JPH07271461A - 安定化電圧発生制御回路 - Google Patents

安定化電圧発生制御回路

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JPH07271461A
JPH07271461A JP7069257A JP6925795A JPH07271461A JP H07271461 A JPH07271461 A JP H07271461A JP 7069257 A JP7069257 A JP 7069257A JP 6925795 A JP6925795 A JP 6925795A JP H07271461 A JPH07271461 A JP H07271461A
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control circuit
emitter
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collector
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JP7069257A
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Timothy Ridgers
リジャース ティモシィ
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Koninklijke Philips NV
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Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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    • G05F3/265Current mirrors using bipolar transistors only
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧及び温度の変動に感応しない安定化
電圧を得る。 【構成】 4つのトランジスタT1〜T4を有し、第1トラ
ンジスタT1及び第2トランジスタT2のベース及びコレク
タが交差結合され、第1トランジスタT1のエミッタが抵
抗R1により基準電圧点VEEに結合され、第2トラン
ジスタT2のエミッタが基準電圧点に接続され、第3トラ
ンジスタ及び第4トランジスタT3及びT4のエミッタが第
1及び第2トランジスタのコレクタにそれぞれ接続さ
れ、第1トランジスタのエミッタ面積が第3トランジス
タのエミッタ面積よりも大きくなっている安定化電圧発
生制御回路において、第5トランジスタT5が設けられ、
第5トランジスタのエミッタが第4トランジスタT4のコ
レクタに接続され、第5トランジスタのベースが抵抗R
5を経てライン12により駆動され、このラインは電流
源11により電源電圧Vccの点に結合され、前記の抵抗
R5の値を第3トランジスタとライン12との間に配置
した補償抵抗R2の2〜4倍の値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源端子と基準端子と
の間に接続され、特に、各々がエミッタ、ベース及びコ
レクタを有する同一導電型の4つのトランジスタを具え
る安定化電圧発生制御回路であって、前記のトランジス
タのうち第1トランジスタのエミッタが第1抵抗を経て
基準端子に結合され、第2トランジスタのエミッタが基
準端子に接続され、第1及び第2トランジスタのベース
及びコレクタが交差結合され、第3トランジスタのエミ
ッタが第1トランジスタのコレクタに接続され、第3ト
ランジスタのベース及びコレクタが第2抵抗の一方の端
部に接続され、この第2抵抗の他方の端部が電源端子に
結合され、第4トランジスタのエミッタが第2トランジ
スタのコレクタに接続され、第4トランジスタのベース
が第3トランジスタのベース及びコレクタに接続され、
第1トランジスタのエミッタ面積が第3トランジスタの
エミッタ面積よりも大きくなっている安定化電圧発生制
御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同じ極性の4つのトランジスタを有する
セルに基づくこのような制御回路は欧州特許出願公開第
EP−A−0,329,232号明細書に開示されてお
り既知である。この欧州特許出願公開明細書には、この
基本的な4トランジスタのセルを以って、電源電圧及び
温度に依存しない種々の安定化電流源又は電圧源のいず
れかを形成しうるということが開示されている。この欧
州特許出願公開明細書に述べられているように、このよ
うな安定化電流源はNPN型のみのバイポーラトランジ
スタによって実現しうる。その結果、このような回路は
電源電圧変動又は出力端における出力電流の変動に急激
に対処しうる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、既知の制御回
路はトランジスタのベース電流を考慮しておらず、得ら
れる安定化電圧の精度は依然として二次誤差と称する誤
差により影響を受ける。
【0004】本発明の目的は、公称電圧に対する電源電
圧の値に一層感応せず、電源雑音を殆ど除去し、温度変
動に対する安定性を保つ改善した安定化電圧発生制御回
路を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源端子と基
準端子との間に接続され、特に、各々がエミッタ、ベー
ス及びコレクタを有する同一導電型の4つのトランジス
タを具える安定化電圧発生制御回路であって、前記のト
ランジスタのうち第1トランジスタのエミッタが第1抵
抗を経て基準端子に結合され、第2トランジスタのエミ
ッタが基準端子に接続され、第1及び第2トランジスタ
のベース及びコレクタが交差結合され、第3トランジス
タのエミッタが第1トランジスタのコレクタに接続さ
れ、第3トランジスタのベース及びコレクタが第2抵抗
の一方の端部に接続され、この第2抵抗の他方の端部が
電源端子に結合され、第4トランジスタのエミッタが第
2トランジスタのコレクタに接続され、第4トランジス
タのベースが第3トランジスタのベース及びコレクタに
接続され、第1トランジスタのエミッタ面積が第3トラ
ンジスタのエミッタ面積よりも大きくなっている安定化
電圧発生制御回路において、安定化電圧発生制御回路が
更に、第1〜第4トランジスタと同一の導電型のバイポ
ーラ第5トランジスタを具え、この第5トランジスタの
エミッタが第4トランジスタのコレクタに接続され、第
5トランジスタのベースが前記の第2抵抗の値の少なく
とも2倍に等しい値のベース抵抗を経てそのコレクタに
結合され、このベース抵抗と第5トランジスタのコレク
タとの間のノードが第2抵抗の前記の他方の端部に結合
されているとともに電流源を経て電源端子に結合されて
いることを特徴とする。
【0006】後に詳細に説明するように、第5トランジ
スタを設けることにより、既知の回路では省略されてい
る幾つかのベース電流に対する補償を達成する。この達
成のために、第5トランジスタのベース抵抗は第2抵抗
の値に関連する値を有するように選択する。
【0007】本発明の第1の例では第5トランジスタの
エミッタと第4トランジスタのコレクタとの間の接続部
を以って安定化電圧出力端を構成する。この安定化電圧
の値は特に電源電圧に依存せず、電源電圧雑音に対する
高い除去比を有する。
【0008】第2、第4及び第5トランジスタのエミッ
タ面積は互いに等しくするのが適している。第3トラン
ジスタのエミッタ面積は第1トランジスタのエミッタ面
積の何分の1かにする必要があり、実際には第1トラン
ジスタを複数の同一の並列接続トランジスタの組合せを
以って構成し、これら並列接続トランジスタの各々を同
じ構造にするとともに第3トランジスタと対にするとい
うことは知られている。
【0009】本発明の他の例では、安定化電圧発生制御
回路が更に、前記のトランジスタと同一の導電型の第6
及び第7トランジスタを具え、第6トランジスタがダイ
オード接続されて第2抵抗の前記の他方の端部と電流源
との間で順方向の極性となっており、第7トランジスタ
のベースが第5トランジスタのエミッタに接続され、第
7トランジスタのコレクタが電源端子に結合され、安定
化電圧の出力端を構成する第7トランジスタのエミッタ
がエミッタ抵抗を経て基準端子に結合されているように
する。
【0010】本例では、安定化電圧出力端のインピーダ
ンスが低くなり、従って前の例に比べて出力電流の取出
量を多くしうる。この場合の他の利点は、第7トランジ
スタのコレクタが、電源電圧及び温度に対して安定化し
た基準電流を生じる制御回路の他の出力端をも構成する
ということである。
【0011】本発明による制御回路はNPN型のみのバ
イポーラトランジスタを以って実現しうる為、この制御
回路は高周波に対処するのに、特に出力端において高周
波の電源電圧変動を除去するのに適している。電源電圧
雑音に対するこの除去能力を更に高めるためには、本発
明による制御回路に、第5トランジスタ及び第2トラン
ジスタのベース間に接続したキャパシタを設けるのが有
利である。
【0012】制御回路に集積化しうるようにするために
このキャパシタのキャパシタンスを小さく(数pFに)
することができ、このキャパシタによる効果は第2トラ
ンジスタの利得倍となる。電源電圧雑音の周波数の関数
としてのこの電源電圧雑音の除去能力は約1MHzの所
定の周波数値から開始する周波数とともに増大するとい
うことを確かめた。この特性は、周波数安定化を必要と
する高利得誤差増幅器を用いる従来の制御回路の動作と
は著しく相違するものである。従来の制御回路の雑音除
去能力はある制限周波数を越えると減少するものであ
り、この制限周波数は実際に誤差周波数の利得が制限さ
れ始める周波数に相当する。
【0013】本発明による制御回路の簡単化した例で
は、電源端子から制御回路に供給する電流の電流源を抵
抗にする。特にバッテリ給電分野の場合において、供給
電流を最小にするために、制御回路を完全に不作動にし
うるようにするのが有利であり、このようにするのは電
流源をMOSFET型のスイッチングトランジスタと直
列の抵抗によって実現することにより可能となる。他の
型の電流源、特に制御回路に供給される電流を予備調整
する電流源を用いることもできる。
【0014】
【実施例】図1に示す制御回路は、これに電力を供給す
るために電圧Vccを有する正電源電圧端子1と電圧VE
Eを有する基準端子(アース)2との間に接続されてい
る。この制御回路は、エミッタがエミッタ抵抗R1を介
して基準端子2に結合されている第1トランジスタT1
と、エミッタが基準端子2に接続されている第2トラン
ジスタT2とを有しており、これらトランジスタT1及
びT2のベース及びコレクタは交差結合されている。第
1トランジスタT1のコレクタには第3トランジスタT
3のエミッタが接続され、ダイオード構造を成すように
相互接続されたこの第3トランジスタのベース及びコレ
クタは第2抵抗R2の一方の端部と第4トランジスタT
4のベースとに接続され、第4トランジスタのエミッタ
は第2トランジスタT2のコレクタに接続されている。
4つのトランジスタT1〜T4は同一導電型、この場合
NPN型とし、第1トランジスタT1のエミッタ面積は
第3トランジスタT3のエミッタ面積のn倍とし、トラ
ンジスタT2及びT4のエミッタ面積は好ましくは等し
くし、これらはトランジスタT3のエミッタ面積に等し
くすることもできる。第2抵抗R2の他方の端部は電流
源11を経て正電源電圧端子1に結合され、この電流源
は本例の場合単に抵抗を以って構成されている。電流源
11と抵抗R2との間の接続ラインは第5トランジスタ
T5のベースを駆動する抵抗R5に接続されたライン1
2を構成し、第5トランジスタT5のコレクタがライン
12に結合され、そのエミッタが第4トランジスタT4
のコレクタに結合されている。この場合、トランジスタ
T5のエミッタとトランジスタT4のコレクタとの間の
ノードが制御回路の出力端を構成し、安定化電圧Vref
を生じる。
【0015】大ざっぱな動作の一次解析では、すべての
トランジスタのベース電流を無視する。この場合、電流
I1がトランジスタT1及びT3と抵抗R1及びR2の
電流路より成る分岐を流れるものとみなしうる。同様
に、他の電流I2がトランジスタT2,T4及びT5の
電流路より成る分岐を流れる。更に、4つのトランジス
タT1〜T4を有する回路が生じる電流I1の値が絶対
温度に比例し且つ抵抗R1の値とトランジスタT1及び
T3のエミッタ面積間の比とにのみ依存するということ
が知られている。
【0016】この特性はトランジスタT3及びT4のベ
ース電圧の値を2方向から解析することにより要約され
る。このベース電圧をVy とすると、 Vy =VBE(T4)+VBE(T1)+R1・I1 Vy =VBE(T3)+VBE(T2) が得られる。ここにVBE(Tx )はトランジスタTx
ベース−エミッタ電圧である。これから、 R1・I1=VBE(T3)+VBE(T2)−VBE(T
4)−VBE(T1) が得られる。
【0017】トランジスタT2及びT4は同一のもので
あり、一次近似で同じ電流がこれらトランジスタを流れ
る為、項VBE(T2)及びVBE(T4)は互いに消去さ
れる。これにより、 R1・I1=VBE(T3)−VBE(T1) が得られる。或いは、 VBE(T3)−VBE(T1)=(kT/q)Ln {J
(T3 )/J(T1 )} を用いると次式(1)が得られる。ここに、J(T3)
及びJ(T1)はそれぞれトランジスタT3及びT1の
エミッタにおける電流密度であり、kはボルツマン定数
であり、Tは絶対温度であり、qは電荷素量である。
【0018】 I1=(kT/qR1)Ln {J(T3)/J(T1)} …(1) 同じ電流I1が流れるこれらトランジスタのエミッタ面
積間の比をnとすると、式(1)は次式(2)として書
き表すことができる。 I1=(kT/qR1)Ln (n) …(2) 式(2)から明らかなように,I1と絶対温度とは比例
する。
【0019】電流源11は、電源電圧Vccに応じて変化
する電流が流れる極めて完全な電流源である。この場
合、ライン12における電圧はほぼ、トランジスタT2
及びT3のベース−エミッタ電圧の和と、電流I1によ
り抵抗R2の両端間に生じる電圧降下との合計によって
決定される為、電流I2は電流源11により生ぜしめら
れる電流と電流I1との間の差となる。依然としてベー
ス電流を無視すると、トランジスタT5のエミッタは電
流I2を生じるこのトランジスタのベース−エミッタ電
圧を電圧Vx から減算して得られた電圧を有する。
【0020】トランジスタT5はトランジスタT2及び
T4のエミッタ面積に等しいエミッタ面積を有するよう
に選択し、トランジスタT5のベース−エミッタ電圧降
下がトランジスタT2における電圧降下を補償するよう
にする。このことから、回路の出力電圧Vref は正の温
度係数を有する電圧降下I1・R2と、電流I1が流れ
ベース−エミッタ電圧が負の温度係数を有するトランジ
スタT3のこの1つのベース−エミッタ電圧との合計に
ほぼ等しくなるようになる。抵抗R2の値は、これら電
圧の合計の2つの成分が有する温度係数が零に低減する
ように選択する。実際には、500mV程度の値の電圧
降下I1・R2を用いるのが一般的である。
【0021】この大ざっぱな一次解析から明らかなよう
に、制御回路の出力電圧Vref は温度及び電流I2の値
に依存せず、従って電源電圧Vccに依存しない。種々の
トランジスタのベース電流を考慮するより詳細な解析か
ら、抵抗R2を流れる電流はトランジスタT1を流れる
電流とトランジスタT4のベース電流との合計にほぼ等
しくなり、これにより抵抗R2の両端間の、前記の計算
した電圧降下を増大させる。
【0022】一次近似ではトランジスタT5のベース電
流がトランジスタT4のベース電流に又はトランジスタ
T2のベース電流にほぼ等しい為、トランジスタT5の
ベースに配置した抵抗R5が抵抗R2の値の2倍に等し
い値を有する場合に、ライン12上の電圧Vx の前述し
た影響は補償される。従って、電圧Vx の増大は制御回
路の出力端において補償される。
【0023】しかし実際には、この補償はわずかに不充
分である。その理由は特に、トランジスタT2のベース
電流の変化によりトランジスタT3のベース−エミッタ
電圧をほんのわずか変化させるが、この変化を上述した
計算では無視した為である。出力電圧Vref が電源電圧
ccの変化に応答しないようにするのは、抵抗R5の値
を高め、この場合その値を抵抗R2の値の2〜4倍の範
囲にすることにより改善することができる。この抵抗R
5の最適値は適切な計算により、好ましくはシミュレー
タにより決定しうる。
【0024】回路を対称動作させるために、電流源11
に対する値は、電流I1及びI2が常規の電源電圧Vcc
に対して互いにほぼ等しくなるように選択する。電源電
圧V ccの値が所定の温度で公称値と相違する場合には、
電流I2が変化するも、上述したところから明らかなよ
うに、得られる安定化電圧Vref はほんのわずかしか影
響を受けない。
【0025】好適実施例では、制御回路に用いるすべて
のトランジスタをNPN型とする為、この制御回路は電
源電圧の変動がたとえ高周波であってもこれに対処しう
る。
【0026】電源電圧Vccにおける雑音の除去は、トラ
ンジスタT5のベースをキャパシタCによりトランジス
タT2のベースに結合する好適実施例において更に改善
しうる。このキャパシタはその値を小さくするのが適し
ている為、このキャパシタは容易に集積化しうる。この
キャパシタによる効果は一次近似でトランジスタT2の
利得倍となる。
【0027】本例の場合、図2の曲線Aが、電源電圧V
ccにおける雑音に対する制御回路の出力端における雑音
の除去比Rをこの雑音の周波数Fの関数として示してい
る。本発明による制御回路の興味ある特徴は、雑音の除
去比が所定の限界周波数を越えて増大するということで
ある。この特徴は特に、制御回路を高周波スイッチング
回路、例えば電源電圧に高周波雑音を生ぜしめる分周器
と集積化する分野でこの制御回路を用いる場合に興味が
あるものである。
【0028】図3は幾つかの既知の制御回路の基礎とな
る原理を線図的に示す。これらの制御回路は温度に比例
する電流を補償抵抗Rに供給するためにエミッタ面積を
互いに等しくしていない2つのトランジスタより成るセ
ル30を具えている。これらトランジスタのコレクタは
ブロック31として記号的に示す対になった負荷を駆動
する。制御回路は更に高利得差動増幅器32を有し、こ
の増幅器の出力により2つのトランジスタの互いに結合
されたベースを駆動する。この回路の全体はこれらトラ
ンジスタのコレクタ電流を互いに等しくするものであ
る。従って、増幅器32は誤差増幅器であり、従ってこ
の増幅器の出力端における基準電圧Vrefは増幅器の利
得が増大するにつれて一層正確となる。更に、このよう
な増幅器は周波数安定化したものとする必要があり、従
って図4に示すような利得特性Gを有する。
【0029】この種類の制御回路の場合の電源電圧上の
雑音の除去比Rは図2に曲線Bで示すように、利得の特
性とは逆である特性に応じて変化する。雑音の除去比の
点からして、本発明による回路は高周波雑音が生じる分
野に対して極めて有利なものである。
【0030】図5は本発明の第2実施例を示す線図であ
る。この図5においては、図1に示す回路の素子に対応
する素子に図1と同じ符号を付した。図5に示す回路は
図1の回路のすべての素子に加えて、トランジスタT1
〜T5と同じ導電型の第6トランジスタT6及び第7ト
ランジスタT7を有する。トランジスタT6はダイオー
ドとして接続し、そのエミッタ−コレクタ(ベースに結
合されている)通路が抵抗R2とライン12との間に配
置されている。従って、ライン12上の電圧Vx は前述
した例に比べて1VBEの値だけ上昇する。
【0031】トランジスタT7のベースはトランジスタ
T5のエミッタとトランジスタT4のコレクタとの間の
ノードに接続されている。トランジスタT7のエミッタ
はエミッタ負荷抵抗R7を介して基準端子2に結合され
ている。従って、トランジスタT7はエミッタホロワと
して配置され、安定化電圧Vref をそのエミッタに生ぜ
しめる。トランジスタT7のベース−エミッタ電圧降下
は一次近似でトランジスタT6における電圧降下を補償
し、この場合も電圧Vref が図1に示す回路により得た
電圧Vref にほぼ等しくなるようにする。
【0032】本例では制御回路の出力インピーダンスが
前述した実施例におけるよりも低くなり、一層大きな電
流を出力端から取り出すことができる。
【0033】トランジスタT7のコレクタは端子17に
より駆動されるものとして示してある。この端子はライ
ン12に又は電源端子1に直接接続することができる。
しかし、図示の制御回路はトランジスタT7のコレクタ
から取り出す安定化基準電流I0 を生ぜしめることもで
きる。この場合端子17が制御回路の出力端を構成す
る。
【0034】電流I0 は電源電圧及び温度に依存しない
こと明らかである。その理由は、この電流は抵抗R7の
両端間に安定電圧降下Vref を生ぜしめるトランジスタ
T7のエミッタ電流から取り出される為である。高利得
NPN型トランジスタT7のコレクタ電流はエミッタ電
流と殆ど相違せず、その結果、温度の関数としての利得
の変化により殆ど影響を受けない。
【0035】図1にいわゆる制限抵抗として示す電流源
11は単に簡単化した例を示すだけのものであり、例え
ば制御回路の2つの分岐に供給される電流を同様に粗予
備調整をする手段を有する他のいかなる電流源とするこ
ともできること明らかである。電圧制御回路が永続的に
使用されるものではない分野においては、制御回路を使
用する必要がなくなった場合にこの制御回路を不能にし
て電流消費を低減させうるようにするのが望ましい。
【0036】図6は、図1の電流源11の代わりに抵抗
21及びMOSFET22の組合せを用いた例を示す。
トランジスタ22のゲートに結合された端子23に供給
される適切な命令信号により、抵抗21の値と導通時の
トランジスタ22の内部抵抗との和に等しい抵抗のスイ
ッチング可能な電流源を得ることができる。
【0037】図7は、制御回路に供給される電流を予備
調整する手段を有する電流源11の他の例を示す。この
場合、電源端子1とライン12との間に2つの抵抗31
及び32が直列に接続されている。これらの抵抗間のノ
ード上の電圧VDがこのノードと基準端子2との間で直
列に接続された4つのダイオードD1〜D4により安定
化される。これらダイオードの順方向電圧は温度及びこ
れらダイオードを流れる電流の関数としてわずかに変化
するが、この変化は、電流源11によって供給される電
流が主として制限抵抗31と、電圧Vccの変化の関数と
して殆ど変化しない電圧差VD−Vx とにより制御され
る程度に保たれる。
【0038】図8は、いかなる既知の手段によってもエ
ミッタ−コレクタ通路により取り出される電流を予備調
整しうる少なくとも1つのPNP型トランジスタを用い
る電流源11の他の例を示す。
【0039】PNP型トランジスタを用いると、このト
ランジスタの寄生容量が一般に電源電圧上の雑音の除去
の点で好ましくない程度に大きくなるという欠点が生じ
る。この欠点を緩和するために、トランジスタT8のコ
レクタとライン12との間に抵抗41を配置し、トラン
ジスタT8の寄生容量による影響を低減させる。
【0040】図6,7及び8につき説明した電流源は例
示的なものにすぎず、他の組合せ、特に有効な場合に図
6のスイッチングトランジスタ22を用いた他の組合せ
をも考えうること当業者にとって明らかである。又、図
1及び5に示す制御回路の例も本発明の範囲を逸脱する
ことなく変更しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による制御回路を示す回路
図である。
【図2】制御回路の出力端における電源電圧雑音の除去
比をこの雑音の周波数の関数として示す線図である。
【図3】ある型の既知の制御回路の基本的回路を示す回
路図である。
【図4】図3のような既知の回路に用いる誤差増幅器に
対する利得を周波数の関数として示す線図である。
【図5】本発明による制御回路の第2実施例を示す回路
図である。
【図6】本発明による制御回路に用いるのに適した電流
源の一例を示す回路図である。
【図7】電流源の他の例を示す回路図である。
【図8】電流源の更に他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 正電源電圧端子 2 基準端子 11 電流源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子と基準端子との間に接続され、
    特に、各々がエミッタ、ベース及びコレクタを有する同
    一導電型の4つのトランジスタを具える安定化電圧発生
    制御回路であって、前記のトランジスタのうち第1トラ
    ンジスタのエミッタが第1抵抗を経て基準端子に結合さ
    れ、第2トランジスタのエミッタが基準端子に接続さ
    れ、第1及び第2トランジスタのベース及びコレクタが
    交差結合され、第3トランジスタのエミッタが第1トラ
    ンジスタのコレクタに接続され、第3トランジスタのベ
    ース及びコレクタが第2抵抗の一方の端部に接続され、
    この第2抵抗の他方の端部が電源端子に結合され、第4
    トランジスタのエミッタが第2トランジスタのコレクタ
    に接続され、第4トランジスタのベースが第3トランジ
    スタのベース及びコレクタに接続され、第1トランジス
    タのエミッタ面積が第3トランジスタのエミッタ面積よ
    りも大きくなっている安定化電圧発生制御回路におい
    て、 安定化電圧発生制御回路が更に、第1〜第4トランジス
    タと同一の導電型のバイポーラ第5トランジスタを具
    え、この第5トランジスタのエミッタが第4トランジス
    タのコレクタに接続され、第5トランジスタのベースが
    前記の第2抵抗の値の少なくとも2倍に等しい値のベー
    ス抵抗を経てそのコレクタに結合され、このベース抵抗
    と第5トランジスタのコレクタとの間のノードが第2抵
    抗の前記の他方の端部に結合されているとともに電流源
    を経て電源端子に結合されていることを特徴とする安定
    化電圧発生制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の安定化電圧発生制御回
    路において、第4及び第5トランジスタのエミッタ面積
    が互いに等しいことを特徴とする安定化電圧発生制御回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の安定化電圧発生
    制御回路において、第5トランジスタのエミッタ及び第
    4トランジスタのコレクタ間の接続部を以って安定化電
    圧の出力端が構成されていることを特徴とする安定化電
    圧発生制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の安定化電圧発生
    制御回路において、この安定化電圧発生制御回路が更
    に、前記のトランジスタと同一の導電型の第6及び第7
    トランジスタを具え、第6トランジスタがダイオード接
    続されて第2抵抗の前記の他方の端部と電流源との間で
    順方向の極性となっており、第7トランジスタのベース
    が第5トランジスタのエミッタに接続され、第7トラン
    ジスタのコレクタが電源端子に結合され、安定化電圧の
    出力端を構成する第7トランジスタのエミッタがエミッ
    タ抵抗を経て基準端子に結合されていることを特徴とす
    る安定化電圧発生制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の安定化電圧発生制御回
    路において、更に、第7トランジスタのコレクタが、安
    定化基準電流を生じる制御回路の出力端を構成している
    ことを特徴とする安定化電圧発生制御回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の安
    定化電圧発生制御回路において、更に、第5トランジス
    タのベースと第2トランジスタのベースとの間にキャパ
    シタが接続されていることを特徴とする安定化電圧発生
    制御回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項に記載の安
    定化電圧発生制御回路において、電流源がいわゆる制限
    抵抗を有していることを特徴とする安定化電圧発生制御
    回路。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の安定化電圧発生制御回
    路において、前記の制限抵抗と電源端子との間にMOS
    FET型のスイッチングトランジスタが配置されている
    ことを特徴とする安定化電圧発生制御回路。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の安定化電圧発生
    制御回路において、前記の電流源が更に制御回路に供給
    される電流を予備調整する手段を有していることを特徴
    とする安定化電圧発生制御回路。
JP7069257A 1994-03-30 1995-03-28 安定化電圧発生制御回路 Pending JPH07271461A (ja)

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FR2718259A1 (fr) 1995-10-06
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