に定められる連結腕との間
に相対的なスライド動作を生成する。そうして、曲げや
すい結合構造がその鋼片３４とフレーム上で形成され、
曲げ抵抗を増加することが重要であり、そうして、相対
的なスライドがなくても、シートバックの形崩れを増加
するためにも、ストラップ３４とフレーム４の弾力性抵
抗を越えることが必要である。これらのストラップの弾
力的変形は、その変形を発生する作用を起因として、シ
ートバックエリア６の元の停止位置の回復を確保するで
あろう。

【００７１】さらに、ストラップ３４は、シートバック
がシートバックにとって好ましくない変形レベルに達し
ない範囲で、大きな動作作用に対して持ちこたえさせ
る。

【００７２】さらに、ストラップ３４の封入によって派
生するもう一つの利点は、両側のストラップがそれぞれ
独立してスライドすることができるので、使用者が一方
又はもう片方に対して、更に背中を押したときに、上昇
するような、シートバックエリア６が付与された曲げ動
作力を楽しめるということである。

【００７３】ストラップ３４の封入は、さらに、シート
バックエリア６が、肩の高さまで、使用者にフルバック
サポートを提供するように、その希望の高さに達するこ
とを許容している。

【００７４】フレームの壁体４の曲げ能力とストラップ
３４の曲げ能力とが結合して、シートバックの変形は、
当初の段階では、シートバックのエリア６の曲げ能力だ
けが部分的に、相対的なわずかの作用を要求することを
含み、図１４に示すように、第２の段階では、ストラッ
プ３４の窓４４の底部端に突出物４５の支えからスター
トして、そのストラップ３４とシートバックが、シート
バック６だけで提供される曲げ抵抗よりも大きな曲げの
抵抗を提供することを含んでいる。

【００７５】図４，図１１に示すように、フレーム４は
そのフレームの移動エリア７にマッチするレンズ形状断
面部材３８を含む補間部材４ａを提供するように構成さ
れる。この形態は、その適当な位置に使用者の背骨を保
たせることができて、使用者の骨盤エリアに完全なサポ
ートを提供することとなっている。

【００７６】このタイプの家具では一般的であるが、ク
ッション部材４ａは連結留め金具の使用を介して、クッ
ション部材がフレームの上に固定される補強フレーム４
６を含んでいる。

【００７７】図１５に示すように、フレーム４は内部面
にタブ（補助翼）４７を有し、タブ４７はフレームの自
身のリブ４１の中に形成される。これらのタブ４７の上
に、締結するピンと舌片で固定される保留留め金具４８
が置かれ、その保留留め金具４８は例えば、図１５，図
１６に示す形状を採用し得る。適当に連結される留め金
具４８を有するタブ４７は、クッション部材４ａの補強
フレーム４６に形成される対面する開口又は窓４９を介
して載置される。

【００７８】上述の連結システムは、しばしば希望され
るように、留め金具４８が締結するピンと舌片の弾力性
のために、クッション部材４ａと分離したり、組み込ん
だりすることができる。

【００７９】舌片４７と留め金具４８の全ては、縦方向
においてフレーム４内で調節され、フレームとクッショ
ン部材との間に付与される相対的なスライド能力を許容
し、クッション部材を分離しようとするテンションを作
り出すこともなく、使用者のボディの動作がどうあろう
とも、結合くぼみを確保することができる。

【００８０】以上から簡単に理解できるように、上記留
め金具は上記実施例に限られることなく、異なる調節機
構を有し、また異なるクッション部材の連結システムを
有する留め金具を使用してもよい。

【００８１】全体として、この発明のテーマのシート
は、完全なボディサポートを確保し、沢山の快適性を達
成し、変化する傾きと曲げの動きと適切に同期でき、座
席部材の選択された角度位置に安定した平衡感覚を維持
できる。

【００８２】肘掛け椅子は不図示のロッキング・コント
ロールと同様に、いかなる構造をも採用しえる支え肘４
０を有して、ぴったり適合する。

【００８３】

【発明の効果】上述のように、本発明を詳細に説明した
が、本発明を容易に理解できるように要約すれば、「人
間工学的自己バランス可能な肘掛け椅子は、座席部材
（１）と、支柱（２）と、メカニズム（３）からなり、
メカニズム（３）は座席部材（１）の角度位置を調節で
きる。前記調節メカニズムは、垂直断面で、間接のある
３角型の境界を定める構造から作られ、角度点（８，９
と１０）は、自由な回転軸から構成されている。前記三
角点の側帯（１１）は、固定長／固定位置の側帯であ
り、側帯（１２）は、固定長／傾斜位置の側帯であり、
側帯（１３）は、可変長／傾斜位置の側帯である。シー
ト部材（１）は、第１の及び第２の側帯に支援され固定
され、第１の側帯を介して、支柱メカニズム（２）に組
み込まれる。スピンドル軸（８）は、トーション棒から
構成され、トーション棒は側帯（１１）上で自由に回転
するようにマウントされ、その一端は側帯（１３）に適
合され、他端は調節制御レバー（３２）に適合され
る。」となる。

【００８４】これにより、人間工学的に快適な、バラン
スの良い肘掛け椅子を提供できる。また、調節メカニズ
ムが特に回転可能な軸上で、固定長／傾斜位置側帯と、
固定長／傾斜位置側帯と、可変長／傾斜位置側帯とから
人体の体重移動に対してスムーズなサポート態勢を可能
とし、またシートバック部の傾斜についても、人体の体
重移動とともにスムーズな所定のクッション抵抗力で、
快適な座り心地を与えてくれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による背もたれが最も前傾した肘掛け椅
子からなる垂直軸上の断面図である。

【図２】図１に示した最前傾の肘掛け椅子に対し、最大
傾斜又は最も後傾した肘掛け椅子の状態を示す垂直軸上
の断面図である。

【図３】シート部材を支柱に結合する調節メカニズムの
最上からの観測図である。

【図４】図３のＩＶ−ＩＶ断面の、図１の肘掛け椅子の
最大可動状態による位置を示す垂直断面図である。

【図５】調節メカニズムが図２に示す最大傾斜又は最も
後傾斜した位置となる図４と同様な断面図である。

【図６】図３のＶＩ−ＶＩ断面に沿って示される調節メ
カニズムの垂直部分図である。

【図７】図３のＶＩＩ−ＶＩＩ断面に沿って示される調
節メカニズムの断面図である。

【図８】図３のＶIII−ＶIII断面に沿って示される調節
メカニズムの垂直断面図である。

【図９】図３のＩＸ−ＩＸ断面に沿って示される調節メ
カニズムの垂直断面図である。

【図１０】シート部材フレームの内部部材図である。

【図１１】シートバックフレームとその主要座部部材を
含むシート部材の側面図である。

【図１２】シート部材の前面部材のカット図である。

【図１３】フレームリブの一つの上端部に結合部材の拡
大スケールの描写図である。

【図１４】図１３のＸＩＶ−ＸＩＶ断面に沿って示す上
端紐吊り結合部材の断面図である。

【図１５】図１２のＡ部の詳細な拡大外観図である。

【図１６】図１５のＸＶＩ−ＸＶＩ断面に沿って示す断
面図である。

【符号の説明】

１ 座席部材 ２ 支柱 ３ メカニズム（機構） ４ 背フレーム ５ 座席エリア ６ シートバック ７ 移動（遷移）エリア ８，９，１０ 三角点の角度点スピンドル １１ 固定長／固定位置側帯 １２ 固定長／傾斜位置側帯 １３ 可変長／傾斜位置側帯 １４ 基底 １５，１６ ピン １９ 上部プレート

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 座席部材（１）と、前記座席部材（１）
   に備えられた剛性の支柱（２）と、前記支柱に関して前
   記座席部材の傾斜位置を調節するメカニズム（３）とか
   ら構成される人間工学的自己バランス肘掛け椅子であっ
   て、 前記座席部材（１）は、前記調節メカニズム（３）に固
   定された座席エリア（５）を定める所定の変形能を提供
   するフレーム（４）とシートバックエリア（６）とフレ
   ーム（４）の内面に固定された主要なクッション部材
   （４ａ）を含んでおり、 上記メカニズムは、その角度位置が回転自由な水平軸
   （８，９，１０）のマッチした数から成り、またそれら
   水平軸の側帯が固定長／固定位置側帯（１１）と、固定
   長／傾斜位置側帯（１２）と、可変長／傾斜位置側帯
   （１３）を含み、垂直方向の観点で弾力的なトライアン
   グルを定める構造から構成され、上記第２と第３側帯
   （１２，１３）は、前記座席部材（１）を支え固定する
   手段を有し、一方、上記第１の側帯（１１）を介して、
   上記メカニズムが前記剛性の支柱（２）上に適合されて
   おり、上記第１（１１）と第３（１３）の側帯の間に前
   記弾力的な水平軸（８）が前記固定長／固定位置側帯
   （１１）上に自由に回転可能に組み込まれたトーション
   棒（２９）から構成され、また前記水平軸（８）は前記
   可変長／傾斜位置側帯（１３）によっていかなる相対的
   な自由回転もなくて、前記可変長／傾斜位置側帯（１
   ３）の末端の一つに結合され、その末端の反対側では調
   節角位置レバー（３２）によって結合され、そのレバー
   （３２）はその自由端で固定長／固定位置腕（１１）の
   上に設定された動作制御レバー（３３’）を支持し、ま
   た上記フレーム（４）は、その内側表面に補強部材（３
   ３，３４）を固定しており、その補強部材は座席エリア
   （５）の背部に剛性を付与し、シートバックエリア
   （６）の断面的な曲げ能力を制御し、前記シートバック
   の所定のトーション力を与えることを特徴とする人間工
   学的自己バランス肘掛け椅子。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の肘掛け椅子において、
   前記可変長／傾斜位置側帯（１３）は前記メカニズムの
   他の２つの側帯に連なり、また２つの平行な伸縮自在な
   ピン（１５，１６）を含み、該両ピンは２つの伸縮自在
   に接続される部位（１７，１８）から構成され、一方の
   該部位が前記トーション棒（２０）の自由端に結合する
   ので他方の該部位は剛性の上部プレート（１９）に両ピ
   ンを結合し、前記座席部材の座席エリア（５）の前記可
   変長／位置側帯（１３）と前記固定長／変化位置側帯
   （１２）との間の関節軸（９）の前に位置する前記剛性
   のプレート（１９）の上で休止／付随できることを特徴
   とする肘掛け椅子。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の肘掛け椅子において、
   前記トーション棒（２０）は、断面的に中心軸（２０
   ａ）を含み、その中心軸は、その末端から、２つの独立
   の管状のプロフィール（２１，２２）に適合し、このプ
   ロフィールは、それに関連して自由回転がなくて、外部
   端でその軸（２０ａ）の隣接端に結合し、前記軸（２０
   ａ）に関して自由な回転可能性を有してその内部端に連
   なることを特徴とする肘掛け椅子。
4. 【請求項４】 請求項２又は請求項３に記載の肘掛け椅
   子において、前記伸縮自在のピン（１５，１６）の一つ
   は、前記トーション棒の前記管状のプロフィール（２
   ２，２１）の一つを介して前記トーション棒（２０）に
   結合され、前記ピン（１５）の一つは、いかなる自由な
   回転もなく、該当する前記管状のプロフィールに固定さ
   れ、一方他のピン（１６）は前記プロフィールに関連し
   て自由に回転可能に前記他の管状のプロフィール（２
   １）に接続され、前記第２のピン（１６）は前記ピンの
   長さ方向に対して動作する調整可能な伸縮バネ（３０）
   を含み、さらに前記接続された部材の前記両ピンは、前
   記両部材の間の支持又はハンドリングを妨げ、それら両
   部材の間の一定量の摩擦を確保する接触ソケットを有す
   ることを特徴とする肘掛け椅子。
5. 【請求項５】 請求項１，３又は４に記載の肘掛け椅子
   において、前記調整可能な位置レバーは、前記ピン（１
   ６）の一つが自由に回転能を有して接続された管状のプ
   ロフィール（２１）を介して前記トーション棒（２９）
   に固定されることを特徴とする肘掛け椅子。
6. 【請求項６】 請求項１に記載の肘掛け椅子において、
   前記固定長／固定位置側帯（１１）は、ほぼＵ形状であ
   り、そのＵ形状の中心部を介して支柱（２）に付設さ
   れ、その側帯支線は中間点の水平軸（１０）によって前
   記固定長／傾斜位置側帯（１２）に対して調整され、そ
   の自由端に貫通ハウジングを並べ、該ハウジングは自由
   な回転能を有して前記トーション棒（２０）に適合し、
   前記支線の間に前記調整可能な位置レバー（３２）が配
   置されることを特徴とする肘掛け椅子。
7. 【請求項７】 請求項１に記載の肘掛け椅子において、
   前記固定長／可変位置側帯（１２）は、前記座席部材の
   座席エリア（５）の背後端に支持され固定される位置
   に、前記可変長／位置側帯（１３）を有して調節頂点か
   ら伸びていることを特徴とする肘掛け椅子。
8. 【請求項８】 請求項１に記載の肘掛け椅子において、
   前記座席部材（４）のフレームは、連続的壁体から作ら
   れ、該壁体は内部面のまわりの補強部材（３３，３４）
   に固定され、下部座席エリア（５）と、上部シートバッ
   クエリア（６）と、中間移動エリア（７）との３エリア
   に細分され、そのシートバックエリア（６）は断面的に
   弾力的に曲げやすく、また断面的に弾力的な柔軟性のあ
   る剛性の補強フレーム（３３）とストラップ（３４）の
   補強部材から作られ、前記補強フレーム（３３）は前記
   シート部材の移動エリア（７）に連なり、明らかに座席
   （５）とシートバック（６）まで広がり、前記ストラッ
   プ（３４）は、シートバックエリア（６）の中間部で縦
   方向に連なり、前記シートバックエリアは部分的に縦方
   向に自由なスライドを有してその上端に結合され、それ
   らの低部で剛性の補強フレーム（３３）に固定され、シ
   ートバックエリア（６）の上部でより大きな断面的に傾
   斜する前記ストラップ（３４）の抵抗力があることを特
   徴とする肘掛け椅子。
9. 【請求項９】 請求項８に記載の肘掛け椅子において、
   前記剛性の補強フレーム（３）は管状のプロフィールの
   Ｕ形状からなり、前記移動エリア（７）の垂直方向のプ
   ロフィールに整合する断面的な湾曲を提供し、前記移動
   エリア（７）に近接する前記座席（５）と前記シートバ
   ック（６）を越えてフレーム（４）に結合することを特
   徴とする肘掛け椅子。
10. 【請求項１０】 請求項８に記載の肘掛け椅子におい
    て、前記各ストラップの上部は、部分的に軸上の自由な
    スライドを有し、前記シートバック（６）の内部面と前
    記シートバック（６）に固定される休止プレート（３
    ５）の間に境界を定める貫通部（４２）の内側に適合さ
    れ、前記シートバック（６）とプレート（３５）とは、
    鋼片（３４）上にスライドして直面し、さらに前記プレ
    ート（３５）と前記鋼片（３４）は、前記プレート（３
    ５）に関してスライド能力のある前記鋼片（３４）を制
    限する相互に結合手段（４４，４５）を有すること特徴
    とする肘掛け椅子。
11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の肘掛け椅子におい
    て、前記プレート（３５）と前記シートバック（６）の
    前記直面するスライド表面は、前記鋼片（３４）の上に
    それ自身をサポートする縦方向のリブ（４３）からなる
    ことを特徴とする肘掛け椅子。
12. 【請求項１２】 請求項１０に記載の肘掛け椅子におい
    て、前記プレート（３５）と前記鋼片（３４）の間の前
    記スライド能力を制限する手段は、前記鋼片（３４）に
    存在する窓（４４）とプレート（３５）から拡がり、前
    記窓に入り込む出会いの突出部（４５）から構成され、
    前記突出部（４５）は前記窓（４４）の長さより僅かな
    短かさを有し、前記窓と前記突出部の間の長さの差は、
    前記プレート（３５）に関して前記鋼片（３４）のスラ
    イド能力によって境界を定めることを特徴とする肘掛け
    椅子。
13. 【請求項１３】 請求項８に記載の肘掛け椅子におい
    て、前記クッション部材（４ａ）は、前記フレーム
    （４）の前記移動エリア（７）に整合し、断面的にレン
    ズ形状の中間部（３８）を含むことを特徴とする肘掛け
    椅子。