JPH0727422Y2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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Publication number
JPH0727422Y2
JPH0727422Y2 JP1988094220U JP9422088U JPH0727422Y2 JP H0727422 Y2 JPH0727422 Y2 JP H0727422Y2 JP 1988094220 U JP1988094220 U JP 1988094220U JP 9422088 U JP9422088 U JP 9422088U JP H0727422 Y2 JPH0727422 Y2 JP H0727422Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
chamber
cylinder
mufflers
communication hole
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988094220U
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English (en)
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JPH0218669U (ja
Inventor
久七 橋爪
武 大野
聡 和田
Original Assignee
松下冷機株式会社
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Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫,エアコンディショナ等に使用される密
閉型電動圧縮機に関するものである。
従来の技術 近年、密閉型電動圧縮機(以下圧縮機という)は消費電
力の低減が求められている。
以下、図面を参照しながら従来の圧縮機の一例について
説明する。
第3図,第4図は従来の圧縮機を示すものである。50は
密閉容器、51は密閉容器50内に弾性支持された圧縮要
素、52は圧縮要素51の上部に配設された電動要素であ
る。53はシリンダブロック、54はシリンダブロック53に
設けたシリンダ、55はシリンダブロック53に取り付けた
シリンダヘッド、55aはシリンダヘッド55に設けた吐出
室、56はシリンダブロック53に設けた連通孔、57はシリ
ンダブロック53に取り付けた吐出マフラーである。58は
密閉容器50に取り付けた吐出管、59は吐出マフラー57と
吐出管58を連通するディスチャージラインである。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作
を説明する。
まず、電動要素52によって駆動される圧縮要素51には冷
媒ガスが外部冷却回路(図示せず)からシリンダヘッド
55内へ導かれた後、シリンダ54内で圧縮され、吐出室55
aへ吐出される。この吐出された冷媒ガスは連通孔56,吐
出マフラー57,ディスチャージライン59を通り吐出管58
へ導かれる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成ではシリンダヘッド55に
設けた吐出室55a及び吐出マフラー57はあまり大きく取
れず、気筒容積の大きな圧縮機では過圧縮が起こり、圧
力脈動の増加により入力や騒音が増加するという問題点
を有していた。
本考案は上記問題点に鑑み、過圧縮を防止し、入力の低
減及び、騒音の減少を図った圧縮機を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案は、密閉容器内にシリ
ンダを有するシリンダブロックを構成要素の1つとする
圧縮要素及び電動要素を配設し、前記密閉容器に吐出管
を固定し、前記圧縮要素に吐出室を有するシリンダヘッ
ドを有し、前記シリンダブロックに2つの吐出マフラー
を設け、前記2つの吐出マフラーは前記シリンダ軸に対
して互いに対称の位置に配設し前記吐出室と前記2つの
吐出マフラーとをそれぞれの連通孔に連通させ、前記2
つの吐出マフラーのうちの1つを前記吐出管に連通させ
るとともに、前記2つの吐出マフラーのうちの残りの1
つを、孔の開いた少なくとも1つの仕切板により、前記
連通孔が連通する室と前記連通孔が連通しない室とに分
割したのである。
作用 本考案の密閉型電動圧縮機では、吐出室へ吐出された冷
媒ガスは連通孔を通って2つの吐出マフラーへ吐出され
るので、吐出マフラー内の実容積が大きくなり、過圧縮
による圧力脈動成分の減衰効果を有し、入力の低減を図
ることができる。また、2つの吐出マフラーのうち、吐
出管に連通していない方の吐出マフラーを、孔の開いた
仕切板により、連通孔が連通する室と連通孔が連通しな
い室とに分割し、共鳴マフラー構造としたので、仕切板
の孔の大きさ、孔の部分の形状によって共鳴周波数を変
えることができ、複数の周波数域に対し騒音減衰の効果
を持たせることが可能となる。
実施例 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明
する。なお、従来例と同一部品は同一符号を用いて説明
し、構成,動作の同じところは省略する。
第1図,第2図において、1はシリンダブロック53にシ
リンダ54の軸に対して連通孔56と対称に設けた連通孔、
2はシリンダブロック53にシリンダ54の軸に対して吐出
マフラー57と対称に取り付けた吐出マフラーである。3
は吐出マフラー2を連通孔1が連通する吐出マフラー第
一室2aと、連通孔1が連通しない吐出マフラー第二室2b
とに分割する孔3aの開いた仕切板である。
上記構成において、吐出室55aへ吐出された冷媒ガスの
一方は連通孔1を通り吐出マフラー第一室2a内に、更に
仕切板3の孔3aを通って吐出マフラー第二室2b内に吐出
される。また他方の冷媒ガスは、連通孔56を通り吐出マ
フラー57内へ吐出され、更にディスチャージライン59を
通り吐出管58へ導かれる。従って吐出室55aへ吐出され
た冷媒ガスは、連通孔1,連通孔56を通り、吐出マフラー
2,吐出マフラー57へ吐出されるので吐出マフラー57内の
実容積が大きくなり過圧縮による入力の低減を図ること
ができる。また吐出マフラーを左右対称にしている構造
であるため、デッドスペースを有効に使えるというメリ
ットを有する。また吐出マフラー2は共鳴マフラー構造
であり、仕切板の孔の大きさ、孔の部分の形状によって
共鳴周波数を変えることができ任意の周波数域に対し騒
音レベルの減少の効果を持たせることができるととも
に、共鳴マフラー構造の二段膨張作用により、圧力脈動
の低減を図ることができる。
以上のように、本実施例によれば、吐出室55aと2つの
吐出マフラー2,57とを2つの連通孔1,56にて連通させ、
さらに、2つの吐出マフラーのうち、吐出管に連通して
いない方の吐出マフラーを、孔の開いた仕切板により、
連通孔が連通する室と連通孔が連通しない室とに分割し
たので、吐出マフラーの実容積拡大により、過圧縮の防
止による入力の低減を図ることができ、共鳴マフラー構
造としたことにより、共鳴周波数を変えることによる騒
音レベルの減少、二段膨張作用による圧力脈動の低減を
図ることができる。
考案の効果 以上のように本考案は、密閉容器内に、シリンダを有す
るシリンダブロックを構成要素の1つとする圧縮要素及
び電動要素を配設し、前記密閉容器に吐出管を固定し、
前記圧縮要素に吐出室を有するシリンダヘッドを有し、
前記シリンダブロックに2つの吐出マフラーを設け、前
記2つの吐出マフラーは前記シリンダ軸に対して互いに
対称の位置に配設し前記吐出室と前記2つの吐出マフラ
ーとをそれぞれの連通孔にて連通し、前記2つの吐出マ
フラーのうちの1つを前記吐出管に連通させるととも
に、前記2つの吐出マフラーのうちの残りの1つを、孔
の開いた少なくとも1つの仕切板により、前記連通孔が
連通する室と前記連通孔が連通しない室とに分割したこ
とにより、過圧縮の防止による入力の低減を図ることが
でき、また多段膨張作用により圧力脈動の低減を図るこ
とができ、更に仕切板に設ける孔の大きさ、孔の部分の
形状を変えることにより共鳴周波数を変えて任意の周波
数の騒音レベルの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における圧縮機の縦断面図、
第2図は第1図のA方向矢視断面図、第3図は従来の圧
縮機の縦断面図、第4図は第3図のB方向矢視断面図で
ある。 1……連通孔、2……吐出マフラー、3……仕切板、3a
……孔、50……密閉容器、51……圧縮要素、52……電動
要素、53……シリンダブロック、54……シリンダ、55…
…シリンダヘッド、55a……吐出室、56……連通孔、57
……吐出マフラー、58……吐出管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−60783(JP,A) 実開 平1−118169(JP,U) 実開 昭53−48206(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器内に、シリンダを有するシリンダ
    ブロックを構成要素の1つとする圧縮要素及び電動要素
    を配設し、前記密閉容器に吐出管を固定し、前記圧縮要
    素に吐出室を有するシリンダヘッドを有し、前記シリン
    ダブロックに2つの吐出マフラーを設け、前記2つの吐
    出マフラーは前記シリンダ軸に対して互いに対称の位置
    に配設し前記吐出室と前記2つの吐出マフラーとをそれ
    ぞれの連通孔にて連通し、前記2つの吐出マフラーのう
    ちの1つを前記吐出管に連通させるとともに、前記2つ
    の吐出マフラーのうちの残りの1つを、孔の開いた少な
    くとも1つの仕切板により、前記連通孔が連通する室と
    前記連通孔が連通しない室とに分割したことを特徴とす
    る密閉型電動圧縮機。
JP1988094220U 1988-07-15 1988-07-15 密閉型電動圧縮機 Expired - Lifetime JPH0727422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988094220U JPH0727422Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15 密閉型電動圧縮機

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0218669U JPH0218669U (ja) 1990-02-07
JPH0727422Y2 true JPH0727422Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31318720

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JP1988094220U Expired - Lifetime JPH0727422Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15 密閉型電動圧縮機

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348206U (ja) * 1976-09-29 1978-04-24
JPS6460783A (en) * 1987-08-28 1989-03-07 Matsushita Refrigeration Enclosed motor compressor
JPH01118169U (ja) * 1988-02-03 1989-08-09

Also Published As

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JPH0218669U (ja) 1990-02-07

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