JPH0728864Y2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JPH0728864Y2
JPH0728864Y2 JP7665090U JP7665090U JPH0728864Y2 JP H0728864 Y2 JPH0728864 Y2 JP H0728864Y2 JP 7665090 U JP7665090 U JP 7665090U JP 7665090 U JP7665090 U JP 7665090U JP H0728864 Y2 JPH0728864 Y2 JP H0728864Y2
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shaft
spool
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fitted
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信之 山口
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ダイワ精工株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ローターとスプールの間にトラバースカム
軸を配置してスプールを前後に往復動させる魚釣用スピ
ニングリールの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来ローターの回転に連動回転するトラバースカム軸
を、リール本体に固定されたリールシャフトに一体的に
固着されてスプールとローターの間のローターに配置さ
れたケース内に回転可能に支持し、先端部にスプールを
取り付けた中空パイプ状のオシレーティングスライダー
をリールシャフトに嵌合した魚釣用スピニングリールが
実開昭61−204478号公報で知られている。
〔考案が解決すべき問題点〕
前記提案のリールではコンパクトに構成出来ても、中空
パイプ状のオシレーティングスライダーの先端部にスプ
ールを取り付け、リールシャフトはリール本体に固着し
ているから、ドラグ装置をリール本体の後部に設けて、
コンパクトボディの特徴を生かした操作性の良いドラグ
操作が行えるリヤドラグ方式リールとすることが出来な
い欠点がある。
本考案の目的は前記欠点に鑑み、ローターとスプールの
間のローター内にトラバースカム軸を設けてスプールを
前後往復動する魚釣用スピニングリールのスプールにリ
ール本体後方に設けたドラグ装置で制動が掛けられて、
コンパクトボディでドラグの操作性の良い魚釣用スピニ
ングリールを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決するための構成として、駆動
歯車の回転によって回転するローターとスプールとの間
に該ローターに連動回転するトラバースカム軸を設け、
該トラバースカム軸に係合する係合子を内蔵したオシレ
ーティングスライダーによってスプールを前後往復動す
るようにした魚釣用スピニングリールにおいて、駆動歯
車に噛合するピニオン内に制動軸を回転可能に嵌合し、
該制動軸の後部をリール本体後方に設けたドラグ装置に
連結し、前記制動軸の他方を先端部にスプルを取り付け
た筒軸内に回り止め嵌合し、該筒軸を制動軸に対して軸
方向移動可能とすると共に前記リール本体に対して回動
可能とし、前記オシレーティングスライダーを前記筒軸
外周に嵌合して筒軸に形成した連動部とオシレーティン
グスライダーに形成した係止部とで筒軸とオシレーティ
ングスライダーを相対的に回転可能で、かつ軸方向に一
体的に移動するようにしたことを要旨とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、第1
図から第7図は第1実施例でリヤドラグリール方式の魚
釣用スピニングリールが示されている。
第1図で魚釣用スピニングリールはリール本体1に回転
自在に支承された回転軸筒2が前部から突出されて回転
軸筒2の先端部にローター3がナット10で固定され、回
転軸筒2の基端に一体的に形成されたピニオン2aに駆動
歯車4が噛合されている。
回転軸筒2の中心孔には制動軸5が回動可能に嵌合さ
れ、制動軸5の後部と前部の外周には夫々小判形カット
で回り止め部5a、5bが形成されている。
後部の回り止め部5aより前側の制動軸5外周にはEリン
グ11が嵌められてEリング11はリール本体1の溝1aに挿
入され、回り止め部5aはリール本体1の後部に回動自在
に嵌合された中空筒12に回り止め挿入されている。
リール本体1の後部外側には円筒部1bが突出形成されて
外周に雄螺子が形成されてドラグ調整ツマミ6が螺合さ
れている。
円筒部1b内の中空筒12外周にはドラグ制動部材の複数の
制動板13、14が摩擦板15と交互に嵌合配置され、制動板
13は中空筒12に回り止めされ、制動板14は円筒部1bの内
周に回り止めされている。
ドラグ調整ツマミ6の内側底部の中心部に係止爪16が固
定されて係止爪16の先端の半球部は円筒部1b内の凹凸条
1cに係合されている。
ドラグ調整ツマミ6の内側筒部6aの先端は制動板14に当
接されると共に、筒部6aの先端凹部に嵌められた発条17
が制動板14に当接されてドラグ調整ツマミ6の回動でド
ラグ制動力が設定されるドラグ装置Aが構成されてい
る。
駆動歯車4の軸筒4aはリール本体1に回転自在に支承さ
れ、軸筒4aの多角孔にはハンドル18の係合軸19が左右交
換自在に挿入係合されている。
ローター3内に突出された制動軸5の前部外周の回り止
め部5bには第1図から第3図のように歯車20が固定され
ると共に、筒軸7が前後に往復動自在に嵌合されてい
る。
ローター3は第1図、第3図、第4図のように、円筒部
3aと円筒部3aの後側から前方に突出された一方の支持腕
3bと他方の支持腕3cと円筒部3a内の半円筒部3dと、この
半円筒部3dと組み合わされて筐体Bを構成する別体の半
円筒部3eとで構成されてリール本体1に設けられたハン
ドル18の回転で回転される。
半円筒部3eは3本のビス21でローター3内に固定されて
いる。
制動軸5に嵌められた筒軸7の後部は筐体B内に位置さ
れ、先端部7aにはスプール8が取り付けられて前後に往
復動自在にローター3の一対の支持腕3b、3c間に配置さ
れている。
筐体Bの半円筒部3dと半円筒部3eには夫々大径の半円3
f、3gとやや小径の半円3h、3iが形成され、大径の半円3
f、3gに筒軸7が嵌合され、やや小径の半円3h、3iにト
ラバースカム軸22の一端が嵌合されている。
トラバースカム軸22の他端は、半円筒部3d内に形成され
た突壁3jの半円と半円筒部3e内の図示しない突壁の半円
に嵌合され、トラバースカム軸22の後端に歯車23が固定
されて前記歯車20に噛合されている。
筐体B内の筒軸7とトラバースカム軸22の外周に第5
図、第6図のオシレーティングスライダー24が嵌合され
ている。
筒軸7の後部には鍔部からなる連動部7bと、前部に鍔部
7cが形成されて後部の連動部7bにはオシレーティングス
ライダー24が係止され、前部の鍔部7cはスプール8のス
リ割8aが係合されている。
オシレーティングスライダー24は上下で2つ割に形成さ
れてビス25で一体に固定され、トラバースカム軸22側に
はトラバースカム軸22と係合される係合子26が内蔵され
てビス27で抜け止めされている。
更にオシレーティングスライダー24には筒軸7が嵌まる
透孔24aと連動部7bが嵌まる内周溝からなる係止部24b
と、トラバースカム軸22が嵌まる透孔24cが形成されて
いる。
筒軸7の先端部7aには第1図、第7図のように小径の周
方向の溝7dが形成されると共に、先端は傾斜面7eで円錐
形に形成されている。
スプール8の前部には凹部が形成されて発条28が周方向
に遊動可能に挿入されると共にワッシャー29が挿入さ
れ、凹部の雌ネジにキャップ30の雄ネジが螺合されてい
る。
発条28は第7図のように2本の平行の折曲部28a、28bが
形成されて筒軸7にスプール8が装着時、折曲部28a、2
9bは溝7dに嵌められている。
前記キャップ30の筒孔内には押ボタン9が前後に進退自
在に嵌合されている。
押ボタン9は第1図、第7図のように外周筒部9aがキャ
ップ30の筒孔内に嵌合され、押ボタン9の後部内には円
筒部9bが突出形成され、円筒部9bの上下に傾斜面9c、9d
で尖頭部9eが形成されている。
尖頭部9eの先端は前記発条28の2本の平行の折曲部の間
隔より狭く形成されている。
リール本体1の上側には第1図のように横向きに操作杆
31が支持され、図で右側の操作杆31後端には操作ツマミ
32が取り付けられ、操作杆31の左側先端部にカム部33が
固定されている。
カム部33はローター3に回動自在に軸支された逆転防止
爪34に係合可能に臨まされると共に逆転防止爪34はロー
ター3の背面に形成された爪車3kに臨まされている。
前記魚釣用スピニングリールの動作は、操作ツマミ33の
操作でドラグ調整ツマミ6でドラグ制動力が掛けられた
状態でハンドル18が回転されると、ローター3が回転さ
れ、制動軸5は制止状態にあるから、筐体B内の歯車20
に噛合された歯車23が歯車20の外周を遊星回転される。
この歯車23の回転でトラバースカム軸22が回転されてオ
シレーティングスライダー24が前後往復動される。
オシレーティングスライダー24が前後往復動されると、
連動部7bと係止部24bの係止で筒軸7が前後往復動され
てスプール8が前後往復動される。
前記状態でスプール8に捲回された図示しない釣糸に獲
物の引きで張力が発生すると、スプール8はドラグ装置
Aの制動力に対抗して回動され、この時スプー8の回動
で筒軸7と制動軸5が回動される。
前記のように魚釣用スピニングリールが構成されると、
ローター3とスプール8の間のローター内にトラバース
カム軸22を設けても、スプール8の回動にリール本体1
後方に設けたドラグ装置Aで制動が掛けられて、コンパ
クトボディでドラグの操作性の良い魚釣用スピニングリ
ールとすることが出来る。
第8図は第2実施例で、第9図、第10図は第2実施例に
組み込まれた筒軸7との係合形状の異なるオシレーティ
ングスライダー24である。
第2実施例では筐体Bがローター3とは別体に形成され
て制動軸5の外周に回り止め嵌合されている。
トラバースカム軸22の後端に固定された歯車23はロータ
ー3に一体又は別体に形成されて固定された歯車3mに噛
合されている。
オシレーティングスライダー24の両側の筒軸7には周溝
からなる係止部7f、7gが形成されている。
オシレーティングスライダー24は第8図から第10図のよ
うに、筒軸7が嵌まる透孔24aと、トラバースカム軸22
が嵌まる透孔24cと、オシレーティングスライダー24の
筒軸7に対しトラバースカム軸22とは反対側に鈎部24d
が形成されている。
筒軸7にはオシレーティングスライダー24が止められる
ために支持板35が用いられ、支持板35には筒軸7の周溝
からなる係止部7f、7gに嵌まる凹部を有する一対の連動
部35a、35bと鈎部24dに係合される弾性係合部35cが形成
されている。
第2実施例の動作は、操作ツマミ33の操作でドラグ調整
ツマミ6でドラグ制動力が掛けられた状態でハンドル18
が回転されると、ローター3が回転され、歯車3mに噛合
された歯車23が回転される。
この歯車23の回転でトラバースカム軸22が回転されてオ
シレーティングスライダー24が前後往復動される。
オシレーティングスライダー24が前後往復動されると、
係止部7f、7gと連動部35a、35bの係止で筒軸7が前後往
復動されてスプール8が前後往復動される。
前記状態でスプール8に捲回された図示しない釣糸に獲
物の引きで張力が発生すると、スプール8はドラグ装置
Aの制動力に対抗して回動され、この時スプー8の回動
で筒軸7と制動軸5が回動される。
前記説明では筐体Bを2つの半円筒部の組み合せで構成
したが、組み立てに支障のない他の形状に形成してもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように構成されたから、ローターとスプ
ールの間のローター内にトラバースカム軸からなるスプ
ールオシレーティング機構を設けることで可能になった
コンパクトボディの特徴を充分に活かした操作性の良い
スプール制動操作が行える等実用上優れた効果を奏する
魚釣用スピニングリールを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、 第1図から第7図は第1実施例で、 第1図は魚釣用スピニングリールの断面側面図、 第2図は要部側面図、 第3図は要部分解斜視図、 第4図はローターの正面図、 第5図はオシレーティングスライダーの側面図、 第6図はオシレーティングスライダーの斜視図、 第7図は筒軸の先端部にスプールが装着される機構の分
解斜視図、 第8図から第10図の第2実施例で、 第8図は魚釣用スピニングリールの断面側面図、 第9図は他の形状のオシレーティングスライダーの分解
斜視図、 第10図は他の形状のオシレーティングスライダーの側面
図である。 1……リール本体、2a……ピニオン、3……ローター
3、4……駆動歯車、5……制動軸、7……筒軸、7b、
35a、35b……連動部、7f、7g、24b……係止部、22……
トラバースカム軸、24……オシレーティングスライダ
ー、26……係合子、A……ドラグ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動歯車の回転によって回転するローター
    とスプールとの間に該ローターに連動回転するトラバー
    スカム軸を設け、該トラバースカム軸に係合する係合子
    を内蔵したオシレーティングスライダーによってスプー
    ルを前後往復動するようにした魚釣用スピニングリール
    において、駆動歯車に噛合するピニオン内に制動軸を回
    転可能に嵌合し、該制動軸の後部をリール本体後方に設
    けたドラグ装置に連結し、前記制動軸の他方を先端部に
    スプールを取り付けた筒軸内に回り止め嵌合し、該筒軸
    を制動軸に対して軸方向移動可能とすると共に前記リー
    ル本体に対して回動可能とし、前記オシレーティングス
    ライダーを前記筒軸外周に嵌合して筒軸に形成した連動
    部とオシレーティングスライダーに形成した係止部とで
    筒軸とオシレーティングスライダーを相対的に回転可能
    で、かつ軸方向に一体的に移動するようにしたことを特
    徴とする魚釣用スピニングリール。
JP7665090U 1990-07-19 1990-07-19 魚釣用スピニングリール Expired - Lifetime JPH0728864Y2 (ja)

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JP2515729Y2 (ja) * 1990-09-03 1996-10-30 リョービ株式会社 魚釣用スピニングリール

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JPH0435771U (ja) 1992-03-25

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