JPH07286504A - タービンケーシングと軸受台の結合装置 - Google Patents
タービンケーシングと軸受台の結合装置Info
- Publication number
- JPH07286504A JPH07286504A JP10484594A JP10484594A JPH07286504A JP H07286504 A JPH07286504 A JP H07286504A JP 10484594 A JP10484594 A JP 10484594A JP 10484594 A JP10484594 A JP 10484594A JP H07286504 A JPH07286504 A JP H07286504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine casing
- turbine
- coupling device
- bearing stand
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】タービンケーシングと軸受台との温度差による
タービンケーシングの熱膨張を吸収できるタービンケー
シングと軸受台の結合装置を提供する。 【構成】タービンケーシングを構成する下半車室3の水
平フランジ端部4に刻まれた嵌合用溝6と、軸受台5の
端部に上向きに突出し嵌合用溝6に嵌め合わされる突起
7と、嵌合用溝6と突起7との間に挿入される調整キー
9とから結合装置を構成したので、高温のタービンケー
シングの熱膨張を吸収し、タービンを正確で容易に組立
できる。
タービンケーシングの熱膨張を吸収できるタービンケー
シングと軸受台の結合装置を提供する。 【構成】タービンケーシングを構成する下半車室3の水
平フランジ端部4に刻まれた嵌合用溝6と、軸受台5の
端部に上向きに突出し嵌合用溝6に嵌め合わされる突起
7と、嵌合用溝6と突起7との間に挿入される調整キー
9とから結合装置を構成したので、高温のタービンケー
シングの熱膨張を吸収し、タービンを正確で容易に組立
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸気タービンのター
ビンケーシングと軸受台との結合装置に関する。
ビンケーシングと軸受台との結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は蒸気タービンの概略図である。2
つ割り蒸気タービンのタービンケーシング1は上半車室
2と下半車室3とから構成されている。タービンケーシ
ング1にはロータが収容されている。上半車室2には蒸
気加減弁11から蒸気が供給される。上半車室2のフラ
ンジと下半車室3のフランジとはボルトで結合されてい
る。軸受台5には上下車室を結合させたタービンケーシ
ング1がライナー14でレベル調整されて設置される。
その際、軸受台5の両側に設けられた嵌合用溝6に下半
車室3の水平フランジ端部4の突起を嵌め合わせ、両者
の間に調整キー9を挿入し、タービンケーシング1と軸
受台5とを結合させている。軸受台5には軸受台カバー
10が被せられている。タービンケーシング1には排気
ケーシング15が取り付けられ、タービンの低圧側を被
っている。
つ割り蒸気タービンのタービンケーシング1は上半車室
2と下半車室3とから構成されている。タービンケーシ
ング1にはロータが収容されている。上半車室2には蒸
気加減弁11から蒸気が供給される。上半車室2のフラ
ンジと下半車室3のフランジとはボルトで結合されてい
る。軸受台5には上下車室を結合させたタービンケーシ
ング1がライナー14でレベル調整されて設置される。
その際、軸受台5の両側に設けられた嵌合用溝6に下半
車室3の水平フランジ端部4の突起を嵌め合わせ、両者
の間に調整キー9を挿入し、タービンケーシング1と軸
受台5とを結合させている。軸受台5には軸受台カバー
10が被せられている。タービンケーシング1には排気
ケーシング15が取り付けられ、タービンの低圧側を被
っている。
【0003】図4は従来のタービンケーシングと軸受台
との結合装置を示す縦断面図である。図4において、タ
ービンケーシング1を構成する下半車室3の水平フラン
ジ端部4に突起7を有し、軸受台5の嵌合用溝6に突起
7が嵌め合わされ嵌合用溝6と突起7との間に調整キー
9が挿入されて下半車室3と軸受台5とは軸方向位置を
設定される。軸受台5と上半車室2のフランジとの間に
はライナー14が挿入される。
との結合装置を示す縦断面図である。図4において、タ
ービンケーシング1を構成する下半車室3の水平フラン
ジ端部4に突起7を有し、軸受台5の嵌合用溝6に突起
7が嵌め合わされ嵌合用溝6と突起7との間に調整キー
9が挿入されて下半車室3と軸受台5とは軸方向位置を
設定される。軸受台5と上半車室2のフランジとの間に
はライナー14が挿入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タービンケーシング1
には高温の蒸気が供給されるので、タービン運転中は高
温となる。しかし軸受台5は潤滑油で冷却されるため軸
受台5の温度は油温度に支配され、タービンケーシング
1より低温となる。このためタービンケーシング1と軸
受台5との間に温度差を生じ、両者の結合部には温度差
によるタービンケーシングの熱伸びを吸収するために充
分な隙間を設け組立の際慎重な隙間管理をする必要があ
る。従来は図4に示すごとくタービンケーシングの水平
フランジ端部4に突起7を設けていたが、突起7の材料
が高価な鋳鋼なので、水平フランジの端部4に突起を設
けることは得策でない。
には高温の蒸気が供給されるので、タービン運転中は高
温となる。しかし軸受台5は潤滑油で冷却されるため軸
受台5の温度は油温度に支配され、タービンケーシング
1より低温となる。このためタービンケーシング1と軸
受台5との間に温度差を生じ、両者の結合部には温度差
によるタービンケーシングの熱伸びを吸収するために充
分な隙間を設け組立の際慎重な隙間管理をする必要があ
る。従来は図4に示すごとくタービンケーシングの水平
フランジ端部4に突起7を設けていたが、突起7の材料
が高価な鋳鋼なので、水平フランジの端部4に突起を設
けることは得策でない。
【0005】この発明は、タービンケーシングと軸受台
との温度差によるタービンケーシングの熱膨張を吸収す
ることができるタービンケーシングと軸受台の結合装置
を提供することを目的とする。
との温度差によるタービンケーシングの熱膨張を吸収す
ることができるタービンケーシングと軸受台の結合装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】蒸気タービンの上半車室
及び下半車室からなるタービンケーシングと軸受台とを
結合する結合装置において、前記下半車室の水平フラン
ジ端部に刻まれた嵌合用溝と、前記軸受台の端部に上向
きに突出し前記嵌合用溝に嵌め合わされる突起と、前記
嵌合用溝と前記突起との間に挿入される調整用キーとか
らなることによって、上記目的を達成する。
及び下半車室からなるタービンケーシングと軸受台とを
結合する結合装置において、前記下半車室の水平フラン
ジ端部に刻まれた嵌合用溝と、前記軸受台の端部に上向
きに突出し前記嵌合用溝に嵌め合わされる突起と、前記
嵌合用溝と前記突起との間に挿入される調整用キーとか
らなることによって、上記目的を達成する。
【0007】
【作用】この発明においては、高温であるタービンケー
シングの下半車室の水平フランジ端部に嵌合用溝を設
け、軸受台の端部に上向きに突出する突起を嵌合用溝に
嵌め合わせ、両者の間に調整用キーを挿入して結合する
ので、ケーシングと軸受台との温度差による下半車室の
水平フランジの熱膨張を吸収することができる。
シングの下半車室の水平フランジ端部に嵌合用溝を設
け、軸受台の端部に上向きに突出する突起を嵌合用溝に
嵌め合わせ、両者の間に調整用キーを挿入して結合する
ので、ケーシングと軸受台との温度差による下半車室の
水平フランジの熱膨張を吸収することができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例によるタービンケー
シングと軸受台の結合装置の縦断面図である。図1にお
いて図4と同じ部位は同一符号を用いるものとする。タ
ービンケーシングの下半車室3の水平フランジ端部4に
刻まれた嵌合用溝6と、軸受台5の端部に突出し嵌合用
溝6に嵌め合わされる突起7を設ける。その際、嵌合用
溝6と突起7との間には組立に必要なだけの隙間があれ
ばよい。両者の間に調整キー9を挿入し軸受台5とター
ビンケーシングの下半車室3とを結合する。下半車室3
の水平フランジ端部4の先端は軸受台5に接触しないよ
うに隙間8を設けている。10は軸受台カバー、14は
ライナーである。図2は図1のII−II断面図である。図
2において、水平フランジ端部4と軸受台5との間に調
整キー9を挿入し、調整キー9に止め板12を当て、止
め板12をボルト13で締め付けて水平フランジ端部4
に固定している。この結合装置を用いれば、高温のター
ビンケーシング側に嵌合用溝6を設け、低温の軸受台5
に設けた突起7を嵌合用溝6に嵌め合わせれば、タービ
ン運転中は両者の隙間は拡がる方向に変位し、下半車室
の水平フランジ端部4の熱膨張を吸収できる。
シングと軸受台の結合装置の縦断面図である。図1にお
いて図4と同じ部位は同一符号を用いるものとする。タ
ービンケーシングの下半車室3の水平フランジ端部4に
刻まれた嵌合用溝6と、軸受台5の端部に突出し嵌合用
溝6に嵌め合わされる突起7を設ける。その際、嵌合用
溝6と突起7との間には組立に必要なだけの隙間があれ
ばよい。両者の間に調整キー9を挿入し軸受台5とター
ビンケーシングの下半車室3とを結合する。下半車室3
の水平フランジ端部4の先端は軸受台5に接触しないよ
うに隙間8を設けている。10は軸受台カバー、14は
ライナーである。図2は図1のII−II断面図である。図
2において、水平フランジ端部4と軸受台5との間に調
整キー9を挿入し、調整キー9に止め板12を当て、止
め板12をボルト13で締め付けて水平フランジ端部4
に固定している。この結合装置を用いれば、高温のター
ビンケーシング側に嵌合用溝6を設け、低温の軸受台5
に設けた突起7を嵌合用溝6に嵌め合わせれば、タービ
ン運転中は両者の隙間は拡がる方向に変位し、下半車室
の水平フランジ端部4の熱膨張を吸収できる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、高温のタービンケー
シング側に嵌合用溝を設け、低温の軸受台の突起を嵌合
用溝に嵌め合わせて結合するので、正確で容易な組立管
理ができる。従来の嵌合用溝と突起とのギャップ調整は
不要となり、組立の信頼性を向上させる。下半車室の水
平フランジ端部の突起を省略したので、経済的な結合装
置を得ることができる。
シング側に嵌合用溝を設け、低温の軸受台の突起を嵌合
用溝に嵌め合わせて結合するので、正確で容易な組立管
理ができる。従来の嵌合用溝と突起とのギャップ調整は
不要となり、組立の信頼性を向上させる。下半車室の水
平フランジ端部の突起を省略したので、経済的な結合装
置を得ることができる。
【図1】この発明の実施例によるタービンケーシングと
軸受台の結合装置の縦断面図である。
軸受台の結合装置の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】蒸気タービンの概略図である。
【図4】従来のタービンケーシングと軸受台の結合装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
1 タービンケーシング 2 上半車室 3 下半車室 4 水平フランジ端部 5 軸受台 6 嵌合用溝 7 突起 8 隙間 9 調整キー
Claims (1)
- 【請求項1】蒸気タービンの上半車室及び下半車室から
なるタービンケーシングと軸受台とを結合する結合装置
において、前記下半車室の水平フランジ端部に刻まれた
嵌合用溝と、前記軸受台の端部に上向きに突出し前記嵌
合用溝に嵌め合わされる突起と、前記嵌合用溝と前記突
起との間に挿入される調整用キーとからなることを特徴
とするタービンケーシングと軸受台の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10484594A JPH07286504A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | タービンケーシングと軸受台の結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10484594A JPH07286504A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | タービンケーシングと軸受台の結合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286504A true JPH07286504A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14391670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10484594A Pending JPH07286504A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | タービンケーシングと軸受台の結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07286504A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014043857A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | General Electric Co <Ge> | タービンロータ及びシェル支持体の熱膨張差を低減するための冷却回路 |
CN108612568A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-10-02 | 浙江辽汽汽轮机有限公司 | 一种汽轮机的试车装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP10484594A patent/JPH07286504A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014043857A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | General Electric Co <Ge> | タービンロータ及びシェル支持体の熱膨張差を低減するための冷却回路 |
CN108612568A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-10-02 | 浙江辽汽汽轮机有限公司 | 一种汽轮机的试车装置 |
CN108612568B (zh) * | 2018-04-25 | 2020-07-17 | 浙江辽汽汽轮机有限公司 | 一种汽轮机的试车装置 |
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