JPH07273370A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH07273370A
JPH07273370A JP5840294A JP5840294A JPH07273370A JP H07273370 A JPH07273370 A JP H07273370A JP 5840294 A JP5840294 A JP 5840294A JP 5840294 A JP5840294 A JP 5840294A JP H07273370 A JPH07273370 A JP H07273370A
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semiconductor substrate
semiconductor device
optical semiconductor
light emitting
emitting element
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JP5840294A
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Masataka Ito
正孝 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、発光素子と半導体基板間の電気容量
が小さく、高速時の動作特性が良好な光半導体装置を提
供することを目的とする。 【構成】本発明は、n型半導体基板1の表面側に斜面2
a、2bと底面4からなる凹形状と、底面4上に形成さ
れる絶縁層5、素子搭載用の電極6と、さらに半田層を
介して配置される半導体レーザー素子7と、半導体レー
ザ素子7下部のn型半導体基板1中に形成されたp型半
導体領域10と、該p型半導体領域10の境界面をなす
pn接合部10aと、p型半導体領域からなる受光素子
12とで構成され、前記半導体基板中に形成されるpn
接合領域10aと絶縁層とが直列的に接続する光半導体
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録、光通信、光計
測等に用いられる光半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光電変換により、光信号を電気
信号に変換する若しくは、電気信号を光信号に変換する
ものに、光半導体装置がある。例えば、特開昭62−2
50528号公報に記載される構成の光半導体装置があ
る。図6(a)には、その光半導体装置の構成を示し、
同図(b)には回路図を示す。
【0003】この光半導体装置は、半導体基板101の
一主面側の表面に形成された第1コーティング層102
および第2コーティング層103と、前記半導体基板1
01の表面の一部で前記第1コーティング層102との
間に形成された受光素子104と、前記第2のコーティ
ング層103上に半田層106を介して、配置された半
導体レーザー素子105と、接着剤層109を介して多
層コーティングによるハーフミラー108と、前記ハー
フミラー108を底面にして形成されるプリズム107
とで構成される。
【0004】図6(b)には、このように構成された光
半導体装置の回路構成を示し説明する。ここで、図6
(b)に示した構成部材で図6(a)に示した部材と同
等の部材には同じ参照符号を付し、その説明を省略す
る。
【0005】この光半導体装置において、前記半導体レ
ーザー素子105と、該半導体レーザー素子105を駆
動する電源111と、半導体基板101、第1,第2コ
ーティング層102、103、半田層106からなるコ
ンデンサ112と、受光素子104の出力を検出するオ
ペアンプ113とで構成される。
【0006】次に、このように構成された光半導体装置
の動作を説明する。まず電源111によって駆動された
半導体レーザー素子105からの出射光110aの一部
は、プリズム107の面107aで反射し、経路110
fを経て図示しない光ディスク等の対象物に照射され
る。また、対象物からの反射光は、再び経路110fを
経て面107aに達し、一部はプリズム107中に入射
し、経路110rを経てハーフミラー108、接着剤層
109を透過し、受光素子104に達し、反射光の強度
が電気的な出力に変換される。
【0007】そして受光素子104の出力は、オペアン
プ113によって検出され、外部に送られる。この際、
半田層106を流れる半導体レーザー素子105を駆動
する電流が受光素子104に対して影響するのを防止す
るために、第1または第2コーティング層102、10
3のいずれか一方に電気絶縁性の材料を用いることによ
って、半田層106と半導体基板101は電気的に分離
される。このように、従来の光半導体装置においては、
光源及び受光の機能を併せもった小型の光半導体装置を
実現していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来技術による光半導体装置は、以下に示す問題点があ
る。図6(a)から明らかなように、半導体基板101
と半田層106は第1および第2コーティング層10
2、103を介して、平行平板コンデンサを形成してい
る。
【0009】これは、図6(b)の回路中に示したコン
デンサ112に対応している。このため、半田層106
−コーティング層102、103−半導体基板101間
には電気容量(Cmos :絶縁層が酸化シリコンの場合に
はMOS容量と称され、以下MOS容量と称する)が生
じる。このMOS容量の値は半田層106−半導体基板
101間に印加される電位差や半導体基板101のキャ
リア濃度によって異なるが、最大の近似値として、 Cmos =ε0 ×ε1 ×ε2 ×S/(t1 ×ε2 +t2 ×
ε1 ) で表わすことができる。但し、ε1 ,ε2 はコーティン
グ層102、103の比誘電率、ε0 は真空の誘電率、
Sは電極の面積、t1 ,t2 はコーティング層102、
103の厚さである。
【0010】このCmos は、寄生容量として半導体レー
ザー素子105の高速動作特性の悪化の原因となるた
め、なるべく小さな値にする必要がある。そのために
は、コーティング層の厚さt1 ,t2 を増加するという
手法が考えられる。
【0011】ところが、寄生容量を減少するために絶縁
層の厚さt1 ,t2 を厚くすると、半導体レーザー素子
105から半田層106、コーティング層103、10
2を経て半導体基板101に至る放熱経路の障害とな
り、半導体レーザー素子105の放熱性が悪化するとい
う問題が生じる。
【0012】この従来例は、コーティング層が2層の例
であるが、1層又は3層以上の場合であっても同様な問
題が生じる。従って、従来の光半導体装置は、半田層−
半導体基板間の寄生容量の低減と、半導体レーザー素子
の放熱性の向上がトレードオフの関係にあった。よっ
て、高速動作特性に優れ、かつ放熱性が良好な小型の光
半導体装置を得る事が困難であるという問題点があっ
た。そこで本発明は、発光素子と半導体基板間の電気容
量が小さく、高速時の動作特性が良好な光半導体装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、表面近傍に電子デバイスを形成した半導体
基板と、前記半導体基板上の少なくとも電子デバイス上
に形成された絶縁層と、前記絶縁層上に配置された発光
素子と、前記発光素子下方の前記半導体基板中に形成さ
れ、前記絶縁層と直列的に接続するpn接合領域とで構
成される光半導体装置を提供する。尚、ここで発光素子
とは、半導体レーザ素子や発光ダイオードを含む概念で
ある
【0014】
【作用】以上のような構成の光半導体装置は、発光素子
下部の半導体基板中に形成されたpn接合により発光素
子と半導体基板間に介する電気的絶縁層によって発生す
る電気容量と直列に結合された電気容量を発生し、発光
素子と半導体基板間の寄生容量が減少され、発光素子の
放熱性を妨げずに高速動作が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。本発明による第1実施例としての光半導体
装置の概要について、図1及び図2を参照して説明す
る。
【0016】まず、図1は上から見た斜視図であり、図
2(a)は主要部の断面構造を示す図であり、図2
(b)はその等価回路を示す図である。この光半導体装
置においては、n型半導体基板1の表面側からエッチン
グ等によりテーパーを有する凹状に除去され、斜面2
a、2bと底面4が形成される。この斜面2b上の一部
には、金属薄膜による反射面3が形成される。前記底面
4上に絶縁層5、素子搭載用の電極6が形成され、さら
に図示しない半田層を介して半導体レーザー素子7が配
置されている。尚、図において、8aは、前記半導体レ
ーザー素子7による前記半導体レーザー素子7による前
方出射光を示し、8bはこの前方出射光の図示しない対
象物からの反射光、9は、半導体レーザー素子7の後方
出射光がある。
【0017】そして、断面構造においては、半導体レー
ザ素子7下部のn型半導体基板1中に形成されたp型半
導体領域10と、該p型半導体領域10の境界面をなす
pn接合部10aと、p型半導体領域からなる受光素子
12と、該受光素子12の信号用の電極13がある。ま
た外部と接続するための外部接続用電極15と、半導体
レーザー素子7と、外部接続用電極15の間を配線する
ボンディングワイヤ14と、電極6及び電極13から引
き出された外部接続用電極16、17とが設けられてい
る。
【0018】本実施例では、半導体基板の表面近傍に形
成した電子デバイスは、受光素子を例としたが、これに
限定されるものではなく、トランジスタ及びそれらの集
積回路等であってもよい。また前記発光素子としては、
交番電流で駆動される素子を用いると、本発明の効果が
顕著である。
【0019】図2(b)は、図1に示す光半導体装置を
含む駆動回路の等価回路を示す。この回路においては、
前述した光半導体装置に、レーザー素子7を駆動する電
源17と、受光素子12の信号を検出するオペアンプ回
路20とが設けられている。また電極6−絶縁層5−p
型半導体領域10間でコンデンサ18と、pn接合10
aでコンデンサ19が形成される。
【0020】次に、このように構成された光半導体装置
の動作について説明する。この光半導体装置において
は、電極6下方に形成する電極6−絶縁層5−p型半導
体領域10間でMOS容量(Cmos )が発生する。ま
た、p型半導体領域10−n半導体基板1間ではpn接
合10aにおいてpn接合容量(Cj )が発生する。従
って、電極6−n型半導体基板1間の電気容量Ctotal
はこれらの直列結合であるから、1/Ctotal =1/C
mos +1/Cj より Ctotal =1/(1/Cmos +1/Cj ) =Cmos ×Cj /(Cmos +Cj ) ここで、Cmos >0、Cj >0なので、Cj<Cmos
j 、すなわちCj/(Cmos +Cj )<1 従って、 Ctotal <Cmos となる。
【0021】以上示したように、本実施例の光半導体装
置によれば、絶縁層5を厚くすることなく、半導体レー
ザー素子7の寄生容量を低下する効果を得ることができ
る。従って、この光半導体装置は、発光素子下部の半導
体基板中に形成されたpn接合の存在により、発光素子
と半導体基板間に介在する電気絶縁層によって発生する
電気容量と直列に結合された電気容量を発生するという
作用と、発光素子と半導体基板間の寄生容量を減少し、
発光素子の放熱性を妨げずに良好な高速動作特性を得る
ことができるという効果を得る。
【0022】次に図3には、本発明による第2実施例と
しての光半導体装置の構成を示し説明する。ここで、第
2実施例の構成部材で図2に示した構成部材と同等の部
材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
【0023】図3(a)は、光半導体装置の主要部の断
面構造を示す図、同図(b)は等価回路を示す図であ
る。この光半導体装置においては、図2に示した構成
に、さらにp型半導体領域からなる受光素子21が設け
られ、受光素子21の境界をなすpn接合21aが形成
される。
【0024】このような構成の光半導体装置は、受光素
子21が半導体レーザー素子7の後方出射光9を受光す
る受光素子として機能し、且つ電極6の寄生容量を低減
する機能として働く。この機能について、図3(b)の
回路図を参照して説明する。図3(b)の回路図から明
らかなように、素子搭載用の電極6と半導体基板1の間
は、コンデンサ18と受光素子21の直列結合となって
いる。ここで、受光素子21は、図3(a)に示したp
n接合21aの接合領域に電気容量が発生するため、素
子搭載用の電極6と半導体基板1の間の電気容量はコン
デンサ18と、受光素子21の電気容量の直列結合とな
る。
【0025】従って、前述した第1実施例と同様に、電
極6の寄生容量を低減する効果が生じる。なお、本実施
例では、素子搭載用の電極6と受光素子の信号電極13
の間の電気容量に関しては、前述した効果を得ることが
できないが、信号電極13はその目的から当然、オペア
ンプ20等の信号処理回路に接続されるものであって、
電源電位又は接地電位に直結されることはない。
【0026】よって、素子搭載用の電極6と信号電極1
3の間に生じる容量は、半導体レーザー素子7の動作に
悪影響を及ぼさず、本実施例の効果を損なうことはな
い。この第2実施例の光半導体装置は、受光素子と発光
素子下部に形成されたpn接合が共通であるため、受光
素子を発光素子の隣接した領域に配置することができる
という作用と、装置全体を小型化できるとともに発光素
子の出射端面近傍に受光素子を配置できるので、出射光
を効率良く受光できるという効果がある。
【0027】次に図4には、本発明による第3実施例と
しての光半導体装置の断面構造を示し説明する。ここ
で、第3実施例の構成部材で図2に示した構成部材と同
等の部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略す
る。
【0028】この光半導体装置において、p型半導体領
域からなる受光素子31と、半導体レーザー素子7の下
部に形成されたp型半導体領域32とを設ける。この領
域形成により、p型半導体領域32の境界をなすpn接
合32aが形成される。また、p型半導体領域31、3
2を分離するn型半導体領域33を形成する。この様な
構成は、p型半導体領域31、32を予め一連のp型半
導体領域として形成した後、イオン打ち込み等の手法に
よってn型半導体領域33を形成することによって実現
できる。また不純物拡散領域の分離は、エッチング等に
よって物理的に分離する手法を用いることもできる。
【0029】第3実施例は、このような構成によって、
前述した第1、第2実施例と同様に、電極6−半導体基
板1間の寄生容量を低減できるという効果を得ることが
できる。 この第3実施例の光半導体装置は、受光素子
が発光素子下部に形成されたpn接合から分離されてい
るため、受光素子の電気容量を小さくすることができる
という作用と、受光素子の電気容量低減によって応答性
の高い受光素子を備えた光半導体装置が実現できるとい
う効果がある。
【0030】次に図5には、本発明による第4実施例と
しての光半導体装置の断面構造を示し説明する。ここ
で、第4実施例の構成部材で図2に示した構成部材と同
等の部材にはおよ次参照符号を付して、その説明を省略
する。
【0031】この光半導体装置においては、図2に示し
た構成にさらに、ボンディングワイヤ14によって発光
素子7と接続された外部接続用電極15と、外部接続用
電極15の下部のn型半導体基板1中に設けられたp型
半導体領域41とが設けられ、さらに、p型半導体領域
41の境界をなすpn接合41aが形成される。
【0032】このp型半導体領域41は、p型半導体領
域10及び受光素子12と同一の工程で形成することが
できる。前記pn接合41aは、第1実施例と同様の原
理で、外部接続用電極15とn型半導体基板1間の電気
容量を低減する効果を得ることができる。
【0033】この第4実施例の光半導体装置は、発光素
子と接続された配線層下部の半導体基板中に形成された
pn接合によって、配線層と半導体基板間において、電
気絶縁層によって発生する電気容量と直列に結合された
電気容量を発生するという作用と、配線層と半導体基板
間の電気容量を減少し、発光素子駆動系全体の寄生容量
を低減することで良好な高速動作特性を得ることができ
る。
【0034】なお、上記実施形態をとる本発明は、以下
の様に構成できる。 (1).実施例1〜3(図1〜4)に対応 表面に電子デバイスを形成した半導体基板と、前記半導
体基板上の少なくとも電子デバイス上に形成された絶縁
層と、前記絶縁層上に配置された発光素子と、前記発光
素子の下方で前記半導体基板中に形成された前記絶縁層
と直列的に接続するpn接合領域とを有する光半導体装
置を提供する。
【0035】この光半導体装置により、発光素子下部の
半導体基板中に形成されたpn接合によって、発光素子
と半導体基板間において、絶縁層によって発生する電気
容量と直列に発生する電気容量が発生するので、発光素
子と半導体基板間の寄生容量が減少して、発光素子の放
熱効果を妨げずに良好な高速動作特性を得ることができ
る。
【0036】(2).実施例2(図3)に対応 前記(1)において、表面近傍に受光素子からなる電子
デバイスを形成した半導体基板と、前記半導体基板上に
形成された電気絶縁層と、前記電気絶縁層上に配置され
た発光素子と、前記発光素子下部の前記半導体基板中に
形成されたpn接合と、前記pn接合と前記受光素子が
共通の不純物拡散領域によって形成されていることを特
徴とする光半導体装置を提供する。
【0037】この光半導体装置により、受光素子と発光
素子下部に形成されたpn接合が共通であるため、受光
素子を発光素子の近傍または隣接した領域に配置するこ
とができる。従って、装置全体を小型化できるととも
に、発光素子の出射端面近傍に受光素子を配置できるの
で、出射光を効率良く受光できる。
【0038】(3).実施例3(図4)に対応 前記(1)において、表面近傍に受光素子からなる電子
デバイスを形成した半導体基板と、前記半導体基板上に
形成された電気絶縁層と、前記電気絶縁層上に配置され
た発光素子と、前記発光素子下部の前記半導体基板中に
形成されたpn接合とで構成され、予め形成した共通の
不純物拡散領域を分離した2以上の不純物拡散領域によ
って前記pn接合と前記受光素子が形成されていること
を特徴とする光半導体装置を提供する。
【0039】この光半導体装置は、(2)の光半導体装
置が得る効果に加えて、受光素子が発光素子下部に形成
されたpn接合から分離されているため、受光素子の電
気容量を小さくすることができる。
【0040】従って、この光半導体装置は、さらに、受
光素子の電気容量低減によって応答性の高い受光素子を
備えた光半導体装置が実現できる。 (4).実施例4(図5)に対応 表面近傍に電子デバイスを形成した半導体基板と、前記
半導体基板上に形成された電気絶縁層と、前記電気絶縁
層上に配置された発光素子と、前記電気絶縁層上に形成
され前記発光素子と接続された配線層と、前記配線層下
部の前記半導体基板中に形成されたpn接合とを有する
ことを特徴とする光半導体装置を提供する。
【0041】この光半導体装置は、発光素子と接続され
た配線層下部の半導体基板中に形成されたpn接合によ
って、配線層と半導体基板間において、電気絶縁層によ
って発生する電気容量と直列に結合された電気容量を発
生する。従って、電気絶縁層による電気容量とpn接合
による電気容量のと直列結合によって、配線層と半導体
基板間の電気容量を減少し、発光素子駆動系全体の寄生
容量を低減することで良好な高速動作特性が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
光素子下部の半導体基板中に形成されたpn接合による
発光素子と半導体基板間に電気的絶縁層を形成し、介在
させる電気的絶縁層によって発生する電気容量と、pn
接合された不純物層による電気容量が直列に結合され、
発光素子と半導体基板間の寄生容量が減少され、発光素
子の放熱性を妨げずに、高速時の動作特性が良好な光半
導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例としての光半導体装置
の外観を上から見た斜視図である。
【図2】図2(a)は、図1に示した光半導体装置の主
要部の断面構造を示す図、図2(b)はその等価回路を
示す図である。
【図3】図3(a)は、本発明による第2実施例として
の光半導体装置の主要部の断面構造を示す図、図3
(b)はその等価回路を示す図である。
【図4】本発明による第3実施例としての光半導体装置
の主要部の断面構造を示す図である。
【図5】本発明による第4実施例としての光半導体装置
の主要部の断面構造を示す図である。
【図6】従来の光半導体装置の構成及び回路を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…n型半導体基板、2a、2b…斜面、3…反斜面、
4…底面、5…絶縁層、6,13…電極、7…半導体レ
ーザー素子、8a…前方出射光、8b…反射光、9…後
方出射光、10…p型半導体領域、10a…pn接合
部、12…受光素子、14…、15,16,17…外部
接続用電極、18,19…コンデンサ、19…、20…
オペアンプ回路(オペアンプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面近傍に電子デバイスを形成した半導
    体基板と、 前記半導体基板上の少なくとも電子デバイス上に形成さ
    れた絶縁層と、 前記絶縁層上に配置された発光素子と、 前記発光素子の下方で、前記半導体基板中に形成され、
    前記絶縁層と直列的に接続するpn接合領域と、を具備
    することを特徴とする光半導体装置。
JP5840294A 1994-03-29 1994-03-29 光半導体装置 Withdrawn JPH07273370A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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