JPH07274398A - 高調波抑制システム - Google Patents

高調波抑制システム

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JPH07274398A
JPH07274398A JP6065137A JP6513794A JPH07274398A JP H07274398 A JPH07274398 A JP H07274398A JP 6065137 A JP6065137 A JP 6065137A JP 6513794 A JP6513794 A JP 6513794A JP H07274398 A JPH07274398 A JP H07274398A
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JP
Japan
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circuit
power supply
harmonic suppression
harmonic
output
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Application number
JP6065137A
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English (en)
Inventor
Sadao Okochi
貞男 大河内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子機器側に設けられた高調波抑制回路を必要
に応じて停止せしめることにより、UPS、アクティブ
フィルタ、分散電源等を用いた場合におけるシステム全
体の省エネ化を図る高調波抑制システムを提供すること
を目的とする。 【構成】常時インバータ給電方式のUPSを用いたシス
テムにおいて、電源装置1のインバータ回路12から負
荷側の電子機器20−1,20−2…に対して電源が供
給されている場合に、接続検出回路80によりその状態
を検出し、信号発生回路50から制御信号を出力する。
負荷側では、受信回路60−1,60−2…で上記制御
信号を受信することにより、内部の高調波抑制回路40
−1,40−2の動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電子機器を有す
るシステムに用いられる高調波抑制システムに係り、特
に無停電電源装置(以下、UPSと称す)を用いたシス
テムの他、アクティブフィルタを用いたシステムや、分
散電源を用いたシステムに対して、高調波を抑制する際
に用いて好適な高調波抑制システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器の内部には、電源の高
調波電流を抑制するために、商用電源を受電する入力側
に高調波抑制回路が設けられている。この高調波抑制回
路をアクティブ平滑フィルタ方式(ASF)で実現した
場合には、効率が90%程度になる。このため、ASF
の高調波抑制回路を設けることによって、電力損失が増
加し、省電力を損なうことになる。
【0003】ところで、電子機器は何種類かを組み合わ
せたり、複数台を組み合わせたりしてシステムを構成す
る。例えばコンピュータを中心として、周辺・端末機器
を組み合わせるなどである。このような複数の電子機器
を有するシステムの場合、停電対策として、UPSをシ
ステムの商用受電端に設けられている。
【0004】(1)UPS UPSには、(あ)常用インバータ給電方式と、(い)
常用商用給電方式UPSがある。
【0005】(あ)常用インバータ給電方式 常用インバータ給電方式のUPSは、商用受電→直流に
変換→インバータで交流に変換→電子機器へ給電する。
この場合、UPS内で作られる高調波電流が商用電源側
へ逆流するのを防止するため、UPSの入力側に高調波
電流抑制回路が設けられる。停電が発生すると、常用イ
ンバータ給電方式では、インバータ入力側の電池から電
力を供給し、引続き出力する。
【0006】(い)常用商用給電方式 常用商用給電方式のUPSは、商用受電→切り替え回路
→電子機器の経路で、正常運転時には商用交流電力をそ
のまま負荷の電子機器に給電する。このため、UPSの
負荷となる電子機器側に高調波抑制回路を設ける必要が
ある。また、UPSには、内蔵された蓄電池の充電回路
があるが、この出力容量はUPSの交流出力容量に比べ
て十分小さく、一般的に、UPSには高調波抑制回路を
設けない。負荷側の電子機器の入力電流が高調波を抑制
してあれば、UPSの入力電流は、高調波規制限度を満
足できる。停電が発生すると、常時商用給電方式では、
インバータ側に出力回路を切り替え、蓄電池からインバ
ータ経由で負荷の電子機器に交流を供給し続ける。
【0007】(2)アクティブフィルタ また、高調波対策を個別の電子機器で行わずに、システ
ムの入力側に一括して行う方法がある。このような例と
しては、アクティブフィルタを用いたものがある。
【0008】アクティブフィルタは、システムの商用入
力ラインに接続され、負荷の電子機器に流れる高調波電
流成分と逆位相の高調波電流成分をシステムの電源入力
ラインに注入することによって、電子機器から発生する
高調波成分を打ち消すものである。このアクティブフィ
ルタによる逆位相の高調波成分の注入により、商用電源
ラインに供給される合成の高調波電流が低減する。この
方式は、アクティブフィルタが一括して高調波を抑制す
るものであるから、個々の電子機器に高調波対策を施さ
なくても良い。ただし、負荷側に高調波対策を施してあ
れば、その分、アクティブフィルタの動作容量を低減す
ることができる。
【0009】(3)分散電源 また、商用電源とは別に発電装置の電源を併用した方式
がある。これは、例えば太陽電池とインバータの組み合
わせからなる発電装置を需要家が持ち、この発電装置で
発電した余剰の電力を電力系統へ注入する方式である。
この目的は、需要家での設備効率並びにエネルギ効率を
改善するためである。この電力の逆流を逆潮流と称す
る。この場合、逆潮流を生ずるため、需要家の発電装置
の出力端に高調波抑制回路を設ける必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(1)UPSを用いたシステム 今後は、各種電子機器に高調波対策を施していくことが
要求される。UPSを用いたシステムに高調波対策を施
す場合には、次のような問題が発生する。
【0011】(あ)常時インバータ給電方式のUPSを
用いたシステム このようなシステムでは、高調波抑制回路がUPSと各
電子機器の2カ所に設けられるため、電力はこれら2カ
所で高調波抑制対策を受ける。したがって、それぞれの
高調波抑制回路で損失が発生し、その損失量は1カ所に
高調波抑制回路がある場合に比べ多くなり、システムの
受電電力に対する電子機器での正味利用電力の割合であ
る総合効率が低下する。
【0012】また、商用電源側で停電が発生した場合、
UPSは蓄電池から電力を引き出して、それをインバー
タで交流電圧に変換し、電子機器に電力を供給すること
になる。この場合、商用電源側との電力の授受はなく、
高調波対策は不要である。しかしながら、各電子機器に
は高調波抑制回路(ASF)が設けられているので、そ
の負荷側での高調波抑制回路による電力損失が生じ、そ
の損失分だけ、電池のエネルギを無駄にすることにな
る。したがって、停電時は、電池消耗を低減するため
に、高調波抑制回路の動作を停止することが望ましい。
【0013】なお、常時インバータ給電方式であって
も、インバータ側の保守点検・故障時の対策としてバイ
パススイッチを設け、商用電源から負荷の電子機器に直
接給電することがある。このように商用直結形にして運
転するときは、次に説明する常時商用給電方式のUPS
と同じ状況になる。
【0014】(い)常時商用給電方式UPSを用いたシ
ステム これに対して、常時商用給電方式のUPSでは、商用電
源を利用している間は、商用電源と負荷の電子機器とが
直結されているので、電子機器から発生した高調波電流
はそのまま商用電源ラインへ逆流する。この逆流分を規
定限度値以下に低減するために、電子機器に高調波抑制
回路を設けておかねばならない。しかしながら、商用電
源が停電すると、商用電源側に高調波を逆流しないの
で、負荷側での高調波抑制対策は不要になる。このた
め、商用電源の停電時には、常時インバータ給電方式の
ときと同様に、負荷側での高調波抑制回路による電力損
失が生じ、蓄電池の消耗が速まる。したがって、停電時
は、負荷側の高調波抑制回路の動作を停止することが望
ましい。
【0015】なお、これらのエネルギの無駄を防ぐ方法
として、システムの商用受電端に高調波対策を施した場
合に、負荷である電子機器に高調波抑制を施さないもの
を使用すればよい。しかし、電子機器のメーカで、対策
済み製品と未対策製品の二種類を提供しなければならな
い問題が生じる。また、ユーザは未対策の電子機器を他
に転用できないので、運用上の融通性を欠くことにな
る。
【0016】このように、対策済みの電子機器を常時イ
ンバータ方式のUPSと組み合わせた場合には、省エネ
に反する。さらに、商用電源が停電した場合には、電子
機器が対策回路を備えている場合にはエネルギの無駄が
出る、などの問題があった。
【0017】(2)アクティブフィルタを用いたシステ
ム アクティブフィルタをシステムの入力側に設け、一括し
て高調波抑制対策を行う場合、電子機器個別の対策は二
重投資になる。この場合、負荷側である電子機器の高調
波抑制回路も動作させると、システム全体として効率が
低下する。したがって、負荷側での高調波抑制機能を停
止することが望ましい。
【0018】(3)分散電源を用いたシステム 電子機器が需要家にシステム構成されている場合には、
稼働している電子機器の容量の合計がそのときのインバ
ータの発電電力に比べて小さいときには、電子機器の発
生する高調波電流はインバータ出力電流全体に占める比
率が小さいため、規制の限度値に対して問題にならな
い。したがって、この場合にもインバータ側での高調波
対策と負荷側での対策が二重投資となる。その結果、電
力系統側からみて、この需要家の入口での高調波電流は
規制値に対して必要以上に低減され、電源側と負荷側の
両方で高調波対策回路による電力損失が発生し、システ
ムの効率を低下させる。また、このようなシステムにU
PSを導入した場合にも、上記同様にシステムとしての
効率低下を招く。
【0019】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、電子機器側に設けられた高調波抑制回路を必要に
応じて停止せしめることにより、UPS、アクティブフ
ィルタ、分散電源等を用いた場合におけるシステム全体
の省エネ化を図る高調波抑制システムを提供することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の高調波抑制システムは、常時インバータ
給電方式のUPSを用いたシステムにおいて、電源側の
インバータ回路から負荷側の機器に対して電源が供給さ
れている場合に、制御信号を出力して機器内の高調波抑
制回路の動作を停止せしめるようにしたことを特徴とす
る。
【0021】(2)本発明の高調波抑制システムは、常
時インバータ給電方式のUPSを用いたシステムにおい
て、商用電源の停電状態を検出する停電検出回路を設
け、電源側に設けられたインバータ回路から負荷である
機器に対して電源が供給されている場合に、商用電源の
停電状態を検出して制御信号を出力することにより、機
器内の高調波抑制回路の動作を停止せしめるようにした
ことを特徴とする。
【0022】(3)本発明の高調波抑制システムは、常
時インバータ給電方式のUPSを用いたシステムにおい
て、電源側に設けられた蓄電池等のエネルギ供給回路が
放電状態にあることを検出する放電検出回路を設け、電
源側のインバータ回路から負荷側の機器に対して電源が
供給されている場合に、エネルギ供給回路の放電状態を
検出して制御信号を出力することにより、機器内の高調
波抑制回路の動作を停止せしめるようにしたことを特徴
とする。
【0023】(4)本発明の高調波抑制システムは、常
時商用給電方式のUPSを用いたシステムにおいて、電
源側のインバータ回路から負荷側の機器に対して電源が
供給されている場合に、制御信号を出力して機器内の高
調波抑制回路の動作を停止せしめるようにしたことを特
徴とする。
【0024】(5)本発明の高調波抑制システムは、常
時商用給電方式のUPSを用いたシステムにおいて、電
源側に設けられた蓄電池等のエネルギ供給回路が放電状
態にあることを検出する放電検出回路を設け、電源側の
インバータ回路から負荷側の機器に対して電源が供給さ
れている場合に、エネルギ供給回路の放電状態を検出し
て制御信号を出力することにより、機器内の高調波抑制
回路の動作を停止せしめるようにしたことを特徴とす
る。
【0025】(6)本発明の高調波抑制システムは、ア
クティブフィルタを用いたシステムにおいて、電源側の
アクティブフィルタが動作している場合に、制御信号に
よって負荷側の機器内の高調波抑制回路の動作を停止せ
しめるようにしたことを特徴とする。
【0026】(7)本発明の高調波抑制システムは、ア
クティブフィルタと分散電源を用いたシステムにおい
て、電源側のアクティブフィルタが動作している場合
に、制御信号によって負荷側の機器内の高調波抑制回路
の動作と共に、分散電源装置内の高調波抑制回路の動作
も停止せしめるようにしたことを特徴とする。
【0027】(8)本発明の高調波抑制システムは、ア
クティブフィルタと分散電源を用いたシステムにおい
て、電源側で高調波成分のレベルを検出し、そのレベル
が所定値を越えている場合に負荷側の高調波抑制機能を
停止させるための制御信号を出力する制御手段を設け、
電源側のアクティブフィルタが動作している場合に、高
調波成分のレベルに応じて制御信号により負荷側の機器
内の高調波抑制回路の動作を停止せしめるようにしたこ
とを特徴とする。
【0028】(9)本発明の高調波抑制システムは、ア
クティブフィルタと分散電源を用いたシステムにおい
て、電源側のアクティブフィルタが動作している場合
に、高調波成分のレベルに応じて制御信号によって負荷
側の機器内の高調波抑制回路の動作と共に、分散電源装
置内の高調波抑制回路の動作も停止せしめるようにした
ことを特徴とする。
【0029】(10)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の周波数を判定する周波数判定
回路を設けることにより、機器に対する入力電源の周波
数が電源装置固有の周波数である場合に、周波数判定回
路を通じて高調波抑制回路の動作を停止せしめようにし
たことを特徴とする。
【0030】(11)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の周波数を判定する周波数判定
回路を設けることにより、機器に対する入力電源の周波
数が商用電源の周波数である場合に、周波数判定回路を
通じて高調波抑制回路を動作させるようにしたことを特
徴とする。
【0031】(12)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の電圧値を判定する電圧判定回
路を設けることにより、機器に対する入力電源の電圧値
が電源装置固有の電圧値である場合に、電圧判定回路を
通じて高調波抑制回路の動作を停止せしめようにしたこ
とを特徴とする。
【0032】(13)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の電圧値を判定する電圧判定回
路を設けることにより、機器に対する入力電源の電圧値
が商用電源の電圧値である場合に、電圧判定回路を通じ
て高調波抑制回路を動作させるようにしたことを特徴と
する。
【0033】(14)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の電圧波形を判定する波形判定
回路を設けることにより、機器に対する入力電源の電圧
波形が電源装置固有の電圧波形である場合に、波形判定
回路を通じて高調波抑制回路の動作を停止せしめように
したことを特徴とする。
【0034】(15)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の電圧波形を判定する波形判定
回路を設けることにより、機器に対する入力電源の電圧
波形が商用電源の電圧波形である場合に、波形判定回路
を通じて高調波抑制回路を動作させるようにしたことを
特徴とする。
【0035】(16)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の周波数に含まれるジッタを検
出するジッタ検出回路を設けることにより、機器に対す
る入力電源の周波数に電源装置固有のジッタが含まれて
いる場合に、ジッタ検出回路を通じて高調波抑制回路の
動作を停止せしめようにしたことを特徴とする。
【0036】(17)本発明の高調波抑制システムは、
負荷側の機器に入力電源の周波数に含まれるジッタを検
出するジッタ検出回路を設けることにより、機器に対す
る入力電源の周波数にジッタが含まれていない場合に、
波形判定回路を通じて高調波抑制回路を動作させるよう
にしたことを特徴とする。
【0037】
【作用】上記(1)〜(5)の構成によれば、常時イン
バータ給電方式または常時商用給電方式のUPSを用い
たシステムにおいて、電源側のインバータ回路から負荷
側の機器に対して電源が供給されている場合に、機器内
の高調波抑制回路の動作が停止させるための制御信号が
出力される。これにより、負荷側での高調波抑制動作を
停止させることができる。
【0038】上記(6)〜(9)の構成によれば、アク
ティブフィルタを用いたシステムにおいて、電源側のア
クティブフィルタが動作している場合に、機器内の高調
波抑制回路の動作を停止させるための制御信号が出力さ
れる。これにより、負荷側での高調波抑制動作を停止さ
せることができる。また、分散電源を併用したシステム
にあっては、分散電源装置内の高調波抑制回路の動作も
停止させるための制御信号が出力される。これにより、
負荷側での高調波抑制動作並びに分散電源側の高調波抑
制動作を停止させることができる。
【0039】上記(10)〜(17)の構成によれば、
機器に対する入力電源の周波数、電圧値、電圧波形また
はジッタに基づいて、入力電源が電源装置または商用電
源が判断され、その結果に応じて機器内の高調波抑制動
作が制御される。これにより、機能制御用の特別な御御
線を必要とせずに、効率的な電源供給を行うことができ
る。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例に係る
高調波抑制システムを説明する。ここでは、常時インバ
ータ給電方式のUPSを用いたシステム(第1〜第3の
実施例)、常時商用給電方式のUPSを用いたシステム
(第4および第5の実施例)、アクティブフィルタおよ
び分散電源を用いたシステム(第6および第7の実施
例)、信号線を用いずに負荷側の高調波抑制機能を制御
するシステム(第8〜第11の実施例)について説明す
る。
【0041】(第1の実施例)まず、図1を参照して本
発明の第1の実施例を説明する。ここでは、常時インバ
ータ給電方式のUPSを用いたシステムにおいて、負荷
側の高調波抑制機能を制御することを特徴とする。
【0042】図1は第1の実施例に係る常時インバータ
給電方式のUPSを用いたシステムの構成を示すブロッ
ク図である。本システムは、システムのエネルギ源であ
る商用電源ACを受けて負荷に交流電源を供給する電源
装置1と、この電源装置1によって供給された電源を受
けて動作する複数の電子機器20−1,20−2…から
なる。
【0043】電源装置1は、高調波抑制回路30、変換
回路11、蓄電池100、インバータ回路12、バイパ
ス線13、切り替え回路70を有する。高調波抑制回路
30は、入力電流の高調波成分を低減する。変換回路1
1は、高調波抑制回路30によって高調波成分がカット
された商用電源ACから直流電圧を作る。蓄電池100
は、例えば商用電源AC停電時に電源装置1自身で電圧
供給するためのエネルギ供給回路である。インバータ回
路12は、変換回路11によって得られる直流電圧また
は蓄電池100の直流電圧を受け、例えば50Hz、5
5Hz、60Hz等の交流電圧を作る。バイパス線13
は、インバータ回路12に並行に設けられ、商用電源A
Cをそのまま負荷に供給する。切り替え回路70は、イ
ンバータ回路12の出力またはバイパス線13の出力の
いずれかを選択する。
【0044】電子機器20−1,20−2…は、切り替
え回路70によって選択されたインバータ回路12また
はバイパス線13のいずれかの出力を受けて動作する。
また、電子機器20−1,20−2…の内部には、それ
ぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−
1,40−2…が設けられている。
【0045】ここで、第1の実施例において、電源装置
1には、接続検出回路80および信号発生回路50が設
けられている。接続検出回路80は、切り替え回路70
がインバータ回路12の出力またはバイパス線13の出
力を選択していることを検出する。信号発生回路50
は、接続検出回路80の検出結果に基づいて、切り替え
回路70がインバータ回路12の出力を選択していると
きに、負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御
信号51を出力する。
【0046】また、電子機器20−1,20−2…側に
は、この制御信号51を受けて、高調波抑制回路40−
1,40−2…の動作を停止させるための受信回路60
−1,60−2…が設けられている。
【0047】次に、第1の実施例の動作を説明する。常
時インバータ給電方式のUPSを用いたシステムの場合
には、通常はインバータ運転により、商用電源ACを所
定の交流電圧に変換して負荷に供給している。すなわ
ち、図1において、切り替え回路70によってインバー
タ回路12の出力が選択されており、負荷側である電子
機器20−1,20−2…はこのインバータ回路12の
出力を入力電源として動作している。
【0048】ここで、電源装置1には、高調波抑制回路
30が設けられており、インバータ運転時には常にこの
高調波抑制回路30を経由して電源が負荷に供給されて
いる。一方、負荷側である電子機器20−1,20−2
…にも、高調波抑制回路40−1,40−2…が設けら
れており、双方で高調波抑制を行うとロスが生じること
になる。
【0049】第1の実施例において、切り替え回路70
がインバータ回路12の出力を選択しているとき、その
状態が接続検出回路80で検出され、信号発生回路50
から負荷に対して制御信号51が出力される。この制御
信号51の出力により、電子機器20−1,20−2…
では受信回路60−1,60−2を通じて機器内部の高
調波抑制回路40−1,40−2の動作を停止する。
【0050】一方、常時インバータ給電方式のUPSに
おいて、直接商用電源ACで運用する場合がある。これ
は、電源装置1内の切り替え回路70をバイパス線13
に切り換えることで行われる。この場合には、電子機器
20−1,20−2…は直接商用電源ACを受電して動
作することになる。このように、バイパス線13を用い
て商用直結モードとしている場合には、商用電源ACが
電源装置1内の高調波抑制回路30を経由しないため、
負荷側で高調波抑制を行う必要がある。
【0051】第1の実施例において、切り替え回路70
がバイパス線13の出力を選択しているとき、その状態
が検出回路80で検出され、信号発生回路50の出力が
禁止される。これにより、電子機器20−1,20−2
…は、内部の高調波抑制回路40−1,40−2を通じ
て高調波抑制を行うことができる。
【0052】このように、常時インバータ給電方式のU
PSを用いたシステムにおいて、通常モードでインバー
タ出力を入力電源として負荷に供給している場合には、
負荷側の高調波抑制機能を停止せしめることにより、負
荷側での電力損失を防いで効率的に電源供給を行うこと
ができる。
【0053】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を説明する。ここでは、常時インバータ給電方式の
UPSを用いたシステムにおいて、特にバッテリによる
電源供給時に負荷側の高調波抑制機能を制御することを
特徴とする。
【0054】図2は第2の実施例に係る常時インバータ
給電方式のUPSを用いたシステムの構成を示すブロッ
ク図である。なお、図2において、図1と同一部分に同
一符号を付して説明する。本システムは、システムのエ
ネルギ源である商用電源ACを受けて負荷に交流電源を
供給する電源装置1と、この電源装置1によって供給さ
れた電源を受けて動作する複数の電子機器20−1,2
0−2…からなる。
【0055】電源装置1は、高調波抑制回路30、変換
回路11、蓄電池100、インバータ回路12、バイパ
ス線13、切り替え回路70を有する。高調波抑制回路
30は、入力電流の高調波成分を低減する。変換回路1
1は、高調波抑制回路30によって高調波成分がカット
された商用電源ACから直流電圧を作る。蓄電池100
は、例えば商用電源AC停電時に電源装置1自身で電圧
供給するためのエネルギ供給回路である。インバータ回
路12は、変換回路11によって得られる直流電圧また
は蓄電池100の直流電圧を受け、例えば50Hz、5
5Hz、60Hz等の交流電圧を作る。バイパス線13
は、インバータ回路12に並行に設けられ、商用電源A
Cをそのまま負荷に供給する。切り替え回路70は、イ
ンバータ回路12の出力またはバイパス線13の出力の
いずれかを選択する。
【0056】電子機器20−1,20−2…は、切り替
え回路70によって選択されたインバータ回路12また
はバイパス線13のいずれかの出力を受けて動作する。
また、電子機器20−1,20−2…の内部には、それ
ぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−
1,40−2…が設けられている。
【0057】ここで、第2の実施例において、電源装置
1には、停電検出回路110、AND回路56および信
号発生回路50が設けられている。停電検出回路110
は、商用電源ACの停電状態を検出し、その停電検出信
号をAND回路56に出力する。AND回路56は、イ
ンバータ回路12の出力と停電検出回路110の出力の
論理積を取り、インバータ回路12の出力が正常である
ときに、停電検出回路110から出力された停電検出信
号を信号発生回路50に与える。信号発生回路50は、
AND回路56の出力信号に応じて、インバータ回路1
2の出力が正常であり、停電検出回路110から出力さ
れた停電検出信号を切り替え回路70がインバータ回路
12の出力を選択している場合に、負荷側の高調波抑制
機能を停止させるための制御信号51を出力する。
【0058】また、電子機器20−1,20−2…側に
は、この制御信号51を受けて、高調波抑制回路40−
1,40−2…の動作を停止させるための受信回路60
−1,60−2…が設けられている。
【0059】次に、第2の実施例の動作を説明する。常
時インバータ給電方式のUPSを用いたシステムの場合
には、通常はインバータ運転により、商用電源ACを所
定の交流電圧に変換して負荷に供給している。すなわ
ち、図2において、切り替え回路70によってインバー
タ回路12の出力が選択されており、負荷側である電子
機器20−1,20−2…はこのインバータ回路12の
出力を入力電源として動作している。
【0060】ここで、商用電源ACに停電が生じると、
電源装置1では蓄電池100に蓄積された電圧を用い
て、電子機器20−1,20−2…に対する電源供給を
続行する。この場合、蓄電池100の電圧エネルギは限
られており、負荷側で高調波抑制機能が働いていると、
電力損失により蓄電池100を無駄に使用することにな
る。
【0061】第2の実施例において、停電検出回路11
0によって商用電源ACの停電状態が検出されたとき、
インバータ回路12から正常に電源供給が行われている
場合には、信号発生回路50から負荷に対して制御信号
51が出力される。この制御信号51の出力により、電
子機器20−1,20−2…では受信回路60−1,6
0−2を通じて機器内部の高調波抑制回路40−1,4
0−2の動作を停止する。
【0062】このように、常時インバータ給電方式のU
PSを用いたシステムにおいて、バッテリを用いて電源
を供給している場合には、負荷側の高調波抑制機能が停
止状態にある。これにより、停電時でのバッテリ消耗を
軽減して、効率的に電源供給を行うことができる。
【0063】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を説明する。ここでは、常時インバータ給電方式の
UPSを用いたシステムにおいて、特にバッテリの放電
電流を検出することにより、負荷側の高調波抑制機能を
制御することを特徴とする。
【0064】図3は第3の実施例に係る常時インバータ
給電方式のUPSを用いたシステムの構成を示すブロッ
ク図である。なお、図3において、図1と同一部分に同
一符号を付して説明する。本システムは、システムのエ
ネルギ源である商用電源ACを受けて負荷に交流電源を
供給する電源装置1と、この電源装置1によって供給さ
れた電源を受けて動作する複数の電子機器20−1,2
0−2…からなる。
【0065】電源装置1は、高調波抑制回路30、変換
回路11、蓄電池100、インバータ回路12、バイパ
ス線13、切り替え回路70を有する。高調波抑制回路
30は、入力電流の高調波成分を低減する。変換回路1
1は、高調波抑制回路30によって高調波成分がカット
された商用電源ACから直流電圧を作る。蓄電池100
は、例えば商用電源AC停電時に電源装置1自身で電圧
供給するためのエネルギ供給回路である。インバータ回
路12は、変換回路11によって得られる直流電圧また
は蓄電池100の直流電圧を受け、例えば50Hz、5
5Hz、60Hz等の交流電圧を作る。バイパス線13
は、インバータ回路12に並行に設けられ、商用電源A
Cをそのまま負荷に供給する。切り替え回路70は、イ
ンバータ回路12の出力またはバイパス線13の出力の
いずれかを選択する。
【0066】電子機器20−1,20−2…は、切り替
え回路70によって選択されたインバータ回路12また
はバイパス線13のいずれかの出力を受けて動作する。
また、電子機器20−1,20−2…の内部には、それ
ぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−
1,40−2…が設けられている。
【0067】ここで、第3の実施例において、電源装置
1には、分流器130、レベル変換器57および信号発
生回路50が設けられている。分流器130は、蓄電池
100の出力側に設けられ、蓄電池110の放電電流を
検出する。レベル変換器57は、分流器130によって
検出された蓄電池100の放電電流を内部の低減フィル
タで平滑化した後、レベル変換して信号発生回路50に
出力する。信号発生回路50は、レベル変換器57の出
力に基づいて、蓄電池100が放電状態にあるときに、
負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御信号5
1を出力する。
【0068】また、電子機器20−1,20−2…側に
は、この制御信号51を受けて、高調波抑制回路40−
1,40−2…の動作を停止させるための受信回路60
−1,60−2…が設けられている。
【0069】次に、第3の実施例の動作を説明する。常
時インバータ給電方式のUPSを用いたシステムの場合
には、通常はインバータ運転により、商用電源ACを所
定の交流電圧に変換して負荷に供給している。すなわ
ち、図3において、切り替え回路70によってインバー
タ回路12の出力が選択されており、負荷側である電子
機器20−1,20−2…はこのインバータ回路12の
出力を入力電源として動作している。
【0070】ここで、商用電源ACに停電が生じると、
電源装置1では蓄電池100に蓄積された電圧を用い
て、電子機器20−1,20−2…に対する電源供給を
続行する。この場合、蓄電池100の電圧エネルギは限
られており、負荷側で高調波抑制機能が働いていると、
電力損失により蓄電池100を無駄に使用することにな
る。
【0071】第3の実施例では、商用電源ACが停電状
態にあることを蓄電池100の放電電流によって判断し
ている。すなわち、分流器130によって蓄電池100
の放電電流が検出されると、その検出信号がレベル変換
器57を通じて信号発生回路50に与えられ、信号発生
回路50から負荷に対して制御信号51が出力される。
この制御信号51の出力により、電子機器20−1,2
0−2…では受信回路60−1,60−2を通じて機器
内部の高調波抑制回路40−1,40−2の動作を停止
する。
【0072】このように、常時インバータ給電方式のU
PSを用いたシステムにおいて、バッテリの放電状態を
検出して負荷側の高調波抑制機能を制御する構成として
も、上記第2の実施例と同様に、停電時でのバッテリ消
耗を軽減して、効率的な電源供給を行うことができる。
【0073】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例を説明する。ここでは、常時商用給電方式のUPS
を用いたシステムにおいて、負荷側の高調波抑制機能を
制御することを特徴とする。
【0074】図4は第4の実施例に係る常時商用給電方
式のUPSを用いたシステムの構成を示すブロック図で
ある。なお、図4において、図1と同一部分に同一符号
を付して説明する。本システムは、システムのエネルギ
源である商用電源ACを受けて負荷に交流電源を供給す
る電源装置1と、この電源装置1によって供給された電
源を受けて動作する複数の電子機器20−1,20−2
…からなる。
【0075】電源装置1は、充電器15、ダイオード1
40、蓄電池100、スイッチ150、インバータ回路
12、バイパス線13、切り替え回路70を有する。充
電器15は、商用電源ACの入力側に設けられており、
蓄電池100を充電すると共に、インバータ回路12を
無負荷運転させることのできる出力容量を持つ。ダイオ
ード140は、蓄電池100から電流が逆流することを
防止するためのものである。蓄電池100は、例えば商
用電源AC停電時に電源装置1自身で電圧供給するため
のエネルギ供給回路である。スイッチ150は、蓄電池
100を放電させるためのものである。インバータ回路
12は、変換回路11によって得られる直流電圧または
蓄電池100の直流電圧を受け、例えば50Hz、55
Hz、60Hz等の交流電圧を作る。バイパス線13
は、インバータ回路12に並行に設けられ、商用電源A
Cをそのまま負荷に供給する。切り替え回路70は、イ
ンバータ回路12の出力またはバイパス線13の出力の
いずれかを選択する。
【0076】電子機器20−1,20−2…は、切り替
え回路70によって選択されたインバータ回路12また
はバイパス線13のいずれかの出力を受けて動作する。
また、電子機器20−1,20−2…の内部には、それ
ぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−
1,40−2…が設けられている。
【0077】ここで、第4の実施例において、電源装置
1には、接続検出回路80および信号発生回路50が設
けられている。接続検出回路80は、切り替え回路70
がインバータ回路12の出力またはバイパス線13の出
力を選択していることを検出する。信号発生回路50
は、接続検出回路80の検出結果に基づいて、切り替え
回路70がインバータ回路12の出力を選択していると
きに、負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御
信号51を出力する。
【0078】また、電子機器20−1,20−2…側に
は、この制御信号51を受けて、高調波抑制回路40−
1,40−2…の動作を停止させるための受信回路60
−1,60−2…が設けられている。
【0079】次に、第4の実施例の動作を説明する。常
時商用給電方式のUPSを用いたシステムの場合には、
通常は商用運転により商用電源AC電源を負荷に直接供
給している。すなわち、図4において、切り替え回路7
0によってバイパス線13の出力が選択されており、負
荷側である電子機器20−1,20−2…はこのバイパ
ス線13の出力を入力電源として動作している。この場
合、電子機器20−1,20−2…は、内部に高調波抑
制回路40−1,40−2を備えており、同抑制回路4
0−1,40−2にて入力電源の高調波を抑制してい
る。
【0080】商用電源ACに停電が発生すると、商用運
転からインバータ運転に切り換えられる。充電器15
は、蓄電池100を充電すると共にインバータ回路12
の無負荷運転状態を維持できるだけの出力容量を持つ。
これによって、商用電源ACに停電が発生した時、切り
替え回路70をインバータ側に切り替えることによっ
て、スイッチの切り替え時間だけの遅れで、インバータ
回路12から引続き電源供給を行うことができる。この
場合、スイッチ150は、切り替え回路70がインバー
タ側に切り替わると同時にオン状態になり、全負荷に対
応する放電電流を蓄電池100が流し得るようにする。
【0081】ここで、常時商用給電方式のUPSにおい
て、商用電源ACの停電により、インバータ運転を行っ
ているときには、商用電源AC側に高調波が逆流しない
ので、負荷側での高調波抑制対策は不要になる。このた
め、商用電源の停電時には、常時インバータ給電方式の
ときと同様に、負荷側での高調波抑制機能による電力損
失が生じ、蓄電池100の消耗が速まる。
【0082】第4の実施例において、切り替え回路70
がインバータ回路12の出力を選択しているとき、その
状態が接続検出回路80で検出され、信号発生回路50
から負荷に対して制御信号51が出力される。この制御
信号51の出力により、電子機器20−1,20−2…
では受信回路60−1,60−2を通じて機器内部の高
調波抑制回路40−1,40−2の動作を停止する。
【0083】このように、常時商用給電方式のUPSを
用いたシステムにおいて、停電時にインバータ運転でイ
ンバータ出力を入力電源として負荷に供給している場合
には、負荷側の高調波抑制機能を停止せしめることによ
り、負荷側での電力損失を防いで効率的に電源供給を行
うことができる。
【0084】(第5の実施例)次に、本発明の第5の実
施例を説明する。ここでは、常時商用給電方式のUPS
を用いたシステムにおいて、特にバッテリの放電電流を
検出することにより、負荷側の高調波抑制機能を制御す
ることを特徴とする。
【0085】図5は第5の実施例に係る常時商用給電方
式のUPSを用いたシステムの構成を示すブロック図で
ある。なお、図5において、図1と同一部分に同一符号
を付して説明する。本システムは、システムのエネルギ
源である商用電源ACを受けて負荷に交流電源を供給す
る電源装置1と、この電源装置1によって供給された電
源を受けて動作する複数の電子機器20−1,20−2
…からなる。
【0086】電源装置1は、充電器15、ダイオード1
40、蓄電池100、スイッチ150、インバータ回路
12、バイパス線13、切り替え回路70を有する。充
電器15は、商用電源ACの入力側に設けられており、
蓄電池100を充電すると共に、インバータ回路12を
無負荷運転させることのできる出力容量を持つ。ダイオ
ード140は、蓄電池100から電流が逆流することを
防止するためのものである。蓄電池100は、例えば商
用電源AC停電時に電源装置1自身で電圧供給するため
のエネルギ供給回路である。スイッチ150は、蓄電池
100を放電させるためのものである。インバータ回路
12は、変換回路11によって得られる直流電圧または
蓄電池100の直流電圧を受け、例えば50Hz、55
Hz、60Hz等の交流電圧を作る。バイパス線13
は、インバータ回路12に並行に設けられ、商用電源A
Cをそのまま負荷に供給する。切り替え回路70は、イ
ンバータ回路12の出力またはバイパス線13の出力の
いずれかを選択する。
【0087】電子機器20−1,20−2…は、切り替
え回路70によって選択されたインバータ回路12また
はバイパス線13のいずれかの出力を受けて動作する。
また、電子機器20−1,20−2…の内部には、それ
ぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−
1,40−2…が設けられている。
【0088】ここで、第5の実施例において、電源装置
1には、分流器130、レベル変換器57および信号発
生回路50が設けられている。分流器130は、蓄電池
100の出力側に設けられ、蓄電池110の放電電流を
検出する。レベル変換器57は、分流器130によって
検出された蓄電池100の放電電流を内部の低減フィル
タで平滑化した後、レベル変換して信号発生回路50に
出力する。信号発生回路50は、レベル変換器57の出
力に基づいて、蓄電池100が放電状態にあるときに、
負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御信号5
1を出力する。
【0089】また、電子機器20−1,20−2…側に
は、この制御信号51を受けて、高調波抑制回路40−
1,40−2…の動作を停止させるための受信回路60
−1,60−2…が設けられている。
【0090】次に、第5の実施例の動作を説明する。常
時商用給電方式のUPSを用いたシステムの場合には、
通常はバイパス運転により、バイパス線13により商用
電源ACを直接負荷に供給している。すなわち、図5に
おいて、切り替え回路70によってバイパス線13の出
力が選択されており、負荷側である電子機器20−1,
20−2…はこのバイパス線13の出力を入力電源とし
て動作している。
【0091】ここで、商用電源ACに停電が生じると、
電源装置1では蓄電池100に蓄積された電圧を用い
て、電子機器20−1,20−2…に対する電源供給を
続行する。この場合、蓄電池100の電圧エネルギは限
られており、負荷側で高調波抑制機能が働いていると、
電力損失により蓄電池100を無駄に使用することにな
る。
【0092】第5の実施例では、商用電源ACが停電状
態にあることを蓄電池100の放電電流によって判断し
ている。すなわち、分流器130によって蓄電池100
の放電電流が検出されると、その検出信号がレベル変換
器57を通じて信号発生回路50に与えられ、信号発生
回路50から負荷に対して制御信号51が出力される。
この制御信号51の出力により、電子機器20−1,2
0−2…では受信回路60−1,60−2を通じて機器
内部の高調波抑制回路40−1,40−2の動作を停止
する。
【0093】このように、常時商用給電方式のUPSを
用いたシステムにおいて、バッテリの放電状態を検出し
て負荷側の高調波抑制機能を制御する構成としても、上
記第4の実施例と同様に、停電時でのバッテリ消耗を軽
減して、効率的な電源供給を行うことができる。
【0094】(第6の実施例)次に、本発明の第6の実
施例を説明する。ここでは、アクティブフィルタと分散
電源を用いたシステムにおいて、負荷側並びに分散電源
側の高調波抑制機能を制御することを特徴とする。
【0095】図6は第6の実施例に係るアクティブフィ
ルタと分散電源を用いたシステムの構成を示すブロック
図である。なお、図6において、図1と同一部分に同一
符号を付して説明する。本システムは、変流器210お
よびアクティブフィルタ200からなる商用電源装置
と、太陽電池300およびエネルギ変換装置320から
なる分散電源装置と、これらの電源装置によって供給さ
れた電源を受けて動作する複数の電子機器20−1,2
0−2…からなる。
【0096】変流器210は、商用電源AC入力側に設
けられ、入力電流を検出する。アクティブフィルタ20
0は、変流器210を通じて商用電源ACからの入力電
流を受け、その高調波成分と逆位相の電流をシステム入
力端に流し込む。
【0097】太陽電池300は、商用電源ACとは別系
統で、システムが必要とする電力を供給する。エネルギ
変換装置320は、太陽電池300のエネルギを商用周
波数のエネルギに変換して負荷側に供給するものであ
り、内部にインバータ回路340を有する。インバータ
回路340は、太陽電池300の直流電圧を商用周波数
の交流電圧に変換する。このインバータ回路340の商
用電源接続端側(インバータ出力側)には、高調波電流
を低減するための高調波抑制回路340aが設けられて
いる。
【0098】電子機器20−1,20−2…は、変流器
210およびアクティブフィルタ200からなる商用電
源装置、または、太陽電池300およびエネルギ変換装
置320からなる分散電源装置のいずれかの出力を受け
て動作する。また、電子機器20−1,20−2…の内
部には、それぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑
制回路40−1,40−2…が設けられている。
【0099】なお、図中iは電流であり、商用電源AC
からシステムに流入する正味の電流を示す。iA は電流
であり、商用側から負荷(電子機器)へ流入する電流の
合成を示す。iB は電流であり、アクティブフィルタ2
00からシステムに注入する逆位相の高調波電流を示
す。ic は電流であり、分散電源側(インバータ回路3
40)から負荷(電子機器)に供給される電流を示す。
【0100】ここで、第6の実施例において、アクティ
ブフィルタ200には、信号発生回路50が設けられて
いる。信号発生回路50は、アクティブフィルタ200
が正常に動作しているとき、負荷側の高調波抑制機能を
停止させるための制御信号51を出力する。
【0101】また、エネルギ変換装置320および電子
機器20−1,20−2…側には、この制御信号51を
受けて、高調波抑制回路40−1,40−2…の動作を
停止させるための受信回路360,60−1,60−2
…が設けられている。
【0102】次に、第6の実施例の動作を説明する。ア
クティブフィルタ200を用いたシステムでは、今後の
資源の効率的使用、省エネルギ、真夏のピーク負荷低減
対策などの観点から、分離電源が注目されている。これ
は、商用電源系統に、各需要家が個別に設置する小規模
の発電設備、例えば、太陽電池発電等の部分発電を組み
合わせ、需要家が発電したエネルギのうち、その需要家
で消費しきれずに余ったエネルギを電力系統に供給する
ものである。
【0103】このような電源系統にあっては、需要家か
ら系統に注入する電力は、高調波を低減した電流(正弦
波形に近い)となるように、高調波抑制回路340aが
発電装置(例えば太陽電池100を用いた発電ではイン
バータ回路340)に内蔵される。系統に注入される電
力が需要家で消費する分に比べて大きくなるような負荷
の場合には、負荷側で高調波抑制をしなくても、系統へ
注入される電力の高調波成分が小さくなる。すなわち、
負荷側の電子機器20−1,20−2…で高調波対策を
しなくとも、高調波を規制限度以下に低減することがで
きる。
【0104】一方、需要家の受電端に変流器210を設
け、入力電流の高調波電流量を観測することによって、
各電子機器20−1,20−2…での高調波抑制機能を
停止することができる。需要家での発電出力が低下し
て、系統側へ逆注入できなくなった場合には、受電端で
の流入電流の高調波含有量が増加する。受電端にアクテ
ィブフィルタ200を設けてある場合には、発電電力が
ゼロの場合でも、高調波抑制を行うことができる。
【0105】このように、アクティブフィルタ200が
設けられている場合には、高調波抑制が行われているた
め、分散電源および負荷側で高調波抑制機能が働いてい
ると、システム全体としての効率が低下することにな
る。
【0106】第6の実施例では、変流器210で受電端
の入力電流を観測し、アクティブフィルタ200を通じ
て流入電流と逆位相の高調波電流を注入して高調波抑制
を行う。この場合、系統へ逆流する高調波電流が規制値
以下であれば、アクティブフィルタ200の信号発生回
路50から各電子機器20−1,20−2に対して制御
信号51が出力される。この制御信号51の出力によ
り、電子機器20−1,20−2…では受信回路60−
1,60−2を通じて機器内部の高調波抑制回路40−
1,40−2の動作を停止する。また、制御信号51は
分散電源側のエネルギ変換装置320にも出力される。
これにより、エネルギ変換装置320では受信回路36
0を通じてインバータ回路340内部の高調波抑制回路
340aの動作を停止する。
【0107】このように、アクティブフィルタを用いた
システムにおいて、アクティブフィルタが機能している
場合には、負荷側の高調波抑制機能を停止せしめること
により、負荷側での電力損失を防いで効率的に電源供給
を行うことができる。また、分散電源を用いている場合
には、同時に分散電源側の高調波抑制機能を停止せしめ
ることにより、システム全体の効率を向上させることが
できる。
【0108】(第7の実施例)次に、本発明の第7の実
施例を説明する。ここでは、アクティブフィルタと分散
電源を用いたシステムにおいて、高調波成分のレベルに
応じて負荷側並びに分散電源側の高調波抑制機能を制御
することを特徴とする。
【0109】図7は第7の実施例に係るアクティブフィ
ルタと分散電源を用いたシステムの構成を示すブロック
図である。なお、図7において、図1および図6と同一
部分に同一符号を付して説明する。本システムは、変流
器210およびアクティブフィルタ200からなる商用
電源装置と、太陽電池300およびエネルギ変換装置3
20からなる分散電源装置と、これらの電源装置によっ
て供給された電源を受けて動作する複数の電子機器20
−1,20−2…からなる。
【0110】変流器210は、商用電源AC入力側に設
けられ、入力電流を検出する。アクティブフィルタ20
0は、変流器210を通じて商用電源ACからの入力電
流を受け、その高調波成分と逆位相の電流をシステム入
力端に流し込む。
【0111】太陽電池300は、商用電源ACとは別系
統で、システムが必要とする電力を供給する。エネルギ
変換装置320は、太陽電池300のエネルギを商用周
波数のエネルギに変換して負荷側に供給するものであ
り、内部にインバータ回路340を有する。インバータ
回路340は、太陽電池300の直流電圧を商用周波数
の交流電圧に変換する。このインバータ回路340の商
用電源接続端側(インバータ出力側)には、高調波電流
を低減するための高調波抑制回路340aが設けられて
いる。
【0112】電子機器20−1,20−2…は、変流器
210およびアクティブフィルタ200からなる商用電
源装置、または、太陽電池300およびエネルギ変換装
置320からなる分散電源装置のいずれかの出力を受け
て動作する。また、電子機器20−1,20−2…の内
部には、それぞれ高調波成分を抑制するための高調波抑
制回路40−1,40−2…が設けられている。
【0113】なお、図中iは電流であり、商用電源AC
からシステムに流入する正味の電流を示す。iA は電流
であり、商用側から負荷(電子機器)へ流入する電流の
合成を示す。iB は電流であり、アクティブフィルタ2
00からシステムに注入する逆位相の高調波電流を示
す。ic は電流であり、分散電源側(インバータ回路3
40)から負荷(電子機器)に供給される電流を示す。
【0114】ここで、第7の実施例において、商用電源
側には、変流器410および制御回路400が設けられ
ている。変流器410は、商用電源ACから流入する電
流の高調波成分を検出する。制御回路400は、負荷側
並びに分散電源側に設けられた高調波抑制機能を個別あ
るいは幾つかのグループ毎に制御する。この制御回路4
00は、比較器430、基準値発生器420、レベル検
出器(図中LDで示す)441〜443および信号発生
回路(図中SGで示す)451〜453からなる。
【0115】制御回路400内において、基準値発生器
420は、高調波電流の限度値(許容値)を設定する。
比較器430は、商用電源ACから流入する高調波電流
と基準値発生器420の限度値とを比較し、その誤差に
応じた誤差信号を出力する。レベル検出器441〜44
3は、比較器430からの入力誤差信号を設定レベルと
比較し、設定レベルより小さい場合には、負荷側並びに
分散電源側の高調波抑制機能を動作させる信号を出力す
る。信号発生回路451〜453は、負荷側並びに分散
電源側の高調波抑制機能を停止するための制御信号51
−0,51−1,51−2…を出力する。
【0116】電子機器20−1,20−2…側には、制
御信号51−1,51−2…を受けて高調波抑制回路4
0−1,40−2…の動作を停止させるための受信回路
60−1,60−2…が設けられている。同様に、分散
電源側のエネルギ変換装置320にも、制御信号51−
0を受けて高調波抑制回路340aの動作を停止させる
ための受信回路360が設けられている。
【0117】次に、第7の実施例の動作を説明する。ア
クティブフィルタ200の容量が小さい場合には、アク
ティブフィルタ200と各電子機器20−1,20−2
…の高調波抑制回路40−1,40−2が共同して商用
電源ACに逆流する高調波電流を規制値以下に抑制する
必要がある。この場合、システムを構成する各電子機器
20−1,20−2…のうち、可動状態にある機器の数
が少ない場合には、アクティブフィルタ200単独で高
調波電流を限度内に抑制することができる。
【0118】そこで、第7の実施例では、システムへの
入力電流を変流器410で観測し、これに含まれる高調
波成分を分析する。制御回路400では、この高調波成
分を限度値と比較し、高調波成分が限度値に比べて小さ
い場合には、稼働している電子機器20−1,20−2
…の高調波抑制機能をそのときのレベルに応じた台数だ
け停止させるように、制御信号51−1,51−2…を
出力する。
【0119】この場合、停止台数は、制御回路400の
中の信号発生回路452、453…に接続される電子機
器20−1、20−2…の数量を調節することにより変
更することができ、運用で使用される機器台数に合わせ
て限度値以内に抑えるに適した台数ずつグルーブ分けす
ることもできる。また、分散電源側の高調波抑制機能を
含めて停止させることもできる。
【0120】このように、アクティブフィルタを用いた
システムにおいて、アクティブフィルタが機能している
場合には、高調波成分のレベルに応じて負荷側の高調波
抑制機能を停止せしめることにより、負荷側での電力損
失を防いで効率的に電源供給を行うことができる。ま
た、分散電源を用いている場合には、同時に分散電源側
の高調波抑制機能を停止せしめることにより、システム
全体の効率を向上させることができる。
【0121】(第8の実施例)上述した第1〜第7の実
施例では、負荷側の高調波抑制機能を信号によって制御
したが、ここでは、信号線を用いないで負荷側の高調波
抑制機能を制御することを特徴とする。特に、第8の実
施例では、その制御を負荷側が受電する電源の周波数に
基づいて行うことを特徴とする。なお、ここで示す制御
方式は、既に説明したUPS(常時インバータ給電方
式、常時商用給電方式)であれば、アクティブフィルタ
を使用したシステムや分散電源システムにも同様に適用
できる。また、この制御方式を各機器に持たせた場合
に、これらの機器はシステムに組み込むことも、機器単
独で使用することもできる。
【0122】図8は第8の実施例に係る制御方式を用い
たシステムの構成を示すブロック図である。なお、図8
において、図1と同一部分には、同一符号を付して説明
する。本システムは、システムのエネルギ源である商用
電源ACを受けて負荷に交流電源を供給する電源装置1
aと、この電源装置1aによって供給された電源を受け
て動作する複数の電子機器20−1…からなる。
【0123】電源装置1aは、常時インバータ給電方式
または常時商用給電方式のUPSからなる。この電源装
置1aは、インバータ回路2aおよび切り替え回路70
を有し、商用電源ACを受電して、ここでは商用電源A
Cの周波数とは異なる周波数の交流電圧を出力するか、
または、商用電源ACを直接出力する。インバータ回路
2aは、商用電源ACまたは図示せぬ蓄電池の電圧を所
定の周波数を有する交流電圧に変換する。切り替え回路
70は、商用電源ACまたはインバータ回路2aの出力
のうちのいずれか一方を選択する。
【0124】電子機器20−1は、電源装置1aから供
給された電源または商用電源ACを受けて動作し、内部
に高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−1
を有する。
【0125】なお、図中、符号Aは電源装置1aを使用
せずに商用電源ACで直結運転する場合の切断箇所を示
す。符号Bは商用直結の場合に商用電源ACを接続する
箇所を示す。符号Cは商用電源直結線を示す。
【0126】ここで、第8の実施例では、電子機器20
−1に周波数判別回路61−1が設けられている。周波
数判別回路61−1は、受電電圧の周波数を判別し、そ
の周波数が電源装置1aで生成されたものであることを
検出した場合には高調波抑制回路40−1の動作を停止
させる信号を出力し、商用電源ACの周波数であること
を検出した場合には高調波抑制回路40−1を動作させ
る信号を送出する。
【0127】次に、第8の実施例の動作を説明する。電
源装置1a内のインバータ回路2aで変換された交流電
圧が入力電源として負荷側の電子機器20−1に供給さ
れている場合には、電源側で高調波抑制が既に施されて
いるため、負荷側での高調波抑制は不要である。一方、
商用電源ACが負荷側の電子機器20−1に直接供給さ
れている場合には、電源側で高調波抑制が既に施されて
いないため、負荷側での高調波抑制が不要となる。
【0128】このように、負荷に供給される電源が電源
装置1a固有のものであるか、または、商用電源ACで
あるかによって、負荷側での高調波抑制機能を制御する
必要がある。
【0129】そこで、第8の実施例では、負荷に供給さ
れる電源の判別を入力電源の周波数に基づいて行うこと
を特徴とする。すなわち、電子機器20−1に電源が供
給された際に、電子機器20−1に設けられた周波数判
別回路61−1がその入力電源の周波数を判別する。そ
の結果、入力電源の周波数が電源装置1a固有の値であ
れば、電子機器20−1の高調波抑制動作が停止制御さ
れる。
【0130】具体的に説明すると、例えば需要家が受電
する商用電源ACの周波数が50Hzの場合には、周波
数判別回路61−1における判別周波数範囲を49〜5
1Hzに設定しておく。これにより、周波数が45〜4
8Hzまたは52〜66Hzなど電源が供給された場合
には、商用電源周波数ではないと判定でき、負荷側の高
調波抑制機能の動作を停止させることができる。また、
商用電源ACの周波数が60Hzの場合であっても、5
9〜61Hzを判別周波数範囲に選定することによっ
て、商用受電と自家給電とを区別できる。
【0131】このように、入力電源の周波数に基づいて
電源の種類を判定し、負荷側の高調波抑制機能を制御す
ることにより、機能制御用の特別な御御線を必要とせず
に、効率的な電源供給を行うことができる。
【0132】(第9の実施例)次に、本発明の第9の実
施例を説明する。ここでは、信号線を用いないで負荷側
の高調波抑制機能を制御し、特に、その制御を負荷側が
受電する電源の電圧値に基づいて行うことを特徴とす
る。なお、ここで示す制御方式は、既に説明したUPS
(常時インバータ給電方式、常時商用給電方式)であれ
ば、アクティブフィルタを使用したシステムや分散電源
システムにも同様に適用できる。また、この制御方式を
各機器に持たせた場合に、これらの機器はシステムに組
み込むことも、機器単独で使用することもできる。
【0133】図9は第9の実施例に係る制御方式を用い
たシステムの構成を示すブロック図である。なお、図9
において、図1と同一部分には、同一符号を付して説明
する。本システムは、システムのエネルギ源である商用
電源ACを受けて負荷に交流電源を供給する電源装置1
bと、この電源装置1bによって供給された電源を受け
て動作する複数の電子機器20−1…からなる。
【0134】電源装置1bは、常時インバータ給電方式
または常時商用給電方式のUPSからなる。この電源装
置1bは、インバータ回路2bおよび切り替え回路70
を有し、商用電源ACを受電して、ここでは商用電源A
Cとは異なる電圧値の交流電圧を出力するか、または、
商用電源ACを直接出力する。インバータ回路2bは、
商用電源ACまたは図示せぬ蓄電池の電圧を所定の電圧
値を有する交流電圧に変換する。切り替え回路70は、
商用電源ACまたはインバータ回路2bの出力のうちの
いずれか一方を選択する。
【0135】電子機器20−1は、電源装置1bから供
給された電源または商用電源ACを受けて動作し、内部
に高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−1
を有する。
【0136】なお、図中、符号Aは電源装置1bを使用
せずに商用電源ACで直結運転する場合の切断箇所を示
す。符号Bは商用直結の場合に商用電源ACを接続する
箇所を示す。符号Cは商用電源直結線を示す。
【0137】ここで、第9の実施例では、電子機器20
−1に電圧判別回路62−1が設けられている。電圧判
別回路62−1は、受電電圧の電圧値を判別し、その電
圧値が電源装置1bで生成されたものであることを検出
した場合には高調波抑制回路40−1の動作を停止させ
る信号を出力し、商用電源ACの電圧であることを検出
した場合には高調波抑制回路40−1を動作させる信号
を送出する。
【0138】次に、第9の実施例の動作を説明する。電
源装置1b内のインバータ回路2bで変換された交流電
圧が入力電源として負荷側の電子機器20−1に供給さ
れている場合には、電源側で高調波抑制が既に施されて
いるため、負荷側での高調波抑制は不要である。一方、
商用電源ACが負荷側の電子機器20−1に直接供給さ
れている場合には、電源側で高調波抑制が既に施されて
いないため、負荷側での高調波抑制が不要となる。
【0139】このように、負荷に供給される電源が電源
装置1b固有のものであるか、または、商用電源ACで
あるかによって、負荷側での高調波抑制機能を制御する
必要がある。
【0140】そこで、第9の実施例では、負荷に供給さ
れる電源の判別を入力電源の電圧値に基づいて行うこと
を特徴とする。すなわち、電子機器20−1に電源が供
給された際に、電子機器20−1に設けられた電圧判別
回路62−1がその入力電源の電圧値を判別する。その
結果、入力電源の電圧値が電源装置1b固有の値であれ
ば、電子機器20−1の高調波抑制動作が停止制御され
る。
【0141】具体的に説明すると、需要家が受電する商
用電源電圧の公称値が例えば100Vの場合、法定の供
給電圧は101±6Vである。したがって、需要家がU
PSを使用している場合には、UPSの出力電圧をこの
電圧範囲を避けた値、例えば、90〜94Vあるいは1
07〜110Vに設定する。また、電圧判別回路62−
1の判定電圧範囲は95〜107Vに設定する。
【0142】ここで、入力電圧が90〜94または10
7〜110Vであると、電圧判別回路62−1は、電源
装置1b(UPS)からの運転であるとして、高調波抑
制回路40−1に動作を停止する信号を送る。これによ
り、電子機器20−1の高調波抑制動作が停止する。
【0143】一方、電源装置1b側で商用電源ACに切
り替えられている場合、あるいは電源装置1b(UP
S)を設置せずに商用電源ACから直接給電される場合
には、電圧判別回路62−1は受電電圧値として95〜
107Vを検出し、高調波抑制回路40−1に動作信号
を出力する。これにより、電子機器20−1は高調波抑
制動作を行なうことができる。
【0144】このように、入力電源の電圧値に基づいて
電源の種類を判定し、負荷側の高調波抑制機能を制御す
ることにより、機能制御用の特別な御御線を必要とせず
に、効率的な電源供給を行うことができる。
【0145】(第10の実施例)次に、本発明の第10
の実施例を説明する。ここでは、信号線を用いないで負
荷側の高調波抑制機能を制御し、特に、その制御を負荷
側が受電する電源の電圧値に基づいて行うことを特徴と
する。なお、ここで示す制御方式は、既に説明したUP
S(常時インバータ給電方式、常時商用給電方式)であ
れば、アクティブフィルタを使用したシステムや分散電
源システムにも同様に適用できる。また、この制御方式
を各機器に持たせた場合に、これらの機器はシステムに
組み込むことも、機器単独で使用することもできる。
【0146】図10は第10の実施例に係る制御方式を
用いたシステムの構成を示すブロック図である。なお、
図10において、図1と同一部分には、同一符号を付し
て説明する。本システムは、システムのエネルギ源であ
る商用電源ACを受けて負荷に交流電源を供給する電源
装置1cと、この電源装置1cによって供給された電源
を受けて動作する複数の電子機器20−1…からなる。
【0147】電源装置1cは、常時インバータ給電方式
または常時商用給電方式のUPSからなる。この電源装
置1cは、インバータ回路2cおよび切り替え回路70
を有し、商用電源ACを受電して、ここでは商用電源A
Cとは異なる波形の交流電圧を出力するか、または、商
用電源ACを直接出力する。インバータ回路2cは、商
用電源ACまたは図示せぬ蓄電池の電圧を所定の波形を
有する交流電圧に変換する。切り替え回路70は、商用
電源ACまたはインバータ回路2cの出力のうちのいず
れか一方を選択する。
【0148】電子機器20−1は、電源装置1cから供
給された電源または商用電源ACを受けて動作し、内部
に高調波成分を抑制するための高調波抑制回路40−1
を有する。
【0149】なお、図中、符号Aは電源装置1cを使用
せずに商用電源ACで直結運転する場合の切断箇所を示
す。符号Bは商用直結の場合に商用電源ACを接続する
箇所を示す。符号Cは商用電源直結線を示す。
【0150】ここで、第10の実施例では、電子機器2
0−1に波形判別回路63−1が設けられている。波形
判別回路63−1は、受電電圧の波形を判別し、その波
形の電圧が電源装置1bで生成されたものであることを
検出した場合には高調波抑制回路40−1の動作を停止
させる信号を出力し、商用電源ACの電圧波形であるこ
とを検出した場合には高調波抑制回路40−1を動作さ
せる信号を送出する。
【0151】次に、第10の実施例の動作を説明する。
電源装置1c内のインバータ回路2cで変換された交流
電圧が入力電源として負荷側の電子機器20−1に供給
されている場合には、電源側で高調波抑制が既に施され
ているため、負荷側での高調波抑制は不要である。一
方、商用電源ACが負荷側の電子機器20−1に直接供
給されている場合には、電源側で高調波抑制が既に施さ
れていないため、負荷側での高調波抑制が不要となる。
【0152】このように、負荷に供給される電源が電源
装置1c固有のものであるか、または、商用電源ACで
あるかによって、負荷側での高調波抑制機能を制御する
必要がある。
【0153】そこで、第10の実施例では、負荷に供給
される電源の判別を入力電源の電圧波形に基づいて行う
ことを特徴とする。すなわち、電子機器20−1に電源
が供給された際に、電子機器20−1に設けられた波形
判別回路63−1がその入力電源の電圧波形を判別す
る。その結果、入力電源の電圧波形が電源装置1c固有
のものであれば、電子機器20−1の高調波抑制動作が
停止制御される。
【0154】具体的に説明すると、需要家が受電する商
用電源ACの電圧波形はほぼ正弦波であり、UPSの出
力電圧波形は方形波である。波形判別回路63−1はこ
の電圧波形の違いから商用電源ACとインバータ出力電
源津とを区別する。
【0155】この場合、波形判別回路63−1は、ピー
ク値と平均値、実効値とピーク値、または実効値と平均
値を検出する回路で構成することによって、負荷への入
力電源の電圧波形が正弦波であるか方形波であるかを区
別できる。あるいは、時間に対して定めたウィンドウを
設けた比較器を用いることによっても判別できる。
【0156】波形判別回路63−1により入力電圧波形
が方形波であると判定された場合には、電源装置1c
(UPS)からの給電であるとして、高調波抑制回路4
0に停止信号が出力される。これにより、電子機器20
−1の高調波抑制動作が停止する。
【0157】一方、電源装置1c側で商用電源ACに切
り替えられている場合、あるいは電源装置1c(UP
S)を設置せずに商用電源ACから直接給電される場合
には、波形判別回路63−1により正弦波が検出される
ので、高調波抑制回路40−1に動作信号が出力され
る。これにより、電子機器20−1は高調波抑制動作を
行なうことができる。
【0158】このように、入力電源の電圧波形に基づい
て電源の種類を判定し、負荷側の高調波抑制機能を制御
することにより、機能制御用の特別な御御線を必要とせ
ずに、効率的な電源供給を行うことができる。
【0159】(第11の実施例)次に、本発明の第11
の実施例を説明する。ここでは、信号線を用いないで負
荷側の高調波抑制機能を制御し、特に、その制御を負荷
側が受電する電源の周波数のジッタに基づいて行うこと
を特徴とする。なお、ここで示す制御方式は、既に説明
したUPS(常時インバータ給電方式、常時商用給電方
式)であれば、アクティブフィルタを使用したシステム
や分散電源システムにも同様に適用できる。また、この
制御方式を各機器に持たせた場合に、これらの機器はシ
ステムに組み込むことも、機器単独で使用することもで
きる。
【0160】図11は第11の実施例に係る制御方式を
用いたシステムの構成を示すブロック図である。なお、
図11において、図1と同一部分には、同一符号を付し
て説明する。本システムは、システムのエネルギ源であ
る商用電源ACを受けて負荷に交流電源を供給する電源
装置1dと、この電源装置1dによって供給された電源
を受けて動作する複数の電子機器20−1…からなる。
【0161】電源装置1dは、常時インバータ給電方式
または常時商用給電方式のUPSからなる。この電源装
置1dは、インバータ回路2d、発振器12a、12b
および切り替え回路70を有し、商用電源ACを受電し
て、ここでは商用電源ACのとは異なる周波数または同
じ周波数にジッタを施した交流電圧を出力するか、また
は、商用電源ACを直接出力する。インバータ回路2d
は、商用電源ACまたは図示せぬ蓄電池の電圧を所定の
ジッタを有する交流電圧に変換する。切り替え回路70
は、商用電源ACまたはインバータ回路2dの出力のう
ちのいずれか一方を選択する。
【0162】発振器12aは、受電電圧周波数または独
自の周波数にジッタを重畳した周波数を出力する。発振
器12bは、ジッタを決める低い周波数を発生する。電
子機器20−1は、電源装置1dから供給された電源ま
たは商用電源ACを受けて動作し、内部に高調波成分を
抑制するための高調波抑制回路40−1を有する。
【0163】なお、図中、符号Aは電源装置1dを使用
せずに商用電源ACで直結運転する場合の切断箇所を示
す。符号Bは商用直結の場合に商用電源ACを接続する
箇所を示す。符号Cは商用電源直結線を示す。
【0164】ここで、第9の実施例では、電子機器20
−1にジッタ検出回路64−1が設けられている。ジッ
タ検出回路64−1は、受電電圧の周波数に含まれるジ
ッタを検出し、そのジッタが電源装置1d固有のジッタ
であることを検出した場合には高調波抑制回路40−1
の動作を停止させる信号を出力し、ジッタを検出できな
かった場合には商用電源電圧であると判定し、高調波抑
制回路40−1を動作させる信号を送出する。
【0165】次に、第11の実施例の動作を説明する。
電源装置1d内のインバータ回路2dで変換された交流
電圧が入力電源として負荷側の電子機器20−1に供給
されている場合には、電源側で高調波抑制が既に施され
ているため、負荷側での高調波抑制は不要である。一
方、商用電源ACが負荷側の電子機器20−1に直接供
給されている場合には、電源側で高調波抑制が既に施さ
れていないため、負荷側での高調波抑制が不要となる。
【0166】このように、負荷に供給される電源が電源
装置1d固有のものであるか、または、商用電源ACで
あるかによって、負荷側での高調波抑制機能を制御する
必要がある。
【0167】そこで、第11の実施例では、負荷に供給
される電源の判別を入力電源の周波数に含まれるジッタ
に基づいて行うことを特徴とする。すなわち、電子機器
20−1に電源が供給された際に、電子機器20−1に
設けられたジッタ検出回路64−1がその入力電源の周
波数に含まれるジッタを検出する。その結果、電源装置
1c固有のジッタが検出されると、電子機器20−1の
高調波抑制動作が停止制御される。
【0168】具体的に説明すると、通常、需要家が受電
する商用電源ACの周波数は安定している。そこで、電
源装置1d(UPS)が生成する交流電圧の周波数に所
定のジッタを発生させることができる。インバータ回路
2dの発振器12aは、所要の出力角周波数ω0 を発振
する。これに対して、発振器12bは、発振器12aの
角周波数に比べて低く設定した角周波数ω1 を発振す
る。したがって、インバータ角周波数は、ω0 の周りで
Δω(その変化周波数=ω1 )の変化幅のジッタを起こ
す。
【0169】ここで、ジッタを発生しているときのイン
バータ角周波数をω0 *とすると、次のような(1)式
で表される。 ω0 *=ω0 ・(1+k・sinω1 ・t) …(1) ここで、 ω1 :発振器12aの角周波数 ω2 :発振器12bの角周波数 (ただし、ω0 >ω1 となるようにω1 を設定する) k:発振器12bの出力電圧振幅による定数 t:時間 したがって、Δωの大きさは、発振器12bの出力振幅
によって決められる。負荷側の電子機器20−1に設け
られたジッタ検出回路64−1はジッタを検出すると、
受電電圧が電源装置1d(UPS)からであると判断
し、高調波抑制回路40−1に動作停止信号を出力す
る。これにより、電子機器20−1の高調波抑制動作が
停止する。
【0170】一方、電源装置1c側で商用電源ACに切
り替えられている場合、あるいは電源装置1c(UP
S)を設置せずに商用電源ACから直接給電される場合
には、ジッタが検出されないので、ジッタ検出回路64
−1は商用電源ACによる運転である判断して、高調波
抑制回路40を動作させる信号を出力する。これによ
り、電子機器20−1は高調波抑制動作を行なうことが
できる。
【0171】このように、入力電源の周波数に含まれる
ジッタに基づいて電源の種類を判定し、負荷側の高調波
抑制機能を制御することにより、機能制御用の特別な御
御線を必要とせずに、効率的な電源供給を行うことがで
きる。
【0172】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果を奏することができる。 (1)常時インバータ給電方式のUPSを用いたシステ
ムでは、必要に応じて負荷側機器の高調波抑制回路を停
止することによって、商用受電時での省エネを図ること
ができる。
【0173】(2)常時商用給電方式のUPSを用いて
システムでは、商用給電時には深川機器の高調波抑制回
路を動作させることにより、システムの構成の如何を問
わず、同じ機器を使用することができる。このため、構
成・電源受電状況に関係なく、常に最適な運用状態で使
用できる。
【0174】(3)常時インバータ給電方式または常時
商用給電方式でも、停電時には、負荷側機器の高調波抑
制回路を停止することで、蓄電池のエネルギの節約を図
ることができ、効率的な電源供給を行うことができる。
【0175】(4)アクティブフィルタを設置したシス
テムでは、アクティブフィルタ側で高調波抑制を行い、
負荷側の機器での高調波抑制回路の動作を停止すること
により、システム全体のとしての省エネを図り、効率的
な電源供給を行うことができる。
【0176】(5)逆潮流を意図した分散電源システム
を併用した場合であっても、アクティブフィルタ側で高
調波抑制を行い、負荷側の機器での高調波抑制回路並び
に分散電源側で高調波抑制回路の動作を停止することに
より、システム全体のとしての省エネを図り、効率的な
電源供給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図4】本発明の第4の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図5】本発明の第5の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図6】本発明の第6の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図7】本発明の第7の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図8】本発明の第8の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図9】本発明の第9の実施例に係るシステムの構成を
示すブロック図。
【図10】本発明の第10の実施例に係るシステムの構
成を示すブロック図。
【図11】本発明の第11の実施例に係るシステムの構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…電源装置、11…変換回路、12…インバータ回
路、20−1,20−2…電子機器、30…高調波抑制
回路、40−1,40−2…高調波抑制回路、50…信
号発生回路、51…制御信号、60−1,60−2…受
信回路、80…接続検出回路、110…停電検出回路、
56…AND回路、130…分流器、57…レベル変換
器、15…充電器、100…蓄電池、140…ダイオー
ド、150…スイッチ、200…アクティブフィルタ、
210…変流器、300…太陽電池、320…エネルギ
変換装置、340…インバータ回路、340a…高調波
抑制回路、400…制御回路、410…変流器、420
…基準値発生器、430…比較器、441〜443…レ
ベル検出器、451〜453…信号発生回路、61−1
…周波数判別回路、62−1…電圧判別回路、63−1
…波形判別回路、64−1…ジッタ検出回路。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を受け、その高調波成分を抑制
    する高調波抑制回路と、 この高調波抑制回路の出力を受け、上記商用電源を直流
    電圧に変換する変換回路と、 この変換回路の出力を交流電圧に変換するインバータ回
    路と、 このインバータ回路に並列に設けられ、上記商用電源を
    直接に出力するためのバイパス手段と、 上記インバータ回路または上記バイパス手段のいずれか
    の出力を選択する切り替え回路と、 この切り替え回路が上記インバータ回路の出力を選択し
    ていることを検出する検出回路と、 この検出回路によって上記切り替え回路が上記インバー
    タ回路の出力を選択していることが検出された場合に、
    負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御信号を
    出力する信号発生回路と、 上記切り替え回路によって選択された上記インバータ回
    路または上記バイパス手段のいずれかの出力を受けて動
    作し、内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有
    し、上記信号発生回路から上記制御信号が出力された場
    合に上記高調波抑制回路の動作を停止するように構成さ
    れた少なくとも1台の機器とを具備してなり、 電源側の上記インバータ回路から負荷側の上記機器に対
    して電源が供給されている場合に、上記制御信号を出力
    して上記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停止せし
    めるようにしたことを特徴とする高調波抑制システム。
  2. 【請求項2】 商用電源を受け、その高調波成分を抑制
    する高調波抑制回路と、 この高調波抑制回路の出力を受け、上記商用電源を直流
    電圧に変換する変換回路と、 この変換回路の出力側に設けられたエネルギ供給回路
    と、 上記変換回路の出力または上記エネルギ供給回路の出力
    を交流電圧に変換するインバータ回路と、 このインバータ回路に並列に設けられ、上記商用電源を
    直接に出力するためのバイパス手段と、 上記インバータ回路または上記バイパス手段のいずれか
    の出力を選択する切り替え回路と、 上記商用電源の停電状態を検出する停電検出回路と、 上記切り替え回路が上記インバータ回路の出力を選択し
    ているときに、上記停電検出回路によって上記商用電源
    の停電状態が検出された場合に、負荷側の高調波抑制機
    能を停止させるための制御信号を出力する信号発生回路
    と、 上記切り替え回路によって選択された上記インバータ回
    路または上記バイパス手段のいずれかの出力を受けて動
    作し、内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有
    し、上記信号発生回路から上記制御信号が出力された場
    合に上記高調波抑制回路の動作を停止するように構成さ
    れた少なくとも1台の機器とを具備してなり、 電源側の上記インバータ回路から負荷側の上記機器に対
    して電源が供給されている場合に、上記商用電源の停電
    状態を検出して上記制御信号を出力することにより、上
    記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停止せしめるよ
    うにしたことを特徴とする高調波抑制システム。
  3. 【請求項3】 商用電源を受け、その高調波成分を抑制
    する高調波抑制回路と、 この高調波抑制回路の出力を受け、上記商用電源を直流
    電圧に変換する変換回路と、 この変換回路の出力側に設けられたエネルギ供給回路
    と、 上記変換回路の出力または上記エネルギ供給回路の出力
    を交流電圧に変換するインバータ回路と、 このインバータ回路に並列に設けられ、上記商用電源を
    直接に出力するためのバイパス手段と、 上記インバータ回路または上記バイパス手段のいずれか
    の出力を選択する切り替え回路と、 上記エネルギ供給回路が放電状態にあることを検出する
    放電検出回路と、 この放電検出回路によって上記エネルギ供給回路の放電
    状態が検出された場合に、負荷側の高調波抑制機能を停
    止させるための制御信号を出力する信号発生回路と、 上記切り替え回路によって選択された上記インバータ回
    路または上記バイパス手段のいずれかの出力を受けて動
    作し、内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有
    し、上記信号発生回路から上記制御信号が出力された場
    合に上記高調波抑制回路の動作を停止するように構成さ
    れた少なくとも1台の機器とを具備してなり、 電源側の上記インバータ回路から負荷側の上記機器に対
    して電源が供給されている場合に、上記エネルギ供給回
    路の放電状態を検出して上記制御信号を出力することに
    より、上記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停止せ
    しめるようにしたことを特徴とする高調波抑制システ
    ム。
  4. 【請求項4】 商用電源を受ける充電器と、 この充電器の出力側に設けられたエネルギ供給回路と、 上記充電器の出力または上記エネルギ供給回路の出力を
    交流電圧に変換するインバータ回路と、 このインバータ回路に並列に設けられ、上記商用電源を
    直接に出力するためのバイパス手段と、 上記インバータ回路または上記バイパス手段のいずれか
    の出力を選択する切り替え回路と、 この検出回路によって上記切り替え回路が上記インバー
    タ回路の出力を選択していることが検出された場合に、
    負荷側の高調波抑制機能を停止させるための制御信号を
    出力する信号発生回路と、 上記切り替え回路によって選択された上記インバータ回
    路または上記バイパス手段のいずれかの出力を受けて動
    作し、内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有
    し、上記信号発生回路から上記制御信号が出力された場
    合に上記高調波抑制回路の動作を停止するように構成さ
    れた少なくとも1台の機器とを具備してなり、 電源側の上記インバータ回路から負荷側の上記機器に対
    して電源が供給されている場合に、上記制御信号を出力
    して上記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停止せし
    めるようにしたことを特徴とする高調波抑制システム。
  5. 【請求項5】 商用電源を受ける充電器と、 この充電器の出力側に設けられたエネルギ供給回路と、 上記充電器の出力または上記エネルギ供給回路の出力を
    交流電圧に変換するインバータ回路と、 このインバータ回路に並列に設けられ、上記商用電源を
    直接に出力するためのバイパス手段と、 上記インバータ回路または上記バイパス手段のいずれか
    の出力を選択する切り替え回路と、 上記エネルギ供給回路が放電状態にあることを検出する
    放電検出回路と、 この放電検出回路によって上記エネルギ供給回路の放電
    状態が検出された場合に、負荷側の高調波抑制機能を停
    止させるための制御信号を出力する信号発生回路と、 上記切り替え回路によって選択された上記インバータ回
    路または上記バイパス手段のいずれかの出力を受けて動
    作し、内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有
    し、上記信号発生回路から上記制御信号が出力された場
    合に上記高調波抑制回路の動作を停止するように構成さ
    れた少なくとも1台の機器とを具備してなり、 電源側の上記インバータ回路から負荷側の上記機器に対
    して電源が供給されている場合に、上記エネルギ供給回
    路の放電状態を検出して上記制御信号を出力することに
    より、上記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停止せ
    しめるようにしたことを特徴とする高調波抑制システ
    ム。
  6. 【請求項6】 商用電源側に設けられたアクティブフィ
    ルタと、 上記商用電源から負荷側に流入する電流を検出するため
    の変流器と、 この変流器によって検出された上記電流の高調波成分を
    低減するために逆位相の高調波を注入するように構成さ
    れたアクティブフィルタと、 このアクティブフィルタに内蔵され、負荷側の高調波抑
    制機能を停止させるための制御信号を出力する信号発生
    回路と、 上記商用電源を受けて動作し、内部に高調波成分を抑制
    する高調波抑制回路を有し、上記信号発生回路から上記
    制御信号が出力された場合に上記高調波抑制回路の動作
    を停止するように構成された少なくとも1台の機器とを
    具備してなり、 電源側の上記アクティブフィルタが動作している場合
    に、上記制御信号によって負荷側の上記機器内の上記高
    調波抑制回路の動作を停止せしめるようにしたことを特
    徴とする高調波抑制システム。
  7. 【請求項7】 上記商用電源とは別の経路で上記機器に
    自家発電した電源を供給し、内部に高調波成分を抑制す
    る高調波抑制回路を有する分散電源装置を備えた分散電
    源システムにおいて、 電源側の上記アクティブフィルタが動作している場合
    に、上記制御信号によって負荷側の上記機器内の上記高
    調波抑制回路の動作と共に、上記分散電源装置内の上記
    高調波抑制回路の動作も停止せしめるようにしたことを
    特徴とする請求項6記載の高調波抑制システム。
  8. 【請求項8】 商用電源側に設けられたアクティブフィ
    ルタと、 上記商用電源から負荷側に流入する電流を検出するため
    の変流器と、 この変流器によって検出された上記電流の高調波成分を
    低減するために逆位相の高調波を注入するように構成さ
    れたアクティブフィルタと、 上記高調波成分のレベルを検出し、そのレベルが所定値
    を越えている場合に負荷側の高調波抑制機能を停止させ
    るための制御信号を出力する制御手段と、 上記商用電源を受けて動作し、内部に高調波成分を抑制
    する高調波抑制回路を有し、上記信号発生回路から上記
    制御信号が出力された場合に上記高調波抑制回路の動作
    を停止するように構成された少なくとも1台の機器とを
    具備してなり、 電源側の上記アクティブフィルタが動作している場合
    に、上記高調波成分のレベルに応じて上記制御信号によ
    り負荷側の上記機器内の上記高調波抑制回路の動作を停
    止せしめるようにしたことを特徴とする高調波抑制シス
    テム。
  9. 【請求項9】 上記商用電源とは別の経路で上記機器に
    自家発電した電源を供給し、内部に高調波成分を抑制す
    る高調波抑制回路を有する分散電源装置を備えた分散電
    源システムにおいて、 電源側の上記アクティブフィルタが動作している場合
    に、上記高調波成分のレベルに応じて上記制御信号によ
    って負荷側の上記機器内の上記高調波抑制回路の動作と
    共に、上記分散電源装置内の上記高調波抑制回路の動作
    も停止せしめるようにしたことを特徴とする請求項8記
    載の高調波抑制システム。
  10. 【請求項10】 商用電源を受け、この商用電源とは異
    なる周波数の交流電圧を供給する電源装置と、 この電源装置によって供給された電源を受けて動作し、
    内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少
    なくとも1台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の周波数を判定する周
    波数判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の周波数が上記電源装置固有
    の周波数である場合に、上記周波数判定回路を通じて上
    記高調波抑制回路の動作を停止せしめようにしたことを
    特徴とする高調波抑制システム。
  11. 【請求項11】 商用電源を受けて動作し、内部に高調
    波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少なくとも1
    台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の周波数を判定する周
    波数判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の周波数が上記商用電源の周
    波数である場合に、上記周波数判定回路を通じて上記高
    調波抑制回路を動作させるようにしたことを特徴とする
    高調波抑制システム。
  12. 【請求項12】 商用電源を受け、この商用電源とは電
    圧値の異なる交流電圧を供給する電源装置と、 この電源装置によって供給された電源を受けて動作し、
    内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少
    なくとも1台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の電圧値を判定する電
    圧判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の電圧値が上記電源装置固有
    の電圧値である場合に、上記電圧判定回路を通じて上記
    高調波抑制回路の動作を停止せしめようにしたことを特
    徴とする高調波抑制システム。
  13. 【請求項13】 商用電源を受けて動作し、内部に高調
    波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少なくとも1
    台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の電圧値を判定する電
    圧判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の電圧値が上記商用電源の電
    圧値である場合に、上記電圧判定回路を通じて上記高調
    波抑制回路を動作させるようにしたことを特徴とする高
    調波抑制システム。
  14. 【請求項14】 商用電源を受け、この商用電源とは波
    形の異なる交流電圧を供給する電源装置と、 この電源装置によって供給された電源を受けて動作し、
    内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少
    なくとも1台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の電圧波形を判定する
    波形判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の電圧波形が上記電源装置固
    有の電圧波形である場合に、上記波形判定回路を通じて
    上記高調波抑制回路の動作を停止せしめようにしたこと
    を特徴とする高調波抑制システム。
  15. 【請求項15】 商用電源を受けて動作し、内部に高調
    波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少なくとも1
    台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の電圧波形を判定する
    波形判定回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の電圧波形が上記商用電源の
    電圧波形である場合に、上記波形判定回路を通じて上記
    高調波抑制回路を動作させるようにしたことを特徴とす
    る高調波抑制システム。
  16. 【請求項16】 商用電源を受け、この商用電源の周波
    数に所定のジッタを施した交流電圧を供給する電源装置
    と、 この電源装置によって供給された電源を受けて動作し、
    内部に高調波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少
    なくとも1台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の周波数に含まれるジ
    ッタを検出するジッタ検出回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の周波数に上記電源装置固有
    のジッタが含まれている場合に、上記ジッタ検出回路を
    通じて上記高調波抑制回路の動作を停止せしめようにし
    たことを特徴とする高調波抑制システム。
  17. 【請求項17】 商用電源を受けて動作し、内部に高調
    波成分を抑制する高調波抑制回路を有する少なくとも1
    台の機器と、 この機器内に設けられ、入力電源の周波数に含まれるジ
    ッタを検出するジッタ検出回路とを具備し、 上記機器に対する入力電源の周波数にジッタが含まれて
    いない場合に、上記波形判定回路を通じて上記高調波抑
    制回路を動作させるようにしたことを特徴とする高調波
    抑制システム。
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