JPH0728361Y2 - 抽斗のラッチ装置 - Google Patents

抽斗のラッチ装置

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JPH0728361Y2
JPH0728361Y2 JP1989049732U JP4973289U JPH0728361Y2 JP H0728361 Y2 JPH0728361 Y2 JP H0728361Y2 JP 1989049732 U JP1989049732 U JP 1989049732U JP 4973289 U JP4973289 U JP 4973289U JP H0728361 Y2 JPH0728361 Y2 JP H0728361Y2
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Inventor
志良 小坂
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株式会社くろがね工作所
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は抽斗のラッチ装置に関するものである。
《従来の技術と問題点》 従来、上記ラッチ装置は、種々提供されているが、その
いずれもがラッチの機能だけを有し、他の機能は有して
おらず、又その組立作業にも時間を要していた。
《本考案の目的と構成》 本考案は、組立作業が極めて容易で、ラッチ機能と抽斗
収納時の安定機能を同時に有するラッチ装置を提供する
事を目的とし、その構成は、合成樹脂製の軸保持部材
と、左右端部が前記軸保持部材に回動自在に保持された
作動軸と、作動軸の少なくとも左右いずれか一方の端部
に取りつけられた鉤部材と、作動軸の略中央部に取りつ
けられて、表面板に形成されたレバー挿通孔より前部が
前方に突出して引手内部に位置する引手レバーと、鉤部
材を常に係止方向に付勢するバネより、前記軸保持部材
は、抽斗本体左右端部に形成された保持部材嵌合部に嵌
合して取付られ、側端部前端に、抽斗の収納時に前面板
の裏面とキャビネット本体の前端部間に位置する緩衝突
部を有すると共に、側端部がキャビネット本体の前端部
内面に接触する一方、キャビネット本体前端部内面に前
記鉤部材が係止する係止部材がもうけられたものであ
る。
《実施例》 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本考案の要部分解斜視図を示し、符号1は抽斗
本体を、符号2は抽斗本体1の前端に着脱自在に取りつ
けられる前面板を、符号3はラッチ部材を示している。
ラッチ部材3は、左右端部に位置する軸保持部材4(一
方のみ図示)と、左右端部が回動支持部材5(一方のみ
図示)を介して、軸保持部材4に回動自在に保持される
角形の作動軸6と、作動軸6の一方の端部にとりつけら
れた鉤部材7と、作動軸6の略中央部に取りつけられて
前面板2に形成されたレバー挿通孔21より前部が前方に
突出し、引手22の内部に位置する引手レバー8と、鉤部
材7を常に係止方向に付勢するバネ80と、キャビネット
本体10の前端部内面にもうけられた、前記鉤部材7と係
合する係止部材9より構成されている。
抽斗本体1は、断面略上向きコ字形の胴板11と、胴板11
の前端部内面に固着された裏板12等より構成されてい
る。
符号13は胴板11の左右側壁の外面に取りつけられたレー
ル部材を示している。
裏板12は、基板の上下左右端部が前方に折り曲げられ
て、前面が開口する横向き略箱形に形成されている。
そして、胴板11の前端部内面に裏板12が固着された抽斗
本体1の前端底部111の内面所定個所に上方に突出する
係合凸部112・・・が形成され、前端側部113、113の所
定個所に前面板2を連結する為の連結孔114、114と、前
記軸保持部材4の大きさに対応して、前端が開口して切
り欠かれた保持部材嵌合部115、115が形成されている。
符号121は裏板12の上端面前端が鉤形に折り曲げられて
形成された前面板係止部を示している。
前面板2は、正面略中央部に前記引手レバー8のレバー
挿通開口21が形成され、レバー挿通開口21を隠蔽して、
内部にレバー挿通開口21と連続する指先引っ掛け部20が
形成された引手22が裏面側からネジ止めされている。
そして、上端裏面側に、前面板係止部121に係止される
係止突片23が下向きに突出して形成され、下端裏面側に
前記係合凸部112・・・に係合する係合孔24・・・が形
成された係合突片25が後方に突出して形成され、左右端
部の裏面側に、前記連結孔114、114に対応して形成され
た連結螺孔26・・・がもうけられた連結突片27が後方に
突出して形成されている。
ラッチ部材3の軸保持部材4は合成樹脂材より形成さ
れ、内部に形成された円形の支持部材保持孔41と、支持
部材保持孔41に連設され、支持部材保持孔41より小径
で、作動軸6の端部が挿通する軸挿通孔42と、作動軸6
の端部が位置し、鉤部材7の前端部が嵌入する鉤部材嵌
入部43が軸挿通孔42に直交して形成されている。
そして、前記抽斗本体1の保持部材嵌合部115、115の後
端面が、作動軸6の回動を妨げない位置まで嵌入し、抽
斗本体1に保持された状態で、支持部材保持孔41の大部
分と軸挿通孔42の鉤部材嵌入部43が抽斗本体1の側部11
3、113の外方に突出する位置に嵌合取付溝44が支持部材
保持孔41に直交して連設されている。
さらに、軸保持部材4の側端部前端に、抽斗がキャビネ
ット本体10に収納された時に、前面板2の裏面と、キャ
ビネット本体10の前端面間に位置して、互いの端面を保
護する緩衝突部45が外方に突出して形成されている。
又、軸保持部材4の側端部は、抽斗がキャビネット本体
10に収納された状態で、キャビネット本体10の前端部内
面に接触して、抽斗のキャビネット本体10に対する左右
方向の位置ズレを防止すると共に、抽斗の収納に邪魔に
ならない様、その後端部がテーパー面46に形成されてい
る。
回動支持部材5は、合成樹脂材より形成され、前記軸保
持部材4の支持部材保持孔41に嵌入して回動自在に保持
される大きさで、中心に前記作動軸6が合致する角孔51
が形成されている。
そして、支持部材保持孔41に嵌入された状態で、軸保持
部材4が抽斗本体1に取りつけられた時に、支持部材保
持孔41より小さく形成された軸挿通孔42の端面と、抽斗
本体1の保持部材嵌合部115の後端面にて、支持部材保
持孔41内での左右方向への移動が規制される。
作動軸6は角形で、キャビネット本体10の内面左右巾よ
りやや短めに形成されている。
鉤部材7は合成樹脂製で、後端に上方に突出する鉤部71
と、前端に作動軸6の端部が嵌合する取付孔72が形成さ
れた横向き略L字形に形成され、軸保持部材4の鉤部材
嵌入部43に嵌入された状態で、軸挿通孔42に挿通された
作動軸6の端部が取付孔72に嵌合して、鉤部嵌入部43内
に回動自在に支持される。
引手レバー8は、合成樹脂製で、前部に位置する操作部
81と、操作部81の左右端部に後方下向きに突出して連設
された操作脚82、82より、側面視略への字形をなし、操
作脚82、82の後端に作動軸6が嵌通する嵌通孔83、83が
形成されている。
バネ80は作動軸6に外嵌して引手レバー8の操作脚82、
82間に位置し、一端が操作部81の上面に当接し、他端が
裏板12の内面に当接して、引手レバー8の操作部81を常
に下方に押し下げる様に作用している。
すなわち、第3図、第5図において、作動軸6は常に反
時計廻りの方向に回動力が付勢される事により、鉤部材
7は常に係止部材9に係止する様付勢されている。
係止部材9は、キャビネット本体10に取りつけられた縦
補強材101に形成された取付孔(図示せず)に係合する
係合脚部91と、キャビネット本体10の内面に当接する取
付部92と、取付部92の上端に連設され、鉤部材7の鉤部
71が係止する係止突部93が下方に突出して前端にもうけ
られた係止部94より形成されている。
又、係合脚部91は、上端が取付部92より上方に突出し、
下方が2股状となした脚部の前後端面に、前後方向に突
出する膨出部95、95が形成されている。
そして、係合脚部91の上端が取付孔の上端に引っ掛けら
れた状態で、取付部92の下方が縦補強材101側に押しつ
けられて、膨出部95、95が取付孔の端面を乗り越えて、
取付孔の端面に係止し、係止部材9は取付孔に取りつけ
られる。
本考案は、以上の如く構成され、作動軸6にバネ80と引
手レバー8を取りつけ、次に軸保持部材4に回動支持部
材5と鉤部材7を嵌入した状態で、上記作動軸6の端部
を回転支持部材5の角孔51、及び鉤部材7の取付孔72に
嵌挿、及び嵌合する。
この状態を維持しながら、左右の軸保持部材4の嵌合取
付溝44を保持部材嵌合部115に嵌合する。
この時、バネ8の一端は裏板12の内面に当接し、他端が
引手レバー8の操作部81の上面に当接するので、作動軸
6は第3図、及び第5図において反時計廻りの方向に回
動力が付勢さるが、鉤部材7の前端部上面が鉤部材嵌入
部43のストッパー突部431に当接し、鉤部材7はほぼ水
平状態に維持される。
そして、ラッチ部材3は、左右上下方向への移動が阻止
される。
次に、上記の様にして、ラッチ部材3が取りつけられた
抽斗本体1の前面板係止部121に係止突片23を係止し、
係合突片25を抽斗本体1側に押し込んで、係合孔24・・
・を係合凸部112に係合せしめる。
さらに、連結ネジにて連結突片27と抽斗本体1の側部11
3を連結して抽斗本体1と前面板2を連結する。
この時、引手レバー8は、レバー挿通開口21より外方に
突出し、操作部81が引手22の指先引っ掛け部20内に位置
する。
この状態で、前面板2の裏面は軸保持部材4の前端面に
当接し、軸保持部材4の前方への移動を阻止し、ラッチ
部材3は抽斗に確実に保持される。
上記の如く、ラッチ部材3が取りつけられた抽斗をキャ
ビネット本体10内に収納した状態で、鉤部材7の鉤部71
が係止部材9の係止突部93に係止すると同時に軸保持部
材4の緩衝突部45はキャビネット本体10の前端部と前面
板裏面間に位置し、その側端部はキャビネット本体10の
前端部内面に接触し、さらにバネ80によって常に係止し
た状態を維持する様付勢されているので、抽斗は不測に
キャビネット本体10外に抜け出す事はない。
次に、抽斗をキャビネット本体10から引き出す時は、引
手22の指先引っ掛け部20に指先を挿入して引手レバー8
の操作部81を下面から上方に押し上げて、作動軸6を第
3図で時計廻りの方向に回動せしめる。
すなわち、作動軸6の回動は、同時に鉤部材7の鉤部71
を下方に移動せしめ、鉤部71と係止突部93の係止状態を
解除する。(第3図仮想線に示す状態) そして、この状態を維持する形で抽斗を引き出す。
《効果》 以上の如く本考案は、軸保持部材で、回動支持部材、作
動軸、鉤部材を保持し、作動軸に引手レバーと、バネを
取りつけた構成、すなわち全ての部材を軸保持部材で直
接、間接的に保持する構成となっているので、ラッチ部
材を抽斗とは無関係に組み立てる事が出来、組立作業が
容易で、スピーディに行う事が出来、抽斗本体に保持部
材嵌合部が形成されているので、軸保持部材を保持部材
嵌合部に嵌合するだけで、ラッチ部材を抽斗本体に取り
つける事が出来、しかも、抽斗本体に前面板を取りつけ
るだけの簡単な作業で、ラッチ部材を確実に保持する事
が出来、組立作業が極めて容易である。
さらに、ラッチ部材はすべて抽斗本体側に取りつけられ
ているので、前面板の取り替えが容易で、金属製、木製
等、質感の異なった前面板を適宜選択でき、全体の美観
を向上せしめる。
一方、軸保持部材は、抽斗収納時にキャビネット本体の
前端部と前面板裏面間に位置する緩衝突部を有している
ので、抽斗が勢いよく収納されても、それぞれの端面が
損傷することがなく、不快な衝突音の発生も防止出来
る。又、抽斗収納時に側端部がキャビネット本体の側端
部内面に接触するので、抽斗が左右に位置ずれを起こす
事もなく抽斗収納時の安定性に優れている。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の一つを示し、 第1図は本考案の要部分解斜視図、 第2図は本考案の要部横断面図、 第3図は第2図のA−A線断面略図、 第4図は第3図のB−B線断面略図、 第5図は第4図のC−C線断面略図、 第6図は引手レバー部分の要部横断面図である。 1……抽斗本体 11……胴板 115……保持部材嵌合部 12……裏板 2……前面板 21……レバー挿通孔 3……ラッチ部材 4……軸保持部材 45……緩衝突部 5……回動支持部材 6……作動軸 7……鉤部材 8……引手レバー 80……バネ 9……係止部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴板の前端に裏板が固着された抽斗本体
    と、裏板と適宜間隔を隔てて抽斗本体前端に着脱自在に
    取りつけられた前面板と、抽斗本体と前面板にて保持さ
    れたラッチ部材よりなり、ラッチ部材は合成樹脂製の軸
    保持部材と、左右端部が前記軸保持部材に回動自在に保
    持された作動軸と、作動軸の少なくとも左右いずれか一
    方の端部に取りつけられた鉤部材と、作動軸の略中央部
    に取りつけられて、表面板に形成されたレバー挿通孔よ
    り前部が前方に突出して引手内部に位置する引手レバー
    と、鉤部材を常に係止方向に付勢するバネよりなる抽斗
    のラッチ装置において、前記軸保持部材は、抽斗本体左
    右端部に形成された保持部材嵌合部に嵌合して取付ら
    れ、側端部前端に、抽斗の収納時に前面板の裏面とキャ
    ビネット本体の前端部間に位置する緩衝突部を有すると
    共に、側端部がキャビネット本体の前端部内面に接触す
    る一方、キャビネット本体前端部内面に前記鉤部材が係
    止する係止部材がもうけられた事を特徴とする抽斗のラ
    ッチ装置。
JP1989049732U 1989-04-26 1989-04-26 抽斗のラッチ装置 Expired - Fee Related JPH0728361Y2 (ja)

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