JPH07284294A - モーター制御回路 - Google Patents

モーター制御回路

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Publication number
JPH07284294A
JPH07284294A JP6069508A JP6950894A JPH07284294A JP H07284294 A JPH07284294 A JP H07284294A JP 6069508 A JP6069508 A JP 6069508A JP 6950894 A JP6950894 A JP 6950894A JP H07284294 A JPH07284294 A JP H07284294A
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JP
Japan
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motor
contact
switch
control circuit
thyristor
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Withdrawn
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JP6069508A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
健二 小川
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Neuberg Co Ltd
Original Assignee
Neuberg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モーターのインチング動作を高精度に制御で
きかつ安価にでき、即座に駆動できるモーター制御回路
を提供すること。 【構成】 分岐した2つの接点7A,7B 間を中間で停止せ
ずに移動して接点7A,7Bに接触した状態で安定状態とさ
れる可動子6を備える接点部5と、モーター2の出力軸
の回転に伴い可動子6を移動させる接点切替手段10と、
可動子6が一方の接点7Aから他方の接点7Bに接触するま
での不安定状態によって電流を遮断するオフ状態に移行
されてモーター2の駆動を停止し、可動子6が接点7A,7
B に接触している状態でトリガ信号により電流を通電す
るオン状態に移行してモーター2の駆動を開始するスイ
ッチ装置とを具備するモーター制御回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターの駆動を制御
する制御回路に係り、特にモーターのインチング動作
(寸動動作)を制御可能な制御回路に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ホイスト、クレーン、プレス、
コンベア、バルブ、ポンプ、織機、各種自動機、電動ブ
ラインド等では、モーターを単に回転、停止させるだけ
でなく、インチング(寸動)制御を行う場合があった。
このようなインチングは、通常モーターの回転速度を制
御して微速動作を行うかわりに、モーターの駆動を断続
して僅かづつ移動させるために用いられるものである。
【0003】このようなインチング制御を実現する方法
としては、一般にタイマ回路を組み込んでモーターの作
動から一定時間経過後にモーターを停止する制御を繰り
返すことで実現していた。また、モーターの出力軸にフ
ォトカプラ等のセンサを設けて軸の回転角度等を検出
し、その検出に基づいてワンショットマルチバイブレー
タ等のデジタル回路を用いてモーターを制御する方法を
用いる場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイマ
を用いた場合には、時間のみによって制御され、モータ
ーの出力軸の回転位置は制御に関与しないため、位置精
度があまり高くなく、高精度の制御には向かないという
問題点があった。また、デジタル回路を用いる場合に
は、誤動作を防止するためのノイズ対策が重要であり、
このようなノイズ対策を施さなければならないためにコ
ストが高くなるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、モーターのインチング動
作を高精度に制御することができ、かつ安価にできるモ
ーター制御回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、モーターの駆
動を制御する制御回路であって、分岐した2つの接点
と、この接点間を中間で停止することなく移動して各接
点に接触した状態で安定状態とされる可動子を備える接
点部を有し、この接点部の可動子をモーター出力軸の回
転に伴い各接点間で移動させる接点切替手段を設けると
ともに、この接点切替手段によって可動子が一方の接点
から離れて他方の接点に接触するまでの不安定状態によ
って電流の流れを遮断するオフ状態に移行されてモータ
ーの駆動を停止するとともに、前記可動子がいずれかの
接点に接触している状態でトリガ信号の入力により電流
の通電が可能なオン状態に移行してモーターの駆動を再
開するスイッチ装置を設けたことを特徴とするものであ
る。この際、前記スイッチ装置はサイリスタで構成され
ていることが好ましい。
【0007】また、前記接点部としては、リードスイッ
チ、マイクロスイッチ、リレー接点等が用いられる。こ
の際、接点部としてリードスイッチを用いた場合には、
接点切替手段としては、モーター出力軸に取り付けられ
て複数の極を有する異方性磁石等が好ましい。また、マ
イクロスイッチを用いる場合には、接点切替手段として
はモーター出力軸に取り付けられるカム等が好ましい。
さらに、リレー接点を用いる場合には、接点切替手段と
してはリレーコイルと出力軸の回転位置を検出してコイ
ルを励磁するセンサとで構成されているものなどが利用
できる。この際、センサとしては発光素子および受光素
子からなる光センサ等が好ましい。
【0008】
【作用】このような本発明においては、所定のスタート
ボタン等を押してモーターを回転させると、その出力軸
の回転に応じて接点切替手段により接点部の可動子が移
動されて接触していた一方の接点から離れ、これにより
スイッチ装置がオフ状態とされ、モーターが停止され
る。接点部の可動子は、接点から離れた状態では不安定
状態であるため、途中で停止することなく移動して他の
接点に接触して安定状態に維持される。可動子が他の接
点に接触しても、スイッチ装置は所定の電流等によるト
リガ信号の入力がない限りはオフ状態を保持するため、
モーターは停止したままである。
【0009】そして、ボタンを押してトリガ信号を手動
により入力したり、所定のタイマ回路等を介して一定時
間経過後に自動的にトリガ信号を入力すると、可動子が
接点に接触状態にあるため、スイッチ装置はオン状態と
され、モーターが駆動される。このモーターの駆動によ
り、出力軸が回転して接点部の可動子が移動されて接点
から離れると、上述したようにモーターが停止される。
以下、上記の動作を繰り返すことにより、モーターは所
定角度毎の駆動、停止を繰り返し、インチング動作され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明の基本的な回路である第一実施
例が示されている。本実施例の制御回路1は、直流モー
ター2をインチング動作するための制御回路1である。
バッテリ等の直流電源に接続された電源ライン3には、
直流モーター2、スイッチ装置としてのサイリスタ4、
接点部としてのリードスイッチ5が直列に接続されてい
る。リードスイッチ5は、サイリスタ4側に接続された
磁性合金片からなる可動子6と、互いに導通された2つ
の接点7A,7Bとをガラス内に封入して構成されてい
る。可動子6は、通常はばね力で一方の接点7Aに接続
されているが、コイルや磁石によって磁束が加わるとそ
の磁力により他方の接点7Bに接続されるように構成さ
れている。従って、可動子6は、いずれかの接点7A,
7Bに接触している状態で安定状態とされ、接点7A,
7Bから外れた状態では不安定状態、つまり直ちにいず
れかの接点7A,7Bに接触するように移動されるよう
に構成されている。
【0011】電源ライン3には、抵抗8を介してインチ
ングスイッチ9が接続され、このスイッチ9はサイリス
タ4のゲートに接続されている。また、モーター2の出
力軸には、円周方向に沿ってSN極が順次24極並んだ
異方性フェライト磁石からなる接点切替手段10が取り
付けられている。
【0012】次に、このような本実施例の作用を説明す
る。初期状態では、リードスイッチ5の可動子6は一方
の接点7Aに接続されているが、サイリスタ4がオフ状
態のためモーター2は停止している。ここで、スイッチ
9を短時間(インチング間隔よりも短い時間)押すと、
サイリスタ4のゲートにトリガ信号としての電流が入
り、サイリスタ4がターンオンされ、モーター2の回路
に電流が流れてモーター2が駆動される。
【0013】モーター2が駆動されると、モーター2の
出力軸に取り付けられた接点切替手段10の磁力により
可動子6が移動されて接触していた接点7Aから離され
る。すなわち、可動子6は、磁石の磁極(例えばS極)
正面に位置して磁力が加わらない場合には、一方の接点
7Aに接触しているが、出力軸が所定角度回転して磁極
(S極)と磁極(N極)の間に位置するようになると、
磁力が加わって接点7Aから離れて不安定状態となる。
この不安定状態では、モーター2の回路に電流が流れな
くなり、サイリスタ4の陽極電流が保持電流以下となる
ためサイリスタ4はターンオフされる。
【0014】一方、リードスイッチ5の可動子6は、磁
力によって吸引されて他方の接点7Bに接触し、不安定
状態から安定状態に移行する。但し、リードスイッチ5
が接続されても、サイリスタ4は自己保持機能によりゲ
ートに電流が流れない限り、ターンオフ状態で維持さ
れ、モーター2は停止した状態のままである。
【0015】この状態でスイッチ9を再度入れると、サ
イリスタ4がターンオンされてモーター2が駆動され
る。この駆動に伴い、モーター2の出力軸が所定角度回
転して可動子6が磁極(例えばN極)正面に位置して加
わっていた磁力が消えると、可動子6はばね力で接点7
Bから離れ、サイリスタ4が再度ターンオフされる。
【0016】その後、可動子6はばね力により接点7A
に接触して安定状態に移行するが、サイリスタ4はター
ンオフ状態に保持され、再度スイッチ9を押すまでモー
ター2は停止されたままである。以降、上記処理を繰り
返すことでスイッチ9を押す度にモーター2が所定角度
毎回転されてインチング動作が行われる。
【0017】なお、上述のように、可動子6は接点切替
手段10の隣接する磁極(S極、N極間)分だけモータ
ー2が回転すると、接点7Aから接点7Bに移行し、再
度接点7Aに戻り、2回の不安定状態を経ることにな
る。従って、24の極を有する接点切替手段10が1回
転する間に、48回の不安定状態を経ることになり、1
回のインチング動作でモーター2の出力軸は約8度回転
する。また、可動子6が接点7Aから離れても、サイリ
スタ4がターンオフする前に他の接点7Bに接触した場
合にはターンオフが行われない。そこで、サイリスタ4
としては可動子6が接点7A,7Bに接触していない不
安定状態で確実にターンオフするもの、例えば高速サイ
リスタ等を用いる必要がある。
【0018】このような本実施例によれば、サイリスタ
4、リードスイッチ5、磁石からなる接点切替手段10
等を加えた単純な回路構造によってモーター2のインチ
ング動作を行えるため、電子回路により制御する場合に
比べてノイズ対策を容易に行える。従って、各部品コス
トを低減できるとともに、ノイズ等に対するエラー対策
比を安くでき、制御回路1を安価に提供できる。
【0019】また、モーター2の駆動は、モーター2の
出力軸に取り付けられた磁石によりリードスイッチ5の
可動子6を移動させることで行われるため、タイマー回
路等によってインチング動作を実現している従来例に比
べて、位置精度を高くできて高精度に制御することがで
きる。
【0020】さらに、サイリスタ4とリードスイッチ5
とを組み合わせてモーター2の駆動を制御しているた
め、リードスイッチ5の可動子6が接点7A,7Bから
離れた状態つまり不安定状態でモーター2を停止するこ
とができ、可動子6が接点7A,7Bに接触している安
定状態でスイッチ9を押してサイリスタ4をターンオン
することでモーター2を駆動することができる。このた
め、モーター2をスイッチ9を押すことで即座に駆動す
ることができ、応答性のよい制御回路1にすることがで
きる。
【0021】図2には、本発明の第2実施例の制御回路
20が示されている。本実施例は、1方向に回転する交
流モーター21においてインチング動作をも可能とする
制御回路20である。なお、本実施例において前記第1
実施例と同一あるいは相当構成部分には同一符号を付
し、説明を省略あるいは簡略する。
【0022】交流モーター21の駆動回路22は、AC
100Vの電源ライン23に接続されたリレー接点24
を備え、このリレー接点24が閉じられるとモーター2
1が駆動され、リレー接点24が開かれるとモーター2
1が停止し、ブレーキ25が作動されるように構成され
ている。
【0023】電源ライン23には、交流AC10〜20
V程度の交流電圧を生成するためのトランス26が接続
され、このトランス26には全波整流を行う整流器27
と平滑用のコンデンサ28とで構成される整流回路29
が接続されている。
【0024】整流回路29には、本実施例の制御回路2
0が接続され、制御回路20は、リレー接点24を開閉
させるリレーコイル30、サージ吸収用ダイオード3
1、モーター21の停止用のストップスイッチ32を備
えている。このスイッチ32には、回転制御用のサイリ
スタ33とインチング制御用のスイッチ装置としてのサ
イリスタ4とが並列に接続されている。サイリスタ33
のゲートには、モーター21を作動させるスタートスイ
ッチ34が接続され、サイリスタ4のゲートにはインチ
ングスイッチ9が接続されている。
【0025】また、サイリスタ4には、可動子6および
接点7A,7Bを備える接点部としてのリードスイッチ
5が接続され、この可動子6はモーター21の出力軸に
取り付けられた磁石からなる接点切替手段10によって
可動されるように構成されている。また、制御回路20
には、サイリスタ4へのトリガ電流の供給間隔を制御し
てインチング間隔を設定するタイマ回路35が設けられ
ている。このタイマ回路35は、コンデンサ36、ユニ
ジャンクショントランジスタ(UJT)37、可変抵抗
38を含んで構成されている。
【0026】このような本実施例では、リレーコイル3
0に電流が流れて励磁されてリレー接点24が閉じると
モーター21が駆動され、コイル30に電流が流れずリ
レー接点24が開くとモーター21が停止される。初期
状態で、ストップスイッチ32は通常閉じられており、
各サイリスタ4,33はオフ状態とされている。また、
各サイリスタ4,33がオフ状態であるため、コンデン
サ36に電流が流れて充電されている。
【0027】ここで、スタートスイッチ34を押すと、
UJT37から所定間隔で出力されるトリガ電流がサイ
リスタ33のゲートに流れてサイリスタ33はターンオ
ンされ、リレーコイル30に電流が流れてモーター21
が駆動される。一方、ストップスイッチ32を押すとス
イッチ32の接点が開かれてコイル30に電流が流れず
モーター21が停止する。この際、サイリスタ33もタ
ーンオフされており、ストップスイッチ32が再度閉じ
られてもモーター21は停止したままである。
【0028】一方、モーター21の停止状態からインチ
ングスイッチ9を押すと、UJT37のトリガ電流によ
りサイリスタ4がターンオンしてモーター21が駆動す
る。モーター21の回転に伴い、可動子6が接点7Aか
ら離れると、リレー接点24が開いてモーター21が停
止し、サイリスタ4がターンオフされる。可動子6はそ
のまま接点7Bに接触し、再度インチングスイッチ9を
押すとサイリスタ4がターンオンされてモーター21が
再駆動される。
【0029】なお、ユニジャンクショントランジスタ3
7からは所定間隔でトリガ電流が出力されるため、イン
チングスイッチ9を押し続けても所定間隔でサイリスタ
4がターンオンやターンオフされ、自動的にモーター2
1のインチング動作が行われる。
【0030】このような本実施例においても、前記第1
実施例と同様に、電子回路により制御する場合に比べて
各部品コストを低減できるとともに、ノイズ等に対する
エラー対策費を安くでき、制御回路20を安価に提供で
きる点、モーター21の出力軸に直接関連して行われる
ため、位置精度を高くできて高精度に制御することがで
きる点、リードスイッチ5の不安定状態でモーター21
を停止しており、モーター21をスイッチ9を押すこと
で即座に駆動することができる点などの効果がある。
【0031】さらに、ユニジャンクショントランジスタ
37を含むタイマ回路35を設けたので、インチングス
イッチ9を押しながら自動的にインチング操作を行うこ
とができる。また、この自動インチング動作はインチン
グスイッチ9を離すか、ストップスイッチ32を入れれ
ば停止できるので、操作性がよく、安全性も高くするこ
とができる。また、インチング間隔は、コンデンサ36
の充電時間つまり抵抗38の抵抗値によって容易に設定
することができる。
【0032】図3には、本発明の第3実施例の制御回路
40が示されている。本実施例は、2方向(例えば上下
方向にルーバーが巻き取られる電動ブラインド等におい
てダウン方向およびアップ方向の2方向)に回転する交
流モーター41においてインチング動作(例えばルーバ
ーの開閉量の微調整等)をも可能とする制御回路40で
ある。なお、本実施例において前記第1,2実施例と同
一あるいは相当構成部分には同一符号を付し、説明を省
略あるいは簡略する。
【0033】交流モーター41の駆動回路22には、モ
ーター41を停止するブレーキ用のリレー接点42と、
モーター41をダウン方向に回転させるリレー接点43
と、アップ方向に回転させるリレー接点44とが設けら
れている。駆動回路22には、トランス26を介して整
流器27、コンデンサ28で構成される整流回路29が
接続され、さらに制御回路40が接続されている。
【0034】制御回路40は、リレー接点42,43,
44を開閉させるリレーコイル45,46,47と、サ
ージ吸収用ダイオード31とを備えている。各リレーコ
イル46,47は、インターロック用のトランジスタ4
8,49のコレクタに接続され、各トランジスタ48,
49のエミッタはダウン用およびアップ用のリミットス
イッチ50,51に接続されている。また、トランジス
タ48,49のベースは、抵抗52を介して電源ライン
に接続されているとともに、他方のトランジスタ49,
48のエミッタ側に接続されている。
【0035】リミットスイッチ50には、モーター41
のダウン方向の回転を制御するサイリスタ53とダウン
方向のインチングを制御するサイリスタ54とが接続さ
れ、各サイリスタ53,54のゲートにはそれぞれダウ
ン用スイッチ55、インチングスイッチ(ルーバーコン
トロールスイッチ)56が接続されている。
【0036】一方、リミットスイッチ51にも、モータ
ー41のアップ方向の回転を制御するサイリスタ57と
アップ方向のインチングを制御するサイリスタ58とが
接続され、各サイリスタ57,58のゲートにはそれぞ
れアップ用スイッチ59、インチングスイッチ(ルーバ
ーコントロールスイッチ)60が接続されている。
【0037】各サイリスタ53,57にはストップスイ
ッチ32が接続され、サイリスタ54,58には可動子
6、接点7A,7Bを有するリードスイッチ5が接続さ
れている。このリードスイッチ5は、前記各実施例と同
様に、モーター41の出力軸に取り付けられた磁石から
なる接点切替手段10により作動される。また、各スイ
ッチ55,56,59,60には、インチング間隔設定
用のタイマ回路61が設けらている。このタイマ回路6
1は、コンデンサ62、ツェナーダイオード63、可変
抵抗64を備えており、コンデンサ62にツェナーダイ
オード63の降伏電圧を越える電圧が充電されて、各サ
イリスタ53,54,57,58のゲートにトリガ電流
が流れる間隔によってターンオン間隔を制御するもので
ある。この間隔は、コンデンサ62が充電されるまでの
時間、つまり可変抵抗64の抵抗値によって設定され
る。
【0038】また、リレーコイル46に電流が流れてリ
レー接点43が閉じるとモーター21がダウン方向に回
転され、コイル47に電流が流れてリレー接点44が閉
じるとモーター21がアップ方向に回転される。この
際、コイル46,47の一方に電流が流れている場合に
は、リレーコイル45にも電流が流れてリレー接点42
が閉じ、モーター41のブレーキが解除されるようにな
っている。また、各コイル46,47の両方ともに電流
が流れていない場合には、リレー接点42が開き、ブレ
ーキがきいてモーター41が停止するように構成されて
いる。
【0039】このような本実施例において、初期状態で
は、ストップスイッチ32、リミットスイッチ50,5
1は通常閉じられており、各サイリスタ53,54,5
7,58はオフ状態とされている。ここで、ダウン用ス
イッチ55を押すとコンデンサ62に充電された電流が
ツェナーダイオード63を通してサイリスタ53のゲー
トに流れ、サイリスタ53はターンオンされ、リレーコ
イル46,45に電流が流れてモーター41がダウン方
向に回転される。同様に、アップ用スイッチ59を押す
とサイリスタ57がターンオンされ、リレーコイル4
7,45が励磁されてモーター41がアップ方向に回転
される。
【0040】一方、ストップスイッチ32を押すと各コ
イル45〜47に電流が流れず、ダウン方向あるいはア
ップ方向のいずれの方向に回転していてもモーター41
は停止する。この際、サイリスタ53,57もターンオ
フされ、ストップスイッチ32が再度閉じられてもスイ
ッチ55,59を押さない限りモーター41は停止した
ままである。
【0041】一方、モーター41の停止状態でインチン
グスイッチ56を押すと、サイリスタ54がターンオン
してモーター41が駆動する。モーター41が所定角度
回転すると、接点切替手段10によりリードスイッチ5
の可動子6が接点7Aから離れ、これによりリレー接点
43が開いてモーター41が停止するとともに、サイリ
スタ54がターンオフされる。可動子6はそのまま接点
7Bに接触し、再度インチングスイッチ56を押すかあ
るいはインチングスイッチ56を押し続けている場合に
はタイマ回路61によるインチング間隔でサイリスタ5
4がターンオンされてモーター41が再駆動される。こ
れにより、モーター41はダウン方向に所定角度毎に回
転し、インチング動作される。同様に、インチングスイ
ッチ60を押すと、サイリスタ58のターンオン、ター
ンオフが繰り返されてモーター41はアップ方向に所定
角度毎に回転し、インチング動作される。
【0042】なお、リミットスイッチ50,51によ
り、各方向における最大回転量が規制され、インターロ
ック用のトランジスタ48,49により、一方の方向に
モーター41が回転されている時に他方の方向に回転さ
せるスイッチを押しても動作しないようにされている。
【0043】このような本実施例においても、前記第
1,2実施例と同様に、各部品コストを低減できるとと
もに、ノイズ等に対するエラー対策費を安くでき、制御
回路40を安価に提供できる点、モーター41の出力軸
に直接関連して制御されるために位置精度を高くできて
高精度に制御することができる点、リードスイッチ5と
サイリスタ53,54,57,58を組み合わせている
のでモーター41を即座に駆動することができる点、タ
イマ回路61の抵抗64の大きさを調整することでイン
チング間隔を容易に設定することができる点などの効果
を有する。また、回転用のスイッチ55,59とインチ
ングスイッチ56,60とをそれぞれ設けたので操作性
を向上でき、両方向に回転されるモーター41において
も誤操作を少なくできる。
【0044】図4には、本発明の第4実施例の制御回路
70が示されている。本実施例の制御回路70では、第
3実施例の制御回路40に比べて対して、インチングス
イッチ56,60とサイリスタ54,58とが無く、ス
トップスイッチ32で通常の回転用の回路接点71と、
リードスイッチ5が配置されたインチング用の回路接点
72とを切り替えて、各スイッチ55,59を兼用して
いる点と、リードスイッチ5を作動させる接点切替手段
に関して構成が異なるものである。但し、その他の構成
は第3実施例と共通であるため説明を省略する。
【0045】通常状態では、ストップスイッチ32はば
ね等で付勢されて接点71に接続され、この状態でダウ
ン用スイッチ55あるいはアップ用スイッチ59を押す
と、サイリスタ53あるいは57がターンオンされてモ
ーター41が所定方向に回転される。また、ストップス
イッチ32を押して接点71から離すと、サイリスタ5
3あるいは57はターンオフされ、モーター41は停止
される。
【0046】一方、インチング操作を行うには、ストッ
プスイッチ32を押して接点72に接触させた状態でス
イッチ55あるいは59を押すこと、つまりストップス
イッチ32とスイッチ55あるいは59を同時に押し、
リードスイッチ5の可動子6を接点切替手段73で移動
させることで行われる。
【0047】接点切替手段73は、発光ダイオード等の
発光素子およびフォトダイオードなどの受光素子を有す
るセンサ74と、センサ74によって励磁されるリレー
コイル75とを含んで構成され、受光素子が光を受光し
たときにリードスイッチ5の可動子6がコイル75の磁
力により移動するように構成されている。そして、モー
ター41の出力軸には、例えば歯車等の一定間隔で光を
遮断できる遮蔽部材を取り付け、この遮蔽部材を挟んで
発光素子、受光素子が配置されている。これにより、モ
ーター41が回転すると、所定角度毎に受光素子での受
光が行われて可動子6が移動され、前記第3実施例と同
様に、可動子6が接点7A,7Bから離れることでサイ
リスタ53,57はターンオフされ、かつ可動子6が接
点7A,7Bに接触している状態でサイリスタ53,5
7のゲートにトリガ電流が加わることでサイリスタ5
3,57はターンオンされ、モーター41はインチング
動作される。
【0048】このような本実施例においても、前記各実
施例と同様の効果に、各部品コストを低減できるととも
に、ノイズ等に対するエラー対策費を安くでき、制御回
路70を安価に提供できる点、モーター41の出力軸に
直接関連して制御されるために位置精度を高くできて高
精度に制御することができる点、リードスイッチ5とサ
イリスタ53,57を組み合わせているのでモーター4
1を即座に駆動することができる点、タイマ回路61の
抵抗64の大きさを調整することでインチング間隔を容
易に設定することができる点などの効果を有する。ま
た、インチング用のスイッチやサイリスタ等を別個設け
る必要がないため、部品点数を少なくできて制御回路7
0を安価に提供できるとともに、インチング機能を有し
ない既存の制御装置、つまり回転用のスイッチと、停止
用のスイッチしかない装置に対してもスイッチ数を増や
す必要がないため、容易にインチング回路を追加できる
という効果もある。
【0049】図5には、本発明の第5実施例の制御回路
80が示されている。本実施例の制御回路80は、直流
モーター81をインチング制御するものである。直流モ
ーター81は、バイポーラ集積回路からなるモータドラ
イバ82で駆動され、モータドライバ82の入力端子8
2A,82Bへの入力電圧のレベルによってモーター8
1の回転方向およびブレーキ制御を行えるように構成さ
れている。
【0050】モータドライバ82の入力端子82A,8
2Bには、リミットスイッチ50,51を介してサイリ
スタ53,57が接続されている。各サイリスタ53,
57には、第4実施例と同様に、一般用の回路接点71
とリードスイッチ5が設けられた回路接点72とが接続
され、これらの接点71,72にはストップスイッチ3
2が切替可能に接触されている。また、各サイリスタ5
3,57のゲートには、ダウン用スイッチ55、アップ
用スイッチ59を介してコンデンサ36、ユニジャンク
ショントランジスタ(UJT)37、可変抵抗38から
なるタイマ回路35が接続されている。さらに、モータ
ー81にはリードスイッチ5の可動子6を移動させる接
点切替手段10としての磁石が取り付けられている。
【0051】このような本実施例においても、前記第4
実施例と同様に、スイッチ55,59のみを押せば、モ
ータドライバ82に電圧による信号が入力され、モータ
ー81の回転制御が行える。また、ストップスイッチ3
2を押すか、リミットスイッチ50,51が働くと、モ
ーター81は停止される。一方、ストップスイッチ32
を押して接点72に切り替えた状態で、各スイッチ5
5,59の一方を押すと、モーター81は所定方向に所
定角度毎に回転するインチング動作が行われる。
【0052】このような本実施例においても、前記各実
施例と同様に部品コストを低減できるとともに、ノイズ
等に対するエラー対策費を安くでき、制御回路80を安
価に提供できる点、モーター81の出力軸に直接関連し
て制御されるために位置精度を高くできて高精度に制御
することができる点、リードスイッチ5とサイリスタ5
3,57を組み合わせているのでモーター81を即座に
駆動することができる点、タイマ回路35の抵抗38の
大きさを調整することでインチング間隔を容易に設定す
ることができる点などの効果を有する。また、インチン
グ用のスイッチやサイリスタ等を別個設ける必要がない
ため、部品点数を少なくできて制御回路80を安価に提
供できるという効果もある。
【0053】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、スイッチ装置としてサイリスタ4,5
3,54,57,58を用いていたが、トランジスタを
組み合わせたものなど、他の部材を用いても良い。要す
るに、スイッチ装置としては、オン状態やオフ状態を保
持する自己保持機能を有しかつトリガ信号の入力により
ターンオンされる構造の電子素子あるいは電気回路等か
ら構成されたものが好ましく、これらは実施にあたって
適宜設定すればよい。
【0054】また、接点部としては、上述のリードスイ
ッチ5に限らず、マイクロスイッチやリレー接点等でも
よく、要するに可動子がいずれかの接点に接触している
状態で安定状態とされ、接点から離れている状態では不
安定状態とされて停止することなくいずれかの接点に接
触するように移動する構造のものを用いればよい。
【0055】さらに、接点切替手段10,72も前記実
施例に限定されず、接点部の構成に合わせて適宜設定す
ればよい。例えば、接点部としてマイクロスイッチを用
いた場合には接点切替手段としてはモーターの出力軸に
取り付けられたカムが用いられる。
【0056】また、自動インチングを実現するためのタ
イマ回路としては、前述のタイマ回路35,61を適宜
適用してもよいし、その他の構造の回路を用いても良
い。さらに、第4,5実施例のように、ストップスイッ
チ32で接点71,72を切り替える場合には、ストッ
プスイッチ32を押しながらスイッチ55,59を押し
てインチング操作を行ってもよいし、ストップスイッチ
32のかわりにモード切替用のスイッチを設けて接点7
1,72を切り替えて通常の回転操作およびインチング
操作を選択してもよい。
【0057】また、本発明は、電動ブラインドのモータ
ー制御だけでなく、直流モーターや交流モーターを利用
する各種機器、例えばホイスト、クレーン、プレス、コ
ンベア、バルブ、ポンプ、織機、各種自動機等に広範に
利用することができる。
【0058】
【発明の効果】このような本発明によれば、単純な回路
によってインチング制御を可能としているため、部品コ
ストを低減できるとともに、電子回路を用いる場合に比
べてノイズ等に対するエラー対策費を安くでき、モータ
ー制御回路を安価に提供できるという効果がある。ま
た、インチング動作はモーターの出力軸に直接関連して
制御されるために位置精度を高くできて高精度に制御す
ることができるという効果もある。さらに、接点部の不
安定状態によってスイッチ装置をオフしてモーターを停
止し、かつ接点部の接点と可動子が接続されていてもス
イッチ装置にトリガ信号が入力されない限り、オフ状態
を保持し、トリガ信号が入力されたらスイッチ装置をオ
ン状態に移行させるようにしているため、モーターを信
号に応じて即座に駆動することができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のモーター制御回路を示す
回路図である。
【図2】本発明の第2実施例のモーター制御回路を示す
回路図である。
【図3】本発明の第3実施例のモーター制御回路を示す
回路図である。
【図4】本発明の第4実施例のモーター制御回路を示す
回路図である。
【図5】本発明の第5実施例のモーター制御回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1,20,40,70,80 制御回路 2,81 モーター 41 交流モーター 4,53,54,57,58 スイッチ装置であるサイ
リスタ 5 接点部であるリードスイッチ 6 可動子 7A,7B 接点 10,73 接点切替手段 22 駆動回路 29 整流回路 35,61 タイマ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの駆動を制御する制御回路であ
    って、分岐した2つの接点およびこの接点間を中間で停
    止することなく移動して各接点に接触した状態で安定状
    態とされる可動子を備える接点部と、モーター出力軸の
    回転に伴い前記可動子を各接点間で移動させる接点切替
    手段と、この接点切替手段によって可動子が一方の接点
    から離れて他方の接点に接触するまでの不安定状態によ
    って電流の流れを遮断するオフ状態に移行されてモータ
    ーの駆動を停止するとともに、前記可動子がいずれかの
    接点に接触している状態でトリガ信号の入力により電流
    の通電が可能なオン状態に移行してモーターの駆動を開
    始するスイッチ装置とが設けられていることを特徴とす
    るモーター制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモーター制御回路におい
    て、前記スイッチ装置はサイリスタで構成されているこ
    とを特徴とするモーター制御回路。
JP6069508A 1994-04-07 1994-04-07 モーター制御回路 Withdrawn JPH07284294A (ja)

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