JPH0728232A - 感光性転写材料 - Google Patents

感光性転写材料

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JPH0728232A
JPH0728232A JP16921893A JP16921893A JPH0728232A JP H0728232 A JPH0728232 A JP H0728232A JP 16921893 A JP16921893 A JP 16921893A JP 16921893 A JP16921893 A JP 16921893A JP H0728232 A JPH0728232 A JP H0728232A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性転写材料の感光性樹脂層を仮支持体上
から永久支持体上へ転写する際に、永久支持体のキズや
上記先行画素に基づく段差等に起因する転写不良(気泡
の発生)が無いように高速で転写する事が可能で、かつ
仮支持体と申し分のない分離ならびに空気中の露光を可
能ならしめ、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層をアルカリ
水溶液で迅速に除去することのできる感光性転写材料を
提供する。 【構成】 仮支持体上に、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂
層、中間層、感光性樹脂層をこの順に設け、該熱可塑性
樹脂層と該仮支持体の間の接着力が最も小さい感光性転
写材料において、該アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層に少
なくとも(A)重量平均分子量5万〜50万(Tg=0
〜140℃)及び(B)重量平均分子量3千〜3万(T
g=30〜170℃)のアルカリ可溶な熱可塑性樹脂
を、重量比で(A)/(B)=5/95〜95/5の範
囲で含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹凸のある基体に乾式
転写するのに適当な感光性転写材料、及びそれを用いた
画像形成方法に関する。本発明に成る感光性転写材料及
び画像形成方法は、液晶表示体等に使用するカラーフィ
ルターの作成や、プリント配線基板の作成に好適に用い
られる。
【0002】
【従来の技術】基体に感光性樹脂層を転写するための画
像形成材料は、例えば特公昭56−40824から公知
である。これはプリント配線、凹版凸版印刷版、ネーム
プレート、多色試し刷り見本、オフセット印刷版及びス
クリーン印刷ステンシル等の製造に用いられる。転写材
料は支持体、分離層、光重合性層から成り、基体と光重
合性層を張合わせ、その後仮支持体のみを引き剥がし、
分離層を通して露光、現像し基体の上に画像を形成す
る。この場合、分離層は酸素遮断の役割を果し、空気中
の露光に対して有利に働き、またその厚みも0.5μm
から5μm程度と非常に薄いので解像力の面でも問題は
ない。しかし、転写される基体上にある程度の凹凸が存
在する場合には、その上に非常に薄い光重合性層を転写
する際に光重合性層と基体の間に気泡等がとじ込められ
てしまい、転写不良を起こす。例えば、カラーフィルタ
ーの作製のように、多色の画像形成時には、第一色目の
画素(以下、先行画素と略す)の上に第二色目の感光性
樹脂層を転写する場合が該当する。また、プリント基板
の作製のように、銅張り積層板の銅表面が整面により生
ずる微小な傷や打痕を有するときに、ドライフィルムレ
ジスト層を転写する場合が該当する。
【0003】特開平2−213849には、支持体と感
光性樹脂層の間にポリビニルアルコール誘導体等の中間
層を設けた転写材料が開示されているが、それらは仮支
持体との剥離性、溶解特性の改良を目的としており、下
地に凹凸がある場合の転写性については何等考慮されて
いない。
【0004】特開昭63−309946には、永久支持
体上の微少な不規則性または、永久支持体上もしくは転
写層上または両者の上にある微少なゴミ、ホコリ等の粒
子により永久支持体に対する転写層の十分な接着が妨げ
られるので、転写不良を生じること、この好ましくない
接着不良の防止のため、圧縮性の一時支持体を使用する
ことが記載されている。この方法は確かに有効ではある
が、室温で非粘着性の感光性樹脂層をその層の厚みと同
様な厚みの凹凸を持った永久支持体上に気泡を生じる事
なく転写するにはまだまだ不十分であった。
【0005】特願平3−120228には、仮支持体、
特にゼラチン下塗りしたプラスチツクフイルムの上に、
熱可塑性樹脂層、分離層、感光性樹脂層を、この順に設
けた感光性転写材料を用いて、感光性樹脂層を支持体に
密着させた後、仮支持体と熱可塑性樹脂層を同時に剥離
除去して感光性樹脂層を支持体に転写する方法が記載さ
れているが、この方法では、熱可塑性樹脂層と分離層の
剥離性を制御することが必ずしも容易ではなく、剥離作
業の自動化等の面から、十分に満足できる方法とは言い
難かつた。
【0006】特願平3−153227には、仮支持体上
に、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層、中間層、感光性樹
脂層をこの順に設けた感光性転写材料が記載されている
が、高温で転写しても、感光性樹脂層をその層の厚みと
同様な厚みの凹凸を持った永久支持体上に気泡を生じる
事なく高速、高得率で転写するには不十分であった。ま
た、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層をアルカリ水溶液で
除去する際に、時間がかかりライン速度を上げることが
困難であった。
【0007】特願平3−153227には、仮支持体上
に、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層、中間層、感光性樹
脂層をこの順に設けた感光性転写材料が開示されている
が、転写速度を向上させるために、アルカリ可溶な熱可
塑性樹脂層に用いる樹脂に柔軟な素材を用いたり、可塑
剤を多量に添加した場合、仮支持体上にアルカリ可溶な
熱可塑性樹脂層、中間層を設けた段階で中間層に微細な
シワが発生し、表面に凹凸の形状が残る現象(以下、レ
チキュレーション)が起こる。レチキュレーションは、
中間層上に塗布される感光性樹脂層の平滑な塗布面を得
ることを阻害するという問題があった。このため、高速
転写性の実現ととレチキュレーション防止の両立が困難
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、感光性転写材料の感光性樹脂層を仮支持体上から永
久支持体上へ転写する際に、永久支持体のキズや上記先
行画素に基づく段差等に起因する転写不良(気泡の発
生)が無いように高速で転写する事が可能で、かつ仮支
持体と申し分のない分離ならびに空気中の露光を可能な
らしめ、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層をアルカリ水溶
液で迅速に除去することのできる感光性転写材料、及び
その材料を用いた画像形成方法を提供することである。
本発明の第二の目的は、中間層上にアルカリ可溶な熱可
塑性樹脂層を設けた段階でレチキュレーションの発生し
ない感光性転写材料、及びその材料を用いた画像形成方
法を提供することである。本発明の第三の目的は、アル
カリ可溶性熱可塑性樹脂層の膜厚を減少することによ
り、アルカリ可溶性熱可塑性樹脂層の除去液の溶解分を
減少し、除去液の疲労を防止することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、仮支持
体上に、アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層、中間層、感光
性樹脂層をこの順に設け、該熱可塑性樹脂層と該仮支持
体の間の接着力が最も小さい感光性転写材料において、
該アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層に少なくとも(A)重
量平均分子量5万〜50万、且つTg=0〜140℃、
及び(B)重量平均分子量3千〜3万、且つTg=30
〜170℃、のアルカリ可溶な熱可塑性樹脂を、重量比
で(A)/(B)=5/95〜95/5の範囲で含むこ
とを特徴とする感光性転写材料、およびこの感光性転写
材料を用い、感光性樹脂層と永久支持体を少なくとも加
熱しながら、必要に応じて加圧しながら密着させた後、
該仮支持体と熱可塑性樹脂層の界面で剥離し、該感光性
樹脂層に該熱可塑性樹脂層と該中間層を介してパターン
露光し、現像して該永久支持体上に画像を形成すること
を特徴とする画像形成方法により達成された。
【0010】本発明の感光性転写材料の仮支持体として
は、熱可塑性樹脂層と申分の無い剥離性を有し、化学的
および熱的に安定であって、また可撓性の物質で構成さ
れるべきであり、具体的にはテフロン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の薄いシートもしくはこれらの積層物が好
ましい。良好な剥離性を得るためには、グロー放電等の
表面処理はせず、またゼラチン等の下塗も設けない。仮
支持体の厚みは5μm〜300μmが適当であり、好ま
しくは20μm〜150μmである。
【0011】感光性転写材料の転写条件によつては、転
写中に熱可塑性樹脂が周囲にはみ出して永久支持体を汚
染することがある。この汚染の悪影響を無くすために
は、これらの熱可塑性樹脂の内、アルカリ水溶液に溶解
するものが好ましい。アルカリ水溶液に溶解するもので
あれば、後の処理により容易に除去することが可能だか
らである。アルカリ水溶液は本発明の感光性樹脂のアル
カリ現像液と同じものでもよいし、異なっていてもよ
い。また、本発明のアルカリ水溶液とはアルカリ性物質
の希薄水溶液であるが、さらに水と混和性の有機溶剤を
少量添加したものも含まれる。適当なアルカリ性物質は
アルカリ金属水酸化物類(例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム)、アルカリ金属炭酸塩類(例えば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類
(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム)、アルカリ
金属ケイ酸塩類(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)
アルカリ金属メタケイ酸塩類(メタケイ酸ナトリウム、
メタケイ酸カリウム)、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、モルホリン、テ
トラアルキルアンモンニウムヒドロキシド類(例えばテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド)または燐酸三ナ
トリウムである。アルカリ性物質の濃度は、0.01重
量%〜30重量%であり、pHは8〜14が好ましい。
水と混和性の有る適当な有機溶剤は、メタノール、エタ
ノール、2−プロパノール、1−プロパノール、ブタノ
ール、ジアセトンアルコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル、ベン
ジルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクト
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルホスホルアミド、乳酸エチル、乳酸メチル、
ε−カプロラクタム、N−メチルピロリドンである。水
と混和性の有機溶剤の濃度は0.1重量%〜30重量%
である。またさらに公知の界面活性剤を添加することが
できる。界面活性剤の濃度は0.01重量%〜10重量
%が好ましい。
【0012】熱可塑性樹脂層を構成する樹脂(A)とし
ては、エチレンとアクリル酸エステル共重合体のケン化
物、スチレンと(メタ)アクリル酸エステル共重合体の
ケン化物、スチレン/(メタ)アクリル酸/(メタ)ア
クリル酸エステル3元共重合体、ビニルトルエンと(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体のケン化物、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸ブチルと
酢酸ビニル等の(メタ)アクリル酸エステル共重合体な
どのケン化物、「プラスチック性能便覧」(日本プラス
チック工業連盟、全日本プラスチック成形工業連合会編
著、工業調査会発行、1968年10月25日発行)に
よる有機高分子のうちアルカリ水溶液に可溶なものなど
から少なくとも1つを、重量平均分子量5万〜50万
(Tg=0〜140℃)の範囲で、更に好ましくは重量
平均分子量6万〜20万(Tg=30〜110℃)の範
囲で選択して使用することができる。具体例としては、
特公昭54−34327号、特公昭55−38961
号、特公昭58−12577号、特公昭54−2595
7号、特開昭61−134756号、特公昭59−44
615号、特開昭54−92723号、特開昭54−9
9418号、特開昭54−137085号、特開昭57
−20732号、特開昭58−93046号、特開昭5
9−97135号、特開昭60−159743号、OL
S3504254号、特開昭60−247638号、特
開昭60−208748号、特開昭60−214354
号、特開昭60−230135号、特開昭60−258
539号、特開昭61−169829号、特開昭61−
213213号、特開昭63−147159号、特開昭
63−213837号、特開昭63−266448号、
特開昭64−55551号、特開昭64−55550
号、特開平2−191955号、特開平2−19940
3号、特開平2−199404号、特開平2−2086
02号、特願平4−39653号の各明細書に記載され
ているアルカリ水溶液に可溶な樹脂を挙げることができ
る。特に好ましいのは、特開昭63−147159号明
細書に記載されたメタクリル酸/2−エチルヘキシルア
クリレート/ベンジルメタクリレート/メチルメタクリ
レート共重合体である。
【0013】熱可塑性樹脂層を構成する樹脂(B)とし
ては、上に掲げた種々の樹脂の中から重量平均分子量3
千〜3万(Tg=30〜170℃)の範囲で、更に好ま
しくは重量平均分子量4千〜2万(Tg=60〜140
℃)の範囲で選択して使用することができる。好ましい
具体例は、上記の特許明細書に記載されているものの中
から選ぶことができるが、特に好ましくは、特公昭55
−38961号、特願平4−39653号明細書に記載
のスチレン/(メタ)アクリル酸共重合体が挙げられ
る。
【0014】熱可塑性樹脂層を構成する樹脂(A)の重
量平均分子量が5万未満またはTgが0℃未満では、レ
チキュレーションの発生や転写中に熱可塑性樹脂が周囲
にはみ出して永久支持体を著しく汚染する。樹脂(A)
の重量平均分子量が50万を越え、またはTgが140
℃を越えると、転写時に画素間に気泡が入ったり、熱可
塑性樹脂のアルカリ水溶液除去性が著しく低下する。
【0015】熱可塑性樹脂層を構成する樹脂(B)の重
量平均分子量が3千未満またはTgが30℃未満では、
レチキュレーションの発生や転写中に熱可塑性樹脂が周
囲にはみ出して永久支持体を著しく汚染する。樹脂
(B)の重量平均分子量が3万を越え、またはTgが1
70℃を越えると、転写時に画素間に気泡が入ったり、
熱可塑性樹脂のアルカリ水溶液除去性が低下する。
【0016】樹脂(A)と(B)との混合比において、
(A)の比率が95%を越えると転写時に画素間に気泡
が入りやすい。(A)の比率が5%未満では、熱可塑性
樹脂が周囲にはみ出したり、熱可塑性樹脂層が脆くなっ
て、裁断工程で微細な切り屑が飛散し易い。
【0017】これらの有機高分子物質中に仮支持体との
接着力、及び/または転写性を調節するために、各種の
ポリマーや過冷却物質、密着改良剤あるいは界面活性
剤、離型剤等を加えることで熱可塑性樹層のTgを微調
整することが可能である。好ましい可塑剤の具体例とし
ては、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、
ジブチルフタレート、トリクレジルフォスフェート、ク
レジルジフェニルフォスフェートビフェニルジフェニル
フォスフェート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、エポキシ樹脂とポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレートとの付加反応生成物、有機ジイソ
シアナートとポリエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレートとの付加反応生成物、有機ジイソシアナートと
ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートと
の付加反応生成物、ビスフェノールAとポリエチレング
リコールモノ(メタ)アクリレートとの縮合反応生成物
等を挙げることができる。可塑剤の量は、熱可塑性樹脂
層を構成する樹脂(A)及び(B)の合計に対して、好
ましくは重量比で0〜200%、より好ましくは20〜
100%である。
【0018】熱可塑性樹脂層の厚みは6μm以上が好ま
しい。この理由としては熱可塑性樹脂層の厚みが5μm
以下であると1μm以上の下地の凹凸を完全に吸収する
ことが不可能であるためである。また、上限について
は、アルカリ水溶液除去性、製造適性から約100μm
以下、好ましくは約50μm以下である。
【0019】中間層としては水またはアルカリ水溶液に
分散または溶解し、低い酸素透過性を示すものであれば
良く、公知のものが使用できる。例えば、特開昭46−
2121号や特公昭56−40824号の各明細書に記
載のポリビニルエーテル/無水マレイン酸重合体、カル
ボキシアルキルセルロースの水溶性塩、水溶性セルロー
スエーテル類、カルボキシアルキル澱粉の水溶性塩、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、各種のポ
リアクリルアミド類、各種の水溶性ポリアミド、ポリア
クリル酸の水溶性塩、ゼラチン、エチレンオキサイド重
合体、各種の澱粉およびその類似物からなる群の水溶性
塩、スチレン/マレイン酸の共重合体、およびマレイネ
ート樹脂さらにこれらの2種以上の組み合わせが挙げら
れる。特に好ましいのは、ポリビニルアルコールとポリ
ビニルピロリドンの組み合わせである。ポリビニルアル
コールは鹸化率が80%以上であるものが好ましく、ポ
リビニルピロリドンの含有量は中間層固形分の1重量%
〜75重量%が好ましく、より好ましくは1重量%〜6
0重量%、更に好ましくは10重量%〜50重量%であ
る。1重量%未満では、感光性樹脂層との十分な密着が
得られず、75重量%を越えると、酸素遮断能が低下す
る。中間層の厚みは非常に薄く、約0.1〜5μm、特
に0.5〜2μmである。約0.1μm未満だと酸素の
透過性が高すぎ、約5μmを越えると、現像時または中
間層除去時に時間がかかりすぎる。
【0020】感光性樹脂層は少なくとも150℃以下の
温度で軟化もしくは粘着性になることが好ましく、熱可
塑性であることが好ましい。公知の光重合性組成物を用
いた層の大部分はこの性質を有するが、公知層の一部
は、熱可塑性結合剤の添加あるいは相溶性の可塑剤の添
加によって更に改質することができる。本発明の感光性
樹脂層の素材としては公知の、例えば特願平2−822
62に記載されている感光性樹脂がすべて使用できる。
具体的には、ネガ型ジアゾ樹脂とバインダーかなる感光
性樹脂層、光重合性組成物、アジド化合物とバインダー
とからなる感光性樹脂組成物、桂皮酸型感光性樹脂組成
物等が挙げられる。その中でも特に好ましいのは光重合
性樹脂である。その光重合性樹脂は光重合開始剤、光重
合性モノマーおよびバインダーを基本構成要素として含
む。感光性樹脂としてはアルカリ水溶液により現像可能
なものと、有機溶剤により現像可能なものが知られてい
るが、公害防止、労働安全性の確保の観点からアルカリ
水溶液現像可能なものが好ましい。
【0021】本発明の感光性樹脂層のアルカリ現像液と
しては、アルカリ性物質の希薄水溶液であるが、さらに
水と混和性の有機溶剤を少量添加したものも含まれる。
適当なアルカリ性物質はアルカリ金属水酸化物類(例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)、アルカリ金属
炭酸塩類(例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム)、ア
ルカリ金属重炭酸塩類(炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリウム)、アルカリ金属ケイ酸塩類(ケイ酸ナトリウ
ム、ケイ酸カリウム)アルカリ金属メタケイ酸塩類(メ
タケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム)、トリエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールア
ミン、モルホリン、テトラアルキルアンモンニウムヒド
ロキシド類(例えばテトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド)または燐酸三ナトリウムである。アルカリ性物質
の濃度は、0.01重量%〜30重量%であり、pHは
8〜14が好ましい。水と混和性の適当な有機溶剤は、
メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロ
パノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、エチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノn−ブチ
ルエーテル、ベンジルアルコール、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン、ε−カプロラクトン、
γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、乳酸エチ
ル、乳酸メチル、ε−カプロラクタム、N−メチルピロ
リドンである。水と混和性の有機溶剤の濃度は0.1重
量%〜30重量%である。またさらに公知の界面活性剤
を添加することができる。界面活性剤の濃度は0.01
重量%〜10重量%が好ましい。現像液は、浴液として
も、あるいは噴霧液としても用いることができる。光重
合性遮光材料層の未硬化部分を除去するには現像液中で
回転ブラシで擦るか湿潤スポンジで擦るなどの方法を組
み合わせることができる。現像液の液温度は通常室温付
近から40℃が好ましい。現像処理の後に水洗工程を入
れることも可能でる。
【0022】現像は熱可塑性樹脂層、中間層および感光
性樹脂層を一度に処理してもよいが、現像むらや感光性
樹脂層現像時の現像液疲労を少なくするため熱可塑性樹
脂層および中間層を先に溶解除去した後で感光性樹脂層
の現像を行ってもよい。熱可塑性樹脂層および中間層の
溶解除去液は、前記溶剤もしくは水性の現像液が用いら
れるが、該熱可塑性樹脂層および中間層の除去の際に感
光性樹脂層に影響の少ない現像液を用いることが好まし
い。この方法は熱可塑性樹脂層および中間層と感光性樹
脂層との間に溶解速度の差を持つ現像液を選ぶことによ
り、また液温、スプレー圧、擦りの力など現像処理条件
を組み合わせることによって達成できる。例えば感光性
樹脂層の現像に要する最小の時間が、熱可塑性樹脂層お
よび中間層の現像に要する最小時間の2倍以上になるよ
うな現像液を熱可塑性樹脂層および中間層の除去液とし
て選べば、感光性樹脂層が現像されることなく熱可塑性
樹脂層および中間層のみを除去する事ができる。その後
さらに感光性樹脂層用の現像液で現像することによっ
て、該感光性樹脂用現像液が熱可塑性樹脂および中間層
の除去で疲労することなく、さらに感光性樹脂層の現像
の際前もって熱可塑性樹脂および中間層を除去している
ので、同一現像液で一度に現像する場合に比べて、基板
内での熱可塑性樹脂層の除去むらに起因する感光性樹脂
層の現像むらは発生せず現像状態の均一な画像が得られ
る。また熱可塑性樹脂層および中間層は、水または前記
現像液で剥離除去させてもよい。剥離除去の方法は浴
液、スプレー、および現像液中で回転ブラシや湿潤した
スポンジで擦るなどの方法を組み合わせることができ
る。
【0023】感光性樹脂層には更に、染料、顔料を添加
することができる。すべての顔料は感光性樹脂層中に均
一に分散されており、好ましくは5μm以下の粒径、特
に好ましくは1μm以下の粒径を有していなければなら
ない。カラーフィルターの作成に当たっては、顔料とし
ては0.5μm以下の粒径のものが好ましい。好ましい
染料ないし顔料の例は次の通りである。ビクトリア・ピ
ュアーブルーBO(C.I.42595)、オーラミン
(C.I.41000)、ファット・ブラックHB
(C.I.26150)、モノライト・エローGT
(C.I.ピグメントエロー12)、パーマネント・エ
ローGR(C.I.ピグメント・エロー17)、パーマ
ネント・エローHR(C.I.ピグメント・エロー8
3)、パーマネント・カーミンFBB(C.I.ピグメ
ント・レッド146)、ホスターバームレッドESB
(C.I.ピグメント・バイオレット19)、パーマネ
ント・ルビーFBH(C.I.ピグメント・レッド1
1)ファステル・ピンクBスプラ(C.I.ピグメント
・レッド81)モナストラル・ファースト・ブルー
(C.I.ピグメント・ブルー15)、モノライト・フ
ァースト・ブラックB(C.I.ピグメント・ブラック
1)及びカーボン。さらにカラーフィルターを形成する
のに適当な顔料としては、C.I.ピグメント・レッド
97、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピ
グメント・レッド149、C.I.ピグメント・レッド
168、C.I.ピグメント・レッド177、C.I.
ピグメント・レッド180、C.I.ピグメント・レッ
ド192、C.I.ピグメント・レッド215、C.
I.ピグメント・グリーン7、C.I.ピグメント・グ
リーン36、C.I.ピグメント・ブルー15:1、
C.I.ピグメント・ブルー15:4、C.I.ピグメ
ント・ブルー15:6、C.I.ピグメント・ブルー2
2、C.I.ピグメント・ブルー60、C.I.ピグメ
ント・ブルー64を挙げることができる。
【0024】感光性樹脂層の上には、貯蔵の際の汚染や
損傷から保護するために薄い被覆シートを設けることが
好ましい。被覆シートは仮支持体と同じかまたは類似の
材料からなっても良いが、感光性樹脂層から容易に分離
されねばならない。被覆シート材料としては例えばシリ
コーン紙、ポリオレフィンもしくはポリテトラフルオル
エチレンシートが適当である。被覆シートの厚みは約5
〜100μmであるのが好ましい。特に好ましくは10
〜30μm厚のポリエチレンまたはポリプロピレンフィ
ルムである。
【0025】本発明の感光性転写材料は、仮支持体上に
熱可塑性樹脂層溶液を施し、乾燥することにより熱可塑
性樹脂層を設け、その後熱可塑性樹脂層上に熱可塑性樹
脂層を溶解しない溶剤からなる中間層材料の溶液を塗布
し、乾燥し、その後感光性樹脂層を中間層を溶解しない
溶剤で塗布、乾燥して設ける。または別の被覆シート上
に感光性樹脂層を設けて、前記の仮支持体上に熱可塑性
樹脂層及び中間層を有するシートの両方のシートを中間
層と感光性樹脂層が接するように相互に貼り合わせるこ
と、または、別の被覆シートとして、熱可塑性樹脂層を
有する仮支持体を用意し、この熱可塑性樹脂層を、被覆
シート上の感光性樹脂層及び中間層からなるシートの中
間層とを貼り合わせることにより有利に製造される。
【0026】ここで、永久支持体上に感光性転写材料の
感光性樹脂層を張り合わせた後で仮支持体を剥そうとす
ると、フイルムと人体が帯電して不快な電撃シヨツクを
受けることがあり、更に、この帯電のために周囲からゴ
ミを吸い寄せて引き続く露光工程で未露光部が生じ、ピ
ンホールの原因となることがある。本発明の感光性転写
材料においては、帯電を防止するため、仮支持体の少な
くとも一方の面に導電性層を設けてその表面電気抵抗を
1013Ω以下としたか、あるいは仮支持体自体に導電性
を付与してその表面電気抵抗を1013Ω以下としたもの
を用いることが好ましい。仮支持体に導電性を付与する
には、仮支持体中に導電性物質を含有させれば良い。例
えば、金属酸化物の微粒子や帯電防止剤を練り込んでお
く方法が好適である。金属酸化物としては、酸化亜鉛、
酸化チタン、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化インジウ
ム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化バリウム、酸化
モリブデンの中から選ばれた少なくとも1種の結晶性金
属酸化物、及び/またはその複合酸化物の微粒子であ
る。帯電防止剤としては例えば、アニオン界面活性剤と
してアルキル燐酸塩系(例えば、花押石鹸(株)のエレ
クトロストリッパーA、第一工業製薬(株)のエレノン
No19等が、両性界面活性剤としてベタイン系(例え
ば、第一工業製薬(株)のアモーゲンK、等)が、非イ
オン界面活性剤としてポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル系(例えば、日本油脂(株)のニツサンノニオンL、
等)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系(例え
ば、花王石鹸(株)のエマルゲン106、120、14
7、420、220、905、910、日本油脂(株)
のニツサンノニオンE、等)が有用である。その他、非
イオン界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルフ
ェノールエーテル系、多価アルコール脂肪酸エステル
系、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル系、
ポリオキシエチレンアルキルアミン系等のものが用いら
れる。支持体上に導電性層を設ける場合には、導電性層
としては公知のものの中から適宜選択して用いる事がで
きるが、特に導電性物質として、ZnO、TiO2 、S
nO2、Al23 、In23 、SiO2 、MgO、B
aO、MoO3 の中から選ばれた少なくとも1種の結晶
性金属酸化物、及び/またはその複合酸化物の微粒子を
含有させる方法が、湿度に影響されない導電性を示すの
で好ましい。結晶性金属酸化物またはその複合酸化物の
微粒子は、その体積抵抗が107 Ω・cm以下である事
が好ましく、特に105Ω・cm以下である事が好まし
い。その粒子サイズは、0.01〜0.7μm、特に
0.02〜0.5μmである事が好ましい。
【0027】導電性の結晶性金属酸化物及びその複合酸
化物の微粒子の製造方法については、特開昭56−14
3430号に詳細に記載されているが、それらについて
略述すれば、第1に金属酸化物微粒子を焼成により作製
し、導電性を向上させる異種原子の存在下で熱処理する
方法、第2に焼成により金属酸化物微粒子を製造すると
きに導電性を向上させる為の異種原子を共存させる方
法、第3に焼成により金属微粒子を製造する際に雰囲気
中の酸素濃度を下げて、酸素欠陥を導入する方法等であ
る。異種原子を含む例としてはZnOに対してAl、I
n等、TiO2に対してはNb、Ta等、SnO2に対し
ては、Sb、Nb、ハロゲン元素等が挙げられる。異種
原子の添加量は0.01〜30mol%の範囲が好まし
く、0.1〜10mol%が特に好ましい。導電性粒子
の使用量は0.05g/m2〜20g/m2がよく、0.
1g/m2〜10g/m2が特に好ましい。
【0028】本発明に係る導電性層には、バインダーと
して、ゼラチン、セルロースナイトレート、セルロース
トリアセテート、セルロースジアセテート、セルロース
アセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネート等のようなセルロースエステル、塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビ
ニル、アルキル(アルキル基C1〜C4)アクリレート、
ビニルピロリドン等を含むホモポリマーまたは、共重合
体、可溶性ポリエステル、ポリカーボネート、可溶性ポ
リアミド等を使用することができる。これらのバインダ
ー中への導電性粒子の分散に際しては、チタン系分散剤
或いはシラン系分散剤のような分散液を添加してもよ
い。またバインダー架橋剤等を加えても何らさしつかえ
はない。チタン系分散剤としては、米国特許4,06
9,192号、同4,080,353号等に記載されて
いるチタネート系カップリング剤、及びプレンアクト
(商品名:味の素(株)製)等を挙げる事ができる。シ
ラン系分散剤としては、例えばビニルトリクロルシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン等が知られており「シランカップリング
剤」として信越化学(株)等から市販されている。バイ
ンダー架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、イ
ソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ
系架橋剤等を挙げる事ができる。本発明における好まし
い導電性層は、導電性微粒子をバインダーに分散させ支
持体上に設けることにより、または支持体に下引処理を
ほどこし、その上に伝導性微粒子を被着させることによ
り設けることができる。
【0029】本発明において導電性層が支持体の感光性
樹脂層とは反対側の面に設けられる場合には、耐傷性を
良好なものとするために、導電性層の上に更に疎水性重
合体層を設ける事が好ましい。この場合、疎水性重合体
層は、有機溶剤に溶解した溶液または水性ラテックスの
状態で塗布すればよく、塗布量は乾燥重量にして0.0
5g/m2〜1g/m2程度がよい。疎水性重合体として
は、セルロースエステル(例えばニトロセルロース、セ
ルロースアセテート)、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
ビニルアクリレート等を含むビニル系ポリマーや有機溶
剤可溶性ポリアミド、ポリエステル等のポリマーを挙げ
る事ができる。この層には、すべり性を付与するための
すべり剤、例えば特開昭55−79435号に記載があ
るような有機カルボン酸アミド等を使用しても差しつか
えないし、またマット剤等を加えることも何ら支障はな
い。このような疎水性重合体層を設けても本発明の導電
性層の効果は実質的に影響を受けない。下塗層を設ける
場合には、特開昭51−135526号、米国特許3,
143,421号、同3,586,508号、同2,6
98,235号、同3,567,452号等に記載され
ているような塩化ビニリデン系共重合体、特開昭51−
114120号、米国特許3,615,556号等に記
載されているようなブタジエン等のジオレフイン系共重
合体、特開昭51−58469号等に記載されているよ
うなグリシジルアクリレートまたはグリシジルメタアク
リレート含有共重合体、特開昭48−24923号等に
記載されているようなポリアミド・エピクロルヒドリン
樹脂、特開昭50−39536号に記載されているよう
な無水マレイン酸含有共重合体等を用いる事ができる。
本発明においては、また、特開昭56−82504号、
特開昭56−143443号、特開昭57−10493
1号、特開昭57−118242号、特開昭58−62
647号、特開昭60−258541号等に示されてい
る導電性層も適宜用いる事ができる。
【0030】導電性層を、仮支持体フィルムと同一また
は異なったプラスチック原料に含有せしめ、仮支持体用
フィルムを押し出す際に同時に共押し出しした場合に
は、接着性、耐傷性に優れた導電性層を容易に得る事が
できるので、この場合には前記の疎水性重合体層や下塗
層を設ける必要がなく、本発明における導電性層の特に
好ましい実施態様である。導電性層を塗布する場合に
は、ローラーコート、エアナイフコート、グラビアコー
ト、バーコート、カーテンコート等、通常の方法が採用
できる。本発明の画像形成材料を使用して帯電による静
電ショックを防止するためには、導電性層または導電性
を付与した支持体の表面電気抵抗値を1013Ω以下とす
る事が必要であり、特に1012Ω以下とする事が好まし
い。
【0031】滑り性を良化するため、または該感光性樹
脂層の仮支持体裏面との不都合な接着を防止するため、
仮支持体の裏面に公知の微粒子含有滑り性組成物や、シ
リコーン化合物を含有する離型剤組成物、等を塗布する
ことも有用である。
【0032】支持体の、熱可塑性樹脂層を設けない側の
面に導電性層を設ける場合には、該熱可塑性樹脂層と支
持体の接着力を上げるため、支持体に、例えばグロー放
電処理、コロナ処理、紫外線照射処理などの表面処理、
フェノール性物質、ポリ塩化ビニリデン樹脂、スチレン
ブタジエンゴム、ゼラチン等の下塗り処理、さらにこれ
らの処理を組み合わせた処理を行うことができる。熱可
塑性樹脂がアルカリ可溶性である場合には、これらの中
で、コロナ処理後にゼラチンを下塗りしたポリエチレン
テレフタレートフィルムが特に優れた密着を与えるので
好ましい。その場合のゼラチン層の好ましい厚みは0.
01μm〜2μmである。
【0033】次ぎに、本発明の感光性転写材料を用いた
画像形成方法について説明する。先ず、感光性転写材料
の被覆シートを取除き、感光性樹脂層を加圧、加温下で
基体上に貼り合わせる。貼り合わせには、従来公知のラ
ミネーター、真空ラミネーターが使用でき、より生産性
を高めるためには、オートカツトラミネーターの使用も
可能である。その後仮支持体を剥がした後で、所定のマ
スク、熱可塑性樹脂層、及び中間層を介して露光し、次
いで除去する。除去は公知の方法で溶剤もしくは水性の
現像液、特にアルカリ水溶液に浸漬するか、スプレーか
らの処理液の噴霧を与えること、さらにブラシでのこす
りまたは超音波を照射しつつ処理することで行なわれ
る。異なる色に着色した感光性樹脂層を有する感光性転
写材料を用い、この工程を複数回繰り返せば多色画像を
形成することができる。
【0034】本発明の感光性転写材料の主な用途はプリ
ント配線基板の作成の他、多色画像、特に液晶デイスプ
レー用等のカラーフィルター作成やカラーフィルターの
保護層作成に都合が良い。プリント配線基板の作成に
は、基体として公知の銅張り積層板が用いられ、カラー
フィルターの作成のためには、基体としては、公知のガ
ラス板、表面に酸化珪素皮膜を形成したソーダガラス板
などが用いられる。以下、本発明を実施例を用いて更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0035】
【実施例】
実施例1 厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム仮
支持体の上に下記の処方C1からなる塗布液を塗布、乾
燥させ、乾燥膜厚が20μmの熱可塑性樹脂層を設け
た。
【0036】 熱可塑性樹脂層処方C1: メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/30/10/5、重量平均分子量=10万、Tg≒70℃) 7重量部 スチレン/アクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =65/35、重量平均分子量=1万、Tg≒100℃) 7重量部 ビスフェノールAにオクタエチレングリコールモノメタクリレートを 2当量脱水縮合した化合物(新中村化学(株)製BPE−500) 7重量部 メチルエチルケトン 50重量部
【0037】次に上記熱可塑性樹脂層上に下記処方P1
から成る塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が1.6μ
m厚の中間層を設けた。 中間層処方P1: ポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA205、鹸化率=80%) 100重量部 ポリビニルピロリドン(GAFコーポレーション社製PVP、K−90) 50重量部 蒸留水 4000重量部
【0038】上記熱可塑性樹脂層及び中間層を有する4
枚の仮支持体の上に、それぞれ表1の処方を有する、黒
色(K層用)、赤色(R層用)、緑色(G層用)及び青
色(B層用)の4色の感光性溶液を塗布、乾燥させ、乾
燥膜厚が2μmの着色感光性樹脂層を形成した。
【0039】 表1:着色感光層用塗布液の組成 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ R層 B層 G層 K層 (g) (g) (g) (g) ─────────────────────────────────── ベンジルメタクリレート/ 60 60 60 60 メタクリル酸共重合体 (モル比=73/27 粘度=0.12) ペンタエリスリトール 43.2 43.2 43.2 43.2 テトラアクリレート ミヒラーズケトン 2.4 2.4 2.4 2.4 2−(o−クロロフェニル)− 2.5 2.5 2.5 2.5 4,5−ジフェニルイミダ ゾール二量体 イルガジン・レッドBPT(赤色) 5.4 − − − スーダンブルー(青色) − 5.2 − − 銅フタロシアニン(緑色) − − 5.6 − カーボンブラック(黒色) − − − 5.6 メチルセロソルブアセテート 560 560 560 560 メチルエチルケトン 280 280 280 280 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0040】さらに上記感光性樹脂層の上にポリプロピ
レン(厚さ12μm)の被覆シートを圧着し、赤色、青
色、緑色および黒色感光性転写材料を作成した。
【0041】この感光性転写材料を用いて、以下の方法
でカラーフィルターを作成した。赤色感光性転写材料の
被覆シートを剥離し、感光性樹脂層面を透明ガラス基板
(厚さ1.1mm)にラミネーター(大成ラミネータ
(株)製VP−II)を用いて加圧(10kg/c
m)、加熱(130℃)して貼り合わせ(速度0.7m
/min)、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層との界面
で剥離し、仮支持体を除去した。次に所定のフォトマス
クを介して露光し、1%トリエタノールアミン水溶液で
熱可塑性樹脂層および中間層を溶解除去した。これらの
層を完全に除去できる最短除去時間は30秒であった。
次いで、1%炭酸ナトリウム水溶液で感光性樹脂層を現
像して不要部を除去し、ガラス基板上に赤色画素パター
ンを形成した。次いで、赤色画素パターンが形成された
ガラス基板上に、緑色感光性転写材料を上記と同様にし
て貼り合わせ、剥離、露光、現像を行ない、緑色画素パ
ターンを形成した。同様な工程を青色、黒色感光性転写
材料で繰り返し、透明ガラス基板上にカラーフィルター
を形成した。これらの工程において、転写工程では先行
画素の周辺に気泡が全く残らず、仮支持体は熱可塑性樹
脂層からの申し分の無い剥離性を示し、得られたカラー
フィルターは画素の欠落がなく、下地との密着性が良好
で、更に汚れも無かった。
【0042】比較例1 実施例1において、熱可塑性樹脂層処方C1のかわりに
下記C2処方を用いた以外は実施例1と同様にカラーフ
ィルターを作製した。 熱可塑性樹脂層処方C2: メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/30/10/5、重量平均分子量=10万、Tg≒70℃) 15重量部 ビスフェノールAにオクタエチレングリコールモノメタクリレートを 2当量脱水縮合した化合物(新中村化学(株)製BPE−500) 7重量部 メチルエチルケトン 50重量部 この場合、2色目以降の貼り合わせ時に気泡が残り、画
素の欠落が認められ、画素中に気泡が残っているものが
存在するので下地との密着も悪かった。また、熱可塑性
樹脂層および中間層を現像除去できる最短除去時間は6
0秒と遅かった。
【0043】比較例2 実施例1において、ラミネート速度を0.4m/mi
n、ラミネート温度を150℃に変更した以外は実施例
1と同様にカラーフィルターを作製した。この場合、気
泡の残りが一部に見られ、かつ着色感光性樹脂層が現像
できれいにガラス基板上から除去できず、被膜が残っ
た。この被膜は更に現像しても除去することができなか
った。
【0044】比較例3 比較例1において、熱可塑性樹脂層処方C2のかわりに
下記C3処方を用いた以外は実施例1と同様にカラーフ
ィルターを作製した。 熱可塑性樹脂層処方C3: メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/30/10/5、重量平均分子量=10万、Tg≒70℃) 15重量部 ビスフェノールAにオクタエチレングリコールモノメタクリレートを 2当量脱水縮合した化合物(新中村化学(株)製BPE−500) 11重量部 メチルエチルケトン 50重量部 この場合、熱可塑性樹脂層上に中間層を設けた段階で、
レチキュレーションが発生した。また、2色目以降の貼
り合わせ時の気泡も十分ではなく、画素の欠落が認めら
れ、また画素中に気泡が残っているものが存在するので
下地との密着も悪かった。
【0045】比較例4 比較例1において、熱可塑性樹脂層処方C2のかわりに
下記C4処方を用いた以外は実施例1と同様にカラーフ
ィルターを作製した。 熱可塑性樹脂層処方C4: スチレン/アクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =65/35、重量平均分子量=1万、Tg≒100℃) 15重量部 ビスフェノールAにオクタエチレングリコールモノメタクリレートを 2当量脱水縮合した化合物(新中村化学(株)製BPE−500) 7重量部 メチルエチルケトン 50重量部 この場合、熱可塑性樹脂層上に中間層を設けた段階で、
レチキュレーションが発生した。また、転写時に可塑性
樹脂のしみだしが多く、透明ガラス基板及びラミネータ
ーの熱ローラーを著しく汚染した。
【0046】実施例2 実施例1において、熱可塑性樹脂層処方C1のかわりに
下記C5処方を用いた以外は実施例1と同様にカラーフ
ィルターを作製した。 熱可塑性樹脂層処方C5: メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/30/10/5、重量平均分子量=10万、Tg≒70℃) 7重量部 同共重合体の重量平均分子量=1万のもの(Tg≒70℃) 7重量部 ビスフェノールAにオクタエチレングリコールモノメタクリレートを 2当量脱水縮合した化合物(新中村化学(株)製BPE−500) 7重量部 メチルエチルケトン 50重量部 この場合、実施例1同様に、転写工程での気泡、仮支持
体の熱可塑性樹脂層からの剥離性、得られたカラーフィ
ルターの画素残存率、下地との密着性は全て良好で、更
にレチキュレーション、しみだしによる汚れも無かっ
た。また、熱可塑性樹脂層および中間層を現像除去でき
る最短除去時間も35秒と速かった。
【0047】実施例3 実施例1に記載の熱可塑性樹脂層及び中間層を有する2
5μのPET仮支持体の上に、以下の感光性溶液を塗
布、乾燥させ、乾燥膜厚が20μmの感光性樹脂層を形
成した。 メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/30/10/5、重量平均分子量=10万) 35.0部 ドデカプロピレングリコールジアクリレート 15.0部 テトラエチレングリコールジメタクリレート 4.0部 p−トルエンスルホンアミド 1.0部 4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン 0.15部 ベンゾフェノン 2.5部 2−(2’−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体 4.0部 トリブロモメチルフェニルスルホン 0.30部 ロイコクリスタルバイオレット 0.30部 マラカイトグリーン 0.02部 メチルエチルケトン 70.0部
【0048】感光性樹脂層を#800のバフで研磨し清
浄化した銅張積層板(銅厚35μm、幅5cm)上に速
度=3m/min、温度=105℃で積層した。仮支持
体を剥離したのち、ライン/スペース=100μm/1
00μmのフォトマスクを介して5kw超高圧水銀灯
(オーク社(株)製HMW−532D)を用いて、50
mj/cm2で露光した。露光15分後、1%炭酸ナト
リウム水溶液(30℃)で 40秒間スプレー現像した
のち、20℃の水で40秒間水洗した。レジストパター
ンが形成された銅張積層板を塩化銅エッチャントを用い
てエッチング処理し(45℃、2分)、レジストの無い
部分の銅箔を溶解除去した。次いで、3%水酸化ナトリ
ウム水溶液(50℃)でレジストを剥離除去した。この
結果、断線や欠けのない銅の細線が得られた。
【0049】比較例5 仮支持体上に、熱可塑性樹脂層及び中間層なしに直接実
施例3に記載の感光性樹脂層を設けた以外は、実施例3
と同様に銅張積層板上にレジストを形成し、エッチング
を行った。その結果、欠けや断線の発生が見られた。
【0050】
【発明の効果】本発明感光性転写材料では、転写される
感光性樹脂層及び中間層と仮支持体の間に転写性の改良
された熱可塑性樹脂層を設けてあるので、基板に凹凸が
あつても、また通常のラミネーターでも高速な気泡残り
が無い転写が可能であり、簡便な方法で質の優れた単色
もしくは多色のパターンを形成することができる。該熱
可塑性樹脂層が迅速にアルカリ水溶液に溶解するので、
工程の速度向上に効果がある。また、レチキュレーショ
ンの発生がないため、安定した感光性転写材料の製造が
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/06 H 9443−4E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮支持体上に、アルカリ可溶な熱可塑性
    樹脂層、中間層、感光性樹脂層をこの順に設け、該熱可
    塑性樹脂層と該仮支持体の間の接着力が最も小さい感光
    性転写材料おいて、該アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層に
    少なくとも、(A)重量平均分子量5万〜50万、且つ
    Tg=0〜140℃、及び(B)重量平均分子量3千〜
    3万、且つTg=30〜170℃、のアルカリ可溶な熱
    可塑性樹脂を、重量比で(A)/(B)=5/95〜9
    5/5の範囲で含むことを特徴とする感光性転写材料。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該(A)の成分が重
    量平均分子量6万〜20万且つTg=30〜110℃、
    及び(B)の成分が重量平均分子量4千〜2万且つTg
    =60〜140℃であることを特徴とする感光性転写材
    料。
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