JPH07274600A - 誘導電動機の加減速制御方法及び制御装置 - Google Patents

誘導電動機の加減速制御方法及び制御装置

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JPH07274600A
JPH07274600A JP6076386A JP7638694A JPH07274600A JP H07274600 A JPH07274600 A JP H07274600A JP 6076386 A JP6076386 A JP 6076386A JP 7638694 A JP7638694 A JP 7638694A JP H07274600 A JPH07274600 A JP H07274600A
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Shinichi Kono
新一 河野
Junichi Tezuka
淳一 手塚
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Fanuc Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/20Controlling the acceleration or deceleration

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷イナーシャの変化に応じた励磁周波数の
調整が可能な誘導電動機の加減速制御を提供する。 【構成】 誘導電動機の供給周波数を変えることにより
速度を制御する誘導電動機の一次周波数制御を行う誘導
電動機の加減速制御装置において、誘導電動機の一次側
の電流値からトルク成分電流値を求める誘導電動機の負
荷電流値を推定するトルク成分電流演算部5と、該トル
ク成分電流値によって速度指令値を変更して負荷に応じ
た励磁周波数指令を出力する加減速制御部1とを備える
構成とし、誘導電動機の一次側の電流値からトルク成分
電流値を求めることにより誘導電動機の負荷電流値を推
定し、そのトルク成分電流値により速度指令値を変更す
ることによって負荷に応じた励磁周波数指令を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機の加減速制
御方法及び制御装置に関し、特に負荷に応じてインバー
タの励磁周波数を自動的に調整する制御方法及び制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機を加減速制御する方式として
電動機の速度検出を必要としないオープンループ制御が
ある。このオープンループの制御としては一次周波数制
御が知られている。一次周波数制御は、誘導電動機への
供給周波数を変化させて同期速度を変更して回転速度を
制御する方法である。この場合、供給電圧一定のままで
周波数を変更させると、モータの内部磁束が周波数に逆
比例して変化するようになり、低周波域では磁束飽和が
生じ、高周波域では磁束が不足する。これを避けるため
に、供給電圧も周波数にほぼ比例的に変化させている。
通常、このような周波数の制御はインバータを用いるこ
とにより行われており、例えば、コンバータによって商
用電源の交流電圧を変換して得られた直流電圧を、イン
バータによって電圧・周波数指令で設定された可変電圧
および可変周波数に変換する汎用インバータが用いられ
ている。一般に、インバータは直線的な加速・減速を基
本としており、この加減速時に励磁周波数をステップ状
に変化させると、有効なトルクが出力されないため、滑
らかに加減速を行うことができない。例えば、図11の
インバータの加減速時間を示す図のように、加速時には
(電動機トルク−負荷トルク)が最小となる条件、及び
モータの設定回転数、負荷イナーシャ等で加速時間が決
まり、減速時には(電動機トルク+負荷トルク)及びモ
ータの設定回転数、負荷イナーシャ等により減速時間が
決まる。このため、上記加減速に要する時間を考慮し
て、励磁周波数をある時定数で変化させている。通常こ
の時定数は、負荷イナーシャ等に応じてあらかじめ設定
しておき、この設定した時定数に合わせて励磁周波数を
変化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の、設定された時
定数に従って励磁周波数を変化させることにより誘導電
動機の回転速度を制御する方法では、負荷イナーシャ等
が大きくなる場合には、設定された時定数で励磁周波数
を変化させてもその励磁周波数に追従することができな
くなる。このような場合には、再度負荷イナーシャの大
きさに対応した適切な時定数を設定し直す必要があると
いう問題点がある。そこで、本発明は前記した従来の問
題点を解決して、負荷イナーシャの変化に応じた励磁周
波数の調整が可能な誘導電動機の加減速制御を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘導電動機の
供給周波数を変えることにより速度を制御する誘導電動
機の一次周波数制御において、誘導電動機の一次側の電
流値からトルク成分電流値を求めることにより誘導電動
機の負荷電流値を推定し、そのトルク成分電流値により
速度指令値を変更することによって負荷に応じた励磁周
波数指令を求めること(請求項1に対応する構成)によ
り、前記目的を達成するものである。
【0005】また、本発明の励磁周波数指令は、その励
磁周波数指令を用いて求めた励磁電流指令,及びトルク
成分電流値によって電圧指令を定め、この電圧指令を誘
導電動機の一次側に供給することにより誘導電動機の加
減速制御を行うものである(請求項2に対応する構
成)。本発明におけるトルク成分電流値は、誘導電動機
の一次側に供給される三相の励磁電流の内の少なくとも
二相の励磁電流をd−q変換し、変換して得られるq軸
成分から求めることができる(請求項3に対応する構
成)。本発明における励磁周波数指令は、速度指令値に
応じた誘導電動機のトルク電流成分値対速度変化幅特性
からトルク成分電流値に対する速度変化幅を求め、その
速度変化幅を積分して求めることができる(請求項4に
対応する構成)。本発明の励磁周波数指令は、トルク成
分電流値から求めたすべり周波数を加えることにより誘
導電動機の速度変化による補正を行うことができる(請
求項5に対応する構成)。また、本発明は、誘導電動機
の供給周波数を変えることにより速度を制御する誘導電
動機の一次周波数制御を行う誘導電動機の加減速制御装
置において、誘導電動機の一次側の電流値からトルク成
分電流値を求める誘導電動機の負荷電流値を推定するト
ルク成分電流演算部と、該トルク成分電流値によって速
度指令値を変更して負荷に応じた励磁周波数指令を出力
する加減速制御部とを備える構成とすること(請求項6
に対応する構成)により、前記目的を達成するものであ
る。
【0006】本発明の加減速制御部は、励磁周波数指令
に対する励磁電流指令を出力する励磁電流演算部と、そ
の励磁電流指令と励磁周波数指令とトルク成分電流値を
入力して電圧指令を求め誘導電動機の一次側に供給する
電圧指令演算部とに接続することができる(請求項7に
対応する構成)。本発明のトルク成分電流演算部は、誘
導電動機の一次側に供給される三相の励磁電流の内で少
なくとも二相の励磁電流を入力しd−q変換を行う演算
を行うものである(請求項8に対応する構成)。本発明
の加減速制御部は、誘導電動機のトルク電流成分値対速
度変化幅特性からトルク成分電流値に対する速度変化幅
を求め、その速度変化幅を積分して励磁周波数指令を出
力するものである(請求項9に対応する構成)。本発明
の速度変化幅の最大値は、速度指令値に応じて定められ
る値とする事ができ(請求項10に対応する構成)、あ
るいは、あらかじめ定められた値とすることができる
(請求項11に対応する構成)。本発明の誘導電動機の
加減速制御装置には、さらにトルク成分電流値からすべ
り周波数を求め前記励磁周波数指令に加えることにより
誘導電動機の速度変化による補正を行うすべり周波数演
算部を備えることができる(請求項12に対応する構
成)。
【0007】
【作用】本発明によれば、誘導電動機の供給周波数を変
えることにより速度を制御する誘導電動機の一次周波数
制御において、誘導電動機の一次側の電流値からトルク
成分電流値を求めることにより誘導電動機の負荷電流値
を推定し、そのトルク成分電流値により速度指令値を変
更することによって負荷に応じた励磁周波数指令を求
め、この励磁周波数指令に基づいて電圧指令を形成して
誘導電動機の一次側に供給することにより誘導電動機を
駆動して、負荷イナーシャの変化に応じた励磁周波数の
調整が可能な誘導電動機の加減速制御を行う。本発明の
誘導電動機のトルク成分電流演算部において、誘導電動
機の誘導電動機の一次側に供給される三相の励磁電流の
内の少なくとも二相の励磁電流をd−q変換し、該変換
によって得られるq軸成分からトルク成分電流値を求め
る。そして、このトルク成分電流値を加減速制御部に入
力する。加減速制御部においては、入力される速度指令
値に応じた誘導電動機のトルク電流成分値対速度変化幅
特性を用いて、前記トルク成分電流演算部からのトルク
成分電流値に対する速度変化幅を求め、その速度変化幅
を積分して励磁周波数指令を求める。また、電圧指令演
算部は、この励磁周波数指令と励磁電流指令とトルク成
分電流値と励磁位相とからモータへの電圧指令値を形成
する。この電圧指令値の形成においては、二相の直交座
標系であるd−q座標系の電圧指令を三相の電圧指令に
変換する座標変換が行われ、モータへの三相の電圧指令
が形成される。誘導電動機はこの電圧指令に従って駆動
されることになる。トルク成分電流値を電圧指令に寄与
させることにより誘導電動機の速度変化による補正を行
うことができる。さらに、トルク成分電流値を用いてす
べり周波数を求め、このすべり周波数を励磁周波数指令
に加えることにより誘導電動機の速度変化による補正を
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。 〔本発明の実施例1〕はじめに、本発明の誘導電動機の
加減速制御における実施例1の構成を図1のブロック図
を用いて説明する。図1において、1は入力した速度指
令ωrを誘導電動機の負荷電流の大きさに応じた励磁周
波数指令ωrcに変換する加減速制御部であり、2は加
減速制御部1からの励磁周波数指令ωrcから励磁電流
指令Idを求める励磁電流演算部であり、3は加減速制
御部1からの励磁周波数指令ωrc,励磁電流演算部2
からの励磁電流指令Id,及びトルク成分電流演算値I
qを入力して、モータ4の一次側に供給する三相電圧V
u,Vv,及びVwを求める電圧指令演算部であり、4
は電圧指令演算部3からの電圧指令により駆動されるモ
ータであり、5はモータ4の三相の一次側電流の内から
少なくとも二相分の一次電流からトルク成分電流値Iq
を求めるトルク成分電流演算部であり、6は前記励磁周
波数指令ωrcを積分して励磁位相θを求める積分演算
部である。本発明の誘導電動機の加減速制御は、誘導電
動機の負荷電流を直接求める代わりに、誘導電動機の一
次側の電流値からトルク成分電流値を求め、このトルク
成分電流値によって誘導電動機の負荷電流を推定し、こ
れによってモータの電圧変化を補正するとともに負荷に
応じた励磁周波数制御を行うものである。したがって、
この制御を行うために、本発明においては、トルク成分
電流値Iqを入力して速度指令ωrを制御する加減速制
御部1と、このトルク成分電流値Iqを求めるためのト
ルク成分電流演算部5とを構成要素としている。以下、
加減速制御部1、トルク成分電流演算部5、及び電圧指
令演算部3について詳細に説明する。
【0009】(加減速制御部)はじめに、加減速制御部
1について、図2の本発明の加減速制御部のブロック構
成図、図3の本発明のトルク成分電流値Iqに対する速
度変化量ωrqの関係図,及び図4の本発明のトルク成
分電流値Iqに対する設定速度変化量Δωrqの図を用
いて説明する。図2のブロック構成図において、加減速
制御部1は、絶対値回路部10とクランプ回路部11と
速度変化幅設定部12と積分回路部13の直列構成によ
り構成されており、速度指令ωrは絶対値回路部10に
入力され、出力信号である励磁周波数指令ωrcは積分
回路部13から出力される。絶対値回路部10の入力段
には、速度指令ωrと励磁周波数指令ωrcの差(ωr
−ωrc)が入力されており、この絶対値回路部10で
はこの差の大きさである絶対値と、速度指令ωrと励磁
周波数指令ωrcの何れが大きいかを示す符号を出力す
る。この絶対値回路部10の絶対値の信号はクランプ回
路部11に入力され、符号を表す信号は積分回路部13
に入力される。
【0010】クランプ回路部11は、前記絶対値回路部
10からの絶対値信号をあらかじめ定められたレベル値
にクランプする回路であり、このクランプ回路部からの
出力である速度変化幅Δωrは、差の絶対値信号の大き
さがクランプレベル以上場合にはすべてそのクランプレ
ベルの値を速度変化量設定部12に出力し、一方、差の
絶対値信号の大きさがクランプレベル以下場合にはその
絶対値信号の値がレベル値として速度変化量設定部12
に出力する。
【0011】そして、このクランプ回路部11における
信号処理は任意の一定周期毎に行われ、該一定周期の間
隔毎に速度変化幅Δωrが出力される。そのため、速度
指令ωrと励磁周波数指令ωrcの差(ωr−ωrc)
を入力とする絶対値回路部10及びクランプ回路部11
の出力Δωrの出力間隔は一定周期となり、その値の大
きさは速度指令に向かって加減速する速度変化量を表す
ことになる。したがって、このクランプ回路部11から
の速度変化幅Δωrは、誘導電動機の加減速を行うため
の励磁周波数指令の時定数を表しており、絶対値回路部
10及びクランプ回路部11は一種の時定数回路とする
ことができる。
【0012】つまり、速度変化幅Δωrが大きい場合に
は速度指令ωへ向かって加減速を行うための速度変化量
が大きいことを示しており、逆に速度変化幅Δωrが小
さい場合には速度指令ωへ向かって加減速を行うための
速度変化量が小さいことを示している。
【0013】速度変化幅設定部12の入力端には、クラ
ンプ回路部11で設定された速度変化幅Δωrが入力さ
れ、その出力端からはトルク成分電流値Iqに応じた設
定速度変化量Δωrqが求められる。この速度変化幅設
定部12は、モータの持つトルク特性として、例えば、
図2に示すような横軸にトルク成分電流値Iq,縦軸に
設定速度変化量Δωrqの関係を持ち、前記クランプ回
路部11からの速度変化幅Δωrを上限として、トルク
成分電流値Iqに応じた設定速度変化量Δωrqを出力
する。なお、前記速度変化量Δωrqの最大値を、モー
タの最大加速度に基づいて設定することもできる。この
モータの最大加速度は、通常モータ単体のおける最大加
速度となる。
【0014】このトルク特性は、例えば、図中の速度変
化幅設定部12に示す特性においては、トルク成分電流
値Iqが大きい場合、つまり負荷電流が大きな場合には
モータが一定時間内に速度変化できる量Δωrqは小さ
く、逆に、トルク成分電流値Iqが小さい場合、つまり
負荷電流が小さい場合には、モータが速度変化できる量
Δωrqは大きいことを示している。そして、このモー
タの設定速度変化量Δωrqの最大値は、クランプ回路
部11で設定された速度変化幅Δωrあるいはあらかじ
め定められた速度変化幅Δωr(例えば、モータの最大
加速度)によりその上限が制限されることになる。
【0015】速度変化幅設定部12で求められた設定速
度変化量Δωrqは積分回路部13において積分され、
励磁周波数指令ωrcが求めらる。
【0016】図3及び図4により、速度変化量設定部1
2について設定説明する。図3のトルク成分電流値Iq
に対する速度変化量ωrqの関係図は、速度変化幅Δω
rとしてΔωr1〜Δωr4の場合を示している。
【0017】クランプ回路部11から速度変化幅Δωr
が速度変化幅設定部12に入力されると、この速度変化
幅Δωrは設定速度変化量Δωrqの上限を定めること
になる。例えば、図3において、入力される速度変化幅
ΔωrがΔωr4の場合には、そのΔωr4の大きさは
モータのトルク特性の上限値(実線の折れ線で示す)よ
り大きいため、設定速度変化量Δωrqの上限はモータ
のトルク特性の上限値と一致して設定される。また、速
度変化幅ΔωrがΔωr3の場合には、そのΔωr3の
大きさはモータのトルク特性の上限値(実線の折れ線で
示す)と一致しているため、設定速度変化量Δωrqの
上限はモータのトルク特性の上限値と一致して設定され
る。さらに、速度変化幅ΔωrがΔωr2あるいはΔω
r1の場合には、そのΔωr2あるいはΔωr1の大き
さはモータのトルク特性の上限値(実線の折れ線で示
す)よりも小さいため、設定速度変化量Δωrqの上限
は速度変化幅Δωr2あるいはΔωr1の大きさに応じ
て制限され、その値に設定される。
【0018】したがって、速度変化幅Δωrにより設定
速度変化量Δωrqの上限が定められることになる。
【0019】次に、上記設定速度変化量Δωrqの上限
が定められたトルク特性により、トルク成分電流値Iq
に対して設定速度変化量Δωrqを求める状態を図4に
より説明する。なお、図4の(a)は図3における速度
変化幅ΔωrがΔωr4あるいはΔωr3の場合であ
り、図4の(b)は図3における速度変化幅Δωrがω
r1の場合である。図4の(a)において、速度変化幅
ΔωrがΔωr4あるいはΔωr3の場合には、トルク
成分電流値Iqに対する設定速度変化量Δωrqの特性
はモータのトルク特性と一致する。図4に示す例は、負
荷電流に対応するトルク成分電流値IqがIq1〜Iq
4に順に大きい場合を示している。トルク成分電流値I
q1に対応する設定速度変化量Δωrq1は、図中の特
性図の水平線部分に対応する上限値となり、また、トル
ク成分電流値Iq2〜Iq4に対応する設定速度変化量
Δωrq2〜Δωrq4は、図中の特性図の斜線部分に
対応して順に小さな値となる。また、図4の(b)にお
いて、速度変化幅Δωrがωr1の場合には、トルク成
分電流値Iqに対する設定速度変化量Δωrqの特性は
速度変化幅Δωr1の大きさによりその上限が制限され
る。図4の(b)に示す例は、負荷電流に対応するトル
ク成分電流値IqがIq1〜Iq4に順に大きい場合を
示している。トルク成分電流値Iq1〜Iq3に対応す
る設定速度変化量Δωrq1は、図中の特性図の水平線
部分(一点鎖線)に対応する上限値となり、また、トル
ク成分電流値Iq4に対応する設定速度変化量Δωrq
4は、図中の特性図の斜線線部分に対応した値となる。
次に、上記絶対値回路部10,クランプ回路部11,速
度変化幅設定部12,及び積分回路部13の信号の変化
を図5を用いて説明する。図5において、(a)は速度
指令ωrと励磁周波数指令ωrcとの関係を示し、
(b)は(a)に示した速度指令ωrと励磁周波数指令
ωrcとの差(ωr−ωrc)を示し、(c)は絶対値
回路の絶対値信号である差(ωr−ωrc)の絶対値を
示し、(d)は絶対値回路の符号信号である差(ωr−
ωrc)の符号を示し、(e)は前記(c)の絶対値信
号を入力とするクランプ回路の出力Δωrを示し、
(f)は速度変化量設定部の出力である設定速度変化量
Δωrqを示し、(g)は積分回路部の出力である励磁
周波数指令ωrcを示している。そして、図5の左半分
の(A)はIqが小さい場合を示し、図5の右半分の
(B)はIqが大きい場合を示している。
【0020】トルク電流線分Iqが小さい場合には、図
5の(A)に示すように、クランプ回路の出力Δωrの
第1番目の周期において、その上限はクランプ値によっ
て制限され、第2番目以降の周期においては、絶対値回
路の絶対値が出力されている。そして、速度変化量設定
部12においては、トルク電流線分Iqが小さいため、
設定速度変化量Δωrqの上限はクランプ値となり、ク
ランプ値以下に制限されているΔωrはその値がそのま
ま設定速度変化量Δωrqとして出力される。積分回路
部では、この設定速度変化量Δωrqを積分して励磁周
波数指令ωrcを出力する。この場合、(d)の絶対値
回路の符号がマイナスであるため、励磁周波数指令ωr
cは減少することになる。
【0021】さらに、次の周期においては、前周期にお
ける出力である励磁周波数指令ωrcが(a)における
励磁周波数指令ωrcの値となり、その後前周期と同様
の処理が行われる。この第2番目以降の周期において
は、絶対値回路の絶対値がクランプ値以下であるため、
絶対値回路の絶対値がそのままクランプ回路の出力とな
る。
【0022】一方、トルク電流線分Iqが大きい場合に
は、図5の(B)に示すように、クランプ回路の出力Δ
ωrの第1番目の周期において、その上限はクランプ値
によって制限され、第2番目以降の周期においては、絶
対値回路の絶対値が出力されている。そして、速度変化
量設定部12においては、トルク電流線分Iqが大きい
ため、設定速度変化量Δωrqは特性図の斜線部分とな
り、該斜線の特性で制限された値が出力される。積分回
路部では、この設定速度変化量Δωrqを積分して励磁
周波数指令ωrcを出力する。この場合、(d)の絶対
値回路の符号がマイナスであるため、励磁周波数指令ω
rcは減少することになる。
【0023】さらに、次の周期においては、絶対値
(A)の場合と同様に、前周期における出力である励磁
周波数指令ωrcが(a)における励磁周波数指令ωr
cの値となり、その後前周期と同様の処理が行われる。
この第2番目以降の周期においては、絶対値回路の絶対
値がクランプ値以下であるため、絶対値回路の絶対値が
そのままクランプ回路の出力となる。
【0024】(トルク成分電流演算部)次に、トルク成
分電流演算部5について説明する。トルク成分電流演算
部5は、モータ4の三相の一次側電流の内の少なくとも
二相分の一次電流からトルク成分電流値Iqを求める機
能を有する演算部である。モータ4の三相の一次側電流
は固定軸u,v,wに対応している。この固定軸に対し
て一次周波数で回転する直交する2軸(d−q軸)を考
えると、d軸成分は励磁電流成分であり、q軸成分はト
ルク電流成分を表している。また、一般に、回転してい
る座標系の直交した静止座標系への変換は、d−q変換
によって行うことができる。そこで、このトルク成分電
流演算部5においては、モータ4の三相の一次側電流を
d−q変換し、そのq軸成分をトルク電流成分として求
めるものである。
【0025】ここで、モータ4の三相の一次側電流をそ
れぞれIu,Iv,Iwとし、u軸に対するd軸の位相
をθとすると、励磁電流成分の電流をId,トルク電流
成分の電流をIqは次式によって表すことができる。 Id=Iu・cosθ+Iv・cos(θ−120°) +Iw・cos(θ−240°) …(1) Iq=−Iu・sinθ−Iv・sin(θ−120°) −Iw・sin(θ−240°) …(2) なお、Iu,Iv,Iwの内のいずれか一相の電流につ
いては、他の二相の電流を用いて表すことができるの
で、トルク成分電流演算部5においては、モータ4の三
相の一次側電流の内の少なくとも二相分の一次電流を入
力信号としてトルク成分電流値Iqを求めることができ
る。なお、上記式(1),(2)による励磁電流成分電
流Id及びトルク電流成分電流Iqの演算における励磁
位相θは、積分演算部6からの出力を用いることができ
る。この積分演算部6は、励磁周波数指令ωrcを積分
して励磁位相θを求める演算部である。このトルク成分
電流演算部5における上式(2)によるトルク電流成分
電流Iqは、例えば、該演算式を記憶手段に記憶してお
き、該演算式をCPUに読み出し、入力した一次電流
(例えば、図1に示すIu,Iv)により演算を実行す
ることにより求めることができる。
【0026】(電圧指令演算部)次に電圧指令演算部に
ついて、図6の誘導電動機の等価回路、図7の電流ベク
トル図、図8,図9の誘導電動機の等価回路上の電圧ベ
クトル図を用いて説明する。電圧指令演算部3は、加減
速制御部1からの励磁周波数指令ωrc及び励磁電流演
算部2からの励磁電流指令Idを入力して、モータ4の
一次側に供給する三相電圧Vu,Vv,及びVwを求め
る機能を有する演算部である。誘導電動機の等価回路を
二次側のインダクタンスが0となるようにして表すと図
6となる。ここで、R1は一次抵抗、R2は二次抵抗、
L1は一次インダクタンス、L2は二次インダクタン
ス、LL1は一次漏れインダクタンス、LL2は二次漏
れインダクタンス、Mは相互インダクタンス、sはすべ
りであり、また、M’=M2 /L2、R2’=(M/L
2)2 ・R2、LL2’=M・LL2/L2である。そ
して、等価回路において、R1と(LL1+LL2’)
成分は直列しており、電流I1が流れている。なお、こ
の電流I1は、図7に示すように励磁電流成分電流Id
とトルク電流成分電流Iqのベトクル和である。また、
M’成分とR2’成分は並列して、前記R1と(LL1
+LL2’)成分に直列接続されている。そして、M’
成分には励磁電流成分電流Idが流れ、R2’/s成分
にはトルク電流成分電流Iqが流れる。
【0027】等価回路上の各成分における電圧指令のd
軸成分及びq軸成分を図8を用いて説明する。図8の
(a)はR1における電圧指令成分を表しており、d軸
成分は(R1・Id)、q軸成分は(R1・Iq)であ
り、図8の(b)は(LL1+LL2’)成分における
電圧指令成分を表しており、d軸成分は−ωrc・(L
L1+LL2’)・Iq、q軸成分はωrc・(LL1
+LL2’)・Idであり、また、図8の(c)は
(M’)成分における電圧指令成分を表しており、d軸
成分は0、q軸成分は(ω・M’・Id)であり、さら
に、図8の(d)は(R2’/s)成分における電圧指
令成分を表しており、d軸成分及びq軸成分は0であ
る。これらの各電圧指令成分を合成すると図9の破線で
示す電圧指令となり、d軸成分の電圧指令をVdとし、
q軸成分の電圧指令をVqとすると以下の式(3),
(4)によって表される。 Vd=R1・Id−ωrc・(LL1+LL2’)・Iq …(3) Vq=R1・Iq+ωrc・(LL1+LL2’+M’)・Id…(4) 上記式において、Iqの項はトルク成分電流値Iqを電
圧指令演算部3に入力することによって、本発明の誘導
電動機の加減速制御にモータの電圧変化を導入して、モ
ータの速度変化による電圧補正を行うものである。
【0028】上記直交する二相の電圧指令をモータ4に
供給する三相の電圧指令に変換すると、次の式(5),
(6),及び(7)により表される。 Vu=Vd・cosθ−Vq・sin(θ−120°) …(5) Vv=Vd・cos(θ−120°)−Vq・sin(θ−120°) …(6) Vw=Vd・cos(θ−240°)−Vq・sin(θ−240°) …(7) 上記式(5),(6),(7)の変換において用いられ
る励磁位相θは、積分演算部6において励磁周波数指令
ωrcを積分して得られる値を用いることができる。し
たがって、トルク電流成分電流Iqを導入して得られる
式(3),(4)によるd軸成分の電圧指令Vdと、q
軸成分の電圧指令Vqを、上記式(5),(6),及び
(7)の変換式により変換して得られる三相の電圧指令
Vu,Vv,Vwをモータ4に供給することにより、誘
導電動機の加減速制御において負荷イナーシャの変化に
応じた励磁周波数の調整が可能となるとともに、モータ
の速度変化による電圧補正を行うことができる。
【0029】なお、直交した静止座標系であるd−q座
標系上の電圧指令をV1で表すと、この電圧指令V1の
大きさは速度指令ωに比例し、比例定数をKとするとK
ωにより表すことができる。したがって、電圧指令のd
軸成分Vd及びq軸成分Vdqは、 Vd=V1・cosθ=Kω・cosθ …(8) Vq=V1・sinθ=Kω・sinθ …(9) それぞれ上記式(8),(9)により表すことができ、
この電圧指令を前記式(5)〜(7)の変換式により三
相の電圧指令に変換して、誘導電動機の負荷イナーシャ
の変化に応じた励磁周波数調整による加減速制御を行う
こともできる。
【0030】〔本発明の実施例2〕次に、本発明の誘導
電動機の加減速制御における実施例2の構成を図10の
ブロック図を用いて説明する。図10に示す本発明の実
施例2の構成は、図1に示す前記実施例1の構成とほぼ
同様であるが、すべり周波数演算部7によるモータの速
度変化を補正する構成の点で相違している。そこで、以
下の説明では実施例1と相違するすべり周波数演算部7
の部分について主に説明し、その他の部分の構成につい
ては説明を省略する。すべり周波数演算部7は、トルク
成分電流値Iqを入力とし、すべり周波数ωsを出力と
するものであり、一端はトルク成分電流演算部5の出力
端に接続され、他端は加減速制御部1からの励磁周波数
指令ωrcとの加算点に接続される。そして、この加算
点において、励磁周波数指令ωrcとすべり周波数ωs
との加算が行われて励磁周波数指令ω1 (=ωrc+ω
s)が得られる。この励磁周波数指令ω1 は、前記実施
例1の励磁周波数指令ωrcと同様に電圧指令演算部3
に入力される。本発明の誘導電動機の加減速制御は、誘
導電動機の負荷電流を直接求める代わりに、誘導電動機
の一次側の電流値からトルク成分電流値を求め、このト
ルク成分電流値によって誘導電動機の負荷電流を推定
し、これによって負荷に応じた励磁周波数制御を行うも
のであり、この制御を行うために、前記実施例1で説明
したようにトルク成分電流値Iqを入力して速度指令ω
rを制御する加減速制御部1と、このトルク成分電流値
Iqを求めるためのトルク成分電流演算部5とを構成要
素とし、また、誘導電動機の加減速制御にモータの電圧
変化を導入してモータの速度変化による電圧補正を行う
ために、トルク成分電流を電圧指令演算部3に入力する
ことを構成要素としている。
【0031】そして、実施例2においては、この構成に
加えてこのすべり周波数演算部7を追加した構成とする
ことによって、本発明の誘導電動機の加減速制御にモー
タの速度変化を導入して、モータの速度変化による速度
補正を行うものである。
【0032】以下、すべり周波数演算部7について説明
する。 (すべり周波数演算部)誘導電動機において、モータの
回転中においては、回転磁界は回転子を追い越して回転
しており、二次側の巻線においては、この差の速度で磁
束が変化することになる。二次側に現れる交流の周波数
は(励磁周波数指令ωrc−回転数ω)となる。このと
きの空隙磁束をΦ2 とすると、二次側には(励磁周波数
指令ωrc−回転数ω)・Φ2 の電圧が発生する。一
方、二次側の抵抗分をR2 とし、電流i2 が流れている
ものとすると、この抵抗分にはR2 ・i2 の電圧が発生
することになる。したがって、上記関係から二次側回路
方程式を求めると以下の式(10)となる。 R2 ・i2 −(ωrc−ω)・Φ2 =0 …(10) ここで、(励磁周波数指令ωrc−回転数ω)をすべり
周波数ωsとして、上記式(10)をすべり周波数ωs
について解くと、 ωs=R2 ・i2 /Φ2 =(R2 /Φ2 )・i2 …(11) となり、R2 /Φ2 を一定値kとすると、 ωs=k・i2 …(12) となる。ここで、電流i2 は一次周波数で回転する直交
する2軸(d−q軸)上のq軸成分であるトルク電流成
分Iqに対応しており、上記式(10)は ωs=k・Iq …(13) と書き直すことができ、すべり周波数ωsはトルク電流
成分Iqと比例関係にあることになる。
【0033】したがって、すべり周波数演算部7におい
ては、トルク成分電流値Iqに上記(13)の演算を行
うことによりすべり周波数ωsを得ることができる。す
べり周波数ωsは、加算点において加減速制御部1から
の励磁周波数指令ωrcと加算されて、新たな励磁周波
数指令ω1 (=ωrc+ωs)が得られる。このすべり
周波数ωsは(励磁周波数指令ωrc−回転数ω)であ
って、モータの回転数ωにより変化するため、励磁周波
数指令ω1 はモータの回転数の変化に対応して補正され
た指令値となる。電圧指令演算部3はこの励磁周波数指
令ω1 によって電圧指令を形成し、モータの駆動を行
う。したがって、この実施例2においては、前記実施例
1と同様に誘導電動機の負荷イナーシャの変化に応じた
励磁周波数調整による加減速制御、及びモータの速度変
化による電圧補正を行うとともに、すべり周波数演算部
によりモータの速度変化に対応した補正を行うこともで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷イナーシャの変化に応じた励磁周波数の調整が可能
な誘導電動機の加減速制御を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導電動機の加減速制御における実施
例1の構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の加減速制御部のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明のトルク成分電流値Iqに対する速度変
化量ωrqの関係図である。,及び本発明の速度指令に
対する速度変化幅の関係図である。
【図4】本発明のトルク成分電流値Iqに対する設定速
度変化量Δωrqの図である。
【図5】本発明の加減速制御部における信号図である。
【図6】誘導電動機の等価回路である。
【図7】電流ベクトル図である。
【図8】誘導電動機の等価回路上の電圧ベクトル図であ
る。
【図9】誘導電動機の等価回路上の電圧ベクトル図であ
る。
【図10】本発明の誘導電動機の加減速制御における実
施例2の構成を説明するブロック図である。
【図11】インバータの加減速時間を示す図である。
【符号の説明】
1 加減速制御部 2 励磁電流演算部 3 電圧指令演算部 4 モータ 5 トルク成分電流演算部 6 積分演算部 7 すべり周波数演算部 10 絶対値回路部 11 クランプ回路部 12 速度変化量設定部 13 積分回路部 ωr 速度指令 ωrc 励磁周波数指令 ωs すべり周波数 Iq トルク成分電流値 Id 励磁電流指令

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電動機の供給周波数を変えることに
    より速度を制御する誘導電動機の一次周波数制御におい
    て、誘導電動機の一次側の電流値からトルク成分電流値
    を求めることにより誘導電動機の負荷電流値を推定し、
    該トルク成分電流値により速度指令値を変更することに
    よって負荷に応じた励磁周波数指令を求めることを特徴
    とする誘導電動機の加減速制御方法。
  2. 【請求項2】 前記励磁周波数指令,該励磁周波数指令
    により求めた励磁電流指令,及びトルク成分電流値によ
    り電圧指令を求め、該電圧指令を誘導電動機の一次側に
    供給する請求項1記載の誘導電動機の加減速制御方法。
  3. 【請求項3】 前記トルク成分電流値は、誘導電動機の
    一次側に供給される三相の励磁電流の内の少なくとも二
    相の励磁電流をd−q変換して得られるq軸成分である
    請求項1,又は2記載の誘導電動機の加減速制御方法。
  4. 【請求項4】 前記励磁周波数指令は、速度指令値に応
    じた誘導電動機のトルク電流成分値対速度変化幅特性か
    らトルク成分電流値に対する速度変化幅を求め、該速度
    変化幅を積分して求める請求項1,2,又は3記載の誘
    導電動機の加減速制御方法。
  5. 【請求項5】 前記励磁周波数指令は、前記トルク成分
    電流値から求めたすべり周波数を加えることにより誘導
    電動機の速度変化による補正を行う請求項1,2,3,
    又は4記載の誘導電動機の加減速制御方法。
  6. 【請求項6】 誘導電動機の供給周波数を変えることに
    より速度を制御する誘導電動機の一次周波数制御を行う
    誘導電動機の加減速制御装置において、誘導電動機の一
    次側の電流値からトルク成分電流値を求める誘導電動機
    の負荷電流値を推定するトルク成分電流演算部と、該ト
    ルク成分電流値によって速度指令値を変更して負荷に応
    じた励磁周波数指令を出力する加減速制御部とを備えた
    ことを特徴とする誘導電動機の加減速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記加減速制御部は、励磁周波数指令に
    対する励磁電流指令を出力する励磁電流演算部と、該励
    磁電流指令と励磁周波数指令とトルク成分電流値を入力
    して電圧指令を求め誘導電動機の一次側に供給する電圧
    指令演算部とに接続される請求項6記載の誘導電動機の
    加減速制御装置。
  8. 【請求項8】 前記トルク成分電流演算部は、誘導電動
    機の一次側に供給される三相の励磁電流の内で少なくと
    も二相の励磁電流を入力しd−q変換を行う請求項6,
    又は7記載の誘導電動機の加減速制御装置。
  9. 【請求項9】 前記加減速制御部は、誘導電動機のトル
    ク電流成分値対速度変化幅特性からトルク成分電流値に
    対する速度変化幅を求め、該速度変化幅を積分して励磁
    周波数指令を出力する請求項6,7,又は8記載の誘導
    電動機の加減速制御装置。
  10. 【請求項10】 前記速度変化幅の最大値は、速度指令
    値に応じて定められる請求項9記載の誘導電動機の加減
    速制御装置。
  11. 【請求項11】 前記速度変化幅の最大値は、あらかじ
    め定められた値である請求項9記載の誘導電動機の加減
    速制御装置。
  12. 【請求項12】 前記トルク成分電流値からすべり周波
    数を求め前記励磁周波数指令に加えることにより誘導電
    動機の速度変化による補正を行うすべり周波数演算部を
    備えた請求項6,7,8,9,10,又は11記載の誘
    導電動機の加減速制御装置。
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