JPH0727523A - 車輪直径検査方法および車輪直径検査装置 - Google Patents

車輪直径検査方法および車輪直径検査装置

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JPH0727523A
JPH0727523A JP19293893A JP19293893A JPH0727523A JP H0727523 A JPH0727523 A JP H0727523A JP 19293893 A JP19293893 A JP 19293893A JP 19293893 A JP19293893 A JP 19293893A JP H0727523 A JPH0727523 A JP H0727523A
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JP
Japan
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wheel
image
reference groove
wheel diameter
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP19293893A
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English (en)
Inventor
Masato Ukai
正人 鵜飼
Takeshi Miyamoto
岳史 宮本
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Railway Technical Research Institute
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触に通過する鉄道車両の車輪の車輪直径
を測定する。 【構成】 鉄道車両の車輪1に対して、車輪1の内側に
ある車輪基準溝3を撮影可能で、かつ車両に接触する事
の無い地上側にカメラ4を設置し、ライト4、ライト
5、ライト6をカメラ4によって車輪基準溝3の中を影
にするように撮影しうる位置に配置する。それによって
得られた画像から計算機による画像処理によって、カメ
ラ4の前を通過する車輪1のレール・車輪接触面からの
車輪基準溝3の高さを算出し、車輪1の車輪直径を測定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両の消耗部品で
ある車輪の摩耗量検査方法およぼその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両にはさまざまな消耗部品を使用
しており、その測定、管理の多くは人手に頼っている。
現在では法令や自主規定によって定めた検査周期に車庫
や車両工場において検査員が特殊工具を用いて、一つ一
つの車輪の直径を計測している。一部には、在姿状態で
計測する技術もあるが、これは在姿車輪転削盤とよばれ
るものの一部で、車輪を定置状態にし、対象となる車輪
をレールや車両の荷重から自由な状態に保ち、車輪を回
転させながら例えば接触式のコロなどを車輪踏面に当て
ることによって、車輪直径を計測する方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手によって測定する
手段では、例えば現在の山の手線の車両の場合には、1
車両に8個の車輪を装備し、11両編成である事から、
合計88個の車輪を人手によって計測することは大きな
労働力を必要とする。さらに、現在車輪直径検査に使用
されている車輪直径検査用工具は、測定時に人それぞれ
による計測誤差が大きい。機械的に在姿状態で車輪直径
を検査することのできる装置も存在はするが、車輪検査
のみに使用するには、装置が大規模であり、手間もかか
る。
【0004】さらに、従来から通常走行状態のままで車
輪基準溝を撮影することを手段とする装置の場合には、
通過する車両の床下機器の下であって、装置の小型化は
重要な課題に成っている。また、さまざまな自動検査機
器の開発や運用によって生じる新たな自動検査機器の保
守・管理にも多くの労働力が必要になる。そのため、自
動検査機器は小型かつ簡便なものであることの意味は大
きく、重要な課題である。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るべくなされたもので、その目的は、通常の走行状態の
車両の車輪直径を地上側から非接触方式で正確かつ簡便
に測定できる鉄道車両の車輪直径検査方法およびその装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の車輪直径検査方法およびその装置は次の如
き構成を有する。
【0007】即ち、本発明の車輪直径検査方法は、鉄道
車両の車輪を在姿のまま、地上側に設置した装置によ
り、装置の前を通過する車輪に対して非接触に、車輪に
予め刻み込まれている基準溝の位置を画像計測し、前記
計測された画像データからレール・車輪接触円の直径を
算出することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の車輪直径検査装置は、鉄道
車両の車輪を在姿のまま、地上側に設置した装置によ
り、装置の前を通過する車輪に対して非接触に、車輪に
予め刻み込まれている基準溝の位置を画像計測する手段
と;前記計測された画像データからレール・車輪接触円
を算出する手段と;を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の車輪直径
検査方法およびその装置の作用について説明する。
【0010】本発明では、鉄道車両の車輪を在姿のま
ま、地上側に設置した装置により、装置の前を通過する
車輪に対して非接触に、車輪に予め刻み込まれている基
準溝の位置を画像計測し、前記計測された画像データか
らレール・車輪接触円の直径を算出するようにしてあ
る。
【0011】つまり、車両は本装置が設置してある区間
の線路上を通過するだけで、人手を掛けずに非接触に車
両の車輪直径検査を完了するようにしてあるので、従来
の検査方式よりも正確で迅速かつ簡便な車輪直径検査が
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係わる車輪直
径検査装置の構成および配置形態を示す。車輪1は、車
輪直径検査装置を設置してある区間の線路上を通過して
いる車両のレール2の上の一つを表している。車輪1の
車輪基準溝3に向けてカメラ4を設置し、ライト5とラ
イト6は車輪内面を下方から照らすように設置され、ラ
イト7は車輪1がカメラ4の前に無いときに光が直接カ
メラ4の内部の一次元CCDに当たるように設置してあ
る。
【0014】車輪基準溝3は、従来から車輪内面に刻み
込まれているもので、人手によって車輪直径を測定する
際にもこれを基準としている。
【0015】カメラ4は、例えば1次元CCDを用いた
ラインセンサカメラであって、カメラ4の前には光学レ
ンズが取り付けてあり、この光学レンズの焦点距離を調
節する事によって車輪基準溝3が画像に変換される際の
倍率が決定される。ここで前項倍率が決まる事によっ
て、測定精度も倍率に比例して高くなる。また、カメラ
4はレール1の頭頂面に対して一定の位置に設置してあ
る。通過する車両の重量によってレール1が振動するこ
とがあるために、カメラ4はレール1の動きに追従する
ように取り付けられている。
【0016】ライト5とライト6とライト7は、例えば
いわゆるハロゲンライトであり、車輪基準溝3の中が影
になるように車輪基準溝3に対して斜め下方から光が当
たるように設置し、ライト6を車輪1の内側の表面の緩
やかな凹凸の影を画像上で消去するようにライト5より
は上側でカメラ4よりは斜め下方から光が当たるように
設置してある。
【0017】ライト7は、ライト5やライト6とは異な
り、車輪1の内面に光を照射するものではない。車輪1
がカメラ4の前に差し掛かるまで、ライト7はカメラ4
の一次元CCDに光るが当たるようして設置する。これ
は車輪1がカメラ4の前に進入してきた際に、カメラ4
側に対するライト7の光が車輪1によって遮られること
によって、カメラ4の出力電圧が下がるので、これを合
図にして計測を始めるためと、計算機8のなかで行う画
像処理のアルゴリズムの簡便化のために設置されてい
る。
【0018】計算機8は、例えばいわゆるパーソナルコ
ンピュータであって、周知のようにCPU、メモリ、キ
ーボードなどを標準的に備えるが、そのほかにカメラ4
からの映像信号を計算機8で処理できるようにするA/
D変換回路や大容量のメモリ、画像処理を行うCPUを
備える基盤が拡張されている。
【0019】次に、以上の車輪直径測定装置を用いて得
られる画像とその画像の計算機処理について説明する。
【0020】図2には、車輪直径検査装置のカメラ4に
よって車輪1が通過した際に入力した画像の一例の概念
図である。
【0021】車輪21は車輪直径検査装置の前を通過す
る際に、例えば図2中のA、B、Cの順に動くとする
と、その画像は被写体面に投影された一次元CCD23
に示すようにカメラ4の中の一次元CCDに写り込む、
一次元CCDはごく短い一定間隔の周期で走査されてい
て、車輪21がカメラ4の前を動くことによって、一次
元CCDに写り込む一次元の画像を時間順に並べると図
2(b)の如き画像が得られる。図2(a)中の車輪2
1の車輪基準溝22が図2(b)の画像上の車輪基準溝
24となっている。
【0022】図3には、以上撮影された画像の例を示し
ている。図3では、前述のように一次元CCD素子の光
軸上(測定線23)を通過している車輪の状態が展開さ
れている。このなかで車輪基準溝の最下線を求めること
が本処理の目的となる。図3(b)図3(c)は、それ
ぞれ図3(a)を基準とした場合、車輪の通過速度が速
い場合が図3(b)、車輪の通過速度が遅い場合には図
3(c)のような画像が得られる。つまり、車輪の通過
速度が速い場合には、横方向に詰まった画像になり、車
輪の通過速度が遅い場合には伸びた様な画像になる。こ
の関係は車輪が車輪直径検査装置の前を通過する際の通
過速度とカメラの走査周期の両方によって変化する。
【0023】次に、以上撮影された画像を用いて行う計
算機処理について説明する。図4には、いわゆる計算機
処理の流れ図を示してある。
【0024】まず、計算機に入力された画像はその画素
毎の輝度を0から255に区別して、表示している。こ
の輝度のなかでしきい値を定めて、そのしきい値以下を
輝度0、しきい値より大きい場合を輝度1とするいわゆ
る二値化処理を全画素に対して行う。つぎに、前項にお
いて定めた輝度0、輝度1を反転し輝度0を輝度1に、
輝度1を輝度0に変換するいわゆるネガ/ポジ反転処理
を全画素に対して行う。次に、画像のなかで一定の大き
さの面積を持つ画素群の輝度1の塊を輝度0に変換す
る、いわゆる面積指定の粒子除去を行う。次に、画像の
なかであらかじめ冗長であると判別されている部分の画
素についても輝度を0に変化する。
【0025】次に、画像中の画素の縦の列ごとに、横方
向に輝度の和を算出し、その和が画像中で上から順に見
て、0になっているところを画像中の車輪基準溝の最下
点であるとする処理を行う。これを最下点検出と呼んで
いる。
【0026】画像中の最下点から車輪直径検査装置の前
を通過したレール頭面からの車輪基準溝の高さが撮影系
の倍率によって算出される。前項算出された車輪基準溝
の高さあらかじめ計算機内に記憶されている車輪基準溝
の直径とにより、車輪直径が算出される事となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車輪直径
検査方法およびその装置によれば、通常の運用状態にあ
る車両の車輪の直径を自動的かつ簡便に非接触に測定す
ることが可能となる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる速度検知装置の構成
及び配置態様を示す図である。
【図2】車輪基準溝の画像入力を概念的に示す図であ
る。
【図3】撮影された車輪基準溝画像の例を示す図であ
る。
【図4】撮影された車輪基準溝画像の計算機処理の流れ
を示す図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 レール 3 車輪基準溝 4 カメラ 5 ライト 6 ライト 7 ライト 8 計算機 21 車輪 22 車輪基準溝 23 測定線 24 画像中の車輪基準溝 31 車輪基準溝 32 最下線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道車両の車輪を在姿のまま、地上側に
    設置した装置により、その装置の前を通過する車輪に対
    して非接触に、車輪に予め刻み込まれている基準溝の位
    置を画像計測し、前記計測された画像データからレール
    ・車輪接触円の直径を算出することを特徴とする鉄道車
    両の車輪直径検査方法。
  2. 【請求項2】 鉄道車両の車輪を在姿のまま、地上側に
    設置した装置により、装置の前を通過する車輪に対して
    非接触に、車輪に予め刻み込まれている基準溝の位置を
    画像計測する手段と;前記計測された画像データからレ
    ール・車輪接触円を算出する手段と;を備えたことを特
    徴とする鉄道車両の車輪直径検査装置。
JP19293893A 1993-07-07 1993-07-07 車輪直径検査方法および車輪直径検査装置 Pending JPH0727523A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019512698A (ja) * 2016-03-17 2019-05-16 ヘーゲンシャイト・エムエフデー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 鉄道車両のための車輪セットの車輪の幾何学的パラメータの測量と算定の方法

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JP2019512698A (ja) * 2016-03-17 2019-05-16 ヘーゲンシャイト・エムエフデー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 鉄道車両のための車輪セットの車輪の幾何学的パラメータの測量と算定の方法

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