JPH07271989A - 背景と物体領域の境界検出方法及び物体の輪郭抽出方法及び物体輪郭抽出装置 - Google Patents

背景と物体領域の境界検出方法及び物体の輪郭抽出方法及び物体輪郭抽出装置

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JPH07271989A
JPH07271989A JP6064001A JP6400194A JPH07271989A JP H07271989 A JPH07271989 A JP H07271989A JP 6064001 A JP6064001 A JP 6064001A JP 6400194 A JP6400194 A JP 6400194A JP H07271989 A JPH07271989 A JP H07271989A
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Kenichi Ide
賢一 井手
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景と物体との境界を自動的に検出する背景
と物体領域の境界検出方法を提供すること。 【構成】 背景と物体領域との境界線を横切るように設
定された帯状領域内の画素についてエッジ値の投影波形
を算出するエッジ値投影波形算出工程と、上記エッジ値
波形算出工程で算出されたエッジ値の投影波形が第1の
基準値によって定まる波形の極大点を境に上記帯状領域
を複数の区間に分割する分割工程と、この分割工程で発
生した複数の区間に対して順次背景か物体領域であるか
の判定を行う背景・物体領域判定工程とから構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば背景を背にした人
物の輪郭を自動的に求めることができる背景と物体領域
の境界検出方法及び物体の輪郭抽出方法及び物体輪郭抽
出装置に関する。
【0002】ある物体が写っている画像中から、物体領
域と背景領域の境界である物体の輪郭線を抽出するため
の手法として、例えば図15に示すようなものがある。
これは、輪郭の抽出に先立ちオペレータが粗輪郭線と呼
ばれる大まかな輪郭線を手動で指定する。この粗輪郭線
は真の輪郭線を含むような輪郭に沿った太い帯状の領域
として指定され、画素の連結性を保津ように粗輪郭線の
細線化を行ない連結した輪郭線を抽出している。
【0003】また、弾性輪郭モデルと呼ばれる手法で
は、抽出しようとする物体の輪郭線の近傍に図16に示
すように初期閉輪郭aを設定し、輪郭線の形状、画像中
の位置などによって決まるエネルギ関数を最適化するよ
うに輪郭を移動していき、最終的に物体の輪郭bを求め
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粗輪郭
線の細線化による手法の場合、オペレータによる粗輪郭
線指定の操作が必要であるため手間がかかり、大量の異
なるデータに対して処理を行なわねばならない場合は、
負担が大きいという問題がある。
【0005】また、弾性輪郭モデルを用いた、閉輪郭の
エネルギ最適化手法の場合は、初期輪郭の設定と共に、
エネルギ最適化に要する計算量が大きくなり、初期輪郭
から最終的な物体の輪郭を収束するまでには時間がかか
るという問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はオペレ−タによる操作を不要とし、しか
も輪郭を収束させるまでの時間を大幅に短縮することが
できる背景と物体領域の境界検出方法及び物体の輪郭抽
出方法及び物体輪郭抽出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる背景と
物体領域の境界検出方法は、背景と物体領域との境界線
を横切るように設定された帯状領域内の画素についてエ
ッジ値の投影波形を算出するエッジ値投影波形算出工程
と、上記エッジ値投影波形算出工程で算出されたエッジ
値の投影波形が第1の基準値を境に上記帯状領域を複数
の区間に分割する分割工程と、この分割工程で発生した
複数の区間に対して順次背景か物体領域であるかの判定
を行う背景・物体領域判定工程とを具備したことを特徴
とする。
【0008】請求項2に係わる背景と物体領域の境界検
出方法は、請求項1の背景・物体領域判定工程は上記各
区間内の平均輝度が基準輝度の許容範囲内でかつ該区間
内でのエッジ値の平均値が第2の基準値より小さい場合
には背景と判定し、その他の場合は物体領域であると判
定することを特徴とする。
【0009】請求項3に係わる背景と物体領域の境界検
出方法は、請求項2の背景・物体領域判定工程により背
景と判定された場合には、その判定された区間の平均輝
度を次の区間の基準輝度として更新することを特徴とす
る。
【0010】請求項4に係わる輪郭抽出方法は、物体領
域の外側に予め設定された初期輪郭上のエッジ強度から
評価値を算出する評価値算出工程と、上記初期輪郭を物
体領域方向に狭める方向に移動させる輪郭移動工程と、
この輪郭移動工程で得られた輪郭上にほぼ等間隔で配置
されている制御点のそれぞれのエッジ強度からその輪郭
の評価値を算出する評価値算出工程と、前回の評価値と
今回の評価値を比較することにより輪郭が収束している
かを判定する収束判定工程と、この収束判定工程により
輪郭が収束していないと判定した場合には、さらに輪郭
を物体領域方向に狭める方向に移動させて再度評価値算
出工程によりその輪郭の評価値を算出して上記収束判定
工程により輪郭が収束するまで繰り返すことを特徴とす
る。
【0011】請求項5に係わる輪郭抽出方法は、請求項
4の輪郭移動工程は輪郭上の制御点近傍のエッジ強度最
大位置へ向かう第1のベクトルと、該制御点から張力を
受けたと考えた場合に、制御点の釣り合い位置へ向かう
第2のベクトルと、制御点を強制的に人物方向に動かす
第3のベクトルの加重和により制御点の移動先を決定し
ていることを特徴とする。
【0012】請求項6の物体輪郭抽出装置は、背景を背
にした物体の映像を取る撮像手段と、この撮像手段で取
られた物体の映像デ−タを記憶する記憶手段と、上記記
憶手段に記憶されている背景と物体領域との境界線を横
切るように設定された帯状領域内の画素についてエッジ
値の投影波形を算出し、背景と物体との境界を検出する
背景物体境界検出手段と、この背景物体境界検出部で検
出された境界に基づいて物体の初期輪郭を設定する初期
輪郭設定手段と、この初期輪郭設定手段で設定された物
体の初期輪郭を制御点上の制御点近傍のエッジ強度最大
位置へ向かう第1のベクトルと、該制御点から張力を受
けたと考えた場合に、制御点の釣り合い位置へ向かう第
2のベクトルと、制御点を強制的に人物方向に動かす第
3のベクトルの加重和により制御点の移動先を決定する
物体輪郭探索手段と、上記物体輪郭探索手段で探索した
輪郭の制御点の評価値から輪郭の収束を判定する収束判
定手段とから構成される。
【0013】
【作用】請求項1において、背景と物体領域との境界線
を横切るように設定された領域内の画素についてエッジ
値の投影波形を求め、投影波形のピーク値の位置で区分
される各区間を、原画像の画素値および原画像のエッジ
値の特徴を用いて順次評価を行ない、背景または物体領
域のどちらであるかを識別し、背景と物体領域の境界を
検出するようにしている。
【0014】請求項4において、人物領域の外側にあら
かじめ定めた初期輪郭から、移動規則にしたがって人物
輪郭の探索を繰り返し行ないながら輪郭を更新していく
ことによって人物の輪郭を抽出するようにしている。
【0015】請求項6において、撮像手段で撮像した背
景を背にした物体の映像から背景と物体領域の境界を自
動的に検出し、その境界を基に初期輪郭を設定し、初期
輪郭を制御点上の制御点近傍のエッジ強度最大位置へ向
かう第1のベクトルと、該制御点から張力を受けたと考
えた場合に、制御点の釣り合い位置へ向かう第2のベク
トルと、制御点を強制的に人物方向に動かす第3のベク
トルの加重和により制御点の移動先を決定し、輪郭の制
御点の評価値から輪郭の収束を判定するようにしてい
る。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例に係わ
る物体輪郭抽出装置について説明する。図1はCCDカ
メラを用いてほぼ均一な背景の下で人物の上半身を撮影
し、撮影した画像中の人物領域の輪郭線を自動的に抽出
する装置のブロック図である。
【0017】図1において、20は本装置を統括して制
御する制御部であり、例えばマイクロコンピュ−タ及び
その周辺回路により構成されており、後述する各処理部
に制御信号を出力する。
【0018】また、21は画像入力用のCCDカメラで
ある。このCCDカメラ21で撮影されたアナログ画像
信号はA/D変換部22で被写体の明るさに応じて例え
ば256段階の階調値を持つデジタル信号に変換された
後、画像蓄積部23に原画像として記憶される。
【0019】エッジ画像作成部24は、画像蓄積部23
に保存された原画像からエッジ画像を作成し、画像蓄積
部23に記憶する。本実施例で述べる手法で使用するエ
ッジ画像としては様々なものが使用可能であるが、本実
施例ではエッジ抽出フィルタの一つであるSobel フィル
タを画像蓄積部23に記憶されている入力画像に作用さ
せたものを用いた。
【0020】背景・人物境界位置検出部25は、画像蓄
積部23に記憶されている入力画像の両脇に設定した帯
状領域内を調べて背景と人物領域の境界を検出する。こ
の背景・人物境界位置検出部25の詳細な機能は図2を
参照して後述する。
【0021】頭頂部位置検出部26は画像蓄積部23に
記憶されている入力画像中の頭頂部のY座標を検出す
る。初期輪郭設定部27は、背景・人物境界位置検出部
25で検出された背景と人物の境界位置、及び頭頂部位
置検出部26で検出された頭頂部のY座標を用いて、人
物領域の外側に次の人物輪郭探索部28で用いる初期輪
郭を設定する。
【0022】人物輪郭探索部28は、初期輪郭設定部2
7で設定された初期輪郭をもとにエッジの探索と輪郭の
移動を繰り返し行ないながら、最終的に人物の輪郭線を
抽出する。
【0023】人物輪郭出力部29は人物輪郭探索部28
で抽出した人物輪郭を画像蓄積部23に蓄積されている
原画像に重ね合わせてディスプレイ(図示しない)に表
示する。
【0024】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について説明する。CCDカメラ21で撮
影された後A/D変換されたある時刻の人物上半身の画
像はディジタル画像であり、各画素は被写体の明るさ
(輝度)に応じて256段階の階調値を持つ。この原画
像は画像蓄積部23に記憶される。そして、エッジ画像
作成部24は画像蓄積部23に記憶されている原画像か
らエッジ抽出用のSobelフィルタを作用させてエッジ画
像を作成し、画像蓄積部23に記憶させる。
【0025】以下、背景・人物境界検出部25で行われ
る背景と人物との境界を検出する処理について図2のフ
ロ−チャ−トを参照して説明する。まず、図2の帯状領
域内投影計算(ステップ30)で用いる帯状領域は、図
3に示すように画像の両脇にあらかじめ設定されてお
り、右側の帯状領域を帯状領域R42、左側を帯状領域
L43とする。帯状領域42,43の向きは位置を検出
しようとする境界を横切る様に設定するが、本実施例の
場合は主な境界としてX方向40に延びる肩の位置の境
界を検出しようとしているため、帯状領域R42,L4
3の向きY方向41に設定した。
【0026】そして、これらの帯状領域R42,L43
内の画素について、同一Y座標を持つ画素値の和を各Y
座標に対して求めることによって投影波形を求める。こ
こで、投影波形は帯状領域R42,L43をY方向41
に複数の区間に分割するための境界候補を求めたり、分
割した各区間が背景あるいは人物かを識別するための特
徴を導き出すために求められる。
【0027】本実施例では前者にY方向41の画素値の
変化が大きいエッジに対して高い感度を持つ、エッジの
Y方向成分画像(エッジ画像作成部26で作成され、画
像蓄積部23に記憶されているもの)を、後者に輝度画
像すなわち原画像を用いた。
【0028】そして、エッジ画像の投影波形には適当な
スケールの平滑化(ステップ31)を行なう。この結
果、原画像すなわち輝度画像の投影波形は44、エッジ
のY方向成分画像の平滑化後の投影波形(エッジ画像の
投影波形という)は45に示すようになる。
【0029】次に、境界候補点の選定処理(ステップ3
2)においては、エッジ画像の投影波形45の値があら
かじめ定めた第1のしきい値TH1以上である極大点を
抽出し、これらの極大点の位置を背景と人物領域の境界
候補位置46とされる。
【0030】ここで、境界候補位置46で分割される各
区間をレベル1の区間48と呼ぶ。次に、境界候補位置
46で分割される各区間をレベル1の区間48が背景が
人物領域かを判定する区間判定処理(ステップ33)に
ついて図4のフロ−チャ−トを参照しながら説明する。
ここの区間判定処理は境界候補点の選定処理(ステップ
32)で分割されたレベル1の各区間を画像の上側の区
間から順に区間判定処理を行なうようにしている。
【0031】図4において、まず、レベル1の区間長が
規定値LENより大きいかを判定する。そして、この判
定で「NO」と判定された場合、つまりレベル1の区間
長がLEN未満の場合は当該区間に対して区間判定処理
(ステップ50)を行なう。
【0032】この区間判定処理(ステップ50)は図5
のフロ−チャ−トに示す判定処理が行われる。つまり、
区間の評価値、本実施例の場合は区間内の輝度およびエ
ッジの平均値が、次の条件を満たしている場合に当該区
間を背景区間と判定する。その条件とは、図5のフロ−
チャ−トに示すように、輝度平均値が基準輝度値を中心
とする、あらかじめ定めた許容範囲内に入っており、か
つ、エッジの平均値があらかじめ定めた第2のしきい値
TH2未満であることである。ここで、基準輝度値の初
期値は画像上端部の間違いなく背景である部分の平均輝
度となるように設定されている。
【0033】該当区間が上記条件以外の場合には、人物
区間であることを出力する。図4のフロ−チャ−トに戻
って、区間判定処理(ステップ50)での区間判定が背
景区間であるかが判定され、背景区間であると判定され
た場合にはレベル1の区間の基準輝度が更新される(ス
テップ50a)。この基準輝度は前述した図5のフロ−
チャ−トの判定に用いられる。この更新処理において、
基準輝度値は区間が背景区間と判定されるごとに、同区
間の輝度の標準偏差があらかじめ定めた値以下の場合、
すなわち背景部分が滑らかな場合に平均輝度値が基準輝
度値として信頼できると判断し、基準輝度値がその平均
輝度値に更新される。
【0034】このように、基準輝度値の更新を行なうこ
とによって、背景部分の特徴量すなわち本実施例の場合
は輝度が緩やかに変化している場合でも、正確な判定を
行なうことができる。
【0035】以上のようにして、レベル1の区間が背景
区間であるか否かを判定し、レベル1の区間判定で用い
る基準値を更新するようにしている。前述したレベル1
の区間長が規定値LENより大きいかの判定で「YE
S」と判定された場合、つまり、レベル1の区間で区間
長が既定値LEN以上の場合には、図3(B)の47に
示すように長さがほぼ規定値LENになるように小区間
に分割し、これらをレベル2の区間とする処理がなされ
る。
【0036】そして、このレベル2の各区間について区
間判定処理(ステップ51)を行う。この区間判定処理
(ステップ51)の判定処理は前述した図5のフロ−チ
ャ−トの判定処理と基本的には同じである。この区間判
定処理(ステップ51)は前述のレベル1の区間に対す
る区間判定処理50と基本的には同じであるが、使用す
る基準輝度値はレベル2の区間判定中だけに使用するも
のである。
【0037】そして、すべてのレベル2の区間に対して
区間判定処理がなされたかどうかを判定し(ステップ5
1a)、区間判定処理がなされていないレベル2の区間
があると判定された場合には、レベル2の区間が背景区
間であると判定され、かつその区間での輝度の標準偏差
が一定値以下であると判定された場合には、レベル2の
区間判定で用いる基準輝度値の更新を行なう(ステップ
51b)。
【0038】そして、すべてのレベル2の区間に対して
区間判定処理(ステップ51)が行なわれると、ステッ
プ51aにおいて「NO」と判定され、背景と判定され
たレベル2の小区間数が一定の割合を越えたかが判定さ
れる。
【0039】このステップ51aの判定で背景と判定さ
れたレベル2の小区間数が一定の割合を越えたと判定さ
れた場合には、対応するレベル1の区間を背景区間とす
ると共に、レベル1の区間判定で用いる基準値へ更新す
る(ステップ50a)。
【0040】この更新する値としては、最後から二番目
の小区間の平均輝度レベルを用いる。これは、レベル1
の区間の境界での輝度変化が必ずしもはっきりしていな
いため、最後の小区間の輝度値は、隣接するレベル1の
区間の輝度値を変化していく部分を含んでいる場合があ
るためである。
【0041】このように、背景・人物境界位置検出部2
5では、背景区間であるかを判定する場合に使用する基
準値を更新するようにしているので、光線の具合により
陰影がついて背景の明るさが一様でなく滑らかに変化し
ているような場合でも、背景と物体の境界を検出するこ
とができる。このため、実施例に示したようなシステム
において、入力画像を撮影する際の照明条件の自由度が
大きくなる。一般に均一な照明を行なうためには多くの
ライトを用いたりするなどの工夫が必要であるが、簡易
な照明下で撮影した場合でも安定して背景と物体の境界
位置を検出することができる。また、検出した境界の位
置の信頼性が高いので、たとえば画像内の人物の位置検
出の基準点として用いる場合に後段の処理への負担が少
なくなる。
【0042】次に、頭頂部位置検出部26で行われる頭
の頂部を検出する処理について説明する。この頭頂部位
置検出部26では頭頂部のY座標を検出するが、帯状領
域を頭部が存在する、図3(A)の43aに示すように
画像のほぼ中央部に配置して、背景・人物境界位置検出
部とほぼ同様の処理を行なうことによって検出すること
ができる。
【0043】次に、初期輪郭設定部27での処理につい
て説明する。この初期輪郭設定部27では後述する人物
輪郭探索部28で人物輪郭を探索する際の初期輪郭を設
定する。初期輪郭は、背景・人物境界位置検出部25で
求めた画像両脇部分での背景と人物領域の境界位置、頭
頂部位置検出部26で求めた頭頂部の位置に従い、人物
領域の外側に図6に示すように設定する。初期輪郭では
図6中Aのようなタイプ70とBの様なタイプ71があ
る。ここで、Aのタイプは頭頂部の位置、および画像両
脇での背景と人物の境界位置で決定され、Bのタイプは
境界位置から決定される。
【0044】次に、人物輪郭探索部28の処理について
図7のフローチャートを参照して説明する。まず、各制
御点を移動させることによって初期輪郭を移動させて、
収束判定を図8のフロ−チャ−トに示す判定論理に従っ
て行う(ステップ80)。
【0045】この収束の判定(ステップ80)は図8の
フローチャートに示すように各時点での輪郭の評価値の
変化状況を調べることによって行なう。つまり、輪郭上
のエッジ強度から評価値を求め、前回判定時の評価値と
の差が一定値以下で、しかも変化量が一定値以下の状態
が規定回数続いた場合には、輪郭が収束したことを出力
する。
【0046】そして、図7に示す収束判定処理の結果収
束したかを判定し、収束していないは判定された場合に
は、制御点を更新する処理が行われる(ステップ8
1)。そして、制御点の移動先の探索が行われ(ステッ
プ82)、制御点が移動され、初めに戻って制御点間の
補間がなされる。このような、輪郭の探索は探索にとも
ない移動していく輪郭が人物領域の輪郭線と一致して収
束するまで繰り返し行なわれる。
【0047】次に、図7のフロ−チャ−トの制御点移動
先の探索(ステップ82)について説明する。まず、図
9を参照して輪郭の移動方法を説明する。輪郭の移動は
輪郭を構成している制御点を移動することによって行な
う。輪郭の両端の制御点の移動は行なわない。輪郭の両
端以外の制御点kは3種類のベクトルによって移動先が
決められる。第1のベクトル100は制御点近傍のエッ
ジ強度最大の点へ向かうベクトルである。第2のベクト
ル101は制御点が近傍の制御点から張力を受けると考
えた場合に、制御点の釣り合い位置へ向かうベクトルで
ある。第3のベクトル102は制御点が人物輪郭から遠
く離れていて、第1のベクトル100の大きさがゼロで
ある場合と、人物輪郭に起因しない不要なエッジが存在
した場合に制御点を強制的に人物輪郭に向かう方向に動
かすため、人物方向に向かうベクトルである。これら3
種のベクトル加重和によって制御点の移動先が決定され
る。
【0048】ところで、初期輪郭の端点の位置が背景と
人物の境界にない場合などに、図10の様に輪郭が移動
していき、輪郭が画像外にはみ出そうとする場合があ
る。これを防ぐため、第1のベクトル100を求める際
に使用するエッジ画像は、図111に示すように輪郭の
端点から画像最下部へ向かう直線上にエッジ値をあらか
じめ十分強いエッジ値に設定しておく場合がある。これ
をバリア110と呼ぶ。このようにすると、輪郭が上記
直線上に達した後はエッジが強いため輪郭はバリア付近
にとどまり、画像外にはみ出すことがない。この場合、
抽出される輪郭は人物輪郭だけでなくバリアに沿った部
分を含むことになるが、バリア以外の部分を用いること
で所望の人物輪郭を抽出できる。
【0049】次に、図12のフロ−チャ−トを参照して
制御点の移動先を決める処理について説明する。重み付
けの係数は制御点近傍の画素のエッジ平均値によって変
化する。エッジ平均値が大きくなると第3のベクトルの
重み付け係数は小さくなる。この近傍領域の範囲を適当
な大きさに設定することによって、制御点が人物輪郭の
十分近くにある場合には第1のベクトルの重みを大きく
し、背景中の局所的な輝度変化によって生じたエッジの
部分では第3のベクトルの重みを大きくなるようにする
ことができる。このような機構によって、背景部分の不
要なエッジに捕らわれることなく速やかに人物輪郭近傍
へ収束させることができる。
【0050】次に、図13を参照して制御点の更新処理
(ステップ81)について説明する。この処理では、背
景部分に存在する不要な物体像に起因するエッジに制御
点が捕らわれてしまうことをさけるために、各探索毎に
位置が前回と同一にならないように、輪郭の端点付近以
外はほぼ等間隔で輪郭上から点を選び新しい制御点列と
する。N回目の更新を行なう前の制御点が図13中13
0に示すようであった場合、N回目の更新では131の
様に制御点が輪郭上で異なる位置になるように選択す
る。なお、制御点の間隔はほぼ等間隔になるように選択
するため、輪郭の長さに応じて制御点の個数は変化す
る。この処理によって、背景部分に多少のエッジが存在
してもこれらのエッジに輪郭が捕らわれることなく、人
物輪郭まで移動していくことができる。
【0051】以上のようにして、図14に示すように初
期輪郭x1から輪郭が移動していき、探索・移動中の輪
郭x2を介して人物輪郭yまで収束し、人物の輪郭を抽
出することができる。
【0052】次に抽出輪郭出力部29について説明す
る。ここでは、人物輪郭探索部28で探索された人物輪
郭yを原画像中に原画像と区別できる色で重ね合わせて
ディスプレイ(図示しない)に表示する処理が行われ
る。
【0053】以上のようにして、自動的に設定した初期
輪郭をもとにエッジの探索と移動を繰り返し、人物輪郭
を抽出するようにしたので、オペレータによる概略位置
の指定などの作業を行なわずに、自動的に人物の輪郭を
抽出できる。多数の入力画像に対して処理を行なう必要
がある場合、たとえわずかでもオペレータの処理が必要
であると非常に手間がかかり実用的ではない。この点、
本装置は自動的に人物輪郭を抽出できるので、抽出した
輪郭を用いる様々なシステムを構成することができるよ
うになる。
【0054】なお、上記背景・人物境界位置検出部25
で行われる分割した各区間が背景あるいは人物かを識別
するための特徴を導き出すため処理に輝度画像を用いた
が、この輝度画像の代わりに例えばカラー画像の各成分
画像を用いても良い。さらに、帯状領域R42,L43
をY方向41に複数の区間に分割するため、エッジのY
方向成分の画像の投影波形を求めたが、エッジのX方向
成分画像、X方向成分とY方向成分の和を用いるように
しても良い。
【0055】なお、上記実施例では、帯状領域内での、
物体と背景の境界位置を検出する処理を、画像の両脇付
近で背景と人物の肩の境界位置を求めるために行った
が、この処理は一様な背景中に存在する、背景と色や明
るさが異なる物体と、背景との境界位置を検出するため
に一般的に適用できることは言うまでもない。
【0056】さらに、上記実施例では人物輪郭出力部2
9での出力方法はディスプレイ以外にも、プリンタで紙
やフィルムの形で出力したり、計算機のデータファイル
の形式で出力たり、ビデオ信号の形式で出力するなど様
々な方法で出力することが可能である。
【0057】さらに、上記実施例ではCCDカメラを用
いてほぼ均一な背景の下で人物の上半身を撮影し、撮影
した画像中の人物領域の輪郭線を自動的に抽出するよう
にしたが、人物の輪郭線を人物の上半身が写っている画
像中から抽出し、抽出した輪郭を用いて、別に用意した
背景画像中に人物部分だけを合成して表示するようにし
ても良い。
【0058】本実施例のシステムで得られた人物輪郭を
用いる応用例としては様々なものが考えられる。例え
ば、抽出した人物輪郭を用いて原画像中の人物領域を切
り出し、別に用意した風景画像中にはめ込み合成するシ
ステム、また、樹脂や金属板の加工装置と組み合わせ
て、人物上半身の形状をしたキーホルダーを自動的に作
成するシステムなど、様々な応用形態が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動的に設定した初期輪郭をもとにエッジの探索と移動を
繰り返し、人物輪郭を抽出するようにしたので、オペレ
ータによる概略位置の指定などの作業を行なわずに、自
動的に人物の輪郭を抽出することができる。
【0060】さらに、背景か人物かを判定する基準値を
更新するようにしているので、光線の具合により陰影が
ついて背景の明るさが一様でなく滑らかに変化している
ような場合でも、背景と物体の境界を検出することがで
きる。さらに、移動する場合に3つのベクトルの重みづ
けの変化する加重和によって制御点を移動させているの
で、輪郭の収束を早く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる物体輪郭抽出装置の
ブロック図。
【図2】背景・人物境界位置検出部25の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図3】背景・人物境界位置検出部25の処理を説明す
るための説明図。
【図4】背景・人物境界位置検出部25の処理を説明す
るためののフローチャート。
【図5】背景・人物境界位置検出部25の区間判定処理
を説明するためのフローチャート。
【図6】初期輪郭設定部27の説明図。
【図7】人物輪郭探索部28の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図8】人物輪郭探索部28の収束判定処理を説明する
ためのフローチャート。
【図9】人物輪郭探索部28の制御点の移動量を決める
処理の説明図。
【図10】人物輪郭探索部28の輪郭の画像外へのはみ
出しを防ぐ処理の説明図。
【図11】人物輪郭探索部28の輪郭の画像外へのはみ
出しを防ぐ処理の説明図。
【図12】人物輪郭探索部28の制御点の移動量を求め
る処理のフローチャート。
【図13】人物輪郭探索部28の制御点の更新処理の説
明図。
【図14】人物輪郭探索部28の人物輪郭が抽出される
過程の説明図。
【図15】従来の手法の説明図。
【図16】従来の手法の説明図。
【符号の説明】
20…制御部、21…CCDカメラ、22…A/D変換
部、23…画像蓄積部、24…エッジ画像作成部、25
…背景・人物境界位置検出部、26…頭頂部位置検出
部、27…初期輪郭設定部、28…人物輪郭探索部、2
9…人物輪郭出力部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背景と物体領域との境界線を横切るよう
    に設定された帯状領域内の画素についてエッジ値の投影
    波形を算出するエッジ値投影波形算出工程と、 上記エッジ値波形算出工程で算出されたエッジ値の投影
    波形が第1の基準値によって定まる波形の極大点を境に
    上記帯状領域を複数の区間に分割する分割工程と、 この分割工程で発生した複数の区間に対して順次背景か
    物体領域であるかの判定を行う背景・物体領域判定工程
    とを具備したことを特徴とする背景と物体領域の境界検
    出方法。
  2. 【請求項2】 上記背景・物体領域判定工程は上記各区
    間内の平均輝度が基準輝度の許容範囲内でかつ該区間内
    でのエッジ値の平均値が第2の基準値より小さい場合に
    は背景と判定し、その他の場合は物体領域であると判定
    することを特徴とする請求項1記載の背景と物体領域の
    境界検出方法。
  3. 【請求項3】 上記背景・物体領域判定工程により背景
    と判定された場合には、その判定された区間の平均輝度
    を次の区間の基準輝度として更新することを特徴とする
    請求項2記載の背景と物体領域の境界検出方法。
  4. 【請求項4】 物体領域の外側に予め設定された初期輪
    郭上のエッジ強度から評価値を算出する評価値算出工程
    と、 上記初期輪郭を物体領域方向に狭める方向に移動させる
    輪郭移動工程と、 この輪郭移動工程で得られた輪郭上にほぼ等間隔で配置
    されている制御点のそれぞれのエッジ強度からその輪郭
    の評価値を算出する評価値算出工程と、 前回の評価値と今回の評価値を比較することにより輪郭
    が収束しているかを判定する収束判定工程と、 この収束判定工程により輪郭が収束していないと判定し
    た場合には、さらに輪郭を物体領域方向に狭める方向に
    移動させて再度評価値算出工程によりその輪郭の評価値
    を算出して上記収束判定工程により輪郭が収束するまで
    繰り返すことを特徴とする輪郭抽出方法。
  5. 【請求項5】 上記輪郭移動工程は輪郭上の制御点近傍
    のエッジ強度最大位置へ向かう第1のベクトルと、該制
    御点から張力を受けたと考えた場合に、制御点の釣り合
    い位置へ向かう第2のベクトルと、制御点を強制的に人
    物方向に動かす第3のベクトルの加重和により制御点の
    移動先を決定していることを特徴とする請求項4記載の
    輪郭抽出方法。
  6. 【請求項6】 背景を背にした物体の映像を取る撮像手
    段と、 この撮像手段で取られた物体の映像デ−タを記憶する記
    憶手段と、 上記記憶手段に記憶されている背景と物体領域との境界
    線を横切るように設定された帯状領域内の画素について
    エッジ値の投影波形を算出し、背景と物体との境界を検
    出する背景物体境界検出手段と、 この背景物体境界検出部で検出された境界に基づいて物
    体の初期輪郭を設定する初期輪郭設定手段と、 この初期輪郭設定手段で設定された物体の初期輪郭を制
    御点上の制御点近傍のエッジ強度最大位置へ向かう第1
    のベクトルと、該制御点から張力を受けたと考えた場合
    に、制御点の釣り合い位置へ向かう第2のベクトルと、
    制御点を強制的に人物方向に動かす第3のベクトルの加
    重和により制御点の移動先を決定する物体輪郭探索手段
    と、 上記物体輪郭探索手段で探索した輪郭の制御点の評価値
    から輪郭の収束を判定する収束判定手段とを具備したこ
    とを特徴とする物体輪郭抽出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11250221A (ja) * 1998-03-04 1999-09-17 Toshiba Corp 顔画像撮影方法および顔画像撮影装置
JP2007139535A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Aisin Seiki Co Ltd 顔端検出装置、顔端検出方法、及び、プログラム
JP2009205173A (ja) * 2009-06-15 2009-09-10 Toshiba Corp 撮影装置及び撮影方法
CN111524151A (zh) * 2020-04-29 2020-08-11 深圳市铭特科技有限公司 一种基于背景识别的物体检测方法及***

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