JPH07283272A - 電子部品搭載装置 - Google Patents

電子部品搭載装置

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JPH07283272A
JPH07283272A JP7700094A JP7700094A JPH07283272A JP H07283272 A JPH07283272 A JP H07283272A JP 7700094 A JP7700094 A JP 7700094A JP 7700094 A JP7700094 A JP 7700094A JP H07283272 A JPH07283272 A JP H07283272A
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electronic component
gauge
wiring board
optical system
pattern
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JP7700094A
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Shuichi Ishiwata
修一 石綿
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Citizen Watch Co Ltd
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    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 近接させた電子部品11と配線基板21の間
隙に、電子部品11の電極に相対するパターンと配線基
板の位置決めマークに相対するパターンを有する透過性
材料から成る薄いゲージ1を挿入し、前記電子部品11
の電極とゲージ1のパターンを同時に同軸の電子部品認
識光学系18によって撮像して位置決め調整を行い、前
記配線基板21の位置決めマークと前記ゲージ1のパタ
ーンも同時に同軸の配線基板認識光学系28によって撮
像して位置決め調整する構成。 【効果】 位置決め調整後の電子部品を配線基板に搭載
するまでの移動量を最小にすることができ、高精度の搭
載が可能な電子部品搭載装置が得られるとともに、光学
系の位置精度や倍率の安定性に寛容度が高く、光学系の
本数を削減して構造を単純化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を配線基板に
搭載する電子部品搭載装置に関わるもので、特に電子部
品を不透過性の配線基板にフェイスダウンボンディング
する電子部品搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フェイスダウンボンディングする
電子部品、例えばフリップチップやBGA等の半導体素
子は、電子部品と配線基板の電極どうしの接合に用いる
はんだ材料の溶解時の表面張力や凝縮力によって両者の
電極の中心が一致する方向に移動する現象、いわゆるセ
ルフアライメント現象が生じることから、配線基板上へ
の搭載精度をあまり要求されることはなかった。
【0003】ところが、電子回路の高性能化や小型化の
ために、半導体の集積度が向上するにつれて、電子部品
の電極数は増加し、かつその電極のピッチ間隔は狭くな
る一方である。
【0004】その結果として、前記セルフアライメント
現象に期待して電子部品の配線基板への搭載精度をおろ
そかにすることは、許されなくなってきている。そこ
で、電子部品と配線基板を認識することで両者の相対位
置を調整して高精度な搭載を行う電子部品搭載装置が開
発されている。
【0005】以下に、電子部品搭載装置の第1の従来例
を図18と図19を用いて説明する。まず、図18に示
すように供給された配線基板21は、その電子部品搭載
面に対向する側より配線基板認識光学系42によって撮
像される。実際には配線基板21上のボンディングパッ
ドを直接撮像することは少なく、より認識精度を高めや
すい配線基板21上の認識専用の位置決めマークを撮像
することが多い。
【0006】一方、電子部品11は配線基板21が不透
過性であることから、ボンディングチャック6に保持さ
れつつ搭載位置上方52とは全く別の撮像位置51で電
子部品認識光学系41によって撮像される。高精度な搭
載を要求される場合は、電子部品の外形像ではなく電子
部品11の電極そのものを撮像するのが一般的である。
【0007】特に生産性を要求される場合の自動装着装
置では、画像処理装置を用いて配線基板21の位置決め
マークの画像から配線基板認識光学系42を基準とした
配線基板21の位置を算出する。同様に電子部品11の
電極の画像から電子部品認識光学系41を基準とした電
子部品11の位置を算出する。なお、精度向上のために
前記光学系の倍率を高く設定して配線基板21の位置決
めマークは離れた2点、電子部品11の電極は離れた二
つの角の画像を撮像することで、特に電子部品11と配
線基板21の相対角度のズレ量を算出することは一般的
によく行われている。
【0008】このようにして得られた電子部品11の電
子部品認識光学系41基準の位置と配線基板21の配線
基板認識光学系42の位置は、あらかじめキャリブレー
ションによって得られている両光学系の位置関係から位
置ズレの絶対値として計算される。そして図19に示す
ように電子部品11を撮像位置51から搭載位置上方5
2へ移動するときに前記位置ズレの絶対値を補正するこ
とで、電子部品11の電極位置と配線基板21のボンデ
ィングパッド位置を一致させる構造である。
【0009】このような構造の電子部品搭載装置は、チ
ップマウンタと呼ばれる表面実装部品の装着装置で一般
的に用いられている。
【0010】次に、図20と図21に示す電子部品搭載
装置の第2の従来例を説明する。この第2の従来例は、
特公昭62−26177で開示されたボンディング装置
の位置合わせ機構に代表される電子部品搭載装置の構造
である。つまり、図20に示すようにボンディングチャ
ック6に保持された電子部品11は、配線基板21上の
ほぼ搭載位置上方にあり、電子部品11と配線基板21
の間隙に配置したビームスプリッタ62を用いて電子部
品11の電極と配線基板21のボンディングパッドを同
一の認識光学系61に同時に撮像して両者の像を重ね合
わせることで、電子部品11と配線基板21の相対位置
を修正しようというものである。
【0011】この方法では、電子部品11の電極位置と
配線基板21のボンディングパッド位置を画像処理によ
って認識し両者の相対位置のズレ量を算出することも可
能であるが、同一の光学系に両者の像が重ね合わせて撮
像されることから、人間がモニタまたは接眼レンズを介
して電子部品11と配線基板21の相対位置のズレ量を
認識して搭載位置を調整するマニュアル電子部品搭載装
置とすることも容易である。
【0012】そして、搭載位置の調整を終えた後に、図
21に示すように電子部品11は搭載位置上方の撮像位
置63から下降して、配線基板21上へ搭載される。こ
こで、重ね合わせ像から相対位置のズレ量を算出するた
めには、認識光学系61がキャリブレーションによって
精度よく調節されている必要があることは言うまでもな
い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二つの例では高精度な搭載を阻害する共通する課題があ
る。まず、図19に示すとおり第1の従来例では撮像位
置51と搭載位置上方52が水平方向で大きく異なって
いることから、撮像後に搭載位置上方52を介して配線
基板21上の所定の位置まで電子部品11を搬送して搭
載しなければならない。同様に図21に示す第2の従来
例においても、撮像位置63は搭載位置上方にあるにも
関わらず、電子部品11と配線基板21の間隙にビーム
スプリッタ62を配置する必要性から、撮像位置63は
配線基板21の遥か上方であり、撮像後にズレ量を調整
しながら電子部品11を配線基板21に搭載するまでの
上下方向の移動量は大きい。
【0014】このように電子部品と配線基板の相対位置
のズレ量を認識するための撮像後に搭載のための移動量
が大きいことは、電子部品を保持するボンディングチャ
ックの移動機構の精度を十分に必要とすることになり、
認識どおりに正確なボンディングを行うことを困難にす
る。
【0015】つぎに、第1の従来例では電子部品11と
配線基板21の位置を認識するための光学系が別々に用
意され各々が撮像しており、また第2の従来例では電子
部品11と配線基板21の位置を認識するための光学系
が同一ではあるもののその光軸がビームスプリッタ62
によって分割されて撮像されている。つまり、相対位置
のズレ量を認識するための比較対象物を撮像する光軸が
別になっているため、別々の光軸間のキャリブレーショ
ンと精密な調整が必要になる。もちろん、搭載時の電子
部品の本来あるべき正確な位置と各光軸の位置関係に関
してもキャリブレーションと調整を行う必要がある。そ
れと同時に、電子部品搭載装置の継続的な運転によって
各光学系の光軸の狂いがないような設計上の十分な配慮
が必要であり、頻繁なキャリブレーションによって電子
部品搭載装置の移動機構系や光学系の精度管理を行う必
要がある。
【0016】そこで、本発明の目的は、電子部品と配線
基板の位置決め調整後の搭載のための移動量を最小に抑
えるとともに、光学系は頻繁なキャリブレーションを行
うことを不要として、高精度の電子部品搭載装置を提供
することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品搭載装
置は、電子部品を配線基板上の所定の位置に搭載するた
めに、第3の部材であるゲージに対して電子部品を位置
決め調整しかつ前記ゲージに対して配線基板を位置決め
調整することで、前記第3の部材であるゲージ1を介し
て電子部品と配線基板の相対位置を位置決め調整する構
造である。
【0018】また、本発明の電子部品搭載装置の前記ゲ
ージは、配線基板と平行に移動可能なゲージスライドに
設置され、前記ゲージを電子部品と配線基板を近接させ
た際の電子部品と配線基板の間隙に前記ゲージスライド
によって配置して電子部品と配線基板の相対位置を位置
決め調整する構造である。
【0019】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージが電子部品の特徴的な形状に相対するパターンと
配線基板の特徴的な形状に相対するパターンを有する透
過性材料から成る薄いゲージで構成されている。
【0020】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージの電子部品の特徴的な形状に相対するパターンが
電子部品の電極または専用の位置決めマークに相対する
パターンで構成されている。
【0021】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージの配線基板の特徴的な形状に相対するパターンが
配線基板上のボンディングパッドまたは専用の位置決め
マークに相対するパターンで構成されている。
【0022】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターン
は、これらを撮像するための光学系の焦点深度内に同一
視野で配置され、かつ配線基板の特徴的な形状と前記透
過性材料から成る薄いゲージの配線基板の前記特徴的な
形状に相対するパターンは、これらを撮像するための光
学系の焦点深度内に同一視野で配置される構造である。
【0023】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターンを
同時に撮像するための光学系は、前記ゲージによって隔
てられる二つの空間のうちの電子部品を保持するボンデ
ィングチャックと同一の空間側に配置され、前記光学系
の光軸をゲージによって隔てられた二つの空間のうちの
光学系の配置されている側と異なる空間において反転さ
せるミラーまたはプリズムを持つ。
【0024】
【作用】本発明の電子部品搭載装置は、電子部品を配線
基板上の所定の位置に搭載するために、第3の部材であ
るゲージに対して電子部品を位置決め調整しかつ前記ゲ
ージに対して配線基板を位置決め調整することで、前記
第3の部材であるゲージ1を介して電子部品と配線基板
の相対位置を位置決め調整する構造であることから、不
透過性の配線基板に電子部品をフェイスダウンボンディ
ングする場合でも、電子部品と配線基板の位置決め調整
のために電子部品と配線基板の特徴的な形状を撮像する
撮像位置の制約が少ない。
【0025】さらに、前記ゲージは配線基板と平行に移
動可能なゲージスライドに設置され、前記ゲージを電子
部品と配線基板を近接させた際の電子部品と配線基板の
間隙に前記ゲージスライドによって配置して電子部品と
配線基板の相対位置を位置決め調整する構造としている
ため、電子部品と配線基板の位置決め調整後の電子部品
を配線基板に搭載するまでの移動量が少なくなる。
【0026】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージが電子部品の特徴的な形状に相対するパターンと
配線基板の特徴的な形状に相対するパターンを有する透
過性材料から成る薄いゲージで構成されていることで、
電子部品と配線基板の近接距離は最小とすることが可能
となる。
【0027】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージの電子部品の特徴的な形状に相対するパターンが
電子部品の電極または専用の位置決めマークに相対する
パターンで構成されていることで、電子部品の特徴的な
形状とゲージのパターンの位置決め調整が容易である。
【0028】同様に、本発明の電子部品搭載装置は、前
記ゲージの配線基板の特徴的な形状に相対するパターン
が配線基板上のボンディングパッドまたは専用の位置決
めマークに相対するパターンで構成されていることで、
配線基板の特徴的な形状とゲージのパターンの位置決め
調整も容易となる。
【0029】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターン
は、これらを撮像するための光学系の焦点深度内に同一
視野で配置され、かつ配線基板の特徴的な形状と前記透
過性材料から成る薄いゲージの配線基板の前記特徴的な
形状に相対するパターンは、これらを撮像するための光
学系の焦点深度内に同一視野で配置されることから、位
置を比較する対象である電子部品の特徴的な形状と前記
透過性材料から成る薄いゲージの電子部品の前記特徴的
な形状に相対するパターンあるいは配線基板の特徴的な
形状と前記透過性材料から成る薄いゲージの配線基板の
前記特徴的な形状に相対するパターンを同時に一つの像
として撮像することができる。
【0030】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターンを
同時に撮像するための光学系は、前記ゲージによって隔
てられる二つの空間のうちの電子部品を保持するボンデ
ィングチャックと同一の空間側に配置され、前記光学系
の光軸をゲージによって隔てられた二つの空間のうちの
光学系の配置されている側と異なる空間において反転さ
せるミラーまたはプリズムを持つことから、電子部品の
特徴的な形状とゲージの電子部品の前記特徴的な形状に
相対するパターンを同時に撮像するための光学系と配線
基板の特徴的な形状とゲージの配線基板の前記特徴的な
形状に相対するパターンを同時に撮像するための光学系
が同一の光学系で構成することが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図8を
用いて説明する。
【0032】図1は、本発明の電子部品搭載装置の断面
を示す。電子部品11は、電極を下に向けてボンディン
グチャック6に保持されている。ボンディングチャック
6は、前記電子部品11を電子部品11の供給位置から
搭載位置へ搬送し、配線基板21との相対位置を位置決
め調整し、配線基板21上に搭載するためのXc軸1
3、Yc軸14、θc軸15、Zc軸16を有する4軸
調整テーブルの先端部に取り付けられている。
【0033】配線基板21は、配線基板スライド24の
上に前記電子部品11の電極を接続するためのボンディ
ングパッドを上面にして保持されている。前記配線基板
スライド24は配線基板供給位置から電子部品の搭載位
置へ配線基板21を移動させることができる。また、配
線基板スライド24は位置決め調整を行うためのXp軸
25、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整テーブ
ル上に設置されており、Xp軸25、Yp軸26、θp
軸27を有する3軸調整テーブルには電子部品認識光学
系18が設置できるように中央部に穴があいている。
【0034】透過性材料から成る薄いゲージ1は、電子
部品11の電極12に相対するパターン2をゲージ1上
面に、配線基板21の位置決めマーク23に相対するパ
ターン3をゲージ1下面に持ち、配線基板21との間隔
を約0.1mmに保ちながら、配線基板21と接触しな
いように配線基板スライド24と平行に移動可能なゲー
ジスライド7上に固定されている。透過性材料から成る
薄いゲージ1については、後ほど詳細に説明する。
【0035】電子部品認識光学系18は、前記のように
Xp軸25、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整
テーブルの中央部の穴の中の電子部品11の二つの角の
電極と前記ゲージ1の電子部品11の電極に相対するパ
ターン二箇所を撮像できるように移動可能な電子部品認
識光学系水平軸スライド19に設置され、電子部品11
の電極が撮像可能に上向きの光軸を持つ。
【0036】一方、配線基板認識光学系28は、配線基
板21上の二箇所の位置決めマーク23と前記ゲージ1
の配線基板21の位置決めマーク23の相対する二箇所
のパターン3を撮像できるように移動可能な配線基板認
識光学系水平軸スライド29に設置され、配線基板21
の位置決めマークが撮像可能に下向きの光軸を持つ。
【0037】電子部品認識光学系18と配線基板認識光
学系28が、それぞれ二箇所の撮像位置に対応できるよ
うにスライドに設置されているのは、特に電子部品11
と配線基板21の相対角度のズレ量を正確に認識するた
めである。これは、半導体の高集積化によって電子部品
の電極数が増加し、かつその電極のピッチ間隔が狭くな
りつつあるために、高分解能な光学系が電子部品搭載装
置に要求されるのに対して、その高分解能な光学系の視
野は狭くなってしまうからである。
【0038】次に、本実施例に用いた透過性材料から成
る薄いゲージ1について説明する。本実施例では、ゲー
ジ1の材料として厚み0.7mmの両面にITOを蒸着
したBLCガラスを用いている。ITOは液晶パネルの
透明電極として用いられるが、パターニングされたIT
Oを顕微鏡で観察すると、ガラスの透過性とは異なり、
半透過性のパターンとして認識できる。本実施例では図
2と図5に示すように、電子部品11の電極12に相対
するパターン2をゲージ1上面に形成し、配線基板21
の位置決めマーク23に相対するパターン3をゲージ1
下面に形成する。パターニングの方法は、液晶パネルの
製造方法として公知である。
【0039】本実施例では図9と図10のように、電子
部品11の電極12が直径100μmであるのに対して
パターン2の内側寸法を□120μmで設計している。
また、図11と図12のように配線基板の位置決めマー
ク23の線幅が100μmであるのに対してパターン3
の間隔を120μmで設計している。
【0040】本実施例では、ゲージのパターン2と電子
部品11の電極12の相対位置のズレ量およびゲージの
パターン3と配線基板21の位置決めマーク23の相対
位置のズレ量を光学系が撮像した像を人間が観察しなが
ら認識するマニュアルのケースを前提に説明しているた
めに半透明に観察できるITOパターンが認識に有効だ
が、自動化のために画像処理装置によって認識する場合
には、前記ITOのパターンよりもクロム蒸着ガラスを
パターニングしたほうが正確に認識できることが実験に
より確認されている。
【0041】図3は、電子部品11を電極側から示した
図である。電極12は、突出して形成されている。ま
た、図4は配線基板21を示す。図4では、配線基板2
1上のボンディングパッド22から引き出される配線パ
ターンは途中から省略している。また、位置決めマーク
23は二箇所に設定している。
【0042】次に、本実施例の電子部品搭載装置の動作
について動作順に側面から見た図5〜図8によって説明
する。まず、図5のとおり前記ゲージ1が電子部品認識
光学系18の上に図1のゲージスライド7によってセッ
トされる。電子部品11はボンディングチャック6に保
持されて供給位置からゲージ1の上面に位置決めされ
る。このとき、電子部品11の電極12は図1に示すZ
c軸16によってゲージ1の上面に約0.1mmまで近
接させる。
【0043】ここで、ゲージ1の下方から電子部品認識
光学系18の光軸を電子部品11の一つの角に合わせ
て、ゲージ1のパターン2と電子部品11の電極12を
同一の光軸上で同時に同一視野内に撮像する。このとき
の視野は図2のゲージ1上の視野4aに相当する。
【0044】電子部品11は予め供給されるときに外形
を基準に仮位置決めされてからボンディングチャック6
に保持され、少なくとも±0.1mmの繰り返し精度で
搬送されてくるので、電子部品認識光学系18の視野4
aを外すことはまず考えられない。また、ゲージスライ
ド7もゲージ1のパターン2が電子部品認識光学系18
の視野4a内に入ればよい程度の繰り返し精度、例えば
±0.1mmを有すれば十分である。同様に電子部品認
識光学系水平軸スライド19も作業の効率から考えて電
子部品認識光学系18の視野4a内に一度でゲージ1の
パターン2と電子部品11の電極12をとらえることが
できる繰り返し精度があれば十分で、例えば光軸がゲー
ジ1と交わる点で±0.1mmを有すれば十分である。
これらの精度は、現在の電子部品搭載装置の要求される
精度の水準から考えて容易に得られる値である。
【0045】ここで、本実施例に用いている電子部品認
識光学系18と配線基板認識光学系28は、分解能約2
μm、視野約□1.6mm、焦点深度約±0.1mmで
ある。そこで、ゲージ1と電子部品11は接触していな
いが、電子部品11の電極12はゲージ1の上面に約
0.1mmまで近接しているので、電子部品認識光学系
18の焦点深度以内に電子部品11の電極12とゲージ
1のパターン2を撮像することができる。
【0046】電子部品認識光学系18は、図9のように
電子部品11の電極12とゲージ1のパターン2を光軸
を分割することなく同時に撮像する。つまり、ゲージ1
のパターン2と、ゲージ1を透過して電子部品11の電
極12が一つの像として得られる。
【0047】この像を認識しながら、図1で説明したX
c軸13、Yc軸14、θc軸15によって電子部品1
1の位置を調整し、図10に示すように位置決めを行
う。同様に電子部品認識光学系水平軸スライド19によ
って電子部品認識光学系18を図2の視野4bに相当す
る場所に移動して、電子部品11の他の角の電極とゲー
ジ1のパターン2を位置決め調整を行い、視野4aと視
野4bの位置決めを交互に繰り返すことで電子部品11
の電極12とゲージ1のパターン2の相対位置のズレは
なくなる。
【0048】電子部品11とゲージ1の位置決めを終了
後、図6に示すとおりゲージの下面に配線基板21が配
線基板スライド24によってセットされる。次に、ゲー
ジ1の上方から配線基板認識光学系28の光軸を配線基
板21の一つの位置決めマーク23に合わせて、ゲージ
1のパターン3と配線基板21の位置決めマーク23を
同一の光軸上で同時に同一視野内に撮像する。このとき
の視野は図2のゲージ上の視野5aに相当する。
【0049】配線基板21は予め供給されるときに基準
穴を基準に仮位置決めされるため、少なくとも±0.3
mmの繰り返し精度で搬送されてくるので、配線基板認
識光学系28の視野5aを外すことはまず考えらず、ま
た、前記のとおり、配線基板認識光学系28の仕様と配
線基板21とゲージ1の間隙から、配線基板認識光学系
28の焦点深度以内にゲージ1のパターン3と配線基板
21の位置決めマーク23を撮像することができる。
【0050】配線基板認識光学系28は、図11のよう
に配線基板21の位置決めマーク23とゲージ1のパタ
ーン3を光軸を分割することなく同時に撮像する。つま
り、ゲージ1のパターン3と、ゲージ1を透過して配線
基板21の位置決めマーク23が一つの像として得られ
る。
【0051】この像を認識しながら、図1で説明したX
p軸25、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整テ
ーブルによって配線基板21の位置を調整し、図12に
示すように位置決めを行う。同様に配線基板認識光学系
水平軸スライド29によって配線基板認識光学系28を
図2の視野5bに相当する場所に移動して、もう一つの
配線基板21の位置決めマークとゲージ1のパターン3
を位置決め調整を行い、視野5aと視野5bの位置決め
を交互に繰り返すことで配線基板21の位置決めマーク
とゲージ1のパターン3の相対位置のズレはなくなる。
【0052】以上の動作により、電子部品11の電極と
配線基板21のボンディングパッドは、ゲージ1を介し
て相対位置の位置決め調整が終了したこととなる。次
に、図7に示すように電子部品11と配線基板21の間
隙からゲージスライド7を用いてゲージ1を退避する。
【0053】ゲージ1が退避した後、図8のように電子
部品11を撮像位置から配線基板21上に搭載する。こ
の移動は図1に示すところのZc軸を用いるが、移動量
としては電子部品11とゲージ1の間隙約0.1mmと
ゲージ1の厚み0.7mmとゲージ1と配線基板21の
間隙約0.1mmの合計約0.9mmでしかない。つま
り、位置決め調整後の移動量は極めて少なく、高精度な
搭載が可能である。具体的には、本実施例の電子部品搭
載装置を用いて±10μm以下の装着精度を得ることが
容易に可能である。
【0054】以下に、本発明の第2の実施例を図13〜
図17を用いて説明する。
【0055】図15は、本発明の電子部品搭載装置の断
面を示す。電子部品11は、電極を下に向けてボンディ
ングチャック6に保持されている。ボンディングチャッ
ク6は、電子部品11を電子部品11の供給位置から搭
載位置へ搬送し、配線基板21との相対位置を位置決め
調整し、配線基板21上に搭載するためのXc軸13、
Yc軸14、θc軸15、Zc軸16を有する4軸調整
テーブルの先端部に取り付けられている。
【0056】配線基板21は、配線基板スライド24の
上に前記電子部品11の電極を接続するためのボンディ
ングパッドを上面にして保持されている。前記配線基板
スライド24は配線基板供給位置から電子部品の搭載位
置へ配線基板21を移動させることができる。また、配
線基板スライド24は位置決め調整を行うためのXp軸
25、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整テーブ
ル上に設置されており、Xp軸25、Yp軸26、θp
軸27を有する3軸調整テーブルにはミラーユニット3
4が設置できるように中央部に穴があいている。
【0057】透過性材料から成る薄いゲージ1は、電子
部品11の電極12に相対するパターン2をゲージ1上
面に、配線基板21の位置決めマーク23に相対するパ
ターン3をゲージ1下面に持ち、配線基板21との間隔
を約0.1mmに保ちながら、配線基板21と接触しな
いように配線基板スライド24と平行に移動可能なゲー
ジスライド7上に固定されている。透過性材料から成る
薄いゲージ1は、第1の実施例と同様にして作成する。
【0058】認識光学系31は、水平移動可能な認識光
学系水平軸スライド32と上下移動可能な認識光学系上
下軸スライド33に下向きの光軸を持つように設置され
る。認識光学系31は、電子部品11の二つの角、配線
基板21の二箇所の位置決めマーク23、ゲージ1の電
子部品11の電極12に相対するパターン2および配線
基板21の位置決めマーク23に相対するパターン3を
視野内に納めるために、都合4箇所に移動する必要があ
り、それは高分解能な認識光学系31の視野の狭さを補
うものであることは、第1の実施例で説明したとおりで
ある。ちなみに第2の実施例で用いる認識光学系31
は、第1の実施例で用いた電子部品認識光学系18と配
線基板認識光学系28の仕様と同一のものを用いてい
る。
【0059】前記ミラーユニット34は、前記Xp軸2
5、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整テーブル
の中央部の穴の中に設置され、図14に示すように認識
光学系の光軸を反転させるものである。ゲージ1によっ
て隔てられた反対側の空間に設置されたミラーユニット
34によって認識光学系31は、電子部品11の一つの
角のゲージ1のパターン2と電子部品11の電極12を
同一の光軸上で同時に同一視野内、図2の視野4aに相
当する視野で撮像する。認識光学系31の視野と焦点深
度の関係は、第1の実施例と同様である。
【0060】認識光学系31は、光軸をミラーユニット
34によって反転させて図9のように電子部品11の電
極12とゲージ1のパターン2を光軸を分割することな
く同時に撮像する。つまり、ゲージ1のパターン2と、
ゲージ1を透過して電子部品11の電極12が一つの像
として得られる。
【0061】この像を認識しながら、図13で説明した
Xc軸13、Yc軸14、θc軸15によって電子部品
11の位置を調整し、図10に示すように位置決めを行
う。同様に認識光学系水平軸スライド33によって認識
光学系31を図2の視野4bに相当する場所に移動し
て、電子部品11の他の角の電極とゲージ1のパターン
2を位置決め調整を行い、視野4aと視野4bの位置決
めを交互に繰り返すことで電子部品11の電極12とゲ
ージ1のパターン2の相対位置のズレはなくなる。
【0062】電子部品11とゲージ1の位置決めを終了
後、図15に示すとおりゲージの下面に配線基板21が
配線基板スライド24によってセットされる。ここで、
ゲージ1の上方から認識光学系31の光軸と焦点距離を
認識光学系水平軸スライド32と認識光学系上下軸スラ
イド33を用いて配線基板21の一つの位置決めマーク
23に合わせ、ゲージ1のパターン3と配線基板21の
位置決めマーク23を同一の光軸上で同時に同一視野内
に撮像する。このときの視野は図2のゲージ上の視野5
aに相当する。
【0063】配線基板認識光学系28は、図11のよう
に配線基板21の位置決めマーク23とゲージ1のパタ
ーン3を光軸を分割することなく同時に撮像する。つま
り、ゲージ1のパターン3と、ゲージ1を透過して配線
基板21の位置決めマーク23が一つの像として得られ
る。
【0064】この像を認識しながら、図13で説明した
Xp軸25、Yp軸26、θp軸27を有する3軸調整
テーブルによって配線基板21の位置を調整し、図12
に示すように位置決めを行う。同様に認識光学系水平軸
スライド32によって認識光学系31を図2の視野5b
に相当する場所に移動して、もう一つの配線基板21の
位置決めマークとゲージ1のパターン3を位置決め調整
を行い、視野5aと視野5bの位置決めを交互に繰り返
すことで配線基板21の位置決めマークとゲージ1のパ
ターン3の相対位置のズレはなくなる。
【0065】以上の動作により、電子部品11の電極と
配線基板21のボンディングパッドは、ゲージ1を介し
て相対位置の位置決め調整が終了したこととなる。次
に、図16に示すように電子部品11と配線基板21の
間隙からゲージスライド7を用いてゲージ1を退避す
る。
【0066】ゲージ1が退避した後、図17のように電
子部品11を撮像位置から配線基板21上に搭載する。
この移動は図13に示すところのZc軸を用いるが、移
動量としては電子部品11とゲージ1の間隙約0.1m
mとゲージ1の厚み0.7mmとゲージ1と配線基板2
1の間隙約0.1mmの合計約0.9mmでしかない。
つまり、位置決め調整後の移動量は極めて少なく、高精
度な搭載が可能である。具体的には、本実施例の電子部
品搭載装置を用いて±10μm以下の装着精度を得るこ
とが容易に可能である。
【0067】しかも、本実施例の電子部品搭載装置で
は、認識光学系31が透過性材料から成るゲージ1を介
してゲージ1の位置決めパターンと対象物であるワーク
の位置決め部を視野内に捕らえることができれば精度の
高い搭載ができるので、高分解能を有するにも関わら
ず、前記認識光学系31の移動を行っても精度を損なう
ことがない。そこで、前記ミラーユニット34を用いる
ことで、高価な認識光学系を1本として可動式にするこ
とが可能である。
【0068】本発明の電子部品搭載装置の撮像した像か
らゲージと電子部品、またはゲージと配線基板の相対位
置のズレ量を画像処理装置によって算出する方法は、画
像内の2図形の重心位置を求め、その距離を算出すれば
よく、既に多くの画像処理装置で行われている。ただ
し、その場合には得られた像で絶対寸法を算出するた
め、認識光学系の倍率をキャリブレーションする必要が
生じる。
【0069】本発明では、使用するゲージ上のパターン
の各部寸法を事前に計測しておくことで、画像処理装置
が必要に応じて得られた像の計測値と既知寸法を比較す
ることで、自動的にキャリブレーションを行うことがで
きる。例えば、図9におけるパターン2の内側寸法が1
20μmであることは既にわかっているので、図2の視
野4aを撮像した上で画像処理装置によってゲージの該
当部の計測を行い、前記内側寸法の認識光学系を経た処
理系単位の倍率を算出すればよい。
【0070】また、本発明の第1の実施例も第2の実施
例も電子部品の特徴的な形状として電子部品の電極を採
用したが、電子部品に電極位置と精度よくパターニング
できた専用の位置決めマークを用いてもよい。同様に認
識精度の確保が可能ならば、配線基板の特徴的な形状と
して専用の位置決めマークを使用せず、ボンディングパ
ッドに代表される配線基板上に回路としてパターニング
された特徴的な形状を認識してもよい。いずれにしても
認識に用いる対象物とゲージのパターンの相対位置関係
は確保すべきことは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】本発明の電子部品搭載装置は、電子部品
を配線基板上の所定の位置に搭載するために、第3の部
材であるゲージに対して電子部品を位置決め調整しかつ
前記ゲージに対して配線基板を位置決め調整すること
で、前記第3の部材であるゲージ1を介して電子部品と
配線基板の相対位置を位置決め調整する構造であること
から、不透過性の配線基板に電子部品をフェイスダウン
ボンディングする場合でも、電子部品と配線基板の位置
決め調整のために電子部品と配線基板の特徴的な形状を
撮像する撮像位置の制約が少ない。
【0072】さらに、前記ゲージは配線基板と平行に移
動可能なゲージスライドに設置され、前記ゲージを電子
部品と配線基板を近接させた際の電子部品と配線基板の
間隙に前記ゲージスライドによって配置して電子部品と
配線基板の相対位置を位置決め調整する構造としている
ため、電子部品と配線基板の位置決め調整後の電子部品
を配線基板に搭載するまでの移動量が少なくなる。
【0073】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージが電子部品の特徴的な形状に相対するパターンと
配線基板の特徴的な形状に相対するパターンを有する透
過性材料から成る薄いゲージで構成されていることで、
電子部品と配線基板の位置決め調整時の近接距離は最小
とすることが可能となる。本発明によれば、このように
してボンディングチャックの移動機構の精度の影響を最
小限度とすることができ、高精度の搭載が可能な電子部
品搭載装置が得られる。
【0074】また、本発明の電子部品搭載装置は、前記
ゲージの電子部品の特徴的な形状に相対するパターンが
電子部品の電極または専用の位置決めマークに相対する
パターンで構成されていることで、電子部品の特徴的な
形状とゲージのパターンの位置決め調整を容易にすると
ともに高精度な位置決め調整を可能としている。
【0075】同様に、本発明の電子部品搭載装置は、前
記ゲージの配線基板の特徴的な形状に相対するパターン
が配線基板上のボンディングパッドまたは専用の位置決
めマークに相対するパターンで構成されていることで、
配線基板の特徴的な形状とゲージのパターンの位置決め
調整を容易にするとともに高精度な位置決め調整を可能
としている。
【0076】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターン
は、これらを撮像するための光学系の焦点深度内に同一
視野で配置され、かつ配線基板の特徴的な形状と前記透
過性材料から成る薄いゲージの配線基板の前記特徴的な
形状に相対するパターンは、これらを撮像するための光
学系の焦点深度内に同一視野で配置されることから、位
置を比較する対象である電子部品の特徴的な形状と前記
透過性材料から成る薄いゲージの電子部品の前記特徴的
な形状に相対するパターンあるいは配線基板の特徴的な
形状と前記透過性材料から成る薄いゲージの配線基板の
前記特徴的な形状に相対するパターンを同時に一つの像
として撮像することができ、光学系の位置精度や倍率の
安定性に対して寛容度が高く、通常は十分に固定される
べき光学系も移動が可能なり、光学系のキャリブレーシ
ョンおよび電子部品装置の移動機構や光学系の精度管理
を頻繁に行う必要がない。
【0077】また、本発明の電子部品搭載装置は、電子
部品の特徴的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲー
ジの電子部品の前記特徴的な形状に相対するパターンを
同時に撮像するための光学系は、前記ゲージによって隔
てられる二つの空間のうちの電子部品を保持するボンデ
ィングチャックと同一の空間側に配置され、前記光学系
の光軸をゲージによって隔てられた二つの空間のうちの
光学系の配置されている側と異なる空間において反転さ
せるミラーまたはプリズムを持つことから、電子部品の
特徴的な形状とゲージの電子部品の前記特徴的な形状に
相対するパターンを同時に撮像するための光学系と配線
基板の特徴的な形状とゲージの配線基板の前記特徴的な
形状に相対するパターンを同時に撮像するための光学系
が同一の光学系で構成することが可能となり、シンプル
かつ低価格で高精度の搭載が可能な電子部品搭載装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電子部品搭載装
置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における電子部品搭載装置に適
応するゲージを示す平面図である。
【図3】本発明の実施例で用いた電子部品を電極側から
示す平面図である。
【図4】本発明の実施例で用いた配線基板をボンディン
グパッド側から示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施例における電子部品搭載装
置を示す側面図である。
【図6】本発明の第1の実施例における電子部品搭載装
置を示す側面図である。
【図7】本発明の第1の実施例における電子部品搭載装
置を示す側面図である。
【図8】本発明の第1の実施例における電子部品搭載装
置を示す側面図である。
【図9】本発明の実施例における電子部品搭載装置に適
応するゲージのパターンと電子部品の電極を示す平面図
である。
【図10】本発明の実施例における電子部品搭載装置に
適応するゲージのパターンと電子部品の電極を示す平面
図である。
【図11】本発明の実施例における電子部品搭載装置に
適応するゲージのパターンと配線基板の位置決めマーク
を示す平面図である。
【図12】本発明の実施例における電子部品搭載装置に
適応するゲージのパターンと配線基板の位置決めマーク
を示す平面図である。
【図13】本発明の第2の実施例における電子部品搭載
装置を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施例における電子部品搭載
装置を示す側面図である。
【図15】本発明の第2の実施例における電子部品搭載
装置を示す側面図である。
【図16】本発明の第2の実施例における電子部品搭載
装置を示す側面図である。
【図17】本発明の第2の実施例における電子部品搭載
装置を示す側面図である。
【図18】第1の従来例における電子部品搭載装置を示
す側面図である。
【図19】第1の従来例における電子部品搭載装置を示
す側面図である。
【図20】第2の従来例における電子部品搭載装置を示
す側面図である。
【図21】第2の従来例における電子部品搭載装置を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 ゲージ 2 パターン 3 パターン 11 電子部品 12 電極 18 電子部品認識光学系 21 配線基板 23 位置決めマーク 28 配線基板認識光学系 31 認識光学系 34 ミラーユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品をボンディングチャックによっ
    て保持した後、配線基板上の所定の位置に搭載する電子
    部品搭載装置において、第3の部材であるゲージに対し
    て電子部品を位置決め調整しかつ前記ゲージに対して配
    線基板を位置決め調整することで、前記第3の部材であ
    るゲージを介して電子部品と配線基板の相対位置を位置
    決め調整して搭載することを特徴とする電子部品搭載装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ゲージは配線基板と平行に移動可能
    なゲージスライドに設置され、前記ゲージを電子部品と
    配線基板を近接させた際の電子部品と配線基板の間隙に
    前記ゲージスライドによって配置して電子部品と配線基
    板の相対位置を位置決め調整することを特徴とする請求
    項1記載の電子部品搭載装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲージは電子部品の特徴的な形状に
    相対するパターンと配線基板の特徴的な形状に相対する
    パターンを有する透過性材料から成る薄いゲージである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品搭載装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ゲージの電子部品の特徴的な形状に
    相対するパターンが電子部品の電極または専用の位置決
    めマークに相対するパターンであることを特徴とする請
    求項3記載の電子部品搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲージの配線基板の特徴的な形状に
    相対するパターンが配線基板上のボンディングパッドま
    たは専用の位置決めマークに相対するパターンであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子部品搭載装置。
  6. 【請求項6】 電子部品の特徴的な形状と前記透過性材
    料から成る薄いゲージの電子部品の前記特徴的な形状に
    相対するパターンは、これらを撮像するための光学系の
    焦点深度内に同一視野で配置され、かつ配線基板の特徴
    的な形状と前記透過性材料から成る薄いゲージの配線基
    板の前記特徴的な形状に相対するパターンは、これらを
    撮像するための光学系の焦点深度内に同一視野で配置さ
    れることを特徴とする請求項3記載の電子部品搭載装
    置。
  7. 【請求項7】 電子部品の特徴的な形状と前記透過性材
    料から成る薄いゲージの電子部品の前記特徴的な形状に
    相対するパターンを同時に撮像するための光学系は、前
    記ゲージによって隔てられる二つの空間のうちの電子部
    品を保持するボンディングチャックと同一の空間側に配
    置され、前記光学系の光軸をゲージによって隔てられた
    二つの空間のうちの光学系の配置されている側と異なる
    空間において反転させるミラーまたはプリズムを持つこ
    とを特徴とする請求項3記載の電子部品搭載装置。
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