JPH07275387A - 車両消火システム - Google Patents

車両消火システム

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JPH07275387A
JPH07275387A JP7739194A JP7739194A JPH07275387A JP H07275387 A JPH07275387 A JP H07275387A JP 7739194 A JP7739194 A JP 7739194A JP 7739194 A JP7739194 A JP 7739194A JP H07275387 A JPH07275387 A JP H07275387A
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JP
Japan
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fire
fire extinguisher
fire extinguishing
vehicle
radiator
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JP7739194A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Tsukasa Fujimoto
宰 藤本
Masahiro Miyaji
正弘 宮治
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Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジンルームに噴出された消火剤をラジエー
タより逃したりラジエータからの外気によって攪拌され
ることなく効率のよい消火を行う。 【構成】車内の消火開始スイッチが押されると、消火器
箱3内の搭載消火器を起動することに連動してラジエー
タシャッタ28の駆動手段を作動し、エンジンルーム1
がラジエータ41を介して車外と連通した状態からエン
ジンルーム1を遮蔽した状態に変化させ、消火剤をエン
ジンルーム1に閉じ込めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本出願に係る発明は、エンジンル
ームに消火ノズルを配設した車両において、消火剤が効
率的に作用する手段を組合わせた車両消火システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】実開昭59−156653号公報には、
搭載消火器を、車両の消火対象ブロック、例えばエンジ
ンルームにノズル部分を延在した消火用配管と接続し、
火炎センサ、温度センサ等の火災検知手段の検出結果に
基づいて手動或いは自動的に搭載消火器を起動する車両
消火システムが開示されている。
【0003】上記車両消火システムにおいては、搭載消
火器に充填できる消火剤の量に限度があるため、消火剤
を効率的に噴出しなければならない。最も効率的な噴出
は、各消火対象ブロックの発火源に近接して電子制御装
置で制御可能なバルブ付きのノズルを配置し、消火剤を
発火源に的中させることであるが、このノズルの配置形
態では、発火源ごとに火災センサも必要となり、構成の
煩雑化と発火源を特定する構成及び処理が複雑となる。
【0004】一方、消火対象ブロックをエンジンルーム
に限ると、発火源が、燃料ポンプ及びキャブレタ等の燃
料が導かれる部分や、作動油を導くホース類等、複数箇
所に散在することを考慮しても、1つのノズルで、或い
は発火源に1対1に対応して近接させないが複数のバル
ブを配置して、エンジンルーム全体に消火剤が充満する
ように噴出する一括消火の配置形態が考えられる。
【0005】この後者の配置形態の場合、バルブを設け
る必要がなく、電子制御装置の構成及び処理も簡潔にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記後
者の配置形態を採る場合、エンジンルームは、実質的に
車外に対し開口となるラジエータや、この他、同様の開
口となる部分として、トップパネル(エンジンフード)
とフロントエプロン部との間隙や、フロントサイドメン
バと地面との間隙等より車外と連通しており、噴出され
た消火剤が主にラジエータより漏れたり、また、ラジエ
ータから外気が侵入することによって、消火剤が攪拌、
希薄化されたり、外気流の下手側に滞留したりする傾向
にあり、車両消火システムにおける消火能力を低下させ
るという問題がある。更に、前者の配置形態を採る場合
でも、走行中では、エンジンルーム内への気流の流速が
早く、噴出された消火剤が確実に発火源に的中するとは
限らない。
【0007】また、ノズルの噴射口は、エンジンルーム
の塵、埃によって詰まることが考えられ、消火剤が良好
に噴出されないおそれがある。このことは、バルブ(一
斉に開くものを含む)付きのノズルでも、バルブ可動の
障害となったりして同様に消火剤の良好な噴出を期待で
きないことが考えられる。本出願に係る発明は、上記実
情に鑑みてなされたもので、ラジエータを介したエンジ
ンルームと車外との連通を阻止することにより、消火剤
の噴出の実効を確実とすることを解決すべき課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、消火剤を噴出するノズルがエン
ジンルーム内に配置された搭載消火器と、該搭載消火器
を起動させる消火器起動アクチュエータと、ラジエータ
に対し設けられた常開で可動のラジエータシャッタと、
上記消火器起動アクチュエータを作動させると共に、上
記ラジエータシャッタを閉操作する駆動信号発生手段と
を具備する。
【0009】請求項2の発明は、上記ノズルに、火災時
の熱によって該ノズルより変形離脱する防塵キャップが
噴射口を塞ぐように被冠されている。請求項3の発明
は、上記ノズルに、消火剤の噴出力によって押破される
防塵シールが噴射口を塞ぐように貼着されている。
【0010】
【作用】請求項1の発明において、搭載消火器は、エン
ジンルーム内に配設された1乃至複数のノズルより消火
剤を噴出するように車両に搭載されている。ノズルは、
バルブ付きで発火源と1対1の配置形態又は一括消火の
配置形態を採る。消火器起動アクチュエータは、搭載消
火器内のボンベを開封して消火剤を上記ノズルより噴出
するように、駆動信号発生手段によって作動される。駆
動信号発生手段は、上記搭載消火器の起動に連動してラ
ジエータシャッタを閉操作し、ラジエータを閉じる。
【0011】従って、エンシンルームはラジエータを介
しての車外と連通が断たれ、噴出された消火剤を、一部
が地面に落下するが、その大半をエンジンルーム内に閉
じ込め、効率のよい消火を行うことができる。請求項2
の発明において、防塵キャップは、噴射口を塵、埃から
保護し、火災発生時、熱で変形離脱する。
【0012】請求項3の発明において、防塵シールは、
噴射口の防塵作用とともに、搭載消火器が起動される
と、消火剤の噴出力によって押破される。
【0013】
【実施例】以下、本出願に係る発明の車両消火システム
を乗用車に適用した実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例の車両は、図1に示すように、前方にエンジンル
ーム1をもち、後方にトランクルーム2をもち、トラン
クルーム2には、後述する搭載消火器と消火器起動アク
チュエータとを収納した消火器箱3が配設され、トラン
クルーム2の消火器箱3からエンジンルーム1へ消火用
配管4が配設される。消火用配管4はエンジンルームへ
の延在端に、エンジンとその周辺装置に向けて消火剤を
噴出する図面上3つのノズル25a乃至25cが設けら
れている。
【0014】ノズル25a乃至25cは、その1つを示
す図5(A),(B)からもわかるように、蛇頭状をな
し、その前端面部分中央に噴射口Pを開設し、消火用配
管4の通路4aが下端面から連通されている。前端面部
分には、ノズル25a乃至25cの前端面形状に倣った
二股で帯状の防塵キャップ30が、ノズル側の凹部とキ
ャップ側の凸部からなる係合手段によって結着されてい
て、防塵キャップ30は、火災による熱を受けない状態
では、図6(A)に示すように、狭角状態を呈して噴射
口Pを閉じている。防塵キャップ30は、火災による熱
を受けると、図6(B)に示すように、広角状態に変形
してノズル25a乃至25cから離脱し、噴射口Pを開
くようになっている。防塵キャップ30は、形状記憶素
子等の感熱変形素子を用いることができるが、熱により
弾性が増加するゴム質の樹脂でもよく、さらには、接着
剤でノズル25a乃至25cの前端面に貼着された防塵
シールに代えてもよい。該防塵シールは、消火剤の噴出
力で押破されるものである。
【0015】図2は本システムの全体構成を示し、符号
11,12〜15は、ガス感知器等の火炎センサ、赤外
線感知器等の光センサ又は感熱半導体等の温度センサを
用いた火災センサであり、例えばトップパネルの裏面に
複数分散配置されている。なお、火災センサ11乃至1
5は図1では省略している。各火災センサ11〜15
は、ガス、赤外線、温度等の火災に関する物理量を電気
信号形式で発信し、その出力は、A/Dコンバータ16
を介してマイコンを有する電子制御装置17に入力され
る。電子制御装置17は、火災センサ11〜15の少な
くとも一つの出力が異常を指示する時に、エンジンルー
ムに火災が発生したと判断する。電子制御装置17に
は、警報ランプ20,警報ブザー21及びメッセージ表
示用メモリ22が接続されている。これら警報ランプ2
0,警報ブザー21及びメッセージ表示用メモリ22
は、電子制御装置17によるエンジンルームの火災判断
結果に基づく火災検知信号17aによって、それぞれ所
定の警告動作を行うべく制御されている。なお、電子制
御装置17には、イグニッションスイッチ26のACC
ポジションでバッテリ27から電圧が供給されるように
なっている。
【0016】本実施例の駆動信号発生手段18は、消火
器駆動回路19と、該消火器駆動回路19を動作させる
消火開始スイッチ18aとから構成されている。消火器
駆動回路19は、例えば電力半導体素子を主要素とする
電力増幅器であり、イグニッションスイッチ26のAS
L(Always Supply Line)を通じ
て、常時、電源電圧が供給されている。消火開始スイッ
チ18aは車室内に装備され、該消火開始スイッチ18
aが手動操作されることによって、消火器駆動回路19
は消火器起動アクチュエータ23を作動させるための消
火開始信号19aを発生する。ここで、消火器駆動回路
19と消火器起動アクチュエータ23との間には、消火
器起動アクチュエータ23への消火開始信号19aの送
出を遅らせる電気的な遅延手段42が挿入されている。
遅延手段42は、上記のように電気的に構成してもよい
が、消火器起動アクチュエータ23に機構的に備えるこ
ともできる。
【0017】消火器駆動アクチュエータ23と搭載消火
器24とは、図3及び図4に示すように消火器箱3内に
収納されている。消火器箱3は、搭載消火器24を装置
した室3a(図4)と消火器駆動アクチュエータ23を
装置した室3b(図4)とに縦方向に分かれるととも
に、容器側と開閉蓋31とに分かれている。開閉蓋31
は、ロック手段31aによって容器側に固定され、開い
たとき搭載消火器24の操作把持部24aを突出させ
る。ロック手段31aは、ビス締めでもよいが、操作の
簡易性のため、例えば回動するフック爪と、該フック爪
の回動支点をフック作用が有効となる方向に移動させる
ロックレバーとの機構を用いている。
【0018】室3a内の搭載消火器24は、ノズル部2
4bが搭載消火箱3の容器側に固着された消火用配管4
の接続口部材4aと結合されるとともに、搭載消火器2
4の重力モーメントにより支点部材32を中心に回動可
能な片持ちの台座33に載置される。台座33は、接続
口部材4aとノズル部24bとの結合力によって搭載消
火器24を水平に保持している。この場合、ノズル部2
4bの外周部材をスライドしなければ結合を解除できな
いロック手段(図示略)を設けることによって、接続口
部材4aとノズル部24bとが離脱しないようにされて
いる。ただし、接続口部材4aへのノズル部24bの結
合操作は、ノズル部24bを接続口部材4a側へ押すだ
けでよい。この構成により、搭載消火器24は、開閉蓋
31を開け、上記接続口部材4aとノズル部24bとの
結合を解除すれば、搭載消火器24が重力モーメントの
方向に傾倒して簡単に消火用配管4から取外し、外部消
火器として使用可能となる。また、搭載消火器24を消
火用配管4に接続する場合は、搭載消火器24を台座3
3に載置し、開閉蓋31を閉じるだけで、ノズル部24
bと接続口部材4aとを結合することができる。このた
め、搭載消火器24における消火用配管4との接続忘れ
を防止することができる。なお、搭載消火器24のノズ
ル部24bには、接続口部材4aが結合されることによ
って開く弁体が設けられている。これにより、搭載消火
器24側からエンジンルーム1側のノズル25a乃至2
5c迄の消火剤通路が確保される。
【0019】消火器起動アクチュエータ23は、例えば
直流モータを用い、室3aと3bの仕切材に止着されて
いる。消火器起動アクチュエータ23の出力軸には、ワ
イヤ34の中間部を巻回したローラ35が装着され、ワ
イヤ34の両端は、室3bの上部に設けられた揺動レバ
ー36の両端に連結されている。揺動レバー36は、室
3aに貫通した回動レバー37の基端に連設されてお
り、回動レバー37の先端部は、揺動レバー36が図面
で右下がりすることにより、操作把持部24aの上レバ
ー24bに開設された作動用窓24cに侵入可能に構成
されている。作動用窓24cには、下端部がボンベ38
に臨む開封片39が設置されている。開封片39は、ば
ね部材40によってボンベ38を開封しない位置に保持
されている。なお、操作把持部24aの上レバー24b
と下レバー24dとの間には、安全ロック41が設けら
れている。
【0020】しかして、消火器駆動回路19は、消火開
始信号19aを、ラジエータ41(図1)のコア面に臨
設して設けられたラジエータシャッタ28の駆動手段2
9(図2)に送出している。ラジエータシャッタ28
は、この場合、ブラインド式で多数のシャッター板28
aと、該各シャッター板28aの左右の2か所をそれぞ
れ保持した長U字状のワイヤー28bと、該ワイヤー2
8bを操作するための回転部材28cとを主体に構成さ
れている。ワイヤー28bの中間部を係合したローラ2
8dと両端部を係留した回転部材28cとは、各シャッ
ター板28aの整列方向に延びる支持部材28eに枢着
されている。駆動手段29は、回転部材28cを回転を
伝達するもので、簡単には電気モータを用いることがで
きるが、エンジンの出力或いは特別な作動油の圧力で回
転力を得る電気機械的手段で構成してもかまわない。
【0021】以上の構成よりなる車両消火システムで
は、複数の火災センサ11〜15の内、例えば一つから
異常を指示する出力が発信すると、この出力はA/Dコ
ンバータ16を介して電子制御装置17に入力され、こ
の入力に応答して電子制御装置17はエンジンルーム内
で火災が発生したと判断し、警報ランプ20,警報ブザ
ー21を作動させ、メッセージ表示用メモリ22からの
メッセージがインストルメントパネルに設けられた表示
器に表示される。そして、これら異常の警告を受けた乗
員は、最終的に火災を認知して消火を行うと判断する
と、搭載消火器24を起動させるために、車室内の消火
開始スイッチ18aを押すことになる。
【0022】さて、消火開始スイッチ18aが押される
と、消火器駆動回路19がON動作して、該消火器駆動
回路19は、遅延手段42を介して消火器起動アクチュ
エータ23に消火開始信号19aを送出するとともに、
ラジエータシャッタ28の駆動手段29に同じ消火開始
信号19aを送出する。これにより、ラジエータシャッ
タ28は、図8(A)に示す各シャッタ板28aがほぼ
水平となる開いた状態から、各シャッタ板28aが縦列
する図8(B)のラジエータ41を閉じた状態に変化さ
れる。この状態では、エンジンルーム1は、ラジエータ
41を介しての車外との連通が遮断される。この後、遅
延手段42の遅延作用により、一定時間経過すると、消
火器起動アクチュエータ23が作動して、ワイヤ34に
より回動レバー37を図3で時計方向に回動し、ボンベ
38が開封され消火剤を吐出するという搭載消火器24
の一連の起動過程が行われる。そしてボンベ38から吐
出した消火剤は、消火用配管4を通ってエンジンルーム
1内に延在されたノズル25a乃至25cより噴出する
ことになるが、この時、エンジンルーム1は、ラジエー
タシャッタ28により、ラジエータ41を介しての車外
との連通が遮断された状態になっており、噴出された消
火剤を一部は地面に落下するが、その大半をエンジンル
ーム内に閉じ込め、消火剤噴出の実効を高めることがで
きる。
【0023】このように本実施例では、消火剤を噴出す
る前に、ラジエータ41を遮断することにより、消火剤
が車外に漏れたり、外気によって攪拌、希薄化すること
なく、効率的な消火が可能となる。ただし、ラジエータ
シャッタ28の閉動作と消火器起動を同時に行ってもか
まわない。また、防塵キャップ30によりノズルの噴射
口が塵、埃から保護され、消火時は、消火剤の良好な噴
出が確保される。
【0024】更に、搭載消火器24を外部消火器として
使用する場合の消火用配管4との着脱操作が容易である
とともに、開閉蓋31をロック状態に蓋することで同時
にノズル部24bが消火用配管4と接続され、消火用配
管4との接続忘れがなくなる。なお、本車両消火システ
ムは、エンジンルームのノズル25a乃至25bを発火
源ごとに近接して配設した形態の場合でも、効果がある
ことは勿論である。
【0025】また、消火開始スイッチ18aは、乗員に
より火災が認知されればよく、必ずしも火災センサ11
〜15の異常出力に基づく警告の過程を経て操作される
ものではない。更に、本出願に係る発明は電子制御装置
17の判断だけで、消火剤を噴出するシステムにも適用
することができる。
【0026】上記搭載消火器24を外部消火器として使
用可能とした場合の付記項の発明は、搭載消火器と、該
搭載消火器を片持ち形態で支持する台座と、上記搭載消
火器を車両の消火用配管と接続する手段であって、該台
座に荷重する該搭載消火器の重量モーメントの方向と対
向する方向に該搭載消火器と着脱自在に結合される接続
口部材とを具備する車両の搭載消火器設置装置である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、搭載消火器よ
りの消火剤の噴出とともに閉動作するラジエータシャッ
タを設けたので、エンシンルームがラジエータを介して
の車外と連通が断たれ、噴出された消火剤を、車外に漏
らしたり、攪拌、希薄化したり、外気流の下手側に滞留
したりすることがなく、エンジンルーム内に閉じ込め、
効率のよい消火を行うことができる。
【0028】請求項2の発明によれば、防塵キャップに
より噴射口が塵、埃から保護され、火災発生時は、防塵
キャップが熱で変形離脱して、消火剤の良好な噴出が確
保される。請求項3の発明によれば、防塵シールが、噴
射口の防塵作用を果たすとともに、消火剤の噴出力によ
って押破されるので、防塵キャップが熱で変形離脱する
のを待つことなく、早期に消火剤を噴出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る発明の一実施例を適用した車両を
示す斜視図である。
【図2】上記実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】上記実施例に採用した搭載消火器の設置構造を
示す断面図である。
【図4】上記設置構造における消火器起動アクチュエー
タの取付け構造を示す断面図である。
【図5】エンジンルームに配設されたノズルと防塵キャ
ップと被冠構造を示す正面図(A)及び平面図(B)で
ある。
【図6】上記防塵キャップの動作の前(A)後(B)を
説明する斜視図である。
【図7】上記実施例に採用したラジエータシャッタの構
成を抽出した説明図である。
【図8】上記ラジエータシャッタの動作の前(A)後
(B)を示す模式図である。
【符号の説明】
1…エンジンルーム、3…消火器箱、4…消火用配管、
11〜15…火災センサ、17…電子制御装置、18…
駆動信号発生手段、18a…消火開始スイッチ、19…
消火器駆動回路、23…消火器起動アクチュエータ、2
4…搭載消火器、25a〜25c…ノズル、28…ラジ
エータシャッタ、41…ラジエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮治 正弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火剤を噴出するノズルがエンジンルー
    ム内に配置された搭載消火器と、 該搭載消火器を起動させる消火器起動アクチュエータ
    と、 ラジエータに対し設けられた常開で可動のラジエータシ
    ャッタと、 上記消火器起動アクチュエータを作動させると共に、上
    記ラジエータシャッタを閉操作する駆動信号発生手段と
    を、 具備する車両消火システム。
  2. 【請求項2】 上記ノズルには、火災時の熱によって該
    ノズルより変形離脱する防塵キャップが噴射口を塞ぐよ
    うに被冠されていることを特徴とする請求項1記載の車
    両消火システム。
  3. 【請求項3】 上記ノズルには、消火剤の噴出力によっ
    て押破される防塵シールが噴射口を塞ぐように貼着され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車両消火システ
    ム。
JP7739194A 1994-04-15 1994-04-15 車両消火システム Pending JPH07275387A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112265558A (zh) * 2020-10-13 2021-01-26 中车唐山机车车辆有限公司 灭火器组件、车厢及轨道车辆

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112265558A (zh) * 2020-10-13 2021-01-26 中车唐山机车车辆有限公司 灭火器组件、车厢及轨道车辆
CN112265558B (zh) * 2020-10-13 2022-04-15 中车唐山机车车辆有限公司 灭火器组件、车厢及轨道车辆

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