JPH07278476A - インクジェット捺染用インク、これを用いたインクジェット捺染方法、および該インクを用いた記録装置 - Google Patents

インクジェット捺染用インク、これを用いたインクジェット捺染方法、および該インクを用いた記録装置

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JPH07278476A
JPH07278476A JP6071016A JP7101694A JPH07278476A JP H07278476 A JPH07278476 A JP H07278476A JP 6071016 A JP6071016 A JP 6071016A JP 7101694 A JP7101694 A JP 7101694A JP H07278476 A JPH07278476 A JP H07278476A
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Mariko Suzuki
真理子 鈴木
Hiroko Nishioka
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 記録剤及びこれを溶解または分散する液媒体
を含むインクにおいて、一般式〔1〕(式中、R、R’
は水素または炭素数1〜2のアルキル基を示し、R、
R’は同一または異なっていてもよい。nは0〜3の整
数、mは0〜3の整数であり、n+mは0〜4の範囲に
ある。)で示される化合物を含有することを特徴とする
インク。 【化1】 【効果】 熱エネルギに対する発泡の応答性が良好であ
り、保存安定性が良好で、布に捺染した場合に高い発色
濃度が得られる水不溶性染料を分散した捺染インク及び
インクジェット捺染方法、かかるインクを用いた機器を
提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水不溶性染料含有イン
ク、これを用いたインクジェット捺染方法、かかるイン
クを用いた機器に関し、布類に対して、高精細、高画質
記録が可能なインク、インクジェット捺染方法、記録ユ
ニット、インクジェット記録装置及びインクカートリッ
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からインクジェット捺染用インクに
ついては、実に様々な組成のものが報告されている。中
でも近年は、綿、絹、ナイロン、アクリル、ポリエステ
ル等の布帛はもとより、これらの混紡布帛に対しても良
好な記録を行うために、組成及び物性等の多用な面から
詳細な研究開発がなされている。
【0003】また、インクジェット記録法においても、
様々の方式が提案されており、帯電した液滴を連続的に
発生させ、該液滴の一部を記録に使用する方式、圧電素
子を有する記録ヘッドに信号を与え、該信号に応じて記
録液の液滴を発生させて記録を行う方式、或は記録ヘッ
ドの室内の記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを
与え、該エネルギーにより液滴を発生させ記録を行う方
式などがある。とりわけ、特開昭54−59936号公
報に記載されているような熱エネルギーによるインクの
発泡現象によってインクを吐出させるタイプはノズルの
高集積化、高密度化が容易であり、最近特に注目を集め
ている方式である。しかし、発泡という他方式にない現
象を利用するため使用するインクに対して一層厳密な条
件が要求されている。
【0004】これらの方式に使用するインクの好ましい
条件を下記に列挙してみると、 (1)周波数応答性が良好であり微細な吐出口から液滴
が、常時安定して吐出され、目詰まりを生じない。特
に、熱エネルギーに対する発泡の応答性が良好である。 (2)記録休止中、キャップをしない状態で放置されて
いても、記録再開直後から安定した吐出が得られる。す
なわち、吐出口付近のインクが乾燥しにくく、目詰まり
を生じない。 (3)保存安定性が良好で、長時間にわたり、インク性
能が保持される。特に、熱エネルギーを利用した方式に
よる場合は、発熱ヘッド上での断線や異物の沈着が生じ
ない。 (4)発色処理後の布上での濃度が高く、洗たく、耐光
けんろう度が良好なこと。(5)毒性、引火性等の安全
性に優れる。等が挙げられる。
【0005】これらの要求に対し従来の水溶性染料含有
インクの処方としては、例えば、一般にインク中には乾
燥防止、目詰まり防止等の目的でグリコール等の高沸点
有機溶剤を含有しており、水分が蒸発した後も、染料が
高沸点有機溶剤に溶解した状態にあるためにノズルの目
詰りが防止可能であった。又、インクの吐出周波数応答
性については粘度と表面張力を調整することで良好とな
り、保存安定性も問題はなかった。しかし、水不溶の染
料を分散状態で用いるインクにおいては従来と同様な考
え方では上記の要求性能を全くみたすことはできない。
【0006】そこで、特開昭59−4665,特開昭6
0−13307,特開昭61−25002号等の公報に
は、インク中に特定の分散剤や界面活性剤を添加する方
法が提案されている。この場合には、インクジェット用
ヘッドに充填した場合に、ヘッドの構造条件によって
は、インクがオリフィス面より後退してしまい吐出が行
われなかったり、逆にオリフィス面全体が漏れてしまい
インクが吐出しない等のトラブルがみられた。
【0007】上記の他にも、今までに種々の改良が試み
られているものの、前記の保存安定性と目詰まり性、更
には吐出安定性の問題をすべて充分に解決するインクは
今までのところ知られていないのが現状であり、液滴吐
出周波数に良好に応答する性能を更に有するようなイン
ク設計は重要ではあるが、極めて困難な課題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、周波数応答性、特に熱エルルギーに対する発泡の応
答性が良好であり、目詰り等の不吐出のない安定な吐出
性能とインクの長期保存安定性(沈澱物の発生しない分
散安定性)が良好な水不溶性染料含有インク及びインク
ジェット捺染方法、かかるインクを用いた機器を提供す
ることにある。 また、本発明の別の目的はオフィスや
家庭における使用においても安全性の高いインクを提供
することにある。更に、本発明の他の目的は、インクジ
ェット捺染において、布上での発色濃度が高く、画像の
堅牢性が良好なインク、かかるインクを用いた機器を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、水不溶性染料及
びこれを溶解又は分散する液媒体を含むインクにおい
て、一般式〔1〕(化1)で示される化合物を含有する
ことを特徴とするインクである。
【0010】
【化2】 (上式中、R、R’は水素または炭素数1〜2のアルキ
ル基を示し、R、R’は同一または異なっていてもよ
い。nは0〜3の整数、mは0〜3の整数であり、n+
mは0〜4の範囲にある。)また、本発明は、インク滴
を記録信号に応じてオリフィスから吐出させて布に記録
を行うインクジェット捺染方法において、上記インクを
用いることを特徴とするインクジェット捺染方法であ
る。
【0011】本発明は、インクを収容したインク収容
部、該インクをインク滴として吐出させるためのヘッド
部を備えた記録ユニットにおいて、インクとして上記の
インクを用いることを特徴とする記録ユニットである。
【0012】本発明は、インクを収容したインク収容部
に備えたインクカートリッジにおいて、インクとして上
記のインクを用いることを特徴とするインクカートリッ
ジである。
【0013】本発明は、インクを収容したインク収容部
と、該インクをインク滴として吐出させるためのヘッド
部を有する記録ユニットを備えたインクジェット記録装
置において、インクとして上記のインクを用いることを
特徴とするインクジェット記録装置である。
【0014】本発明は、インク滴を吐出するための記録
ヘッド、インクを収容したインク収容部を有するインク
カートリッジ及び該インクカートリッジから記録ヘッド
にインクを供給するためのインク供給部を備えたインク
ジェット記録装置において、インクとして上記のインク
を用いることを特徴とするインクジェット記録装置であ
る。
【0015】(本発明の好ましい態様)本発明者らは、
ノズルよりインクを吐出させる記録、特に熱エネルギー
によるインクの発泡現象によってインクを吐出させる記
録において好適であり、且つ、布上における画像の濃度
と堅牢性を改善し、更にインクジェット記録ヘッドのノ
ズルにおける目詰まりを起こしにくい信頼性の優れた、
長期保存性(分散安定性)の良好なインク組成について
鋭意検討の結果、液媒体として水と共に一般式〔1〕で
示される化合物を含むインクが画像特性と吐出安定性の
バランスのとれたものであり、更に分散安定性が特に良
好であることを見いだし、本発明に至ったものである。
【0016】本発明者らの知見によれば、従来のインク
ジェット用インクの目詰まり防止剤としては、ポリエチ
レングリコール類やグリセリン等が用いられており、特
にグリセリンは比較的少量の添加で目詰まりを防止する
ことができ、特に好ましい目詰まり防止剤であった。し
かし、水不溶性染料を含有したインクにおいては、分散
安定性が劣化し易く、その結果、目詰り防止性も劣ると
いった欠点が見いだされた。
【0017】これに対し、本発明で用いる一般式〔1〕
で示される化合物は、従来インクにおけるグリセリンと
同様の目詰まり防止効果をもち、しかもインクの吐出安
定性と画像特性のバランスが非常に良好である。その理
由としては、該化合物は蒸気圧が低く、且つ、染料の分
散性に優れ、その結果目詰まり防止効果が得られるもの
と思われる。更に分子内にSO2 基を有するために、布
の繊維に対するインクの濡れ性がよく、この結果、布面
上でのインクの染着性が格段に向上したものと考えられ
る。
【0018】一方、周波数に対する応答性は一般式
〔1〕で示される化合物のインク中の含有率が0.1乃
至40重量%で、且つ水も50乃至95重量%含有され
たとき、特に良好となる。これは、上記割合で混合され
たインクの物性がインクジェット方式に最適となるため
であって、低粘度、高正面張力を実現できるためであ
り、又ノズル内部の各部材に対する濡れ性が良くなると
いう効果もある。更に、熱エネルギーを用いるインクジ
ェット方式を用いると熱による発泡の応答性が良くなる
という効果及び発熱体表面への異物の沈着が生じにくい
という効果がある。
【0019】次に本発明のインクの各成分について説明
する。本発明にて使用し、主として本発明を特徴づける
一般式で示される化合物としては、例えば次式のものを
挙げることができる。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】 (実施例で使用する場合の化合物は例−1、例−2、例
−3、例−4として記載する。)特に、本発明では例1
の化合物であるビス(2ーヒドロキシエチル)スルホン
が好ましく使用される。
【0024】かかる一般式〔1〕で示される化合物のイ
ンク中への添加は単独及び混合系で用いられ、例1及び
例2の化合物は水に対する親和力が、大きいので粘度上
昇をおさえたり、染料の分散安定性を良くする効果が大
きく好ましい。例3及び例4の化合物は大量に用いると
インクの粘度が上昇しやすいので比較的小量の使用が好
ましい。使用する色素や併用する他の液媒体成分等によ
っても異なるが、0.1乃至40重量%程度を、好適に
は0.1乃至30重量%、より好適には1乃至25重量
%を占める割合である。この含有量が、0.1重量%未
満のときは、目詰まり防止効果および分散安定化の効果
が認められない。また、この含有量が40重量%を超え
ると、増粘による吐出応答性低下、印字ドットのニジミ
による画像の品質低下が問題となる。
【0025】本発明のインクを構成する水不溶性染料と
しては、水に全く溶解しないかまたは殆ど溶解しない染
料または顔料であり、分散染料、反応分散染料、油性染
料、各種顔料等インクの性能上好ましいものである。中
でも特に好ましいものは、分散染料である。分散染料が
特に好ましい理由としては微粒子状に分散された染料の
2次凝集を抑制する効果がある。これら色素の含有量
は、液媒体成分の種類、インクに要求される特性等に依
存して決定されるが、一般式〔1〕で示される化合物を
使用するときは、一般的にはインク全量中で重量%で約
0.2乃至25%、好ましくは0.5乃至20%、より
好ましくは1乃至15%を占める割合である。
【0026】また、本発明のインク中に占める水の割合
は50乃至95重量%、好ましくは55乃至95重量
%、より好ましくは60乃至90重量%を占める割合で
ある。水の量が50重量%未満の場合は、有機溶剤が多
くなるためインクドットのニジミが大きくなり布等への
印字品位は著しく劣化する。水の量が95重量%を超え
るときはインクのオリフィスからの吐出安定性が著しく
劣化する場合がある。
【0027】本発明のインクの必須成分は以上である
が、その他従来公知のインクに使用されている一般的な
有機溶剤も併用でき、例えば、有機溶剤としては、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール等の
炭素数1乃至5のアルキルアルコール類;ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコー
ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキ
シプロピレン付加重合体;エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブチレング
リコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレ
ングリコール等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子
を含むアルキレングリコール類;チオジグリコール;グ
リセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチ
ル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又は
エチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジア
ルキルエーテル類;スルホラン、n−メチル−2−ピロ
リドン、1,3,−ジメチル−2−イミダゾリジノン等
の水溶性有機溶媒が好ましい。上記の如き媒体を併用す
る場合は、単独でも混合物でも使用できるが、最も好ま
しい媒体組成は少なくとも1種の水溶性高沸点有機溶
剤、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、グリセリン、チオジグリコール等の多価アルコー
ルを含有するものである。
【0028】上記有機溶剤の含有量は、一般にはインク
の全重量に対して重量%で1乃至49%、好ましくは2
乃至40%の範囲である。その他各種の分散剤、界面活
性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤等も必
要に応じて添加することができる。
【0029】例えば、ポリビニルアルコール、セルロー
ス類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオン
或はノニオン系の各種界面活性剤、アニオン基を有する
水溶性高分子分散剤;ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等の表面張力調整剤;緩衝液によるpH調整
剤、防カビ剤等を挙げることができる。
【0030】更に、本発明のインクは布等に記録した場
合のインクの滲み及び記録物上でのインクの乾燥性、浸
透性を解決したり、インクジェット用ヘッドに対するマ
ッチングの面からも、インク物性として25℃における
表面張力が30乃至68dyn/cm、粘度が15cP
以下、好ましくは10cP以下、より好ましくは5cP
以下に調整されることが望ましい。
【0031】本発明のインクは、液滴を吐出させて記録
を行うインクジェット記録方法に好適に用いられるが、
とりわけ熱エネルギーにより液滴を発生させる方式のイ
ンクジェット記録方式に好適に用いられる。
【0032】本発明の方法で捺染する被捺染物は特に制
限はないが、布帛、特にポリエステル、レーヨン、アク
リル繊維を含む布が好適に使用される。本発明のインク
を用いて記録を行うのに好適な方法及び装置としては、
例えば記録ヘッドの室内のインクに記録信号に対応した
熱エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生
させる方法及び装置が挙げられる。
【0033】その装置の主要部であるヘッド構成例を図
1、図2及び図3に示す。ヘッド13はインクを通す溝
14を有するガラス、セラミックス又はプラスチック板
等と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘ
ッドが示されているが、これに限定されるものではな
い)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリ
コン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17
−1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層
18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板20
よりなっている。インク21は吐出オリフィス(微細
孔)22まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を
形成している。ここで、電極17−1、17−2に電気
信号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が
急激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発
生し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21
が吐出し、オリフィス22よりインク滴24となり、被
記録材25に向かって飛翔する。
【0034】図3には図1に示すヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝
26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同
様な発熱ヘッド28とを密着して製作されている。尚、
図1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であ
り、図2は図1のA−B線での切断面である。
【0035】図4に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の一例を示す。図4において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となり、カン
チレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによ
る記録領域に隣接した位置に配設され、又、本例の場
合、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持され
る。62はキャップであり、ブレード61に隣接するホ
ームポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂
直な方向に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを
行う構成を備える。更に63はブレード61に隣接して
設けられる吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッドの移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブ
レード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回
復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によ
ってインク吐出口面に水分、塵埃等の除去が行われる。
65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を配した
吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して記録を
行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載して記録
ヘッド65の移動を行う為のキャリッジである。キャリ
ッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッ
ジ66の一部はモータ68によって駆動されるベルト6
9と接続(不図示)している。これによりキャリッジ6
6はガイド軸67に沿った移動が可能となり、記録ヘッ
ド65による記録領域及びその隣接した領域の移動が可
能となる。51は被記録材を挿入する為の給紙部、52
は不図示のモータにより駆動される紙送りローラであ
る。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向
する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するにつれ
て排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0036】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中に突出する様に移動する。記録ヘッド6
5がホームポジションから記録開始位置へ移動する場
合、キャップ62及びブレード61は上述したワイピン
グ時の位置と同一の位置にある。この結果、この移動に
おいても記録ヘッド65の吐出口面はワイピングされ
る。上述の記録ヘッドのホームポジションへの移動は、
記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘッドが記
録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領域
に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴っ
て上記ワイピングが行われる。
【0037】図5は、ヘッドにインク供給部材、例えば
チューブを介して供給されるインクを収容したインクカ
ートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用
インクを収容したインク収容部、例えば、インク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク
袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44
は廃インクを受容する吸収体である。インク収容部とし
ては、インクとの接液面がポリオレフィン、特にポリエ
チレンで形成されているものが本発明にとって好まし
い。本発明で使用されるインクジェット記録装置として
は、上記の如きヘッドとインクカートリッジとが別体と
なったものに限らず、図6に示す如きそれらが一体とな
ったものにも好適に用いられる。
【0038】図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中にはインクを収容したインク収容部、例え
ば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタンを用いることが
本発明にとって好ましい。72は記録ユニット内部を大
気に連通させる為の大気連通口である。この記録ユニッ
ト70は、図4で示す記録ヘッドに代えて用いられるも
のであって、キャリッジ66に対し着脱自在になってい
る。
【0039】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、「部」又は「%」とあるのは、特に
断わりのない限り重量基準である。
【0040】実施例1〜7 下記の成分を各々サンドグラインダーを用いて充分混合
分散し、1μのフィルターでロ過し、本発明のインクA
〜E並びにA′及びE′を得た。次に、得られたインク
A〜Eを用いて、インクジェット記録装置として、発熱
素子をインクの吐出エネルギー源として利用したインク
ジェットプリンターBJ130(商品名;キヤノン株式
会社製)を使用し、アルギン酸ソーダと尿素を含む水溶
液で前処理したポリエステル100%布帛のトロピカル
に記録を行ない、発色処理(180℃、8分のスチーミ
ング)、常法の還元洗浄処理、乾燥し発色濃度をプリン
タ一次停止後の再プリント時の吐出性、プリント長期停
止後の再プリント時の吐出性、周波数応答性を評価し
た。結果を表1に示す。評価は25℃、相対湿度(R
H)60%にて行った。
【0041】 インクA C.I.ディスパーズイエロー93 6部 例−1の化合物 20部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 水 73部 インクA′ C.I.ディスパーズイエロー93 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 例−1の化合物 45部 水 48部 インクB C.I.ディスパーズレッド92 7部 例−1の化合物 10部 チオジグリコール 10部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 水 72部 インクC C.I.ソルベントブラック3 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 トリエチレングリコール 6部 例−2の化合物 6部 エタノール 3部 水 78部 インクD C.I.ディスパーズブルー87 7部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 ジエチレングリコール 5部 例−1の化合物 9部 n−ブタノール 2部 水 76部 インクE C.I.ディスパーズブラック39 7部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 例−4の化合物 8部 チオジグリコール 4部 ジエチレングリコール 2部 エタノール 2部 水 83部 インクE′ C.I.ディスパーズブラック39 7部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 例−4の化合物 41部 チオジグリコール 4部 ジエチレングリコール 2部 エタノール 2部 水 43部 比較例1〜5 実施例1〜7と同様な方法にて、下記全成分を処理して
比較例1〜5のインクF〜Jを得て、実施例と同様に各
種評価を行った。結果を表1に示す。 インクF C.I.ディスパーズイエロー93 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 グリセリン 17部 水 76部 インクG C.I.ソルベントブラック3 6部 ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部 トリエチレングリコール 12部 エタノール 3部 水 78部 インクH C.I.ディスパーズブルー87 7部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 ジエチレングリコール 14部 n−ブタノール 2部 水 76部 インクI C.I.ディスパーズブラック39 7部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 PEG300 14部 ノニオン系界面活性剤(商品名ニッサンノニオンP223日本油脂株式会社製 ) 0.5部 水 77.5部 インクJ C.I.ソルベントブラック3 6部 リグニンスルホン酸ソーダ 1部 エチレングリコール 15部 イソプロピルアルコール 2部 水 76部
【0042】
【表1】 (1* )発色濃度評価 ポリエステル繊維100%の布(トロピカル)にアルギ
ン酸ソーダ1%と尿素10%を含む水溶液をパッドし、
(絞り率 70%)乾燥したものに印字して後、HTス
チーマで180℃8分間処理した。この後、ハイドロサ
ルファイトを含む液で還元洗浄して、更に水洗後乾燥し
て得られたプリント物の発色濃度をK/Sで判定した
(K/S=(1−R)2 /2R R:最大吸収波長の反
射率)尚、Kは拡散係、,Sは散乱係数を示す。 ◎…12≦K/S ○…9≦K/S<11 △…5≦K/S<9 ×…5>K/S (2* )分散安定性 ガラスビン内にインクを入れ沈澱物が発生するか否かを
目視判定した。条件:25℃1ケ月間放置 ○…沈澱物ナシ △…沈澱物小量発生 ×…沈澱物大量発生 (3* )プリント一時停止後の再プリント時の目詰まり プリント一時停止後の再プリントの目詰まりについて
は、プリンタに所定のインクを充填して10分間連続し
て英数文字を印字した後、再び英数文字を印字して文字
のカスレ、欠け等の不良箇所の有無により判定した。 ○…一文字目から不良箇所なし △…一文字目の一部がカスレ又は欠ける ×…一文字目が全く印字できない (4* )プリント長期停止後の再プリント時の目詰まり
回復性 プリンタに所定のインクを充填して10分間連続して英
数文字を印字した後プリントを停止し、キャップ等をし
ない状態で7日間放置した後、ノズル目詰まりの回復操
作を行い、何回の操作回数で文字のカスレ、欠け等のな
い正常な印字が可能であるかを判定した(60℃、10
±5%RHにて放置)。 ○…1〜5回の回復操作で正常な印字が可能 △…6〜10回の回復操作で正常な印字が可能 ×…11回以上の回復操作で正常な印字が可能 (5* )周波数応答性の評価 得られた印字物の印字状態すなわちカスレや白抜け状態
及びスプラッシュやヨレ等の着弾点不良状態を肉眼で観
察し、評価した。 ◎…周波数に対するインクの追従性は良好であり、ベタ
印字及びキャラクタ印字共にカスレや白抜け、着弾点不
良が見られない。 ○…周波数に対するインクの追従性はほぼ良好であり、
キャラクタ印字ではカスレや白抜け、着弾点不良が見ら
れないが、ベタ印字においてわずかにカスレがみられ
る。 △…キャラクタ印字でカスレ、白抜けはみられないが、
1部着弾点不良がみられ る。ベタ印字ではカスレ、白抜けがベタ全体の1/3程
度みられる。 ×…ベタ印字においては、カスレ、白抜けが多く、キャ
ラクタ印字部においてもカスレや着弾点不良がたくさん
みられる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数応答性が良好であり、保存安定性の良好なインク
が得られ、これを布上に捺染した場合、発色濃度の高い
捺染物が得られる。また、本発明によれば、オフィスや
家庭における使用においても安全性の高いインクを得る
ことができる。更に本発明によれば、インクジェット用
ヘッドのノズルにおける目詰まりの発生しない信頼性の
高い記録を行うことができる。本発明のインクを用いる
ことにより、信頼性の高い機器を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッドの横断面図で
ある。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外
観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の1例を示す斜視図で
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
13 ヘッド 15 発熱ヘッド 21 インク 25 被記録材 28 発熱ヘッド 40 インク袋 44 インク吸収体 45 インクカートリッジ 61 ワイピング部材 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 70 記録ユニット 71 ヘッド部 72 大気連通孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 E C09B 67/46 B C09D 11/02 PTG D06P 5/00 111 A B41J 3/04 103 B (72)発明者 山本 智也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高出 文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 真理子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 西岡 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水不溶性染料及びこれを溶解又は分散す
    る液媒体を含むインクで布に記録し、発色処理するイン
    クジェット捺染用インクであって、一般式〔1〕(化
    1) 【化1】 (上式中、R、R’は水素または炭素数1〜2のアルキ
    ル基を示し、R、R’は同一または異なっていてもよ
    い。nは0〜3の整数、mは0〜3の整数であり、n+
    mは0〜4の範囲にある。)で示される化合物を含有す
    ることを特徴とするインクジェット捺染用インク。
  2. 【請求項2】 一般式〔1〕で示される化合物の含有量
    が、インク全重量の0.1〜40重量%の範囲にある請
    求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 一般式〔1〕の化合物がビス(2−ヒド
    ロキシエチル)スルホンである請求項2のインク。
  4. 【請求項4】 液媒体として、水を含む請求項1に記載
    のインク。
  5. 【請求項5】 水の含有量がインク全重量の50〜95
    重量%の範囲にある請求項4に記載のインク。
  6. 【請求項6】 液媒体として、水溶性有機溶剤を含む請
    求項1に記載のインク。
  7. 【請求項7】 水溶性有機溶剤の含有量がインク全重量
    の1〜49重量%の範囲にある請求項6に記載のイン
    ク。
  8. 【請求項8】 インク滴を記録信号に応じてオリフィス
    から吐出させて布帛に記録を行い、ついで発色処理する
    インクジェット捺染方法において、請求項1乃至7いず
    れか一に記載のインクを使用することを特徴とするイン
    クジェット捺染方法。
  9. 【請求項9】 布帛が、ポリエステル、レーヨン、アク
    リル繊維を含む布である請求項8に記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  10. 【請求項10】 インクに熱エネルギーを作用させてイ
    ンク滴を吐出させる請求項8に記載のインクジェット記
    録方法。
  11. 【請求項11】 インクを収容したインク収容部、該イ
    ンクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を備え
    た記録ユニットにおいて、前記インクが請求項1乃至7
    のいずれか一に記載のインクであることを特徴とする記
    録ユニット。
  12. 【請求項12】 インク収容部が、ポリウレタンで形成
    されている請求項11に記載の記録ユニット。
  13. 【請求項13】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項1
    1に記載の記録ユニット。
  14. 【請求項14】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジにおいて、前記インクが請求項1
    乃至7いずれか一に記載のインクであることを特徴とす
    るインクカートリッジ。
  15. 【請求項15】 インク収容部が、ポリオレフィンで形
    成された接液面を有する請求項14に記載のインクカー
    トリッジ。
  16. 【請求項16】 インクを収容したインク収容部と、該
    インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を有
    する記録ユニットとを備えたインクジェット記録装置に
    おいて、前記インクが請求項1乃至7いずれか一に記載
    のインクであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  17. 【請求項17】 インク収容部が、ポリウレタンで形成
    されている請求項16に記載のインクジェット記録装
    置。
  18. 【請求項18】 ヘッド部が、インクに熱エネルギーを
    作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項1
    6に記載のインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 インク滴を吐出するための記録ヘッ
    ド、インクを収容したインク収容部を有するインクカー
    トリッジ及び該インクカートリッジから記録へッドにイ
    ンクを供給するためのインク供給部を備えたインクジェ
    ット記録装置において、前記インクが請求項1乃至7い
    ずれか一に記載のインクであることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 インク収容部が、ポリオレフィンで形
    成された接液面を有する請求項19に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  21. 【請求項21】 記録ヘッドが、インクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドである請求項
    19に記載のインクジェット記録装置。
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