JPH07279067A - ゴム補強用スチールコードおよびその製造法 - Google Patents

ゴム補強用スチールコードおよびその製造法

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JPH07279067A
JPH07279067A JP6089132A JP8913294A JPH07279067A JP H07279067 A JPH07279067 A JP H07279067A JP 6089132 A JP6089132 A JP 6089132A JP 8913294 A JP8913294 A JP 8913294A JP H07279067 A JPH07279067 A JP H07279067A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コード中心部へのゴム浸透性とゴムとの付着性
が良好であるとともに、コード軸方向の圧縮圧力に強
く、また耐疲労性も良好な単層タイプのゴム補強用スチ
ールコードを提供する。 【構成】3本以上の素線を同一撚り方向と同一撚りピッ
チで撚り合わせた1×n構造のスチールコードで、素線
同士が交差しない部分と交差する部分がコード長手方向
に混在し、素線同士の交差によってアイ状の口開きが創
成され、コード長手方向と直角の断面が逐次変化し随所
で開輪郭となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車タイヤやベルトな
どゴム成品の補強に用いられるスチールコードとその製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】一般にスチールコー
ドは複数本の素線(フィラメント)を撚り合わせた構造を
持ち、ゴム材により被覆されタイヤやベルト等のゴム製
品の補強材として使用されている。このスチールコード
には種々のタイプがあるが、複数本の素線を同一撚り方
向、同一撚りピッチに撚り合わせたいわゆる1×nのバ
ンチドコードがコスト面などの利点からから多く使用さ
れる傾向にある。ところで、このようなスチールコード
が補強材としての役割を十分に果たすためには、ゴムと
の完全な複合体となっていなければならない。たとえば
自動車用タイヤにおいては、スチールコードとゴムとの
接着状態が完全でないと、走行時にスチールコードとゴ
ムとの剥離現象を起す。また、外部から浸入した水分に
よりスチールコードに錆を発生させ、スチールコードの
著しい切断荷重の低下やゴムとの剥離を早め、タイヤの
機能を著しく阻害する原因となる。このような問題に対
応するためには、ゴムをスチールコードの中心部まで浸
透させるともに、素線の外周にゴムがよく付着するよう
にする必要があるが、通常のバンチドコードでは、特殊
なプレフォームを行わない限り、各素線が交差せずに平
行に並んだコンパクトな形態のものとなる。このため、
ゴム浸透性とゴム付着性が不十分となりやすい問題があ
る。この対策として、従来、複数本の素線をルーズに撚
り合わせたもの、芯の素線を増径して側の素線と素線間
に微少な隙間を形成したもの、側の素線の本数を減らし
て大きな隙間を形成したものなどが提案されている。
【0003】しかしながら、こうした先行技術は、理論
的にはともかくとして、実際にスチールコードを作成し
てみると、或る素線が他の素線と一点しか接触しない状
態が多く存在して撚りが不安定になったり、各素線間の
隙間が一定せず、一方に偏った状態が発生して素線集合
体としての機械的特性が低下したり、あるいはまたゴム
の浸入の悪い個所が多く存在したりするなど、補強材と
しての効率に問題があることがわかった。さらに、先行
技術ではコード軸方向に圧縮力が作用した場合に、圧縮
力に対して素線相互の拘束力を期待できないため、複数
本の素線が四方、八方に開くいわゆるバードケージ状を
呈しやすく、座屈特性が悪いという問題があった。ま
た、カーカス層、ベルト層、チェーハー層などを成形す
るためのカレンダー工程などにおいて、スチールコード
を必要長さに切断すると素線がばらけやすく、取扱いに
難渋したり、ゴム層中に埋設されていたコードの素線が
断線したときに断線端末がゴム層を破って突き出す危険
があるなどの問題があった。
【0004】なお、素線数が9本以上のスチールコード
は通常の場合芯ストランドを撚り、これを中心として外
層の素線を撚り合わせる2工程撚り方式で作られるが、
特公平4−13473号公報には2層(3+9構造)や3
層(3+9+15構造)などの多層スチールコードについ
てバンチドコード化したものが提案されている。この先
行技術は、芯すなわち中心層の素線の抜けを防止する目
的で、個々の素線によって形成されるコイル径をコード
中心線に沿って変化させ、素線が中心層にあったり中間
層ないし外層にあったりするようにしたものである。し
かし、この先行技術はなるほど中心層の引抜き抵抗を増
加させることは可能であるが、コード長手方向と直角の
断面が多角形状に特定したいわゆる閉輪郭型であり、コ
ードが外方に開いていないためゴム浸透性が悪くなると
いう問題があった。また、多層構造であるため、中心層
と外層の素線長がかなり異なり、このため引っ張り荷重
が作用したときに中心層の素線に負担が大きく加わり、
疲労性が低下するという問題があった。
【0005】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、コー
ド中心部へのゴム浸透性とゴムとの付着性が良好である
とともに、コード軸方向の圧縮圧力に強く、また耐疲労
性も良好な単層タイプのゴム補強用スチールコードを提
供することにある。また、本発明の他の目的は、上記特
性のスチールコードを簡単かつ能率よく経済的に製造す
ることができる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、3本以上の素線を同一撚り方向と同一撚りピ
ッチで撚り合わせた1×n構造の単層スチールコードに
おいて、素線同士が交差しない部分と交差する部分がコ
ード長手方向混在し、素線同士の交差によってアイ状の
口開きが創成されコード長手方向と直角の断面が逐次変
化し、随所で開輪郭となっている構成としたものであ
る。本発明によるスチールコードは、素線同士が平行状
に並んでいる部分のほか、素線がコード外径側からコー
ド中心側に移動し再びコード外径側に移動したり、コー
ド中心側からコード外径側に移動し再びコード中心側に
移動したり、あるいは外径側の隣接する素線同士が入れ
替わるというように互いに交差している部分が所定頻度
で存在している。そうした素線交差頻度Fは、コード長
さLと撚りピッチPとの関係において、素線数nが3≦
n≦6の場合、0.5≦(F×P)/L≦4.0の範囲、
より好適には0.5≦(F×P)/L≦2.0の範囲にあ
る。また、素線数nが7≦n≦19の場合に、0.5≦
(F×P)/L≦15.0の範囲より好適には、1.0≦
(F×P)/L≦10.0の範囲にある。素線数は20本
以上たとえば27本あるいは36本などとすることもで
きる。しかし、素線数が増すとコード長手方向と直角の
断面に開輪郭領域が形成されにくくなりゴム浸透性が悪
くなるため、19本以下が好ましい。前記素線の交差
は、コード外径側素線同士の交差と、コード外径側素線
とコード中心側素線の交差を含むものであり、また、隣
接する2本以上の素線が平行なまま他の1本以上の素線
と交差している場合を含むものである。また、本発明
は、3本以上の素線を同一撚り方向と同一撚りピッチで
撚り合わせた1×n構造を持ちかつ素線同士が交差しな
い部分と交差する部分がコード長手方向に混在し、素線
同士の交差によってアイ状の口開きが創成されコード長
手方向と直角の断面が逐次変化し、随所で開輪郭となっ
ている単層スチールコードを得るにあたり、撚線機に供
給される各素線の配列を撚り口領域で周期的に変化させ
隣接する1本以上の素線を入れ替えさせる方法としたも
のである。前記各素線の配列を撚り口域周期的に変化さ
せる方法は、好適には、素線の供給長さを略一定に保ち
ながら軸線に対し偏心させたロールを通し、ついで多数
の穴を同一円周上に配列した配線板を通すことである。
【0007】
【作用】本発明のスチールコードは素線同士が交差しな
い部分と交差する部分がコード長手方向に混在してお
り、素線同士が交差しない部分は隣接する素線が平行に
並んでいるため締まって安定した撚り状態にあり、隣接
する素線間にはほとんど隙間は存在しない。しかし、素
線同士が交差する部分では隣接する素線と素線の交差に
よって大きなアイ状の隙間が形成される。しかし、交差
した素線は素線と素線がお互いに拘束しあって次の平行
撚り部分へと移行しているため、前記隙間の大きさと位
置はしっかりと固定され、外力がかかっても偏ったりし
ない。したがってスチールコードをゴム層中に埋め込ん
だときに、大きな隙間を通してコード中心部にゴムがス
ムーズに侵入し、隙間なく充填されるとともに、各素線
の表面を確実に覆うことができる。そして素線が交差し
ている部分で素線同士は離間しかつこうした交差がコー
ド長手方向で素線同士の組合せを変えて反復されるた
め、コード長手方向と直角の断面が特定の形を形成せず
に開輪郭状を呈し、これがコード長手方向で随所に成形
される。このためコードの表面積が実質的に大きくな
り、ゴムとの付着力が向上し、ゴムと一体化される。従
って、剥離現象や侵入水分による発錆が防止され、耐久
性が向上する。また、素線の交差した部分では素線がお
互いに拘束しあっているため、コード軸方向に圧縮力が
作用したときにも拡開せず、座屈性能を向上することが
できる。また、コード内の素線が断線を起しても交差部
分の前記拘束作用で断線素線の遊離が防止されるため、
ゴム層の突き抜けが生じず、カレンダー工程に先立つコ
ード定尺切断時もコードがばらけず、取扱いが容易とな
る。しかも本発明のコードは各素線がほぼ同一長さを有
するため、引っ張り荷重を各素線が均等に受持ち、従っ
て疲労性も向上する。さらに素線交差部頻度Fを一定の
範囲に設定したときには、ゴム浸透性、フレッティン
グ、座屈性能、疲労などの特性をバランスよく達成する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1は本発明を適用した1×4構造の単層スチー
ルコードを部分的に示している。1ないし4は素線であ
り、径が0.10〜0.45mmで表面には黄銅、亜鉛など
ゴムとの親和性の良好なメッキが施されている。前記素
線1,2,3,4は同一撚り方向でかつ同一撚りピッチ
で一度に撚り合わされていることは通常の一括撚りスチ
ールコードと同様である。しかし本発明においては、通
常の一括撚りコードのように平行撚りで整然と構成され
ているのでなく、交差撚りが組み込まれて故意に撚りが
乱されている。すなわち、図1のようにコード長手方向
において、任意の素線同士が交差することなく平行に並
んだ部分aと、任意の素線がお互いに交差した部分bを
有し、交差部分bにはアイ状の口開きが創成され、それ
によってコード軸線中心に通じる隙間cが形成されてい
る。前記平行部分aと交差部分bはコード長手方向で交
互に繰り返され、交差によって素線の位置が様々に変化
する。したがってコードは長手方向と直角の断面形状が
一様でなく、後述する図3ないし図8のように随所で開
輪郭を呈する特異なものとなる。
【0009】図2は図1のスチールコードのある長さ範
囲Lの部分を拡大し、円周方向で90度ずつ位相をずら
して目視した状態を示しており、隙間cを形成した交差
部分bは、この長さ範囲Lにおいて3つ現われている。
すなわち、図2(a)では各素線は平行に並んでいるが、
これと90度位相のずれた面では、図2(b)のようにた
とえば素線2と3が交差しており、それによりアイ状に
口の開いた隙間cが形成されている。また、さらに90
度位相のずれた面では、図2(c)のようにたとえば素線
3と4が交差し、それによって隙間cが形成されてい
る。さらにこれから90度位相がずれた面では図2(d)
のようにたとえば素線4と1が交差することによって隙
間cが形成されている。このように本発明はある長さの
領域で、コード周方向に素線が交差する部分bと素線が
平行な部分aとが混在する。
【0010】図3は図1のコードを所定長さごとに切断
した断面を模式的に示している。(a)は平行部分aであ
り、各素線1,2,3,4は時計方向で平行に並んでいる。(b)
は素線1がコード中心部に落ち込む一方、素線4が外周側
に移動して素線2,3,4の間隔が広げられている。(c)は再
び素線1がコード中心から外周側に移動し、素線2と3の
間に割り込んでおり、これによって交差部分が形成され
る。(d)は素線4がコード中心に落ち込んでいる。(e)は
素線4が再び外周側に移動し、時計方向で1,3,4,2の順で
並び、平行部分aを形成している。
【0011】図4は本発明を適用した1×3構造のスチ
ールコードを示している。(a)は素線1,2,3が時計方向に
並んだ平行部分を示し、(b)は素線1がコード中心部に落
ち込んだ平行部分を示し、(c)は素線1が外周側に移動す
る一方、素線1,3を割るように素線2がコード中心部に落
ち込んだ交差部分を示し、(d)は素線2が外周側に移動す
る一方、素線3が素線1,2を割るようにコード中心部に落
ち込んだ交差部分を示している。図5は本発明を適用し
た1×5構造のスチールコードを示している。(a)は素
線1,2,3,4,5が時計方向に並んだ平行部分を示してお
り、(b)は素線1がコード中心に落ち込んだ状態を示し、
(c)は素線1が外周側に移動し、素線2がコード中心に落
ち込んだ交差部分を示し、(d)は素線2が外周側に移動
し、素線3が交差されてコード中心に落ち込んだ交差部
分を示し、(e)は素線3が外周側に移動し、素線4がコー
ド中心に落ち込んだ交差部分を示している。
【0012】図6は本発明を適用した1×7構造のスチ
ールコードを示している。(a)は素線1,2,3,4,
5,6,7が平行となっている部分を示し、(b)は中心
にあった素線1が外周側に移動し素線7が入れ替わって
中心に移動した交差部分を示し、(c)は素線7が素線3
と4間に割り込むように外周に移動し、素線5が中心に
移動しつつある交差部分を示し、(d)は素線5が中心に移
動した交差部分を示している。図7は本発明を適用した
1×6構造のスチールコードの1撚りピッチ分を14等
分して示しており、(a)では素線1が中心部に位置してい
るが、該素線1は素線,3,4と隣接した状態で(f)ないし
(h)のように順次外径側へと移動し、(i)ないし(m)のよ
うに素線4がコード中心部へと移動している。素線2は素
線1と隣接して反時計方向に回転しているが素線1が外径
側に移動するときに(f)ないし(n)のように割れ込みされ
た状態となる。また、素線4は当初外径側に位置してい
るが、(i)ないし(n)のように中心部へと移動し、素線5
は(a)ないし(g)のように素線4,6と隣接しているが、素
線4が中心部に落ち込むのに伴って素線6と離間してい
る。これらにより(a)と(n)のように3本の素線が入れ替
わり、コード長手方向と直角の断面が特定形状でなく随
所に変化した開輪郭となっている。図8は本発明を適用
した1×9構造のスチールコードの1撚りピッチ分を2
5等分して示しており、(a)では素線1が中心部に位置し
ているが、該素線1は(b)ないし(i)のように素線2と9の
間を割り込むように移動し、それとともに素線7が素線1
に隣接しつつ中心側へと移動し、(j)では素線1が外周に
移動し、それまで外周側にあった素線8が(k)ないし(q)
のように中心側へと落ち込み、ついで、素線8は再び素
線3と5の間に割込み、(s)ないし(w)のように素線8と隣
接していた素線1が再びコード中心部へと移動し、(w)な
いし(y)のように素線2が落ち込み始めている。(a)と(y)
を比べて明らかなように素線1〜9は反時計方向に移動し
つつ1撚りピッチの間で全く入れ替わって随所に隙間c
を形成している。
【0013】いずれにしても本発明のスチールコード
は、各素線が任意の順序でコード中心側と外周側の間お
よび外径側で移動したり、外径側の隣接する素線が入れ
替わったりする交差サイクルが反復するものであり、素
線の移動の過程で交差部分が形成され、かつその移動時
の素線割込み位置により平行撚りを構成する相手方の素
線が変化するものである。素線の交差は外周側の素線同
士が交差する場合もあるし、外径側と中心側の素線が交
差することもありうる。また、素線数が5本以上の場
合、素線は平行な2本ないしそれ以上の本数の素線束が
他の1本以上の素線と交差することもある。したがっ
て、素線の外周側移動時の位置は図4ないし図8に示す
ような位置に限られるものではない。しかし、いずれの
場合も、通常の単層スチールコードと異なり、タイトに
撚られているにもかかわらず、図4ないし図8から明ら
かなように素線同士の交差によって口開きが創成される
ことが特徴であり、9本の素線を使用した図8の例にお
いても、全ての素線が隣接した形状(閉輪郭形状)でなし
にコード中心部に通じる隙間を持つ開輪郭形状部分が1
撚りピッチ内で19か所も形成されている。
【0014】本発明は素線数が3本以上の一括撚りスチ
ールコードに適用されるもので、前記した例のほか、1
×8、1×9、1×10、1×11、1×12、1×1
3、1×15、1×17などを含むものである。しかし
素線数が19本を超える場合、開輪郭形状部分が形成さ
れない多層構造となる可能性があり、その場合にはコー
ド中心部へのゴム侵入量が減少するため適当とはいえな
い。本発明において、あるコード長さL(mm)で前記のよ
うに素線同士が交差して入れ替わる頻度Fは、素線本数
n(≦3)とコード撚りピッチP(mm)との関係で、次式を
満足するものとすべきである。 1)素線数nが3≦n≦6の場合 0.5≦(F×P)/L≦4.0 2)素線数nが7≦n≦19の場合 0.5≦(F×P)/L≦15.0 (F×P)/Lが0.5未満では素線の交差数が少なくア
イ状の口開きの数が少なくなるためコード中心部へのゴ
ムの浸透量が減少し、また素線同士の拘束力が不足する
ため適当でない。しかし、(F×P)/Lが素線数6本以
下のときに4.0を超え、また素線数が7本以上で19
本以下のときに15.0を超えるような多数である場合
には、ゴム浸透性や拘束力は良好であるものの、コード
に撚り込まれる素線の長さにアンバランスが生じて疲労
性が低下したり、フレッティング摩耗が発生しやすくな
るためこれまた適当でない。前記規定範囲であれば、ゴ
ム浸透性、拘束力、疲労性、耐フレッティング摩耗性等
の特性をバランスよく実現することができる。より好ま
しい範囲は、1)の場合に、0.5≦(F×P)/L≦
2.0であり、2)の場合は1.0≦(F×P)/L≦1
0.0である。本発明はコードを構成する素線の太さが
同一であることが基本であるが、場合によっては太さに
差があってもよい。
【0015】次に本発明によるスチールコードの製造法
を説明する。本発明によるスチールコードは、バンチャ
ー撚線機、チューブラー撚線機のいずれでも製造するこ
とができるが、いずれの撚線機を使用するときにも、撚
線機に供給する各素線の配列を撚り口領域で周期的に変
化させるものである。図9はダブルツイスト型バンチャ
ー式撚線機を用いた例を示しており、15は本体で、ク
レードル152と、原動機150で駆動回転される中空
軸151,151’を有し、クレードル152と同軸上
には中空軸151,151’と一体回転する弓153,
153を取付けており、クレードル152には巻取りボ
ビン156とこれよりも上流にキャプスタン155を設
け、更にこれより上流に過撚機154を配している。そ
して、入口側の中空軸151の上流には3本以上の複数
本の素線を集合させるボイス16が設けられ、このボイ
ス16を含む撚り口領域には素線の供給長さを略一定に
保ちつつ素線配列を周期的に変化させる制御装置17が
設けられている。この制御装置17は、図11のように
素線を挿通する穴175を同一円周上に多数明けた配線
板18と、これより上流のロール群からなっており、制
御装置17の上流には図示しない複数のサプライボビン
が設けられ、これらサプライボビンからそれぞれ素線が
供給長さが略一定に保たれるように導出されるようにな
っている。制御装置17は偏心ロール17aを有し、該
偏心ロール17aは前記配線板18よりも高い所定のレ
ベルに軸によって回転可能に支えられている。この偏心
ロール17aの前後には配線板18とほぼ同等の高さレ
ベルにフリーロール17b,17b’を配し、上流側の
フリーロール17b’より下流には、偏心ロール17a
と若干高さレベルの差を持ったガイドロール17cと前
記フリーロール17bとほぼ同等のレベルのガイドロー
ル17c’とが設けられている。フリーロール17
b’,17bは軸に胴長の短い多数のロール体をそれぞ
れベアリングを介して個別回転可能に取付け、それぞれ
のロール体に素線を導く溝を設けている。これに対しガ
イドロール17c,17c’はそれぞれ1本ロールから
なっていて、素線を平行状に導く多数の溝が配されてお
り、上流から導かれた各素線はガイドロール17c’に
一回巻かれてからガイドロール17b’に導かれて一回
巻かれ、それからフリーロール17bに導かれるように
なっている。
【0016】前記偏心ロール17aは図10に2つの例
を示している。図9(a)は所定の直径Dを有する胴部1
72に同じ深さの12本の溝173を等間隔で形成し、
かつ胴部172を所定長さごとに中心線CLに対してク
ランク状に偏心させ、6つの偏心ロール部170a,1
70b,170c,170d,170e,170fを形
成したものである。図9(b)は同様に4つの偏心ロール
部170a,170b,170c,170dを形成した
ものである。なお、素線数が12本よりも多い場合は当
然溝数を増すもので、また、偏心ロール部数は2つ以上
であれば任意であり、たとえば3つの偏心ロール部、5
つの偏心ロール部、7つあるいは8つの偏心ロール部を
有するものなどでもよい。配線板17dの穴175は製
造するコードの素線数以上の数を等間隔でかつ同一円周
上に配していることが必要である。穴175が2つ以上
の同心円上に配列したのでは素線の位置が固定化されて
しまい、本発明の意図してような特異なコード得られな
い。配線板17dは製造するコードの素線数に応じて穴
数の異なるものを交換してもよいし、製造が予定される
コードの最大の素線数に応じた穴数のものを用い、それ
ら穴を適宜選択して素線を挿通してもよい。
【0017】本発明のスチールコードを製造するに当た
っては、通常のバンチドコード製造時と同じように各サ
プライボビンから素線n本(但し≧3)を繰り出すもの
で、それら素線は配線板17dからボイス16に集めら
れ、中空軸151を通しガイドロール157から弓15
3を経由し他方のガイドロール158から中空軸15
1’を介して過撚機154に導き、キャプスタン155
を介して巻取りボビン156に導き、この状態で中空軸
151,151’を駆動して弓153を回転させる。素
線は連続的にボイス16へ送られて束にされ、その状態
で中空軸151に入り、これからガイドロール157に
到る過程で第1回の撚りが入れられ、ガイドロール15
8から中空軸151’に到る過程で第2回の撚りが入れ
られてスチールコードになり、過撚機154を通過する
間に撚りが整えられて巻取りボビン156に巻収され
る。
【0018】この時に、予め素線は制御装置17を通
り、ガイドロール17c’と17cにそれぞれ1回以上
巻き付けられ、偏心ロール17aを経てフリーロール1
7bから配線板18の各穴に導かれる。素線の本数がた
とえば12本の場合には、素線はフリーロール17bか
ら図10(a)や(b)に例示する偏心ロール17aの各溝1
73にそれぞれ平行状に配置する。素線本数がこれより
も少ない場合には、適宜偏心ロール部を選択して任意本
数ずつ配置する。たとえば素線数が3本の場合、偏心ロ
ール部170aないし170cあるいは170aないし170f
のいずれかを選択して異なる偏心ロール部の溝にそれぞ
れ1本ずつを配せばよい。素線数が4本の場合には、偏
心ロール部170aないし170fを選択し、ことなる
偏心ロール部の溝にそれぞれ1本ずつを配し、あるい
は、3つの偏心ロール部を使って2:1:1,1:2:
1、1:1:2などのように配すればよい。5本以上の
場合も同様であり、各素線を1本ずつ異なる偏心ロール
部に配してもよいし、素線をグループ分けして任意本数
ずつ異なる偏心ロール部に配してもよい。これは偏心ロ
ール部の数が素線本数よりも少ない場合にもっとも当て
はまる。たとえば9本の素線の場合で、偏心ロールとし
て図9(a)を使用した場合には、3つの偏心ロール部に
2本を素線を掛け、他の3つの偏心ロール部には1本の
素線を掛ければよい。偏心ロールとして図9(b)を使用
した場合には、いずれかの偏心ロール部に掛かる素線本
数を3本として、たとえば2本:2本:2本:3本に配列した
り、いずれかの偏心ロール部に掛かる素線本数を1本と
して、たとえば1本:2本:3本:3本とするなど任意であ
る。そして、偏心ロール17aの下流の素線をフリーロ
ール17bを介して配線板17dに導き、同一円周上の
穴175を任意に選択して挿通する。この配線は、偏心
ロール17aの端に位置する素線を任意のたとえば北極
位置の穴に通し、端から次の素線を北極位置の隣の穴に
通すというように時計方向または反時計方向に順列とし
てもよいし、偏心ロール17aの端に位置する素線を任
意のたとえば北極位置の穴に通し、端から次の素線を南
極の穴に通すというように対角ないし対角的関係で通し
てもよい。こうした配線具合と前記偏心ロール17bへ
の掛け方によって素線の入れ替わりを自由に調整するこ
とができる。
【0019】このように偏心ロール17aに素線を掛け
て撚り工程を行えば、偏心ロール17aが複数の偏心ロ
ール部に分割されているためクランク運動が生じ、それ
により偏心ロール部に掛けられている素線は所定順序で
かつ周期的に張力が変化させられる。たとえば図10
(a)の状態では偏心ロール部170bの溝に掛かって
いる素線が最も張力をゆるめられ、この状態から、17
0d−170e−170f−170c−170aの順序
で張力が緩められ、図10(b)の状態では偏心ロール部
170bの溝に掛かっている素線が最も張力をゆるめら
れ、この状態から偏心ロール部170c−170d−1
70aの順序で張力がゆるめられるサイクルが繰り返さ
れる。そしてそれら素線は配線板17dの穴175に任
意の配列で通され、ボイス16に導かれて集められ本体
15に導かれて一括撚りされる。こうすれば、張力の緩
められた1本以上の素線は、それまで隣り合う素線と接
するように平行に引きそろえられられていた状態から瞬
間的に素線束の中心側に配置されて撚り合わされ、引き
続き元の張力への復帰と次の素線の張力弛緩による素線
束中心側への移動によって外周側に移動して隣接する素
線と撚り合わされる。また、外周側の素線同士も隣接す
る同士が入れ替わるように移動しながら撚り合わされ
る。こうした各素線の外周側−中心側−外周側、中心側
−外周側−中心側、外周側間という移動軌跡により所定
順次でかつ周期的に局部的な交差撚りが繰り返されるこ
とになり、この局部的な交差撚りが平行撚りを乱して隙
間を形成するのである。
【0020】次に本発明の具体例を示す。
【例1】図8に示す撚線機を使用して1×9構造の本発
明スチールコードを製作した。素線は径が0.22mmの
ものを使用し、撚りピッチPは12mm、撚り方向をSと
し、偏心ロールとして溝周長94.2mm、偏心量2mmの図1
0(a)を使用し、素線を偏心ロール部170a:170b:170c:17
0d:170e:170f=2本:1本:2本:1本:2
本:1本の関係で掛け、配線板として9個の穴を等間隔
でかつ同一円周上に配列したものを使用し、フリーロー
ルを経た素線を配線板の穴に時計方向で順次通し、バン
チドコードを作成した。その結果、コード径0.828m
m、長さ120mmでの素線交差頻度Fが41回、コード長
手方向と直角の断面が図7のスチールコードが得られ
た。このスチールコードについて特性を測定した。その
結果、切断荷重:93.6kgf、ゴム付着性(ピール法によ
る):8kgf/90%、ゴム浸透性(ゴムに埋め込んだコー
ドの端に5気圧の空気圧を加えてコード内部の長手方向
に浸透する空気の量をcc/minで測定する方法による):0
cc/minで、0→5.0kgf伸び:0.131%、0→2.0kgf伸び:
0.072%、疲労性(3ロール法による):20787回
の特性が得られ、軸方向から荷重を掛けて目視した座屈
性試験も良好であった。また、偏心ロールとして溝周長
94.2mm、偏心量2mmの図10(b)を使用し、素線を偏心ロ
ール部170a:170b:170c:170d=3本:2本:2本:2本
の関係で掛け、配線板への配列を上記と同様にしてバン
チドコードを作成した。その結果、コード径0.856mm、
長さ120mmでの素線交差頻度Fが35回のスチールコードが
得られた。 このスチールコードは、切断荷重:93.6kg
f、ゴム付着性(ピール法による):9kgf/90%、ゴム浸
透性:0cc/minで、0→5.0kgf伸び:0.128%、0→2.0kgf伸
び:0.069%、疲労性:20882回の特性が得られ、軸方向か
ら荷重を掛けて目視した座屈性試験も良好であった。こ
の結果から、本発明のコードはタイトに撚られているに
もかかわらずゴム浸透性がよく、交差頻度が適正である
ため、伸び、疲労性、耐座屈性などの特性もも良好であ
ることがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1ないし請
求項5によるときには、コード中心部へのゴム浸透性と
ゴムとの付着性が良好であるとともに耐疲労性も良好
で、コード軸方向の圧縮圧力に強く(座屈性能が良好)実
用性の高いゴム補強用スチールコードを得ることができ
るというすぐれた効果が得られる。請求項9と10によ
れば、請求項1ないし請求項5の特性のスチールコード
を一工程で経済的に能率よく製造することができるとい
うすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスチールコードの一例を示す側面
図である。
【図2】本発明によるスチールコードの或る長さ範囲を
90度ずつ位相をずらして示す側面図である。
【図3】図1のコードの各部の断面図である。
【図4】本発明によるスチールコードの他例を示す断面
図である。
【図5】本発明によるスチールコードの他例を示す断面
図である。
【図6】本発明によるスチールコードの他例を示す断面
図である。
【図7】本発明によるスチールコードの他例を示す断面
図である。
【図8】本発明によるスチールコードの他例を示す断面
図である。
【図9】本発明によるスチールコードの製造法の一例を
示す説明図である。
【図10】本発明で使用する偏心ロールを例示する説明
図である。
【図11】本発明で使用する配線板を例示する正面図で
ある。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9 素線 a 平行部分 b 交差部分 c 隙間 17 制御装置 17a 偏心ロール 17d 配線板 170a〜170n 偏心ロール部 175 穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3本以上の素線を同一撚り方向と同一撚り
    ピッチで撚り合わせた1×n構造のスチールコードにお
    いて、素線同士が交差しない部分と交差する部分がコー
    ド長手方向に混在し、素線同士の交差によってアイ状の
    口開きが創成され、コード長手方向と直角の断面が逐次
    変化し随所で開輪郭となっていることを特徴とするゴム
    補強用スチールコード。
  2. 【請求項2】素線数が3本以上かつ6本以下であり、各
    素線がコード外径側からコード中心側に進入し再びコー
    ド外径側に移動して隣接する素線が互いに入れ替わるご
    とく交差しており、その素線交差頻度Fが、コード長さ
    Lと撚りピッチPとの関係において、0.5≦(F×P)
    /L≦4.0の範囲にある請求項1に記載のゴム補強用
    スチールコード。
  3. 【請求項3】素線交差頻度Fが0.5≦(F×P)/L≦
    2.0の範囲にある請求項2に記載のゴム補強用スチー
    ルコード。
  4. 【請求項4】素線数が7本以上かつ19本以下であり、
    各素線がコード外径側からコード中心側に進入し再びコ
    ード外径側に移動たり、コード中心側からコード外径側
    に移動し再びコード中心側に進入したり、あるいは外径
    側の隣接する素線同士が入れ替わることで素線が互いに
    交差しており、その素線交差頻度Fが長さLと撚りピッ
    チPとの関係において、0.5≦(F×P)/L≦15.
    0の範囲にある請求項1に記載のゴム補強用スチールコ
    ード。
  5. 【請求項5】素線交差頻度Fが1.0≦(F×P)/L≦
    10.0の範囲にある請求項4に記載のゴム補強用スチ
    ールコード。
  6. 【請求項6】素線の交差が、コード外径側素線同士の交
    差と、コード外径側素線とコード中心側素線の交差の双
    方を含む請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のゴ
    ム補強用スチールコード。
  7. 【請求項7】素線の交差が、隣接する2本以上の素線が
    平行なまま他の1本以上の素線と交差している場合を含
    む請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のゴム補強
    用スチールコード。
  8. 【請求項8】素線の数が3本以上かつ19本以下であ
    り、素線径が0.1〜0.45mmである請求項1ないし
    7のいずれかに記載のゴム補強用スチールコード。
  9. 【請求項9】3本以上の素線を同一撚り方向と同一撚り
    ピッチで撚り合わせた1×n構造を持ち、かつ素線同士
    が交差しない部分と交差する部分がコード長手方向に混
    在し、素線同士の交差によってアイ状の口開きが創成さ
    れコード長手方向と直角の断面が逐次変化し随所で開輪
    郭となっている単層スチールコードを得るにあたり、撚
    線機に供給される各素線の配列を撚り口域において周期
    的に変化させ、隣接する1本以上の素線を入れ替えさせ
    ることを特徴とするゴム補強用スチールコードの製造
    法。
  10. 【請求項10】素線の配列の撚り口域における周期的な
    変化が、素線の供給長さを略一定に保ちながら軸線に対
    して偏心させたロールを通し、ついで多数の穴を同一円
    周上で配列した配線板を通すことにより行われる請求項
    9に記載のゴム補強用スチールコードの製造法。
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