JPH07273733A - 信号多重方法、多重信号送信装置及び多重信号受信装置 - Google Patents

信号多重方法、多重信号送信装置及び多重信号受信装置

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JPH07273733A
JPH07273733A JP6087889A JP8788994A JPH07273733A JP H07273733 A JPH07273733 A JP H07273733A JP 6087889 A JP6087889 A JP 6087889A JP 8788994 A JP8788994 A JP 8788994A JP H07273733 A JPH07273733 A JP H07273733A
Authority
JP
Japan
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signal
frequency division
analog television
video signal
orthogonal frequency
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Application number
JP6087889A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sugita
康 杉田
Tatsuya Ishikawa
石川  達也
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多重したディジタル信号によるアナログテレビ
ジョン映像信号に対する妨害を低減する。 【構成】ディジタル信号をOFDM変調すると共に、O
FDMキャリアをアナログテレビジョン映像信号のスペ
クトルの隙間に配置する。これにより、OFDMシンボ
ル及びアナログテレビジョン映像信号が相互に与える影
響を低減し、良好な復調信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、アナログテレビジョン
信号に音声ディジタルデータを多重する場合等に好適の
信号多重方法、多重信号送信装置及び多重信号受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送においては残留側波帯
方式でテレビジョン信号を伝送している。映像搬送波周
波数近傍の約±1MHz の帯域は両側波帯方式で伝送さ
れており、近年、この帯域に直交軸で変調を行うことに
より、映像信号にディジタル信号を多重する試みがなさ
れている(テレビジョン学会技術報告Vol.14,No.53,pp.
41-46,Sep.1990に詳述)。受信側では、同期復調によっ
て、ディジタルデータを再生することができる。例え
ば、第2世代EDTVにおいては、ディジタル音声デー
タを多重することが検討されている。
【0003】この方式では、映像搬送波によって同相軸
搬送波cosωtを同相変調し、同相軸搬送波に直交す
る直交軸搬送波sinωtを、位相変調(Phase Shift
Keying=PSK)等のディジタル変調が施されたディジタル
音声データによって直交変調して、映像搬送波の一部に
多重して伝送する。
【0004】図12はこのような直交多重方式を採用し
た従来の多重信号送信装置を示すブロック図である。
【0005】入力端子1を介して入力されるアナログ映
像信号はNTSC変調器2によって変調されて同相変調
器3に供給される。同相変調器3は発振器4からの同相
軸搬送波によって、映像信号を周波数変換する。同相軸
変調された映像信号はVSBフィルタ5によって帯域整
形されて多重回路6に与えられる。
【0006】一方、ディジタル信号は入力端子7を介し
てディジタル信号処理回路8に供給され、位相変調され
た後アナログ信号に変換されて出力される。ディジタル
信号処理回路8からの位相変調ベースバンド信号は低域
通過フィルタ(以下、LPFという)9に供給されて帯
域制限された後、直交変調器10に与えられる。発振器4
の発振出力は移相器11によって90゜移相されて直交軸
搬送波として直交変調器10に与えられている。直交変調
器10は直交軸搬送波を用いてLPF9の出力を直交変調
してイコライザ12に与える。イコライザ12は直交変調出
力を帯域整形して多重回路6に出力する。
【0007】多重回路6はVSBフィルタ5からの同相
変調出力とイコライザ12からの直交変調出力とを多重し
て多重回路13に与える。多重回路13には入力端子14から
のアナログ音声信号がFM変調器15によってFM変調さ
れて入力されており、多重回路13は多重回路6の出力に
FM音声信号を多重してアンテナ16から送信する。
【0008】図13は同相変調されたアナログ映像信号
と直交変調されたディジタル信号との信号ベクトルを示
す説明図である。
【0009】同相軸搬送波と直交軸搬送波とは位相が9
0゜ずれており、変調器3、10の出力は図13に示すよ
うに直交する。なお、図13では、アナログ映像信号の
振幅を(A−Y)とし、ディジタル信号の振幅をPとし
ている。
【0010】一方、この多重信号を受信する従来の多重
信号受信装置においては、同相軸搬送波(cosωt)
を用いた同相復調及び直交軸搬送波(sinωt)を用
いた直交復調によって、アナログ映像信号とディジタル
信号とを再生する。一般的には、同相軸搬送波及び直交
軸搬送波はPLL(位相同期ループ)回路を用いて受信
信号から再生される。
【0011】ところが、PLL回路の定常位相誤差又は
他のハードウェアの不完全性によって、受信信号から得
た再生搬送波は位相が搬送波の位相からずれてしまう。
このような再生搬送波の位相誤差によって、再生した映
像信号及び音声信号相互間で漏れ込みが発生し、復調さ
れたアナログテレビジョン信号はディジタル信号によっ
て著しく妨害されてしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の多重信号受信装置においては、再生搬送波の位相
誤差によって、アナログテレビジョン信号がディジタル
信号によって著しく妨害されてしまうという問題点があ
った。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、アナログテレビジョン信号とディジタルデ
ータとを多重して伝送した場合でも、ディジタル信号の
妨害によってアナログテレビジョン信号が劣化すること
を防止することができる多重信号送信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】また、本発明は、アナログテレビジョン信
号とディジタルデータとを多重して伝送した場合でも、
ディジタル信号の妨害によってアナログテレビジョン信
号が劣化することを防止することができる多重信号受信
装置を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は、アナログテレビジョン信
号とディジタルデータとを多重して伝送した場合でも、
ディジタル信号の妨害によってアナログテレビジョン信
号が劣化することを防止することができる信号多重方法
を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、アナログテレビジョン信
号とディジタルデータとを多重して伝送した場合でも、
アナログテレビジョン信号及びディジタル信号を良好に
再生することができる信号多重方法、多重信号送信装置
及び多重信号受信装置を提供することを目的とする。
【0017】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
信号多重方法は、ディジタル信号を直交周波数分割多重
変調してアナログテレビジョン映像信号に多重すると共
に、前記直交周波数分割多重変調に用いられる複数のキ
ャリアを前記アナログテレビジョン映像信号のスペクト
ルの隙間に割当てることを特徴とするものであり、本発
明の請求項4に係る信号多重方法は、ディジタル信号を
直交周波数分割多重変調してアナログテレビジョン映像
信号に多重すると共に、前記直交周波数分割多重変調に
よって作成された直交周波数分割多重シンボルを前記ア
ナログテレビジョン映像信号の1水平期間にm(m自然
数)個作成すると共に、所定の1水平期間に作成して多
重させた前記直交周波数分割多重シンボルを次の1水平
期間に反転させて多重させることを特徴とするものであ
り、本発明の請求項5に係る多重信号送信装置は、ディ
ジタル信号を直交周波数分割多重変調する変調手段と、
前記直交周波数分割多重変調に用いられる複数のキャリ
アを同一チャンネルで伝送されるアナログテレビジョン
映像信号のスペクトルの隙間に割当てる設定手段と、前
記変調手段の出力を前記アナログテレビジョン映像信号
に多重する多重手段とを具備したものであり、本発明の
請求項10に係る多重信号受信装置は、同一チャンネル
で伝送されるアナログテレビジョン映像信号のスペクト
ルの隙間にキャリアが割当てられた変調手段によってデ
ィジタル信号が直交周波数分割多重変調された後前記ア
ナログテレビジョン映像信号に多重されて伝送され、こ
の伝送された信号を受信して前記アナログテレビジョン
映像信号を復調する第1の復調手段と、前記伝送された
信号を受信して直交周波数分割多重シンボルを分離する
フィルタ手段と、このフィルタ手段の出力を直交周波数
分割多重復調して前記ディジタル信号を得る第2の復調
手段とを具備したものであり、本発明の請求項11に係
る多重信号受信装置は、同一チャンネルで伝送されるア
ナログテレビジョン映像信号のスペクトルの隙間にキャ
リアが割当てられた変調手段によって、所定の1水平期
間にディジタル信号に基づく直交周波数分割多重シンボ
ルが作成されて前記アナログテレビジョン映像信号に多
重され、次の1水平期間には前記直交周波数分割多重シ
ンボルが反転されて前記アナログテレビジョン映像信号
に多重されて伝送され、この伝送された信号を受信して
前記アナログテレビジョン映像信号を復調する第1の復
調手段と、前記伝送された信号を受信し前記所定の1水
平期間に対応する受信信号を直交周波数分割多重復調し
て復調シンボルを得る第3の復調手段と、前記伝送され
た信号を受信し前記所定の1水平期間の次の1水平期間
に対応する受信信号を直交周波数分割多重復調して復調
シンボルを得る第4の復調手段と、前記第3及び第4の
復調手段の出力の差を求めることにより、前記ディジタ
ル信号を得る減算手段とを具備したものである。
【0018】
【作用】本発明の請求項1において、ディジタル信号は
キャリアがアナログテレビジョン映像信号のスペクトル
の隙間に割当てられた直交周波数分割多重変調によって
変調されて、アナログテレビジョン映像信号に多重され
る。これにより、ディジタル信号及びアナログテレビジ
ョン映像信号相互の妨害が低減される。
【0019】本発明の請求項4において、ディジタル信
号は直交周波数分割多重変調されて直交周波数分割多重
シンボルが作成される。所定の1水平期間に作成されて
アナログテレビジョン映像信号に多重された直交周波数
分割多重シンボルは、次の1水平期間には反転されてア
ナログテレビジョン映像信号に多重される。これによ
り、復調時において、1水平期間前後の多重信号を減算
することにより、直交周波数分割多重シンボルとアナロ
グテレビジョン映像信号とを分離することを可能にして
いる。
【0020】本発明の請求項5において、設定手段は、
変調手段の直交周波数分割多重変調に用いられる複数の
キャリアをアナログテレビジョン映像信号のスペクトル
の隙間に割当てる。ディジタル信号は変調手段によって
直交周波数分割多重変調される。変調手段の出力は多重
手段によってアナログテレビジョン映像信号に多重され
る。変調手段の変調出力のスペクトルはアナログテレビ
ジョン映像信号のスペクトルの隙間に配置されるので、
アナログテレビジョン映像信号と変調出力との相互間の
妨害が低減される。
【0021】本発明の請求項10において、第1の復調
手段は伝送された信号からアナログテレビジョン映像信
号を復調する。伝送された信号に含まれる直交周波数分
割多重シンボルとアナログテレビジョン映像信号とはス
ペクトルが重なっていないことを利用して、フィルタ手
段は直交周波数分割多重シンボルを分離する。フィルタ
手段の出力は第2の復調手段に復調されてディジタル信
号が得られる。
【0022】本発明の請求項11において、第3の復調
手段は、伝送された信号の所定の1水平期間に対応する
受信信号から復調シンボルを得、第4の復調手段は次の
1水平期間に対応する受信信号から復調シンボルを得
る。アナログテレビジョン映像信号は1水平期間前後で
高い相関を有するのに対し、これらの復調シンボルは相
互に位相が反転したものであるので、減算手段が第1及
び第3の復調手段の出力を引算することにより、ディジ
タル信号が得られる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る信号多重方法の一実施
例を示す説明図である。
【0024】本実施例は、図1(a)に示すように、ア
ナログテレビジョン映像信号のスペクトルが櫛の歯状に
なっていることを利用して、アナログテレビジョン信号
のスペクトルの各隙間に、多重する信号のスペクトルを
集中させて伝送するものである。
【0025】本実施例においては、多重する信号として
直交周波数分割多重変調(OFDM(Orthogonal Frequ
ency Division Multiplexing)変調)されたディジタル
信号を採用する。OFDMは、マルチパスに強く、周波
数利用効率が高く、更に他のサービスに与える妨害が少
ない等の特徴を有することから、最近、移動体等のディ
ジタル伝送に適したディジタル変調方式として注目され
ている。OFDMを用いたディジタルTV伝送システム
は欧州を中心として研究されており、例えば北欧諸国の
開発グループによるHD−DIVINE方式(EBU Tech
nical Review,Vol.253,pp.40-47,1992 参照)等があ
る。
【0026】OFDMは、伝送ディジタルデータを互い
に直交する多数のキャリアに分散し、各キャリアを移相
変調又は振幅位相変調(QAM:Quasdrature Amplitude Mo
delation )等の方式で変調する変調方式である。
【0027】図2はOFDM被変調波のスペクトルを示
す説明図である。
【0028】各キャリアは互いに直交しているので、変
調されたキャリアのスペクトルは、図2に示すように、
相互にオーバーラップし、全体のスペクトルは伝送帯域
内で平坦になる。通常、キャリアの変調及び復調は、夫
々IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)及びF
FT(Fast Fourier Transform)によって行われる。
【0029】各キャリアのパワーは変調データに基づい
て決定される。即ち、変調データとして例えば振幅が0
のヌルシンボルデータを用いて所定のキャリアを変調す
ると、このキャリア(以下、ヌルキャリアという)のパ
ワーは0となる。従って、OFDM被変調波のスペクト
ルが所定の間隔でパワーを有するように、設定すること
ができる。
【0030】図3は本実施例において採用するOFDM
被変調波を示す説明図である。
【0031】本実施例においては、所定のキャリア間隔
でヌルキャリア以外のキャリアを配置すると共に、ヌル
キャリア以外のキャリア同士の周波数間隔を、図3に示
すように、アナログテレビジョン映像信号の1水平走査
周波数(1fH )の(i+0.5)倍(但し、iは0以
上の整数)に設定している。なお、図3は、1キャリア
おきにヌルキャリアを設定した例を示している。
【0032】本実施例においては、アナログテレビジョ
ン映像信号の櫛の歯状のスペクトルの隙間に、OFDM
キャリアの櫛の歯状のスペクトルのピークが配置される
ようにOFDMキャリア周波数を設定する。図1(b)
はこの状態を示している。ヌルキャリア以外のキャリア
同士の周波数間隔が(i+0.5)fH となっているの
で、OFDMキャリアのスペクトルとアナログテレビジ
ョン映像信号のスペクトルとの相対的な位置関係は変化
せず、OFDMキャリアのスペクトルのピークは、常に
アナログテレビジョン映像信号のスペクトルの隙間に配
置される。
【0033】次に、本実施例の信号多重方法の作用につ
いて説明する。
【0034】OFDMキャリアのスペクトルはアナログ
テレビジョン映像信号のスペクトルの隙間に配置されて
いることから、相互の妨害を著しく抑制することができ
る。また、OFMD被変調波の各キャリア同士は比較的
小さく等しい周波数間隔で設けられていることから、O
FDM被変調波の波形は白色雑音と類似している。従っ
て、OFDM伝送信号によってアナログテレビジョン映
像信号が受ける妨害は目立ちにくい。
【0035】更に、図2に示すように、OFDMスペク
トルはピークを有していないことから、小さなパワーで
の伝送が可能であり、OFDM被変調波のスペクトルパ
ワーを小さく設定することで、アナログテレビジョン映
像信号に与える妨害を一層低減することができる。例え
ば、アナログテレビジョン映像信号の同一チャンネル混
信に対する検知限は約30〜50dBである。従って、
アナログテレビジョン映像信号のパワーに対してOFD
M信号のパワーを約40dB以下に抑えることで、ディ
ジタル信号がアナログテレビジョン映像信号に与える妨
害を一層低減させることができる。
【0036】このように、本実施例においては、ディジ
タル信号をOFDM変調してアナログテレビジョン信号
に多重すると共に、ヌルシンボルデータによって変調す
るOFDMキャリアを作成して、ヌルキャリア以外のキ
ャリア同士の周波数間隔を(i+0.5)fH となるよ
うに設定し、ヌルキャリア以外のキャリアのスペクトル
をアナログテレビジョン映像信号のスペクトルの隙間に
配置するようにOFDMキャリアを設定しているので、
ディジタル信号とアナログテレビジョン映像信号との相
互間の妨害を著しく抑制することができる。また、OF
DM信号は白色雑音に類似すると共に、アナログテレビ
ジョン信号に比してパワーを十分に抑えることができる
ので、アナログテレビジョン映像信号に対するディジタ
ル信号の妨害を低減することができる。
【0037】図4は本発明の他の実施例に係る信号多重
方法を説明するための説明図である。
【0038】本実施例においては、図1の実施例と同様
に、ヌルキャリア以外のキャリアの周波数間隔を(i+
0.5)fH に設定して、そのスペクトルをアナログテ
レビジョン映像信号のスペクトルの隙間に配置する。更
に、本実施例においては、アナログテレビジョン信号の
色副搬送波スペクトルのパワーが十分に小さい周波数範
囲のみにキャリアを配置するようになっている。
【0039】即ち、カラーのアナログテレビジョン映像
信号においては、映像主搬送波の外に色副搬送波も伝送
されている。色副搬送波は、図4の太線に示すように、
映像主搬送波のスペクトルの隙間に配置されていること
から、OFDMキャリアのスペクトルとカラーテレビジ
ョン信号の色副搬送波のスペクトルとが重ならないよう
に、OFDM信号のスペクトルを配置している。
【0040】即ち、図4に示すように、OFDMキャリ
アを色副搬送波帯域以外の帯域に配置する。例えば、N
TSC方式のカラーテレビジョン信号では、伝送帯域6
MHzのうち色副搬送波は2〜4.5MHz帯近傍の帯
域に分布する。従って、この場合には、OFDM信号の
スペクトルを例えば0〜2MHzの帯域に配置する。
【0041】このようなOFDM信号を用いてアナログ
テレビジョン信号にディジタル信号を多重すると、ディ
ジタル信号からアナログ信号への妨害を十分に低減する
ことができる。従って、ディジタル信号を分離する機能
を有していないテレビジョン受像機であっても、比較的
良好にアナログテレビジョン信号を受信することができ
る。
【0042】図5は本発明に係る多重信号送信装置の一
実施例を示すブロック図である。本実施例は、図1又は
図4の信号多重方法を採用して、アナログテレビジョン
信号にディジタル信号を多重して伝送するものである。
【0043】本実施例においては、N本のキャリアを用
いたOFDM変調を行うものとする。そして、N本のキ
ャリアのうち実部及び虚部が0のヌルデータによって変
調されるヌルキャリアはm本であるものとする。
【0044】図5において入力端子21にはディジタル信
号が入力される。このディジタル信号は、シンボル符号
化器22に与えられる。シンボル符号化器22は、入力され
たディジタル信号をI−Q平面上のシンボル位置に割当
てる。これにより、シンボル符号化器22は入力信号をI
軸成分とQ軸成分から成る複素シンボルに変換してシリ
アル/パラレル変換器23に出力する。シリアル/パラレ
ル変換器23は入力されたシンボルデータをN−m個のパ
ラレルデータに変換してバッファ24に供給するようにな
っている。
【0045】本実施例においては、バッファ24にはm個
の端子t1 乃至tm から実部及び虚部が0のヌルシンボ
ルデータも入力されるようになっている。バッファ24の
m個の端子t1 乃至tm とシリアル/パラレル変換器23
のN−m個の出力が供給される入力端とは作成するOF
DM信号のキャリア配置に対応させて配列される。即
ち、OFDMキャリアは、上述したように、アナログテ
レビジョン映像信号の色副搬送波帯域を除く帯域、例え
ば0乃至2MHz の帯域で、ヌルキャリア以外のキャリ
ア相互間の間隔が(i+0.5)fH に設定される。従
って、m個の端子t1 乃至tm の例えばk個(kは自然
数)おきにシリアル/パラレル変換器23の出力が入力さ
れる入力端を設ける。
【0046】バッファ24は保持したN個のデータをIF
FT回路25に出力する。IFFT回路25は、バッファ24
からのN個の入力に対してIFFT処理を行ってOFD
M変調する。IFFT回路25の出力はパラレル/シリア
ル変換器26に与えられる。パラレル/シリアル変換器26
は、並列に入力されたN個のキャリアを直列に並べ変え
て、実数成分であるI軸データと虚数成分であるQ軸デ
ータとから成るOFDMシンボルを得る。I軸データ及
びQ軸データは夫々ディジタル/アナログ(D/A)変
換器27,28に与えられる。
【0047】D/A変換器27,28は入力されたディジタ
ルデータをアナログ信号に変換して夫々乗算器29,30に
出力する。局部発振器31は(i+0.5)fH の発振周
波数で位相が0度及び90度の発振出力を発生して夫々
乗算器29,30に出力する。乗算器29はD/A変換器27か
らのI軸信号と発振器31からの同相軸発振出力とを乗算
して同相軸変調信号を加算器32に出力する。乗算器30は
D/A変換器28からのQ軸信号と発振器31からの直交軸
発振出力とを乗算して直交軸変調信号を加算器32に出力
する。加算器32は乗算器29,30の出力を加算して直交変
調信号をBPF33に出力する。BPF33は加算器32の出
力を帯域制限して加算器36に出力するようになってい
る。なお、タイミング回路39にはクロックが入力されて
おり、タイミング回路39はクロックに基づいて各部のタ
イミング信号を作成するようになっている。
【0048】一方、入力端子34にはアナログ映像信号が
入力される。このアナログ映像信号はアナログTV変調
器35に与えられる。アナログTV変調器35は入力された
アナログ映像信号を変調してアナログテレビジョン映像
信号を加算器36に出力するようになっている。加算器36
はアナログテレビジョン映像信号にBPF33からのOF
DM被変調波を多重して乗算器37に出力する。局部発振
器38は所定周波数の発振出力を乗算器37に与える。乗算
器37はこの局部発振出力を用いて加算器36からの多重信
号を周波数変換して送信信号として出力するようになっ
ている。
【0049】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0050】入力端子21を介して入力されたディジタル
信号はシンボル符号化器22によって複素シンボルに変換
されてシリアル/パラレル変換器23に供給される。本実
施例においては、OFDMシンボルのm本のキャリアに
はヌルシンボルデータを割当てる。このため、シリアル
/パラレル変換器23は全キャリア数Nからm本を引いた
N−m個のデータ単位で複素シンボルをパラレルに変換
してバッファ24に出力する。これらの複素シンボルが入
力される各入力端相互間に夫々設けられたk個のずつの
端子t1 乃至tm にはヌルシンボルデータが入力され
る。
【0051】バッファ24は入力ディジタル信号に基づく
N−m個の複素シンボルとk個のヌルシンボルとから成
るN個のシンボルデータをIFFT回路25に出力する。
【0052】IFFT回路25のキャリアは例えば0乃至
2MHz の帯域に設定される。また、バッファ24からの
N−m個の複素シンボルに対応するN−m本のキャリア
のキャリア間隔は、(i+0.5)fH の周波数間隔と
なるように設定されている。IFFT回路25は入力され
たN個のシンボルデータによって各キャリアをOFDM
変調して、OFDM被変調波(OFDMシンボル)を得
る。このOFDM被変調波のスペクトルは図4(b)に
示すものとなる。
【0053】IFFT回路25からのOFDMシンボルの
I軸データ及びQ軸データは夫々D/A変換器27,28に
よってアナログ信号に変換された後乗算器29,30に与え
られる。乗算器29は局部発振器31からの同相軸発振出力
とI軸データとの乗算によってI軸データを同相変調
し、乗算器30は直交軸発振出力とQ軸データとの乗算に
よってQ軸データを直交変調する。乗算器29,30の出力
は加算器32によって加算され、加算器32から直交変調出
力がBPF33に供給される。BPF33は加算器32からの
OFDM信号を帯域制限して加算器36に出力する。
【0054】一方、アナログ映像信号は入力端子34を介
してアナログTV変調器35に与えられる。アナログTV
変調器35によって、アナログ映像信号は例えばNTSC
方式のテレビジョン信号に変換され、出力端子36にはア
ナログテレビジョン映像信号が供給される。加算器36は
このアナログテレビジョン映像信号にBPF33からのO
FDMシンボルを多重する。この多重信号は乗算器37に
よって局部発振出力を用いて周波数変換されて送信信号
として出力される。
【0055】このように、本実施例においては、図1又
は図4に示す信号多重方法に基づく多重信号を作成する
ことができる。
【0056】図6は本発明に係る多重信号受信装置の一
実施例を示すブロック図である。本実施例は図5の多重
信号送信装置によって伝送された多重信号を受信して復
調するものである。
【0057】図1又は図4の信号多重方法による多重信
号に含まれるディジタル信号を復調するためには、受信
側で多重信号からOFDM信号スペクトルのみを抽出す
る必要がある。本実施例は櫛形フィルタを用いてアナロ
グテレビジョン映像信号とOFDM信号のスペクトルを
分離抽出するものである。
【0058】受信信号は入力端子41を介して入力されて
チューナ42に供給される。チューナ42は受信信号を中間
周波数帯の信号に変換して復調回路43及び櫛形フィルタ
46に出力する。復調回路43は中間周波数帯の信号を復調
して櫛形フィルタ44に出力する。櫛形フィルタ44は図4
(b)のアナログテレビジョン映像信号の主搬送波及び
色副搬送波のスペクトルを通過させてアナログ信号映像
処理回路45に出力する。アナログ信号映像処理回路45は
アナログテレビジョン映像信号を輝度信号Y及び色信号
Cに変換して出力する。
【0059】一方、櫛形フィルタ46は図1(b)又は図
4(b)に示すOFDMスペクトルを通過させる。即
ち、櫛形フィルタ46はチューナ42の出力からOFDM信
号を抽出して乗算器47,48出力する。局部発振器49は位
相が0度及び90度の局部発振出力を夫々乗算器47,48
に出力しており、乗算器47,48は櫛形フィルタ46の出力
に局部発振出力を乗算することにより、中間周波数帯の
信号を準同期直交検波してベースバンドのOFDMシン
ボルを得る。
【0060】乗算器47,48の検波出力は夫々A/D変換
器50,51に与えられる。A/D変換器50,51は夫々乗算
器47,48からの同相軸及び直交軸の検波出力(Iデー
タ,Qデータ)をディジタル信号に変換してシリアル/
パラレル変換器52に出力する。A/D変換器50,51の出
力はクロック再生回路57にも与えられる。クロック再生
回路57はIデータ及びQデータに基づいてクロックを再
生して、A/D変換器50,51にサンプリングクロックと
して出力すると共に、タイミング回路58にも出力する。
タイミング回路58は入力されたクロックに基づいて回路
の各部に供給するタイミング信号を発生するようになっ
ている。
【0061】シリアル/パラレル変換器52は入力された
OFDMシンボルを並列に並べ変えて1乃至Nのシンボ
ルをFFT回路53に出力する。FFT回路53は入力され
たシンボルに対してFFT処理を行ってOFDM復調
し、1乃至Nの複素シンボルをバッファ54に出力するよ
うになっている。
【0062】バッファ54は、送信側のバッファ24に保持
される1OFDM信号分の複素シンボルに基づくFFT
回路53の出力が入力されると、入力された1乃至Nの複
素シンボルのうち、端子t1 乃至tm に入力されたヌル
シンボル対応するヌルキャリアのm個の複素シンボルを
端子o1 乃至om に出力すると共に、他の複素シンボル
をパラレル/シリアル変換器55に出力する。
【0063】パラレル/シリアル変換器55は入力された
N−m個の複素シンボルを時系列にシンボル識別器56に
出力する。シンボル識別器56は入力された複素シンボル
を元のディジタル信号に戻して出力するようになってい
る。
【0064】次に、このように構成された実施例の動作
について図7のグラフを参照して説明する。図7(a)
は櫛形フィルタ46の特性を示し、図7(b)はOFDM
キャリアのスペクトルを示している。
【0065】入力端子41を介して入力される受信信号は
アナログテレビジョン映像信号のスペクトルの隙間にO
FDM信号のスペクトルを配置した多重信号である。こ
の受信信号はチューナ回路42によって中間周波帯に変換
されて、復調回路43及び櫛形フィルタ46に与えられる。
【0066】復調回路43によってアナログテレビジョン
信号は復調され、櫛形フィルタ44によって映像主搬送波
及び色副搬送波を通過させる。なお、櫛形フィルタ44は
妨害が比較的小さい場合には使用しなくてもよい。アナ
ログ信号映像処理器45は、入力されたテレビジョン映像
信号を信号処理して輝度信号Y及び色信号Cを出力す
る。
【0067】一方、櫛形フィルタ46は、図7(a)に示
す櫛形の周波数特性を有している。図7(a),(b)
に示すように、櫛形フィルタ43は通過帯域がOFDMキ
ャリアのピーク近傍帯域に一致し、アナログテレビジョ
ン映像信号のピーク近傍帯域では減衰域となっている。
これにより、櫛形フィルタ46は、チューナ42の出力から
OFDMスペクトルを抽出して乗算器47,48に出力す
る。櫛形フィルタ46の出力は、乗算器47、48によって、
局部発振器49からの位相0度及び90度の発振出力を用
いて準同期直交検波され、ベースバンドのOFDM被変
調波が得られる。乗算器47,48のI軸及びQ軸検波出力
は夫々A/D変換器50,51によってディジタル信号に変
換される。A/D変換器50,51の出力はクロック再生回
路57に与えられてクロックが再生され、A/D変換器5
0,51はこの再生クロックをサンプリングクロックとし
て用いている。なお、タイミング回路58は再生クロック
に基づいて、各種タイミング信号を発生する。
【0068】A/D変換器50,51からのI軸及びQ軸検
波出力、即ち、ベースバンドのOFDMシンボルはシリ
アル/パラレル変換器52によってパラレルデータに変換
されてFFT回路53に供給される。FFT回路53は入力
された信号をFFT処理することによりOFDM復調
し、N個のキャリアに対応したN個の複素シンボルを得
る。FFT回路53はN個の複素シンボルをバッファ54に
出力する。
【0069】バッファ54に入力される複素シンボルのう
ちkシンボルおきのN−m個の複素シンボルは入力ディ
ジタル信号に基づくものであるが、他のm個の複素シン
ボルはヌルキャリアに基づくヌルシンボルである。バッ
ファ54はこれらのヌルシンボルを端子o1 乃至om に出
力する。なお、端子o1 乃至om に与えられたヌルシン
ボルは用いられない。バッファ54はN−m個の複素シン
ボルをパラレル/シリアル変換器55に出力する。
【0070】バッファ54から並列に出力されたN−m個
の複素データはパラレル/シリアル変換器55によって、
時系列に順次出力されて、シンボル識別器56に入力され
る。シンボル識別器56は入力された複素データをディジ
タル信号に変換して出力する。
【0071】このように、本実施例においては、図1又
は図4に示す多重信号を受信して、元のアナログテレビ
ジョン映像信号及びディジタル信号を再現することがで
きる。OFDM信号のスペクトルが映像主搬送波のスペ
クトルの隙間に配置されると共に、色副搬送波近傍の周
波数帯のキャリアを用いていないので、歪みなく信号を
再現することができる。
【0072】図8は本発明の他の実施例に係る多重信号
送信装置を示すブロック図である。図8において図5と
同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0073】本実施例はアナログテレビジョン映像信号
が1水平走査期間前後で高い相関を有することを利用し
て、アナログテレビジョン映像信号とOFDM信号とを
分離抽出するものである。
【0074】本実施例においても、図5の実施例と同様
に、OFDMシンボルのスペクトルをアナログテレビジ
ョン映像信号のスペクトルの隙間で、色副搬送波周波数
帯に重ならない位置に配置する。更に、本実施例におい
ては、1H(水平周期)で所定個数のOFDMシンボル
を作成して多重すると共に、この1Hに作成したOFD
Mシンボルを次の1Hで反転させて多重するようになっ
ている。なお、所定の1HにOFDMキャリアを変調す
る変調データを用いて次の1HにOFDMキャリアを変
調して、一方のOFDMシンボルの極性を反転させても
よい。
【0075】図9は本実施例において採用する信号多重
方法を説明するための説明図である。図9はアナログテ
レビジョン映像信号の走査線を示している。
【0076】上述したように、所定個数のOFDMシン
ボルが1H期間に発生する。例えば1Hに1OFDMシ
ンボルを発生させるものとする。いま、図9に示すよう
に、△印で示すOFDMシンボルの切換わりタイミング
が、アナログテレビジョン映像信号の走査線の開始タイ
ミング(左端)よりも遅延しているものとする。所定タ
イミングの多重信号は、所定タイミングのアナログテレ
ビジョン映像信号と同一水平位置のOFDMシンボルと
の和である。例えば、タイミングAにおける多重信号
は、タイミングAの走査線61とタイミングAのOFDM
シンボルとの和である。同様に、このタイミングAの1
H期間後のタイミングBにおける多重信号は、タイミン
グBの走査線62とタイミングBのOFDMシンボルとの
和である。
【0077】ところで、NTSC信号の隣接する走査線
同士は極めて高い相関を有する。例えば、図9の走査線
61,62同士は同一水平位置における相関が高い。従っ
て、同一水平位置のOFDMシンボル、例えば、タイミ
ングA,BのOFDMシンボルは略同一の妨害を受けて
いるものと考えることができる。即ち、アナログテレビ
ジョン映像信号の1H期間前後の信号同士の相関が極め
て高いことから、タイミングA,Bのように1H期間前
後の多重信号の差を求めると、アナログテレビジョン映
像信号成分は相殺されて0となる。
【0078】一方、上述したように、OFDMシンボル
は1H期間前後で位相が反転している。即ち、タイミン
グAにおけるOFDMシンボルとタイミングBにおける
OFDMシンボルの位相は180度異なる。また、上述
したように、タイミングAのOFDMシンボルを作成す
るための各キャリアの変調データとタイミングBのOF
DMシンボルを作成するための各キャリアの変調データ
とは同一データである。従って、タイミングA,Bのよ
うに1H期間前後の多重信号の差を求めると、OFDM
シンボルは2倍の振幅となって得られる。
【0079】このように、この信号多重方法では、アナ
ログテレビジョン映像信号が1H前後で相関を有するこ
とを利用して、OFDMシンボルの抽出を可能にしたも
のである。
【0080】図8において図5と異なる点はバッファ65
及び位相反転回路66を設けたことである。なお、本実施
例においては、説明の簡略化のために、1Hに1OFD
Mシンボルを作成する場合について説明する。
【0081】入力端子21には1H期間で1OFDMシン
ボルを作成するためのディジタル信号が入力される。そ
して、バッファ24はN個の複素シンボルを1H毎にIF
FT回路25に出力すると共に、次の1H期間には複素シ
ンボルの供給を停止する。即ち、バッファ24は1Hおき
に複素シンボルをIFFT回路25に出力するようになっ
ている。なお、バッファ24からのN個の複素シンボルの
うちN−m個が入力ディジタル信号に基づく複素シンボ
ルであり、m個がヌルシンボルであることは図5の実施
例と同様である。
【0082】IFFT回路25は1H毎に発生する1H同
期信号に同期して動作し、2H期間で1OFDMシンボ
ルを出力する。バッファ65はIFFT回路25からN個の
複素データから成る1組のOFDMシンボルが入力され
ると、このOFDMシンボルを1H期間に1回、2H期
間に亘って同一データを繰返し出力する。これらの2H
期間に出力された同一の2OFDMシンボルはパラレル
/シリアル変換器26によって2N個のシリアルデータに
変換されて位相反転回路66に与えられる。
【0083】位相反転回路66は1H同期信号に基づいて
入力されたOFDMシンボルを1H期間毎に反転させて
出力するようになっている。
【0084】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0085】入力端子21を介して入力されたディジタル
データはシンボル符号化器22によって複素データに変換
されてシリアル/パラレル変換器23に供給される。N−
m個の複素データはパラレルに変換されてバッファ24に
与えられる。いま、所定の1H期間にN−m個の複素デ
ータがバッファ24に入力されるものとする。バッファ24
はk個のヌルデータおきに複素データを配列して、N個
のシンボルデータをIFFT回路25に出力する。IFF
T回路25は1H同期信号に同期して、入力されたシンボ
ルデータをIFFT処理してOFDMシンボルを作成
し、バッファ65に出力する。
【0086】バッファ65は入力されたOFDMシンボル
を保持すると共に、パラレル/シリアル変換器26に出力
する。OFDMシンボルはパラレル/シリアル変換器26
によってシリアルデータに変換されて位相反転回路66に
供給される。位相反転回路66はパラレル/シリアル変換
器26の出力をそのままD/A変換器27,28に供給する。
こうして、OFDMシンボルのアナログテレビジョン映
像信号への多重化が行われる。
【0087】次の1H期間には、バッファ24は複素シン
ボルをIFFT回路25に出力せず、IFFT回路25はI
FFT処理を行わない。バッファ65は、前の1H期間に
保持しているOFDMシンボルを再度パラレル/シリア
ル変換器26に出力する。パラレル/シリアル変換器26は
入力されたOFDMシンボルをシリアルデータに変換し
て位相反転回路66に出力する。このシリアルデータは、
位相反転回路66により、1H期間に亘って反転されてD
/A変換器27,28に供給される。こうして、この1H期
間には前1H期間のOFDMシンボルの反転信号がアナ
ログテレビジョン映像信号に多重される。
【0088】このように、本実施例においては、所定の
1Hに作成したOFDMシンボルを次の1Hで反転させ
て多重することができる。
【0089】なお、本実施例においては、アナログテレ
ビジョン映像信号のスペクトル位置のOFDMキャリア
をヌルキャリアとしているが、OFDM信号によるアナ
ログテレビジョン映像信号への妨害を多少許容すれば、
OFDM信号についてはアナログテレビジョン映像信号
の相関を利用して分離抽出することができるので、必ず
しも、OFDMキャリアとしてヌルキャリアを用いる必
要はない。
【0090】図10は本発明に係る多重信号受信装置の
一実施例を示すブロック図である。図10において図6
と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例は図8の多重信号送信装置によって作成さ
れた多重信号を受信するものである。
【0091】本実施例は櫛形フィルタ46に代えてバンド
パスフィルタ(以下、BPFという)71を用い、バッフ
ァ54に代えて、バッファ54と同一構成のバッファ72,73
及び減算器S1 乃至Sm を採用した点が図8の実施例と
異なる。
【0092】チューナ42の出力はBPF71に与えられ
る。BPF71は多重信号からOFDM信号が含まれる周
波数帯域のみを通過させる。アナログテレビジョン映像
信号の色副搬送波は1H毎に位相が反転していることか
ら、映像信号の1H前後の相関を利用するだけでは、色
副搬送波を分離することができない。従って、BPF71
を用いることにより、OFDM信号と色副搬送波とを分
離するようになっている。
【0093】なお、アナログ信号映像処理回路45はアナ
ログテレビジョン映像信号から1H同期信号を得てタイ
ミング回路58に出力する。タイミング回路58はこの1H
同期信号に基づいて1H周期のタイミング信号を発生す
ることができるようになっている。
【0094】FFT回路53からのN個の複素シンボルは
バッファ72又はバッファ73に1H期間毎に切換えて出力
されるようになっている。即ち、バッファ72,73はタイ
ミング信号によって、FFT回路53からのN個の並列な
複素シンボル列を交互に取込む。これにより、バッファ
72には送信側のバッファ65の所定の1H期間に保持され
た1OFDMシンボルに基づくFFT回路25の出力が与
えられ、バッファ73にはこの1OFDMシンボルの反転
信号に基づくFFT回路25の出力が与えられるようにな
っている。
【0095】バッファ72は、2H期間で伝送される1組
のOFDMシンボルのうち反転されていないOFDMシ
ンボルを1H期間保持し、バッファ73はこの1組のOF
DMシンボルのうちの反転されたOFDMシンボルを保
持する。バッファ72,73は位相が反転した1組のOFD
Mシンボルが入力されると、m個のヌルシンボル以外の
N−m個の複素シンボルを夫々減算器S1 乃至Sm に出
力する。減算器S1 乃至Sm は2入力の差を求めてパラ
レル/シリアル変換器55に出力するようになっている。
【0096】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0097】受信信号はチューナ42によって中間周波帯
に変換され、BPF71によって帯域制限されて、OFD
Mシンボル帯域の信号のみが乗算器47,48に与えられ
る。なお、BPF71の出力にはアナログテレビジョン映
像信号成分も含まれている。
【0098】BPF71の出力は乗算器47,48によって準
同期直交検波され、A/D変換器50,51によってディジ
タル信号に変換された後、シリアル/パラレル変換器52
に供給される。シリアル/パラレル変換器52からのN個
のパラレルデータはFFT回路53に与えられてFFT処
理される。こうして、FFT回路53からはOFDMシン
ボルの復調シンボルが出力される。この復調シンボルは
1H毎にバッファ72,73に切換えて出力される。
【0099】送信側において、1Hに1OFDMシンボ
ルを多重すると共に、次の1Hに前HのOFDMシンボ
ルを反転させて多重させており、バッファ72にはこの1
組のOFDMシンボルの一方の復調シンボルが与えら
れ、バッファ73には他方のOFDMシンボルが与えられ
る。即ち、バッファ72に供給される各キャリアの複素シ
ンボルとバッファ73に供給される各キャリアの複素シン
ボルとは夫々同一データで位相が反転したものとなって
いる。なお、バッファ72,73に入力される複素シンボル
はアナログテレビジョン映像信号成分も含んでいる。
【0100】バッファ72は入力された複素シンボルを1
H期間保持し、予めヌルシンボルとしたm個のヌルシン
ボルを除く、N−m個の複素シンボルを夫々減算器S1
乃至Sm に出力する。同様に、バッファ73も入力された
複素シンボルのうち予めヌルシンボルとしたm個のヌル
シンボルを除く、N−m個の複素シンボルを夫々減算器
S1 乃至Sm に出力する。減算器S1 乃至Sm には、夫
々同一データで位相が反転した2つの複素シンボルが入
力されることになる。一方、減算器S1 乃至Sm の2入
力には夫々1H前後のアナログテレビジョン映像信号成
分も含まれる。
【0101】減算器S1 乃至Sm は夫々2入力の差分を
求める。各減算器S1 乃至Sm に入力される2つの複素
シンボル同士は同一データで位相が反転しているので、
振幅が2倍となって出力される。これに対し、これらの
複素シンボルに妨害を与えているアナログテレビジョン
映像信号成分は、1H期間前後で高い相関を有している
ので、減算処理によって相殺される。こうして、減算器
S1 乃至Sm からは入力ディジタル信号に基づく複素シ
ンボルのみが出力される。
【0102】他の作用及び効果は図6の実施例と同様で
ある。
【0103】また、上記実施例においては、1Hで1O
FDMシンボルを多重する例について説明したが、1H
に複数のOFDMシンボルを多重することもできること
は明らかである。
【0104】図6又は図10に示す実施例においては、
夫々櫛形フィルタを用いてOFDM信号を分離するか、
又はアナログテレビジョン映像信号の1H前後の相関を
利用してOFDM信号を分離しているが、これらの方法
を同時に用いて多重信号を分離することもできることは
明らかである。
【0105】図11は本発明に係る多重信号送信装置の
一実施例を示すブロック図である。図11において図8
と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。本実施例はIFFT回路からのOFDMシンボルを
位相反転させるのではなく、OFDMキャリアを変調す
る変調データを1H毎に位相反転させるものである。
【0106】本実施例はバッファ65及び位相反転回路66
を削除して位相反転回路81を設けた点が図8の実施例と
異なる。本実施例においては、1H期間p個(pは自然
数)のOFDMシンボルを多重する。所定の1H期間に
OFDMキャリアを変調する(N−m)×p個のディジ
タルデータを入力端子21に入力すると、次の1H期間に
も同一の(N−m)×p個のディジタルデータを入力端
子21に入力するようになっている。
【0107】シンボル符号化器22からの複素シンボルは
位相反転回路81に供給される。位相反転回路81は所定の
1H期間の(N−m)×p個の複素シンボルについては
そのままシリアル/パラレル変換器23に出力し、次の1
H期間の同一複素シンボルについては位相を反転させて
シリアル/パラレル変換器23に出力するようになってい
る。
【0108】このように構成された実施例においては、
所定の1Hにおいてシンボル符号化器22から出力された
複素シンボルと同一の複素シンボルは、次の1Hにおい
て位相反転回路81によって実部及び虚部の位相が反転さ
れる。従って、パラレル/シリアル変換器26から所定の
1H期間に出力されるp個のOFDMシンボルは次の1
H期間に全て反転されてパラレル/シリアル変換器26か
ら出力される。
【0109】他の作用及び効果は図8の実施例と同様で
ある。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ナログテレビジョン信号とディジタルデータとを多重し
て伝送した場合でも、ディジタル信号の妨害によってア
ナログテレビジョン信号が劣化することを防止すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号多重方法の一実施例を示す説
明図。
【図2】OFDM信号を説明するための説明図。
【図3】本実施例に採用されるOFDMキャリアを説明
するための説明図。
【図4】本発明の他の実施例に係る信号多重方法を示す
説明図。
【図5】本発明に係る多重信号送信装置の一実施例を示
すブロック図。
【図6】本発明に係る多重信号受信装置の一実施例を示
すブロック図。
【図7】図6中の櫛形フィルタ46を説明するためのグラ
フ。
【図8】本発明の他の実施例に係る多重信号送信装置を
示すブロック図。
【図9】図8の実施例を説明するための説明図。
【図10】本発明の他の実施例に係る多重信号受信装置
を示すブロック図。
【図11】本発明の他の実施例に係る多重信号送信装置
を示すブロック図。
【図12】従来の多重信号送信装置を示すブロック図。
【図13】従来例における多重信号を説明するための説
明図。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号を直交周波数分割多重変
    調してアナログテレビジョン映像信号に多重すると共
    に、前記直交周波数分割多重変調に用いられる複数のキ
    ャリアを前記アナログテレビジョン映像信号のスペクト
    ルの隙間に割当てることを特徴とする信号多重方法。
  2. 【請求項2】 前記直交周波数分割多重変調に用いられ
    る複数のキャリアを前記アナログテレビジョン映像信号
    の色副搬送波周波数帯以外の帯域で前記アナログテレビ
    ジョン映像信号のスペクトルの隙間に割当てることを特
    徴とする請求項1に記載の信号多重方法。
  3. 【請求項3】 前記直交周波数分割多重変調によって作
    成された直交周波数分割多重シンボルを前記アナログテ
    レビジョン映像信号の1水平期間にm(m自然数)個作
    成すると共に、所定の1水平期間に作成して多重させた
    前記直交周波数分割多重シンボルを次の1水平期間に反
    転させて多重させることを特徴とする請求項1に記載の
    信号多重方法。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号を直交周波数分割多重変
    調してアナログテレビジョン映像信号に多重すると共
    に、前記直交周波数分割多重変調によって作成された直
    交周波数分割多重シンボルを前記アナログテレビジョン
    映像信号の1水平期間にm(m自然数)個作成すると共
    に、所定の1水平期間に作成して多重させた前記直交周
    波数分割多重シンボルを次の1水平期間に反転させて多
    重させることを特徴とする信号多重方法。
  5. 【請求項5】 ディジタル信号を直交周波数分割多重変
    調する変調手段と、 前記直交周波数分割多重変調に用いられる複数のキャリ
    アを同一チャンネルで伝送されるアナログテレビジョン
    映像信号のスペクトルの隙間に割当てる設定手段と、 前記変調手段の出力を前記アナログテレビジョン映像信
    号に多重する多重手段とを具備したことを特徴とする多
    重信号送信装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記直交周波数分割多
    重変調に用いられる複数のキャリアの所定本おきのキャ
    リアを前記ディジタル信号で変調させると共に、他のキ
    ャリアをヌルシンボルによって変調することにより、前
    記変調手段の出力スペクトルを同一チャンネルで伝送さ
    れるアナログテレビジョン映像信号のスペクトルの隙間
    に割当てることを特徴とする請求項5に記載の多重信号
    送信装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記直交周波数分割多
    重変調に用いられる複数のキャリアを前記アナログテレ
    ビジョン映像信号の色副搬送波周波数帯域以外の帯域に
    制限することを特徴とする請求項5に記載の多重信号送
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記変調手段は、1水平期間にm個の直
    交周波数分割多重シンボルを作成すると共に、所定の1
    水平期間に前記多重手段に出力する前記直交周波数分割
    多重シンボルを次の1水平期間において反転させて前記
    多重手段に出力することを特徴とする請求項7に記載の
    多重信号送信装置。
  9. 【請求項9】 前記変調手段は、1水平期間に直交周波
    数分割多重変調するディジタルデータを次の1水平期間
    に反転させて直交周波数分割多重変調することを特徴と
    する請求項7に記載の多重信号送信装置。
  10. 【請求項10】 同一チャンネルで伝送されるアナログ
    テレビジョン映像信号のスペクトルの隙間にキャリアが
    割当てられた変調手段によってディジタル信号が直交周
    波数分割多重変調された後前記アナログテレビジョン映
    像信号に多重されて伝送され、この伝送された信号を受
    信して前記アナログテレビジョン映像信号を復調する第
    1の復調手段と、 前記伝送された信号を受信して直交周波数分割多重シン
    ボルを分離するフィルタ手段と、 このフィルタ手段の出力を直交周波数分割多重復調して
    前記ディジタル信号を得る第2の復調手段とを具備した
    ことを特徴とする多重信号受信装置。
  11. 【請求項11】 同一チャンネルで伝送されるアナログ
    テレビジョン映像信号のスペクトルの隙間にキャリアが
    割当てられた変調手段によって、所定の1水平期間にデ
    ィジタル信号に基づく直交周波数分割多重シンボルが作
    成されて前記アナログテレビジョン映像信号に多重さ
    れ、次の1水平期間には前記直交周波数分割多重シンボ
    ルが反転されて前記アナログテレビジョン映像信号に多
    重されて伝送され、この伝送された信号を受信して前記
    アナログテレビジョン映像信号を復調する第1の復調手
    段と、 前記伝送された信号を受信し前記所定の1水平期間に対
    応する受信信号を直交周波数分割多重復調して復調シン
    ボルを得る第3の復調手段と、 前記伝送された信号を受信し前記所定の1水平期間の次
    の1水平期間に対応する受信信号を直交周波数分割多重
    復調して復調シンボルを得る第4の復調手段と、 前記第3及び第4の復調手段の出力の差を求めることに
    より、前記ディジタル信号を得る減算手段とを具備した
    ことを特徴とする多重信号受信装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の復調手段は、前記伝送され
    た信号から前記アナログテレビジョン映像信号を分離す
    るフィルタを有することを特徴とする請求項10又は請
    求項11のいずれかに記載の多重信号受信装置。
  13. 【請求項13】 前記フィルタ手段は、櫛形フィルタで
    あることを特徴とする請求項10に記載の多重信号受信
    装置。
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