JPH0727420Y2 - 海洋温度差発電プラント - Google Patents
海洋温度差発電プラントInfo
- Publication number
- JPH0727420Y2 JPH0727420Y2 JP1990010213U JP1021390U JPH0727420Y2 JP H0727420 Y2 JPH0727420 Y2 JP H0727420Y2 JP 1990010213 U JP1990010213 U JP 1990010213U JP 1021390 U JP1021390 U JP 1021390U JP H0727420 Y2 JPH0727420 Y2 JP H0727420Y2
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- JP
- Japan
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- plant
- ocean
- power generation
- ocean thermal
- temperature difference
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/30—Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は海洋温度差発電プラントの発電設備に関する。
第2図に従来の浮遊式の海洋温度差発電プラント(以
下、プラントという)を示す。本図で示したものは、プ
ラントの内部に設置された空気室1により海洋に浮遊で
きるよう構成されたプラントである。
下、プラントという)を示す。本図で示したものは、プ
ラントの内部に設置された空気室1により海洋に浮遊で
きるよう構成されたプラントである。
その発電の概要を説明すると温海水取水管2より取り入
れた温海水3はデミスタ4及び蒸発器5においてフラシ
ュし、蒸気6となりタービン7に流入する。タービン7
は発電機8と直結されており、タービン7によって発生
した動力は電気に変換され、さらにタービン7を流出し
た蒸気9はコンデンサ10により凝縮し真水11となり飲料
水として利用される。
れた温海水3はデミスタ4及び蒸発器5においてフラシ
ュし、蒸気6となりタービン7に流入する。タービン7
は発電機8と直結されており、タービン7によって発生
した動力は電気に変換され、さらにタービン7を流出し
た蒸気9はコンデンサ10により凝縮し真水11となり飲料
水として利用される。
またコンデンサ10へは冷海水取水管12より深海の冷海水
13が導かれ蒸気9との熱交換が成された後、冷海水排出
管14より排出される。
13が導かれ蒸気9との熱交換が成された後、冷海水排出
管14より排出される。
上記、従来の海洋温度差発電プラントには解決すべき次
の課題があった。
の課題があった。
即ち、従来の海洋温度差発電プラントの場合、温海水及
び冷海水の小さな温度差(約15〜20℃)を利用したサイ
クルであるためその出力は、使用する蒸気量に対し非常
に小さなものとなる。一方、温海水、冷海水を汲み上げ
るためのポンプ類及び温海水中に含まれる不凝縮ガスを
脱気するためなどに用いられる補機動力はタービン出力
の60〜70%にも達し、正味出力が小さくなるという問題
点がある。
び冷海水の小さな温度差(約15〜20℃)を利用したサイ
クルであるためその出力は、使用する蒸気量に対し非常
に小さなものとなる。一方、温海水、冷海水を汲み上げ
るためのポンプ類及び温海水中に含まれる不凝縮ガスを
脱気するためなどに用いられる補機動力はタービン出力
の60〜70%にも達し、正味出力が小さくなるという問題
点がある。
本考案は上記課題の解決手段として、海洋に浮遊可能に
設けられた海洋温度差発電プラントにおいて、同海洋温
度差発電プラント内の海面境界近傍に設けられた波浪発
電装置を具備してなることを特徴とする海洋温度差発電
プラントを提供しようとするものである。
設けられた海洋温度差発電プラントにおいて、同海洋温
度差発電プラント内の海面境界近傍に設けられた波浪発
電装置を具備してなることを特徴とする海洋温度差発電
プラントを提供しようとするものである。
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
る。
即ち、従来の海洋温度差発電装置に加え、波浪発電装置
を具備するので、プラント全体としての発電量が増大す
る。具体的には次のような出力増加がある。
を具備するので、プラント全体としての発電量が増大す
る。具体的には次のような出力増加がある。
発電プラントを海上での浮遊式とすれば1000kw級のプラ
ントの場合、構造物の大きさは円筒形のもので、その直
径は約30mになると考えられ、空気室の海面境界の面積
はおよそ500m2となる。
ントの場合、構造物の大きさは円筒形のもので、その直
径は約30mになると考えられ、空気室の海面境界の面積
はおよそ500m2となる。
この膨大なスペースを利用し波浪発電装置を設ければ、
海洋の波高が1〜2mであるとして、補機動力を補うこと
が可能となりプラント全体で20〜50%の正味出力の増加
がある。
海洋の波高が1〜2mであるとして、補機動力を補うこと
が可能となりプラント全体で20〜50%の正味出力の増加
がある。
本考案の一実施例を第1図により説明する。なお、従来
例と同様の構成品には同符号を付し説明を省略する。
例と同様の構成品には同符号を付し説明を省略する。
第1図は本実施例の縦断面を示し、後述する波浪発電装
置15以外の装置、即ち、海洋温度差を利用した発電装置
は従来例と同様である。
置15以外の装置、即ち、海洋温度差を利用した発電装置
は従来例と同様である。
図においてプラント内部の空気室1には海面境界近傍に
波浪発電装置15が設置されている。波浪発電装置15は、
通常、海上のブイなどの点灯用として用いられる振動水
柱形発電装置(波の上下振動を空気タービンの回転力に
変換するもの)と同様の構成をなし、海面との境界近傍
に設けられているので効率的に波の上下振動が作用し、
空気タービンを回転して、波のエネルギーを電気に変え
る。従って海洋温度差発電装置の生み出す電力に波浪発
電装置15の生み出す電力が相加されて、プラント全体と
して多量の電力を発生できるという利点がある。
波浪発電装置15が設置されている。波浪発電装置15は、
通常、海上のブイなどの点灯用として用いられる振動水
柱形発電装置(波の上下振動を空気タービンの回転力に
変換するもの)と同様の構成をなし、海面との境界近傍
に設けられているので効率的に波の上下振動が作用し、
空気タービンを回転して、波のエネルギーを電気に変え
る。従って海洋温度差発電装置の生み出す電力に波浪発
電装置15の生み出す電力が相加されて、プラント全体と
して多量の電力を発生できるという利点がある。
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
る。
即ち、海洋温度差発電プラント内に別に波浪発電装置を
設けるのでプラント全体の正味出力を大巾に増加するこ
とができる。
設けるのでプラント全体の正味出力を大巾に増加するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例に係る海洋温度差発電プラン
トの縦断面図、第2図は従来の海洋温度差発電プラント
の縦断面図である。 1……空気室、2……温海水取水管、3……温海水、4
……デミスタ、5……蒸発器、6,9……蒸気、7……タ
ービン、8……発電機、10……コンデンサ、11……凝縮
水、12……冷海水取水管、13……冷海水、14……冷海水
排出管、15……波浪発電装置。
トの縦断面図、第2図は従来の海洋温度差発電プラント
の縦断面図である。 1……空気室、2……温海水取水管、3……温海水、4
……デミスタ、5……蒸発器、6,9……蒸気、7……タ
ービン、8……発電機、10……コンデンサ、11……凝縮
水、12……冷海水取水管、13……冷海水、14……冷海水
排出管、15……波浪発電装置。
Claims (1)
- 【請求項1】海洋に浮遊可能に設けられた海洋温度差発
電プラントにおいて、同海洋温度差発電プラント内の海
面境界近傍に設けられた波浪発電装置を具備してなるこ
とを特徴とする海洋温度差発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010213U JPH0727420Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 海洋温度差発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010213U JPH0727420Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 海洋温度差発電プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102068U JPH03102068U (ja) | 1991-10-24 |
JPH0727420Y2 true JPH0727420Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31513800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990010213U Expired - Fee Related JPH0727420Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 海洋温度差発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727420Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-06 JP JP1990010213U patent/JPH0727420Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03102068U (ja) | 1991-10-24 |
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