JPH072858A - 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法 - Google Patents
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロールの製造方法Info
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- JPH072858A JPH072858A JP5323014A JP32301493A JPH072858A JP H072858 A JPH072858 A JP H072858A JP 5323014 A JP5323014 A JP 5323014A JP 32301493 A JP32301493 A JP 32301493A JP H072858 A JPH072858 A JP H072858A
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- C07D209/56—Ring systems containing three or more rings
- C07D209/58—[b]- or [c]-condensed
- C07D209/62—Naphtho [c] pyrroles; Hydrogenated naphtho [c] pyrroles
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- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
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- C09B67/003—Crystal modifications; Special X-ray patterns of diketopyrrolopyrrole
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- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 4μm以下の直径および1.5μmまでの厚
さの平均粒子サイズを有する小板体から実質的に構成さ
れる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロール、および該小板体を製造する
方法を提供する。 【構成】 この方法は、(粗製の)1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を、約220℃以上に加熱された芳香族溶剤または芳香
族溶剤混合物から再結晶することを特徴とする。 【効果】 該小板体を顔料として使用した場合、優れた
色彩効果と耐熱性とを示す。
さの平均粒子サイズを有する小板体から実質的に構成さ
れる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロール、および該小板体を製造する
方法を提供する。 【構成】 この方法は、(粗製の)1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を、約220℃以上に加熱された芳香族溶剤または芳香
族溶剤混合物から再結晶することを特徴とする。 【効果】 該小板体を顔料として使用した場合、優れた
色彩効果と耐熱性とを示す。
Description
【0001】本発明は、新規な小板形状の1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールならびに該新規小板形状の1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの生成
方法に関する。本新規小板形状は、1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を高められた温度に加熱することによって製造され、そ
して粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ
−〔3,4−C〕−ピロールから製造することができ
る。本新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、顔料とし
て使用された時に、ユニークな色彩効果を示し、そして
優れた耐熱性を有する。
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールならびに該新規小板形状の1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの生成
方法に関する。本新規小板形状は、1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を高められた温度に加熱することによって製造され、そ
して粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ
−〔3,4−C〕−ピロールから製造することができ
る。本新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、顔料とし
て使用された時に、ユニークな色彩効果を示し、そして
優れた耐熱性を有する。
【0002】1,4−ジケト−ジアリールピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールを顔料として使用することは
当技術分野で公知であり、たとえば米国特許第4415
685号に開示されている。一般に、この化合物は品質
優秀な顔料であることが認められている。さらに、多く
の特許が1,4−ジケト−ジアリールピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールの品質を向上するための後処理、ある
いは所謂“コンディショニング”方法を述べている。
〔3,4−C〕−ピロールを顔料として使用することは
当技術分野で公知であり、たとえば米国特許第4415
685号に開示されている。一般に、この化合物は品質
優秀な顔料であることが認められている。さらに、多く
の特許が1,4−ジケト−ジアリールピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールの品質を向上するための後処理、ある
いは所謂“コンディショニング”方法を述べている。
【0003】米国特許第4579949号は、水中また
は有機溶剤中において1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを加熱することによっ
て、より一層不透明な顔料型を得ることを提案してい
る。また、米国特許第4720305号は、透明な顔料
型を製造するために、1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料と水または有機溶剤
との混合物を熱処理(好ましくは約80℃以上)し、そ
して次に湿式摩砕のごとき粉砕処理にかけることを教示
している。米国特許第4992101号は、塩基の存在
下において、50℃以下の温度で1,4−ジケト−ジア
リールピロロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料をアルコ
ール中において摩砕することによって、この顔料の不透
明性を高める方法を記載している。さらに、米国特許第
5194088号は、粗製顔料を最初に予備摩砕し、次
に、粒子成長抑制剤を加えてまたは加えないで、50℃
以下の温度においてこの予備摩砕された顔料を極性溶剤
と接触させて粗製顔料を顔料型に転化する方法を記載し
ている。
は有機溶剤中において1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを加熱することによっ
て、より一層不透明な顔料型を得ることを提案してい
る。また、米国特許第4720305号は、透明な顔料
型を製造するために、1,4−ジケト−ジアリールピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料と水または有機溶剤
との混合物を熱処理(好ましくは約80℃以上)し、そ
して次に湿式摩砕のごとき粉砕処理にかけることを教示
している。米国特許第4992101号は、塩基の存在
下において、50℃以下の温度で1,4−ジケト−ジア
リールピロロ−〔3,4−C〕−ピロール顔料をアルコ
ール中において摩砕することによって、この顔料の不透
明性を高める方法を記載している。さらに、米国特許第
5194088号は、粗製顔料を最初に予備摩砕し、次
に、粒子成長抑制剤を加えてまたは加えないで、50℃
以下の温度においてこの予備摩砕された顔料を極性溶剤
と接触させて粗製顔料を顔料型に転化する方法を記載し
ている。
【0004】上記の1,4−ジケト−ジアリールピロロ
−〔3,4−C〕−ピロールは、優れた顔料特性を有す
る高色度(high chroma)顔料であるが、しかし光沢効
果を与えない。この欠点を克服するために、米国特許第
5095122号は、小板形状を呈し、そして添加剤に
依存することなしに所望の真珠光沢を与える1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロール有機顔料を開示している。この1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、その小板体の少なくとも50重量%が、長さ5乃至
50μm、幅2乃至50μm、厚さ0.01乃至5μ
m、ただし長さ:厚さの比、および幅:厚さの比は少な
くとも3でなければならない、小板体からなっている。
この顔料の小板体は、その顔料がある程度まで溶解可能
である有機溶剤中において再結晶することによって形成
される。
−〔3,4−C〕−ピロールは、優れた顔料特性を有す
る高色度(high chroma)顔料であるが、しかし光沢効
果を与えない。この欠点を克服するために、米国特許第
5095122号は、小板形状を呈し、そして添加剤に
依存することなしに所望の真珠光沢を与える1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロール有機顔料を開示している。この1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、その小板体の少なくとも50重量%が、長さ5乃至
50μm、幅2乃至50μm、厚さ0.01乃至5μ
m、ただし長さ:厚さの比、および幅:厚さの比は少な
くとも3でなければならない、小板体からなっている。
この顔料の小板体は、その顔料がある程度まで溶解可能
である有機溶剤中において再結晶することによって形成
される。
【0005】本発明の小板体は、X線回折図によって明
らかに米国特許第5095122号のものとは区別され
る。すなわち、そのX線回折図は本発明の再結晶条件下
においては従来のものとは異なる顔料型が製造されるこ
とを明らかに示している。本発明の結晶製造法は、米国
特許第5095122号に記載されている方法と比較し
て、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールを該米国特許第509512
2号に記載の温度よりも高い温度に加熱することを要す
る点において相違する。本発明による1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
の新規な小板体は、高性能プラスチックに配合された場
合に向上された熱安定性を示し、かつまた自動車塗料の
ための攪拌混入型顔料として使用するために好ましい粒
子サイズを有している。
らかに米国特許第5095122号のものとは区別され
る。すなわち、そのX線回折図は本発明の再結晶条件下
においては従来のものとは異なる顔料型が製造されるこ
とを明らかに示している。本発明の結晶製造法は、米国
特許第5095122号に記載されている方法と比較し
て、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールを該米国特許第509512
2号に記載の温度よりも高い温度に加熱することを要す
る点において相違する。本発明による1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
の新規な小板体は、高性能プラスチックに配合された場
合に向上された熱安定性を示し、かつまた自動車塗料の
ための攪拌混入型顔料として使用するために好ましい粒
子サイズを有している。
【0006】本発明の対象は、2倍照角2θの6.5に
対応する1つの超高強度の線、19.5に対応する1つ
の高強度の線および13.0、14.8、26.2、2
6.4、27.2に対応する5つの比較的低強度の線を
示すX線回折図によって特性化される新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールである。この新規な小板形状の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールは、さらにまた、好ましくは示差走査熱量測
定(differential scanning calorimetry)によって
も、公知形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールから区別される。すな
わち、本新規小板体の場合には、300乃至315℃の
間に吸熱ピークが存在せず、そして400℃まで分解を
示さない。本発明による顔料は、好ましくは4μm以下
の直径および1.5μmまでの厚さの平均粒子サイズを
有する小板体から実質的に構成される。
対応する1つの超高強度の線、19.5に対応する1つ
の高強度の線および13.0、14.8、26.2、2
6.4、27.2に対応する5つの比較的低強度の線を
示すX線回折図によって特性化される新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールである。この新規な小板形状の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールは、さらにまた、好ましくは示差走査熱量測
定(differential scanning calorimetry)によって
も、公知形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールから区別される。すな
わち、本新規小板体の場合には、300乃至315℃の
間に吸熱ピークが存在せず、そして400℃まで分解を
示さない。本発明による顔料は、好ましくは4μm以下
の直径および1.5μmまでの厚さの平均粒子サイズを
有する小板体から実質的に構成される。
【0007】本発明による新規な小板形状の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールは、粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールから製造することが
でき、そして顔料として使用された時にユニークな色彩
効果と優れた耐熱性とを示す。この新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは、キャスティング成形品およびモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着色
のため、ならびにラッカーおよびエナメル塗料組成物、
特に自動車塗装用塗料の着色のために特に好適である。
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールは、粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールから製造することが
でき、そして顔料として使用された時にユニークな色彩
効果と優れた耐熱性とを示す。この新規な小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは、キャスティング成形品およびモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着色
のため、ならびにラッカーおよびエナメル塗料組成物、
特に自動車塗装用塗料の着色のために特に好適である。
【0008】本発明による新規な小板形状のフレーク顔
料型の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールは、1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール、好ま
しくは粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを、高められた温度、一
般的には約220℃以上、好ましくは約240℃以上、
約240乃至280℃の範囲の温度、最も好ましくは2
45℃乃至260℃の範囲の温度に加熱することによっ
て得ることができる。より特定的には、1,4−ジケト
−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロー
ルを上記の高められた温度に加熱された芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物から再結晶する。この高められた温
度は、本発明による新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を形成するために決定的に重要である。
料型の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールは、1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール、好ま
しくは粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロ
ロ−〔3,4−C〕−ピロールを、高められた温度、一
般的には約220℃以上、好ましくは約240℃以上、
約240乃至280℃の範囲の温度、最も好ましくは2
45℃乃至260℃の範囲の温度に加熱することによっ
て得ることができる。より特定的には、1,4−ジケト
−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロー
ルを上記の高められた温度に加熱された芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物から再結晶する。この高められた温
度は、本発明による新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
を形成するために決定的に重要である。
【0009】一般的には、1,4−ジケト−3,6−ジ
フェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを、沸点が
約220℃以上、好ましくは約240℃以上である芳香
族有機溶剤または芳香族溶剤混合物の中において再結晶
することによって高められた温度に加熱する。好ましく
は、約240乃至280℃の範囲、最も好ましくは約2
45乃至260℃の範囲に沸点を有する芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物がこの再結晶工程に使用される。こ
れより低い沸点を有する芳香族溶剤も、もしそれが、た
とえば加圧下において、本発明による新規な小板形状の
顔料型を生成するのに必要な温度まで加熱することがで
きるのであれば、本再結晶工程に使用することができ
る。
フェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを、沸点が
約220℃以上、好ましくは約240℃以上である芳香
族有機溶剤または芳香族溶剤混合物の中において再結晶
することによって高められた温度に加熱する。好ましく
は、約240乃至280℃の範囲、最も好ましくは約2
45乃至260℃の範囲に沸点を有する芳香族溶剤また
は芳香族溶剤混合物がこの再結晶工程に使用される。こ
れより低い沸点を有する芳香族溶剤も、もしそれが、た
とえば加圧下において、本発明による新規な小板形状の
顔料型を生成するのに必要な温度まで加熱することがで
きるのであれば、本再結晶工程に使用することができ
る。
【0010】再結晶のために適当な溶剤を選択するため
の基準は、当技術分野に通常の知識を有する者にとって
は公知である。本発明の方法に使用するのに適当な芳香
族溶剤は、たとえばビフェニル、パラ−またはメタ−ま
たはオルト−テルフェニル、ジベンジルトルエン、α−
メチル−またはβ−メチル−ナフタレンまたはこれらの
混合物などである。特に適当なものはジフェニルエーテ
ル、ならびにビフェニルとジフェニルエーテルとの混合
物である。
の基準は、当技術分野に通常の知識を有する者にとって
は公知である。本発明の方法に使用するのに適当な芳香
族溶剤は、たとえばビフェニル、パラ−またはメタ−ま
たはオルト−テルフェニル、ジベンジルトルエン、α−
メチル−またはβ−メチル−ナフタレンまたはこれらの
混合物などである。特に適当なものはジフェニルエーテ
ル、ならびにビフェニルとジフェニルエーテルとの混合
物である。
【0011】好ましい実施方法においては、1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物に懸濁し、
そして少なくとも15分間、好ましくは30分間乃至2
時間加熱する。この際、芳香族溶剤は、顔料1部当り約
3乃至20重量部、好ましくは約5乃至15重量部の量
で存在する。
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物に懸濁し、
そして少なくとも15分間、好ましくは30分間乃至2
時間加熱する。この際、芳香族溶剤は、顔料1部当り約
3乃至20重量部、好ましくは約5乃至15重量部の量
で存在する。
【0012】本小板体は、実質的に純粋な1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールからも、また粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールからも製造す
ることができる。粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは約3重量%
までの、場合によってはそれ以上の不純物を含有しう
る。通常、粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、約1重量%以下の
不純物を含有している。一般に、不純物はたとえば製造
中の副反応、反応器に残存した前の反応の残留物、ある
いは純粋でない出発物質など多数の起源に由来する。粗
製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,
4−C〕−ピロールは、2つのフェニル基のいずれか一
方または両方が置換されている1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを不純
物として含有する場合が多い。
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールからも、また粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールからも製造す
ることができる。粗製の1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールは約3重量%
までの、場合によってはそれ以上の不純物を含有しう
る。通常、粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロールは、約1重量%以下の
不純物を含有している。一般に、不純物はたとえば製造
中の副反応、反応器に残存した前の反応の残留物、ある
いは純粋でない出発物質など多数の起源に由来する。粗
製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,
4−C〕−ピロールは、2つのフェニル基のいずれか一
方または両方が置換されている1,4−ジケト−3,6
−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを不純
物として含有する場合が多い。
【0013】粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロール中の不純物が、本発
明の新規な小板形状の顔料型の形成を阻害しないことは
驚くべきことである。なぜならば、不純物は粒子サイズ
成長抑制剤として通常働くことが当技術分野において公
知であるからである。出発物質として粗製の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを使用しうるということが商業的に大きな意味を
もつことは、当技術分野に通常の知識を有する者にとっ
て明らかである。
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロール中の不純物が、本発
明の新規な小板形状の顔料型の形成を阻害しないことは
驚くべきことである。なぜならば、不純物は粒子サイズ
成長抑制剤として通常働くことが当技術分野において公
知であるからである。出発物質として粗製の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールを使用しうるということが商業的に大きな意味を
もつことは、当技術分野に通常の知識を有する者にとっ
て明らかである。
【0014】さらに、非常に大きい粒子サイズの有機顔
料がプラスチック材料に配合された場合には、破壊する
傾向があることは、当技術分野においては既知である。
押出し工程、モールディング工程あるいは紡糸工程の間
に加えられる剪断力により、着色部分が異なった色相お
よび色濃度を呈する。さらにまた、5μmより大きい粒
子サイズを有する顔料粒子は、自動車塗料に使用された
場合に、光沢の点に問題があることも既知である。
料がプラスチック材料に配合された場合には、破壊する
傾向があることは、当技術分野においては既知である。
押出し工程、モールディング工程あるいは紡糸工程の間
に加えられる剪断力により、着色部分が異なった色相お
よび色濃度を呈する。さらにまた、5μmより大きい粒
子サイズを有する顔料粒子は、自動車塗料に使用された
場合に、光沢の点に問題があることも既知である。
【0015】予期されなかったことであるが、本発明に
よる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの小板体は、直径が4μm以
下、そして厚さが1.5μmまでの平均粒子サイズを有
する。これはプラスチックおよび塗料に使用するのに好
ましい顔料粒子サイズである。
よる1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの小板体は、直径が4μm以
下、そして厚さが1.5μmまでの平均粒子サイズを有
する。これはプラスチックおよび塗料に使用するのに好
ましい顔料粒子サイズである。
【0016】本発明による小板形状の顔料のX線回折図
は、再結晶されていない1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールとほぼ同じ2
倍照角のところにバンドを示す。しかしながら、本発明
による小板体は、特に2倍照角12乃至16および8乃
至20において著しく強度の異なるバンドを示し、また
2倍照角25.5と27.0との間に新しい二重ピーク
を示す。
は、再結晶されていない1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールとほぼ同じ2
倍照角のところにバンドを示す。しかしながら、本発明
による小板体は、特に2倍照角12乃至16および8乃
至20において著しく強度の異なるバンドを示し、また
2倍照角25.5と27.0との間に新しい二重ピーク
を示す。
【0017】RIGAKU CEIGERFLEX〔商
標〕回折計、D/MaxII vBX型で測定した、低
強度バンドを含む、本発明の新規な小板体の完全X線回
折図は、面間隔および対応する2倍照角で以下のごとく
である: 面間隔(d−値、オングストローム) 強度 2倍照角(度、2θ) 13.55 非常に強 6.5 6.8 弱 13.0 6.0 弱 14.8 4.55 強 19.5 4.2 非常に弱 21.2 3.8 非常に弱 23.2 3.7 非常に弱 24.0 3.4 弱 26.2 3.35 弱 26.4 3.3 弱 27.2 3.15 非常に弱 28.4 3.0 非常に弱 29.5
標〕回折計、D/MaxII vBX型で測定した、低
強度バンドを含む、本発明の新規な小板体の完全X線回
折図は、面間隔および対応する2倍照角で以下のごとく
である: 面間隔(d−値、オングストローム) 強度 2倍照角(度、2θ) 13.55 非常に強 6.5 6.8 弱 13.0 6.0 弱 14.8 4.55 強 19.5 4.2 非常に弱 21.2 3.8 非常に弱 23.2 3.7 非常に弱 24.0 3.4 弱 26.2 3.35 弱 26.4 3.3 弱 27.2 3.15 非常に弱 28.4 3.0 非常に弱 29.5
【0018】粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの示差走査熱量測定
による熱分析は、300乃至315℃近辺に吸熱を示
す。この温度範囲においては重量損失は見られないか
ら、この吸熱はその顔料の結晶転移に関係している。粗
製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールおよび他の既知の小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールと対照して、本発明による小板体は2
90乃至315℃の範囲において吸熱、あるいは400
℃までにおいて分解を示さない。このことは、本発明に
よる高められた温度における処理によって、熱力学的に
より安定な顔料が生成されたことを示す。
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの示差走査熱量測定
による熱分析は、300乃至315℃近辺に吸熱を示
す。この温度範囲においては重量損失は見られないか
ら、この吸熱はその顔料の結晶転移に関係している。粗
製の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールおよび他の既知の小板形状の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールと対照して、本発明による小板体は2
90乃至315℃の範囲において吸熱、あるいは400
℃までにおいて分解を示さない。このことは、本発明に
よる高められた温度における処理によって、熱力学的に
より安定な顔料が生成されたことを示す。
【0019】添付図面の図1に、本発明による新規な小
板体のX線回折図を示す。また、図2には粗製の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールのX線回折図を示す。同様に図3および図4
は、それぞれ本発明の新規な小板体のDSC曲線および
粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線を示す。
板体のX線回折図を示す。また、図2には粗製の1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕
−ピロールのX線回折図を示す。同様に図3および図4
は、それぞれ本発明の新規な小板体のDSC曲線および
粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線を示す。
【0020】本発明による新規な小板体の生成が完了し
たら、所望の顔料形態にあるその顔料を濾過により単離
し、濾過プレスケーキを有機溶剤、好ましくはメタノー
ルまたはイソプロパノールで洗い、続いて水洗し、乾燥
する。より好ましくは溶剤湿潤プレスケーキを、水洗す
ることなく爆発防止乾燥装置に入れて直接乾燥する。
たら、所望の顔料形態にあるその顔料を濾過により単離
し、濾過プレスケーキを有機溶剤、好ましくはメタノー
ルまたはイソプロパノールで洗い、続いて水洗し、乾燥
する。より好ましくは溶剤湿潤プレスケーキを、水洗す
ることなく爆発防止乾燥装置に入れて直接乾燥する。
【0021】すでに前記したように、本発明による新規
な小板形状の顔料は、キャスティング成形品またはモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着
色、およびラッカーやエナメル塗料組成物、特に自動車
塗装用塗料の着色に好適である。本明細書においてモー
ルディング物品という語は、延伸応力(orienting stre
ss)によって得られる物品、たとえば繊維のモールディ
ング・リボンおよびキャスティング・リボン、さらには
ロールド・シートなどを包含する。これは、成形物品に
加工されうる、たとえば下記のごとき、熱可塑性プラス
チック、熱硬化性プラスチック、エラストマーを含む:
セルロースエーテル、セルロースエステルたとえばエチ
ルセルロース、線状または架橋されたポリウレタン、線
状、架橋された、または不飽和のポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリオレフィンたとえばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブチレンまたはポリ−4−メチルペ
ンテン−1、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアミ
ド、ポリシクロアミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトンたとえばポリフェニレンオキシド、さ
らにはポリp−キシリレン、ポリハロゲン化ビニルたと
えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリフ
ッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリア
クリロニトリル、アクリル系重合体、ポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ゴム、シリコーン重合体、フ
ェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ
樹脂、ジエンゴムたとえばスチレン−ブタジエンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム。これらは単一物質または混合物でありうる。
な小板形状の顔料は、キャスティング成形品またはモー
ルディング成形品に加工されうる高分子有機材料の着
色、およびラッカーやエナメル塗料組成物、特に自動車
塗装用塗料の着色に好適である。本明細書においてモー
ルディング物品という語は、延伸応力(orienting stre
ss)によって得られる物品、たとえば繊維のモールディ
ング・リボンおよびキャスティング・リボン、さらには
ロールド・シートなどを包含する。これは、成形物品に
加工されうる、たとえば下記のごとき、熱可塑性プラス
チック、熱硬化性プラスチック、エラストマーを含む:
セルロースエーテル、セルロースエステルたとえばエチ
ルセルロース、線状または架橋されたポリウレタン、線
状、架橋された、または不飽和のポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリオレフィンたとえばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブチレンまたはポリ−4−メチルペ
ンテン−1、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアミ
ド、ポリシクロアミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポ
リエーテルケトンたとえばポリフェニレンオキシド、さ
らにはポリp−キシリレン、ポリハロゲン化ビニルたと
えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまたはポリフ
ッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリア
クリロニトリル、アクリル系重合体、ポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ゴム、シリコーン重合体、フ
ェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ
樹脂、ジエンゴムたとえばスチレン−ブタジエンゴム、
アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム。これらは単一物質または混合物でありうる。
【0022】適当な塗料組成物の例は、熱硬化性塗料、
自然乾燥または物理乾燥塗料、あるいは架橋性化学反応
塗料などである。高温において反応性である常用のバイ
ンダーを含有している焼付け仕上塗料、たとえばアクリ
ル系アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ブロック・イソシアネート樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂、セルロースエステル樹脂およびこれらの混合
物が特に適当である。適当な自然乾燥または物理乾燥塗
料は、特に化粧品産業において、たとえばマニキュア用
ワニス製造に使用されている通常のラッカー、および、
たとえばニトロセルロースラッカーのごとき当技術分野
に通常の知識を有する者にとって既知の塗料である。本
発明による新規な小板形状の顔料型1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、自動車工業において通常使用されている塗料、特
に、アクリル系/メラミン樹脂系、アルキド/メラミン
樹脂系あるいは熱可塑性アクリル樹脂系に使用すること
ができる。また、水性塗料系にも使用することもでき
る。
自然乾燥または物理乾燥塗料、あるいは架橋性化学反応
塗料などである。高温において反応性である常用のバイ
ンダーを含有している焼付け仕上塗料、たとえばアクリ
ル系アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ブロック・イソシアネート樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂、セルロースエステル樹脂およびこれらの混合
物が特に適当である。適当な自然乾燥または物理乾燥塗
料は、特に化粧品産業において、たとえばマニキュア用
ワニス製造に使用されている通常のラッカー、および、
たとえばニトロセルロースラッカーのごとき当技術分野
に通常の知識を有する者にとって既知の塗料である。本
発明による新規な小板形状の顔料型1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
は、自動車工業において通常使用されている塗料、特
に、アクリル系/メラミン樹脂系、アルキド/メラミン
樹脂系あるいは熱可塑性アクリル樹脂系に使用すること
ができる。また、水性塗料系にも使用することもでき
る。
【0023】上記に例示した高分子有機材料は単独また
は混合して、可塑性材料、溶融物、紡糸原液、ラッカ
ー、ペイント、水性塗料あるいは印刷インクなどの形態
で存在することができる。最終用途によっては、本発明
による新規な小板形状の顔料型をトナーとして、または
調合された組成物の形で使用するのが有利である。本発
明による新規な小板形状の顔料型は、被着色高分子有機
材料を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、好
ましくは、0.1乃至10重量%の量で使用される。こ
の組成物も本発明の対象である。本発明による新規な小
板形状の顔料型を使用した高分子有機材料の着色は、た
とえば本発明の新規な小板形状の顔料型を、場合によっ
てはマスターバッチの形で、ロールミル、ミキサーまた
は摩砕器を使用して基質材料に混合することによって実
施される。次に、着色された材料を、それ自体公知の方
法、たとえばカレンダーがけ、プレス成形、押出し、ブ
ラッシング、キャスティング成形または射出成形によっ
て所望の最終形状に成形加工する。多くの場合、非剛性
成形品を製造するため、あるいは成形品の脆弱性を低減
するために、成形前にその高分子化合物に可塑剤を配合
するのが望ましい。適当な可塑性は、たとえばリン酸、
フタル酸またはセバシン酸のエステル類である。このよ
うな可塑剤は、本発明による新規な小板形状の顔料を配
合する前または後に、重合体に配合することができる。
は混合して、可塑性材料、溶融物、紡糸原液、ラッカ
ー、ペイント、水性塗料あるいは印刷インクなどの形態
で存在することができる。最終用途によっては、本発明
による新規な小板形状の顔料型をトナーとして、または
調合された組成物の形で使用するのが有利である。本発
明による新規な小板形状の顔料型は、被着色高分子有機
材料を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、好
ましくは、0.1乃至10重量%の量で使用される。こ
の組成物も本発明の対象である。本発明による新規な小
板形状の顔料型を使用した高分子有機材料の着色は、た
とえば本発明の新規な小板形状の顔料型を、場合によっ
てはマスターバッチの形で、ロールミル、ミキサーまた
は摩砕器を使用して基質材料に混合することによって実
施される。次に、着色された材料を、それ自体公知の方
法、たとえばカレンダーがけ、プレス成形、押出し、ブ
ラッシング、キャスティング成形または射出成形によっ
て所望の最終形状に成形加工する。多くの場合、非剛性
成形品を製造するため、あるいは成形品の脆弱性を低減
するために、成形前にその高分子化合物に可塑剤を配合
するのが望ましい。適当な可塑性は、たとえばリン酸、
フタル酸またはセバシン酸のエステル類である。このよ
うな可塑剤は、本発明による新規な小板形状の顔料を配
合する前または後に、重合体に配合することができる。
【0024】本発明による新規な小板形状の顔料型の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは優れた使用特性を有しているが、組
織改良剤を配合することによってその特性をさらに向上
させることができる。適当な組織改良剤は、たとえば次
のものである。少なくとも12個の炭素原子を有する脂
肪酸、たとえばステアリン酸またはベヘン酸;これらの
酸のアミド、エステルまたは塩、たとえばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ベヘン酸マグネシウム等;第四アンモニウム化
合物、たとえばトリ−(C1−C4−)−アルキルベンジ
ルアンモニウム塩;可塑剤、たとえばエポキシ化大豆
油;ワックス、たとえばポリエチレンワックス;樹脂
酸、たとえばアビエチン酸、ロジンセッケン、水素化ま
たは二量化ロジン;C12−C18−パラフィン−ジスルホ
ン酸;アルキルフェノール;アルコール、たとえばステ
アリルアルコール;ラウリルアミンまたはステアリルア
ミン;脂肪族1,2−ジオール、たとえばドデカン−
1,2−ジオールなど。好ましい組織改良剤は、ラウリ
ルアミン、ステアリルアミン、脂肪族1,2−ジオー
ル、ステアリン酸ならびにそれのアミド、塩またはエス
テル、エポキシ化大豆油、ワックス、樹脂酸ならびにそ
れの塩である。これら添加剤は、顔料を基準にして、
0.05乃至20重量%、好ましくは1乃至10重量%
の量で配合されうる。
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールは優れた使用特性を有しているが、組
織改良剤を配合することによってその特性をさらに向上
させることができる。適当な組織改良剤は、たとえば次
のものである。少なくとも12個の炭素原子を有する脂
肪酸、たとえばステアリン酸またはベヘン酸;これらの
酸のアミド、エステルまたは塩、たとえばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミ
ニウム、ベヘン酸マグネシウム等;第四アンモニウム化
合物、たとえばトリ−(C1−C4−)−アルキルベンジ
ルアンモニウム塩;可塑剤、たとえばエポキシ化大豆
油;ワックス、たとえばポリエチレンワックス;樹脂
酸、たとえばアビエチン酸、ロジンセッケン、水素化ま
たは二量化ロジン;C12−C18−パラフィン−ジスルホ
ン酸;アルキルフェノール;アルコール、たとえばステ
アリルアルコール;ラウリルアミンまたはステアリルア
ミン;脂肪族1,2−ジオール、たとえばドデカン−
1,2−ジオールなど。好ましい組織改良剤は、ラウリ
ルアミン、ステアリルアミン、脂肪族1,2−ジオー
ル、ステアリン酸ならびにそれのアミド、塩またはエス
テル、エポキシ化大豆油、ワックス、樹脂酸ならびにそ
れの塩である。これら添加剤は、顔料を基準にして、
0.05乃至20重量%、好ましくは1乃至10重量%
の量で配合されうる。
【0025】本発明による新規な小板形状の顔料型は明
確な赤色を呈し、さらに、特に、水性または溶剤型自動
車塗料系に攪拌型顔料として配合された場合に、繊細な
絹のように輝く光沢効果を発揮する。この色彩効果は、
その顔料が分散される重合体の種類、性能およびその顔
料が配合される条件により変化する。したがって、本発
明による新規な小板形状の顔料型は、プラスチックおよ
び特に自動車仕上げ塗料において、ユニークな光沢、濃
色な外観および色の移動効果を表現し、斬新微妙な魅力
的な赤味がかった色を創出するのに適している。
確な赤色を呈し、さらに、特に、水性または溶剤型自動
車塗料系に攪拌型顔料として配合された場合に、繊細な
絹のように輝く光沢効果を発揮する。この色彩効果は、
その顔料が分散される重合体の種類、性能およびその顔
料が配合される条件により変化する。したがって、本発
明による新規な小板形状の顔料型は、プラスチックおよ
び特に自動車仕上げ塗料において、ユニークな光沢、濃
色な外観および色の移動効果を表現し、斬新微妙な魅力
的な赤味がかった色を創出するのに適している。
【0026】さらに加えて、本発明による新規な小板形
状の顔料型を他の有機および/または無機顔料および/
またはポリマー溶解性染料との混合物として使用するこ
とによって、斬新有用な色を得ることができる。特に、
本発明による新規な小板形状の顔料型を真珠光沢顔料、
グラファイト顔料、金属顔料たとえばアルミニウムフレ
ークなどの他の“効果”顔料と組み合わせて使用した場
合には興味ある色が創出される。このような他の顔料ま
たは染料は、好ましくは0.001乃至30重量%の量
で使用される。ただし、本発明の顔料自体も、それだけ
でも効果仕上塗膜を形成するためのに適している。本発
明による新規な小板形状の顔料型は高い不透明性と反射
率とを示すので、自動車仕上塗料およびプラスチックに
新しい流行色を与えるために、既知の透明酸化チタン被
覆雲母顔料と混合して使用するのに理想的に適してい
る。
状の顔料型を他の有機および/または無機顔料および/
またはポリマー溶解性染料との混合物として使用するこ
とによって、斬新有用な色を得ることができる。特に、
本発明による新規な小板形状の顔料型を真珠光沢顔料、
グラファイト顔料、金属顔料たとえばアルミニウムフレ
ークなどの他の“効果”顔料と組み合わせて使用した場
合には興味ある色が創出される。このような他の顔料ま
たは染料は、好ましくは0.001乃至30重量%の量
で使用される。ただし、本発明の顔料自体も、それだけ
でも効果仕上塗膜を形成するためのに適している。本発
明による新規な小板形状の顔料型は高い不透明性と反射
率とを示すので、自動車仕上塗料およびプラスチックに
新しい流行色を与えるために、既知の透明酸化チタン被
覆雲母顔料と混合して使用するのに理想的に適してい
る。
【0027】有機顔料の例を以下に示す:アゾ顔料、ア
ゾメチン顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタ
ロシアニン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジオキ
サジン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ
顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソインドリ
ノン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノン顔
料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、アント
ラピリミジン顔料、キノフタロン顔料、ならびにアゾ、
アゾメチンおよびメチン顔料などの金属錯塩。良好な耐
熱性と高い透明性とを有している顔料が特に適してい
る。好ましい有機顔料は、フタロシアニン、アントラキ
ノン、ペリレン、ジケトピロロピロール、イミノイソイ
ンドリノン、キナクリドン、インダントロン、およびジ
スアゾ顔料などである。
ゾメチン顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタ
ロシアニン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジオキ
サジン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ
顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソインドリ
ノン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノン顔
料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、アント
ラピリミジン顔料、キノフタロン顔料、ならびにアゾ、
アゾメチンおよびメチン顔料などの金属錯塩。良好な耐
熱性と高い透明性とを有している顔料が特に適してい
る。好ましい有機顔料は、フタロシアニン、アントラキ
ノン、ペリレン、ジケトピロロピロール、イミノイソイ
ンドリノン、キナクリドン、インダントロン、およびジ
スアゾ顔料などである。
【0028】無機顔料の例を以下に示す:金属酸化物、
たとえば酸化鉄、アンチモニーイエロー、バナジン酸ビ
スマス、クロム酸鉛、黄鉛(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モ
リブデン酸鉛、ウルトラマリンブルー、コバルトブル
ー、マンガンブルー、クロムオキサイドグリーン、水和
クロムオキサイドグリーン、コバルトグリーン、および
金属硫化物、たとえば硫化カドミウム、硫化亜鉛、三硫
化アンチモニー、カドミウムレッド(スルホセレン化カ
ドミウム)。好ましい無機顔料は、クロム酸鉛、黄鉛
(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モリブデン酸鉛、酸化鉄など
である。
たとえば酸化鉄、アンチモニーイエロー、バナジン酸ビ
スマス、クロム酸鉛、黄鉛(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モ
リブデン酸鉛、ウルトラマリンブルー、コバルトブル
ー、マンガンブルー、クロムオキサイドグリーン、水和
クロムオキサイドグリーン、コバルトグリーン、および
金属硫化物、たとえば硫化カドミウム、硫化亜鉛、三硫
化アンチモニー、カドミウムレッド(スルホセレン化カ
ドミウム)。好ましい無機顔料は、クロム酸鉛、黄鉛
(クロム酸鉛−硫酸鉛)、モリブデン酸鉛、酸化鉄など
である。
【0029】適当なポリマー溶解性染料の例は、アント
ラキノンまたはフタロシアニン系染料、またはアゾ染料
の金属錯鉛、さらにはクマリン系、ナフタルイミド系、
ピラゾリン系、アクリジン系、キサンテン系、チオキサ
ンテン系、オキサジン系、チアジン系またはベンゾチア
ゾール系の蛍光増白染料である。真珠光沢顔料の例は、
以下の天然および合成真珠光沢顔料である:シルバー・
ホワイト真珠光沢顔料、たとえばいわゆる天然の“魚
鱗”顔料、あるいは合成真珠光沢顔料としての塩基性炭
酸鉛、塩化酸化ビスマス、キャリヤーに担持された塩化
酸化ビスマス、および、特に、酸化チタン被覆雲母顔
料、これらは他の着色金属酸化物、たとえば酸化鉄、酸
化コバルト、酸化マンガン、酸化クロムなどを含有して
いてもよい。
ラキノンまたはフタロシアニン系染料、またはアゾ染料
の金属錯鉛、さらにはクマリン系、ナフタルイミド系、
ピラゾリン系、アクリジン系、キサンテン系、チオキサ
ンテン系、オキサジン系、チアジン系またはベンゾチア
ゾール系の蛍光増白染料である。真珠光沢顔料の例は、
以下の天然および合成真珠光沢顔料である:シルバー・
ホワイト真珠光沢顔料、たとえばいわゆる天然の“魚
鱗”顔料、あるいは合成真珠光沢顔料としての塩基性炭
酸鉛、塩化酸化ビスマス、キャリヤーに担持された塩化
酸化ビスマス、および、特に、酸化チタン被覆雲母顔
料、これらは他の着色金属酸化物、たとえば酸化鉄、酸
化コバルト、酸化マンガン、酸化クロムなどを含有して
いてもよい。
【0030】他の効果顔料の例は、米国特許第4517
320号および米国特許第5063258号に記載され
ているような最適化された小板形状の顔料型のアルミニ
ウム、グラファイトおよび二硫化モリブデンである。本
発明による新規な小板形状の顔料型は耐熱性、耐光堅牢
性および耐候性に優れている。さらに、本発明の顔料
は、きわめて容易に有機マトリックスに配合することが
でき、高い色濃度、彩度(saturation)、不透明度を有
する均質な効果着色をもたらす。以下、実施例によって
本発明の実施態様をさらに説明する。実施例中の部は、
別途記載のない限り、すべて重量部である。
320号および米国特許第5063258号に記載され
ているような最適化された小板形状の顔料型のアルミニ
ウム、グラファイトおよび二硫化モリブデンである。本
発明による新規な小板形状の顔料型は耐熱性、耐光堅牢
性および耐候性に優れている。さらに、本発明の顔料
は、きわめて容易に有機マトリックスに配合することが
でき、高い色濃度、彩度(saturation)、不透明度を有
する均質な効果着色をもたらす。以下、実施例によって
本発明の実施態様をさらに説明する。実施例中の部は、
別途記載のない限り、すべて重量部である。
【0031】実施例1 温度計、攪拌機および冷却器を具備した2リットル容の
フラスコに窒素を流し、そして粗製顔料型1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールの50g(米国特許第4579949号に準拠して
製造)およびTHEEMINOL VP(商標)(MO
NSANTO社から供給されているジフェニルエーテル
73.5%とビフェニル26.5%との混合物)500
mlを装填する。この懸濁物を攪拌し、245乃至25
3℃に加熱し、そしてこの245乃至253℃において
2時間攪拌を続ける。これにより顔料が再結晶され、微
細な光沢のある顔料の小板体が生成する。この懸濁物を
室温に冷却し、100mlのメタノールで希釈し、そし
て生成された新規な小板形状の顔料型を濾過単離する。
この濾過プレスケーキをメタノールで、次に水で洗い、
80℃において乾燥する。しかして、光沢のある赤色顔
料47.9gを得る。粉末化すると、この顔料は容易に
自動車塗料または熱可塑性プラスチックに配合すること
ができる。単離された顔料の走査顕微鏡写真は、1乃至
4μmの平均粒子サイズを有するフレーク状から小板状
までの目立った外観を呈する粒子を示した。示差走査熱
量測定による熱分析は、図3に示すようなプリントアウ
トを示した。その単離された新規な小板形状の顔料型の
X線回折図を図1に示す。BET法によって測定された
その比表面積は7.9m2/gであった。実施例1−A 不純物として1,4−ジケト−3,6−ジ−(4−クロ
ロフェニル)−ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを
2.5%含有している1,4−ジケト−3,6−ジフェ
ニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの50gを使用
して実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記
載した小板形状の顔料型を得た。したがって置換された
ジケトピロロピロール誘導体によって不純化されていて
も、本発明の方法による新規な小板形状の顔料型の形成
は影響されない。
フラスコに窒素を流し、そして粗製顔料型1,4−ジケ
ト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロ
ールの50g(米国特許第4579949号に準拠して
製造)およびTHEEMINOL VP(商標)(MO
NSANTO社から供給されているジフェニルエーテル
73.5%とビフェニル26.5%との混合物)500
mlを装填する。この懸濁物を攪拌し、245乃至25
3℃に加熱し、そしてこの245乃至253℃において
2時間攪拌を続ける。これにより顔料が再結晶され、微
細な光沢のある顔料の小板体が生成する。この懸濁物を
室温に冷却し、100mlのメタノールで希釈し、そし
て生成された新規な小板形状の顔料型を濾過単離する。
この濾過プレスケーキをメタノールで、次に水で洗い、
80℃において乾燥する。しかして、光沢のある赤色顔
料47.9gを得る。粉末化すると、この顔料は容易に
自動車塗料または熱可塑性プラスチックに配合すること
ができる。単離された顔料の走査顕微鏡写真は、1乃至
4μmの平均粒子サイズを有するフレーク状から小板状
までの目立った外観を呈する粒子を示した。示差走査熱
量測定による熱分析は、図3に示すようなプリントアウ
トを示した。その単離された新規な小板形状の顔料型の
X線回折図を図1に示す。BET法によって測定された
その比表面積は7.9m2/gであった。実施例1−A 不純物として1,4−ジケト−3,6−ジ−(4−クロ
ロフェニル)−ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを
2.5%含有している1,4−ジケト−3,6−ジフェ
ニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの50gを使用
して実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記
載した小板形状の顔料型を得た。したがって置換された
ジケトピロロピロール誘導体によって不純化されていて
も、本発明の方法による新規な小板形状の顔料型の形成
は影響されない。
【0032】実施例2 THERMINOL VP(商標)の代わりにMONS
ANTO社のジフェニルエーテルの500mlを使用し
て実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記載
した小板形状の顔料型を得た。
ANTO社のジフェニルエーテルの500mlを使用し
て実施例1記載の操作をくりかえして、実施例1に記載
した小板形状の顔料型を得た。
【0033】実施例3 ポリ塩化ビニル 63.0g エポキシ化大豆油 3.0g バリウム/カドミウム安定化剤 2.0g ジオクチルフタレート 32.0g 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール 1.0g を、ガラスビーカー中において攪拌棒を用いて攪拌混合
した。この混合物を160℃において25rpm.のロ
ール速度、1:1.2のフリクションで実験室用2本ロ
ールミルに8分間かけて厚さ0.4mmの軟質ポリ塩化
ビニルシートをつくった。折りたたみ、排出および供給
はコンスタントに実施した。得られた軟質PVC(ポリ
塩化ビニル)シートは、着色濃度の高いシルキーな赤橙
色に着色されており、熱、光およびマイグレーションに
対する堅牢性は優秀であった。
した。この混合物を160℃において25rpm.のロ
ール速度、1:1.2のフリクションで実験室用2本ロ
ールミルに8分間かけて厚さ0.4mmの軟質ポリ塩化
ビニルシートをつくった。折りたたみ、排出および供給
はコンスタントに実施した。得られた軟質PVC(ポリ
塩化ビニル)シートは、着色濃度の高いシルキーな赤橙
色に着色されており、熱、光およびマイグレーションに
対する堅牢性は優秀であった。
【0034】実施例4 新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの0.5gと別の顔
料IRIODIN Ti−100(商標)(MERCK
社製品)0.75gとを使用して実施例3に記載した操
作を実施した。明るい光沢のある赤ブロンズ色に着色さ
れた軟質PVCシートを得た。その色の堅牢性は比較的
に良好であった。
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの0.5gと別の顔
料IRIODIN Ti−100(商標)(MERCK
社製品)0.75gとを使用して実施例3に記載した操
作を実施した。明るい光沢のある赤ブロンズ色に着色さ
れた軟質PVCシートを得た。その色の堅牢性は比較的
に良好であった。
【0035】実施例5 流動ミキサー内において、下記成分を1400rpmの
速度で約5分間攪拌して混合物を調製した: ビニル樹脂〔VINNOL H65D(商標)、WACKER社〕 92.0g ビニル共重合体〔VESTOLIT HIS(商標)7587、HUELS社〕 8.0g エポキシ化大豆油可塑剤 1.5g バリウム/カドミウム安定化剤 2.8g 有機亜リン酸塩補助安定化剤〔IRGASTAB CH-300(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.7g 脂肪酸エステル〔IRGAWAX 370(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.4g パラフィン油誘導体潤滑剤〔IRGAWAX 360(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.2g ベンゾトリアゾール誘導体光安定化剤〔TINUVIN 320(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.25g 得られた剛性PVC混合物の1.5重量部と、実施例1
において製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
0.05重量部と真珠光沢顔料IRIODIN Ti−
100(商標)(MERCK社)0.05重量部とをヘ
ンシェル(Henschel)ミキサー中において室温、約20
00rpmの速度で約3分間混合して混合物をつくっ
た。得られた顔料着色されたPVCを、190℃、速度
25rpm.,フリクション1:1.2の条件下において
約6分間ロールミルにかけてプレスし、そして次に Bue
rkleプレスの2枚のクロムメッキ鋼板の間に入れて19
0℃において6分間プレスして、約1mmの厚さのシー
トに加工した。これによって得られたプレスシートは、
優秀な耐光堅牢性および耐候性を有する輝くような光沢
のある赤橙色に着色された。
速度で約5分間攪拌して混合物を調製した: ビニル樹脂〔VINNOL H65D(商標)、WACKER社〕 92.0g ビニル共重合体〔VESTOLIT HIS(商標)7587、HUELS社〕 8.0g エポキシ化大豆油可塑剤 1.5g バリウム/カドミウム安定化剤 2.8g 有機亜リン酸塩補助安定化剤〔IRGASTAB CH-300(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.7g 脂肪酸エステル〔IRGAWAX 370(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.4g パラフィン油誘導体潤滑剤〔IRGAWAX 360(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.2g ベンゾトリアゾール誘導体光安定化剤〔TINUVIN 320(商標)、CIBA-GEIGY社〕 0.25g 得られた剛性PVC混合物の1.5重量部と、実施例1
において製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−
3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール
0.05重量部と真珠光沢顔料IRIODIN Ti−
100(商標)(MERCK社)0.05重量部とをヘ
ンシェル(Henschel)ミキサー中において室温、約20
00rpmの速度で約3分間混合して混合物をつくっ
た。得られた顔料着色されたPVCを、190℃、速度
25rpm.,フリクション1:1.2の条件下において
約6分間ロールミルにかけてプレスし、そして次に Bue
rkleプレスの2枚のクロムメッキ鋼板の間に入れて19
0℃において6分間プレスして、約1mmの厚さのシー
トに加工した。これによって得られたプレスシートは、
優秀な耐光堅牢性および耐候性を有する輝くような光沢
のある赤橙色に着色された。
【0036】実施例6 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの1.0gと、酸化防止剤〔IRGANOX
1010(商標)、CIBA−GEIGY社〕1.0g
と、高密度ポリエチレン顆粒(VESTOLEN A
6016(商標)、HUELS社〕1000gとをロー
ラーギヤテーブルに載せたガラスフラスコ中において1
5分間攪拌した。次に、この混合物を単軸押出機に2回
通して押出した。これにより得られた顆粒を射出成形機
にかけて220℃において成形し、そのあと180℃に
おいて5分間あと成形した。得られたモールディング品
は優秀な堅牢性を有する輝くような光沢のある赤橙色に
着色された。
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの1.0gと、酸化防止剤〔IRGANOX
1010(商標)、CIBA−GEIGY社〕1.0g
と、高密度ポリエチレン顆粒(VESTOLEN A
6016(商標)、HUELS社〕1000gとをロー
ラーギヤテーブルに載せたガラスフラスコ中において1
5分間攪拌した。次に、この混合物を単軸押出機に2回
通して押出した。これにより得られた顆粒を射出成形機
にかけて220℃において成形し、そのあと180℃に
おいて5分間あと成形した。得られたモールディング品
は優秀な堅牢性を有する輝くような光沢のある赤橙色に
着色された。
【0037】実施例7 実施例6で使用されたポリエチレン顆粒に代えてポリス
チレン顆粒1000gを使用し、その他は実施例6と同
様に実施して、優れた堅牢性を有する輝くような赤橙色
に着色された圧延板を得た。
チレン顆粒1000gを使用し、その他は実施例6と同
様に実施して、優れた堅牢性を有する輝くような赤橙色
に着色された圧延板を得た。
【0038】実施例8 下記成分を、キッチン用混合ボウル中においてゆっくり
した速度で10分間攪拌して混合物を調製した: 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール 5.0g 下記のものを含有する安定化剤パッケージ 5.5g CHIMASORB 944 LD (商標)(立体障害アミン光安定化剤) 0.25部 IRGANOX 1010(商標)(立体障害フェノール酸化防止剤) 0.07部 IRGAFOS 168(商標)(亜リン酸法安定化剤) 0.13部 TINUVIN 328(商標)(ベンゾトリアゾールUV吸収剤) 0.1部 (以上はすべてCIBA−GEIGY社製品) 高密度ポリエチレンMICRETHENE ME778(商標)(U.S.I. Qua ntum Chemicals社) 989.5g この混合物を193乃至218℃(380乃至425゜
F)において押出し、そして CONAIR Jetro Strandペレ
ット造粒機を使用してペレットにした。これによって得
られた着色された顆粒を、滞留時間5分間、サイクル時
間30秒でArbourg Allrounder射出成形機にかけ、異な
る4つの温度すなわち232℃(450゜F)、260
℃(500゜F)、288℃(550゜F)、316℃
(600゜F)の温度において、それぞれ成形した。い
ずれの温度においても、同じような色を呈する均質なオ
レンジ色に着色されたチップを得た。これは本発明によ
る新規な小板形状の顔料型の優秀な熱安定性を示す。
した速度で10分間攪拌して混合物を調製した: 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−ジケト−3,6−ジフ ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール 5.0g 下記のものを含有する安定化剤パッケージ 5.5g CHIMASORB 944 LD (商標)(立体障害アミン光安定化剤) 0.25部 IRGANOX 1010(商標)(立体障害フェノール酸化防止剤) 0.07部 IRGAFOS 168(商標)(亜リン酸法安定化剤) 0.13部 TINUVIN 328(商標)(ベンゾトリアゾールUV吸収剤) 0.1部 (以上はすべてCIBA−GEIGY社製品) 高密度ポリエチレンMICRETHENE ME778(商標)(U.S.I. Qua ntum Chemicals社) 989.5g この混合物を193乃至218℃(380乃至425゜
F)において押出し、そして CONAIR Jetro Strandペレ
ット造粒機を使用してペレットにした。これによって得
られた着色された顆粒を、滞留時間5分間、サイクル時
間30秒でArbourg Allrounder射出成形機にかけ、異な
る4つの温度すなわち232℃(450゜F)、260
℃(500゜F)、288℃(550゜F)、316℃
(600゜F)の温度において、それぞれ成形した。い
ずれの温度においても、同じような色を呈する均質なオ
レンジ色に着色されたチップを得た。これは本発明によ
る新規な小板形状の顔料型の優秀な熱安定性を示す。
【0039】実施例9 実施例1に従って製造された新規な小板形状の1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの6gを、下記の組成の混合物20g中に攪拌
配合した: 複数の芳香族炭化水素混合物〔SOLVESSO 150(商標)、ESSO社〕 50g 酢酸ブチル 15g ケトオキシム系レベリング剤 5g メチルイソブチルケトン 25g シリコーン油〔SOLVESS 150(商標)中1%〕 5g 完全に分散完了した後に、アクリル系樹脂(キシレン/
ブタノール3:1混合物中51%)BAYCRYL L
530(商標)(BASF社)48.3gとブタノー
ル中55%のメラミン樹脂、MAPRENAL TIX
(商標)(HOECHST社)23.7gとを添加し
た。このバッチを短時間均質化し、次に、得られた塗料
組成物を金属板上にスプレー塗布し、130℃において
30分間焼き付けた。得られた仕上げ塗装は、堅牢性の
優れた綺麗な光沢のある赤色を呈していた。このエナメ
ル塗料は、卓越した顔料分散ならびに優秀な流れ特性の
特徴を有する。
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロールの6gを、下記の組成の混合物20g中に攪拌
配合した: 複数の芳香族炭化水素混合物〔SOLVESSO 150(商標)、ESSO社〕 50g 酢酸ブチル 15g ケトオキシム系レベリング剤 5g メチルイソブチルケトン 25g シリコーン油〔SOLVESS 150(商標)中1%〕 5g 完全に分散完了した後に、アクリル系樹脂(キシレン/
ブタノール3:1混合物中51%)BAYCRYL L
530(商標)(BASF社)48.3gとブタノー
ル中55%のメラミン樹脂、MAPRENAL TIX
(商標)(HOECHST社)23.7gとを添加し
た。このバッチを短時間均質化し、次に、得られた塗料
組成物を金属板上にスプレー塗布し、130℃において
30分間焼き付けた。得られた仕上げ塗装は、堅牢性の
優れた綺麗な光沢のある赤色を呈していた。このエナメ
ル塗料は、卓越した顔料分散ならびに優秀な流れ特性の
特徴を有する。
【0040】実施例10 実施例1に従って得られた新規な小板形状の1,4−ジ
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールの9.0gを下記の組成の混合物の中に攪拌配合
した: ポリエステル樹脂、SOLVESSO 150中60%〔DYNAPOL H700(商標)、DYNAMIT NOBEL 社〕 25.2g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF 650(商標)、HOECHST社〕 2.7g セルロースアセトブチラート(キシレン/酢酸ブチル1:2混合物中25%) 15.5g 鉱油/カルボン酸エステル系触媒〔IRGASOL TZ6(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.1g 酢酸ブチル 23.3g キシレン 11.6g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 11.6g 次に、この顔料分散物を酢酸ブチル/キシレン/SOL
VESSO 150の混合物(混合割合は上記と同じ)
を用いて、ドイツ規格DIN4に準拠して約18秒(2
0℃)の粘度まで希釈し、そしてこれを金属板にスプレ
ー塗布した。短時間空気にさらした後(約40℃におい
て2分間)、この着色プライムコートの上に、さらに下
記の組成の透明な着色されていないトップコートを塗布
した: アクリル系樹脂、キシレン中60%〔VIACRYL VC 373(商標)、VIANORA社〕 58.3g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF590(商標)、HOECHST社〕 27.3g シリコーン油、キシレン中約1% 1.0g ベンゾトリアゾール誘導体〔TINUVIN 900(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.0g キシレン 5.4g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 4.0g エチレングリコール酢酸エステル 3.0g この塗膜を30分間40℃の空気に暴露し、そのあと1
35℃において30分間焼き付けた。これによって得ら
れた光沢のある赤色塗膜は、優れた堅牢性を有してい
る。この塗膜は、高度の光沢と鮮明度光沢を示す。この
塗膜を人工光源からの光または太陽光に当てると、きら
きらと輝く効果が生じる。これはその塗膜の中に存在す
る顔料粒子に由来するものである。
ケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピ
ロールの9.0gを下記の組成の混合物の中に攪拌配合
した: ポリエステル樹脂、SOLVESSO 150中60%〔DYNAPOL H700(商標)、DYNAMIT NOBEL 社〕 25.2g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF 650(商標)、HOECHST社〕 2.7g セルロースアセトブチラート(キシレン/酢酸ブチル1:2混合物中25%) 15.5g 鉱油/カルボン酸エステル系触媒〔IRGASOL TZ6(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.1g 酢酸ブチル 23.3g キシレン 11.6g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 11.6g 次に、この顔料分散物を酢酸ブチル/キシレン/SOL
VESSO 150の混合物(混合割合は上記と同じ)
を用いて、ドイツ規格DIN4に準拠して約18秒(2
0℃)の粘度まで希釈し、そしてこれを金属板にスプレ
ー塗布した。短時間空気にさらした後(約40℃におい
て2分間)、この着色プライムコートの上に、さらに下
記の組成の透明な着色されていないトップコートを塗布
した: アクリル系樹脂、キシレン中60%〔VIACRYL VC 373(商標)、VIANORA社〕 58.3g メラミン樹脂、ブタノール中55%〔MAPRENAL MF590(商標)、HOECHST社〕 27.3g シリコーン油、キシレン中約1% 1.0g ベンゾトリアゾール誘導体〔TINUVIN 900(商標)、CIBA-GEIGY社〕 1.0g キシレン 5.4g SOLVESSO 150(商標)(ESSO社) 4.0g エチレングリコール酢酸エステル 3.0g この塗膜を30分間40℃の空気に暴露し、そのあと1
35℃において30分間焼き付けた。これによって得ら
れた光沢のある赤色塗膜は、優れた堅牢性を有してい
る。この塗膜は、高度の光沢と鮮明度光沢を示す。この
塗膜を人工光源からの光または太陽光に当てると、きら
きらと輝く効果が生じる。これはその塗膜の中に存在す
る顔料粒子に由来するものである。
【0041】実施例11 この実施例は、本発明の小板形状の顔料を、ハイソリッ
ドエナメル塗料中に配合する例を示す。 顔料分散物の調合 1パイント缶に、実施例1に従って製造された小板形状
の顔料12gと Exterior Mearlin Bright White 139X
(商標)(Mearl社から供給されている透明な酸化チタ
ン被覆雲母顔料)12gとを入れ、続いてアクリル系樹
脂68.6gとキシレン57.5gとを導入する。この
混合物をプロペラ攪拌機を用いておだやかに攪拌する。
得られた分散物は、バインダーに対する顔料の比が0.
5であって、16%の顔料と48%の固形分とを含有す
る。 触媒と安定化剤との溶液の調合 1ガロンのジャー中において、酢酸エチルの855g、
紫外線遮断剤溶液〔(CIBA−GEIGY社)からの
ベンゾトリアゾールUV吸収剤、TINUVIN 11
30(商標)を含有〕2039gおよびアミン溶液(キ
シレン、メタノール、ブタノール中のN−プロピルアミ
ン)33gをプロペラ攪拌機を用いて混合する。メタノ
ールの47.0gとドデシルベンゼンスルホン酸156
gとの混合物を添加し、得られた溶液を20分間攪拌す
る。 塗料の調合 上記により得られた顔料分散物33.4g、アクリル系
樹脂38.2g、メラミン樹脂27.0gおよび上記の
触媒と安定化剤との溶液28.9gを混合し、そしてこ
の混合物を、No.4FORDカップを使用して13乃
至17秒のスプレー粘度まで、キシレンを用いて希釈す
る。この塗料(マストーン)を、プライムコートされ、
環境空気に10分間暴露されたアルミニウムパネルにス
プレー塗布し、そして130℃において30分間焼き付
ける。このようにして得られたシルキー金属光沢の赤色
に着色された塗膜は、優れた耐候性とユニークな色彩と
を有する。この塗膜を、人工光源からの光または太陽光
に当てると明瞭な黄赤色にきらきらと輝く効果が生じ
る。これは、その塗膜の中に存在する顔料小板体に由来
するものである。以上の説明から、本発明が新規な小板
形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの独創的製造方法を提供する
ことがわかる。特許請求の範囲によって定まる本発明の
範囲から逸脱することなく、混合比率、操作方法および
材料について各種の変更が可能である。
ドエナメル塗料中に配合する例を示す。 顔料分散物の調合 1パイント缶に、実施例1に従って製造された小板形状
の顔料12gと Exterior Mearlin Bright White 139X
(商標)(Mearl社から供給されている透明な酸化チタ
ン被覆雲母顔料)12gとを入れ、続いてアクリル系樹
脂68.6gとキシレン57.5gとを導入する。この
混合物をプロペラ攪拌機を用いておだやかに攪拌する。
得られた分散物は、バインダーに対する顔料の比が0.
5であって、16%の顔料と48%の固形分とを含有す
る。 触媒と安定化剤との溶液の調合 1ガロンのジャー中において、酢酸エチルの855g、
紫外線遮断剤溶液〔(CIBA−GEIGY社)からの
ベンゾトリアゾールUV吸収剤、TINUVIN 11
30(商標)を含有〕2039gおよびアミン溶液(キ
シレン、メタノール、ブタノール中のN−プロピルアミ
ン)33gをプロペラ攪拌機を用いて混合する。メタノ
ールの47.0gとドデシルベンゼンスルホン酸156
gとの混合物を添加し、得られた溶液を20分間攪拌す
る。 塗料の調合 上記により得られた顔料分散物33.4g、アクリル系
樹脂38.2g、メラミン樹脂27.0gおよび上記の
触媒と安定化剤との溶液28.9gを混合し、そしてこ
の混合物を、No.4FORDカップを使用して13乃
至17秒のスプレー粘度まで、キシレンを用いて希釈す
る。この塗料(マストーン)を、プライムコートされ、
環境空気に10分間暴露されたアルミニウムパネルにス
プレー塗布し、そして130℃において30分間焼き付
ける。このようにして得られたシルキー金属光沢の赤色
に着色された塗膜は、優れた耐候性とユニークな色彩と
を有する。この塗膜を、人工光源からの光または太陽光
に当てると明瞭な黄赤色にきらきらと輝く効果が生じ
る。これは、その塗膜の中に存在する顔料小板体に由来
するものである。以上の説明から、本発明が新規な小板
形状の1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−C〕−ピロールの独創的製造方法を提供する
ことがわかる。特許請求の範囲によって定まる本発明の
範囲から逸脱することなく、混合比率、操作方法および
材料について各種の変更が可能である。
【図1】図1は本発明による新規な小板体のX線回折図
である。
である。
【図2】図2は粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのX線回折図であ
る。
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのX線回折図であ
る。
【図3】図3は本発明による新規な小板体のDSC曲線
である。
である。
【図4】図4は粗製1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線であ
る。
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールのDSC曲線であ
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 2倍照角2θの6.5に対応する1つの
超高強度の線、19.5に対応する1つの高強度の線お
よび13.0、14.8、26.2、26.4、27.
2に対応する5つの比較的低強度の線を示すX線回折図
によって特性化される小板形状の1,4ージケト−3,
6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール。 - 【請求項2】 300乃至315℃に吸熱ピークが存在
せず、そして400℃まで分解を示さない示差走査熱量
測定曲線によって特性化される請求項1記載の1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−
ピロール。 - 【請求項3】 4μm以下の直径および1.5μmまで
の厚さの平均粒子サイズを有する小板体から実質的にな
る請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−ジフェニル
ピロロ−〔3,4−C〕−ピロール。 - 【請求項4】 1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロ−〔3,4−C〕−ピロール、好ましくは粗製の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−C〕−ピロールを約220℃以上の温度に加熱された
芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物から再結晶すること
を特徴とする請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−
ジフェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールを製造す
る方法。 - 【請求項5】 該温度が約240℃以上、好ましくは2
45℃乃至260℃である請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 該芳香族溶剤がジフェニルエーテル、お
よびビフェニルとジフェニルエーテルとの混合物からな
る群より選択される請求項4記載の方法。 - 【請求項7】 該芳香族溶剤または芳香族溶剤混合物が
所望温度範囲に少なくとも15分間、好ましくは30分
間乃至2時間加熱される請求項5記載の方法。 - 【請求項8】 エンジニアリングプラスチックまたは塗
料に請求項1記載の1,4−ジケト−3,6−ジフェニ
ルピロロ−〔3,4−C〕−ピロールの有効着色量を配
合することを特徴とするエンジニアリングプラスチック
基質または塗料の着色方法。 - 【請求項9】 該エンジニアリングプラスチックが下記
からなる群より選択される請求項8記載の方法:セルロ
ースエーテル、セルロースエステル、ポリウレタン、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
スチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリシクロアミ
ド、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、
ポリハロゲン化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、
アクリル酸ポリマー、メタクリル酸ポリマー、ゴム、シ
リコーンポリマー、フェノール/ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムア
ルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ジエンゴム、およびこれ
らの共重合体。 - 【請求項10】 該塗料が、下記の群から選択された樹
脂成分をさらに含有している請求項8記載の方法:アク
リル系樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ブロック・イソシアネート樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、セルロースエーテル樹脂、およびこ
れらの混合物。 - 【請求項11】 高分子有機材料と請求項1記載の1,
4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−
C〕−ピロールの0.001乃至30重量%とを含有し
ている組成物。 - 【請求項12】 さらに1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−C〕−ピロール以外の有機お
よび/または無機顔料、重合体可溶性有機染料、および
効果顔料からなる群より選択された着色成分を0.00
1乃至30重量%含有している請求項11記載の組成
物。 - 【請求項13】 該着色成分が下記からなる群より選択
される請求項12記載の組成物:アゾ顔料、アゾメチン
顔料、メチン顔料、アントラキノン顔料、フタロシアニ
ン顔料、ペリノン顔料、ペリレン顔料、ジオキサジン顔
料、ジケト−ジアリール−ピロロピロール顔料、チオイ
ンジゴ顔料、イミノイソインドリン顔料、イミノイソイ
ンドリノン顔料、キナクリドン顔料、キナクリドンキノ
ン顔料、フラバントロン顔料、インダントロン顔料、ア
ントラピリミジン顔料、キノフタロン顔料、ならびにア
ゾ染料、アゾメチン染料およびメチン染料の金属錯塩。 - 【請求項14】 該効果顔料がアルミニウム顔料、グラ
ファイト顔料、二硫化モリブデン顔料、真珠光沢顔料、
好ましくは酸化チタン被覆雲母顔料からなる群より選択
される請求項12記載の組成物。 - 【請求項15】 酸化チタン被覆雲母顔料を含有し、そ
してさらに酸化鉄、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化
クロムからなる群より選択された着色金属酸化物を含有
している請求項14記載の組成物。
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