JPH07281283A - 写真処理システム - Google Patents

写真処理システム

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Publication number
JPH07281283A
JPH07281283A JP7108594A JP7108594A JPH07281283A JP H07281283 A JPH07281283 A JP H07281283A JP 7108594 A JP7108594 A JP 7108594A JP 7108594 A JP7108594 A JP 7108594A JP H07281283 A JPH07281283 A JP H07281283A
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JP
Japan
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exposure
film
photometric distribution
exposure amount
photometric
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Pending
Application number
JP7108594A
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English (en)
Inventor
Masabumi Yamazaki
正文 山崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH07281283A publication Critical patent/JPH07281283A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラで行ったフィルムへの露光がほぼ忠実
に反映されて、適切な露出のプリントを得ることができ
る写真処理システムを提供する。 【構成】 平均測光と他の測光分布モードとを選択する
測光分布入力回路15と、選択された測光分布から得ら
れた輝度情報に基づきフィルム9への露光を制御するC
PU1と、上記他の測光分布が設定された際には平均測
光に基づく露光量との差に相当するデータをフィルム9
の磁気層に記録する磁気ヘッド10とを有するカメラ
と、上記フィルム9の磁気層に記録されたデータを検出
する磁気データ読取回路と、上記平均測光に略等しい測
光分布に基づき露光量を設定すると共に、上記フィルム
9の露光量と上記記録されたデータとに基づいてプリン
ト時の露光量を演算するコントローラとを有するプリン
ト装置とを備えた写真処理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真処理システム、よ
り詳しくは、カメラとプリント装置とを備えた写真処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な被写体を撮影したネガ像は、そ
の透過光のRGB成分の割合がほぼ等しく、従って透過
光全体を積分したものは、灰色または灰色に近い一定の
色相になるというエバンズの原理は、広く一般に知られ
て周知のものである。このエバンズの原理に基づく、い
わゆるLATD(Large Area Transmittance Density)
方式に関する技術手段が、例えば米国特許257169
7号に記載されている。
【0003】また、特開平3−45945号公報には、
被写体を分割測光して得られた測光値から撮影シーンを
分類し、この分類情報を写真フィルムに記録する一方、
撮影シーンの分類に応じて演算式を用意しておき、写真
をプリントするときに該分類情報を読み取って演算式を
選択して、焼付露光量を算出するものが記載されてい
る。また、該公報に記載の技術手段によれば、被写体の
平均輝度と露出制御に用いる輝度との差の情報を記憶し
ておき、この輝度差に関する情報から被写体の明るさを
予測して正確な露光制御を行うようになっている。
【0004】さらに、特開平3−166537号公報に
は、写真撮影時に露出情報を記録媒体に記録し、写真プ
リント時にプリントすべき駒の露出情報を記録媒体から
読み取って、この露出情報とプリントすべき駒を測定し
ていた濃度とから被写体輝度を推定し、この被写体輝度
に応じて焼付露光量を算出するものが開示されている。
【0005】加えて、特開平3−91733号公報に
は、写真撮影のときにマニュアル操作または自動露出補
正手段によって露出補正が行われた場合に、その補正内
容を表す露出補正情報を、写真撮影と同時に、またはそ
の前後に、例えば写真フィルム等の記録媒体に記録する
ものが開示されている。そして、この写真フィルムをプ
リントするに際しては、その記録媒体から上記露出補正
情報を読み取り、この情報を考慮して焼付露光量を決定
するようになっている。さらに具体的には、ネガフィル
ムの画面全体の平均濃度を算出して、この平均濃度から
R,G,Bの基本焼付露光量をそれぞれ算出し、フィル
ムに記録された露出補正マークに応じて露出補正マーク
が記録されいない駒に対しては色補正だけを行い、逆光
シーンやストロボ撮影シーンなどが記録された駒に対し
ては基本焼付露光量を補正するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記米
国特許2571697号に記載のものでは、逆光シーン
や雪のシーンなどのように濃度や色が偏った撮影シーン
では、主要被写体が適正に仕上がらないという問題点が
あった。
【0007】また、上記特開平3−45945号公報に
記載の方式では、分割測光と撮影シーンとの相関があま
り高くないために大ざっぱな分類しかできず、多様な撮
影シーンに対して、撮影者が満足するプリントを得るの
は難しかった。
【0008】さらに、上記特開平3−166537号公
報に記載のものでは、被写体輝度の情報だけからは、多
種多様な撮影シーンに対応した望ましい焼付露光量を決
定するのは難しいことが多い。
【0009】加えて、上記特開平3−91733号公報
に記載のものでは、まず、それぞれの駒に対して基本焼
付露光量を求めてから、補正の必要な駒に対して補正を
加えるようになっているために、必ずしもカメラの操作
者が意図した濃度のプリントを得られるとは限らなかっ
た。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カメラで行ったフィルムへの露光がほぼ忠実に反
映されて、適切な露出のプリントを得ることができる写
真処理システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による写真処理システムは、設定された露
出補正値に基づいてフィルムへの露光量を制御すると共
に該露出補正値を記録媒体に記録する記録手段を有する
カメラと、上記記録媒体に記録された露出補正値と上記
フィルムを測光して演算した標準露光量とに基づいてプ
リント時の露光量を決定するプリント装置とを備えてい
る。
【0012】また、本発明による写真処理システムは、
所定の測光分布と露出補正値に基づいてフィルムへの露
光量を制御すると共に上記測光分布に対応する測光分布
コードと上記露出補正値とを記録媒体に記録する記録手
段を有するカメラと、上記記録媒体に記録された測光分
布コードに対応した測光分布に基づきフィルムを測光し
て演算した標準露光量と上記記録媒体に記録された露出
補正値とに基づいてプリント時の露光量を決定するプリ
ント装置とを備えている。
【0013】さらに、本発明による写真処理システム
は、第1と第2の測光分布モードを選択する選択手段
と、選択された第1もしくは第2の測光分布に基づいて
得られた輝度情報に基づきフィルムへの露光を制御する
制御手段と、上記第2の測光分布が設定された際には該
第2の測光分布に基づく露光量と第1の測光分布に基づ
く露光量との差に相当するデータを記録する記録手段と
を有するカメラと、上記記録されたデータを検出する検
出手段と、上記第1の測光分布に略等しい測光分布に基
づき露光量を設定する設定手段と、上記フィルムの露光
量と上記記録されたデータとに基づいてプリント時の露
光量を演算する演算手段とを有するプリント装置とを備
えている。
【0014】
【作用】本発明による写真処理システムは、カメラが、
設定された露出補正値に基づいてフィルムへの露光量を
制御すると共に、記録手段により該露出補正値を記録媒
体に記録し、プリント装置が、上記記録媒体に記録され
た露出補正値と上記フィルムを測光して演算した標準露
光量とに基づいてプリント時の露光量を決定する。
【0015】また、本発明による写真処理システムは、
カメラが、所定の測光分布と露出補正値に基づいてフィ
ルムへの露光量を制御すると共に、記録手段により上記
測光分布に対応する測光分布コードと上記露出補正値と
を記録媒体に記録し、プリント装置が、上記記録媒体に
記録された測光分布コードに対応した測光分布に基づき
フィルムを測光して演算した標準露光量と上記記録媒体
に記録された露出補正値とに基づいてプリント時の露光
量を決定する。
【0016】さらに、本発明による写真処理システム
は、カメラが、制御手段により第1と第2の測光分布モ
ードを選択する選択手段と選択された第1もしくは第2
の測光分布に基づいて得られた輝度情報に基づきフィル
ムへの露光を制御すると共に、記録手段により上記第2
の測光分布が設定された際には該第2の測光分布に基づ
く露光量と第1の測光分布に基づく露光量との差に相当
するデータを記録し、プリント装置が、検出手段により
上記記録されたデータを検出し、設定手段により上記第
1の測光分布に略等しい測光分布に基づき露光量を設定
し、演算手段により上記フィルムの露光量と上記記録さ
れたデータとに基づいてプリント時の露光量を演算す
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図6は本発明の第1実施例を示したもの
であり、図1はカメラの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【0018】図1に示すように、カメラには制御手段た
るセントラルプロセッシングユニット(以下、CPUと
省略する。)1が設けられていて、カメラ全体の動きを
制御したり種々の演算を行うようになっている。
【0019】このCPU1には、被写体の明るさを検出
して露出制御を行う測光用センサ2からの出力が、増幅
回路3で増幅された後、A/Dコンバータ4でデジタル
値に変換されて供給されるようになっている。
【0020】またCPU1には、フィルム感度(S
V),シャッタスピード(TV),撮影レンズの絞り値
(AV)等の撮影情報を入力する撮影情報入力回路5
と、露出補正(CV)を入力する露出補正情報入力回路
6と、撮影情報などの種々の情報を表示するための液晶
デバイス7を駆動する液晶ドライバ8と、フィルム9の
記録媒体たる磁気層9a(図3参照)に情報を記録する
ための記録手段たる磁気ヘッド10の磁界を制御する磁
気記録回路11と、ストロボ装置12と、シャッタ先幕
系止用マグネット13と、シャッタ後幕系止用マグネッ
ト14と、測光分布を入力するための選択手段たる測光
分布入力回路15と、レリーズスイッチ16とが電気的
に接続されている。
【0021】この図1に示した構成の動作を大まかに説
明すると、以下のようになる。上記測光用センサ2の出
力は、増幅回路3で増幅された後、A/Dコンバーター
4でデジタル値に変換されてCPU1に入力され、撮影
情報入力回路5および露出補正情報入力回路6の情報と
ともに該CPU1においてアペックス演算が行われて、
シャッタスピードTVが演算される。演算されたシャッ
タスピードTVやその他の設定された露出情報は、液晶
ドライバ8を介して液晶デバイス7に表示される。
【0022】またCPU1は、被写体が暗いと判断する
と、発光制御信号sig1を供給して、自動的にストロ
ボ装置12を発光させる。このストロボ装置12が発光
すると、該ストロボ装置12からは発光したことを確認
するための発光確認信号sig2がCPU1に送られて
くる。
【0023】上記測光用センサ2は、複数の領域に分割
されており、各分割領域の明るさの分布状態から、逆光
か否か、空を上半分に含んだシーンか否か、などの被写
体のパターンを分類する。
【0024】そして、主要被写体が、例えば逆光である
場合には、ストロボ装置12を発光する。
【0025】また、例えば空を上半分に含んだシーン等
の、画面の上半分が非常に明るく下半分がそれに比して
暗い被写体である場合は、標準露出では主要被写体がア
ンダーになると判断して、自動的にプラスの露出補正を
加えて露出制御を行う。
【0026】このように、複数の領域に分割された測光
用センサ2の出力の、各分割領域の明るさ分布から被写
体の態様を分類し、分類内容に応じて自動的に露出補正
のレベルを設定する。
【0027】さらに、カメラの標準露光量と、後述する
プリント装置の標準露光量を一致させるためにカメラの
測光分布を知る必要がある。このための手段が測光分布
入力回路15である。
【0028】測光分布は、例えば平均測光と部分測光の
2種類を設定して、分布の詳細は、カメラとプリント装
置で規格設定しておくとよい。
【0029】フィルム9の磁気層9a(図3参照)に
は、磁気記録回路11と磁気ヘッド10を介して、プリ
ント装置で正しい露光量の制御を行うために、以下のよ
うな情報が記録される。
【0030】図2はカメラの光学的構成を示す断面図で
ある。同図2に示すように、カメラには撮影光学系たる
撮影レンズ17が設けられていて、その撮影光軸後方に
は、主可動ミラー18が該光軸に対して略45度傾けて
配設されている。この主可動ミラー18は、レリーズと
ともに回動して撮影光路より退避するものである。該主
可動ミラー18の中央部には、例えばハーフミラー等が
設けられており、撮影光束の一部を透過するようになっ
ていて、この透過光は該主可動ミラー18の中央部後側
に添設された補助ミラー19で反射されるようになって
いる。この反射光は、上記補助ミラー19下方に設けら
れた結像レンズ20を通って、測光用センサ2に導かれ
るようになっている。
【0031】また、上記レリーズスイッチ16が押され
てフィルム9に露光を行う場合には、上記主可動ミラー
18が上述のように回動して撮影光路より上方に退避
し、シャッタ21に撮影光束が到達して、このシャッタ
21を開くことによってフィルム9に撮影光束が導かれ
るようになっている。
【0032】一方、主可動ミラー18で上方に反射され
た被写体光は、撮影レンズ17に対してフィルム9と光
学的に等価な面に配設されたマット22に結像されるよ
うになっている。さらに、このマット22に結像した被
写体像は、ペンタプリズム23によって上下左右を正し
い被写体像に転置してから、接眼レンズ24を介して撮
影者の目に導かれる。
【0033】また、上記ペンタプリズム23の前方近傍
には、ミラー25,液晶デバイス7,複数のミラーによ
り構成されている導光光学系26が配設されていて、ミ
ラー25は液晶デバイス7に外光を導くためのものであ
り、導光光学系26は該液晶デバイス7の表示をファイ
ンダ下部に表示するためのものである。
【0034】さらに、上記フィルム9の裏面側上部には
磁気ヘッド10が配置されていて、図3に示すようなフ
ィルム9の裏面上部に、フィルム9の長手方向に沿って
帯状にコーティングされている磁気層9aに情報を記録
するようになっている。
【0035】図4は、上記カメラの動作を説明するフロ
ーチャートである。まず撮影情報入力回路5および露出
補正情報入力回路6により、フィルム感度SV,レンズ
の絞り値AV,露出補正値CVなどの撮影情報を入力し
て(ステップS1)、平均測光モードが選択されている
か否かを判別する(ステップS2)。
【0036】平均測光モードが選択されていると判断さ
れたときは、複数の領域に分割された測光用センサ2の
全領域の平均的明るさBVAを演算し(ステップS
3)、アペックス演算によりシャッタスピード TV=BVA+SV+CV−AV の演算を行う(ステップS4)。
【0037】上記ステップS2において平均測光モード
でないときは、部分測光モードか否かを判別する(ステ
ップS5)。部分測光モードであると判断された場合に
は、測光用センサ2の中央のセンサで測光された被写体
の明るさBVLを求めて(ステップS6)、アペックス
演算によりシャッタスピード TV=BVL+SV+CV−AV を演算する(ステップS7)。
【0038】上記ステップS5で部分測光モードでない
と判断されたときは、平均測光による明るさBVAを求
めて(ステップS8)、分割測光を行う。
【0039】この分割測光においては、複数に分割され
た測光用センサの各部の明るさ分布から被写体の態様を
推定し、主被写体が最適に露出されるような明るさBV
Eを演算する(ステップS9)。
【0040】つぎに、上記分割測光による明るさBVE
と平均測光による明るさBVAとの差 Δ=BVE−BVA を求めて(ステップS10)、アペックス演算 TV=BVE+SV+CV−AV を行う(ステップS11)。
【0041】つぎに、レリーズスイッチ16がレリーズ
されているか否かを判別し(ステップS12)、レリー
ズされていなければ上記ステップS1に戻って以上の動
作を繰り返し行う。もしレリーズされていれば、シャッ
タを作動させて上記で求めたシャッタスピードで露出制
御を行う(ステップS13)。
【0042】つぎに逆光であるか否かを判断し(ステッ
プS14)、上記分割測光において逆光であると判断さ
れれば、シャッタが全開になったところでストロボ装置
12を発光させ(ステップS15)、逆光でなければそ
のままつぎのステップに進む。
【0043】そして、平均測光モードであるか否かを判
別し(ステップS16)、平均測光モードであるときに
は、フィルム9の磁気層9aに平均測光モードであるこ
とを示すコード00を記録し(ステップS17)、露出
補正値CVを記録する(ステップS18)。
【0044】上記ステップS16において平均測光モー
ドでないときには、部分測光モードであるか否かを判別
する(ステップS19)。部分測光モードであるとき
は、部分測光モードであることを示すコード01をフィ
ルム9の磁気層9aに記録し(ステップS20)、露出
補正値CVを記録する(ステップS21)。
【0045】上記ステップS19で部分測光モードでな
いと判断されたときは、分割測光モードであることを示
すコード10をフィルム9の磁気層9aに記録し(ステ
ップS22)、逆光撮影においてストロボ装置12が発
光したか否かを判別する(ステップS23)。ストロボ
装置12が発光していると判断されれば、フィルム9の
磁気層9aに露出補正値CVを記録する(ステップS2
4)。
【0046】一方、上記ステップS23でストロボ装置
12が発光していないと判断されれば、露出補正値CV
+Δを記録する(ステップS25)。ここでΔは、上述
した分割測光による明るさBVEと平均測光による明る
さBVAとの差である。
【0047】以上のカメラの動作に対する焼付装置にお
けるプリント処理は、後述する図6のフローチャートで
詳細に説明する。
【0048】図5は、上記構成のカメラで撮影された
後、現像処理されたフィルム9を用いて、印画紙に焼付
処理するための焼付装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0049】図5に示すように、プリント装置たる焼付
装置30には、照明光を発生する光源31と、この照明
光を拡散させる拡散箱32とが設けられていて、これら
光源31と拡散箱32との間の光路中には、照明光の赤
色成分を調節するシアンフィルタ33cと、緑色成分を
調節するマゼンタフィルタ33mと、青色成分を調節す
るイエローフィルタ33yとが配置されている。各フィ
ルタ33c,33m,33yを横方向に相対的に移動す
ることにより、印画紙39に導かれる光量を各色ごとに
調節できるようになっている。
【0050】上述した各フィルタ33c,33m,33
yは、後述する露光量演算の結果に応じて、フィルタ調
節部33により挿入量を調節されるようになっている。
【0051】上記拡散箱32で拡散された照明光は、フ
ィルムキャリア34内でフィルム送りローラ45により
展張されているネガフィルム9と、レンズ36と、シャ
ッタ制御回路40により露光量演算の結果に応じて制御
されるシャッタ37と、印画紙マスク38とを順次通っ
て、印画紙39に導かれてフィルム9の像が結像される
ようになっている。
【0052】この印画紙39は、印画紙供給リール46
から供給され、ローラ48により展張されて露光された
後、印画紙巻取りリール47に巻き取られるようになっ
ている。
【0053】上記フィルム9の透過光は、レンズ51を
介して測光センサ41に導かれるようになっていて、こ
の測光センサ41は、プリント対象駒の測光を行うため
のセンサである。
【0054】さらに、該フィルム9の近傍には、検出手
段たる磁気データ読取回路42が設けられていて、この
磁気データ読取回路42は、ネガフィルム9上の磁気層
9aに記録された磁気データを読み取る回路である。
【0055】現像処理済みフィルム9は、図示しないネ
ガ検定機にかけられて、各駒毎にネガ検定が行われ、プ
リントする駒に対してはフィルム9の一方の側縁部に半
円形状の切欠きからなるノッチが付されるようになって
いる。
【0056】なお、撮影不良により補正しても良好なプ
リントが得られない駒に対しては、周知のようにノッチ
は付されない。上記プリントする駒に対して付されるノ
ッチ数や各ノッチ間の間隔データ等は、LSIカード4
3に記録されている。
【0057】このようなノッチを検出するためのノッチ
検出用センサ44が、上記フィルム9の近傍には設けら
れている。
【0058】そして、上記シャッタ制御回路40,測光
センサ41,磁気データ読取回路42,フィルタ調節部
33,LSIカード43等の各種装置は、I/Oポート
49を介して設定手段であり演算手段たるコントローラ
50と接続されている。
【0059】つぎに、図6のフローチャートを参照し
て、このような構成のプリント装置たる焼付装置30の
動作について説明する。この図6は、カメラが上記図4
のフローチャートに示す動作をしたときに対応する焼付
装置30の動作を示すものである。
【0060】まず、フィルム9の磁気層9aに記録され
た測光分布を示すコードと露出補正値のデータとを入力
する(ステップS31)。つぎに、上記の入力の結果の
内、測光分布として平均測光モードを示すコード00が
記録されているか否かを判断する(ステップS32)。
【0061】平均測光モードであるときは、図5に示す
測光用センサ41により測光されたフィルム9の透過光
の平均的明るさに基づいて標準露光量を演算する(ステ
ップS33)。
【0062】ここで、焼付装置30の測光センサ41の
測光分布は、カメラの測光センサ2の測光分布と略等し
くなるように設計されている。
【0063】つぎに、上記標準露光量に露出補正CVを
加え(ステップS34)、この値に基づいて焼付装置3
0の色フィルタ33c,33m,33yの挿入量を設定
し(ステップS35)、シャッタ制御回路40によるシ
ャッタ時間を設定する(ステップS36)。
【0064】一方、上記ステップS32で平均測光モー
ドでないと判断されたときは、部分測光モードを示すコ
ード01が記録されているか否かを判別する(ステップ
S37)。
【0065】部分測光モードであると判断されたとき
は、測光センサ41による部分測光によって、標準露光
量を演算する(ステップS38)。ここで測光センサ4
1の部分測光の測光分布は、カメラの測光センサ2の部
分測光時の測光分布と略等しいとする。
【0066】つぎに、上記標準露光量に露出補正CVを
加えて(ステップS39)、この値に基づいて焼付装置
30の色フィルタ33c,33m,33yの挿入量を設
定し(ステップS40)、シャッタ制御回路40による
シャッタ時間を設定する(ステップS41)。
【0067】上記ステップS37において部分測光モー
ドでないと判断されたときは、平均測光による標準露光
量を演算し(ステップS42)、標準露光量に露出補正
(CV+Δ)を加えて(ステップS43)、この値に基
づいて焼付装置30の色フィルタ33c,33m,33
yの挿入量を設定し(ステップS44)、シャッタ制御
回路40によるシャッタ時間を決定する(ステップS4
5)。
【0068】ここでΔは、上記図4で説明したように、
分割測光により求められた被写体の明るさと平均測光に
よる被写体の明るさとの差である。
【0069】つぎに、印画紙39への焼付露光を行い
(ステップS46)、つぎに1駒分駒送りし(ステップ
S47)、駒送りが終了したか否かを判断して(ステッ
プS48)、終了していない場合には上記ステップS3
1へ戻って駒が終了するまで以上の動作を繰り返してか
ら終了する。
【0070】このような第1実施例によれば、カメラと
プリンタ装置で露出補正が二重に行われるのを防止する
と共に、カメラ側で撮影者が意図的に指示した露出補正
や、あるいは多分割測光により自動的に判別された逆光
シーンなどのシーンに応じて、予め定められた露出補正
が忠実にプリント濃度に反映される。
【0071】図7,図8は本発明の第2実施例を示した
ものであり、図7は本実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートである。この第2実施例において、上述の第
1実施例と同様である部分については説明を省略し、主
として異なる点についてのみ説明する。
【0072】図7において、まずフィルム感度SV,レ
ンズの絞り値AV,露出補正値CVなどの撮影情報を入
力して(ステップS51)、平均測光モードであるか否
かを判別する(ステップS52)。
【0073】平均測光モードであると判断されたとき
は、測光用センサ2の全体の平均的明るさBVAを求め
て(ステップS53)、アペックス演算によりシャッタ
スピード TV=BVA+SV+CV−AV を演算する(ステップS54)。
【0074】上記ステップS52において平均測光モー
ドであると判断されたときは、部分測光モードであるか
否かを判別する(ステップS55)。部分測光モードで
あると判断されたときは、平均測光によりBVAを求め
て(ステップS56)、測光用センサ2の中央のセンサ
により部分測光を行って明るさBVLを求める(ステッ
プS57)。
【0075】つぎに、上記部分測光による明るさBVL
と平均測光による明るさBVAとの差 Δ1=BVL−BVA を求めて(ステップS58)、アペックス演算 TV=BVL+SV+CV−AV によりシャッタスピードTVを求める(ステップS5
9)。
【0076】一方、上記ステップS55において部分測
光モードでないと判断されたときは、平均測光による明
るさBVAを求め(ステップS60)、分割測光による
明るさBVEを求める(ステップS61)。
【0077】つぎに、上記分割測光による明るさBVE
と平均測光による明るさBVAとの差 Δ2=BVE−BVA を求めて(ステップS62)、アペックス演算 TV=BVE+SV+CV−AV によりシャッタスピードTVを求める(ステップS6
3)。
【0078】そして、レリーズが行われたか否かを判断
し(ステップS64)、レリーズが行われていない場合
には上記ステップS51へ戻って、以上の動作を繰り返
し行う。
【0079】上記ステップS64でレリーズされている
と判断されれば、上記で求めたシャッタスピードTVを
用いて、シャッタを制御して露出制御を行う(ステップ
S65)。
【0080】つぎに、逆光であるか否かを判断し(ステ
ップS66)、上記分割測光の結果、逆光であると判断
したときは、シャッタが全開になったときにストロボ装
置12を発光させ(ステップS67)、逆光でない場合
には、そのままつぎのステップに進む。
【0081】上述の露出制御が終了すると、平均測光モ
ードで撮影されたか否かを判別し(ステップS68)、
もし平均測光モードであるならば、露出補正値CVをフ
ィルム9の磁気層9aに記録する(ステップS69)。
【0082】一方、ステップS68において平均測光モ
ードでないと判断された場合には、部分測光モードか否
かを判別し(ステップS70)、部分測光モードである
ならば、露出補正値CV+Δ1をフィルム9の磁気層9
aに記録する(ステップS71)。
【0083】上記ステップS70において部分測光モー
ドでないと判断された場合には、上記逆光撮影によりス
トロボ装置12が発光したか否かを判別し(ステップS
72)、ストロボ装置12が発光しているときは、露出
補正値CVをフィルム9の磁気層9aに記録する(ステ
ップS73)。
【0084】一方、上記ステップS72でストロボ装置
12が発光していなければ、露出補正値CV+Δ2をフ
ィルム9の磁気層9aに記録して終了する(ステップS
74)。
【0085】つぎに図8は、カメラが図7のフローチャ
ートに示す動作をしたときに対応する焼付装置30の動
作を示すフローチャートである。
【0086】まず図8において、フィルム9の磁気層9
aに記録された露出補正値を読み取り(ステップS8
1)、上記図5に示す焼付装置30の測光センサ41に
より、平均測光による標準露光量を演算する(ステップ
S82)。
【0087】つぎに、上記標準露光量に露出補正値を加
えて、最終的な焼付露光量を演算する(ステップS8
3)。
【0088】以上で求めた焼付露光量に基づいて、色フ
ィルタ33c,33m,33yの挿入量を設定し(ステ
ップS84)、シャッタ37のシャッタ時間を設定して
から(ステップS85)、印画紙39への焼付露光を行
う(ステップS86)。
【0089】つぎに、駒送りを行って(ステップS8
7)、駒が終了したか否かを判断し(ステップS8
8)、終了していない場合には上記ステップS81へ戻
って、駒送りが終了するまで以上の動作を繰り返してか
ら終了する。
【0090】このような第2実施例によれば、上述の第
1実施例とほぼ同様の効果を有すると共に、図7と図8
の組合せによる方法は、分割測光においても、あるいは
部分測光においても、平均測光に対する露光量の差を補
正値として記録しておくので、焼付装置の測光分布は平
均測光だけでよく、より単純化されるというメリットが
ある。
【0091】図9,図10は本発明の第3実施例を示し
たものであり、図9はデジタルハードコピー装置を示す
ブロック図である。この第3実施例は、上述した磁気デ
ータの記録されたフィルム9を、プリント装置たるデジ
タルハードコピー装置を用いてプリントする例である。
この第3実施例において、上述の第1から第2実施例と
同様である部分については説明を省略し、主として異な
る点についてのみ説明する。
【0092】図9において、光源62から発せられた白
色光は、ND,R,G,Bの各フィルタを備えたターレ
ットフィルタ63,コンデンサレンズ64,マスク65
を順次介して、フィルム9を照明するようになってい
る。
【0093】このフィルム9は、フィルムマウント69
に装着されていて、このフィルムマウント69は、送り
テーブル67の上に、マウントホルダ68を介して着脱
可能に取り付けられている。
【0094】上記送りテーブル67の上には、フィルム
9を送り出すためのローラ70が設けられている。
【0095】上記フィルム9を透過した光は、マスク7
1,結像レンズ72を順次介して、ラインセンサでなる
CCD73上に結像するようになっている。このCCD
73の積分時間は、I/Oポート76を介して設定手段
であり演算手段たるワークステーション77により制御
されるCCD積分時間制御回路86によって、制御され
るようになっている。
【0096】上記CCD73の出力信号は、アンプ74
を介して増幅された後、ADコンバータ75でデジタル
信号に変換されて、I/Oポート76を介してワークス
テーション77に取り込まれ、該ワークステーション7
7によるコントロールの基に、画像メモリ78にストア
されるようになっている。
【0097】また、上記送りテーブル67上には、フィ
ルム9の磁気データを読み取るための再生用磁気ヘッド
79が磁気層9aに当接可能に取り付けられている。
【0098】この再生用磁気ヘッド79の出力信号は、
磁気データ読取回路80によりレベル変換されるととも
に波形整形されて、上記I/Oポート76を介してワー
クステーション77内のメモリにストアされる。
【0099】上記ターレットフィルタ63は、モータ8
1により回転されるようになっていて、モータ駆動回路
82とI/Oポート76を介して、ワークステーション
77により制御されるようになっている。
【0100】また、上記送りテーブル67は、モータ8
3によって駆動されるようになっていて、このモータ8
3は、モータ駆動回路84,I/Oポート76を介し
て、ワークステーション77により制御されるものであ
る。
【0101】さらに、上記ワークステーション77には
プリンタ85が電気的に接続されていて、該ワークステ
ーション77により制御されるようになっている。
【0102】つぎに図10のフローチャートをもとにデ
ジタルハードコピー装置図9の動作を説明する。
【0103】つぎに、上述したプリント装置たるデジタ
ルハードコピー装置の動作を、図10のフローチャート
を参照して説明する。なお、この図10は、カメラの動
作を示す図7のフローチャートに対応するものである。
【0104】図10に示すように、まず、フィルム9の
磁気層9aに記録された露出補正値を読み取る(ステッ
プS91)。つぎに、露光量を決定するためのスキャニ
ング(ここではプリスキャニングと呼ぶ)を行い(ステ
ップS92)、デジタルデータに変換された画像データ
を、LUT(ルックアップテーブル)を参照して、γ補
正,ネガポジ変換などのデータ変換を行う(ステップS
93)。
【0105】つぎに、カメラの平均測光分布に略等しい
測光エリアの画像データを用いて、CCD73の標準積
分時間を演算し(ステップS94)、上記で求められた
標準積分時間に上記露出補正を加えて(ステップS9
5)、補正された積分時間を求める(ステップS9
6)。
【0106】上記補正された積分時間に基づいてスキャ
ニングを行い(ステップS97)、上記γ補正などのデ
ータ変換処理を行った後(ステップS98)、プリンタ
85によりプリントを行う(ステップS99)。
【0107】つぎに、フィルム9を駒送りして(ステッ
プS100)、駒送りが終了したか否かを判断し(ステ
ップS101)、駒送りが終了していない時には上記ス
テップS91に戻って、駒送りが終了するまで以上の動
作を繰り返し行ってから終了する。
【0108】このような第3実施例によれば、上述の第
1,第2実施例とほぼ同様の効果を有するとともに、デ
ジタルハードコピー装置にも本発明が適用されることが
わかる。
【0109】なお、上述において、焼付装置とデジタル
ハードコピー装置を総称して、プリント装置と呼んでい
る。
【0110】[付記]以上詳述したごとき本発明の実施
態様によれば、以下の如き構成を得ることができる。す
なわち、 (1) 第1と第2の測光分布モードを選択する選択手
段と、選択された第1もしくは第2の測光分布に基づい
て得られた輝度情報に基づきフィルムへの露光を制御す
る制御手段と、上記第2の測光分布が設定された際には
該第2の測光分布に基づく露光量と第1の測光分布に基
づく露光量との差に相当するデータを記録する記録手段
とを有するカメラと、上記記録されたデータを読み取る
手段と、上記第1の測光分布に略等しい測光分布に基づ
き露光量を設定する設定手段と、上記フィルムの露光量
と上記記録されたデータとに基づいてプリント時の露光
量を演算する演算手段とを有するプリント装置と、を具
備することを特徴とする写真処理システム。
【0111】(2) フィルムに被写体像を露光するカ
メラと、該フィルムに露光された被写体像をプリントす
るためのプリント装置とからなる写真処理システムにお
いて、上記カメラに設けられ、第1と第2の測光分布モ
ードを選択する選択手段と、上記カメラに設けられ、選
択された第1もしくは第2の測光分布に基づいて得られ
た輝度情報に基づきフィルムへの露光を制御する制御手
段と、上記カメラに設けられ、上記第2の測光分布が設
定された際には該第2の測光分布に基づく露光量と第1
の測光分布に基づく露光量との差に相当するデータを記
録する記録手段とを有するカメラと、上記プリント装置
に設けられ、上記記録されたデータを読み取る手段と、
上記プリント装置に設けられ、上記第1の測光分布に略
等しい測光分布に基づき露光量を設定する設定手段と、
上記プリント装置に設けられ、上記フィルムの露光量と
上記記録されたデータとに基づいてプリント時の露光量
を演算する演算手段と、を具備することを特徴とする写
真処理システム。
【0112】(3) 第1の測光分布は平均測光であ
り、第2の測光分布は部分測光であることを特徴とする
付記1または付記2に記載の写真処理システム。
【0113】(4) 第1の測光分布は平均測光であ
り、第2の測光分布は分割測光であることを特徴とする
付記1または付記2に記載の写真処理システム。
【0114】(5) プリント装置は焼き付け装置であ
ることを特徴とする付記1または付記2に記載の写真処
理システム。
【0115】(6) プリント装置はデジタルハードコ
ピー装置であることを特徴とする付記1または付記2に
記載の写真処理システム。
【0116】(7) フィルムに被写体像を露光するカ
メラと、該フィルムに露光された被写体像をプリントす
るためのプリント装置とからなる写真処理システムにお
いて、上記カメラに設けられ、設定された露出補正値に
基づいてフィルムへの露光量を制御する制御手段と、上
記カメラに設けられ、上記露出補正値を記録媒体に記録
する記録手段と、上記プリント装置に設けられ、上記記
録媒体に記録された露出補正値を読み取る読み取り手段
と、上記プリント装置に設けられ、上記フィルムを測光
して標準露光量を演算する演算手段と、上記プリント装
置に設けられ、上記読み取り手段の出力と演算手段の出
力とに基づいて、プリント時の露光量を決定する決定手
段と、を具備することを特徴とする写真処理システム。
【0117】(8) フィルムに被写体像を露光するカ
メラと、該フィルムに露光された被写体像をプリントす
るためのプリント装置とからなる写真処理システムにお
いて、上記カメラに設けられ、所定の測光分布と露出補
正値に基づいてフィルムへの露光量を制御する制御手段
と、上記カメラに設けられ、上記測光分布に対応する測
光分布コードと上記露出補正値とを記録媒体に記録する
記録手段と、上記プリント装置に設けられ、上記記録媒
体に記録された測光分布コードに対応した測光分布に基
づきフィルムを測光して標準露光量を演算する演算手段
と、上記プリント装置に設けられ、上記演算手段による
演算結果と上記記録媒体に記録された露出補正値とに基
づいてプリント時の露光量を決定する決定手段と、を具
備することを特徴とする写真処理システム。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明の写真処理シ
ステムによれば、カメラで行ったフィルムへの露光がほ
ぼ忠実に反映されて、適切な露出のプリントを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラの電気的構成を示
すブロック図。
【図2】上記第1実施例のカメラの光学的構成を示す断
面図。
【図3】上記第1実施例のフィルムを示す正面図。
【図4】上記第1実施例のカメラの動作を示すフローチ
ャート。
【図5】上記第1実施例の焼付装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】上記第1実施例の焼付装置の動作を示すフロー
チャート。
【図7】本発明の第2実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャート。
【図8】上記第2実施例の焼付装置の動作を示すフロー
チャート。
【図9】本発明の第3実施例のデジタルハードコピー装
置を示すブロック図。
【図10】上記第3実施例のデジタルハードコピー装置
の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…CPU(制御手段) 2…測光用センサ 5…撮影情報入力回路 6…露出補正情報入力回路 9…フィルム 9a…磁気層 10…磁気ヘッド(記録手段) 11…磁気記録回路 15…測光分布入力回路(選択手段) 41…測光センサ 42,80…磁気データ読取回路 50…コントローラ(設定手段,演算手段) 73…CCD 75…プリンタ 77…ワークステーション(設定手段,演算手段) 79…磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された露出補正値に基づいてフィル
    ムへの露光量を制御すると共に、該露出補正値を記録媒
    体に記録する記録手段を有するカメラと、 上記記録媒体に記録された露出補正値と、上記フィルム
    を測光して演算した標準露光量とに基づいて、プリント
    時の露光量を決定するプリント装置と、 を具備することを特徴とする写真処理システム。
  2. 【請求項2】 所定の測光分布と露出補正値に基づいて
    フィルムへの露光量を制御すると共に、上記測光分布に
    対応する測光分布コードと上記露出補正値とを記録媒体
    に記録する記録手段を有するカメラと、 上記記録媒体に記録された測光分布コードに対応した測
    光分布に基づきフィルムを測光して演算した標準露光量
    と、上記記録媒体に記録された露出補正値とに基づいて
    プリント時の露光量を決定するプリント装置と、 を具備することを特徴とする写真処理システム。
  3. 【請求項3】 第1と第2の測光分布モードを選択する
    選択手段と、選択された第1もしくは第2の測光分布に
    基づいて得られた輝度情報に基づきフィルムへの露光を
    制御する制御手段と、上記第2の測光分布が設定された
    際には該第2の測光分布に基づく露光量と第1の測光分
    布に基づく露光量との差に相当するデータを記録する記
    録手段とを有するカメラと、 上記記録されたデータを検出する検出手段と、上記第1
    の測光分布に略等しい測光分布に基づき露光量を設定す
    る設定手段と、上記フィルムの露光量と上記記録された
    データとに基づいてプリント時の露光量を演算する演算
    手段とを有するプリント装置と、 を具備することを特徴とする写真処理システム。
JP7108594A 1994-04-08 1994-04-08 写真処理システム Pending JPH07281283A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160206A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Canon Inc 撮像装置、発光装置及びカメラシステム
US8768158B2 (en) 2010-02-01 2014-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus, flash apparatus, and camera system

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JP2011160206A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Canon Inc 撮像装置、発光装置及びカメラシステム
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