JPH0728063Y2 - 自動車のアンダーフロア構造 - Google Patents
自動車のアンダーフロア構造Info
- Publication number
- JPH0728063Y2 JPH0728063Y2 JP1988071057U JP7105788U JPH0728063Y2 JP H0728063 Y2 JPH0728063 Y2 JP H0728063Y2 JP 1988071057 U JP1988071057 U JP 1988071057U JP 7105788 U JP7105788 U JP 7105788U JP H0728063 Y2 JPH0728063 Y2 JP H0728063Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- floor panel
- rear floor
- barrier panel
- flat surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、自動車の特に後輪駆動車の後席のアンダー
フロアの構造に関する。
フロアの構造に関する。
（従来の技術） 従来、自動車の特に後席のアンダーフロアの構造は、リ
アシートの乗員の乗車による荷重保持やプロペラシャフ
トからの振動を低減するためにリアフロアパネルに断面
剛性を向上させるビード部を配設すると共に、バリアー
パネルを上記ビード部表面と閉空間をもって接合したも
のや、リアフロアパネルのベルトアンカレッジ部後方に
クロスメンバを固定し、さらに上記クロスメンバとリア
フロアパネルによって閉空間をもって接合してなるもの
（実開昭59-70880号）がある。
アシートの乗員の乗車による荷重保持やプロペラシャフ
トからの振動を低減するためにリアフロアパネルに断面
剛性を向上させるビード部を配設すると共に、バリアー
パネルを上記ビード部表面と閉空間をもって接合したも
のや、リアフロアパネルのベルトアンカレッジ部後方に
クロスメンバを固定し、さらに上記クロスメンバとリア
フロアパネルによって閉空間をもって接合してなるもの
（実開昭59-70880号）がある。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のものにおいて、リアフロアパ
ネルに断面剛性を向上させるビード部を配設すると共
に、バリアーパネルを上記ビード部表面と閉空間をもっ
て接合したものの場合、後輪駆動車にあっては、プロペ
ラシャフトのフロアトンネルが車両のリアフロアパネル
中央部を貫通するからバリアーパネルを接合すると、こ
のフロアトンネルの貫通するリアフロアパネル中央部に
おいては振動による劣化を防ぐために逃げが必要となる
が、この逃げによってかえってバリアーパネルの剛性が
低下し、リアフロアパネルがプロペラシャフトの振動に
よって共振の発生が起こり、走行中のこもり音の原因と
なって、静粛性の低下を招いてしまうものである。ま
た、実開昭59-70880号の場合、リアフロアパネルのベル
トアンカレッジ部後方にクロスメンバを固定し、さらに
上記クロスメンバとリアフロアパネルによって閉空間を
もって接合してなるものであるが、後輪駆動車の時、プ
ロペラシャフトのフロアトンネルが車両のリアフロアパ
ネル中央部を貫通することから剛性を向上させる閉空間
を大きくとることができずプロペラシャフトに起因する
振動を十分に防止することができないという欠点があ
る。そこでこの考案は上記従来のもののもつ欠点を改善
するものであり、限られた空間でプロペラシャフトから
の振動を有効に防ごうとするものである。
ネルに断面剛性を向上させるビード部を配設すると共
に、バリアーパネルを上記ビード部表面と閉空間をもっ
て接合したものの場合、後輪駆動車にあっては、プロペ
ラシャフトのフロアトンネルが車両のリアフロアパネル
中央部を貫通するからバリアーパネルを接合すると、こ
のフロアトンネルの貫通するリアフロアパネル中央部に
おいては振動による劣化を防ぐために逃げが必要となる
が、この逃げによってかえってバリアーパネルの剛性が
低下し、リアフロアパネルがプロペラシャフトの振動に
よって共振の発生が起こり、走行中のこもり音の原因と
なって、静粛性の低下を招いてしまうものである。ま
た、実開昭59-70880号の場合、リアフロアパネルのベル
トアンカレッジ部後方にクロスメンバを固定し、さらに
上記クロスメンバとリアフロアパネルによって閉空間を
もって接合してなるものであるが、後輪駆動車の時、プ
ロペラシャフトのフロアトンネルが車両のリアフロアパ
ネル中央部を貫通することから剛性を向上させる閉空間
を大きくとることができずプロペラシャフトに起因する
振動を十分に防止することができないという欠点があ
る。そこでこの考案は上記従来のもののもつ欠点を改善
するものであり、限られた空間でプロペラシャフトから
の振動を有効に防ごうとするものである。
（課題を解決するための手段） そのために、車体前後方向に補強用ビード部を具えるリ
アフロアパネルにおいて、プロペラシャフトの貫通する
フロアトンネルに対応する部分の補強用ビード部の前端
部に平坦面を形成し、上記平坦面とバリアーパネルとの
間に閉空間を構成し、補強用ビードの突設部表面に接合
するように上記バリアーパネルを設け、このバリアーパ
ネルの前端縁をリアフロアパネルと接合してなるもので
ある。
アフロアパネルにおいて、プロペラシャフトの貫通する
フロアトンネルに対応する部分の補強用ビード部の前端
部に平坦面を形成し、上記平坦面とバリアーパネルとの
間に閉空間を構成し、補強用ビードの突設部表面に接合
するように上記バリアーパネルを設け、このバリアーパ
ネルの前端縁をリアフロアパネルと接合してなるもので
ある。
（作用） 上記構成を具えるので、バリアーパネルはリアフロアパ
ネルの突設部表面に密着して接合することから、バリア
ーパネルとフロアパネルとの間に逃げが生じることのな
いばかりか、プロペラシャフトによる振動によって共振
することがなく、さらにその前端部分においてはフロア
パネルとバリアーフロアとの間に閉空間を構成するよう
にバリアーパネル端縁をフロアパネルに接合するから、
断面定数を拡大させて剛性を向上させることができる。
ネルの突設部表面に密着して接合することから、バリア
ーパネルとフロアパネルとの間に逃げが生じることのな
いばかりか、プロペラシャフトによる振動によって共振
することがなく、さらにその前端部分においてはフロア
パネルとバリアーフロアとの間に閉空間を構成するよう
にバリアーパネル端縁をフロアパネルに接合するから、
断面定数を拡大させて剛性を向上させることができる。
（実施例） この考案を図に示す実施例により更に説明する。（１）
は、この考案の実施例である自動車のアンダーフロアで
あり、この自動車のアンダーフロア（１）は中央にプロ
ペラシャフトを貫通させるフロアトンネル（２）が設け
られると共に、表面に乗員の乗車による荷重に対応する
ために、複数の補強用ビード部（４）が車体前後方向に
配設されるリアフロアパネル（３）と、このリアフロア
パネル（３）上にバリアーパネル（５）が一体に接合さ
れるものである。このとき、補強用ビード部（４）を具
えるリアフロアパネル（３）の、特にプロペラシャフト
の貫通するフロアトンネル（２）に対応する部分におい
ては、上記補強用ビード部（４）の前端部に平坦面（1
1）を形成し、この平坦面（11）上リアフロアパネル
（３）とバリアーパネル（５）との間に閉空間（８）を
構成するようにバリアーパネル（５）のバー（６）の前
端縁を接合してなるものである。このため、プロペラシ
ャフトの貫通するフロアトンネル（２）に対応する部分
においては、突設部（10）に密着、接合していることか
らプロペラシャフトからの振動によっても共振しにくく
なると共に、平坦面（11）上の部分においては、リアフ
ロアパネル（３）とバリアーパネル（５）との間に閉空
間を構成するようにバリアーパネル（５）のバー（６）
を接合してなるものであるから、リアフロアパネル
（３）の剛性を向上させる閉空間（８）を大きくとるこ
とができる。なお、リアフロアパネル（３）に配設され
る平坦面（11）に通じる者以外の補強用ビード部（４）
をリアフロアパネル（３）の屈曲部（７）まで延設し、
さらにバリアーパネル（５）のバー（６）にもビード部
（９）を設けることによって、塗装時において電着液を
容易に逃がすことができる。
は、この考案の実施例である自動車のアンダーフロアで
あり、この自動車のアンダーフロア（１）は中央にプロ
ペラシャフトを貫通させるフロアトンネル（２）が設け
られると共に、表面に乗員の乗車による荷重に対応する
ために、複数の補強用ビード部（４）が車体前後方向に
配設されるリアフロアパネル（３）と、このリアフロア
パネル（３）上にバリアーパネル（５）が一体に接合さ
れるものである。このとき、補強用ビード部（４）を具
えるリアフロアパネル（３）の、特にプロペラシャフト
の貫通するフロアトンネル（２）に対応する部分におい
ては、上記補強用ビード部（４）の前端部に平坦面（1
1）を形成し、この平坦面（11）上リアフロアパネル
（３）とバリアーパネル（５）との間に閉空間（８）を
構成するようにバリアーパネル（５）のバー（６）の前
端縁を接合してなるものである。このため、プロペラシ
ャフトの貫通するフロアトンネル（２）に対応する部分
においては、突設部（10）に密着、接合していることか
らプロペラシャフトからの振動によっても共振しにくく
なると共に、平坦面（11）上の部分においては、リアフ
ロアパネル（３）とバリアーパネル（５）との間に閉空
間を構成するようにバリアーパネル（５）のバー（６）
を接合してなるものであるから、リアフロアパネル
（３）の剛性を向上させる閉空間（８）を大きくとるこ
とができる。なお、リアフロアパネル（３）に配設され
る平坦面（11）に通じる者以外の補強用ビード部（４）
をリアフロアパネル（３）の屈曲部（７）まで延設し、
さらにバリアーパネル（５）のバー（６）にもビード部
（９）を設けることによって、塗装時において電着液を
容易に逃がすことができる。
（考案の効果） 以上のとおり、リアフロアパネルの、特にフロアトンネ
ルの剛性を向上させることにより、リアシートに伝達す
る振動を減少させると共に、プロペラシャフトによる振
動に起因する共振によって生じるこもり音をも防止する
ことが可能となり、車室内における静粛性を向上させる
ことのできる優れた効果を有するものである。
ルの剛性を向上させることにより、リアシートに伝達す
る振動を減少させると共に、プロペラシャフトによる振
動に起因する共振によって生じるこもり音をも防止する
ことが可能となり、車室内における静粛性を向上させる
ことのできる優れた効果を有するものである。
第１図は、この考案の実施例を具える自動車のアンダー
フロアの分解斜視図、第２図は、その要部拡大断面図、
第３図は、接合部分の拡大斜視図である。 １……自動車のアンダーフロア、２……フロントトンネ
ル、３……リアフロアパネル ４……補強用ビード部、５……バリアーパネル、６……
バー、７……屈曲部 ８……閉空間、９……ビード部、10……突設部、11……
平坦面
フロアの分解斜視図、第２図は、その要部拡大断面図、
第３図は、接合部分の拡大斜視図である。 １……自動車のアンダーフロア、２……フロントトンネ
ル、３……リアフロアパネル ４……補強用ビード部、５……バリアーパネル、６……
バー、７……屈曲部 ８……閉空間、９……ビード部、10……突設部、11……
平坦面
Claims (1)
- 【請求項１】車体前後方向に補強用ビード部を具えるリ
アフロアパネルにおいて、フロアトンネルに対応する部
分の補強用ビード部の前端部に平坦面を形成し、上記平
坦面とバリアーパネルの間に閉空間を構成し、かつ、補
強用ビード部の突設部表面に接合するように上記バリア
ーパネルを設け、このバリアーパネルの前端縁をリアフ
ロアパネルと接合してなる自動車のアンダーフロア構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988071057U JPH0728063Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 自動車のアンダーフロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988071057U JPH0728063Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 自動車のアンダーフロア構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01174288U JPH01174288U (ja) | 1989-12-11 |
| JPH0728063Y2 true JPH0728063Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31296269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988071057U Expired - Lifetime JPH0728063Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 自動車のアンダーフロア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728063Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE43123E1 (en) | 1997-06-12 | 2012-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Vertically-aligned (VA) liquid crystal display device |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5800224B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2015-10-28 | いすゞ自動車株式会社 | リアシート支持構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58142185U (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 車体構造 |
| JPS5970880U (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-14 | 日産車体株式会社 | 車体の床部構造 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988071057U patent/JPH0728063Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE43123E1 (en) | 1997-06-12 | 2012-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Vertically-aligned (VA) liquid crystal display device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01174288U (ja) | 1989-12-11 |
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