JPH07275166A - 電気掃除機用蒸気噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気掃除機の吸込みノズルに装着し、清掃を
行いながら床面等に残存するダニ・花粉等のアレルゲン
を不活化させる電気掃除機用蒸気噴射装置を供する。 【構成】 ヒーター１を内蔵した蒸気発生室２に逆止弁
６を介し、給水タンク４を接続しアジャスター１０によ
って電気掃除機の吸込みノズル１５に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は床面等に残存するダニ・
花粉等のアレルゲン（以下「アレルゲン」と言う）に対
し高温蒸気を噴射する事によって不活化させる電気掃除
機用蒸気噴射装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、床面等に存在するアレルゲンを吸
引除去する為に吸込み仕事率の高い電気掃除機によって
念入りに掃除を行っていたが、完全に除去する事は難し
く残存するわずかなアレルゲンでもアトピー性皮膚炎や
端息等のアレルギーを引き起こすと言われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、日常の電気
掃除機による清掃時に電気掃除機で吸引しきれなかった
床面等に残存するアレルゲンを簡便な方法で不活化させ
る電気掃除機用蒸気噴射装置を得る事を技術的課題とし
ている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、アレルゲンの
主たる成分が糖蛋白である事に注目し、アレルゲンに高
温蒸気を噴射する事によってアレルゲンの温度を約６０
℃以上に上昇させ不活化させる為の蒸気発生室２及び蒸
気噴射口３を有し、着脱可能なる給水タンク４を懸架
し、簡便に電気掃除機の吸込みノズル１５に装着可能な
アジャスター１０を備えた電気掃除機用蒸気噴射装置を
供することにある。

【０００５】

【作用】上記構成により家庭にある電気掃除機の吸込み
ノズル１５に本考案である電気掃除機用蒸気噴射装置を
装着する事により日常の清掃作業を行いながら高温蒸気
を床面等に噴射でき、残存するアレルゲンを不活化させ
る事ができる。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。ヒーター１が組み込まれた蒸気発生室２に給水タン
ク４の開閉弁８が開かれる事により水が逆止弁６を通り
供給される。蒸気発生室２で気化された高温蒸気は蒸気
噴射口３より床面等に噴射される。この時、蒸気発生室
２内の圧力が高まる事によって給水タンク４に設けられ
た逆止弁６が蒸気の逆流を防ぐと共に給水が停止され
る。蒸気発生室２内の圧力が下がると給水タンク４内の
水位ヘッド圧より再び蒸気発生室に水が供給される。ア
ジャスター１０は様々な形状をした電気掃除機の吸込み
ノズル１５に本発明が装着できる様スプリング１１によ
って装着巾が変更できる様になっており最適な位置で固
定する為のストッパー１２が設けられている。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上の如く日常の電気掃除機に
よる清掃を行いながら簡便且つ効率良く床面等に残存す
るアレルゲンを不活化する事が出来る。又、本発明は独
立して使用する事も予め掃除機用吸込みノズル１５に組
み込んだ電気掃除機として提供する事も可能となり得
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の斜視図

【図２】 本発明の横断面図

【図３】 本発明の使用状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ ヒーター ２ 蒸気発生室 ３ 蒸気噴射口 ４ 給水タンク ５ 給水口 ６ 逆止弁 ７ 開閉ボタン ８ 開閉弁 ９ 筐体 １０ アジャスター １１ スプリング １２ ストッパー １３ 緩衝材 １４ 電源コード １５ 吸込みノズル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電気掃除機の吸込みノズル１５に装着
   し、床面・畳・絨毯等（以下「床面等」と言う）に、高
   温蒸気を噴射する装置においてヒーター１を内蔵した蒸
   気発生室２と着脱可能な給水タンク４が、スプリング１
   １及びストッパー１２を有した吸込みノズル用アジャス
   ターによって電気掃除機の吸込みノズル１５に装着可能
   なる事を特徴とする電気掃除機用蒸気噴射装置。
2. 【請求項２】 前記電気掃除機用蒸気噴射装置において
   給水タンク４と蒸気発生室２の間に逆止弁６を設ける事
   により蒸気発生室内が高圧になった時給水タンク４から
   の水の供給が停止され再び圧力が低下した時、水が供給
   される事を特徴とする電気掃除機用蒸気噴射装置。