JPH07282090A - データ収集方式 - Google Patents

データ収集方式

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JPH07282090A
JPH07282090A JP6076097A JP7609794A JPH07282090A JP H07282090 A JPH07282090 A JP H07282090A JP 6076097 A JP6076097 A JP 6076097A JP 7609794 A JP7609794 A JP 7609794A JP H07282090 A JPH07282090 A JP H07282090A
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JP
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data
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JP6076097A
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Yasuo Takahashi
康男 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、重要監視データの変化率の大きい
コントローラから優先した割合でデータを収集し、重要
監視データの急変の際に迅速な対応を図る。 【構成】 変化率算出手段(14)が、コントローラか
ら収集データを受けたとき、重要データ設定手段(1
3)を参照して収集データが重要監視データであると
き、重要監視データにおける前回値に対しての今回値の
変化率を算出し、優先局書込手段(15)が、変化率算
出手段により算出された変化率と重要データ設定手段内
の変化率制限値とを比較し、この比較の結果、変化率が
変化率制限値を越えたとき、重要監視データを送出した
コントローラを示す優先局指示情報を優先局記憶手段
(16)に書込み、割込収集手段(17)が、優先局記
憶手段が優先局指示情報を有するとき、優先局指示情報
に指示されたコントローラに他のコントローラよりも優
先した割合でポーリング信号を送信するデータ収集方
式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視装置が順次各コン
トローラにポーリング信号を送信して送信先のコントロ
ーラからデータを収集するデータ収集方式に係わり、特
に重要監視データの変化率が大きいコントローラから優
先した割合でデータを収集することにより、重要監視デ
ータが急変した際にも迅速に対応し得るデータ収集方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、監視装置による複数のコントロー
ラからのデータ収集には、監視装置が各コントローラに
局アドレス等の所定の順番でデータ要求コマンド(ポー
リング信号)を送信し、データ要求コマンドを受信した
コントローラが収集データを監視装置に送信するポーリ
ング/セレクティング方式が広く用いられている。
【0003】図7はこのようなデータ収集方式による伝
送手順を示す概略図である。同図において、監視装置1
は複数のコントローラ21 〜2n に接続され、各コント
ローラ21 〜2n に順次データ要求コマンドを送信し、
送信先のコントローラ2から返送される収集データを表
示する。
【0004】図8乃至図10はこのような監視装置又は
各コントローラの動作を説明するためのフローチャート
であり、図11及び図12はこの監視装置又は各コント
ローラの伝送テキストの構成を示す模式図である。
【0005】監視装置は、図8に示すように、データ要
求先コントローラ局番を初期値である1に設定し(ST
1)、図11に示すようにヘッダ、データ要求先コント
ローラ番号、データ要求コマンド及びFCS(フレーム
チェックシーケンス)からなるデータ要求コマンドテキ
ストを作成し(ST2)、このデータ要求コマンドテキ
ストをコントローラ1に送信する(ST3)。
【0006】コントローラは、図9に示すように、自局
あてのデータ要求コマンドを受信したか否かを判定し
(ST4)、判定結果が受信無しを示すとき、ステップ
ST4に戻り、判定結果が受信有りを示すとき、図12
に示すようにヘッダ、自局のコントローラ番号、PV
値、MV値、…、デジタル入力値、アナログ入力値及び
FCSからなる応答データ送信テキストを作成し(ST
5)、この応答データ送信テキストの監視装置への送信
処理を実行する(ST6) 監視装置は、ステップST3が完了すると、図10に示
すようにコントローラからの応答の有無を判定し(ST
7)、判定結果が応答無しを示すとき、ステップST7
に戻り、判定結果が応答有りを示すとき、この応答デー
タ送信テキストのエラーの有無を判定する(ST8)。
なお、このステップST7〜8ではリトライ及びタイム
アウトなどの伝送処理を実行してもよい。
【0007】監視装置はこのステップST8において判
定結果がエラー有りを示すとき、データを再度要求する
ためにステップST2に戻り、判定結果がエラー無しを
示すとき、受信した収集データをRAMに保存し、且つ
表示する(ST9)。
【0008】また、監視装置はこのような収集データを
n台の全てのコントローラから収集し終えたか否かを判
定し(ST10)、判定結果が全コントローラから収集
し終えてない旨を示すとき、次の局番の計算のためにデ
ータ要求先コントローラ局番を+1だけ更新して(ST
11)ステップST2に戻り、判定結果が全コントロー
ラから収集し終えた旨を示すとき、繰返して新たに最初
のコントローラからデータを収集するためにステップS
T1に戻る。以下、前述した通り、監視装置は順次各コ
ントローラからデータ収集を実行するする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うなデータ収集方式では、監視装置が各コントローラか
ら決まった順番でデータ収集を行うので、データの表示
更新周期が常に一定となっている問題がある。
【0010】すなわち、データの表示更新周期が一定で
あるため、コントローラで変更されたデータが監視装置
に表示されるまでに、時間がかかる場合がある。例え
ば、データの変更から直ぐに収集順が回ってくれば直ち
に表示が更新されるが、タイミングが悪く収集順が過ぎ
た直後にデータが変更された場合は次の収集順が回って
くるまで待たないと、表示が更新されないという問題が
ある。
【0011】この問題はコントローラ台数が少ないとき
には次の収集順が回ってくるまでの時間が短いために特
に悪影響を与えないが、コントローラ台数が増大すると
プラント制御に悪影響を与え始める。
【0012】また、データが頻繁に変わるコントローラ
と、データがほとんど変わらないコントローラとにおい
てデータ収集頻度が同一であるため、データが急変した
コントローラのデータ表示までに時間を要し、プラント
運転に不都合が生じる可能性がある。
【0013】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、重要監視データの変化率の大きいコントローラから
優先した割合でデータを収集することにより、重要監視
データが急変した際にも迅速に対応し得るデータ収集方
式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、監視装置に複
数のコントローラが接続され、前記監視装置から順次個
別に送信されるポーリング信号を前記各コントローラが
受けると、対応するコントローラが収集データを前記監
視装置に返送するデータ収集方式において、前記監視装
置としては、優先局指示情報が書込まれる優先局記憶手
段と、前記各コントローラ毎に収集データのうちの重要
監視データ及び前記重要監視データの変化率制限値が設
定される重要データ設定手段と、前記コントローラから
収集データを受けたとき、前記重要データ設定手段を参
照してこの収集データが重要監視データであるとき、当
該重要監視データにおける前回値に対しての今回値の変
化率を算出する変化率算出手段と、この変化率算出手段
により算出された変化率と前記重要データ設定手段内の
該当する変化率制限値とを比較し、この比較の結果、前
記変化率が当該変化率制限値を越えたとき、当該重要監
視データを送出したコントローラを示す優先局指示情報
を前記優先局記憶手段に書込む優先局書込手段と、前記
優先局記憶手段が優先局指示情報を有するとき、当該優
先局指示情報に指示されたコントローラに他のコントロ
ーラよりも優先した割合で前記ポーリング信号を送信す
る割込収集手段とを備えたデータ収集方式である。
【0015】
【作用】従って、本発明は以上のような手段を講じたこ
とにより、優先局指示情報が書込まれる優先局記憶手段
と各コントローラ毎に収集データのうちの重要監視デー
タ及び重要監視データの変化率制限値が設定される重要
データ設定手段とを設け、変化率算出手段が、コントロ
ーラから収集データを受けたとき、重要データ設定手段
を参照してこの収集データが重要監視データであると
き、重要監視データにおける前回値に対しての今回値の
変化率を算出し、優先局書込手段が、この変化率算出手
段により算出された変化率と重要データ設定手段内の該
当する変化率制限値とを比較し、この比較の結果、変化
率が変化率制限値を越えたとき、重要監視データを送出
したコントローラを示す優先局指示情報を優先局記憶手
段に書込み、割込収集手段が、優先局記憶手段が優先局
指示情報を有するとき、優先局指示情報に指示されたコ
ントローラに他のコントローラよりも優先した割合でポ
ーリング信号を送信するので、重要監視データの変化率
の大きいコントローラから優先した割合でデータを収集
することにより、重要監視データが急変した際にも迅速
に対応することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例に係るデータ収集
方式に適用される監視システムの構成を示すブロック図
である。この監視システムは、監視装置11がLAN1
2を介して複数のコントローラA,B,…,Fに接続さ
れている。
【0017】監視装置11は、重要データ設定手段とし
ての特定データ登録部13、変化率算出部14、優先局
書込部15、優先局記憶部16及び割込収集部17を備
えている。
【0018】特定データ登録部13は、図2に示すよう
に、各コントローラA,B,…,F毎に収集データのう
ちの変化率監視データ種別(重要監視データ)及びこの
変化率監視データ種別の変化率制限値が設定されたメモ
リである。
【0019】変化率算出部14は、図3に示すように各
コントローラA,B,…,F毎に前回の収集データを記
憶している前回値エリア14aを有し、各コントローラ
A,B,…,Fから応答データ送信テキストを受信する
と、この応答データ送信テキストに含まれる収集データ
のうちで特定データ登録部13に登録された変化率監視
データ種別に基づいて、前回値エリアa,b,…,fを
参照して前回の収集データに対する今回の収集データの
変化率を算出し、この算出結果を優先局書込部15に与
える機能をもっている。
【0020】なお、応答データ送信テキストは、従来と
同一のものであり、図12に示すようにヘッダ、自局の
コントローラ番号、PV値、MV値、…、デジタル入力
値、アナログ入力値及びFCSを含んで構成されてい
る。また、PV値、MV値、…、デジタル入力値及びア
ナログ入力値はデータ部分である。また、前回値エリア
a,b,…,fは、図3に示すように応答データ送信テ
キストのデータ部分と同じフォーマットで前回の収集デ
ータが記憶されている。
【0021】優先局書込部15は、変化率算出部14か
ら与えられた変化率と特定データ登録部13内の該当す
る変化率制限値とを比較し、この比較の結果、当該変化
率が変化率制限値を越えたときにデータ要求頻度変更フ
ラグを立てて、当該変化率をもつ今回の収集データを送
出したコントローラを示す優先局番(優先局指示情報)
を優先局記憶部16に書込む機能をもっている。
【0022】割込収集部17は、各コントローラA,
B,…,Fに順次データ要求コマンドテキストを送信す
る機能と、且つこの送信の際に、優先局記憶部16が優
先局番を有するとき、優先局番が記憶されてからのデー
タ収集の実行回数を示す優先割合カウンタ(図示せず)
の計数値と、予め設定されるシステムの固有値とに基づ
いて、優先局記憶部16内の優先局番に指示されたコン
トローラに他のコントローラよりも優先した割合でデー
タ要求コマンドテキストを送信する機能とを有し、さら
に、これらデータ要求コマンドテキストにより収集され
る収集データの更新表示処理を実行する機能をもってい
る。ここで、システムの固有値はシステムに対応して設
定されるシステム固有の優先割合であって、何回のデー
タ収集のうちの1回のデータ収集を優先されるコントロ
ーラから実行するかを示している。
【0023】なお、データ要求コマンドテキストは従来
と同一のものであり、図11に示すようにヘッダ、デー
タ要求先コントローラ番号、データ要求コマンド及びF
CSから構成されている。
【0024】次に、このような監視システムにおけるデ
ータ収集方式について図4及び図5のフローチャートを
用いて説明する。初めに、監視装置11は、割込収集部
17が優先局番及び優先割合カウンタの初期値を零に設
定すると共に(ST21)、局番号の初期値を1に設定
する(ST22)。
【0025】続いて割込収集部17は、優先割合カウン
タが固有の値“m”、例えば固有値“3”に到達したか
否かを判定し(ST23)、判定結果が優先割合カウン
タの固有値“3”への到達を示すとき、優先割合カウン
タを零にリセットすると共に、正規の収集局から収集す
る順番のときに優先局からの収集を割込ませるために収
集局番を優先局番として更に局番号から1を減算するが
(ST24)、この場合、まだ判定結果が優先割合カウ
ンタの“2”への到達を示さないので、収集局番(=
1)を局番号(=1)とすると共に(ST25)、収集
局番に対応してデータ要求コマンドテキストを作成し、
このデータ要求コマンドテキストをコントローラAに送
信してデータ収集を実行する(ST26)。
【0026】コントローラAは自局あてのデータ要求コ
マンドテキストを受信したか否かを判定し、判定結果が
受信無しを示すとき、所定時間待機して再び判定を実行
し、判定結果が受信有りを示すとき、従来と同様に応答
データ送信テキストを作成すると共に、作成した応答デ
ータ送信テキストを監視装置11に送信する。
【0027】一方、監視装置11は、コントローラAか
ら応答データ送信テキストを受信すると、変化率算出部
14がこの応答データ送信テキストに含まれる収集デー
タのうちで特定データ登録部13に登録されたコントロ
ーラAの変化率監視データ種別に基づいて、この変化率
監視データ種別に該当する収集データの前回値を前回値
エリアaから読出して次の(1)式に示すように前回の
収集データと今回の収集データとの変化率を算出し(S
T27)、この算出結果を優先局書込部15に与えると
共に、今回の収集データを前回値エリアaに書込む。
【0028】 変化率=(今回の収集データ − 前回の収集データ)/レンジ …(1) 優先局書込部15は、この変化率と特定データ登録部1
3内の変化率制限値とを比較して変化率が変化率制限値
を越えたか否かを判定し(ST28)、判定結果が変化
率が大であって変化率制限値を越えた旨を示すとき、デ
ータ要求頻度変更フラグを“1”にセットするが(ST
29)、この場合、判定結果が変化率の制限値以内であ
る旨を示すので、データ要求頻度変更フラグを“0”に
リセットする(ST30)。
【0029】続いて優先局書込部15は、データの変化
率の大小を判定するためにデータ要求頻度変更フラグが
“1”であるか否かを判定し(ST31)、この判定結
果が該フラグの“1”である旨を示すとき、既に優先局
が優先局記憶部16内に設定されているか否かを判定す
るために優先局番が零であるか否かを判定し(ST3
2)、この判定結果が優先局番の零を示すとき、優先局
記憶部16内に優先局番を今の収集局番に設定した後
(ST33)、局番号(=1)を+1だけ更新し(ST
34)、ステップST32における判定結果が優先局番
の零でない旨を示すとき、ステップST39に行く。
【0030】なお、この場合、ステップST31におけ
る判定結果が該フラグの“0”である旨を示すので、続
いて現在の優先局のフラグのリセットか否かを判定する
ために優先局番と収集局番が一致するか否かを判定し
(ST35)、判定結果が一致を示すとき、優先局番及
び優先割合カウンタを零にリセットするが(ST3
6)、この場合、判定結果が不一致を示すのでステップ
ST34に行く。
【0031】次に、割込収集部17は、ステップST3
4における局番号の更新(=2)が完了すると、優先局
記憶部16内に優先局番が設定されているか否かを判定
するために優先局番が零でないか否かを判定し(ST3
7)、判定結果が優先局番の零でない旨を示すとき、優
先割合カウンタを+1だけ更新するが(ST38)、こ
の場合、優先局が無いために判定結果が優先局番の零を
示すので、優先割合カウンタを零に設定する(ST3
9)。
【0032】しかる後、割込収集部17は全コントロー
ラA〜Fからのデータ収集を終えたか否かを判定し(S
T40)、判定結果が全コントローラA〜Fからのデー
タ収集を終えた旨を示すとき、局番号を初期化してデー
タ収集を繰り返すためにステップST22に戻るが、こ
の場合、判定結果が全コントローラA〜Fからのデータ
収集を終えない旨を示すので、次のコントローラBから
データ収集を実行するためにステップST23に戻る。
【0033】これにより、コントローラAに対するデー
タ収集が完了する。次に、コントローラBに対するデー
タ収集を説明する。なお、コントローラBではデータが
急変しているものとする。
【0034】監視装置11は、ステップST23におい
て優先割合カウンタ(=0)が固有値“3”に到達して
ないため、割込収集部17がステップST25において
収集局番を局番号(=2)に一致するように設定し、ス
テップST26においてデータ要求コマンドテキストを
コントローラBに送信する。
【0035】コントローラBは、前述した通り、データ
要求コマンドテキストを受信し、しかる後、応答データ
送信テキストを監視装置11に送出する。監視装置11
は、優先局書込部15がステップST31においてデー
タ要求頻度変更フラグを“1”であると判定し、ステッ
プST32において優先局番を今だ設定されてないもの
(=0)と判定してステップST33において優先局番
を収集局番(=2)に一致するように設定し、しかる
後、ステップST34において局番号を+1だけ更新
(=3)する。
【0036】続いて監視装置11では、割込収集部17
がステップST37において優先局番(=2)を零でな
いと判定し、ステップST38において優先割合カウン
タを+1だけ更新(=1)してステップST40におい
てステップST23に戻る。
【0037】次に、コントローラCに対するデータ収集
を説明する。なお、コントローラCではデータが急変し
ないものとする。前述した通り、監視装置11ではステ
ップST23において優先割合カウンタの計数値(=
1)が固有値“3”に到達してないため、割込収集部1
7がステップST25において収集局番を局番号(=
3)に一致するように設定し、ステップST26におい
てデータ要求コマンドテキストをコントローラCに送信
する。
【0038】コントローラCは、データ要求コマンドテ
キストを受信し、しかる後、応答データ送信テキストを
監視装置11に送出する。監視装置11では、優先局書
込部15がステップST31においてデータ要求頻度変
更フラグを“0”であると判定し、ステップST32に
おいて優先局番(=2)と収集局番(=3)とが異なる
ために該フラグ“0”を現在の優先局のリセットではな
いと判定し、ステップST34において局番号を+1だ
け更新(=4)する。
【0039】続いて監視装置11では、割込収集部17
がステップST37において優先局番(=2)を零でな
いと判定し、ステップST38において優先割合カウン
タを+1だけ更新(=2)してステップST40におい
てステップST23に戻る。
【0040】続いて、前述同様に監視装置11はコント
ローラDからデータを収集する。なお、コントローラD
はデータの急変がないものとする。また、データ収集
後、局番号はステップST34で+1だけ更新されて5
となっており、優先割合カウンタはステップST38で
+1だけ更新されて3となっている。
【0041】次に、コントローラEに対するデータ収集
に優先局であるコントローラBが割込む場合について説
明する。なお、コントローラBではデータが急変してい
るものとする。
【0042】監視装置11では、割込収集部17がステ
ップST23において優先割合カウンタの計数値(=
3)を固有値“3”に到達したと判定し、ステップST
24において優先割合カウンタを零にリセットし、収集
局番を優先局番(=2)に一致させると共に、局番号
(=5)から1を減算(=4)する。
【0043】しかる後、割込収集部17はステップST
26においてデータ要求コマンドテキストを収集局番
(=2)に対応するコントローラBに送信する。コント
ローラBは、前述した通り、データ要求コマンドテキス
トを受信し、しかる後、応答データ送信テキストを監視
装置11に送出する。
【0044】監視装置11では、優先局書込部15がス
テップST31においてデータ要求頻度変更フラグを
“1”であると判定し、ステップST32において優先
局番を既に設定されたもの(=2)と判定してステップ
ST34において局番号(=4)を+1だけ更新(=
5)する。
【0045】続いて監視装置11では、割込収集部17
がステップST37において優先局番(=2)を零でな
いと判定し、ステップST38において優先割合カウン
タを+1だけ更新(=1)してステップST40におい
てステップST23に戻る。
【0046】以下、前述同様に、監視装置11は次のコ
ントローラEからデータを収集する。このように、監視
装置は優先割合カウンタに対するシステムの固有値を
“3”に設定したことにより、3回のデータ収集のう
ち、1回を優先局からの収集として順次データ収集処理
を実行する。
【0047】すなわち、このデータ収集処理は、図6に
示すように、A,B,C,D,B,E,F,B,A,
B,B,…,のように、優先局であるコントローラBの
データ収集を固有値に対応する優先割合で割込ませてい
る。
【0048】また、コントローラBにおいてデータの急
変が解消した場合、監視装置11では、ステップST3
1においてデータ要求頻度変更フラグを“0”と判定
し、ステップST35において優先局番(=2)と収集
局番(=2)が一致するか否かを判定し、判定結果が一
致を示すので、ステップST36において優先局番及び
優先割合カウンタを零にリセットしてステップST34
に行く。
【0049】以下、優先局番及び優先割合カウンタが零
にリセットされたため、優先処理が行われず、通常のコ
ントローラ番号順にデータ収集処理を実行する。さら
に、コントローラBにおいてデータの急変が解消しない
状態で他のコントローラにおいてデータが急変した場
合、監視装置はステップST31においてデータ要求頻
度フラグを“1”と判定し、ステップST32において
優先局番が“0”であるか否かを判定する。
【0050】ここで、コントローラBの優先局番(=
2)が既に設定されているため、監視装置11はステッ
プST34に行く。すなわち、監視装置11は優先局番
を1局のみ記憶し、現在優先中のコントローラBのデー
タ要求頻度変更フラグが“0”にリセットされるまで、
新たに優先局番を記憶しない。これにより、監視装置1
1は確実に優先局のデータ収集を実行する。
【0051】上述したように本実施例によれば、変化率
算出部14が、コントローラから収集データを含む応答
データ送信テキストを受けたとき、特定データ登録部1
3を参照してこの収集データが登録された変化率監視デ
ータ種別であるとき、当該収集データにおける前回値に
対しての今回値の変化率を算出し、優先局書込部15
が、この変化率と該当する変化率制限値とを比較し、こ
の比較の結果、変化率が変化率制限値を越えたとき、当
該収集データを送出したコントローラを示す優先局番を
設定し、割込収集部17が、優先局記憶部16に優先局
番号の設定有りを判定したとき、当該優先局番号に指示
されたコントローラに他のコントローラよりも優先した
割合でデータ要求コマンドテキストを送信するので、重
要監視データの変化率の大きいコントローラから優先し
た割合でデータを収集することにより、重要監視データ
が急変した際にも迅速に対応することができる。
【0052】また、本実施例によれば、収集データのう
ち、重要な監視データのみを特定データ登録部13に登
録して変化率の急変を監視するので、システム構築の自
由度を向上させることができる。
【0053】さらに、本実施例によれば、特定データ登
録部13及び変化率算出部14を、通常、コントローラ
よりも高性能のCPUをもつ監視装置11に設けている
ので、高速処理を期待することができる。また、同様に
特定データ登録部13及び変化率算出部14を監視装置
11に設けていることから設定変更が容易であり、加え
て、例えば変化率の安定状態が続いた場合に自動的に削
除する等のアプリケーションプログラムを介在させるこ
とができる。
【0054】また、本実施例によれば、データの急変を
コントローラA〜Fから自発的に送信する技術である状
態変化通知を使うことなく、監視装置11からのデータ
収集頻度を変更してデータが急変したコントローラBか
らのデータ収集を優先することができる。
【0055】また、前述したように状態変化通知を用い
ないようにしたので、状態変化通知に伴う、プロトコル
が複雑で手間がかかる問題や各コントローラから同時に
状態変化通知が発生した場合の各コントローラの制御の
困難性などの問題を回避することができる。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施で
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、優
先局指示情報が書込まれる優先局記憶手段と各コントロ
ーラ毎に収集データのうちの重要監視データ及び重要監
視データの変化率制限値が設定される重要データ設定手
段とを設け、変化率算出手段が、コントローラから収集
データを受けたとき、重要データ設定手段を参照してこ
の収集データが重要監視データであるとき、重要監視デ
ータにおける前回値に対しての今回値の変化率を算出
し、優先局書込手段が、この変化率算出手段により算出
された変化率と重要データ設定手段内の該当する変化率
制限値とを比較し、この比較の結果、変化率が変化率制
限値を越えたとき、重要監視データを送出したコントロ
ーラを示す優先局指示情報を優先局記憶手段に書込み、
割込収集手段が、優先局記憶手段が優先局指示情報を有
するとき、優先局指示情報に指示されたコントローラに
他のコントローラよりも優先した割合でポーリング信号
を送信するので、重要監視データの変化率の大きいコン
トローラから優先した割合でデータを収集することによ
り、重要監視データが急変した際にも迅速に対応できる
データ収集方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ収集方式に適用
される監視システムの構成を示すブロック図
【図2】同実施例における特定データ登録部の構成図
【図3】同実施例における前回値エリアの構成図
【図4】同実施例における監視装置の動作を説明するた
めのフローチャート
【図5】同実施例における監視装置の動作を説明するた
めのフローチャート
【図6】同実施例におけるデータ収集の割込動作を説明
するためのタイムチャート
【図7】従来のデータ収集方式による伝送手順を示す概
略図
【図8】従来の監視装置の動作を説明するためのフロー
チャート
【図9】従来のコントローラの動作を説明するためのフ
ローチャート
【図10】従来の監視装置の動作を説明するためのフロ
ーチャート
【図11】従来のデータ要求コマンドテキストの構成図
【図12】従来の応答データ送信テキストの構成図
【符号の説明】 11…監視装置、12…LAN、13…特定データ登録
部、14…変化率算出部、15…優先局書込部、16…
優先局記憶部、17…割込収集部、A〜F…コントロー
ラ、a〜f…前回値エリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 K // G05B 15/02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視装置に複数のコントローラが接続さ
    れ、前記監視装置から順次個別に送信されるポーリング
    信号を前記各コントローラが受けると、対応するコント
    ローラが収集データを前記監視装置に返送するデータ収
    集方式において、 前記監視装置は、 優先局指示情報が書込まれる優先局記憶手段と、 前記各コントローラ毎に収集データのうちの重要監視デ
    ータ及び前記重要監視データの変化率制限値が設定され
    る重要データ設定手段と、 前記コントローラから収集データを受けたとき、前記重
    要データ設定手段を参照してこの収集データが重要監視
    データであるとき、当該重要監視データにおける前回値
    に対しての今回値の変化率を算出する変化率算出手段
    と、 この変化率算出手段により算出された変化率と前記重要
    データ設定手段内の該当する変化率制限値とを比較し、
    この比較の結果、前記変化率が当該変化率制限値を越え
    たとき、当該重要監視データを送出したコントローラを
    示す優先局指示情報を前記優先局記憶手段に書込む優先
    局書込手段と、 前記優先局記憶手段が優先局指示情報を有するとき、当
    該優先局指示情報に指示されたコントローラに他のコン
    トローラよりも優先した割合で前記ポーリング信号を送
    信する割込収集手段とを備えたことを特徴とするデータ
    収集方式。
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