JPH07280105A - 非接触形軸封装置 - Google Patents
非接触形軸封装置Info
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- JPH07280105A JPH07280105A JP6498194A JP6498194A JPH07280105A JP H07280105 A JPH07280105 A JP H07280105A JP 6498194 A JP6498194 A JP 6498194A JP 6498194 A JP6498194 A JP 6498194A JP H07280105 A JPH07280105 A JP H07280105A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rotary
- seal ring
- outer peripheral
- shaft
- Prior art date
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- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 立軸ポンプの停止状態で立軸ポンプの内水位
が高くなっても、軸封部からの洩水を確実に防止し、床
排水ポンプの運転を不要にする。 【構成】 立軸ポンプＰの主軸１が回転している場合に
は、複数の押圧部材１３に遠心力が作用して、弾性体１
４の付勢に抗して各押圧部材１３を回転ディスク９の外
周フランジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３の傾斜押
圧面１３Ａを回転シールリング１０の外周面テーパ部１
０Ａから離間させ、弾性ベローズ１１の付勢により回転
シールリング１０をラビリンスリング６から離間させて
軸封するとともに、主軸１が停止した場合には、押圧部
材１３の遠心力消失と弾性体１４の付勢により押圧部材
１３の傾斜押圧面１３Ａで回転シールリング１０の外周
面テーパ部１０Ａを押圧して、弾性ベローズ１１の付勢
に抗して回転シールリング１０をラビリンスリング６側
に移動させ、両者６、１０の対向面を密着させてシール
することにより封水する。
が高くなっても、軸封部からの洩水を確実に防止し、床
排水ポンプの運転を不要にする。 【構成】 立軸ポンプＰの主軸１が回転している場合に
は、複数の押圧部材１３に遠心力が作用して、弾性体１
４の付勢に抗して各押圧部材１３を回転ディスク９の外
周フランジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３の傾斜押
圧面１３Ａを回転シールリング１０の外周面テーパ部１
０Ａから離間させ、弾性ベローズ１１の付勢により回転
シールリング１０をラビリンスリング６から離間させて
軸封するとともに、主軸１が停止した場合には、押圧部
材１３の遠心力消失と弾性体１４の付勢により押圧部材
１３の傾斜押圧面１３Ａで回転シールリング１０の外周
面テーパ部１０Ａを押圧して、弾性ベローズ１１の付勢
に抗して回転シールリング１０をラビリンスリング６側
に移動させ、両者６、１０の対向面を密着させてシール
することにより封水する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は立軸ポンプの軸封部など
に適用される非接触形軸封装置に関する。
に適用される非接触形軸封装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、図７に示す主軸１に固着した
羽根車２が羽根車室３に回転自在に収容され、この羽根
車室３の下流側に揚水管４Ａと吐出しエルボ４Ｂを備え
た吐出系４が連設され、この吐出系４の吐出エルボ４Ｂ
を貫通して主軸１が外部に導出された立軸ポンプＰにお
いて、主軸１を回転自在に軸封する軸封装置として、た
とえば、図８に示すように、吐出エルボ４Ｂに形成した
軸封部５の間にラビリンスリング６を配設した非接触形
軸封装置が知られている。
羽根車２が羽根車室３に回転自在に収容され、この羽根
車室３の下流側に揚水管４Ａと吐出しエルボ４Ｂを備え
た吐出系４が連設され、この吐出系４の吐出エルボ４Ｂ
を貫通して主軸１が外部に導出された立軸ポンプＰにお
いて、主軸１を回転自在に軸封する軸封装置として、た
とえば、図８に示すように、吐出エルボ４Ｂに形成した
軸封部５の間にラビリンスリング６を配設した非接触形
軸封装置が知られている。
【０００３】この種従来の非接触形軸封装置では、立軸
ポンプＰの停止時、つまり主軸１の停止時においてラビ
リンスリング６による軸封機能が消失する。したがっ
て、立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が
高くなると軸封部５からポンプ室７内に洩水する。その
結果、ポンプ室７に設置されている床排水ポンプ８を運
転して排水しなければならない難点がある。
ポンプＰの停止時、つまり主軸１の停止時においてラビ
リンスリング６による軸封機能が消失する。したがっ
て、立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が
高くなると軸封部５からポンプ室７内に洩水する。その
結果、ポンプ室７に設置されている床排水ポンプ８を運
転して排水しなければならない難点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の非接触形軸封装置では、回転軸の停止状態
でケーシングの内水位が高くなると軸封部から洩水する
ため、床排水ポンプを運転して排水しなければならない
点である。
点は、従来の非接触形軸封装置では、回転軸の停止状態
でケーシングの内水位が高くなると軸封部から洩水する
ため、床排水ポンプを運転して排水しなければならない
点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、回転
軸とケ−シング側の軸封部の間にラビリンスリングを配
設した非接触形軸封装置において、前記回転軸の前記ラ
ビリンスリングより下流側に固着した外周フランジ付き
回転ディスクと、この回転ディスクと前記ラビリンスリ
ングの間に軸方向の移動自在に配置された回転シールリ
ングと、この回転シールリングと前記回転ディスクを互
いに連結して、回転シールリングを前記ラビリンスリン
グから離れる方向に付勢する弾性ベローズと、前記回転
シールリングの外周面に対向して前記回転ディスクの外
周フランジの内側に配置された複数の押圧部材と、各押
圧部材を回転シールリングの方向に付勢する弾性体とを
具備し、前記ラビリンスリングと前記回転シールリング
の対向面が密着可能に構成され、かつ回転シールリング
の外周面にラビリンスリングから離れる方向に漸次縮径
するテーパ部が形成され、このテーパ部に衝合して回転
シールリングを回転ディスクの方向に移動させる傾斜押
圧面が前記複数の押圧部材に形成されていることを特徴
とし、回転軸の停止状態でケーシングの内水位が高くな
っても、軸封部からの洩水を確実に防止し、床排水ポン
プの運転を不要にする目的を達成した。
軸とケ−シング側の軸封部の間にラビリンスリングを配
設した非接触形軸封装置において、前記回転軸の前記ラ
ビリンスリングより下流側に固着した外周フランジ付き
回転ディスクと、この回転ディスクと前記ラビリンスリ
ングの間に軸方向の移動自在に配置された回転シールリ
ングと、この回転シールリングと前記回転ディスクを互
いに連結して、回転シールリングを前記ラビリンスリン
グから離れる方向に付勢する弾性ベローズと、前記回転
シールリングの外周面に対向して前記回転ディスクの外
周フランジの内側に配置された複数の押圧部材と、各押
圧部材を回転シールリングの方向に付勢する弾性体とを
具備し、前記ラビリンスリングと前記回転シールリング
の対向面が密着可能に構成され、かつ回転シールリング
の外周面にラビリンスリングから離れる方向に漸次縮径
するテーパ部が形成され、このテーパ部に衝合して回転
シールリングを回転ディスクの方向に移動させる傾斜押
圧面が前記複数の押圧部材に形成されていることを特徴
とし、回転軸の停止状態でケーシングの内水位が高くな
っても、軸封部からの洩水を確実に防止し、床排水ポン
プの運転を不要にする目的を達成した。
【０００６】請求項２の発明は、回転軸とケ−シング側
の軸封部の間に軸方向の移動自在にラビリンスリングを
配設した非接触形軸封装置において、前記回転軸の前記
ラビリンスリングより下流側に固着した外周フランジ付
き回転ディスクと、前記ラビリンスリングと前記軸封部
を互いに連結して、ラビリンスリングを前記回転ディス
クから離れる方向に付勢する第１弾性体と、ラビリンス
リングの外周面に対向して前記回転ディスクの外周フラ
ンジの内側に配置された複数の押圧部材と、各押圧部材
をラビリンスリングの方向に付勢する第２弾性体とを具
備し、前記ラビリンスリングの下流端面側が前記回転デ
ィスクに密着可能に構成され、かつ外周面に前記回転デ
ィスクに向かって漸次拡径するテーパ部が形成され、こ
のテーパ部に衝合してラビリンスリングを回転ディスク
の方向に移動させる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に
形成されていることを特徴とし、回転軸の停止状態でケ
ーシングの内水位が高くなっても、軸封部からの洩水を
確実に防止し、床排水ポンプの運転を不要にする目的を
達成した。
の軸封部の間に軸方向の移動自在にラビリンスリングを
配設した非接触形軸封装置において、前記回転軸の前記
ラビリンスリングより下流側に固着した外周フランジ付
き回転ディスクと、前記ラビリンスリングと前記軸封部
を互いに連結して、ラビリンスリングを前記回転ディス
クから離れる方向に付勢する第１弾性体と、ラビリンス
リングの外周面に対向して前記回転ディスクの外周フラ
ンジの内側に配置された複数の押圧部材と、各押圧部材
をラビリンスリングの方向に付勢する第２弾性体とを具
備し、前記ラビリンスリングの下流端面側が前記回転デ
ィスクに密着可能に構成され、かつ外周面に前記回転デ
ィスクに向かって漸次拡径するテーパ部が形成され、こ
のテーパ部に衝合してラビリンスリングを回転ディスク
の方向に移動させる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に
形成されていることを特徴とし、回転軸の停止状態でケ
ーシングの内水位が高くなっても、軸封部からの洩水を
確実に防止し、床排水ポンプの運転を不要にする目的を
達成した。
【０００７】請求項３の発明は、回転軸とケ−シング側
の軸封部の間にラビリンスリングを配設した非接触形軸
封装置において、前記回転軸の前記ラビリンスリングよ
り下流側に固着した外周フランジ付き回転ディスクと、
この回転ディスクと前記ラビリンスリングの間に軸方向
の移動自在に配置されたシールリングと、このシールリ
ングと前記軸封部を互いに連結して、シールリングを前
記回転ディスクから離れる方向に付勢する第１弾性体
と、シールリングの外周面に対向して前記回転ディスク
の外周フランジの内側に配置された複数の押圧部材と、
各押圧部材をシールリングの方向に付勢する第２弾性体
とを具備し、前記シールリングの下流端面側が前記回転
ディスクに密着可能に構成され、かつ外周面に前記回転
ディスクに向かって漸次拡径するテーパ部が形成され、
このテーパ部に衝合してシールリングを回転ディスクの
方向に移動させる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に形
成されていることを特徴とし、回転軸の停止状態でケー
シングの内水位が高くなっても、軸封部からの洩水を確
実に防止し、床排水ポンプの運転を不要にする目的を達
成した。
の軸封部の間にラビリンスリングを配設した非接触形軸
封装置において、前記回転軸の前記ラビリンスリングよ
り下流側に固着した外周フランジ付き回転ディスクと、
この回転ディスクと前記ラビリンスリングの間に軸方向
の移動自在に配置されたシールリングと、このシールリ
ングと前記軸封部を互いに連結して、シールリングを前
記回転ディスクから離れる方向に付勢する第１弾性体
と、シールリングの外周面に対向して前記回転ディスク
の外周フランジの内側に配置された複数の押圧部材と、
各押圧部材をシールリングの方向に付勢する第２弾性体
とを具備し、前記シールリングの下流端面側が前記回転
ディスクに密着可能に構成され、かつ外周面に前記回転
ディスクに向かって漸次拡径するテーパ部が形成され、
このテーパ部に衝合してシールリングを回転ディスクの
方向に移動させる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に形
成されていることを特徴とし、回転軸の停止状態でケー
シングの内水位が高くなっても、軸封部からの洩水を確
実に防止し、床排水ポンプの運転を不要にする目的を達
成した。
【０００８】
【作用】請求項１の発明において、回転軸が回転してい
る場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、弾性
体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの外周フラ
ンジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を回転シー
ルリングの外周面テーパ部から離間させる。その結果、
回転シールリングは弾性ベローズの付勢によりラビリン
スリングから離間し、ラビリンスリングの軸封機能によ
り正常な軸封状態が得られる。一方、回転軸が停止した
場合には、複数の押圧部材に作用していた遠心力が消失
して、弾性体の付勢により各押圧部材を回転シールリン
グ側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面で回転シールリ
ングの外周面テーパ部を押圧する。これにより、回転シ
ールリングは弾性ベローズの付勢に抗してラビリンスリ
ング側に移動し、ラビリンスリングと回転シールリング
の対向面を密着させてシールすることにより封水する。
る場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、弾性
体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの外周フラ
ンジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を回転シー
ルリングの外周面テーパ部から離間させる。その結果、
回転シールリングは弾性ベローズの付勢によりラビリン
スリングから離間し、ラビリンスリングの軸封機能によ
り正常な軸封状態が得られる。一方、回転軸が停止した
場合には、複数の押圧部材に作用していた遠心力が消失
して、弾性体の付勢により各押圧部材を回転シールリン
グ側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面で回転シールリ
ングの外周面テーパ部を押圧する。これにより、回転シ
ールリングは弾性ベローズの付勢に抗してラビリンスリ
ング側に移動し、ラビリンスリングと回転シールリング
の対向面を密着させてシールすることにより封水する。
【０００９】請求項２の発明において、回転軸が回転し
ている場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、
第２弾性体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの
外周フランジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を
ラビリンスリングの外周面テーパ部から離間させる。そ
の結果、ラビリンスリングは第１弾性体の付勢により回
転ディスクから離間し、その軸封機能により正常な軸封
状態が得られる。一方、回転軸が停止した場合には、複
数の押圧部材に作用していた遠心力が消失して、第２弾
性体の付勢により各押圧部材をラビリンスリング側に移
動させ、それぞれの傾斜押圧面でラビリンスリングの外
周面テーパ部を押圧する。これにより、ラビリンスリン
グは第２弾性体の付勢に抗して回転ディスク側に移動
し、その下流端面側を回転ディスクに密着させてシール
することにより封水する。
ている場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、
第２弾性体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの
外周フランジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を
ラビリンスリングの外周面テーパ部から離間させる。そ
の結果、ラビリンスリングは第１弾性体の付勢により回
転ディスクから離間し、その軸封機能により正常な軸封
状態が得られる。一方、回転軸が停止した場合には、複
数の押圧部材に作用していた遠心力が消失して、第２弾
性体の付勢により各押圧部材をラビリンスリング側に移
動させ、それぞれの傾斜押圧面でラビリンスリングの外
周面テーパ部を押圧する。これにより、ラビリンスリン
グは第２弾性体の付勢に抗して回転ディスク側に移動
し、その下流端面側を回転ディスクに密着させてシール
することにより封水する。
【００１０】請求項３の発明において、回転軸が回転し
ている場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、
第２弾性体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの
外周フランジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を
シールリングの外周面テーパ部から離間させる。その結
果、シールリングは第１弾性体の付勢により回転ディス
クから離間し、ラビリンスリングの軸封機能により正常
な軸封状態が得られる。一方、回転軸が停止した場合に
は、複数の押圧部材に作用していた遠心力が消失して、
第２弾性体の付勢により各押圧部材をシールリング側に
移動させ、それぞれの傾斜押圧面でシールリングの外周
面テーパ部を押圧する。これにより、シールリングは第
１弾性体の付勢に抗して回転ディスク側に移動し、その
下流端面側を回転ディスクに密着させてシールすること
により封水する。
ている場合には、複数の押圧部材に遠心力が作用して、
第２弾性体の付勢に抗して各押圧部材を回転ディスクの
外周フランジ側に移動させ、各押圧部材の傾斜押圧面を
シールリングの外周面テーパ部から離間させる。その結
果、シールリングは第１弾性体の付勢により回転ディス
クから離間し、ラビリンスリングの軸封機能により正常
な軸封状態が得られる。一方、回転軸が停止した場合に
は、複数の押圧部材に作用していた遠心力が消失して、
第２弾性体の付勢により各押圧部材をシールリング側に
移動させ、それぞれの傾斜押圧面でシールリングの外周
面テーパ部を押圧する。これにより、シールリングは第
１弾性体の付勢に抗して回転ディスク側に移動し、その
下流端面側を回転ディスクに密着させてシールすること
により封水する。
【００１１】
【実施例】以下、第１発明の実施例を図面に基づいて説
明する。なお、前記従来例と同一もしくは相当部分には
同一符号を付して詳しい説明を省略する。図１は第１発
明を示す縦断面図であり、この図において、吐出エルボ
４Ｂ側の軸封部５に対して複数のボルトｂ，ｂによりラ
ビリンスリング６を固定することで、ポンプの主軸１と
軸封部５の間にラビリンスリング６を配設して、非接触
形軸封装置を構成している。主軸１におけるラビリンス
リング６より下流側に、ラビリンスリング６側に折れ曲
がる外周フランジ９Ａを設けた回転ディスク９が同時回
転可能に固着され、この回転ディスク９とラビリンスリ
ング６の間に回転シールリング１０が配置されている。
回転シールリング１０の外周面には、ラビリンスリング
６から離れる方向、つまり図示例では上方向に漸次縮径
するテーパ部１０Ａが形成されている。また、ラビリン
スリング６の下流側端面６Ａと回転シールリング１０の
上流側端面１０ＢがＯリングによってなるシール部材１
５を介して密着可能に構成されている。
明する。なお、前記従来例と同一もしくは相当部分には
同一符号を付して詳しい説明を省略する。図１は第１発
明を示す縦断面図であり、この図において、吐出エルボ
４Ｂ側の軸封部５に対して複数のボルトｂ，ｂによりラ
ビリンスリング６を固定することで、ポンプの主軸１と
軸封部５の間にラビリンスリング６を配設して、非接触
形軸封装置を構成している。主軸１におけるラビリンス
リング６より下流側に、ラビリンスリング６側に折れ曲
がる外周フランジ９Ａを設けた回転ディスク９が同時回
転可能に固着され、この回転ディスク９とラビリンスリ
ング６の間に回転シールリング１０が配置されている。
回転シールリング１０の外周面には、ラビリンスリング
６から離れる方向、つまり図示例では上方向に漸次縮径
するテーパ部１０Ａが形成されている。また、ラビリン
スリング６の下流側端面６Ａと回転シールリング１０の
上流側端面１０ＢがＯリングによってなるシール部材１
５を介して密着可能に構成されている。
【００１２】回転シールリング１０と回転ディスク９
は、回転シールリング１０をラビリンスリング６から離
れる方向、つまり上方に引き上げる方向に付勢する弾性
ベローズ１１によって互いに連結されている。なお、こ
の弾性ベローズ１１はゴム製のベローズに金属製のコイ
ルスプリングをインサート成形した構成になっている。
回転シールリング１０と回転ディスク９における外周フ
ランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向等間隔で複
数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３……（ただ
し、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを示してい
る）が配置されている。これら押圧部材１３，１３……
には、回転シールリング１０のテーパ部１０Ａに衝合し
て回転シールリング１０をラビリンスリング６の方向、
つまり下方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成され
ている。そして、各押圧部材１３，１３……は、スプリ
ングによってなる弾性体１４を介して回転ディスク９の
外周フランジ９Ａに連結されているとともに、回転シー
ルリング１０のテーパ部１０Ａの方向に付勢されてい
る。図中１６はドレン通路を示す。
は、回転シールリング１０をラビリンスリング６から離
れる方向、つまり上方に引き上げる方向に付勢する弾性
ベローズ１１によって互いに連結されている。なお、こ
の弾性ベローズ１１はゴム製のベローズに金属製のコイ
ルスプリングをインサート成形した構成になっている。
回転シールリング１０と回転ディスク９における外周フ
ランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向等間隔で複
数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３……（ただ
し、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを示してい
る）が配置されている。これら押圧部材１３，１３……
には、回転シールリング１０のテーパ部１０Ａに衝合し
て回転シールリング１０をラビリンスリング６の方向、
つまり下方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成され
ている。そして、各押圧部材１３，１３……は、スプリ
ングによってなる弾性体１４を介して回転ディスク９の
外周フランジ９Ａに連結されているとともに、回転シー
ルリング１０のテーパ部１０Ａの方向に付勢されてい
る。図中１６はドレン通路を示す。
【００１３】このような構成であれば、主軸１が回転し
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１３，１
３……を図２に示すように、回転ディスク９の外周フラ
ンジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３……の傾
斜押圧面１３Ａを回転シールリング１０の外周面テーパ
部１０Ａから離間させる。その結果、回転シールリング
１０は弾性ベローズ１１の付勢により引き上げられてラ
ビリンスリング６から離間し、ラビリンスリング６の軸
封機能により正常な軸封状態が得られる。
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１３，１
３……を図２に示すように、回転ディスク９の外周フラ
ンジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３……の傾
斜押圧面１３Ａを回転シールリング１０の外周面テーパ
部１０Ａから離間させる。その結果、回転シールリング
１０は弾性ベローズ１１の付勢により引き上げられてラ
ビリンスリング６から離間し、ラビリンスリング６の軸
封機能により正常な軸封状態が得られる。
【００１４】一方、主軸１および回転ディスク９が停止
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、弾性体１４の
付勢により各押圧部材１３，１３……を回転シールリン
グ１０側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａで回
転シールリング１０の外周面テーパ部１０Ａを押圧す
る。これにより、回転シールリング１０は弾性ベローズ
１１の付勢に抗してラビリンスリング６側に移動し、図
１に示すように、その上流側端面１０Ｂをラビリンスリ
ング６の下流側端面６Ａに密着させることにより封水す
る。詳しくは回転シールリング１０の上流側端面１０Ｂ
をシール部材１５に密着させることにより封水する。し
たがって、図７の立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプ
Ｐの内水位が高くなっても、軸封部５からポンプ室７内
への洩水を確実に防止することができる。その結果、従
来のようにポンプ室７に設置されている床排水ポンプ８
を運転して排水する必要はない。
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、弾性体１４の
付勢により各押圧部材１３，１３……を回転シールリン
グ１０側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａで回
転シールリング１０の外周面テーパ部１０Ａを押圧す
る。これにより、回転シールリング１０は弾性ベローズ
１１の付勢に抗してラビリンスリング６側に移動し、図
１に示すように、その上流側端面１０Ｂをラビリンスリ
ング６の下流側端面６Ａに密着させることにより封水す
る。詳しくは回転シールリング１０の上流側端面１０Ｂ
をシール部材１５に密着させることにより封水する。し
たがって、図７の立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプ
Ｐの内水位が高くなっても、軸封部５からポンプ室７内
への洩水を確実に防止することができる。その結果、従
来のようにポンプ室７に設置されている床排水ポンプ８
を運転して排水する必要はない。
【００１５】図３は第２発明を示す縦断面図であり、前
記第１発明と同一もしくは相当部分には同一符号を付し
て詳しい説明を省略する。図３において、吐出エルボ４
Ｂ側の軸封部５にラビリンスリング６を軸方向の移動自
在に嵌合することで、ポンプの主軸１と軸封部５の間に
ラビリンスリング６を配設して、非接触形軸封装置を構
成している。ラビリンスリング６と軸封部５は、複数の
引きバネによってなる第１弾性体１７により互いに連結
され、ラビリンスリング６を回転ディスク９から離れる
方向、つまり下方向に付勢している。また、ラビリンス
リング６には、その下流端面６Ａに回転ディスク９の下
面に密着可能なＯリングによってなるシール部材１５が
設けられ、かつ外周面には回転ディスク９に向かって漸
次拡径するテーパ部６Ｂが形成されている。
記第１発明と同一もしくは相当部分には同一符号を付し
て詳しい説明を省略する。図３において、吐出エルボ４
Ｂ側の軸封部５にラビリンスリング６を軸方向の移動自
在に嵌合することで、ポンプの主軸１と軸封部５の間に
ラビリンスリング６を配設して、非接触形軸封装置を構
成している。ラビリンスリング６と軸封部５は、複数の
引きバネによってなる第１弾性体１７により互いに連結
され、ラビリンスリング６を回転ディスク９から離れる
方向、つまり下方向に付勢している。また、ラビリンス
リング６には、その下流端面６Ａに回転ディスク９の下
面に密着可能なＯリングによってなるシール部材１５が
設けられ、かつ外周面には回転ディスク９に向かって漸
次拡径するテーパ部６Ｂが形成されている。
【００１６】ラビリンスリング６と回転ディスク９にお
ける外周フランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向
等間隔で複数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３…
…（ただし、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを
示している）が配置されている。これら押圧部材１３，
１３……には、ラビリンスリング６の外周テーパ部６Ｂ
に衝合してラビリンスリング６を回転ディスク９の方
向、つまり上方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成
されている。そして、各押圧部材１３，１３……は、ス
プリングによってなる第２弾性体１４を介して回転ディ
スク９の外周フランジ９Ａに連結されているとともに、
ラビリンスリング６のテーパ部６Ｂの方向に付勢されて
いる。図中１８はシール部材（Ｏリング）を示し、ラビ
リンスリング６と軸封部５の間に設けられている。
ける外周フランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向
等間隔で複数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３…
…（ただし、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを
示している）が配置されている。これら押圧部材１３，
１３……には、ラビリンスリング６の外周テーパ部６Ｂ
に衝合してラビリンスリング６を回転ディスク９の方
向、つまり上方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成
されている。そして、各押圧部材１３，１３……は、ス
プリングによってなる第２弾性体１４を介して回転ディ
スク９の外周フランジ９Ａに連結されているとともに、
ラビリンスリング６のテーパ部６Ｂの方向に付勢されて
いる。図中１８はシール部材（Ｏリング）を示し、ラビ
リンスリング６と軸封部５の間に設けられている。
【００１７】このような構成であれば、主軸１が回転し
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、第２弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１
３，１３……を図４に示すように、回転ディスク９の外
周フランジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３…
…の傾斜押圧面１３Ａをラビリンスリング６の外周テー
パ部６Ｂから離間させる。その結果、ラビリンスリング
６は第１弾性体１７の付勢により引き下げられて回転デ
ィスク９から離間し、ラビリンスリング６の軸封機能に
より正常な軸封状態が得られる。
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、第２弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１
３，１３……を図４に示すように、回転ディスク９の外
周フランジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３…
…の傾斜押圧面１３Ａをラビリンスリング６の外周テー
パ部６Ｂから離間させる。その結果、ラビリンスリング
６は第１弾性体１７の付勢により引き下げられて回転デ
ィスク９から離間し、ラビリンスリング６の軸封機能に
より正常な軸封状態が得られる。
【００１８】一方、主軸１および回転ディスク９が停止
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、第２弾性体１
４の付勢により各押圧部材１３，１３……をラビリンス
リング６側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａで
ラビリンスリング６の外周テーパ部６Ｂを押圧する。こ
れにより、ラビリンスリング６は第１弾性体１７の付勢
に抗して回転ディスク９側に移動し、図３に示すよう
に、シール部材１５を回転ディスク９の下面に密着させ
てシールすることにより封水する。したがって、図７の
立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が高く
なっても、軸封部５からポンプ室７内への洩水を確実に
防止することができる。その結果、従来のようにポンプ
室７に設置されている床排水ポンプ８を運転して排水す
る必要はない。
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、第２弾性体１
４の付勢により各押圧部材１３，１３……をラビリンス
リング６側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａで
ラビリンスリング６の外周テーパ部６Ｂを押圧する。こ
れにより、ラビリンスリング６は第１弾性体１７の付勢
に抗して回転ディスク９側に移動し、図３に示すよう
に、シール部材１５を回転ディスク９の下面に密着させ
てシールすることにより封水する。したがって、図７の
立軸ポンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が高く
なっても、軸封部５からポンプ室７内への洩水を確実に
防止することができる。その結果、従来のようにポンプ
室７に設置されている床排水ポンプ８を運転して排水す
る必要はない。
【００１９】図５は第３発明を示す縦断面図であり、前
記第１発明および第２発明と同一もしくは相当部分には
同一符号を付して詳しい説明を省略する。図５におい
て、吐出エルボ４Ｂ側の軸封部５に対して複数のボルト
ｂ，ｂによりラビリンスリング６を固定することで、ポ
ンプの主軸１と軸封部５の間にラビリンスリング６を配
設して、非接触形軸封装置を構成している。ラビリンス
リング６より下流側の軸封部５にシールリング１０が軸
方向の移動自在に嵌合されている。シールリング１０と
軸封部５は、複数の引きバネによってなる第１弾性体１
７により互いに連結され、シールリング１０を回転ディ
スク９から離れる方向、つまり下方向に付勢している。
また、シールリング１０には、その下流端面１０Ｃに回
転ディスク９の下面に密着可能なＯリングによってなる
シール部材１５が設けられ、かつ外周面には回転ディス
ク９に向かって漸次拡径するテーパ部１０Ａが形成され
ている。
記第１発明および第２発明と同一もしくは相当部分には
同一符号を付して詳しい説明を省略する。図５におい
て、吐出エルボ４Ｂ側の軸封部５に対して複数のボルト
ｂ，ｂによりラビリンスリング６を固定することで、ポ
ンプの主軸１と軸封部５の間にラビリンスリング６を配
設して、非接触形軸封装置を構成している。ラビリンス
リング６より下流側の軸封部５にシールリング１０が軸
方向の移動自在に嵌合されている。シールリング１０と
軸封部５は、複数の引きバネによってなる第１弾性体１
７により互いに連結され、シールリング１０を回転ディ
スク９から離れる方向、つまり下方向に付勢している。
また、シールリング１０には、その下流端面１０Ｃに回
転ディスク９の下面に密着可能なＯリングによってなる
シール部材１５が設けられ、かつ外周面には回転ディス
ク９に向かって漸次拡径するテーパ部１０Ａが形成され
ている。
【００２０】シールリング１０と回転ディスク９におけ
る外周フランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向等
間隔で複数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３……
（ただし、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを示
している）が配置されている。これら押圧部材１３，１
３……には、シールリング１０の外周テーパ部１０Ａに
衝合してシールリング１０を回転ディスク９の方向、つ
まり上方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成されて
いる。そして、各押圧部材１３，１３……は、スプリン
グによってなる第２弾性体１４を介して回転ディスク９
の外周フランジ９Ａに連結されているとともに、シール
リング１０のテーパ部１０Ａの方向に付勢されている。
図中１８はシール部材（Ｏリング）を示し、シールリン
グ１０と軸封部５の間に設けられている。
る外周フランジ９Ａの間の環状空間１２に、円周方向等
間隔で複数（たとえば８個）の押圧部材１３，１３……
（ただし、図面には２個の押圧部材１３，１３のみを示
している）が配置されている。これら押圧部材１３，１
３……には、シールリング１０の外周テーパ部１０Ａに
衝合してシールリング１０を回転ディスク９の方向、つ
まり上方向に移動させる傾斜押圧面１３Ａが形成されて
いる。そして、各押圧部材１３，１３……は、スプリン
グによってなる第２弾性体１４を介して回転ディスク９
の外周フランジ９Ａに連結されているとともに、シール
リング１０のテーパ部１０Ａの方向に付勢されている。
図中１８はシール部材（Ｏリング）を示し、シールリン
グ１０と軸封部５の間に設けられている。
【００２１】このような構成であれば、主軸１が回転し
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１３，１
３……を図６に示すように、回転ディスク９の外周フラ
ンジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３……の傾
斜押圧面１３Ａをシールリング１０の外周面テーパ部１
０Ａから離間させる。その結果、シールリング１０は第
２弾性体１４の付勢により引き下げられて回転ディスク
９から離間し、ラビリンスリング６の軸封機能により正
常な軸封状態が得られる。
ているポンプの運転中は、回転ディスク９も同時に回転
するので、複数の押圧部材１３，１３……に遠心力が作
用して、弾性体１４の付勢に抗して各押圧部材１３，１
３……を図６に示すように、回転ディスク９の外周フラ
ンジ９Ａ側に移動させ、各押圧部材１３，１３……の傾
斜押圧面１３Ａをシールリング１０の外周面テーパ部１
０Ａから離間させる。その結果、シールリング１０は第
２弾性体１４の付勢により引き下げられて回転ディスク
９から離間し、ラビリンスリング６の軸封機能により正
常な軸封状態が得られる。
【００２２】一方、主軸１および回転ディスク９が停止
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、第２弾性体１
４の付勢により各押圧部材１３，１３……をシールリン
グ１０側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａでシ
ールリング１０の外周テーパ部１０Ａを押圧する。これ
により、シールリング１０は第１弾性体１７の付勢に抗
して回転ディスク９側に移動し、図５に示すように、シ
ール部材１５を回転ディスク９の下面に密着させてシー
ルすることにより封水する。したがって、図７の立軸ポ
ンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が高くなって
も、軸封部５からポンプ室７内への洩水を確実に防止す
ることができる。その結果、従来のようにポンプ室７に
設置されている床排水ポンプ８を運転して排水する必要
はない。
したポンプの運転停止時には、複数の押圧部材１３，１
３……に作用していた遠心力が消失して、第２弾性体１
４の付勢により各押圧部材１３，１３……をシールリン
グ１０側に移動させ、それぞれの傾斜押圧面１３Ａでシ
ールリング１０の外周テーパ部１０Ａを押圧する。これ
により、シールリング１０は第１弾性体１７の付勢に抗
して回転ディスク９側に移動し、図５に示すように、シ
ール部材１５を回転ディスク９の下面に密着させてシー
ルすることにより封水する。したがって、図７の立軸ポ
ンプＰの停止状態で立軸ポンプＰの内水位が高くなって
も、軸封部５からポンプ室７内への洩水を確実に防止す
ることができる。その結果、従来のようにポンプ室７に
設置されている床排水ポンプ８を運転して排水する必要
はない。
【００２３】なお、前記実施例では、立軸ポンプＰの主
軸１と吐出エルボ４Ｂ側の軸封部５を軸封している非接
触形軸封装置について説明しているが、本発明は、前記
実施例にのみ限定されるものでなく、他機種の回転軸と
ケ−シング側の軸封部を軸封する非接触形軸封装置にも
適用可能である。
軸１と吐出エルボ４Ｂ側の軸封部５を軸封している非接
触形軸封装置について説明しているが、本発明は、前記
実施例にのみ限定されるものでなく、他機種の回転軸と
ケ−シング側の軸封部を軸封する非接触形軸封装置にも
適用可能である。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は回転軸の
停止状態でケ−シングの内水位が高くなっても、軸封部
からの洩水を確実に防止することができる。その結果、
従来なされていた床排水ポンプの運転による排水作業を
省略することができる。
停止状態でケ−シングの内水位が高くなっても、軸封部
からの洩水を確実に防止することができる。その結果、
従来なされていた床排水ポンプの運転による排水作業を
省略することができる。
【図１】第１発明における運転停止状態を示す拡大縦断
面図である。
面図である。
【図２】第１発明における運転状態を示す拡大縦断面図
である。
である。
【図３】第２発明における運転停止状態を示す拡大縦断
面図である。
面図である。
【図４】第２発明における運転状態を示す拡大縦断面図
である。
である。
【図５】第３発明における運転停止状態を示す拡大縦断
面図である。
面図である。
【図６】第３発明における運転状態を示す拡大縦断面図
である。
である。
【図７】本発明が適用される立軸ポンプの一例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図８】従来の非接触形軸封装置の一例を示す拡大縦断
面図である。
面図である。
１ 主軸 ４Ｂ 吐出エルボ（ケーシング） ５ 軸封部 ６ ラビリンスリング ６Ａ ラビリンスリングの下流側端面 ６Ｂ テーパ部 ９ 回転ディスク ９Ａ 外周フランジ １０ 回転シールリング（シールリング） １０Ａ シールリングのテーパ部 １０Ｂ ラビリンスリングの上流側端面 １０Ｃ ラビリンスリングの下流側端面 １１ 弾性ベローズ １３ 押圧部材 １３Ａ 傾斜押圧面 １４ 弾性体（第２弾性体） １７ 第１２弾性体
Claims (3)
- 【請求項１】 回転軸とケ−シング側の軸封部の間にラ
ビリンスリングを配設した非接触形軸封装置において、
前記回転軸の前記ラビリンスリングより下流側に固着し
た外周フランジ付き回転ディスクと、この回転ディスク
と前記ラビリンスリングの間に軸方向の移動自在に配置
された回転シールリングと、この回転シールリングと前
記回転ディスクを互いに連結して、回転シールリングを
前記ラビリンスリングから離れる方向に付勢する弾性ベ
ローズと、前記回転シールリングの外周面に対向して前
記回転ディスクの外周フランジの内側に配置された複数
の押圧部材と、各押圧部材を回転シールリングの方向に
付勢する弾性体とを具備し、前記ラビリンスリングと前
記回転シールリングの対向面が密着可能に構成され、か
つ回転シールリングの外周面にラビリンスリングから離
れる方向に漸次縮径するテーパ部が形成され、このテー
パ部に衝合して回転シールリングを回転ディスクの方向
に移動させる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に形成さ
れていることを特徴とする非接触形軸封装置。 - 【請求項２】 回転軸とケ−シング側の軸封部の間に軸
方向の移動自在にラビリンスリングを配設した非接触形
軸封装置において、前記回転軸の前記ラビリンスリング
より下流側に固着した外周フランジ付き回転ディスク
と、前記ラビリンスリングと前記軸封部を互いに連結し
て、ラビリンスリングを前記回転ディスクから離れる方
向に付勢する第１弾性体と、ラビリンスリングの外周面
に対向して前記回転ディスクの外周フランジの内側に配
置された複数の押圧部材と、各押圧部材をラビリンスリ
ングの方向に付勢する第２弾性体とを具備し、前記ラビ
リンスリングの下流端面側が前記回転ディスクに密着可
能に構成され、かつ外周面に前記回転ディスクに向かっ
て漸次拡径するテーパ部が形成され、このテーパ部に衝
合してラビリンスリングを回転ディスクの方向に移動さ
せる傾斜押圧面が前記複数の押圧部材に形成されている
ことを特徴とする非接触形軸封装置。 - 【請求項３】 回転軸とケ−シング側の軸封部の間にラ
ビリンスリングを配設した非接触形軸封装置において、
前記回転軸の前記ラビリンスリングより下流側に固着し
た外周フランジ付き回転ディスクと、この回転ディスク
と前記ラビリンスリングの間に軸方向の移動自在に配置
されたシールリングと、このシールリングと前記軸封部
を互いに連結して、シールリングを前記回転ディスクか
ら離れる方向に付勢する第１弾性体と、シールリングの
外周面に対向して前記回転ディスクの外周フランジの内
側に配置された複数の押圧部材と、各押圧部材をシール
リングの方向に付勢する第２弾性体とを具備し、前記シ
ールリングの下流端面側が前記回転ディスクに密着可能
に構成され、かつ外周面に前記回転ディスクに向かって
漸次拡径するテーパ部が形成され、このテーパ部に衝合
してシールリングを回転ディスクの方向に移動させる傾
斜押圧面が前記複数の押圧部材に形成されていることを
特徴とする非接触形軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6498194A JPH07280105A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 非接触形軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6498194A JPH07280105A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 非接触形軸封装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07280105A true JPH07280105A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13273750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6498194A Pending JPH07280105A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 非接触形軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07280105A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506350A (ja) * | 2004-07-12 | 2008-02-28 | エイイーエス エンジニアリング リミテッド | アイソレータシール |
| CN102966589A (zh) * | 2012-11-02 | 2013-03-13 | 三一能源重工有限公司 | 一种迷宫式密封结构及安装方法 |
| KR101271868B1 (ko) * | 2011-06-10 | 2013-06-07 | 주식회사 포스코 | 도금액 누설 방지장치 |
| CN103883733A (zh) * | 2014-03-03 | 2014-06-25 | 浙江长城减速机有限公司 | 带弹性密封环的单端面机械密封和双端面机械密封 |
| CN103899569A (zh) * | 2012-12-29 | 2014-07-02 | 南通大通宝富风机有限公司 | 一种迷宫密封 |
| CN104061317A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-09-24 | 江苏金沃机械有限公司 | 齿轮减速机高速轴非接触式密封装置 |
| CN104895829A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-09 | 江苏金通灵流体机械科技股份有限公司 | 一种气体密封装置 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6498194A patent/JPH07280105A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506350A (ja) * | 2004-07-12 | 2008-02-28 | エイイーエス エンジニアリング リミテッド | アイソレータシール |
| KR101271868B1 (ko) * | 2011-06-10 | 2013-06-07 | 주식회사 포스코 | 도금액 누설 방지장치 |
| CN102966589A (zh) * | 2012-11-02 | 2013-03-13 | 三一能源重工有限公司 | 一种迷宫式密封结构及安装方法 |
| CN103899569A (zh) * | 2012-12-29 | 2014-07-02 | 南通大通宝富风机有限公司 | 一种迷宫密封 |
| CN103883733A (zh) * | 2014-03-03 | 2014-06-25 | 浙江长城减速机有限公司 | 带弹性密封环的单端面机械密封和双端面机械密封 |
| CN103883733B (zh) * | 2014-03-03 | 2016-03-30 | 浙江长城减速机有限公司 | 带弹性密封环的单端面机械密封和双端面机械密封 |
| CN104061317A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-09-24 | 江苏金沃机械有限公司 | 齿轮减速机高速轴非接触式密封装置 |
| CN104895829A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-09 | 江苏金通灵流体机械科技股份有限公司 | 一种气体密封装置 |
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