JPH07267580A - 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置 - Google Patents

吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置

Info

Publication number
JPH07267580A
JPH07267580A JP5942894A JP5942894A JPH07267580A JP H07267580 A JPH07267580 A JP H07267580A JP 5942894 A JP5942894 A JP 5942894A JP 5942894 A JP5942894 A JP 5942894A JP H07267580 A JPH07267580 A JP H07267580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspended load
rotation
swinging
pressurized gas
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5942894A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ebata
貞夫 江端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP5942894A priority Critical patent/JPH07267580A/ja
Publication of JPH07267580A publication Critical patent/JPH07267580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御された噴射気流の反力を利用して揚重機等
の吊荷の振れまたは回転を軽減もしくは防止する方法及
びその装置を提供する。 【構成】揚重機等のフォーリングブロック10に、加圧
気体を噴出して推進力を発生させる複数個の噴射ノズル
24(または送風機)を搭載して、それらの噴出気流に
よって吊荷3の振れ又は回転に抗する力を発生させて吊
荷の振れ運動または回転運動の少なくとも一方を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井起重機等の揚重機
によって搬送される被搬送物である吊荷の回転または振
れを防止するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、一
般的に用いられている天井起重機は巻取りドラムから懸
垂されるワイヤロープで垂下されるフォーリングブロッ
クによって被搬送物を吊り下げて搬送する方法が採られ
ている。このように被搬送物を吊り下げて搬送する場
合、ワイヤロープそのものが捩じれや振れに対する抵抗
力を有していないので、往々にして被搬送物(以下、吊
荷という)が水平移動中の加速や減速時における慣性力
や風圧等のために、吊り芯を軸として回転運動を起こし
てしまったり、ワイヤロープの上端を支点として振り子
運動をしてしまうことがある。
【0003】そのために、吊荷が周囲の構造物等に触れ
たり衝突したりして正常な搬送ができなくなったり、ま
たは吊り下ろされる時に吊り上げ時と同じ方向に向けた
ままで吊り下ろすことができなかったり、更には決めら
れた所定の場所に確実に位置決めして吊り下ろすことが
困難になってしまう等、種々の不都合な問題が生じるこ
とがある。
【0004】一般的な天井起重機による吊荷の搬送に際
しては、上述のような問題があるために、普通、玉掛者
が人手作業によって吊荷の位置決めを行ったり回転運動
を制御している。しかし、このような作業は危険性を伴
うばかりでなく、労務コストがかさむという別の問題点
を生じている。このような従来の一般的な天井起重機に
おける種々の問題点を解決するために配慮された天井起
重機として、水平面内での回転運動が規制され上下方向
に摺動するガイドロッドの下端部で吊荷を吊る構造のも
のや、互いに離れて配置された二組の巻取ドラム,ワイ
ヤロープ,フォーリングブロック等のそれぞれの下端に
両端部が吊り下げられた吊りビームを介して吊荷を吊る
構造のものが知られている。
【0005】しかしながら、これらはいずれも複雑な構
造を有する特殊な仕様の天井起重機であり、極めて高価
なものとなってしまい、投資効果が出にくい。また場合
によってはスペース的に規制されたり、使い勝手が簡便
ではなく、そのため汎用的なものとしては採用しかねる
ことが多かった。そこで本発明は、このような従来の問
題点に着目してなされたものであり、従来から広く一般
的に用いられている一組の巻取ドラム,ワイヤロープ,
フォーリングブロック等の基本的な吊り上げ機構要素で
成る揚重機において、制御された噴射気流の反力を利用
して吊荷の振れまたは回転を軽減もしくは防止し、もっ
て円滑な搬送を可能にする吊荷の振れ・回転防止方法及
びその装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の吊荷の振れ・回転防止方法は、揚重機等の吊荷の
振れ又は回転に抗する力を噴出気流によって発生させ、
その推進力で吊荷の振れ又は回転を防止することを特徴
とする。また、本発明の吊荷の振れ・回転防止装置は、
揚重機等によって搬送される吊荷の振れ運動または回転
運動の少なくとも一方を防止する装置で、フォーリング
ブロックの吊り芯と同芯の円周上に配列して搭載され、
加圧気体を噴出して推進力を発生させる複数個の噴射ノ
ズルを備えていることを特徴とする。
【0007】ここで、前記噴射ノズルは、加圧気体を吊
り芯からの放射線方向に噴出して推進力を発生させるよ
うに配設することができる。また、前記噴射ノズルは、
吊り芯と同芯の円周の接線の方向に噴出して推進力を発
生させるように配設することもできる。また、本発明の
吊荷の振れ及び回転防止装置は、揚重機等によって搬送
される吊荷の振れまたは回転運動の少なくとも一方を防
止するべく、加圧気体を噴出して推進力を派生させる一
対以上の送風機をフォーリングブロックに搭載したもの
とすることができる。
【0008】
【作用】フォーリングブロックが外力を受けて振れ動く
時は、その振れの動きの方向に応じて振れと同方向に噴
射ノズルまたは送風機から圧力気体を噴射する。その噴
射の反力で振れの動きが制動される。フォーリングブロ
ックが外力を受けて吊り芯を軸に回転運動する時は、そ
の回転運動を打ち消すような偶力を発生させるように、
噴射ノズルまたは送風機から圧力気体を接線方向に噴射
する。その噴射の反力で回転の動きが制動される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図3は本発明の一実施例を示したもの
で、図1は天井起重機のフォーリングブロック部の正面
図、図2は図1のII−II線断面図、図3は同じく図1の
III − III線断面図である。
【0010】図において、10はフォーリングブロック
本体で、図外の天井起重機本体の巻取ドラムから懸垂さ
れるワイヤロープ2によって垂下されている。このフォ
ーリングブロック本体10は一般的に用いられているタ
イプのものであって、ワイヤロープ2が掛けられるシー
ブ11、このシーブ11を回転自在に支持する軸12、
被搬送物である例えばコイル等の吊荷3を直接的に吊り
下げるためのCフック13、これら軸12とCフック1
3とを連結固定するための連結プレート14等の部品で
構成されている。
【0011】そのフォーリングブロック本体10に、吊
荷3が振れたり、回転したりすることを防止又は減少さ
せるための振れ・回転防止装置20が装着してある。こ
の振れ・回転防止装置20は、前記連結プレート14の
廻りを取り囲む環状のヘッダパイプ21、このヘッダパ
イプ21に配列されている4箇所の分岐管22、この各
分岐管22にそれぞれに取り付けられた制御弁23、各
制御弁23の出口側に設けられた噴射ノズル24、ヘッ
ダパイプ21に加圧気体を送り込む加圧気体供給ホース
25、制御弁23の電磁回路に給電する給電線26、フ
ォーリングブロック本体10の取り付け板27等の主要
構成要素で構成されている。そして、加圧気体供給ホー
ス25には、天井起重機本体に搭載されている図外のコ
ンプレッーサ等から7気圧程度に加圧された圧縮空気等
の加圧気体が供給され、その加圧気体はヘッダパイプ2
1,分岐管22,制御弁23,噴射ノズル24等を経て
大気中に噴射されるようになっている。
【0012】前記ヘッダパイプ21は、取り付け板27
によりフォーリングブロック本体10の連結プレート1
4に固定されており、加圧気体供給ホース25から一括
して供給される加圧気体を4個の各分岐管22に配分す
る機能を有すると共に、この振れ・回転防止装置20の
他の主要構成要素を支持し纏める骨格の役目をも果して
いる。
【0013】前記制御弁23は、噴射ノズル24から噴
出される加圧気体の量を制御するための弁であり、給電
線26を経て図外の制御装置から印加される所定の電気
的入力信号によって個々に開閉駆動される。この入力信
号は、天井起重機の運転者が吊荷3の動きを目で確認し
ながら、その動きに応じて手元の操作スイッチを手動操
作して出力しても良い。あるいは、吊荷3の動きを検知
する検知器を用いて、その検知器の出力信号を基に自動
的に吊荷3の振れ・回転等の動きを抑止するような制御
信号を与えるようにしても良い。
【0014】上記の吊荷3の動きを検知するための検知
器としては、例えば工業用テレビカメラ,加速度検知
器,傾斜検知器等種々の一般的なものがそれぞれの場合
に応じて適用できる。前記噴射ノズル24は、加圧気体
を大気中に噴射させることによって生じる反作用力、す
なわち推進力を得るためのものであり、4個がフォーリ
ングブロック本体10の懸垂軸芯を中心とする放射線上
に外向きに配設されている。例えば、いま噴射ノズル2
4の噴出口径を3cmとした場合に、1個の噴射ノズル
24は7気圧の加圧気体の噴出により約49kgの推進
力を発生し、この推進力がフォーリングブロック本体1
0に伝達され、結果的にCフック13に吊り下げられた
吊荷3の動きを制御するという機能を有している。
【0015】以上のように構成された振れ・回転防止装
置20の作用を以下に説明する。いま、例えば吊荷3を
搬送中の天井起重機が急減速し、その慣性力で吊荷3及
びこれを吊り下げているフォーリングブロック本体10
が水平方向に振れ運動を始めたとする。その場合、吊荷
3を吊り下げているフォーリングブロック本体10が振
れ動き、例えば図1,図3において矢印イで示す右方向
に向いて移動しつつある時に、運転者は操作スイッチを
手動操作して右側に取り付けられている噴射ノズル24
の制御弁23に電気的入力信号を印加して開弁する(吊
荷3の動きを検知器で検知した場合は、その検知器の出
力信号が制御弁23に自動的に入力されて開弁する)。
これにより、ヘッダパイプ21内に供給されている加圧
気体が噴射ノズル24から噴射され、噴射ノズル24に
は矢印イ方向への振れ動きに抗するような左向きの推進
力が発生する。この推進力がヘッダパイプ21を経てフ
ォーリングブロック本体10に伝達され、矢印イ方向の
振れ動きを止める。
【0016】反対に、吊荷3が矢印ロで示す左方向に移
動しつつある時には、左側に取り付けられている噴射ノ
ズル24から加圧気体を左方向に向けて噴出させ、これ
により発生する右向きの推進力によって振れ動きを制動
する。同様に、図1において紙面に対し直角方向、図3
では矢印ハ,ニで示す前後方向の振れに対しても、フォ
ーリングブロック本体10が振れて移動しつつある方向
の側にある噴射ノズル24から加圧気体を噴出させてそ
の動きを制止する。
【0017】このように、フォーリングブロック本体1
0の振れ動き方向に合わせて噴射ノズル24を選択し、
選択した噴射ノズル24から加圧気体を噴出させてその
振れ動きに抗する方向の推進力を発生させることによ
り、吊荷3の振れを防止することができる。なお、上記
第1の実施例では、4個の噴射ノズル24を配設したも
のを示したが、4個以上の噴射ノズル24を配列するこ
とも可能で、これにより前後左右の中間方向への振れを
防止することができる。もっともその場合は、各制御弁
の制御は運転者の手動で行うよりも、吊荷の動き検知器
の出力信号で自動的に行うものとする方が好ましい。
【0018】図4に他の実施例を示す。これは、吊荷3
の振れ動きだけでなく、回転を防止する場合にも好適に
使用できる例であり、図4は図3と同じくヘッダパイプ
21のノズル配置を示したものである。この場合は、8
個の噴射ノズル24a〜24hが、吊り芯Cを中心にし
て偶力を発生し、かつ水平面内の前後左右方向の力を発
生することができるように組み合わせて配設されてい
る。すなわち、環状のフォーリングブロック本体10の
接線方向に向けて背中合わせに配した2個を一組とし
て、4組の噴射ノズル(24a,24b)と(24c,
24d)と(24e,24f)と(24g,24h)と
を配設し、また、噴射ノズル24aと24e、噴射ノズ
ル24bと24f、噴射ノズル24cと24g、噴射ノ
ズル24dと24hとがそれぞれ吊り芯Cを中心とした
点対称になるように配設してある。
【0019】その他の構成は上記第1の実施例のものと
同様で良い。この実施例にあっては、吊荷3がなんらか
の外力もしくは慣性力の影響で、例えば図4の矢印ホの
方向に回転運動をしようとする場合には、点対称に位置
する噴射ノズル24a,24e,24c,24gから加
圧気体を一斉に噴射させる。この一斉噴射の推進力で、
フォーリングブロック本体10には矢印ホと反対方向の
回転を生じさせる偶力が作用して矢印ホの方向の回転力
を打ち消す。その結果、フォーリングブロック本体10
の回転運動が防止される。
【0020】フォーリングブロック本体10が矢印ホと
逆方向である矢印ヘの方向の回転運動をする場合には、
同じく点対称に位置されているが噴射方向が逆の噴射ノ
ズル24b,24d,24f,24hから加圧気体を一
斉に噴射させて、その回転を防止させればよい。また、
フォーリングブロック本体10に左右方向の振れ動きが
生じた場合には、矢印イで示す右方向の移動中に平行な
2個所の噴射ノズル24a,24fを同時に作動させ
る。一方、矢印ロで示す左方向の移動中であれば他の平
行な2個所の噴射ノズル24b,24eを同時に作動さ
せる。また、前後方向の振れ動きが生じた場合には、矢
印ハの方向の移動中に平行な2個所の噴射ノズル24
c,24hを同時に作動させる。一方、矢印ニの方向の
移動中であれば他の平行な2個所の噴射ノズル24d,
24gを同時に作動させる。このようにして、前後左右
の横振れを防止することができる。
【0021】なお、上記第2の実施例の場合にも、噴射
ノズル24a〜24hを4対以上配設することが可能で
ある。図5に更に他の実施例を示す。上述の各実施例が
コンプレッサ等から供給される予め加圧された圧縮空気
等の加圧気体を噴射させて吊り荷の振れ・回転を阻止す
る推進力を得ているに対し、このものは軸流ファン等の
送風機を用いて同様の目的を果たしている。
【0022】図5は、長尺物の吊り荷を搬送するのに適
したフォーリングブロック40の正面図である。すなわ
ち、図外の天井起重機本体の巻取ドラムから懸垂される
ワイヤロープ2がシーブ11に掛けられ、シーブの回転
軸12を支持する連結プレート14に、長尺の吊荷を曲
がらないように両端のフック42で吊り下げるのに適し
たビーム41が取り付けられている。このビーム41の
両端には、ビーム長手方向に対して直角方向に気流を吹
き出す一対の例えば軸流ファン43a,43bが同一姿
勢で搭載されている。なお、軸流ファン43a,43b
は必ずしも一対(二個)とは限らなくても良く、必要に
応じて一対以上を配置することもできる。
【0023】これらの軸流ファン43a,43bは、上
記各実施例において制御弁23の駆動で説明した場合と
同じく、運転者の手動操作による電気信号または吊荷の
動きを検知する検知器から自動的に送られる電気的信号
によって駆動され、その回転方向および回転速度すなわ
ち空気噴出方向および噴出力が制御される。例えば、い
ま、フォーリングブロック40がフック42で吊り下げ
られている長尺の吊荷(図示省略)と共に外力を受け
て、吊り下げの軸芯を中心に水平面内で回転しようとし
た時には、両軸流ファン43a,43bを同速度で互い
に反対方向に回転駆動させて空気を逆方向に同時噴射さ
せる。この同時噴射の推進力で、フォーリングブロック
40に反対方向の回転を生じさせる偶力を作用せしめて
水平面内の前記回転力を打ち消し、フォーリングブロッ
ク40と吊荷の回転運動を防止する。
【0024】一方、フォーリングブロック40が外力を
うけて、図5で紙面に対し直角方向に横振れしようとし
た時には、両軸流ファン43a,43bを同速度で同方
向に回転駆動させて空気を同じ方向に同時噴射させ、そ
の推進力でフォーリングブロック40の紙面直角方向の
横振れ運動を打ち消して振れを止める。本発明の第1の
実施例によれば、揚重機に搭載したコンプレッサの圧縮
空気を振れ・回転防止装置20の制御弁23を介して噴
射ノズル24から噴出せしめ、その噴出の推進力によっ
て吊り荷を吊り下げたフォーリングブロック本体10の
外力による振れの動きを阻止するようにしたので、玉掛
者が人手作業によって吊荷の位置決めを行ったり回転運
動を抑制したりすることなしに、安定した円滑な搬送と
所定位置への正確な吊り下ろし作業が構造簡単で安価な
設備で可能になり、汎用的な揚重機にも容易に適用する
ことができて、作業能率向上、労務費削減、安全性確
保、製品品質向上等実用上大きな効果が得られる。
【0025】また、本発明の第2の実施例によれば、上
記第1の実施例における噴射ノズルの噴射方向を吊り芯
を中心とする円周の接線方向とすることで、フォーリン
グブロック本体10の振れの動きと共に回転運動をも阻
止することが可能となり、第1の実施例と同様の効果に
加えて、更に吊荷の水平面内回転防止の効果も得られて
利用範囲が一層拡大される。
【0026】また、本発明の第3の実施例によれば、長
尺のフォーリングブロック40の両端部に軸流送風機を
搭載して、その噴出方向,速度を吊荷の姿勢変動に応じ
て制御するものとしたため、一層簡単な設備で長尺物の
吊荷に対しても振れ・回転止めを簡単且つ確実に行うこ
とができ、これまた作業能率向上、労務費削減、安全性
確保、製品品質向上等実用上の大きな効果が得られる。
【0027】なお、実施例では天井起重機に適用した場
合を例にとって説明したが、これに限らず、その他の揚
重機にたいしても勿論、同様に適用可能である。また、
揚重機以外の吊荷の振れ・回転防止の用途にも広範に利
用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、揚重機等によって搬送される吊荷の振れ運動または
回転運動の少なくとも一方を防止するべく、フォーリン
グブロックに複数個の噴射ノズルまたは送風機を搭載
し、その噴出気流によって吊荷の振れ又は回転に抗する
推進力を発生させて吊荷の振れ又は回転を防止するよう
にしたため、汎用的な揚重機等にも容易に適用すること
ができる安価な設備で、吊荷の振れまたは回転を効果的
に軽減もしくは防止できて、搬送作業の能率向上、労務
費削減、安全性確保など実用上大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部の正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における図3相当の断面
図である。
【図5】本発明の第3の実施例の要部の正面図である。
【符号の説明】
2 ワイヤロープ 3 吊荷(被搬送物) 10 フォーリングブロック(本体) 20 振れ・回転防止装置 21 ヘッダパイプ 23 制御弁 24 噴射ノズル 40 フォーリングブロック(本体) 43a 送風機 43b 送風機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚重機等の吊荷の振れ又は回転に抗する
    力を噴出気流によって発生させ、その推進力で吊荷の振
    れ又は回転を防止することを特徴とする吊荷の振れ・回
    転防止方法。
  2. 【請求項2】 揚重機等によって搬送される吊荷の振れ
    運動または回転運動の少なくとも一方を防止する装置で
    あって、フォーリングブロックの吊り芯と同芯の円周上
    に配列して搭載され、加圧気体を噴出して推進力を発生
    させる複数個の噴射ノズルを備えていることを特徴とす
    る吊荷の振れ・回転防止装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射ノズルは、加圧気体を吊り芯か
    らの放射線方向に噴出するように配設してあることを特
    徴とする請求項2記載の吊荷の振れ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射ノズルは、加圧気体を吊り芯と
    同芯の円周の接線の方向に噴出するように配設してある
    ことを特徴とする請求項2記載の吊荷の振れ防止装置。
  5. 【請求項5】 揚重機等によって搬送される吊荷の振れ
    または回転運動の少なくとも一方を防止する装置であっ
    て、フォーリングブロックに対をなして搭載され、加圧
    気体を噴出して推進力を発生させる複数個の送風機を備
    えていることを特徴とする吊荷の振れ及び回転防止装
    置。
JP5942894A 1994-03-29 1994-03-29 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置 Pending JPH07267580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5942894A JPH07267580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5942894A JPH07267580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07267580A true JPH07267580A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13112992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5942894A Pending JPH07267580A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07267580A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002048482A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Vimatek S.R.L. Apparatus for demolition at great height with means for controlling the rotation in a horizontal plane
JP2011105429A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nihon Univ 可変ピッチプロペラを用いた振動制御装置
NO332453B1 (no) * 2010-11-03 2012-09-17 Nat Oilwell Varco Norway As Lofteverktoy for a motvirke tvinning av i hovedsak dykkede tau
KR101448354B1 (ko) * 2012-09-28 2014-10-07 동부특수강 주식회사 씨-후크 장치
CN107500137A (zh) * 2017-08-14 2017-12-22 三海洋重工有限公司 一种起重设备防摇控制方法、装置、吊具及起重机
JP2019069835A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 前田建設工業株式会社 クレーンフック装置及びそれを使用した吊り荷姿勢安定化方法
JP2021095225A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社タダノ 揺動制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002048482A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Vimatek S.R.L. Apparatus for demolition at great height with means for controlling the rotation in a horizontal plane
JP2011105429A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Nihon Univ 可変ピッチプロペラを用いた振動制御装置
NO332453B1 (no) * 2010-11-03 2012-09-17 Nat Oilwell Varco Norway As Lofteverktoy for a motvirke tvinning av i hovedsak dykkede tau
US9701519B2 (en) 2010-11-03 2017-07-11 National Oilwell Varco Norway, AS Lifting tool for opposing twisting of generally submerged ropes
KR101448354B1 (ko) * 2012-09-28 2014-10-07 동부특수강 주식회사 씨-후크 장치
CN107500137A (zh) * 2017-08-14 2017-12-22 三海洋重工有限公司 一种起重设备防摇控制方法、装置、吊具及起重机
JP2019069835A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 前田建設工業株式会社 クレーンフック装置及びそれを使用した吊り荷姿勢安定化方法
JP2021095225A (ja) * 2019-12-13 2021-06-24 株式会社タダノ 揺動制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999028230A1 (fr) Appareil de levage
CN101659379A (zh) 一种吊钩偏摆控制方法、***及装置
JPH07267580A (ja) 吊荷の振れ・回転防止方法及びその装置
JP2013067496A (ja) 揚重旋回制御装置
JP2001322796A (ja) 吊荷の制振装置
JPH08175784A (ja) コンテナクレーンの荷振れ時の旋回動作防止装置
KR20220013049A (ko) 컨테이너 크레인
JP5254115B2 (ja) 吊荷の制振装置
JP3643734B2 (ja) スラスタ昇降装置
CN111216819A (zh) 攀爬机器及其移动方法
JP2000351572A (ja) 起重機船における吊りフックの揺れ止め装置
JP2782091B2 (ja) 吊りワイヤーの振れ止め装置
JP6534039B2 (ja) 揚重旋回制御装置
JP2583706B2 (ja) 高炉炉内壁面吹付け装置
JPH1017268A (ja) クレーン吊荷のスキュー振れ止め方法および装置
WO2022135689A1 (en) Construction arrangement of an elevator and method
CA2045781A1 (en) Apparatus for the damping of the swing of a loading device
JP4481031B2 (ja) トロリクレーンとその振れ止め方法
JPH07291576A (ja) 吊荷の振れ止め制御装置
CN117533504A (zh) 悬吊机器人、抓取设备、翻转方法和使用方法
CN220412666U (zh) 一种防止桥式起重设备摇摆的装置
JPH06219679A (ja) マルチバランスポーター
JPH11314881A (ja) 荷役装置の振れ止め装置
JP3314368B2 (ja) 吊り荷の振れ止め装置
JPH0769579A (ja) クレーン用吊荷装置