JPH0726403Y2 - 浮桟橋構造 - Google Patents
浮桟橋構造Info
- Publication number
- JPH0726403Y2 JPH0726403Y2 JP1989039387U JP3938789U JPH0726403Y2 JP H0726403 Y2 JPH0726403 Y2 JP H0726403Y2 JP 1989039387 U JP1989039387 U JP 1989039387U JP 3938789 U JP3938789 U JP 3938789U JP H0726403 Y2 JPH0726403 Y2 JP H0726403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating pier
- floating
- frame
- deck
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、主としてヨット、ボート等の小型船舶を係留
するのに用いられる浮桟橋構造に関する。
するのに用いられる浮桟橋構造に関する。
［従来の技術］ 近年、海洋レジャーの発展に伴ってヨットハーバー等に
おけるヨットやボートの数が増加し、船舶係留箇所の不
足が深刻化している。このため、最近では地盤の軟弱さ
や潮の干満差に影響されず、設置の容易な浮桟橋が広く
普及してきている。
おけるヨットやボートの数が増加し、船舶係留箇所の不
足が深刻化している。このため、最近では地盤の軟弱さ
や潮の干満差に影響されず、設置の容易な浮桟橋が広く
普及してきている。
浮桟橋は、一般にメインとなる所定長さの浮桟橋を岸か
ら沖方向へ延ばし、メイン浮桟橋の片側または両側に船
舶係留用の多数の浮桟橋をピンジョイントで連結して構
成される。各浮桟橋は、鋼製のフレーム、フレーム上方
の木製のデッキ、フレーム下方の多数のフロートから成
り、デッキ上には複数のクロスビットが立設されてい
る。また、各浮桟橋の先端は、海中に打ち込まれた支柱
によって上下動可能に支持され、メイン浮桟橋の岸側に
は出入り用のタラップが設置されている。
ら沖方向へ延ばし、メイン浮桟橋の片側または両側に船
舶係留用の多数の浮桟橋をピンジョイントで連結して構
成される。各浮桟橋は、鋼製のフレーム、フレーム上方
の木製のデッキ、フレーム下方の多数のフロートから成
り、デッキ上には複数のクロスビットが立設されてい
る。また、各浮桟橋の先端は、海中に打ち込まれた支柱
によって上下動可能に支持され、メイン浮桟橋の岸側に
は出入り用のタラップが設置されている。
従って、船舶は、枝分かれした浮桟橋に横付けされ、舫
いの一方を支柱に、他方をクロスビットにつなぐことに
よって所定位置に係留される。
いの一方を支柱に、他方をクロスビットにつなぐことに
よって所定位置に係留される。
［考案が解決しようとする課題］ しかし、従来の浮桟橋構造にあっては、一本の浮桟橋が
10m以上の長さを有し、しかも下面に多くのフロートが
付いているので、工場での大量生産、現場までの運搬及
び設置が大変であり、また海上スペースに応じてその長
さや組み立て形状を自由に変えられない欠点がある。
10m以上の長さを有し、しかも下面に多くのフロートが
付いているので、工場での大量生産、現場までの運搬及
び設置が大変であり、また海上スペースに応じてその長
さや組み立て形状を自由に変えられない欠点がある。
このため実公昭55−13464号の考案では、短かい浮桟橋
ユニットを予め製作し、ジョイントを用いて現場で必要
な長さに連結している。しかし、最近の浮桟橋には係留
船舶への給電、給水を行なうケーブルや水道管が設置さ
れているので、ユニットを組み立てた後の浮桟橋の長さ
が一定しないと、配線及び配管工事に手間がかかる難点
がある。
ユニットを予め製作し、ジョイントを用いて現場で必要
な長さに連結している。しかし、最近の浮桟橋には係留
船舶への給電、給水を行なうケーブルや水道管が設置さ
れているので、ユニットを組み立てた後の浮桟橋の長さ
が一定しないと、配線及び配管工事に手間がかかる難点
がある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、ケーブルや水道管の設置が容易な浮桟橋構造
を提供することにある。
の目的は、ケーブルや水道管の設置が容易な浮桟橋構造
を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本考案の浮桟橋構造では、フ
レーム上方にデッキ、下方にフロートを有する短かい浮
桟橋ユニットを複数形成し、該ユニットを互いに所定間
隔をおいてパイプ式のジョイントで連結し、前記各デッ
キの間でデッキとほぼ同一面上にプレートを載置し、前
記各ジョイントの中に給電ケーブル及び水道管を通して
いる。
レーム上方にデッキ、下方にフロートを有する短かい浮
桟橋ユニットを複数形成し、該ユニットを互いに所定間
隔をおいてパイプ式のジョイントで連結し、前記各デッ
キの間でデッキとほぼ同一面上にプレートを載置し、前
記各ジョイントの中に給電ケーブル及び水道管を通して
いる。
［作用］ これらの構成により、浮桟橋は分割した多数のユニット
として予め量産でき、運搬時にはかさばることがなく、
現場での設置も作業員が各ユニットをジョイントで連結
するだけでよいから大型クレーンを要せずに済む。ま
た、各ユニットのデッキとプレートとの間で交互に色が
変わるので、デザイン的にも向上し、更にパイプ状のジ
ョイント内にケーブルや水道管を通すことができる。
として予め量産でき、運搬時にはかさばることがなく、
現場での設置も作業員が各ユニットをジョイントで連結
するだけでよいから大型クレーンを要せずに済む。ま
た、各ユニットのデッキとプレートとの間で交互に色が
変わるので、デザイン的にも向上し、更にパイプ状のジ
ョイント内にケーブルや水道管を通すことができる。
［実施例］ 第１図及び第２図は、本考案が適用された浮桟橋構造の
平面図及び側面図で、この浮桟橋構造は、複数の浮桟橋
ユニット１、連結用のジョイント２及び多孔性のプレー
ト３から構成されている。
平面図及び側面図で、この浮桟橋構造は、複数の浮桟橋
ユニット１、連結用のジョイント２及び多孔性のプレー
ト３から構成されている。
浮桟橋ユニット１は、鋼製のフレーム４、フレーム上に
載置された木製のデッキ５及びフレーム下方のフロート
６から成り、長手方向の寸法は例えば１〜2mと短かく形
成されている。
載置された木製のデッキ５及びフレーム下方のフロート
６から成り、長手方向の寸法は例えば１〜2mと短かく形
成されている。
ジョイント２は、浮桟橋ユニット１を連結する部材で、
第３図に拡大して示すように所定長さのパイプ７とこれ
を受容する受け８から成っている。パイプ７の基端側
は、一方の浮桟橋ユニット１のフレーム４に固着され、
受け８は他方の浮桟橋ユニット１のフレーム４に固着さ
れている。また、受け８に嵌合したパイプ７の先端は、
ピン９で一体に固定され、図示してないが嵌合部にはシ
ールが介装されて水分が中に侵入しないようになってい
る。
第３図に拡大して示すように所定長さのパイプ７とこれ
を受容する受け８から成っている。パイプ７の基端側
は、一方の浮桟橋ユニット１のフレーム４に固着され、
受け８は他方の浮桟橋ユニット１のフレーム４に固着さ
れている。また、受け８に嵌合したパイプ７の先端は、
ピン９で一体に固定され、図示してないが嵌合部にはシ
ールが介装されて水分が中に侵入しないようになってい
る。
対向するフレーム4,4には、ジョイント２と同軸位置に
孔10,10が設けられ、ジョイント２と各孔10,10内をケー
ブル11及び水道管12が貫通している。ケーブル11と水道
管12は、停船時の各船舶に各々給電及び給水を行なうも
ので、これらは陸側から浮桟橋の各停船箇所まで分岐し
て引かれている。このため従来のように浮桟橋の下面に
特別な配線工事や配管工事をする必要がなくなる。
孔10,10が設けられ、ジョイント２と各孔10,10内をケー
ブル11及び水道管12が貫通している。ケーブル11と水道
管12は、停船時の各船舶に各々給電及び給水を行なうも
ので、これらは陸側から浮桟橋の各停船箇所まで分岐し
て引かれている。このため従来のように浮桟橋の下面に
特別な配線工事や配管工事をする必要がなくなる。
尚、ジョイント２が細くて浮桟橋ユニット１の連結力が
不足する場合には、第３図に想像線で示すようにワイヤ
ジョイント13を用いてＸ状に補強すればよい。ワイヤジ
ョイント13は、従来から建築工事に使用されており、中
央のナット14を回転させることによりワイヤの張力を調
節できるものである。
不足する場合には、第３図に想像線で示すようにワイヤ
ジョイント13を用いてＸ状に補強すればよい。ワイヤジ
ョイント13は、従来から建築工事に使用されており、中
央のナット14を回転させることによりワイヤの張力を調
節できるものである。
浮桟橋1,1のデッキ5,5間には、デッキ５とほぼ同一面に
なるようにプレート３が載置されている。このプレート
３は、第４図に示すように多数の孔15が形成され、材質
は耐食性のFRPで通常グレーティングと呼ばれている。
なるようにプレート３が載置されている。このプレート
３は、第４図に示すように多数の孔15が形成され、材質
は耐食性のFRPで通常グレーティングと呼ばれている。
従って、上述のような小型の浮桟橋ユニット１を予め工
場で量産して現場にて組み立てれば、その間の運搬や現
場での設置が容易になると共に、海上スペースや湾岸の
形状に応じて浮桟橋の長さを自由に変えることができ
る。また、ジョイント２を浮桟橋ユニット１の両側にも
取り付ければ、直角方向にも別の浮桟橋１を連結するこ
とが可能となる。
場で量産して現場にて組み立てれば、その間の運搬や現
場での設置が容易になると共に、海上スペースや湾岸の
形状に応じて浮桟橋の長さを自由に変えることができ
る。また、ジョイント２を浮桟橋ユニット１の両側にも
取り付ければ、直角方向にも別の浮桟橋１を連結するこ
とが可能となる。
［考案の効果］ 以上詳述したように、本考案の浮桟橋構造では、短かい
浮桟橋ユニットをジョイントで互いに連結し、各デッキ
間にプレートを載置し、ジョイントの中にケーブル及び
水道管を通しているので、現場での配線及び配管工事が
容易に行なえ、更に浮桟橋のデザインも向上する効果が
ある。
浮桟橋ユニットをジョイントで互いに連結し、各デッキ
間にプレートを載置し、ジョイントの中にケーブル及び
水道管を通しているので、現場での配線及び配管工事が
容易に行なえ、更に浮桟橋のデザインも向上する効果が
ある。
第１図は本考案が適用された浮桟橋構造の平面図、第２
図はその側面図、第３図はジョイント部分の拡大断面
図、第４図はプレートの斜視図である。 １……浮桟橋ユニット、２……ジョイント、３……プレ
ート、４……フレーム、５……デッキ、６……フロー
ト、７……パイプ、８……受け、９……ピン、10……フ
レームの孔、11……ケーブル、12……水道管
図はその側面図、第３図はジョイント部分の拡大断面
図、第４図はプレートの斜視図である。 １……浮桟橋ユニット、２……ジョイント、３……プレ
ート、４……フレーム、５……デッキ、６……フロー
ト、７……パイプ、８……受け、９……ピン、10……フ
レームの孔、11……ケーブル、12……水道管
Claims (1)
- 【請求項１】フレーム上方にデッキ、下方にフロートを
有する短かい浮桟橋ユニットを複数形成し、 該ユニットを互いに所定間隔をおいてパイプ式のジョイ
ントで連結し、 前記各デッキの間でデッキとほぼ同一面上にプレートを
載置し、 前記各ジョイントの中に給電ケーブル及び水道管を通し
たこと、 を特徴とする浮桟橋構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989039387U JPH0726403Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 浮桟橋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989039387U JPH0726403Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 浮桟橋構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02129413U JPH02129413U (ja) | 1990-10-25 |
| JPH0726403Y2 true JPH0726403Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31548253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989039387U Expired - Lifetime JPH0726403Y2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 浮桟橋構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726403Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111139727A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-12 | 中国人民解放军陆军工程大学 | 一种利用索加强的铰接体系浮桥结构及其使用方法 |
| CN111139726A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-12 | 中国人民解放军陆军工程大学 | 一种利用索加强的气囊式浮桥 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5513464U (ja) * | 1978-07-14 | 1980-01-28 |
-
1989
- 1989-04-03 JP JP1989039387U patent/JPH0726403Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02129413U (ja) | 1990-10-25 |
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