JPH07276602A - グラビア印刷機の版胴交換装置 - Google Patents

グラビア印刷機の版胴交換装置

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JPH07276602A
JPH07276602A JP6071750A JP7175094A JPH07276602A JP H07276602 A JPH07276602 A JP H07276602A JP 6071750 A JP6071750 A JP 6071750A JP 7175094 A JP7175094 A JP 7175094A JP H07276602 A JPH07276602 A JP H07276602A
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JP
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plate cylinder
plate
printing unit
carriage
transfer
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Application number
JP6071750A
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English (en)
Inventor
Norihito Isotani
紀人 磯谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新旧の版胴の交換を多くの人手を要すること
なく迅速且つ安全に行うことが可能で、しかも構造が比
較的簡単で、装置の構成部分の余分な待機スペースが不
要なグラビア印刷機の版胴交換装置を提供する。 【構成】 印刷ユニット1の版胴チャック位置に支持さ
れている旧版胴を第2版胴載せ台40に載せ、第2支持
アーム39を旋回させて受け渡し位置に移動させ、その
位置で台車5上の第1版胴載せ台31bに受け渡す。次
いで、第1支持アーム30a、30bを略90°旋回させ
て、旧版胴を載置した第1版胴載せ台31bを下方に移
動させるとともに、、新版胴6を載置した第1版胴載せ
台31aを受け渡し位置まで移動させ、この位置で第2
版胴載せ台40に受け渡す。そして、第2支持アーム3
9を旋回させることにより、新版胴6を版胴チャック位
置まで移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷設備内に
設けられ、設備中のグラビア印刷機の版胴を交換する際
に使用される版胴交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、グラビア印刷機において
は、版の変更や清掃を要するとき、あるいは版に損傷が
生じたときなどに版胴を交換する必要があるが、この場
合の問題点としては、一般に設備中における複数のグラ
ビア印刷機の並設間隔が狭隘であること、また、版胴自
体が最大100kg程度もある重量物であり、その取り外し
及び取付作業に危険を伴うことから作業に慎重を要し、
人手を要するうえに能率が悪いこと、さらに、版胴の取
付位置調整が困難で煩雑な作業を要求されること等が挙
げられる。
【0003】従来、このような版胴交換に拘わる問題点
の解決を図ったものとして、例えば実開平1−1631
30号公報には、図20及び図21に示すように、軌道
部61と、この軌道部61の軌道上を走行する台車62
と、台車62を昇降させる昇降部63とからなる版胴着
脱装置が開示されている。
【0004】具体的には、軌道部61はグラビア印刷設
備の印刷ユニット64に対して平行に敷設された平行軌
道65と、この平行軌道65から直角に印刷ユニット6
4内の版胴回転部下方へ敷設された直角軌道66とから
なり、台車62を印刷ユニット64の版胴回転部直下へ
案内する。また、台車62は上面にインキパン67と版
胴受け68を備えている。さらに、昇降部63は印刷ユ
ニット64の版胴回転部下方に位置した台車62を上下
方向に移動させる。
【0005】上記先行技術によるものでは、版胴69を
版胴受け68に搭載した台車62は軌道部61の平行軌
道65上を移動し、直角軌道66との交差部70で一
旦、停止する。次いで方向を変えて直角軌道66上を移
動し、印刷ユニット64の版胴回転部下方に到達する。
この時点で、昇降部63が動作し、直角軌道上の台車6
2を上昇させ、さらに版胴69の位置調整を行ったうえ
で、テーパコーン71により版胴69を版胴回転部に支
持し、その後、台車62を所定量下降することにより、
版胴69の下方にインキパン67が設定される。
【0006】また、版胴69を交換するときは、台車6
2を上昇させて版胴69を版胴受け68により支承する
とともに、テーパコーン71を後退させることにより版
胴69を台車62上に移し、前述の版胴装着時とは逆の
プロセスを経て版胴69を運び出す。そして、台車62
上の版胴69を所定位置で降ろした後、新しい版胴69
を搭載するか、あるいは新しい版胴69を搭載した台車
62を準備し、新版胴69を前述のプロセスで印刷ユニ
ット64に装着する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術例の場合、新旧の版胴69の受け渡しを行う際、
台車62を移動させる必要があり、印刷ユニット64か
ら旧版胴69を取り外した直後に、新版胴69を取り付
けることができないため、非能率である。また、旧版胴
69の運び出し用と、新版胴69の取付用の都合、2台
の台車62を準備すれば、作業能率を多少向上させるこ
とができるが、この場合も版胴受け渡しの時間短縮を行
うにも限度があるうえ、2台の台車62を準備しなけれ
ばならず、軌道部61にも工夫を要することになるた
め、コスト高となり、また、複数の台車62の待機場所
を要することから、設備スペース上の制約が生じる。
【0008】また、台車62には平行軌道用の車輪72
と直角軌道用の車輪73を要するとともに、台車自体が
インキパン67の支持手段を兼ねている点や、この台車
62を案内する軌道部61が直交する平行軌道65と直
角軌道66とにより構成されている点、さらには昇降部
63が台車そのものを昇降させる大掛かりな仕組みとな
っている点等から明らかなように、構造が複雑であり、
故障発生要因が増加するだけでなく、製造コストも高く
つくといった問題点がある。
【0009】なお、上記先行技術例の外に、特公昭55
−47590号公報には各印刷ユニットの版胴、インキ
パン、ドクターを含む下部構造を、圧胴、乾燥器等を有
する上部構造に対して着脱、移送自在に構成することに
より、版胴の交換は予め準備した別の下部構造と入れ換
えることにより行うことができるようにした輪転印刷機
が提案されているが、この場合も、下部構造全体を交換
することとなり、交換作業が面倒な点が抜本的に改善さ
れたとは言えず、また、所要数の下部構造の待機に必要
なスペースも新たに必要となるなどの問題点がある。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、新旧の版胴の交換を多くの
人手を要することなく迅速且つ安全に行うことが可能
で、しかも構造が比較的簡単で、装置の構成部分の余分
な待機スペースが不要なグラビア印刷機の版胴交換装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のグラビア印刷機の版胴交換装置では、版胴が
配設される印刷ユニットに対して平行に敷設された軌道
体と、この軌道体に案内されて前記印刷ユニットの正面
で隣接する位置へ移動可能な台車と、この台車上に設置
され受け渡し位置を通る軌跡上を移動可能な一対の第1
版胴載せ台を備えた版胴移送手段と、前記受け渡し位置
と印刷ユニットに設けられた版胴チャック位置との2位
置を通る軌跡上を移動可能な第2版胴載せ台を備えた版
胴受け渡し手段と、前記台車、版胴移送手段及び版胴受
け渡し手段の動作を前記印刷ユニットの動作と連動させ
ながら制御する制御手段とを具備したものとしている。
【0012】上記構成において、前記版胴移送手段は、
台車上に載設された第1駆動源と、前記台車上に水平に
架設され前記第1駆動源により間欠駆動される第1原動
軸と、一対の第1版胴載せ台を個別に支持し前記第1原
動軸にV字形状をなして一体回転可能に装着された一対
の第1支持アームと、これら第1支持アームの受け渡し
位置を通る旋回軌跡上で前記各第1版胴載せ台の姿勢を
水平に保持する水平維持手段とにより構成することがで
きる。
【0013】また、前記版胴受け渡し手段は、印刷ユニ
ット側に設けられた第2駆動源と、前記印刷ユニットの
版胴両端を支持する機枠間に架設され前記第2駆動源に
より間欠駆動される第2原動軸と、第2版胴載せ台を支
持し、前記第2原動軸に一体回転可能に装着された第2
支持アームと、この第2支持アームの受け渡し位置と版
胴チャック位置とを通る旋回軌跡上で前記第2版胴載せ
台の姿勢を水平に保持する水平維持手段とにより構成す
ることができる。
【0014】さらに、上記構成において、版胴交換時に
おいて、これに伴う版胴清掃作業をより効率的に行うこ
とができるようにするために、前記印刷ユニットの版胴
チャック位置に支持されている交換すべき版胴を洗浄す
る版胴洗浄手段を設けるようにしてもよい。
【0015】
【作用】上記構成により新旧の版胴を交換するときは、
版胴移送手段の一方の第1版胴載せ台に交換用の新版胴
を載置した状態で台車を軌道体に沿って移動させ、印刷
ユニットの正面で隣接する位置で停止させるとともに、
他方の第1版胴載せ台を受け渡し位置に位置させる。一
方、印刷ユニットの版胴チャック位置に支持されている
交換すべき旧版胴を印刷ユニットから取り外したうえ
で、版胴受け渡し手段の第2版胴載せ台に載せるととも
に、版胴受け渡し手段を駆動して、旧版胴を受け渡し位
置に移動させ、この位置で版胴移送手段の他方の第1版
胴載せ台に受け渡す。
【0016】旧版胴を載置した他方の第1版胴載せ台
は、版胴移送手段が駆動することにより受け渡し位置か
ら離れ、同時に新版胴を載置した一方の第1版胴載せ台
が受け渡し位置まで移動する。この一方の第1版胴載せ
台から新版胴を受け渡された第2版胴載せ台は版胴受け
渡し手段が駆動することによって印刷ユニットの版胴チ
ャック位置まで新版胴を運び、ここで新版胴が印刷ユニ
ットに装着される。また、旧版胴を載置した台車は該旧
版胴を受け取った後、発車し、所定位置へ旧版胴を運び
出す。
【0017】このように上記構成では、1台の台車で新
旧の版胴の受け渡し及び搬入を同時に行うことが可能と
なり、また、人手による作業を省略することが可能であ
るため、作業能率が著しく向上し、しかも余分な待機ス
ペースも不要となる。また、軌道体も床面を走る水平軌
道であればよく、台車の昇降手段のような大掛かりな装
置も不要となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るグラビア印刷機
の版胴交換装置を図面を参照しながら説明する。図1は
本実施例装置を備えたグラビア印刷設備の一例を示して
いる。この図に示す設備では、グラビア印刷機の複数の
印刷ユニット1を設備棟2内に略一定の間隔毎に設置し
てある。設備棟2には棟内環境を正常に維持するための
環境排気部3が設けられ、また、床面には本実施例装置
の構成部分である軌道体4が水平に敷設されている。
【0019】該軌道体4は各印刷ユニット1の正面にそ
れぞれ平行に敷設されており、また、必要に応じて、そ
れらの軌道部分が別に設けられた引き込み線に合流させ
ることにより、台車5を任意の印刷ユニット1まで移動
させることができるようにしてもよい。
【0020】図2は印刷ユニット1の一例を示してい
る。この図において、6は版胴であって、中心部にテー
パ状のチャック穴6aが設けられており、本実施例装置
に適合するものとして、具体的には直径450〜900mm、長
さ1100mm、重量(最大)100kg、チャック穴径100mm及び12
0mm、チャックテーパ1/10のものが挙げられる。
【0021】また、7は圧胴であって、原反8を版胴6
に圧接させるもので、非駆動時には版胴6から離間させ
ることができる。9は版胴表面に取り付けられた版面に
付着したインキIを掻き落とすドクターであって、版面
に圧接、離間可能で、且つ、昇降可能に構成されてい
る。
【0022】10は版面にインキを供給するファーニッ
シャーローラであって、周面に当接させたブレード11
の動作によって版胴周面と接離可能に構成されており、
駆動時には版胴6と圧胴7との接触位置より回転方向下
流側で版面と接触する。さらに、ブレード11の側面に
はファーニッシャーローラ10と接触する位置の上方に
インキ供給口12が貫通して取り付けられており、この
インキ供給口12から供給されたインキIは版胴6とフ
ァーニッシャーローラ10とブレード11とで囲まれる
溝13に貯留されるようになっている。
【0023】14は版胴6から滴下するインキIを集液
するインキパンであって、版胴6とファーニッシャーロ
ーラ10の下方において、それらの長さ方向に亙って配
設されており、インキIを受ける上限位置と、その下方
の退避位置との間で移動可能に構成されている。15、
16は版胴6の左右に配設された機枠であって、版胴6
をエアシリンダ等の空気圧でもって掴持するチャッキン
グコーン17が設けられており、また、圧胴7、ファー
ニッシャーローラ10等の支持構造を支持している(図
3参照)。
【0024】18は版胴洗浄部であって、エア加圧(圧
力:0.6kg/cm2)により溶剤を圧送する機能を有する加圧
タンク19と、テフロン製耐溶剤用電磁弁20と、版胴
6に対してファーニッシャーローラ10側に設けられた
洗浄パイプ21とにより構成されており、後述する制御
部からの版胴洗浄開始信号により電磁弁20が開き、加
圧タンク19から溶剤が洗浄パイプ21へ供給されて、
該洗浄パイプ21に所定間隔毎に設けられた版胴洗浄ノ
ズル22から版胴6に向かって溶剤をシャワー状に噴射
する。
【0025】なお、溶剤噴射時は版胴6及びファーニッ
シャーローラ10はいずれも逆転する。また、具体的に
は洗浄パイプ21は版胴6よりやや長い全長1100mm程度
であり、版胴洗浄ノズル22は50mmピッチで穿設された
ものが好適に使用される。
【0026】以上のように構成された印刷ユニット1で
は、インキ供給口12に送り込まれたインキIは版胴6
とブレード11の間に形成される溝13に貯留され、フ
ァーニッシャーローラ10により版胴6の版面に付着さ
れる。次いで、ドクター9により版面上の余分なインキ
Iが掻き取られた後、版胴6と圧胴7の間を通過する原
反8の表面に版面のインキを転移させることによって印
刷が行われる。
【0027】ブレード11とファーニッシャーローラ1
0との間隙は貯留インキIを下方へ逃がさないように調
整されており、余分のインキIはインキパン14の中に
滴下して図外のインキタンク内に導かれる。そして、イ
ンキ循環部(図示せず)によりポンピングされて再びイ
ンキ供給口12から供給される。
【0028】図3〜図5は本実施例装置の要部を示して
いる。これらの図に示すように、前記軌道体4は設備棟
2の床面に平行に刻設した凹溝23内に敷設されたレー
ル4aからなり、印刷ユニット1の正面で隣接する位置
へ前記台車5を案内する。この台車5上には、該台車5
の走行用モータ24及び版胴移送部25が搭載されてい
る。
【0029】走行用モータ24の出力軸及び、台車5の
前後左右に設けられた車輪5aの一つの車軸の軸端には
プーリ26a、26bが取り付けられているとともに、
これらプーリ26a、26b間にタイミングベルト27
が架け渡されており、制御部の信号に基づき走行用モー
タ24が駆動されることにより、プーリ26a、26b
及びタイミングベルト27からなる動力伝達機構を介し
て車輪5aを回転させる。これにより台車5は軌道体4
に案内されて所要の印刷ユニット1の正面所定位置に到
達し、そこで停止する。
【0030】版胴移送部25は、台車5上に載設された
第1駆動源としての旋回用モータ28と、台車5上に水
平に架設され第1原動軸29と、第1原動軸29にV字
形状をなして一体回転可能に装着された前後一対の第1
支持アーム30a、30bと、これら第1支持アーム3
0a、30bの各遊端部に個別に支持された第1版胴載
せ台31a、31bと、第1支持アーム30a、30b
の版胴受け渡し位置を通る旋回軌跡上で第1版胴載せ台
31a、31bの姿勢を水平に保持する水平維持機構3
2とにより構成されている。
【0031】旋回用モータ28は絶対値エンコーダを内
蔵した位置制御用サーボモータであって、このモータ2
8と第1原動軸29との間には、トルクリミッター及び
カップリング付2段ウォーム減速機とからなる動力伝達
機構33が介装されており、第1支持アーム30a、3
0bはそれぞれ旋回用モータ28の間欠駆動により第1
原動軸29回りに版胴の受け渡しに必要な角度だけ旋回
駆動される、なお、34は第1原動軸29及び第1支持
アーム30a、30bを支承する軸受ブラケットであ
る。
【0032】第1支持アーム30a、30bは交角が90
°に設定されている。また、その遊端部に設けられた各
第1版胴載せ台31a、31bはそれぞれV字谷形状に
形成され、版胴6の周面を2点で回転規制した状態で受
け止めるように構成されており、一方の第1版胴載せ台
31aには交換用の新版胴6が載置され、他方の第1版
胴載せ台31bに交換すべき旧版胴6を載置できるよう
にしている。なお、一方の第1版胴載せ台31aには後
述する版胴受け渡し部36の進退限界検知用近接センサ
35が設けられている。
【0033】一方、印刷ユニット1の機枠15、16の
前端面には版胴受け渡し部36が配設されている。この
版胴受け渡し部36は右機枠16に設けられた第2駆動
源としての旋回用モータ37と、両機枠15、16間に
架設され旋回用モータ37により間欠駆動される第2原
動軸38と、第2原動軸38に一体回転可能に装着され
た左右一対の第2支持アーム39と、各第2支持アーム
39の遊端部に個別に支持される第2版胴載せ台40
と、各第2版胴載せ台40の姿勢を水平に維持する水平
維持機構41とにより構成されている。
【0034】旋回用モータ37は前記版胴移送部25の
旋回用モータ28と同様のものを使用することができ、
第2支持アーム39はそれぞれ旋回用モータ37の間欠
駆動により第2原動軸38回りに旋回駆動される。ま
た、第2支持アーム39の遊端部に設けられた各第2版
胴載せ台40は第2支持アーム39の旋回動作によって
前記版胴受け渡し位置と、印刷ユニット1のチャッキン
グコーン17が臨む版胴チャック位置との2位置を通る
軌跡上を移動する。
【0035】なお、第2版胴載せ台40は、受け渡し位
置において、第1版胴載せ台31a、31bの両側に位
置するように取付位置を設定されており、該第1版胴載
せ台31a、31bと略同一形状に形成されているが、
表面に版胴6をトンボ位置決めするための4個の版胴受
け用のフリーローラ42が取り付けられている点が相違
している。
【0036】このフリーローラ42としては、版面を損
傷なく受け止められるように、表面がテフロンまたはゴ
ムライニング加工されたものが使用される。なお、第1
版胴載せ台31a、31bにも同様の構成のフリーロー
ラを取り付けるようにしてもよい。また、第2版胴載せ
台40にも進退限界検知用近接センサ43が設けられて
いる。さらに、前記第1、第2版胴載せ台31a、31
b、40の水平維持機構32、41はいずれもチェーン
等を用いた平行移動機構により構成することができる。
【0037】上記構成の台車5、版胴移送部25及び版
胴受け渡し部36は、図6に示す制御部44により印刷
ユニット1の動作と連動して制御される。この制御部4
4はサーボモータ制御機と、シーケンサーとにより構成
されており、第1、第2旋回用モータ28、37を動作
指令信号やセンサ信号、本機信号等により制御するとと
もに、版胴円周プリセットにより第1、第2支持アーム
30a、30b、39の停止位置も自動演算する。
【0038】すなわち、図6に示すように、セットボタ
ン45、洗浄開始ボタン46、版胴取付ボタン47、版
胴取り外しボタン48、版胴径入力キー49を選択的に
操作することにより、環境排気部3、印刷ユニット1に
設けられた機械排気ファン50、原動モータ51、チャ
ッキングコーン17、版胴6への動力伝達を入切する版
胴クラッチ52、インキパン14、ファーニッシャーロ
ーラ10、ドクター9及び洗浄電磁弁20の動作と、版
胴受け渡し部36、版胴移送部25及び台車5の動作と
を制御する。
【0039】ところで、版胴交換を行うには、交換しよ
うとする版胴6の寸法に従って第2支持アーム39のセ
ット位置を設定する必要がある。すなわち、図7に示す
ように、版胴6は第2版胴載せ台40上で周面を受け止
められているため、小径の版胴6をチャッキングコーン
17と芯合わせする場合、大径の版胴6の場合よりも第
2支持アーム39を更に上方にさし上げる必要がある。
【0040】このため版胴交換に先立って、制御部44
に版胴6の円周を入力する。この場合、交換しようとす
る版胴6の円周を版胴径入力キー49を用いてデジタル
スイッチにセットする。なお、小数点以下は四捨五入し
てセットする。版胴円周のプリセットが終われば、セッ
トボタン45を押し、次いで版胴6のチャック穴6aに
対応するように100/120の切換を行う。この場合、各印
刷ユニット1に設けられているセレクトスイッチにより
100/120を選択する。
【0041】以下に、大小いずれの版胴6であっても、
チャッキングコーン17に正しく自動装着できるように
するための、版胴受け渡し部36の第2支持アーム39
の版胴チャック位置における差し上げ角度を算出するた
めの演算の一例を示す。
【0042】(1) 第2版胴載せ台40上における版胴
中心位置を求める。いま、図8(A)において、第2版胴
載せ台40における版胴受け部位置を、 (x,y)=(a,0),(−a,0) の2点とする。この場合、版胴断面である円の中心が
x,y軸の原点のときの円では、版胴半径をrとする
と、 x+y2=r2 であるから、y≦0のとき、 y=−(r2−x2)1/2 となる。これが図8(B)に示すように、b(r)の高さ分
だけ、y軸方向に平行移動したときは、 y=−(r2−x2)1/2+b(r) となる。また、rの値に関わらず、円は(a,0),(−
a,0)を通ることから、 0=−(r2−a2)1/2+b(r) b(r)=(r2−a2)1/2 y=−(r2−x2)1/2+(r2−a2)1/2 となる。さらに、版胴中心位置はx=r,−rのときで
あるから、このときのyの値y1は、 y1=(r2−a2)1/2 となる。そこで、図8(C)に示すように、x軸を版胴6
と第2版胴載せ台40における版胴受け部の接点位置か
ら該受け部の支点まで距離cだけずらせたときの版胴中
心yの値、y2は、 y2=(r2−a2)1/2+c となる。
【0043】(2) 第2支持アーム39のさし上げ角度
を求める。図9(A)に示すように、第2支持アーム39
の支点を原点とし、該アーム39の半径をRとすると、 x2+y2=R2 ところで、円の軌跡は前記(1)の第2版胴載せ台40に
おける版胴受け部の支点とし、x軸からのアーム39の
角度をαとすると、版胴中心のyの値は、図9(B)に示
すように、α>0のとき、 y=(R2−x2)1/2+y2 =(R2−x2)1/2+(r2−a2)1/2+c いま、版胴チャック位置のy軸の値をDとするとy=D
のときのxの値は、 D=(R2−x2)1/2+(r2−a2)1/2+c R2−x2={D−(r2−a2)1/2−c}2 となり、且つ、x>0であるから、 x=〔R2−{D−(r2−a2)1/2−c}21/2 またアーム長さ、つまり軌跡半径はRであるから、図9
(C)において、 cosα=〔R2−{D−(r2−a2)1/2−c}21/2/R したがって、アーム39のさし上げ角度θは、 θ=90°+α =90°+cos-1(〔R2−{D−(r2−a2)1/2−c}2
1/2/R) となる。
【0044】同様にして図9(D)に示すように、α<0
のときは、 y=−(R2−x2)1/2+y2 =−(R2−x2)1/2+(r2−a2)1/2+c D=−(R2−x2)1/2+(r2−a2)1/2+c R2−x2={(r2−a2)1/2+c−D}2 x=〔R2−{D−(r2−a2)1/2−c}21/2 θ=90°−cos-1(〔R2−{D−(r2−a2)1/2
c}21/2/R) となる。
【0045】さらに、α=0のときのrの値は、 y=±(R2−x2)1/2+y2 であり、このとき、y=D、x=Rであるから、 D=y2 =(r2−a2)1/2+c r2−a2=(D−c)2 となる。また、r<0であるから、 r={(D−c)2+a21/2 となる。
【0046】これにより、第2版胴載せ台40の基部と
第2原動軸38の軸心間の線分と該軸心を通る水平線の
なす角度αが、α>0で、r<{(D−c)2+a21/2
のときは、θ=90°+cos-1(〔R2−{D−(r2−a2)
1/2−c}21/2/R)となる。また、α=0、r=
{(D−c)2+a21/2のときは、θ=90°となる。さ
らに、α<0、r>{(D−c)2+a21/2のときは、
θ=90°−cos-1(〔R2−{D−(r2−a2)1/2
c}21/2/R)という結果が得られる。
【0047】次に、上記構成を備えた本実施例装置によ
り新旧の版胴6を交換するときの動作を説明する。ま
ず、印刷ユニット1に装着されている交換すべき旧版胴
6の洗浄を行う。この版胴洗浄工程では、図10にその
プロセスを示すように、ステップ#1で初期条件を満足
させる。この場合、各印刷ユニット1の原動モータ51
を停止させ、ドクター9による版胴加圧状態を脱とした
うえで、印刷ユニット1の選択を行い、さらに、環境排
気運転、機械排気ファン運転を行う。
【0048】次いで、ステップ#2で版胴洗浄開始ボタ
ン46を入れると、ステップ#3で版胴6と圧胴7とを
備えた本機及びファーニッシャーローラ10の正・逆転
繰り返し運転が行われる。この状態からステップ#4で
電磁弁20が開かれ、前述の通り洗浄パイプ21の各ノ
ズル22から溶剤が噴射されて、版胴洗浄が開始され
る。その間、ファーニッシャーローラ10は版胴6への
着脱動作を繰り返す。ステップ#5でT秒を計時し、そ
の時間が経過するとステップ#6で洗浄を終了する。
【0049】版胴洗浄工程が終了すると、版胴取り外し
工程が開始される。この版胴取り外し工程では、図11
に示すように、版胴受け渡し部36の第2支持アーム3
9は、まず、印刷ユニット1内のドクター9の下方に待
機し、制御部43からの版胴取り外し信号により版胴チ
ャック位置まで旋回し、第2版胴載せ台40に内蔵の近
接センサ43の信号により自動停止する。そして、交換
すべき旧版胴6がチャッキングコーン17から離脱した
後、反回転し、旧版胴6をユニット間まで排出する。
【0050】すなわち、図12にそのプロセスをより具
体的に示すように、ステップ#11では初期条件とし
て、第2支持アーム(スイングアーム)39がドクター
9の下方の定位置にあり、環境排気運転が行われるとと
もに、ファーニッシャーローラ10が停止している。ま
た、印刷ユニット1の選択ボタン(図示せず)は切とな
っており、近接センサ43は版胴無検知状態にある。
【0051】ステップ#12で版胴取り外しボタン48
を入れると、ステップ#13で、ドクター9が上昇する
とともに、ファーニッシャーローラ10が離脱する。ま
た、インキパン14が下降し、版胴クラッチ52も切と
なる。さらに、ステップ#14ではドクター9が上昇上
限で停止し、インキパン14が下限で停止する。この状
態から取り外し動作に移り、ステップ#15で第2支持
アーム39の上昇方向への旋回駆動を開始する。ステッ
プ#16で近接センサ43により版胴6の有無が検知さ
れ、ステップ#17で支持アーム39の駆動を停止す
る。
【0052】そして、ステップ#18で版胴チャッキン
グコーン17を版胴6から離脱させ、版胴6を第2支持
アーム39へ降ろす。この場合、第2支持アーム39が
手前で停止してから版胴を降ろすことになる。また、版
胴サイドレー(図示せず)を左機枠15側に移動させ
る。版胴6の取り外しが完了すると、ステップ#19で
版胴サイドレーが左機枠15の限界まで移動し、ステッ
プ#20で第2支持アーム39を下降駆動し、次いでス
テップ#21で第2支持アーム39の定位置を検知し、
ステップ#22で第2支持アーム39を停止する。この
場合、版胴を降ろしてから10秒後に定位置に戻る。
【0053】一方、第2支持アーム39の受け渡し動作
に先立って台車5は図13に示すように、版胴移送部2
5の一方の第1版胴載せ台31aに交換用の新版胴6を
載置した状態で軌道体4に沿って進入し、印刷ユニット
1の正面で隣接する位置で待機する。このとき、他方の
第1版胴載せ台31bは版胴受け渡し位置に位置してい
る。
【0054】前述のステップ#18で第2支持アーム3
9の旋回動作により受け渡し位置まで移動させられた旧
版胴6は、この位置で版胴移送部25の他方の第1版胴
載せ台31bに受け渡される。次いで、図14に示すよ
うに、版胴取付信号により、第1支持アーム30a、3
0bが新旧の版胴6を載せた状態で略90°旋回し、これ
によって他方の第1版胴載せ台31bは水平姿勢を維持
しつつ受け渡し位置から離れ、同時に新版胴6を載置し
た一方の第1版胴載せ台31aが受け渡し位置まで移動
して、新版胴6を第2支持アーム39に受け渡す。
【0055】この一方の第1版胴載せ台31aから新版
胴6を受け渡された第2版胴載せ台40は図15に示す
ように、第2支持アーム39の旋回動作によって印刷ユ
ニット1の版胴チャック位置まで新版胴6を運び、ここ
で新版胴6がチャッキングコーン17に装着される。こ
の後、第2支持アーム39は図16に示すように、定位
置に復帰する。また、旧版胴6を載置した台車5は該旧
版胴6を受け取った後、発車し、所定位置へ旧版胴6を
運び出す。さらに、制御部44はプリセットした版胴円
周から停止位置を自動演算し、第2支持アーム39の旋
回停止後、新版胴6を自動チャッキングする。
【0056】版胴取付工程では、図17にそのプロセス
を示すように、ステップ#31で、第2支持アーム39
がドクター9の下方の定位置にあり、環境排気運転が行
われるとともに、ファーニッシャーローラ10が停止し
ている。また、印刷ユニット1の選択ボタンは切となっ
ており、近接センサ43は版胴を検知している状態にあ
る。さらに、チャッキングコーン17の穴型は交換しよ
うとする新版胴6に対応するものにプリセットされてい
る。
【0057】ステップ#32で、版胴取付ボタンを押
し、版円周のプリセットを行うと、ステップ#33でド
クター9が上昇、インキパン14が下降、ファーニッシ
ャーローラ10が離脱、版胴クラッチ52が切となり、
さらにステップ#34でドクター9が上限で停止し、イ
ンキパン14が下限で停止する。そして、ステップ#3
5で新版胴6を載せた第2支持アーム39を上昇駆動
し、ステップ#36で版胴円周を自動演算し、第2支持
アーム39を自動停止させる。この場合、新版胴6は右
機枠16一杯に載せ、また、新版胴6を載せてから例え
ば10秒後に取付動作に入ることになる。
【0058】ステップ#37では新版胴6をチャッキン
グコーン17に装着し、版胴サイドレーを右機枠16側
に移動させる。ステップ#38で版胴サイドレーをプリ
セット位置で自動停止させ、版胴チャック状態が正常で
あるか否かを検知する。版胴取付けが完了すると、ステ
ップ#39で第2支持アーム39を下降駆動し、次いで
ステップ#40で第2支持アーム39の定位置を検知
し、ステップ#41で第2支持アーム39を停止し、イ
ンキパン14を上昇させ、ステップ#42でインキパン
14の上昇を検知した後、ステップ#43でインキパン
14を所定位置で停止させる。
【0059】なお、上記のように構成され、動作する本
実施例装置においては、第2支持アーム39の位置、つ
まり該アーム39のさし上げ位置データを旧版胴離脱位
置として記憶する機能を備えたものとすることにより、
さらに実用性に富むものとなる。
【0060】すなわち、図18に示すように、制御部4
4に入力されたデータに基づき、新版胴6を第2支持ア
ーム39によってチャッキング位置へ運び、チャッキン
グコーン17に装着した時点で、該アーム39のさし上
げ位置データを旧版胴離脱位置として記憶し、図19に
示すように、次の版胴交換時には版胴交換開始ととも
に、前回記憶した旧版胴離脱位置までアーム39を旋回
させ、チャッキングコーン17に自動離脱を行わせるよ
うに構成する。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、台車上に設置され、版胴の受け渡し位置を通る軌跡
上を移動可能な一対の第1版胴載せ台を備えた版胴移送
手段と、受け渡し位置と印刷ユニットに設けられた版胴
チャック位置との2位置を通る軌跡上を移動可能な第2
版胴載せ台を備えた版胴受け渡し手段とを備え、これら
の手段及び前記台車を制御手段によって印刷ユニットと
連動させながら制御するようにしているので、交換すべ
き旧版胴を版胴受け渡し手段で受け取って、版胴移送手
段に受け渡し、その直後に版胴移送手段に載置した交換
用の新版胴を版胴受け渡し手段に受け渡して、該新版胴
を印刷ユニットに装着することができ、しかも、旧版胴
は版胴移送手段に載せたまま台車によって運び出すこと
ができる。
【0062】したがって、制御手段の制御動作により、
上記の受け渡し及び版胴の搬出、搬入作業を全て自動化
できるので、作業能率が著しく向上する。また、このこ
とから印刷インキ等が付着する等の煩わしさがあるう
え、重量物であるため取扱いに危険が伴う版胴交換作業
を人手によることなく処理できるので、安全性が向上す
るとともに作業環境の改善にもつながる。
【0063】また、印刷ユニットへの新旧の版胴の搬
入、搬出を行う台車を案内する軌道体は、印刷ユニット
に対して平行に敷設された水平軌道のみで要件を満足さ
せることができるので、従来必要とした複雑な構成の軌
道及び台車の昇降手段が不要となり、台車を含む版胴搬
送のための構造を格段に簡略化することができる。ま
た、1台の台車で新旧の版胴の受け渡し及び搬入を同時
に行うことができるので、余分な待機スペースも不要と
なる。
【0064】請求項2によるときは、台車上に載設され
た第1駆動源と、前記台車上に水平に架設され前記第1
駆動源により間欠駆動される第1原動軸と、一対の第1
版胴載せ台を個別に支持し前記第1原動軸にV字形状を
なして一体回転可能に装着された一対の第1支持アーム
と、これら第1支持アームの受け渡し位置を通る旋回軌
跡上で前記各第1版胴載せ台の姿勢を水平に保持する水
平維持手段とにより版胴移送手段を構成しているので、
第1支持アームを所定角度揺動させるだけの動作によ
り、各第1版胴載せ台を受け渡し位置に移動させること
ができ、構造が簡略化されているものでありながら、受
け渡し動作を迅速に効率よく行うことができる。
【0065】請求項3によるときは、印刷ユニット側に
設けられた第2駆動源と、前記印刷ユニットの版胴両端
を支持する機枠間に架設され前記第2駆動源により間欠
駆動される第2原動軸と、第2版胴載せ台を支持し、前
記第2原動軸に一体回転可能に装着された第2支持アー
ムと、この第2支持アームの受け渡し位置と版胴チャッ
ク位置とを通る旋回軌跡上で前記第2版胴載せ台の姿勢
を水平に保持する水平維持手段とにより版胴受け渡し手
段を構成しているので、第2支持アームを所定角度揺動
させるだけの動作により、版胴を受け渡し位置と版胴チ
ャック位置との間で移動させることができ、版胴の取り
付け及び受け渡し動作を迅速に効率よく行うことができ
る。また、請求項2と請求項3の構成を組み合わせるこ
とにより、版胴交換の一連の作業がさらに高効率化さ
れ、一層実用性に富むものとなる。
【0066】請求項4によるときは、印刷ユニットの版
胴チャック位置に支持されている交換すべき版胴を洗浄
する版胴洗浄手段を設けているので、版胴交換時におい
て、これに伴う版胴清掃作業をより効率的に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例装置が設けられたグラビア印刷
設備の配置構成を模式的に示す平面図。
【図2】 印刷ユニットを示す要部断面図。
【図3】 本実施例に係るグラビア印刷機の版胴交換装
置の要部を示す概略斜視図。
【図4】 その概略正面図。
【図5】 その概略側面図。
【図6】 制御部の構成を示すブロック図。
【図7】 版胴径に対する第2支持アームのさし上げ角
度の変化を示す要部拡大図。
【図8】 第2支持アームのさし上げ角度を算出するた
めの説明図。
【図9】 同説明図の続き。
【図10】 版胴洗浄工程を示す図。
【図11】 版胴取り外し過程を示す概略図。
【図12】 版胴取り外し工程を示す図。
【図13】 その取り外し途中を示す概略図。
【図14】 同取り外し途中の続き。
【図15】 版胴取付過程を示す概略図。
【図16】 同取付過程の続き。
【図17】 版胴取付工程を示す図。
【図18】 第2支持アームの版胴取付動作を記憶させ
る途中過程を示す概略図。
【図19】 第2支持アームが記憶した動きに従って動
作する状態を示す概略図。
【図20】 従来例の概略平面図。
【図21】 その概略正面図。
【符号の説明】
1 印刷ユニット 4 軌道体 5 台車 6 版胴 7 圧胴 9 ドクター 10 ファーニッシャーローラ 14 インキパン 15 左機枠 16 右機枠 17 チャッキングコーン 18 版胴洗浄部 24 走行用モータ 25 版胴移送部 28 旋回用モータ 29 第1原動軸 30a 第1支持アーム 30b 第1支持アーム 31a 第1版胴載せ台 31b 第1版胴載せ台 32 水平維持機構 36 版胴受け渡し部 37 旋回用モータ 38 第2原動軸 39 第2支持アーム 40 第2版胴載せ台 41 水平維持機構 44 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴が配設される印刷ユニットに対して平
    行に敷設された軌道体と、この軌道体に案内されて前記
    印刷ユニットの正面で隣接する位置へ移動可能な台車
    と、この台車上に設置され受け渡し位置を通る軌跡上を
    移動可能な一対の第1版胴載せ台を備えた版胴移送手段
    と、前記受け渡し位置と印刷ユニットに設けられた版胴
    チャック位置との2位置を通る軌跡上を移動可能な第2
    版胴載せ台を備えた版胴受け渡し手段と、前記台車、版
    胴移送手段及び版胴受け渡し手段の動作を前記印刷ユニ
    ットの動作と連動させながら制御する制御手段とを具備
    することを特徴とするグラビア印刷機の版胴交換装置。
  2. 【請求項2】版胴移送手段は、台車上に載設された第1
    駆動源と、前記台車上に水平に架設され前記第1駆動源
    により間欠駆動される第1原動軸と、一対の第1版胴載
    せ台を個別に支持し前記第1原動軸にV字形状をなして
    一体回転可能に装着された一対の第1支持アームと、こ
    れら第1支持アームの受け渡し位置を通る旋回軌跡上で
    前記各第1版胴載せ台の姿勢を水平に保持する水平維持
    手段とにより構成されている請求項1のグラビア印刷機
    の版胴交換装置。
  3. 【請求項3】版胴受け渡し手段は、印刷ユニット側に設
    けられた第2駆動源と、前記印刷ユニットの版胴両端を
    支持する機枠間に架設され前記第2駆動源により間欠駆
    動される第2原動軸と、第2版胴載せ台を支持し、前記
    第2原動軸に一体回転可能に装着された第2支持アーム
    と、この第2支持アームの受け渡し位置と版胴チャック
    位置とを通る旋回軌跡上で前記第2版胴載せ台の姿勢を
    水平に保持する水平維持手段とにより構成されている請
    求項1または2のグラビア印刷機の版胴交換装置。
  4. 【請求項4】印刷ユニットの版胴チャック位置に支持さ
    れている交換すべき版胴を洗浄する版胴洗浄手段を具備
    している請求項1のグラビア印刷機の版胴交換装置。
JP6071750A 1994-04-11 1994-04-11 グラビア印刷機の版胴交換装置 Pending JPH07276602A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107914456A (zh) * 2017-12-08 2018-04-17 青州蒙特机械有限公司 开放式自动上版凹版印刷机
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