JPH07287947A - 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ - Google Patents
磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータInfo
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- JPH07287947A JPH07287947A JP6080186A JP8018694A JPH07287947A JP H07287947 A JPH07287947 A JP H07287947A JP 6080186 A JP6080186 A JP 6080186A JP 8018694 A JP8018694 A JP 8018694A JP H07287947 A JPH07287947 A JP H07287947A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は磁気ディスク装置のヘッドアクチュエ
ータに関し、機械的外力によるトラック擦れが生じる恐
れがなく且つ高速アクセスが可能なヘッドアクチュエー
タの提供を目的とする。 【構成】本体部１８及びアーム部２０からなるキャリッ
ジ１６と、本体部１８のアーム部２０とほぼ反対の側に
設けられた支持部材２４と、支持部材２４に固定される
コイル２６とから構成し、支持部材２４の比重を本体部
１８の比重よりも大きく設置している。
ータに関し、機械的外力によるトラック擦れが生じる恐
れがなく且つ高速アクセスが可能なヘッドアクチュエー
タの提供を目的とする。 【構成】本体部１８及びアーム部２０からなるキャリッ
ジ１６と、本体部１８のアーム部２０とほぼ反対の側に
設けられた支持部材２４と、支持部材２４に固定される
コイル２６とから構成し、支持部材２４の比重を本体部
１８の比重よりも大きく設置している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置のヘッ
ドアクチュエータに関する。コンピュータの外部記憶装
置として使用される磁気ディスク装置においては、定常
回転駆動される磁気ディスクに対する磁気ヘッドのトラ
ッキングを行うために、磁気ヘッドはヘッドアクチュエ
ータにより駆動され、これにより磁気ディスクの半径方
向における磁気ヘッドの位置決め制御がなされる。代表
的なヘッドアクチュエータの構造として、磁気ヘッドが
取り付けられたキャリッジを軸に対して回動させるよう
にしたロータリー型のものが知られており、その構造の
最適化が模索されている。
ドアクチュエータに関する。コンピュータの外部記憶装
置として使用される磁気ディスク装置においては、定常
回転駆動される磁気ディスクに対する磁気ヘッドのトラ
ッキングを行うために、磁気ヘッドはヘッドアクチュエ
ータにより駆動され、これにより磁気ディスクの半径方
向における磁気ヘッドの位置決め制御がなされる。代表
的なヘッドアクチュエータの構造として、磁気ヘッドが
取り付けられたキャリッジを軸に対して回動させるよう
にしたロータリー型のものが知られており、その構造の
最適化が模索されている。
【０００２】
【従来の技術】従来のロータリー型のヘッドアクチュエ
ータは、例えば、軸に対して回動可能に設けられその先
端に磁気ヘッドを有するキャリッジと、キャリッジに対
して固定され静止磁界から駆動力を受けるためのコイル
とからなる。
ータは、例えば、軸に対して回動可能に設けられその先
端に磁気ヘッドを有するキャリッジと、キャリッジに対
して固定され静止磁界から駆動力を受けるためのコイル
とからなる。
【０００３】コイルは、通常、軸に対して磁気ヘッドと
反対の側に位置し、コイルの軸に平行な巻線部分が永久
磁石によって与えられるラジアル方向の磁束と錯交する
ことによってヘッドアクチュエータの駆動力が発生す
る。永久磁石は、例えば、軸が固定されるハウジングに
設けられており、この永久磁石により生じる磁束の向き
と、コイルに流される電流の向きとによって駆動方向が
決定される。
反対の側に位置し、コイルの軸に平行な巻線部分が永久
磁石によって与えられるラジアル方向の磁束と錯交する
ことによってヘッドアクチュエータの駆動力が発生す
る。永久磁石は、例えば、軸が固定されるハウジングに
設けられており、この永久磁石により生じる磁束の向き
と、コイルに流される電流の向きとによって駆動方向が
決定される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
磁気ディスク装置においては、ヘッドアクチュエータの
軸と磁気ヘッドの間の距離が長い程ヨー角（磁気ヘッド
のトラックに対する角度）の変動が小さく、磁気ヘッド
が書き込み用のインダクティブヘッドと読み取り用の磁
気抵抗ヘッド（ＭＲヘッド）に分離されている場合にト
ラックへの追従性能の面で有利であることが知られてい
る（平成５年１２月７日付の本願出願人による特許出願
「磁気ディスク装置」）。
磁気ディスク装置においては、ヘッドアクチュエータの
軸と磁気ヘッドの間の距離が長い程ヨー角（磁気ヘッド
のトラックに対する角度）の変動が小さく、磁気ヘッド
が書き込み用のインダクティブヘッドと読み取り用の磁
気抵抗ヘッド（ＭＲヘッド）に分離されている場合にト
ラックへの追従性能の面で有利であることが知られてい
る（平成５年１２月７日付の本願出願人による特許出願
「磁気ディスク装置」）。
【０００５】キャリッジにおける磁気ヘッドが搭載され
る側の部分が長くなると、ヘッドアクチュエータのアキ
シャル方向の重量配分がアンバランスになり、機械的外
力によりトラックずれが生じ易くなるという問題があ
る。即ち、ヘッドアクチュエータの重心が軸に一致して
いないと、磁気ディスク装置に機械的外力が与えられた
ときに慣性力がヘッドアクチュエータを回転させる方向
に作用し、トラックずれが生じ易くなるのである。
る側の部分が長くなると、ヘッドアクチュエータのアキ
シャル方向の重量配分がアンバランスになり、機械的外
力によりトラックずれが生じ易くなるという問題があ
る。即ち、ヘッドアクチュエータの重心が軸に一致して
いないと、磁気ディスク装置に機械的外力が与えられた
ときに慣性力がヘッドアクチュエータを回転させる方向
に作用し、トラックずれが生じ易くなるのである。
【０００６】このトラックずれを防止するために、従来
は、コイルの先端にバランサ錘を設ける等によりヘッド
アクチュエータの重心が軸に一致するようにしていた。
しかしながら、このようなバランサ錘をコイル先端に取
り付けるとヘッドアクチュエータのイナーシャが極端に
増大し、高速アクセスが困難になるという問題が生じ
る。
は、コイルの先端にバランサ錘を設ける等によりヘッド
アクチュエータの重心が軸に一致するようにしていた。
しかしながら、このようなバランサ錘をコイル先端に取
り付けるとヘッドアクチュエータのイナーシャが極端に
増大し、高速アクセスが困難になるという問題が生じ
る。
【０００７】よって、本発明の目的は、機械的外力によ
るトラックずれが生じる恐れがなく、且つ高速アクセス
が可能な磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータを提
供することにある。
るトラックずれが生じる恐れがなく、且つ高速アクセス
が可能な磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータを提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によると、軸に対
して回動可能に設けられた本体部と該本体部から上記軸
に実質的に垂直に延在して磁気ヘッドを保持するアーム
部とを有するキャリッジと、上記本体部の上記アーム部
とほぼ反対の側に設けられた支持部材と、該支持部材に
固定され、静止磁界から駆動力を受けるコイルとを備
え、上記支持部材の比重が上記本体部の比重よりも大き
い磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータが提供され
る。
して回動可能に設けられた本体部と該本体部から上記軸
に実質的に垂直に延在して磁気ヘッドを保持するアーム
部とを有するキャリッジと、上記本体部の上記アーム部
とほぼ反対の側に設けられた支持部材と、該支持部材に
固定され、静止磁界から駆動力を受けるコイルとを備
え、上記支持部材の比重が上記本体部の比重よりも大き
い磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータが提供され
る。
【０００９】
【作用】本発明によると、キャリッジの本体部のアーム
部とほぼ反対の側にコイルを支持するための支持部材を
設け、支持部材の比重が本体部の比重よりも大きく設定
しているので、ヘッドアクチュエータの重心を軸に一致
させるのが容易になる。また、比重の大きい支持部材が
軸の極近傍に位置することとなるので、ヘッドアクチュ
エータのイナーシャが不必要に大きくなることがなく、
高速アクセスが可能なヘッドアクチュエータを提供する
ことができる。
部とほぼ反対の側にコイルを支持するための支持部材を
設け、支持部材の比重が本体部の比重よりも大きく設定
しているので、ヘッドアクチュエータの重心を軸に一致
させるのが容易になる。また、比重の大きい支持部材が
軸の極近傍に位置することとなるので、ヘッドアクチュ
エータのイナーシャが不必要に大きくなることがなく、
高速アクセスが可能なヘッドアクチュエータを提供する
ことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に添って詳
細に説明する。図１は本発明が適用される磁気ディスク
装置の部分断面平面図である。この磁気ディスク装置
は、複数枚の磁気ディスク２と、磁気ディスク２に対し
て情報の記録・再生を行う複数個の磁気ヘッド４と、磁
気ヘッド４を支持しこれを磁気ディスク２上のトラック
間で移動させるロータリー型のヘッドアクチュエータ６
とをハウジング８及びカバー１０内に有している。
細に説明する。図１は本発明が適用される磁気ディスク
装置の部分断面平面図である。この磁気ディスク装置
は、複数枚の磁気ディスク２と、磁気ディスク２に対し
て情報の記録・再生を行う複数個の磁気ヘッド４と、磁
気ヘッド４を支持しこれを磁気ディスク２上のトラック
間で移動させるロータリー型のヘッドアクチュエータ６
とをハウジング８及びカバー１０内に有している。
【００１１】ヘッドアクチュエータ６は、軸１２にベア
リング１４を介して取り付けられたキャリッジ１６を含
み、このキャリッジ１６は、軸１２に対して回動可能に
設けられる本体部１８と、本体部１８から軸１２に実質
的に垂直に延在するアーム部２０とからなる。
リング１４を介して取り付けられたキャリッジ１６を含
み、このキャリッジ１６は、軸１２に対して回動可能に
設けられる本体部１８と、本体部１８から軸１２に実質
的に垂直に延在するアーム部２０とからなる。
【００１２】アーム部２０の先端にはスプリングアーム
２２を介して磁気ヘッド４が取り付けられ、スプリング
アーム２２の弾性復元力によって、磁気ディスク２の停
止時には磁気ヘッド４が磁気ディスク２に押しつけられ
るようになっている。また、磁気ディスク２の回転中に
は、磁気ヘッド４と磁気ディスク２の間の空気流によっ
て生じる浮上力とスプリングアーム２２の弾性力とが釣
り合う位置に磁気ヘッド４が浮上するようになってい
る。
２２を介して磁気ヘッド４が取り付けられ、スプリング
アーム２２の弾性復元力によって、磁気ディスク２の停
止時には磁気ヘッド４が磁気ディスク２に押しつけられ
るようになっている。また、磁気ディスク２の回転中に
は、磁気ヘッド４と磁気ディスク２の間の空気流によっ
て生じる浮上力とスプリングアーム２２の弾性力とが釣
り合う位置に磁気ヘッド４が浮上するようになってい
る。
【００１３】キャリッジの本体部１８のアーム部２０と
ほぼ反対の側には支持部材２４が設けられている。支持
部材２４の形態の種々のバリエーションについては後述
する。
ほぼ反対の側には支持部材２４が設けられている。支持
部材２４の形態の種々のバリエーションについては後述
する。
【００１４】支持部材２４の外周縁部にはコイル２６が
例えば接着により固定されている。コイル２６の外側及
び内側には、コイル２６に流す電流との相互作用によっ
てヘッドアクチュエータ６の駆動力を得るための磁界を
発生する永久磁石２８及び３０がそれぞれ設けられてい
る。符号３２は永久磁石２８及び３０を含む磁気回路を
形成するためのヨークである。
例えば接着により固定されている。コイル２６の外側及
び内側には、コイル２６に流す電流との相互作用によっ
てヘッドアクチュエータ６の駆動力を得るための磁界を
発生する永久磁石２８及び３０がそれぞれ設けられてい
る。符号３２は永久磁石２８及び３０を含む磁気回路を
形成するためのヨークである。
【００１５】この磁気回路によって永久磁石２８及び３
０間にはラジアル方向の磁束が発生し、この磁束にコイ
ル２６の軸１２に平行な捲線部分が錯交することでヘッ
ドアクチュエータ６の駆動力が発生する。
０間にはラジアル方向の磁束が発生し、この磁束にコイ
ル２６の軸１２に平行な捲線部分が錯交することでヘッ
ドアクチュエータ６の駆動力が発生する。
【００１６】図２は支持部材２４の第１実施例を示す磁
気ディスク装置の断面図である。この実施例では、支持
部材２４は概略Ｃ字断面を有する一体成形物であり、支
持部材２４は例えば螺子によりキャリッジの本体部１８
に固定される。
気ディスク装置の断面図である。この実施例では、支持
部材２４は概略Ｃ字断面を有する一体成形物であり、支
持部材２４は例えば螺子によりキャリッジの本体部１８
に固定される。
【００１７】キャリッジ１６において、本体部１８及び
アーム部２０は例えば一体成形され、その材質として
は、ヘッドアクチュエータ６のイナーシャを小さくする
ために、比重の小さいものが選択される。キャリッジ１
６の材質は例えばアルミニウム（比重：約２．７）、マ
グネシウム合金（比重：約１．７）である。
アーム部２０は例えば一体成形され、その材質として
は、ヘッドアクチュエータ６のイナーシャを小さくする
ために、比重の小さいものが選択される。キャリッジ１
６の材質は例えばアルミニウム（比重：約２．７）、マ
グネシウム合金（比重：約１．７）である。
【００１８】支持部材２４のラジアル方向の長さ（図２
の水平方向の長さ）は、装置の小型化及びヘッドアクチ
ュエータのイナーシャの低減のために、アーム部２０の
同方向の長さよりも十分に短く設定される。そのため
に、本発明では、支持部材２４の材質として、キャリッ
ジ１６の材質の比重よりも大きい比重のものが用いられ
る。
の水平方向の長さ）は、装置の小型化及びヘッドアクチ
ュエータのイナーシャの低減のために、アーム部２０の
同方向の長さよりも十分に短く設定される。そのため
に、本発明では、支持部材２４の材質として、キャリッ
ジ１６の材質の比重よりも大きい比重のものが用いられ
る。
【００１９】望ましくは、支持部材２４の重量及び形状
は、ヘッドアクチュエータ６のラジアル方向の重量配分
が軸１２においてバランスされるように設定される。こ
うすると、この磁気ディスク装置に機械的な外力が与え
られたときに、その力がヘッドアクチュエータ６を回転
させるように作用することがなく、磁気ヘッド４の磁気
ディスク２に対するトラッキング性能が向上する。
は、ヘッドアクチュエータ６のラジアル方向の重量配分
が軸１２においてバランスされるように設定される。こ
うすると、この磁気ディスク装置に機械的な外力が与え
られたときに、その力がヘッドアクチュエータ６を回転
させるように作用することがなく、磁気ヘッド４の磁気
ディスク２に対するトラッキング性能が向上する。
【００２０】この実施例では、比較的重量の大きい支持
部材２４が軸１２の近傍にあり、比較的重量の小さいコ
イル２６が支持部材２４よりも外側にあるので、ヘッド
アクチュエータ６の重心を軸１２に一致させるためにヘ
ッドアクチュエータ６のイナーシャが不必要に大きくな
ることがない。その結果、ヘッドアクチュエータの高速
アクセスが可能になる。
部材２４が軸１２の近傍にあり、比較的重量の小さいコ
イル２６が支持部材２４よりも外側にあるので、ヘッド
アクチュエータ６の重心を軸１２に一致させるためにヘ
ッドアクチュエータ６のイナーシャが不必要に大きくな
ることがない。その結果、ヘッドアクチュエータの高速
アクセスが可能になる。
【００２１】キャリッジ１６の材質が前述したようなア
ルミニウム或いはマグネシウム合金である場合、支持部
材２４の材質としては、例えば、チタン（比重：約４．
５）、ステンレス（比重：約８．０）、黄銅（比重：約
８．５）、タングステン合金（比重：約１８）を採用す
ることができる。これらの材料は、ヘッドアクチュエー
タの組み立て直後の重量のアンバランスの程度に応じて
適宜選択することができる。
ルミニウム或いはマグネシウム合金である場合、支持部
材２４の材質としては、例えば、チタン（比重：約４．
５）、ステンレス（比重：約８．０）、黄銅（比重：約
８．５）、タングステン合金（比重：約１８）を採用す
ることができる。これらの材料は、ヘッドアクチュエー
タの組み立て直後の重量のアンバランスの程度に応じて
適宜選択することができる。
【００２２】図３は支持部材の第２実施例を示す磁気デ
ィスク装置の断面図である。この実施例は、支持部材２
４が一体である図２の第１実施例と対比して、支持部材
２４を、コイル２６の下端部を支持する第１部分２４１
とコイル２６の上端部を支持する第２部分２４２とに分
離している点で特徴づけられる。
ィスク装置の断面図である。この実施例は、支持部材２
４が一体である図２の第１実施例と対比して、支持部材
２４を、コイル２６の下端部を支持する第１部分２４１
とコイル２６の上端部を支持する第２部分２４２とに分
離している点で特徴づけられる。
【００２３】支持部材２４の材質は前実施例と同じもの
が用いられる。即ち、支持部材２４の比重はキャリッジ
１６の比重よりも大きい。上述の比重の条件を満足する
限りにおいて、第１部分２４１の材質と第２部分２４２
の材質は異なっていても良い。第１部分２４１及び第２
４２の材質を異ならせるニーズは、例えば、ヘッドアク
チュエータ６のアキシャル方向（図３の上下方向）の重
量配分がアンバランスである場合に生じる。この場合、
第１部分２４１及び第２部分２４２の重量及び形状は、
望ましくは、ヘッドアクチュエータ６のアキシャル方向
の重量配分が軸１２の概略中央部においてバランスされ
るように設定される。
が用いられる。即ち、支持部材２４の比重はキャリッジ
１６の比重よりも大きい。上述の比重の条件を満足する
限りにおいて、第１部分２４１の材質と第２部分２４２
の材質は異なっていても良い。第１部分２４１及び第２
４２の材質を異ならせるニーズは、例えば、ヘッドアク
チュエータ６のアキシャル方向（図３の上下方向）の重
量配分がアンバランスである場合に生じる。この場合、
第１部分２４１及び第２部分２４２の重量及び形状は、
望ましくは、ヘッドアクチュエータ６のアキシャル方向
の重量配分が軸１２の概略中央部においてバランスされ
るように設定される。
【００２４】図４は支持部材の第３実施例を示す磁気デ
ィスク装置の断面図である。この実施例では、図３の第
２実施例における支持部材の第１部分２４１に相当する
２種の材質からなる支持部材２４３及び２４４と第２部
分２４２に相当する同じく２種の材質からなる支持部材
２４５及び２４６とを用いている。
ィスク装置の断面図である。この実施例では、図３の第
２実施例における支持部材の第１部分２４１に相当する
２種の材質からなる支持部材２４３及び２４４と第２部
分２４２に相当する同じく２種の材質からなる支持部材
２４５及び２４６とを用いている。
【００２５】この構成によると、各部分の比重を適宜設
定することにより、ヘッドアクチュエータ６のアキシャ
ル方向のバランスをより正確に取ることができる。以上
の実施例で説明したように磁気ディスク２が複数枚用い
られている場合には、キャリッジのアーム部２０を磁気
ディスク２の数に応じて複数設ける必要があるので、ア
ーム部２０の総重量が大きくなり易い。このため、この
ような複数の磁気ディスク２を有する磁気ディスク装置
に本発明を適用して、比重の大きな材質からなる支持部
材を軸１２の近傍に設けることは、ヘッドアクチュエー
タ６の重心を軸１２に一致させる上で極めて有用であ
る。
定することにより、ヘッドアクチュエータ６のアキシャ
ル方向のバランスをより正確に取ることができる。以上
の実施例で説明したように磁気ディスク２が複数枚用い
られている場合には、キャリッジのアーム部２０を磁気
ディスク２の数に応じて複数設ける必要があるので、ア
ーム部２０の総重量が大きくなり易い。このため、この
ような複数の磁気ディスク２を有する磁気ディスク装置
に本発明を適用して、比重の大きな材質からなる支持部
材を軸１２の近傍に設けることは、ヘッドアクチュエー
タ６の重心を軸１２に一致させる上で極めて有用であ
る。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
機械的外力によるトラックずれが生じる恐れがなく、且
つ高速アクセスが可能な磁気ディスクのヘッドアクチュ
エータの提供が可能になるという効果が生じる。
機械的外力によるトラックずれが生じる恐れがなく、且
つ高速アクセスが可能な磁気ディスクのヘッドアクチュ
エータの提供が可能になるという効果が生じる。
【図１】本発明を適用可能な磁気ディスク装置の部分断
面平面図である。
面平面図である。
【図２】支持部材の第１実施例を示す磁気ディスク装置
の断面図である。
の断面図である。
【図３】支持部材の第２実施例を示す磁気ディスク装置
の断面図である。
の断面図である。
【図４】支持部材の第３実施例を示す磁気ディスク装置
の断面図である。
の断面図である。
２ 磁気ディスク ４ 磁気ヘッド ６ ヘッドアクチュエータ １６ キャリッジ １８ 本体部 ２０ アーム部 ２２ スプリングアーム ２４ 支持部材 ２６ コイル １２ 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須賀川 智夫 山形県東根市大字東根元東根字大森5400番 ２（番地なし） 株式会社山形富士通 (72)発明者 山崎 修 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (6)
- 【請求項１】 軸（12）に対して回動可能に設けられた
本体部（18）と該本体部（18）から上記軸（12）に実質
的に垂直に延在して磁気ヘッド（４）を保持するアーム
部（20）とを有するキャリッジ（16）と、 上記本体部（18）の上記アーム部（20）とほぼ反対の側
に設けられた支持部材（24）と、 該支持部材（24）に固定され、静止磁界から駆動力を受
けるコイル（26）とを備え、 上記支持部材（24）の比重が上記本体部（18）の比重よ
りも大きい磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項２】 上記支持部材（24）の重量及び形状は上
記ヘッドアクチュエータのラジアル方向の重量配分が上
記軸（12）においてバランスがとれるように設定される
請求項１に記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項３】 上記支持部材（24）はアキシャル方向に
対して複数の部分からなり、 該各部分の重量及び形状は上記ヘッドアクチュエータの
アキシャル方向の重量配分が上記軸（12）の中央部にお
いてバランスがとれるように設定される請求項１に記載
のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項４】 上記アーム部（20）が上記本体部（18）
と一体である請求項１に記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項５】 上記キャリッジ（16）はアルミニウム合
金及びマグネシウム合金から選択される材料からなり、 上記支持部材（24）はチタン、ステンレス、黄銅及びタ
ングステン合金から選択される材料からなる請求項４に
記載のヘッドアクチュエータ。 - 【請求項６】 複数の磁気ディスク（２）に適合するた
めに上記アーム部（20）及び上記磁気ヘッド（４）がそ
れぞれ複数ある請求項１に記載のヘッドアクチュエー
タ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080186A JPH07287947A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ |
| US08/394,230 US5602701A (en) | 1994-04-19 | 1995-02-24 | Head actuator for magnetic disk drive unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080186A JPH07287947A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07287947A true JPH07287947A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13711346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080186A Pending JPH07287947A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5602701A (ja) |
| JP (1) | JPH07287947A (ja) |
Families Citing this family (4)
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|---|---|---|---|---|
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| US6005747A (en) * | 1996-07-26 | 1999-12-21 | Gilovich; Paul A. | High capacity disk drive with two stator windings |
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Family Cites Families (9)
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| US5367419A (en) * | 1991-10-02 | 1994-11-22 | Alps Electric Co., Ltd. | Floating magnetic head slider with flexure wings located within slider L-shaped members and upper surface of slider |
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-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080186A patent/JPH07287947A/ja active Pending
-
1995
- 1995-02-24 US US08/394,230 patent/US5602701A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5602701A (en) | 1997-02-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020305 |