JPH07265782A - 粉体供給用貯蔵タンク及びこれを備えた粉体塗装装置 - Google Patents

粉体供給用貯蔵タンク及びこれを備えた粉体塗装装置

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JPH07265782A
JPH07265782A JP6065234A JP6523494A JPH07265782A JP H07265782 A JPH07265782 A JP H07265782A JP 6065234 A JP6065234 A JP 6065234A JP 6523494 A JP6523494 A JP 6523494A JP H07265782 A JPH07265782 A JP H07265782A
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JP
Japan
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powder
tank
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discharge port
air
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JP6065234A
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English (en)
Inventor
Eiji Saito
英治 斉藤
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Carlisle Fluid Technologies Ransburg Japan KK
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Ransburg Industrial Finishing KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/14Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas designed for spraying particulate materials
    • B05B7/1404Arrangements for supplying particulate material
    • B05B7/144Arrangements for supplying particulate material the means for supplying particulate material comprising moving mechanical means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F11/00Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it
    • G01F11/10Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers moved during operation
    • G01F11/12Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers moved during operation of the valve type, i.e. the separating being effected by fluid-tight or powder-tight movements
    • G01F11/20Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers moved during operation of the valve type, i.e. the separating being effected by fluid-tight or powder-tight movements wherein the measuring chamber rotates or oscillates
    • G01F11/24Apparatus requiring external operation adapted at each repeated and identical operation to measure and separate a predetermined volume of fluid or fluent solid material from a supply or container, without regard to weight, and to deliver it with measuring chambers moved during operation of the valve type, i.e. the separating being effected by fluid-tight or powder-tight movements wherein the measuring chamber rotates or oscillates for fluent solid material

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないエアでケーキング、ブロッキングを生
じさせることなく貯蔵した粉体を定量的に流出させるこ
とのできる粉体供給用タンクおよびこのタンクを利用し
た粉体塗装装置を提供する。 【構成】 タンク本体24の下部に設けられた回転テー
ブル38には、その外周部に、周方向に隣接して複数の
凹所54が形成されている。タンク本体24の側壁に
は、凹所54の高さ位置に合わせて排出口58が設けら
れ、排出口58には、凹所54を覆う庇66が固設され
ている。庇66は、排出口58を臨む凹所54に向けて
エアを噴射するエア吐出口68aを有し、このエアによ
って排出口58から強制的に排出される粉体は、中間部
材64で形成される排出通路60、チャンバ62、ベン
チュリー機構14を通って静電塗装ガン16に供給され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵した粉体を定量的
に流出させる粉体供給用貯蔵タンク及びこれを備えた粉
体塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】貯蔵した粉体を定量的に流出させる粉体
供給用貯蔵タンクは、例えば特開平4ー371249号
公報に見られるように、粉体塗装装置に活用されてい
る。この公報に記載の貯蔵タンクについて簡単に説明す
ると、タンク本体は、その床面から上方に間隔を隔てて
配置された仕切壁を有し、この仕切壁によって左右に第
1の室と第2の室とに仕切られている。そして、第1の
室は、その床面からエアを噴出させることにより、この
室内に存在する粉体を流動化させるようになっている。
他方、第2の室は、第1の室から移行した粉体を静置さ
せて粉体粒子間に混在するエアをパージさせる静置室と
されている。貯蔵タンクには、また、静置室内の粉体を
強制的に室外に送り出す装置、具体的にはスクリュー式
搬送機等が設けられている。
【0003】また、他のタイプの粉体供給用貯蔵タンク
として、タンク本体内の粉体を流体圧を利用して外部に
取り出すベンチュリー型或いは粉体の自重落下によって
取り出すビンジスチャージャー型が知られている。
【0004】ベンチュリー型は、粉体を流動化した状態
で貯蔵するタンク本体と、このタンク本体内に挿入され
た取出管と、該取出管に接続されたベンチュリー機構と
を備え、ベンチュリー機構で発生する負圧を利用して、
タンク本体内の粉体を吸い出すようになっている。ま
た、ビンジスチャージャー型は、底壁の外周部に排出口
を備えたタンク本体と、このタンク本体の排出口の上方
に設けられた庇と、タンク本体の底部において、その中
央部に配置された回転テーブルとを有している。そして
回転テーブルには、その外周面に、タンク本体の側壁ま
で延びる翼が周方向に間隔を隔てて複数設けられてお
り、回転テーブルの回転に伴って、隣接する翼間の空間
に入り込んだ粉体を排出口から自重により落下させるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の粉体供給用貯
蔵タンクにあっては、該タンクから流出する粉体のケー
キング、ブロッキングつまり粉体の凝集が問題であり、
流出する粉体の中に塊があると、その後の目詰まり等の
原因となり易い。この問題に対し、上述したベンチュリ
ー型タンクは、有利であるものの、タンク本体内の粉体
を全体的にエアで流動化させるものであるため、大量の
エアを使用しなければならない。また、タンク本体内の
粉体をベンチュリー機構で吸い出す構成となっているた
め、ベンチュリー機構で強い吸引力を発生させるために
も大量のエアが必要となる。
【0006】本発明の主なる目的は、従来とは異なる方
式で貯蔵した粉体をケーキング、ブロッキングさせるこ
となく定量的に流出させることのできる粉体供給用貯蔵
タンクを提供することにある。本発明の他の目的は、少
ないエアで貯蔵した粉体を定量的に流出させることので
きる粉体供給用貯蔵タンクを提供することにある。本発
明の他の目的は、従来とは異なる方式で貯蔵した粉体を
定量的に流出させることのできる粉体供給用貯蔵タンク
を利用した粉体塗装装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる粉体供給
用貯蔵タンクは、基本的には、粉体を貯蔵するタンク本
体が有底とされ、タンク本体の側壁の下端部に粉体排出
口が設けられている。タンク本体内の底部には、このタ
ンク本体内の底部の空間を、タンク本体の中心軸線回り
に等間隔に仕切る複数の翼が配置され、これらの翼は、
駆動手段によって回転駆動される。また、タンク本体内
における粉体排出口の近傍には、庇が定置され、この庇
は、翼の上端縁の移動軌跡に沿って延びて、隣接する2
つの翼で挟まれた空間が粉体排出口を臨んだときに、こ
れら2つの翼で挟まれた空間を上方から覆う。またタン
ク本体内には、エア吐出口が設けられ、このエア吐出口
は、粉体排出口を臨む空間に向けてエアを吐出する。
【0008】本発明の粉体塗装装置は、基本的には、上
記粉体供給用貯蔵タンクの粉体排出口から流出する粉体
を受けるベンチュリー機構が付設され、また、ベンチュ
リー機構に連結された粉体塗装手段を有する。粉体塗装
手段は、ベンチュリー機構から粉体の供給を受けて、こ
の粉体を被塗物に向けて放出する。
【0009】
【作用】本発明の粉体供給用貯蔵タンクによれば、隣接
する翼で挟まれた空間に存在する粉体は、翼の回転に伴
って、排出口まで運ばれる。この排出口には庇が定置さ
れていることから、庇まで進んだ粉体は、その上方に位
置する粉体と隔離されて、隣接する翼で挟まれた空間の
容積に計量される。そして、庇で覆われた粉体は、エア
吐出口から放出されるエアによって強制的に排出口から
排出される。
【0010】このように、タンク本体内の粉体は、隣接
する翼と、庇とで計量され、計量された粉体がエアによ
って強制的に排出されることになるため、僅かなエアの
量で且つ見かけ密度の小さい状態でタンク本体から排出
することができる。従って、タンク本体から排出される
粉体のケーキング、ブロッキングの発生を少ないエアの
量で防止することができる。また、粉体排出口に設けた
庇により、タンクから排出される粉体と、その上方に位
置する粉体とが隔離されるため、タンク本体に貯蔵され
ている粉体の量つまり粉体のレベルの影響を受けること
なく、定量的に粉体を排出することができる。
【0011】翼は、タンク本体内の底に配置した回転テ
ーブルと一体化させることが好ましく、また回転テーブ
ルの外周部だけに翼を設けることが好ましい。この翼
は、回転テーブルの外周部に凹所を形成することによっ
て作ることができる。このような凹所に安定的に粉体を
供給するために、回転テーブルは、上方に延びる略円錐
状の案内部材を含んでいるのが好ましい。この案内部材
は、側壁の傾斜面が粉体の下方移動を促進し、また凹所
に向けて粉体を案内する。案内部材は、円錐状に限定さ
れるものではなく、下方に向って徐々に外方に向かう傾
斜面を備えていればよい。従って、案内部材は、上方に
向けて先細りの多面体であってもよい。粉体の下方移動
を促進するために、タンク本体も下方に向かうに従って
徐々に縮径した形状を備えているのが好ましい。タンク
本体の縮径形状及び/又は案内部材を設けることによ
り、粉体の壁面付着を防止することができる。
【0012】タンク本体は、貯蔵している粉体を攪拌す
る撹拌手段を備えているのが望ましく、この撹拌手段
は、翼の隣接した上方空間に位置する粉体の密度を均一
化できるものであることが好ましい。翼のすぐ上の空間
に位置する粉体の密度を均一にすることは、翼間の空間
に入り込む粉体の密度を均一化することに寄与する。撹
拌手段を設けたときには、庇の上面形状は、撹拌手段と
の干渉を避けるために、平坦であるのが好ましい。平坦
な上面を備えた庇は、撹拌手段がその直ぐ上を通過する
のを許容する。庇と攪拌手段とが離れているときには、
庇の上面形状は任意であり、庇の上に粉体が滞留するの
を防止するために、例えば、一方向または両方向に傾斜
した屋根形にしてもよい。
【0013】また、本発明の粉体塗装装置によれば、上
述した理由から、少ないエアの量で、粉体のケーキン
グ、ブロッキングの恐れのない、定量的な粉体の供給を
受けて被塗物に向けて粉体を放出することができる。従
って、塗膜の均一な塗装を実現することが容易になる。
【0014】
【実施例】以下に、添付図面に基づいて本発明の実施例
を説明する。第1実施例(図1乃至図6) 図1は、静電粉体塗装システムの概要を全体的に示す。
静電粉体塗装システム10は、貯蔵した粉体塗料を定量
的に供給する定量供給装置12と、定量供給装置12に
付設されたベンチュリー機構14と、被塗物(図示せ
ず)に向けて粉体塗料を放出する静電塗装ガン16と、
システム10を制御する制御盤18とで概略構成されて
いる。
【0015】粉体塗料定量供給装置12は、図2に示す
ように、キャスタ20を備えたケーシング22と、ケー
シング22上に搭載されたタンク本体24とを有する。
タンク本体24は、その底部が、円形固定台26と、こ
れを密に嵌合したスリーブ28とで構成され、これら部
材26、28を介して、ケーシング22に取付けられて
いる。タンク本体24は、底部から上方に向けて徐々に
拡径する略円筒状の形状を有し、本体24の上端開口
は、蓋部材30によって覆われている。蓋部材30に
は、投入口32とレベル計34とが設けられている。粉
体塗料は、エア搬送により、投入口32を通ってタンク
本体24内に供給され、タンク本体24内に投入された
粉体の量はレベル計34によって検出される。
【0016】タンク本体24内には、その下部に、本体
24の中心軸線Lを中心に回転する回転体36が配設さ
れ、回転体36は円形テーブル38を含む。テーブル3
8は、円形固定台26の直上方に位置し且つスリーブ2
8と略同一の径を備えて、実質的にタンク本体24の底
を構成している。テーブル38とスリーブ28との間
は、シール部材40によって密閉されている。この円形
テーブル38については後に詳しく説明する。
【0017】回転体36は、また、テーブル38の中央
部から軸線Lに沿って上方に延びる案内部材44を含
み、案内部材44は、上方に向かって徐々に縮径する略
円錐状の形状を有している。回転体36は、軸線Lと同
軸に配置されたシャフト46に取付けられ、シャフト4
6は、回転体36から下方に延びてケーシング22内に
侵入し、その下端は、電磁クラッチ48を介して、電動
モータ50と連結されている。他方、シャフト46の上
端部は、回転体36から上方に突出し、この突出端に回
転バー52が固定され、従って回転バー52はシャフト
46の回転に伴って回転体36と共に回転する。
【0018】回転バー52は、タンク本体24内に貯蔵
された粉体を攪拌するものであり、特に、回転テーブル
38の上方域に存在する粉体のブロッキング、ケーキン
グの防止及び粉体の密度の均一化を図る目的を有する。
このため、一本の棒部材を折り曲げることにより形成さ
れた回転バー52は、シャフト46の上端部から横方向
に延びると共に、案内部材44の傾斜した側面44a及
びタンク本体24の傾斜した内壁面に沿ってテーブル5
2の近傍まで下方に延びる形状を有している。タンク本
体24にはバイブレータ取付け孔が設けられ、必要に応
じてバイブレータ53が装着される。
【0019】前述したテーブル38について、図3及び
図4を参照して、詳しく説明する。尚、図4は、理解を
助けるために、回転体36の一部つまりテーブル38及
び案内部材44の一部を模式的に表すものである。図4
から分かるように、テーブル38の上面には、その外周
部に凹所54が形成されている。凹所54は、テーブル
38の上面において、案内部材44との境界からテーブ
ル38の外周面まで径方向外方に延びてテーブル38の
周面に開口している。この凹所54は、周方向に隣接し
て複数設けられ、各凹所54は、同一の容積を有してい
る。つまり、テーブル38には、径方向に翼56が設け
られ、翼56は周方向に等間隔に配置されて、隣接する
翼56と56とで同一容積の凹所54を複数形成してい
る。
【0020】タンク本体24には、その側壁の下端部、
より詳しくは凹所54の高さ位置に合わせて排出口58
が形成されている。この排出口58は、凹所54とほぼ
同じ幅寸法を有する。排出口58は、横方向に延びる排
出通路60の一端に連通され、排出通路60の他端はチ
ャンバ62に連通されている。排出通路60は、タンク
本体24とチャンバ62との間に配置された中間部材6
4によって形成され、中間部材64は、排出口58の上
端からタンク本体24内に侵入する平板状の庇66を含
む。庇66は、翼56の上端縁に隣接した高さ位置で回
転体36の案内部材44に接近した位置まで延び、この
庇66の幅W1 は凹所54の幅W2 よりも大きな寸法を
有するのが好ましい(図4参照)。
【0021】中間部材64は、その内部に、庇66の内
端からタンク本体24の外部まで横方向に延びるエア通
路68を有し、エア通路68は、その内端が、下方に向
けて開口するエア吐出口68aに連通し、外端が、上方
に向けて延びるエア流入ポート68bに連通している。
エア流入ポート68bには、導気管(図示せず)が接続
され、この導気管を通って、図外のエア供給源からエア
通路68に対して加圧エアが供給され、この加圧エア
は、常時、吐出口68aからタンク本体24内に放出さ
れている。図3に示す矢印は、エアの流れ方向を示す。
このエア通路68を通ってエア吐出口68aから噴射さ
れるエアの量は、図外の調整手段によって調整される。
【0022】チャンバ62は、上下に延びる筒体で構成
され、下端部は下方に向けて徐々に縮径する形状を有す
る。チャンバ62の下端開口62aは、縮径した通路7
2aを備えた連結部材72を介して、ケーシング22内
のベンチュリー機構14つまりインジェクタに連結され
ている。尚、チャンバ62の蓋62bには、図示を省略
したが、排気口が設けられている。ベンチュリー機構1
4は、従来から既知のように、静電塗装ガン16と粉体
供給管を介して接続され、この粉体供給管に搬送エアを
送り込むことによって生じる負圧を利用して、チャンバ
62内の粉体を吸引し、吸引した粉体をガン16に向け
て搬送する。粉体供給管を通る搬送エアの量は、図外の
調整手段によって調整される。静電塗装ガン16は、コ
ロナ放電式、摩擦帯電式等、種々のタイプのものが知ら
れており、その何れを適用してもよく、目的に応じて適
宜選択すればよい。
【0023】制御盤18は、ベンチュリー機構14の吸
引力を制御する第1制御手段と、モータ50の回転速度
を制御する第2制御手段と、電磁クラッチ40を制御す
るマニュアルスイッチ手段あるいは粉体吐出量を設定す
る手段等を有し、また、設定した粉体吐出量をデジタル
表示する表示手段等を有している。
【0024】以上の構成の静電粉体塗装システム10に
ついて、その動作を以下に説明する。先ず、粉体塗料が
タンク本体24内の所定レベルまで投入される。また、
回転バー52は常時回転され、この回転バー52によっ
てタンク内24内の粉体が攪拌されその密度が均一化さ
れる。また、回転バー52の回転により回転テーブル3
8の上方に位置する粉体は、そのケーキング、ブロッキ
ングが防止され、周方向に均一な密度状態で回転テーブ
ル38の凹所54を満たす。
【0025】凹所54内の粉体は、回転テーブル38の
回転に伴ってテーブル38の回転方向に進み、庇66ま
で来ると、この庇66によって、凹所54内の粉体はそ
の上方に位置する粉体から隔離されて計量化される。庇
66で覆われた凹所54内の粉体は、エア吐出口68a
から連続的に放出されているエアによって強制的に排出
口58からチャンバ62に向けて排出される。このよう
に、庇66で凹所54を覆った状態で粉体を排出するよ
うにしてあるため、タンク本体24内に貯蔵された粉体
の量つまり粉体のレベルに影響を受けることなく、定量
的に粉体を排出することができる。
【0026】空になった凹所54は、回転テーブル38
の回転に伴って、庇66から離れ、タンク本体24内に
存在する粉体の流下によって再び粉体で満たされる。こ
の粉体の流下は、回転体36の形状つまり案内部材44
が略円錐形状とされて案内機能を有していること、タン
ク本体24の側壁が傾斜面で形成されて案内機能を有し
ていること、及び/又は、回転バー52による攪拌作用
によって円滑に行われ、このため凹所54内を満たす粉
体の密度が均一化される。
【0027】ここに、凹所54内の粉体が残留してしま
うのを防止するために、凹所54の壁面の角部を滑らか
な曲面で構成するのが好ましい。また、エア吐出口68
aは、凹所54の深部つまり凹所54の半径方向内端部
に位置させるのが好ましく、また必要ならばエア吐出口
68aを複数設けてもよい。
【0028】エアにより排出口58から排出通路60を
通ってチャンバ62内に流入した粉体は、エアと分離さ
れながらチャンバ62内を下降し、ベンチュリー機構1
4により吸引されて塗装ガン16に向けて搬送される。
静電塗装ガン16から放出される粉体の量つまりガン1
6の粉体吐出量を変更する場合には、所望の吐出量とな
るように駆動モータ50の回転数を変更すればよい。
【0029】この吐出量の変更は、電磁クラッチ40を
OFFにした状態で行うことが好ましい。クラッチ48
を切断状態にすることにより、回転テーブル38は回転
停止状態となるため、吐出量変更に伴う不必要な粉体の
流出を防止することができる。すなわち、吐出量変更の
過度状態において不要な粉体塗料を排出することなく、
駆動モータ50の回転数つまり回転テーブル38の回転
速度を変更することができる。
【0030】静電粉体塗装システム10を使用して、回
転テーブル38の回転速度と、塗装ガン16の吐出量と
の関係を調べてみた。その結果を図5に示す。尚、この
試験は、ノズル径0.5mm 、エア圧0.7kg/cm2)の塗装ガン
16を使用して行った。同図から明らかなように、粉体
の吐出量は、テーブル38の回転数に比例している。し
たがって、テーブル38の回転速度を制御することによ
り粉体の供給量を容易に調整することができることが分
かる。図6は、粉体吐出量と粉体吐出精度との関係を試
験した結果を示すものである。同図から理解できるよう
に、実用的な粉体吐出量の範囲( 50 g/min 乃至300 g/
min)では、吐出精度がプラスマイナス2%の範囲に収ま
っており、実用的に満足できるものである。ここに、こ
の試験に使用した粉体定量供給装置12の概略的なスペ
ックを以下に示す。
【0031】 タンク本体24の容量 :約1,300cc 回転テーブル38の直径:約80mm 排出口58の直径 :約10mm 庇66の幅W1 :凹所54の幅W2 の約2倍
【0032】第2実施例(図7、図8) 図7、図8は、第2実施例を示すものである。本実施例
の説明において、上記第1実施例と同一の要素には同一
の参照符号を付すことによりその説明を省略し、以下に
本実施例の特徴部分について説明する。本実施例にあっ
ては、タンク本体24に接続された中間部材64と、ベ
ンチュリー機構14とが、上下方向に延びる垂直管76
によって連結され、垂直管76は、図7、図8から明ら
かなように、排出通路60よりも相対的に大径の円筒体
で構成されている。垂直管76は、その上端に排気チュ
ーブ78が接続され、下端に連結部材72を介してベン
チュリー機構14が接続されている。垂直管76には、
その上部に排出通路60が開口され、この排出通路60
の出口60aに臨むようにして、バッフル板80が取付
けられている。バッフル板80は、排出通路60の出口
60aの上方域を覆い、出口60aから流出する粉体の
流れ方向を、連結部材72の縮径通路72aに向けて下
方に、強制的に変向させる湾曲形状を有している。
【0033】本実施例によれば、垂直管76に設けたバ
ッフル板80により、排出通路60から粉体と共に流出
するエアと粉体との分離を促進することができる。バッ
フル板80によって分離されたエアは排気チューブ78
から外部に排出される。また、排出通路60から流出す
る粉体は、垂直管76に直接衝突することなく、ベンチ
ュリー機構14に向けて流下することになるため、垂直
管76の内壁に対する粉体の壁面付着を防止することが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来とは異なる方式で、少ないエアの量で粉
体のケーキング、ブロッキングを生じさせることなく粉
体を定量的に流出させることのできる粉体供給用貯蔵タ
ンク及びこれを利用して粉体塗装手段に向けて連続的且
つ定量的に粉体を供給できる粉体塗装装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る静電粉体塗装システムの
全体概要を示す図。
【図2】第1実施例に係る粉体定量供給装置の縦断面
図。
【図3】粉体定量供給装置に含めれるタンク本体の排出
口近傍を拡大して示す部分拡大断面図。
【図4】粉体定量供給装置に含まれるタンク本体の粉体
排出口近傍を模式的に示す図。
【図5】実施例に係る静電粉体塗装システムを使用した
場合の回転テーブルの回転数と粉体吐出量との関係を示
すグラフ。
【図6】実施例に係る静電粉体塗装システムを使用した
場合の粉体吐出量と吐出精度との関係を示すグラフ。
【図7】第2実施例に係る粉体定量供給装置の縦断面
図。
【図8】図7に示す粉体定量供給装置の要部拡大断面
図。
【符号の説明】
10 静電粉体塗装システム 16 静電塗装ガン 24 タンク本体 38 回転テーブル 44 案内部材 50 電動モータ 52 回転バー(撹拌手段) 54 凹所 56 翼 58 タンク本体の粉体排出口 66 庇 68a エア吐出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を貯蔵する有底のタンク本体と、 該タンク本体の側壁の下端部に形成された粉体排出口
    と、 前記タンク本体内の底部に配置され、該タンク本体の側
    壁まで延びて該タンクの底部の空間を中心軸線回りに等
    間隔に仕切る複数の翼と、 該翼を前記中心軸線回りに回転させる回転駆動手段と、 前記タンク本体内における前記粉体排出口の近傍に定置
    され、前記翼の上端縁の移動軌跡に沿って延びて、隣接
    する2つの前記翼で挟まれた空間が前記粉体排出口を臨
    んだときに、該2つの翼で挟まれた空間を上方から覆う
    庇と、 前記タンク本体内に設けられ、前記粉体排出口を臨む空
    間に向けてエアを吐出するエア吐出口とを有する粉体供
    給用貯蔵タンク。
  2. 【請求項2】 粉体を貯蔵するタンク本体と、 該タンク本体の側壁の下端部に形成された粉体排出口
    と、 前記タンク本体の底面を構成し、該タンク本体の中心軸
    線を中心に回転する回転テーブルと、 該回転テーブルを回転させる回転駆動手段と、 前記回転テーブルの上面に形成され、前記タンク本体の
    側壁まで延びて該タンク本体内の底部の空間を前記中心
    軸線回りに等間隔に仕切る複数の翼と、 前記タンク本体の前記粉体排出口の近傍から前記タンク
    本体内に向けて且つ前記翼の上端縁の移動軌跡に沿って
    延び、隣接する2つの前記翼で挟まれた空間が前記粉体
    排出口を臨んだときに、該2つの翼で挟まれた空間を上
    方から覆う庇と、 前記タンク本体内に設けられ、前記粉体排出口を臨む空
    間に向けてエアを吐出するエア吐出口とを有する粉体供
    給用貯蔵タンク。
  3. 【請求項3】 前記回転テーブルの上面において、その
    外周部に、上方及び外方に向けて開口する等容積の凹所
    が周方向に複数形成され、該凹所の各側壁が前記翼で構
    成されている、請求項2に記載の粉体供給用貯蔵タン
    ク。
  4. 【請求項4】 前記庇が前記タンク本体に取付けられ、
    該庇に前記エア吐出口が形成されている、請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の粉体供給用貯蔵タン
    ク。
  5. 【請求項5】 前記タンク本体内の下部に配置され、該
    タンク本体の中心軸線に沿って延び且つ下方に向かうに
    従って徐々に前記中心軸線から離れる傾斜した側面を備
    えた案内部材を更に有する、請求項3に記載の粉体供給
    用貯蔵タンク。
  6. 【請求項6】 前記タンク本体内に配設され、該タンク
    本体内の粉体を攪拌する攪拌手段を更に有する、請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載の粉体供給用貯蔵
    タンク。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の粉体供給用貯蔵タンクの前記粉体排出口から流出する
    粉体を受けるベンチュリー機構と、 該ベンチュリー機構に連結され、該ベンチュリー機構よ
    り輸送された粉体を被塗物に向けて放出する粉体塗装手
    段とを有する粉体塗装装置。
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