JPH07281753A - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

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Publication number
JPH07281753A
JPH07281753A JP6076236A JP7623694A JPH07281753A JP H07281753 A JPH07281753 A JP H07281753A JP 6076236 A JP6076236 A JP 6076236A JP 7623694 A JP7623694 A JP 7623694A JP H07281753 A JPH07281753 A JP H07281753A
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JP
Japan
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mobile robot
data
robot
plant
moving
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Application number
JP6076236A
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English (en)
Inventor
Satoshi Okada
敏 岡田
Etsuro Igarashi
越郎 五十嵐
Riyoko Haneda
里代子 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07281753A publication Critical patent/JPH07281753A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 プラントに悪影響を及ぼさず、視覚情報に代
わる外界センサの採用を行い、複雑な教示やプラントに
対する加工処理の不要な自己位置同定処理を構築し、複
雑環境下で自己位置同定処理の正確さを向上させ、しか
も高速に処理可能な移動ロボットを提供する。 【構成】 プラント建屋内を移動し、前後進および旋回
を行う移動機構を備えた移動台車に点検センサを搭載し
てプラント機器の状態を点検・監視する移動ロボットに
おいて、移動ロボット1の水平、上下、旋回の移動量を
検出する移動量検出手段14,15と、この移動量検出
手段14,15から得られる移動量データをプラント建
屋内の機器配置を示すCADデータに対応付けて現在位
置の同定を行う自己位置同定手段23とから構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自律制御する移動ロボッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力プラントやその他悪環境
下の各種プラントでは、プラント内に設置されている機
器や配管に加熱や漏洩等の異常が発生した場合に、早期
に発見できるように作業員が移動して点検を行ってい
る。また、固定の点検センサによるモニタリングではわ
かりづらい場所等の監視や必要に応じて詳細な点検を行
うため、作業員が移動して巡視点検を行っている。この
巡視点検作業は、人体への危害やコスト、さらに最近で
は作業員の確保の面などで問題があり、作業員に代替す
る移動式の点検装置への要求が強い。
【0003】特に、巡回点検用のロボットには、異常と
思われる現象が発生した場合の詳細な点検作業や、異常
となる原因の究明のための関連する系統の部品や箇所の
詳細な点検作業などが容易にできるものが期待されてい
る。従って、決まった移動経路以外の任意な場所へ移動
できる移動ロボットへの要求が強い。また、操作が一人
ででき容易なものが望まれている。
【0004】このため、これらの要求に答えるべき、現
在各方面において、雲台にテレビカメラやマイクロフォ
ン等の点検用センサを取り付けた種々の移動ロボットが
開発されている。これまでに、オペレータが直接駆動機
構を遠隔操作する操縦方式のものや、予めロボットの移
動するコースを取り決めておき、そのコースに誘導線を
取り付けたり、目印となるものを備え付けたりしてお
き、教示して移動させるテーチングプレイバック方式の
ものが開発されている。しかし、操縦方式は遠隔操縦の
困難でオペレータへの負担が大きい。また、テーチング
プレイバック方式は教示が複雑かつ困難で、任意の場所
への移動ができない。これらの移動ロボットでは、巡視
点検用ロボットの要求機能を満足するものではない。そ
こで最近では要求に答える移動ロボットとして、移動範
囲の拡大と操作性の向上を目指した自律的に制御するワ
イヤレスの移動ロボットの開発が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の移動ロボ
ットにおいては、原子力プラントやその他悪環境下の各
種プラントの非常に複雑でかつ広いエリア等の使用条件
において機能を満足させことが困難であった。移動ロボ
ットを自律的に移動制御を行って、目的位置まで確実に
移動させるには、移動する環境を把握し、常にロボット
自身の位置や向きを求める機能(以下自己位置同定処理
という)が必要となる。しかも、移動ロボットをスムー
ズに移動させるには、高速に自己位置同定処理を行う必
要がある。人間の場合、目にとらえた映像すなわちパッ
シブな視覚情報から、短時間で容易に自己位置同定処理
を行っている。一方、ロボットにパッシブな視覚情報で
自己位置同定処理を行う場合は、人間の目に相当するテ
レビカメラを取り付けて、画像認識を行う必要がある
が、視覚認識機能が人に比べて非常に劣る。そのため、
短時間で正確な自己位置同定することが困難である。現
状の認識技術は単純背景での単純物体に対しては、ある
程度まで短時間で正確な認識が可能となってきている
が、複雑環境では認識率が極端に低くなり、かつ10秒
以上と長時間を必要とするなど、実用レベルには程遠
い。複雑環境での認識技術が実用レベルに到達するまで
には、今後かなりの年月がかかると思われる。このた
め、現状では複雑環境を移動させるロボットにはパッシ
ブな視覚情報による自己位置同定処理は実現性に乏し
い。
【0006】本発明は係る従来の事情に対処してなされ
たものであり、その目的は、プラントに悪影響を及ぼさ
ず、視覚情報に代わる外界センサの採用を行い、複雑な
教示やプラントに対する加工処理の不要な自己位置同定
処理を構築し、複雑環境下で自己位置同定処理の正確さ
を向上させ、しかも高速に処理可能な移動ロボットを提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の移動ロボットは、請求項1記載の発明では
プラント建屋内を移動し、前後進および旋回を行う移動
機構を備えた移動台車に点検センサを搭載してプラント
機器の状態を点検・監視する移動ロボットにおいて、移
動ロボットの水平、上下、旋回の移動量を検出する移動
量検出手段と、この移動量検出手段から得られる移動量
データをプラント建屋内の機器配置を示すCADデータ
に対応付けて現在位置の同定を行う自己位置同定手段と
を有する移動ロボットを提供するものである。
【0008】また、請求項2記載の発明では、プラント
建屋内を移動し、前後進および旋回を行う移動機構を備
えた移動台車に点検センサを搭載してプラント機器の状
態を点検・監視する移動ロボットにおいて、移動ロボッ
トの水平、上下、旋回の移動量を検出する移動量検出手
段と、周囲構造物との距離を計測する距離計測手段と、
この距離測定手段から得られる測距データと前記移動量
検出手段から得られる移動量データの相関演算を行う相
関演算手段と、この相関演算結果を用いて移動ロボット
の現在位置の同定を行う自己位置同定手段とを有する移
動ロボットを提供するものである。
【0009】さらに、請求項3記載の発明では、距離計
測手段は、所定の移動時間毎に測距データを複数回採取
するスキャンニング手段を有し、スキャンニング毎に随
時切り換えて複数の記憶手段に記憶させ、これらの記憶
手段に記憶された測距データを任意の累積回数で平均化
する平均化処理手段を有して距離を計測する請求項2記
載の移動ロボットを提供するものである。
【0010】
【作用】上記構成の移動ロボットにおいては、請求項1
記載の発明では移動量検出手段により水平、上下、旋回
の移動量を検出しプラントの機器配置を表示するのに用
いるプラントCADデータに対応させて移動ロボットの
自己位置を同定する。また、請求項2記載の発明では、
移動量検出手段により水平、上下、旋回の移動量を検出
し、さらに距離計測手段によって周囲構造物との距離を
計測し測距データを求める。一方、移動量検出手段によ
って移動ロボットの移動量を検出する。この移動量と測
距データについて相関演算手段によって相関演算を行い
移動ロボットの自己位置同定を行う。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、測距デ
ータをスキャンニング手段によって移動時間毎に複数回
採取し、それぞれを記憶手段に記憶させて、平均化処理
手段によって任意の累積回数で平均化して測距データを
求める。一方、移動量検出手段によって移動ロボットの
移動量を検出する。この移動量と測距データについて相
関演算手段によって相関演算を行い移動ロボットの自己
位置同定を行う。
【0012】
【実施例】以下に本発明に係る移動ロボットの第1の実
施例を図1乃至図3に基づき説明する。図1は本発明に
係る移動ロボットの第1の実施例における移動ロボット
の外形図を示しており、移動ロボット1は移動量検出用
の回転角度センサ15を有する車輪50で駆動する移動
台車7に、点検用センサ9を設けた雲台8,点検用セン
サ信号処理装置21を備えている。また、無線伝送装置
10,通信制御装置20,ロボット用の前述の視覚情報
に代わる外界センサであるスキャン式レーザ距離計1
2,超音波センサ13a,13b,ジャイロ14,ロボ
ットコントローラ19を搭載している。この移動ロボッ
ト1は、操作室2にある操作盤3からの指令に基づい
て、プラント内に設置された点検対象物まで移動し、点
検用センサ9を用いて点検を行うものである。
【0013】本実施例で用いた雲台8は、下部にはスキ
ャン式レーザ距離計12を搭載し、ロボットコントロー
ラ19の姿勢制御指令に基づいて旋回駆動、ふ仰駆動を
行うものである。無線伝送装置10は通信制御装置20
からの要求および制御で、地上局とロボット制御に必要
となる制御信号、状態信号の送受と、点検用センサ9の
送信を無線で行うものである。ジャイロ14は、ロボッ
トの旋回角度と傾き角度と検出するものである。
【0014】スキャン式レーザ距離計12はレーザ光を
発光してから被測定物から反射してくるまでの時間を計
測することで、被測定物までの距離を求めるものであ
る。スキャンニングは水平方向に270度で1秒間に1
0回程度行うものである。
【0015】超音波センサ13a,13bは超音波を発
信するトランスデゥーサ13bと被測定物から反射して
くる超音波を受信するレシーバ13aとが独立に設けら
れたもので、発信から受信までの時間を計測することで
被測定物までの距離を求める。
【0016】図2(a)は移動ロボット1の操作室2内
の模式図であり、図2(b)は移動ロボット1の模式図
を示している。図2(a)において、操作室2は操作盤
3の他に診断装置6、ロボット統括制御装置5及び通信
制御装置4を備えている。
【0017】また、通信制御装置4からの通信制御信号
を無線で移動ロボット1に伝送あるいは受信するための
追尾装置付き無線伝送装置11が設けられている。操作
盤3は移動台車7や点検用センサ9の遠隔操作を行う操
作器17、点検結果や移動ロボット1の状態を表示する
状態表示モニタ16、これらを制御するマンマシンイン
ターフェイス用制御装置18から構成されている。
【0018】オペレータは操作器17を用いて目的位置
と方向に関する移動要求を入力する。ロボット統括制御
装置5はオペレータからの移動要求を受けて、プラント
CAD(コンピュータ支援による設計)データを用いて
現在位置から目的地までの経路生成を行う機能を有し、
さらに操作盤3と移動ロボット1間の通信管理を行う。
このプラントCADデータは、機器の配置設計を行うた
めのものであり、データの内容としてはポンプ、弁、熱
交換器等の機器の配置、配管の設置位置等を示す座標
が、機器、配管等の占める容積全体の部分で3次元的に
与えられる。
【0019】通信制御装置4は移動ロボット1の走行コ
ントローラ24,雲台コントローラ25,点検用センサ
信号処理装置21からの状態信号および点検用センサ9
からのセンサ信号を入力し、ロボット統括制御装置5,
診断装置6へ送信する機能を有する。また、逆にロボッ
ト統括制御装置5,診断装置6からの要求信号を入力
し、移動ロボット1の走行コントローラ24,雲台コン
トローラ25,点検用センサ信号処理装置21へ送信す
る機能および追尾装置付き無線伝送装置11の制御を行
う機能も有している。
【0020】診断装置6は、点検箇所において検出され
るセンサ信号を入力し、内蔵されたデータベースに追記
するとともに、予め記憶された正常時でのセンサ信号と
の比較、時間的な変動状態の検出を行い、基準値に対し
て大きいか否かを判定し、大きい場合には異常が発生し
た可能性があると診て、詳細な点検方法(新たな点検箇
所と点検手段)を立案し、ロボット統括制御装置5に点
検要求を出力する。また、詳細な点検結果が得られる
と、異常の判定と異常箇所および異常原因の推定を行
う。これらの処理結果は、逐次状態表示モニタ16を介
してオペレータに伝えるものである。
【0021】追尾装置付き無線伝送装置11は、大容量
で高速性が要求されるテレビカメラの映像信号などのセ
ンサ信号を正確に伝送する指向性を持った無線信号を伝
送させるため追尾装置を備えた無線伝送装置としてい
る。また、移動ロボット1に設けられた無線伝送装置1
0は追尾装置を備えると大型化するため、複数の発信
器、受信機で構成されている。
【0022】図2(b)において、移動ロボット1は、
点検用センサ9としてテレビカメラ27、マイクロフォ
ン28、レーザ振動計29、赤外線カメラ30、臭いセ
ンサ31を備えている。これらの点検用センサ9は上述
のとおり、操作器17を用いて雲台8を遠隔操作するこ
とによって、任意の点検する向きへ向けることが可能と
なっている。
【0023】操作室2と移動ロボット1との制御信号、
点検用センサ9の信号伝送はワイヤレス化を図るため、
ケーブル類を有さず、従って電源ケーブルも備えていな
いため、移動ロボット1にはバッテリ26が搭載されて
いる。
【0024】ロボットコントローラ19は、図2(b)
に示すようにロボット用センサ信号処理回路22、位置
同定コントローラ23、走行コントローラ24、雲台コ
ントローラ25から構成されている。
【0025】ロボット用センサ信号処理回路22は、ス
キャン式レーザ距離計12,超音波センサ13,ジャイ
ロ14および回転角度センサ15からの検出信号を同時
に入力し、デジタル信号に変換する入力回路(図示せ
ず)と、入力したデータを記憶するバッファメモリ(図
示せず)と、位置同定コントローラ23の指令に基づい
て出力する出力回路(図示せず)から構成される。
【0026】位置同定コントローラ23の構成について
は図3に示す。ジャイロ14と移動量検出用の回転角度
センサ15のデータはロボット用センサ信号処理回路2
2を介して、ロボットの概略位置を検出するための概略
位置検出回路34に入力される。この回路で得られた概
略位置はセンサシミュレーション回路37に入力され、
センサシミュレーション回路37内に格納されたプラン
トCADデータを用いてセンサシミュレーションされ
て、そのプラントCADデータ上の位置データとして画
像メモリ36aに記憶される。
【0027】ここで、センサシミュレーションとは、移
動ロボット1が点検走行する建屋内部の位置データから
構成されるプラントCADデータを用いて、移動ロボッ
ト1の移動に基づくジャイロ14および回転角度センサ
15の変化量を追跡し、プラントCADデータ上での現
在位置を求める操作をいう。
【0028】一方、スキャン式レーザ距離計12,超音
波センサ13a,13bによって測定される距離データ
は、実測された距離を示している。この距離データは座
標変換回路35を用いてセンサ座標系からロボット座標
系に座標変換される。ここで、センサ座標系とは、スキ
ャン式レーザ距離計12あるいは超音波センサ13a,
13bを中心とした相対的な極座標系をいい、ロボット
座標系とは移動ロボット1を中心とした相対的な直交座
標系をいう。このロボット座標系に変換されたデータは
画像メモリ36b,36cに記憶される。
【0029】さらに、上記センサシミュレーション結果
のデータと実測したセンサデータの分布の対応づけを画
素相関回路38を用いて行い、差分を求める。また、位
置同定回路39でその差分を上記概略位置検出回路34
で得られた概略位置に加えることによってロボットの自
己位置を決定する。
【0030】また、センサシミュレーション回路37で
は、プラントCADデータに属性データとして、スキャ
ン式レーザ距離計12、超音波センサ13の距離に対す
る反射係数、反射可能角度データおよび検出可能レベル
を持たせている。これらの属性データは、概略位置検出
回路34で得たロボットの位置において、スキャン式レ
ーザ距離計12、超音波センサ13a,13bを用いて
距離を実測する場合に、その実測された距離に与える影
響を示すものである。
【0031】例えば、反射係数とはレーザ光を直交する
対象物へ投光し、反射してくるレーザ光の量の割合をい
う。また、反射可能角度とは、この対象物とレーザ光と
の投光角度が鋭くなると反射してくるレーザ光の量が減
少し、ある角度を越えると反射が全くなくなるが、この
角度のことをいう。検出可能レベルとは、距離検出は、
あるスレッショルドレベル(しきいレベル)を越した反
射量になると処理をおこなうが、このスレッショルドレ
ベルを検出可能レベルという。
【0032】これらの属性データは、プラント建屋内に
おける被測定物の構造、材質などによって変化するもの
であり、従ってプラントCADデータ上の各々の位置に
対応して格納されるものである。
【0033】画素相関回路38におけるセンサシミュレ
ーション結果とセンサデータの分布の対応づけでは、画
像メモリ36b,36cからのセンサデータをまず、こ
の属性データで判断した上で、差分を求める。
【0034】一方、正確なプラントCADデータが用意
されていない箇所で用いるには、予め移動する箇所でス
キャン式レーザ距離計12と超音波センサ13を用いて
形状データと属性データ(反射係数と反射可能角度)を
持つプラントCADデータを作成してもよい。
【0035】図2に戻って、走行コントローラ24は、
目標位置までの軌道データと上記自己位置同定結果か
ら、走行モードと移動ロボット1の車輪50に対するス
テアリング角度、走行速度を算出する演算回路(図示せ
ず)と、算出した結果を走行用ドライバ33への出力と
制御状態や自己位置情報を通信制御装置20へ出力する
出力回路(図示せず)からなる。ここで、走行モードに
は、移動ロボット1の直進・後進や、その場旋回、平行
移動などがある。
【0036】モータ32は、車輪50の旋回駆動および
ステアリング軸の旋回駆動の動力供給源である。また、
走行用ドライバ33はこのモータ32を駆動制御するも
ので、走行コントローラ24から送信される速度指令デ
ータ,旋回角度指令データ,起動・停止指令データを入
力し、モータ32の回転速度および旋回角度が指定どお
りになるような駆動電流をモータ32に供給するもので
ある。
【0037】雲台コントローラ25は、移動ロボットの
上記自己位置同定結果とプラントCADデータから、点
検対象物への点検用センサの向きを算出する演算回路
(図示せず)と、算出した向きデータか、もしくは、操
作盤3の操作器17からの指令に基づいて、駆動指令を
雲台8に設けられた雲台ドライバへ出力する出力回路
(図示せず)から成る。
【0038】次に、本実施例の作用について説明する。
移動ロボット1は図4に示す手順で点検箇所まで移動
し、所定の点検を行う。この点検の手順について以下に
説明する。
【0039】移動ロボット1を点検箇所まで移動させ、
所定の点検を行わせるには、まず、移動ロボット1に対
して目標位置、作業要求を入力する処理、すなわち点検
ルートの決定(S1)が必要である。この処理は操作盤
3の操作器17を用いてオペレータが入力する。入力さ
れた目標位置、作業要求はマンマシンインターフェイス
用制御装置18を介してロボット統括制御装置5に入力
される。ロボット統括制御装置5は、入力された目標位
置、作業要求データからプラント機器配置用のプラント
CADデータを用いて、目標位置までの経路および点検
する時の雲台8の姿勢を求める。また、この処理はオペ
レータが操作器17から直接、目標位置までの経路およ
び点検するときの雲台8の姿勢を指示することとしても
よい。
【0040】目標位置までの経路および点検するときの
雲台8の姿勢が得られたら、目標位置までの経路生成結
果を通信制御装置4,追尾装置付き無線伝送装置11,
無線伝送装置10,通信制御装置20を介して移動ロボ
ット1上の走行コントローラ24へ送信する。上記走行
コントローラ24は、目標位置までの経路生成結果を受
信すると移動ロボット1を駆動させて、経路に沿うよう
に走行制御(移動速度制御およびステアリング角度制
御)を行って、目標位置まで移動させる処理を行う。
【0041】この処理は、移動ロボット1上に搭載した
走行コントローラ24,走行用ドライバ33,回転角度
センサ15,モータ32,スキャン式レーザ距離計12
を用いて目標位置まで図4に示されるA(S2〜S5)
の処理ルーチンを繰り返して行う。
【0042】以下に、Aの処理ルーチンの各々について
説明する。自己位置同定処理(S2)は、前述のとお
り、位置同定コントローラ23を用いて行われる。
【0043】目標軌道とのずれ算出(S3)は、走行コ
ントローラ24で行う。走行コントローラ24は地上局
にあるロボット統括制御装置5で算出した目標軌道デー
タを通信制御装置4,追尾装置付き無線伝送装置11を
介して入力するとともに、前記位置同定コントローラ2
3で算出する現在の移動ロボット1の位置および向きデ
ータとからずれを算出する。
【0044】走行コントローラ24はずれの算出を行う
と次に走行モードを決定、各車輪50のステアリング角
度および走行速度算出処理(S4)を行う。地上局にあ
るロボット統括制御装置5から新たな指令や大幅なずれ
が発生しない限り現状の走行モードを維持する。ロボッ
ト統括制御装置5から新たな指令があると、その指令に
基づいた走行モードに切り替える。また、大幅なずれが
発生し、現状の走行モードでは対応できない、あるいは
ずれが増加していくような場合には、例えば一度移動ロ
ボット1を停止させて、その場旋回、平行移動などのモ
ードで目標軌道に戻し、再び元の走行モードに切り替え
て走行を再開させるなどの操作も可能である。
【0045】走行モードが決定すると、各車輪50のス
テアリング角度および走行速度を決定する。ずれがない
場合は、ずれ量と速度からどの地点で目標軌道に一致さ
せるか経路を決め、一致させる地点までの各車輪50の
ステアリング角度および走行速度を算出し、そのデータ
を走行用ドライバ33に出力する。
【0046】ステアリング駆動制御、速度制御処理(S
5)は、各車輪50にそれぞれ備えている走行用ドライ
バ33で行う。走行用ドライバ33は走行コントローラ
24から送られてくる各車輪50のステアリング角度お
よび走行速度データを入力し、各車輪50のモータ32
がそのデータになるようサーボ制御する。
【0047】以上の処理ルーチンAを繰り返し行うこと
で移動ロボット1を目標軌道に沿って移動させ、目標位
置に到達させる。この処理の状態は、常に走行コントロ
ーラ24で送信用データに変換し、通信制御装置20,
無線伝送装置10,通信制御装置4を介してロボット統
括制御装置5へ送信される。ロボット統括制御装置5
は、移動ロボット1の処理状態データを受信し、移動ロ
ボット1の制御状態を記録するとともに、オペレータに
わかりやすい表示データに変換してマンマシンインター
フェイス用制御装置18を介して状態表示モニタ16に
表示する。
【0048】移動ロボット1が目標位置に到達すると、
ロボット統括制御装置5は雲台8の姿勢を算出する(S
6)。雲台コントローラ25は、この算出結果を受信
し、雲台8を制御する(S7)。
【0049】ロボット統括制御装置5は雲台8の制御が
終了したことを、状態データによって受信すると、点検
制御を行う。点検制御は、点検用センサ信号処理装置2
1を介して行う。点検用センサ9で検出したデータは無
線伝送装置10を介して操作室2側に伝送され、診断装
置6へ入力される。診断装置6はセンサデータから機器
の異常を診断し、異常がないことをロボット統括制御装
置5へ伝える。異常の疑いがあると判断すると、詳細な
点検計画を生成し、その結果をロボット統括制御装置5
に伝送する。ロボット統括制御装置5は診断装置6から
の診断処理結果に基づいて、次の点検箇所への移動計画
を作成する(S8)。
【0050】移動ロボット1が複雑環境下でスムーズな
移動を可能にするには、図4の自己位置同定処理(S
2)からステアリング駆動制御、速度制御(S5)まで
の処理を高速にかつ確実に実行できるものでなければな
らない。本実施例は、従来のテレビカメラ等のポジティ
ブな外界センサを用いた方式のように自己位置同定処理
する時に停止することなく、高速にかつ確実に実行でき
る。
【0051】次に、高速にかつ確実に実行する自己位置
同定処理方法を詳しく述べる。本実施例では、前述のと
おり、ジャイロ14および回転角度センサ15の変化量
をプラントCADデータで追跡して得られるセンサシミ
ュレーション結果(測距データ)と実測した距離とのず
れを求めることで自己位置同定を行う。
【0052】複雑背景下では、レーザ距離計で検出でき
ない箇所が多々存在する。例えば、被測定面が黒い面や
表面状態が鏡面に近いもの、スキャン式レーザ距離計1
2,超音波センサ13a,13bと被測定面との交差す
る角度が平行に近い場合等がある。このため、本実施例
ではスキャン式レーザ距離計と超音波センサを併用す
る。
【0053】また、スキャンニング範囲の広いスキャン
式レーザ距離計12を採用する。超音波センサ13をロ
ボット周囲に複数個取り付ける。図5(a),(b)に
スキャン式レーザ距離計12および超音波センサ13
a,13bの配置例と計測範囲を示す。
【0054】スキャン式レーザ距離計12の計測範囲
は、図中Bで示されるように±135°,0.5m〜5
0mである。計測範囲は、広いほうが多くの距離データ
が得られ、対応付けが多くできるので信頼性を高めるこ
とができる。一定の高さでは、均一な壁が存在するな
ど、対象物が変化しないために対応付けが困難となるた
め、任意に上下移動や傾斜移動の可能な機構を有してい
る。
【0055】一方、超音波センサ13a,13bの計測
範囲は図中Cで示されるように、±15゜,0.1m〜
10mである。取付数は多いほうが、対応付けが多くで
きるが、互いの干渉(別のセンサから超音波が入力され
誤検出すること)や、制御の複雑化、高価格化などの制
限もあるので、それらを考慮して適当な配置とする。
【0056】配置によっては、外界センサであるスキャ
ン式レーザ距離計12と超音波センサ13a,13bに
よっても距離計測できない箇所が存在する場合が考えら
れるが、この場合には図6に示される処理手順によっ
て、内界センサであるジャイロ14および回転角度セン
サ15から得られる概略位置をそのまま位置情報として
採用する。
【0057】スキャン式レーザ距離計と超音波センサの
ための属性データは前述のとおり、プラントに機器配置
を表示するプラントCADデータに格納されている。実
際のセンサで実測できるか否かは、この属性データを用
いた上で判断する。この属性データによる判断は、スキ
ャン式レーザ距離計12のビーム幅と測定範囲を決め
て、予め被測定面を抽出しておくことが可能なため、デ
ータ数が削減でき、高速な処理が実現できる。
【0058】ロボット移動時にセンサシミュレーション
する場合、ロボットがプラントCAD上のどの位置にい
るかは、ロボットの向きとふ仰角度を検出するジャイロ
14のデータとロボットの移動量を検出する回転角度セ
ンサ15のデータから算出する概略位置を用いる。
【0059】ジャイロセンサで検出するふ仰角度は、移
動ロボットが段差のある通路の移動時などの通常水平に
スキャンニングが変動した場合の補正用として用いる。
本実施例での補正方法は、被測定物が垂直に立っている
と仮定して、測定距離データをふ仰角で余弦演算し、水
平面の距離に変換する。時間が多少かかるが、ふ仰角を
考慮したセンサシミュレーションを行う方法もある。シ
ミュレーションで求めた測距データは移動ロボット1を
中心を原点とする直交座標に変換し、画像メモリ36a
へ記録する。
【0060】実測で得るスキャン式レーザ距離計12と
超音波センサ13の測距データは、上記センサシミュレ
ーションの座標系と合わせた座標変換及び画像メモリ3
6b,36cへ記憶される。
【0061】メモリ上に記憶されたセンサシミュレーシ
ョンと実測の分布データは、同スケール(パターンの大
きさが同じ)で、相互の位置がずれたものである。両者
の対応付けは、画像メモリ画像メモリ36a,36b,
36c間の画素相関演算を行うことで容易に求まる。こ
の処理は特殊なハードウェアを用いることなくソフトウ
ェアによる相関演算で、数ミリ秒で実行できる。
【0062】本実施例の移動ロボットによれば、複数の
センサで広範囲に測定し、移動量と測距データの対応つ
けを行うため、複雑背景下においても確実に自己位置同
定処理が可能である。万一、スキャン式レーザ距離計1
2、超音波センサ13a,13bという外界センサで計
測不可能な箇所が存在しても、内界センサであるジャイ
ロ14、回転角度センサ15で自己位置同定を行う構成
としており、移動ロボットの信頼性が高い。
【0063】また、プラントの機器配置を表示するため
のプラントCADデータを用いるため、オペレータは、
目的位置を地図上にプロットする操作のみで、移動ロボ
ットは自動的に構造物と干渉しないで目的位置へ移動で
きる軌道を生成し、移動するため、操作が非常に容易で
ある。
【0064】尚、本実施例においては、スキャン式レー
ザ距離計12、超音波センサ13a,13bなどの距離
計測手段によって求められる測距データと、ジャイロ1
4や回転角度センサ15によって得られる移動ロボット
の移動量との相関演算を行ったが、移動量のみで位置同
定を行ってもよい。その場合には、図3においてスキャ
ン式レーザ距離計12,超音波センサ13a,13b,
座標変換回路35,画像メモリ36b,36c,画素相
関回路38のない構成となる。よって、画像メモリ36
aからの出力は直接、位置同定回路39に入力される。
【0065】次に、本発明に係る移動ロボットの第2の
実施例を図7を参照して説明する。第1の実施例におい
ては、スキャン式レーザ距離計12を用いていることか
ら、移動しながら自己位置同定を行うと、測定する距離
データに時間ずれによる誤差が発生する。また、レーザ
距離計は、測定データにばらつきがあり、平均化しない
とばらつき誤差が約20〜100mmを持つ。但し、平
均化すれば、この誤差は10mm以下に抑えることがで
きる。これらの誤差が大きいと対応つけが困難となった
り、大きい同定誤差となり、走行制御に支障をきたす。
【0066】そこで、本実施例では移動時に図7に示す
平均化処理を行ってばらつき誤差を減少させる。平均化
する手段として、座標変換した検出距離データを記憶す
る画像メモリ36を例えば8個設ける。スキャン式レー
ザ距離計12からの検出距離データを画像メモリ36へ
記憶させる場合に、移動ロボット1の移動量を加えた座
標変換を座標変換回路35を介して行い、マルチプレク
サ40を用いて、スキャンニング毎に随時切り換えて、
1〜8の画像メモリ36に記憶する。従って、画像メモ
リ36には、常に現時点の検出距離データと、それ以前
の7回分の検出距離データが記憶されている。平均化は
総和平均処理回路45を用い、これら8回分の検出距離
データの総和をとり、空間フィルタ処理で分布のピーク
を求めることで行う。
【0067】これによって、1回のスキャンニングで、
時間遅れなく、8回分のデータの平均がとれ、この平均
回数は8回に限定されない。スキャンニング速度が速い
レーザ距離計で、画像メモリ数を増加すれば、同じ期間
で平均回数が増すため、さらにばらつきを減少させるこ
とが可能となる。
【0068】以上、位置同定コントローラ23で得られ
た移動ロボット1の位置データは走行制御用データとし
て図2(a)に示される走行コントローラ24に取り込
まれる。
【0069】走行コントローラ24では、目的位置まで
も経路と上記位置データから、走行モードと、各ステア
リングの駆動角度と、速度を算出し、走行用ドライバ3
3を制御する。
【0070】本実施例の移動ロボット1は、第1の実施
例の効果に加えて、実施例上記で述べた自己位置同定処
理を走行中に行うことで、スムーズな自律移動を実現す
る。以上の本実施例においては自己位置同定用コントロ
ーラに画像メモリを用いているが、座標変換した距離デ
ータを2次元配列でメモリに記憶させる方式でもよい。
また、対応つけを画素間の相関演算でなく、特徴点の対
応でも可能である。例えば、レーザ距離計からのデータ
が連続的につながる長さや、プラント建屋のコーナ部と
の距離、コーナ部の角度値、曲率などを対応つけても成
り立つ。
【0071】さらに、上記実施例では、ロボットコント
ローラ部を移動ロボットに搭載した構成であるが、上記
ロボットコントローラ部を操作室へ備えて、通信制御装
置、無線伝送装置を介して通信すれば、上記実施例の機
能を持つことは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移動ロボッ
トにおいては、テレビカメラを用いる方式のような、照
明などの影響を受けることがなく、複雑な教示を必要と
せず、しかもプラントCADデータを用いるため、操作
が容易となり、高速に自己位置同定処理が可能である。
また、距離計測手段と相関演算手段を有する移動ロボッ
トにおいては、プラント内の複雑な環境、背景下におい
ても精度よく自己位置同定ができる。さらに、スキャン
ニング手段、記憶手段、平均化処理手段を備える距離計
測手段を有する移動ロボットにおいては、移動中におい
ても精度よく自己位置同定処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動ロボットの第1の実施例の構
成を示す模式図。
【図2】(a)は本発明に係る移動ロボットの操作室内
の模式図、(b)は本発明の第1の実施例の構成を詳細
に示す模式図。
【図3】第1の実施例の移動ロボットの位置同定コント
ローラの構成を示す模式図。
【図4】点検処理の手順を示す流れ図。
【図5】第1の実施例における移動ロボットのスキャン
式レーザ距離計と超音波センサの配置を示し、(a)は
平面図、(b)は側面図。
【図6】第1の実施例における移動ロボットの位置情報
採用の処理手順を示す流れ図。
【図7】本発明に係る移動ロボットの第2の実施例の位
置同定コントローラの一部の構成を示す模式図。
【符号の説明】
1…移動ロボット 7…移動台車 8…雲台 9…点検用センサ 12…スキャン式レーザ距離計 13…超音波センサ 14…ジャイロ 15…回転角度セン
サ 23…位置同定コントローラ 27…テレビカメラ 28…マイクロフォン 29…レーザ振動計 30…赤外線カメラ 31…臭いセンサ 36a,36b,36c…画像メモリ 38…画素相関回路 39…位置同定回路 45…総和平均処理回路 50…車輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント建屋内を移動し、前後進および
    旋回を行う移動機構を備えた移動台車に点検センサを搭
    載してプラント機器の状態を点検・監視する移動ロボッ
    トにおいて、移動ロボットの水平、上下、旋回の移動量
    を検出する移動量検出手段と、この移動量検出手段から
    得られる移動量データをプラント建屋内の機器配置を示
    すCADデータに対応付けて現在位置の同定を行う自己
    位置同定手段とを有することを特徴とする移動ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 プラント建屋内を移動し、前後進および
    旋回を行う移動機構を備えた移動台車に点検センサを搭
    載してプラント機器の状態を点検・監視する移動ロボッ
    トにおいて、移動ロボットの水平、上下、旋回の移動量
    を検出する移動量検出手段と、周囲構造物との距離を計
    測する距離計測手段と、この距離測定手段から得られる
    測距データと前記移動量検出手段から得られる移動量デ
    ータの相関演算を行う相関演算手段と、この相関演算結
    果を用いて移動ロボットの現在位置の同定を行う自己位
    置同定手段とを有することを特徴とする移動ロボット。
  3. 【請求項3】 前記距離計測手段は、所定の移動時間毎
    に測距データを複数回採取するスキャンニング手段を有
    し、スキャンニング毎に随時切り換えて複数の記憶手段
    に記憶させ、これらの記憶手段に記憶された測距データ
    を任意の累積回数で平均化する平均化処理手段を有して
    距離を計測することを特徴とする請求項2記載の移動ロ
    ボット。
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