JPH07276470A - 水発泡樹脂押出成形法 - Google Patents
水発泡樹脂押出成形法Info
- Publication number
- JPH07276470A JPH07276470A JP6092859A JP9285994A JPH07276470A JP H07276470 A JPH07276470 A JP H07276470A JP 6092859 A JP6092859 A JP 6092859A JP 9285994 A JP9285994 A JP 9285994A JP H07276470 A JPH07276470 A JP H07276470A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cylinder
- resin
- injection
- injection passage
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- Pending
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Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡材注入方法の改善により、樹脂との混合
をより容易にする。 【構成】 シリンダを貫通した水の注入路３をシリンダ
内周面から突出させ、その突出部３ａから樹脂の中へ水
を注入する。
をより容易にする。 【構成】 シリンダを貫通した水の注入路３をシリンダ
内周面から突出させ、その突出部３ａから樹脂の中へ水
を注入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、水により合成樹脂を
発泡させて押出す水発泡樹脂押出成形法に関する。
発泡させて押出す水発泡樹脂押出成形法に関する。
【０００２】
【従来の技術】水による水発泡樹脂押出成形法は、押出
機により合成樹脂を押出成形する際、シリンダ内の可塑
化した樹脂に外部から水を加え、混練して押出す。微細
で均一な発泡組織にするため、添加した水と溶融樹脂と
の混練方法に種々の工夫が加えられている。しかしなが
ら、水を外部から供給する方法は一定しており、すべて
シリンダ壁を外から内へ貫通した注入路から、シリンダ
内の内圧に打勝つ圧力で注入している。
機により合成樹脂を押出成形する際、シリンダ内の可塑
化した樹脂に外部から水を加え、混練して押出す。微細
で均一な発泡組織にするため、添加した水と溶融樹脂と
の混練方法に種々の工夫が加えられている。しかしなが
ら、水を外部から供給する方法は一定しており、すべて
シリンダ壁を外から内へ貫通した注入路から、シリンダ
内の内圧に打勝つ圧力で注入している。
【０００３】その注入圧力とシリンダ内圧との関係は微
妙で、注入圧力が強すぎると、水がシリンダの内壁沿い
に、原料供給口から押出口まで拡がり、弱すぎると樹脂
が注入路へ逆流し、注入路を閉塞することがある。また
注入路はシリンダ内周面に開口しているため、シリンダ
内周沿いに水が溜まるが、これを溶融した樹脂の中に取
込むことは、普通のスクリュウフライトでは困難なの
で、種々の混合手段を設ける必要があり、構造が複雑に
なる。
妙で、注入圧力が強すぎると、水がシリンダの内壁沿い
に、原料供給口から押出口まで拡がり、弱すぎると樹脂
が注入路へ逆流し、注入路を閉塞することがある。また
注入路はシリンダ内周面に開口しているため、シリンダ
内周沿いに水が溜まるが、これを溶融した樹脂の中に取
込むことは、普通のスクリュウフライトでは困難なの
で、種々の混合手段を設ける必要があり、構造が複雑に
なる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来は、
シリンダ内周面に開口した注入路へ水を注入していたか
ら、水がシリンダ内周沿いに溜まったり、横へ広がった
りして、これを早く樹脂内部に取込むため混合手段に工
夫を加えていたのであるが、本発明者等は水の注入方法
にも問題があるのでないか、と考えた。水の注入法の改
良により、もっと容易に水を溶融樹脂に混入でるるので
ないか。その注入法の改良を、この発明の課題として取
上げた。
シリンダ内周面に開口した注入路へ水を注入していたか
ら、水がシリンダ内周沿いに溜まったり、横へ広がった
りして、これを早く樹脂内部に取込むため混合手段に工
夫を加えていたのであるが、本発明者等は水の注入方法
にも問題があるのでないか、と考えた。水の注入法の改
良により、もっと容易に水を溶融樹脂に混入でるるので
ないか。その注入法の改良を、この発明の課題として取
上げた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の水発泡樹脂押
出成形法は、合成樹脂押出機のスクリュウを内蔵したシ
リンダの途中に、シリンダ壁を外から内へ貫通した水の
注入路を設け、そこから注入した水と、シリンダ内の合
成樹脂とをシリンダ内のスクリュウ軸の回転で混合して
押出す水発泡樹脂押出成形法において、上記注入路をさ
らに伸ばしてシリンダ内方へ突出させ、その突出部か
ら、溶融した合成樹脂の中へ、水を注入することを特徴
とする。
出成形法は、合成樹脂押出機のスクリュウを内蔵したシ
リンダの途中に、シリンダ壁を外から内へ貫通した水の
注入路を設け、そこから注入した水と、シリンダ内の合
成樹脂とをシリンダ内のスクリュウ軸の回転で混合して
押出す水発泡樹脂押出成形法において、上記注入路をさ
らに伸ばしてシリンダ内方へ突出させ、その突出部か
ら、溶融した合成樹脂の中へ、水を注入することを特徴
とする。
【０００６】
【作用】考えて見れば当然なことであるが、従来はシリ
ンダ内周に開口した注入路から出た水が、溶融樹脂を押
しのけてシリンダ内周沿いに走るか、溜まるか、してい
たわけである。この発明により注入路をシリンダ内方へ
伸ばし、溶融樹脂の中へ水を注入すれば、内方へ突出し
た注入路が樹脂をかき分けている所に水が注入されるか
ら、溶融樹脂の中へ水が混入しやすいのである。
ンダ内周に開口した注入路から出た水が、溶融樹脂を押
しのけてシリンダ内周沿いに走るか、溜まるか、してい
たわけである。この発明により注入路をシリンダ内方へ
伸ばし、溶融樹脂の中へ水を注入すれば、内方へ突出し
た注入路が樹脂をかき分けている所に水が注入されるか
ら、溶融樹脂の中へ水が混入しやすいのである。
【０００７】
【実施例】図１，２にこの発明の水発泡樹脂押出成形法
における水の注入路の一実施例を示す。１はスクリュウ
シリンダ、２はスクリュウ、３は水の注入路を示す。図
５の従来の注入路３´はシリンダ１の内周面に開口して
いるのに対して、この発明の注入路３は、さらにシリン
ダ１内方へ伸び出た突出部３ａの先に開口している。図
示しないが、スクリュウ２の回転により押し進められる
半溶融樹脂は、滑りよく作られたスクリュウフライト２
ａの押圧面上を滑りつゝ、滑りにくゝ作られたシリンダ
１の内周に押付けられて、共回りせずに下流方向へ進む
ようになっている。
における水の注入路の一実施例を示す。１はスクリュウ
シリンダ、２はスクリュウ、３は水の注入路を示す。図
５の従来の注入路３´はシリンダ１の内周面に開口して
いるのに対して、この発明の注入路３は、さらにシリン
ダ１内方へ伸び出た突出部３ａの先に開口している。図
示しないが、スクリュウ２の回転により押し進められる
半溶融樹脂は、滑りよく作られたスクリュウフライト２
ａの押圧面上を滑りつゝ、滑りにくゝ作られたシリンダ
１の内周に押付けられて、共回りせずに下流方向へ進む
ようになっている。
【０００８】シリンダ１の内周は樹脂がスクリュウと共
回りするのを防ぐ唯一の摩擦面であって、この発明の注
入路の突出部３ａは押付けられる樹脂をかき分け、その
中に水を注入するのである。これは混合させるための注
入方法としては理想的である。
回りするのを防ぐ唯一の摩擦面であって、この発明の注
入路の突出部３ａは押付けられる樹脂をかき分け、その
中に水を注入するのである。これは混合させるための注
入方法としては理想的である。
【０００９】図３，４もこの発明の注入路の実施例であ
るが、こちらの注入路の突出部３ａはより深くシリンダ
１内方へ伸び出ているため、スクリュウフライト２ａ
に、突出部３ａを通す切欠部４が設けてある。またこの
例では注入路３が突出部３ａの中で屈曲して、下流側
（図の右方）へ向かって開口している。従って注入路の
突出部３ａは開口面の背面でもって樹脂を押分け、その
別れた所に水を注入する。以上、本発明独特の発泡材注
入路の２つの実施例を説明したが、注入路の突出部３ａ
の長さ、形、出口の位置、向き等は実施条件により適宜
設計すべきで、注入路の突出部をシリンダ内に複数個設
けるとか、一個の突出部に複数個の開口を設ける等、容
易に考えられる。
るが、こちらの注入路の突出部３ａはより深くシリンダ
１内方へ伸び出ているため、スクリュウフライト２ａ
に、突出部３ａを通す切欠部４が設けてある。またこの
例では注入路３が突出部３ａの中で屈曲して、下流側
（図の右方）へ向かって開口している。従って注入路の
突出部３ａは開口面の背面でもって樹脂を押分け、その
別れた所に水を注入する。以上、本発明独特の発泡材注
入路の２つの実施例を説明したが、注入路の突出部３ａ
の長さ、形、出口の位置、向き等は実施条件により適宜
設計すべきで、注入路の突出部をシリンダ内に複数個設
けるとか、一個の突出部に複数個の開口を設ける等、容
易に考えられる。
【００１０】
【発明の効果】この発明は発泡樹脂押出成形機への水の
供給手段は、常に押出シリンダの内周面に開口する注入
路に限られていた従来の固定概念を破り、シリンダ内周
面からさらに内方へ伸ばして、その突出部から水を注入
するという新方式を開いた。これは構造上は僅かな変更
であるが、作用上は極めて大きな改善である。
供給手段は、常に押出シリンダの内周面に開口する注入
路に限られていた従来の固定概念を破り、シリンダ内周
面からさらに内方へ伸ばして、その突出部から水を注入
するという新方式を開いた。これは構造上は僅かな変更
であるが、作用上は極めて大きな改善である。
【００１１】すなわちシリンダ内周面は内部の樹脂が押
付けられながら、これに沿って下流へ進む場所であるか
ら、こゝに水の注入路の突出部を設けることにより、樹
脂の流れをかき分け、かき乱して、その中に水を注入す
るようになる。これを従来、注入路を出た水が、シリン
ダ内周に沿って進む樹脂をシリンダ内方へ押しのけて、
内壁と樹脂との間隙に溜ったり、内壁沿いに前後へ移動
したりするのを許していた注入方法に比べれば、この発
明の価値がよく分かる。水を樹脂の外側に供給して混合
するのか、樹脂をかき分けた中に供給して混合するかの
違いは説明を要しないが、さらにこの発明はシリンダ内
壁の突出部に注入路を開口させるので、その開口の位
置、向き、数を自由に選べるのである。
付けられながら、これに沿って下流へ進む場所であるか
ら、こゝに水の注入路の突出部を設けることにより、樹
脂の流れをかき分け、かき乱して、その中に水を注入す
るようになる。これを従来、注入路を出た水が、シリン
ダ内周に沿って進む樹脂をシリンダ内方へ押しのけて、
内壁と樹脂との間隙に溜ったり、内壁沿いに前後へ移動
したりするのを許していた注入方法に比べれば、この発
明の価値がよく分かる。水を樹脂の外側に供給して混合
するのか、樹脂をかき分けた中に供給して混合するかの
違いは説明を要しないが、さらにこの発明はシリンダ内
壁の突出部に注入路を開口させるので、その開口の位
置、向き、数を自由に選べるのである。
【図１】この発明一実施例の要部縦断面図。
【図２】同上、横断面図。
【図３】この発明の他の実施例の要部縦断面図。
【図４】同上、横断面図。
【図５】従来技術を示す横断面図。
３ 発泡材注入路 ３ａ 突出部
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂押出機のスクリュウを内蔵した
シリンダの途中に、シリンダ壁を外から内へ貫通した水
の注入路を設け、そこから注入した水と、シリンダ内の
合成樹脂とをシリンダ内のスクリュウ軸の回転で混合し
て押出す水発泡樹脂押出成形法において、 上記注入路をさらに伸ばしてシリンダ内方へ突出させ、
その突出部から、溶融した合成樹脂の中へ、水を注入す
ることを特徴とする水発泡樹脂押出成形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6092859A JPH07276470A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 水発泡樹脂押出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6092859A JPH07276470A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 水発泡樹脂押出成形法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07276470A true JPH07276470A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14066165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6092859A Pending JPH07276470A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 水発泡樹脂押出成形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07276470A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013133453A1 (en) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Apparatus and method for producing microcellular foams |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6092859A patent/JPH07276470A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013133453A1 (en) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Apparatus and method for producing microcellular foams |
| JP2015513474A (ja) * | 2012-03-09 | 2015-05-14 | 古河電気工業株式会社 | マイクロセルラー発泡体製造装置及び方法 |
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