JPH07254228A - ディスクドライブ装置及びディスク - Google Patents

ディスクドライブ装置及びディスク

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JPH07254228A
JPH07254228A JP4421694A JP4421694A JPH07254228A JP H07254228 A JPH07254228 A JP H07254228A JP 4421694 A JP4421694 A JP 4421694A JP 4421694 A JP4421694 A JP 4421694A JP H07254228 A JPH07254228 A JP H07254228A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクドライブに圧縮データを記録する
際の効率的なデータの管理技術を提供する。 【構成】 データ圧縮エンジン13により非損失で圧縮
された圧縮データをディスク1に記録するに際し、ホス
トコンピュータ10から受け取った圧縮前データの論理
アドレス、すなわち、ホストコンピュータ10が管理す
るアドレスと、ディスク1に記録される圧縮後データの
物理アドレスとを対応させた割当対応テーブルFATを
ディスク1上に記録するようにしている。これにより、
ホストコンピュータ10から指定される論理アドレス
を、この割当対応テーブルFATの内容を参照すること
により、CPU21が管理するディスク1上の物理アド
レスに容易に変換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ハードディ
スクドライブ又は書き込み可能な光ディスクを有する光
ディスクドライブに適用して好適なディスクドライブ装
置及び書き込み可能な光ディスクに適用して好適なディ
スクに関する。
【0002】
【従来の技術】データの損失を伴わない非損失のデータ
圧縮技術(エントロピーコーディング又はロスレスコー
ディングともいわれる。)は、光ディスクドライブ等の
外部記憶装置のデータ記録容量を見かけ上大きくできる
ので注目されている技術である。
【0003】従来、このデータ圧縮の機能はホストコン
ピュータに内蔵されている。しかし、ホストコンピュー
タに、複数台のディスクドライブ(以下、単に、ドライ
ブともいう。)が接続されているシステムにおいて、ホ
ストコンピュータからそれら複数台のドライブに異なる
データを転送する際に、データ圧縮のための膨大な計算
時間が必要なことから、全てのドライブにデータの転送
を終了するまでに相当の時間を必要とする。
【0004】言い換えれば、複数台のドライブに異なる
データを転送する際に、ホストコンピュータがデータ圧
縮の処理に専有されてしまいその他の処理を行うことが
できないという不便さがあった。また、当然のことであ
るが、データ圧縮機能を有するホストコンピュータに接
続されたドライブのみしか見かけ上のデータ記録容量を
大きくすることができない。また、圧縮データの記録さ
れたディスクを有するドライブは伸長機能を有するホス
トコンピュータでしか再生することができないという不
便さもあった。
【0005】外部記憶装置としてのドライブにデータを
記録するに際し、まず、ホストコンピュータはそのドラ
イブ中のディスクにどの程度のデータ記録容量(データ
記憶容量、データ記録サイズ又はデータ記憶サイズとも
いう。)が残っているかを知っている必要がある。これ
から記録しようとするデータのサイズが本当に記録でき
るかどうかを予め確認しておくためである。このような
場合、例えば、SCSIインタフェースを介在するホス
トコンピュータとドライブとの間では、イニシエータと
してのホストコンピュータからターゲットとしてのドラ
イブに対してリードキャパシティコマンドを発行する。
【0006】ドライブにデータ圧縮機能が搭載(内蔵)
されていると仮定した場合、実際にこのドライブ内で物
理的に残っているデータの記録容量は圧縮後のデータに
対するデータ記録容量である。これに対して、ホストコ
ンピュータが知りたいのは圧縮前のデータをどの程度記
録することができるかということである。この場合、デ
ータ圧縮率がいつも一定であれば、これらの容量の関係
は1次比例的な関係でいつも同じであるので、このデー
タ圧縮率n、例えば、n=2に残りの物理的なデータ記
録容量をかけたデータ記録容量を残りのデータ記録容量
としてホストコンピュータに報告すればよいので簡単で
ある。
【0007】しかし、アナログ信号を変換したオーディ
オデータや画像データ等のデジタルデータの場合に採用
される場合のある損失のある圧縮技術、例えば、周知の
離散コサイン変換技術を利用した圧縮技術ではなく、確
実に入力データと同じデータに伸長する必要のデータを
取り扱うための非損失のデータ圧縮技術、例えば、周知
のハフマン符号化技術又はLZ(レンペル・チブ)符号
化技術では、圧縮率が供給されるデータの内容(例え
ば、そのデータ中に同じ用語、同じ表現等がどの程度使
用されているかというようなこと)によって異なり一定
ではない。
【0008】したがって、非損失圧縮技術が搭載された
ドライブでは、圧縮率を予想し、この予想圧縮率と物理
的に残っているデータ記録容量に基づいて、圧縮前のデ
ータをどの程度記録することができるかをホストコンピ
ュータに報告することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実績の
圧縮率が予想圧縮率より小さかった(悪かった)場合、
記録しようとするデータをすべて記録できずに、そのデ
ータが失われてしまう可能性がある。すなわち、ホスト
コンピュータがドライブから報告された見かけのデータ
記録容量を信じてデータをホストコンピュータ中のバッ
ファに保存することなくドライブに転送した場合には、
既にドライブに転送されたデータが失われてしまう可能
性がある。
【0010】また、ホストコンピュータ側では、データ
があくまで圧縮されていないものとして管理するが、実
際には、データは圧縮されてディスクに記録され、しか
もその圧縮率は一定にはならない。したがって、例え
ば、同サイズのファイルが連続して記録された場合、圧
縮がなければ、(ファイルのサイズ)×(ファイルの個
数)という(固定値)×(定数)といった簡単な計算を
利用して、例えば、ドライブに記録されているデータの
読み出しのアクセスの高速化を図ることができる。
【0011】しかしながら、圧縮がある場合には、圧縮
前のもとのファイルのサイズは同一であっても、圧縮後
のファイルサイズは、通常、同一ではないので、このよ
うな簡単な計算を利用するアクセスの高速化が図れな
い。
【0012】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、圧縮率が一定でないデータの効率的な
管理を可能とし、又、圧縮率が予想より小さくなった場
合にもデータを失う可能性のほとんどないディスクドラ
イブ装置を提供することを目的とする。
【0013】また、この発明は、記録される圧縮データ
の効率的な管理を可能とするディスクを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1のこの発明は、ホス
ト10から供給される圧縮前データを非損失圧縮技術に
より圧縮データに変換するデータ圧縮手段13と、この
圧縮データをディスク1に記録するに際し、ホスト10
から受け取った圧縮前データの論理アドレスと、ディス
ク1に記録される圧縮後データの物理アドレスとを対応
させた割当対応テーブルFATをディスク1上に記録す
るようにしたものである。
【0015】第2のこの発明は、割当対応テーブルFA
Tの内容を非圧縮データで記録しておくようにしたもの
である。
【0016】第3のこの発明は、ドライブ本体における
予想圧縮率より実績圧縮率が小さくなった場合で、圧縮
後のデータのサイズが残りのデータ記録容量以上のとき
にのみ、この圧縮後のデータを記録するための特別の記
録エリアを予めディスク上に設けておくことようにした
ものである。
【0017】第4のこの発明は、上記特別の記録エリア
を交替エリアとしたものである。
【0018】第5のこの発明は、ディスクが書換可能な
ディスクであって、上記ホストからのアクセスがない場
合に、すでにディスクに記録されている圧縮データの記
録位置の整理を、上記割当対応テーブルを利用して行う
ようにしたものである。
【0019】第6のこの発明は、ホストからディスク上
の残りのデータ記録容量の確認コマンドが発行された場
合、ディスク上の未記録データ記録容量の減少に対応し
て予想圧縮率を小さくした見かけ上のデータ記録容量を
ホストに報告するようにしたものである。
【0020】第7のこの発明は、ホストから受け取った
圧縮前データの論理アドレスと、上記ディスクに記録さ
れる圧縮後データの物理アドレスとを対応させた割当対
応テーブルが記録されたディスクである。
【0021】
【作用】第1のこの発明によれば、データ圧縮手段によ
り非損失で圧縮された圧縮データをディスクに記録する
に際し、ホストから受け取った圧縮前データの論理アド
レスと、ディスクに記録される圧縮後データの物理アド
レスとを対応させた割当対応テーブルを上記ディスク上
に記録するようにしている。したがって、圧縮率が一定
でない圧縮データの効率的な管理が可能になる。
【0022】第2のこの発明によれば、割当対応テーブ
ルの内容を非圧縮データで記録しておくようにしてい
る。したがって、割当対応テーブルの内容を読み出して
から伸長する必要がないので、割当対応テーブルの内容
を短時間で理解することができる。
【0023】第3のこの発明によれば、ドライブ本体に
おける予想圧縮率より実績圧縮率が小さくなった場合
で、圧縮後のデータのサイズが残りのデータ記録容量以
上のときにのみ、この圧縮後のデータを記録するための
特別の記録エリアを予めディスク上に設けておくことよ
うにしている。したがって、圧縮率が予想より小さい場
合にもデータを失う可能性のほとんどない。
【0024】第4のこの発明によれば、特別の記録エリ
アを交替エリアとしている。したがって、ディスクを効
率よく使用することができる。
【0025】第5のこの発明によれば、上記ホストから
のアクセスがない場合に、上記割当対応テーブルを利用
して、書換可能なディスクに記録されている圧縮データ
の記録位置の整理を行うようにしている。このようにす
れば、この後のアクセスの高速化が図れる。
【0026】第6のこの発明によれば、ホストからディ
スク上の残りのデータ記録容量の確認コマンドが発行さ
れた場合、ディスク上の未記録データ記録容量の減少に
対応して予想圧縮率を小さくした見かけ上のデータ記録
容量をホストに報告するようにしている。したがって、
圧縮率が予想より小さい場合にもデータを失う可能性の
ほとんどない。
【0027】第7のこの発明によるディスクには、ホス
トから受け取った圧縮前データの論理アドレスと、上記
ディスクに記録される圧縮後データの物理アドレスとを
対応させた割当対応テーブルが記録されている。したが
って、記録される圧縮データの効率的な管理が可能とな
る。
【0028】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この一実施例が適用された光
ディスクドライブ11の構成を示している。
【0029】この光ディスクドライブ11は、システム
コントローラであるCPU(中央処理装置)21を有し
ている。CPU21が接続されているバス12には、ホ
ストコンピュータ10から供給された圧縮前のデータを
データ非損失の圧縮後のデータ(単に、圧縮データとも
いう)に変換するデータ圧縮(符号化)手段としての圧
縮エンジン13と、圧縮されたデータを元にもどすデー
タ伸長(復号化)手段としての伸長エンジン14が接続
されている。この圧縮エンジン13と伸長エンジン14
は、マイクロコンピュータ等で構成できる。
【0030】なお、非損失のデータ圧縮技術自体はこの
発明とは直接関係ないので、詳しく説明しないが、圧縮
エンジン13及び伸長エンジン14では、例えば、LZ
法による圧縮技術を用いることができる。このLZ法に
よる圧縮技術を簡単に説明すると、入力文字(データ)
列、例えば、よく知られた例では、「RINTINTI
N」をコードに変換する変換テーブルを利用する方式で
ある。すなわち、入力文字列を読み込み、予め辞書(以
下、基本変換テーブルともいう)に登録されている、例
えば、アルファベット26文字のコードに変換する(符
号化する)一方、この基本変換テーブルに登録されてい
ない文字列を新たな辞書(以下、作成変換テーブルとも
いう)を作成して登録していく方法であり、この作成変
換テーブルを更新しかつ利用しながら入力文字列を圧縮
するとともに、伸長の際、言い換えれば、復号化の際
に、圧縮文字列から作成変換テーブルを作成しながら圧
縮文字を伸長する方式である。
【0031】ROM(読み出し専用メモリ)23には、
システムコントロール用等のソフトウェアプログラムが
記録保持されている。RAM(ランダムアクセスメモ
リ)22はCPU21のワーク用RAMである。なお、
圧縮エンジン13及び伸長エンジン14のワーク用RA
Mとしても使用される。
【0032】ホストコンピュータ10から発行されたコ
マンドは、SCSIインタフェース等のホストインタフ
ェース20、バッファコントローラ24及びバス12を
通じてCPU21に送られる。
【0033】CPU21は、このコマンドに対応した処
理を行う。コマンドとしては、例えば、光ディスクドラ
イブ11中の光ディスク(以下、単にディスクともい
う)1にどの程度の記録容量が残っているのかを確認す
るためのリードキャパシティコマンド、ディスク1を初
期化するためのディスクサーティファイコマンド、周知
のリードコマンド、ライトコマンド、ライト&(アン
ド)ベリファイコマンド等がある。
【0034】ディスク1の構成及び光ディスクドライブ
11の全体的な説明をするために、ホストコンピュータ
10からディスクサーティファイコマンドが供給された
場合を例として説明する。なお、ディスクサーティファ
イコマンドによるディスクフォーマットの際には圧縮エ
ンジン13及び伸長エンジン14は何も動作しない。
【0035】ディスクサーティファイコマンドを受け取
ったCPU21は、ディスクサーティファイ処理を行う
ためのデータをROM23から読み出し、バッファコン
トローラ24を通じてデータバッファ25に書き込む。
【0036】図2は、ディスク1のディスクフォーマッ
ト例を示している。半径方向外側(最外周側)から内側
(最内周側)に向かってトラック番号(トラックアドレ
ス)「0」〜「9999」の1万個のトラックが存在し
ている。なお、以下の説明において、必要に応じてトラ
ック番号「○」を単にトラック「○」またはトラックア
ドレス「○」ともいう。
【0037】トラック0〜トラック2及びトラック99
48〜トラック9999は光ディスクドライブ11のC
PU21によってのみ管理されるトラックである。その
中、トラック9948〜トラック9996は後に説明す
るように交替エリアAEであり、トラック0〜トラック
2及びトラック9997〜9999は光ディスクドライ
ブ11が管理するという意味でドライブエリアDEとい
い、残りのトラック3〜トラック9947はユーザエリ
アUEである。
【0038】ドライブエリアDEは、好ましくは非圧縮
のデータで記録される。後に説明するように、リード又
はライト等の処理に対するアクセスの高速化のためであ
る。なお、ユーザエリアUE及び交替エリアAEには、
圧縮エンジン13で圧縮された圧縮データが記録され
る。
【0039】各トラックは、物理セクタ番号「0」〜
「24」のセクタ(必要に応じて物理セクタ0〜24又
は前後の関係から意味が明白な場合には単にセクタ0〜
24ともいう。またセクタアドレスともいう。)を有し
ている。1つのセクタのメモリ容量(データ記録容量)
は2048B(バイト)である。なお、この実施例で
は、ホストコンピュータ10は、100個のセクタ単位
でデータを記録し、又は読み出すようになっている。こ
の意味でこの100個のセクタ分の記録単位、データ記
録容量としては、100個×2kB=200kBをブロ
ックデータという。
【0040】すなわち、この実施例において、ホストコ
ンピュータ10は、この100個のセクタからなる20
0kBのブロックデータ単位でデータを管理するように
なっている。この場合、ホストコンピュータ10は、ユ
ーザエリアUEのトラック3のセクタ0をブロックデー
タの先頭アドレス1番として管理し、以下、100セク
タ毎に、それぞれの先頭アドレスをセクタアドレス10
1、201、……として順に管理することになる。ただ
し、実際上、ユーザエリアUEに記録されているデータ
は圧縮データであるので、ホストコンピュータ10が管
理するブロックデータのアドレスとディスク1上のアド
レスとが一意的に対応しなくなる。この意味で、ホスト
コンピュータ10が管理するアドレスを論理アドレス
(論理セクタアドレス)、光ディスクドライブ11が管
理するアドレスを物理アドレス(物理セクタアドレス)
という。圧縮前のブロックデータの論理アドレスと圧縮
データのブロックデータの物理アドレスの対応関係を容
易に管理することができるようにすることがこの発明の
一つの目的である。
【0041】再び図2において、トラック0のセクタ
0、トラック1のセクタ12、トラック9997のセク
タ0及びトラック9999のセクタ12はDDS(ディ
スクディフィニションストラクチュア)セクタ#0〜#
3である。トラック0のセクタ1、トラック1のセクタ
13、トラック9997のセクタ1及びトラック999
8のセクタ13は、ディスクサーティファイ時における
デフェクトセクタ(欠陥セクタ又はエラーセクタともい
う。)の情報を記録しておくPDL(プライマリーデフ
ェクトリスト)セクタ#0〜#3である。トラック0の
セクタ2、トラック1のセクタ14、トラック9997
のセクタ2及びトラック9998のセクタ14は、ディ
スクサーティファイ時以降における、例えば、ライト&
ベリファイ時におけるデフェクトセクタの情報を記録し
ておくSDL(セカンダリーデフェクトリスト)セクタ
#0〜#3である。
【0042】そこで、ディスクサーティファイコマンド
を受け取ったCPU21は、サーボコントローラ27に
対して、ユーザエリアUEのトラック3のセクタ0から
一定セクタ分までの試しの書き込み指示を行うと同時
に、そのディスクサーティファイを行うためのデータを
データバッファ25からバッファコントローラ24を通
じてドライブインタフェース26に送りだす指示を行
う。そして、同時にドライブインタフェース26にも光
ピックアップ29を通じてのディスク1への書き込み指
示を行う。
【0043】なお、一定セクタ分は、この実施例では、
ホストコンピュータ10が、100個のセクタ単位のブ
ロックデータを管理するようになっているので、この1
00個のセクタ分の記録単位を一定セクタとしてもよ
い。
【0044】そして、図示しないスピンドルモータによ
り回転されるディスク1の上記対象トラック(トラック
3のセクタ0から一定セクタ分)にリニアモータ17を
通じて光ピックアップ29と図示しない磁気ヘッドを移
動させることで、レーザ光Lと磁気ヘッドからの磁界の
相互作用(周知技術)により、上記一定セクタ分に対す
る書き込みが終了する。
【0045】その書き込みが終了した時点で、CPU2
1は、データの流れとしては逆方向になる(ディスク1
からデータバッファ25への流れ)リードコマンドをト
ラック3のセクタ0から上記一定セクタ分について、バ
ッファコントローラ24、ドライブインタフェース26
及びサーボコントローラ27に指示する。
【0046】このリードコマンドに基づくリードの結
果、それら一定セクタ分すべてが正常セクタであれば、
それら一定セクタ分の次のセクタからまた一定セクタ分
のライトとリードを行う。このようにしてリードとライ
トを繰り返し、最終セクタ(交替エリアAEのトラック
9996のセクタ24)まで行う。もし、リード/ライ
ト中、途中でリードエラーが発見された場合には、その
エラーセクタに対して代替されるセクタを交替エリアA
E中のトラック9948のセクタ0から順に割当て、そ
の割当情報をPDLセクタ#1に書き込み登録を行う。
交替エリアAEにデフェクトセクタに記録しようとした
圧縮データが記録される。そして、このディスクサーテ
ィファイの後に上記エラーセクタに対するアクセスが発
生した場合には、このPDLセクタ#1を参照し、交替
セクタにアクセスするようにする。
【0047】CPU21は、ディスク1のユーザエリア
UEと交替エリアAE中の全てのセクタをチェックした
時点で、トラック0、1及びトラック9997、999
8のDDSセクタ#0〜#3、PDLセクタ#0〜#3
及びSDLセクタ#0〜#3にそれぞれ同一の情報を書
き込む(DDSセクタ#0〜#3の内容が同一、PDL
セクタ#0〜#3の内容が同一及びSDLセクタ#0〜
#3の内容が同一の意)。なお、この時点、すなわち、
ディスクサーティファイ処理時点では、SDLセクタ#
0〜#3にはデフェクトセクタの情報は書き込まれな
い。
【0048】このように同一のデータを4箇所に書き込
むようにしているのは、これらDDSセクタ#0〜#
3、PDLセクタ#0〜#3及びSDLセクタ#0〜#
3に記録されるデータのバックアップ(バックアップコ
ピー:データを不慮の事故で損失しないように、同一の
ものを不揮発性メモリ(この場合、MOディスクである
ディスク1)にコピーしておくこと)のためである。
【0049】以上でディスクサーティファイ動作が終了
する。
【0050】図3は、DDSセクタ内の割当内容の一部
を示している。バイト番号0、1の先頭の2バイトは、
その内容がDDSセクタのID(識別部)を示すもので
あり、その2バイトには「0A:BCDの16進表現」
が記録されている。バイト番号2、2047等は予備
(未定義)であり、「00」が記録されている。バイト
番号3には、ディスクサーティファイが行われたかどう
かが記録され、既に済んでいる場合には、「01」が記
録され、未だ行われていない場合には、「02」が記録
される。したがって、ディスクサーティファイ動作の終
了時点で、DDSセクタのバイト番号3の記録データ
が、「02」から「01」に書き換えられることにな
る。
【0051】バイト番号P、P+1、……、P+Qに
は、その記録データ欄に、ホストコンピュータ10から
受け取った圧縮前データの論理アドレスと、ディスク1
のユーザエリアUE及び交替エリアAEに記録される圧
縮データの物理アドレスとを対応させて記録するための
割当対応テーブルFATが配される。この割当対応テー
ブルへのデータの記録は、上記したように非圧縮データ
で記録するようになっている。
【0052】次にこの実施例の要部動作について、RO
M23に記録保持されている記録手順のプログラムのフ
ローチャート、読み出し手順のフローチャート及びDD
Sセクタの割当対応テーブルFATの例をも参照して説
明する。
【0053】図4は、記録手順の説明に供されるフロー
チャートである。図5は、読み出し手順の説明に供され
るフローチャートである。図6は、割当対応テーブルF
ATの例である。
【0054】図4に示す記録手順の説明において、上述
したディスクサーティファイ処理は終了しているものと
する。したがって、光ディスクドライブ11が電源オン
されたときに(ステップS1)、ドライブエリアDE中
のDDSセクタ#0〜#3、PDLセクタ#0〜3及び
SDLセクタ#0〜#3の内容がRAM22に読み込ま
れる(ステップS2)。これによって、以降RAM22
はこれらの読み込み内容についてのキャッシュメモリと
して機能する。
【0055】次に、ホストコンピュータ11から記録要
求、すなわちライトコマンドが発行される(ステップS
3)。次に、ホストコンピュータ11が管理する論理セ
クタアドレスとしてのブロックデータの先頭アドレス4
901(図6参照)からブロックデータの終了アドレス
5100までの200セクタ分の2つのブロックデータ
(圧縮前のデータ)からなる一纏まりのデータがそのホ
ストコンピュータ10から光ディスクドライブ11のデ
ータバッファ25に転送される。この一纏まりのデータ
はこれからホストコンピュータ11がディスク1に記録
しようとするデータである。
【0056】なお、この実施例で1ブロックデータの大
きさは、上述したように、100セクタ分のデータであ
るので、100セクタ×2kB=200kBである。し
たがって、FAT割当対応テーブル上のホストへのデー
タ管理情報欄のブロックデータの先頭アドレス欄(先頭
論理アドレス欄)a、cには、a=4901、c=50
01のブロックデータの先頭アドレスが書き込まれ、ブ
ロックデータの終わりアドレス欄b、dにはそれぞれb
=5000、d=5100のブロックデータの終了アド
レスが書き込まれる。なお、この時点で、この論理アド
レスは、ディスク1のDDSセクタに書き込まれるわけ
ではなく、それが読み出されているRAM22中のDD
Sセクタ中の割当対応テーブルFATに書き込まれる。
割当対応テーブルFATが記録されたRAM22はいわ
ゆるキャッシュメモリとして使用されるわけである。
【0057】次に、この一纏まりの2つのブロックデー
タを1ブロック毎に圧縮エンジン13で圧縮する(ステ
ップS4)。この場合、それぞれのブロックデータが圧
縮比n=2の約2倍に圧縮されたとする。
【0058】このステップS2により圧縮後のデータの
大きさが特定できる。この場合、それぞれ50セクタ分
でそれぞれ100kB分のデータであることになる。
【0059】次に、この圧縮データの記録できる現在空
いている記録エリアを割当対応テーブルFATから捜す
(ステップS5)。なお、ディスク1の使用状況(空き
情報)は割当対応テーブルFAT以外のDDSセクタ上
の他の場所で管理してもよいことはいうまでもない。こ
こでは、ディスク1上でのデータ管理情報の欄の使用状
況、すなわち、図6中、ディスク1上でのデータ管理情
報欄の記録済み物理アドレスから物理セクタ2001〜
2050までの50セクタ及び物理セクタ3561〜4
110までの50セクタが未記録領域であったものとす
る。
【0060】そこで、圧縮後のデータをディスク1上の
ユーザエリアUE中のこれらのセクタに記録する(ステ
ップS6)。
【0061】この場合、RAM22上の割当テーブルF
ATの欄eと欄fに示す物理セクタ2001〜2050
及び欄hと欄iに示す物理セクタ3561〜4110ま
での100セクタのデータはもともと一纏まりのデータ
であるので、割当対応テーブルFAT内のリンク情報欄
gにセクタ2050の次のデータがセクタ3561に記
録されていることを示すリンクセクタ情報「3561」
を書き込んでおく。また、その一纏まりのデータの終わ
りを示す意味でリンクセクタ情報として「FF」をブロ
ックデータの終わりのセクタアドレス4110の次のリ
ンクセクタ情報欄jに記録しておく。このようにして、
RAM22上の割当テーブルFATが作成され又は更新
される(ステップS7)
【0062】なお、欄k〜欄oでは、ホストコンピュー
タ10の論理アドレスとして論理セクタアドレス100
01〜10100までの1ブロックデータの圧縮された
データがディスク1上の物理セクタアドレスである物理
セクタ5001〜5040までに記録されていることが
分かる。この場合、実績圧縮比anはan=2.5であ
る。
【0063】このようにして更新されたRAM22上の
割当テーブルFATの内容がディスク1のDDSセクタ
#0〜#3の割当テーブルFATの位置に記録される
(ステップS8)ことで、一連の記録手順が終了する。
【0064】なお、図6に示した状態では、論理セクタ
アドレス4901〜5100で示される一纏まりのブロ
ックデータがディスク1上では、物理セクタアドレス2
001から始まる50セクタ分のデータと物理セクタア
ドレス3561から始まる50セクタ分のデータにディ
スク1上の位置が分割されて記録されている。
【0065】このようにデータがディスク1上の相互に
離れた位置に分割されて記録されていると、ディスク1
からのデータの読み出しの際にシーク時間が余分にかか
り、結果としてアクセス時間が長くなってしまう。
【0066】そこで、CPU21は、ホストコンピュー
タ10からのアクセスがないときに、割当対応テーブル
FATを参照して、このように、分割されて記録されて
いるブロックデータの記録位置の整理を行うようにす
る。具体的には、例えば、物理セクタアドレス2051
〜2100が空いた場合には、そのアドレスに物理セク
タアドレス3561〜4110の圧縮データを移すよう
にする。また、全く、別のデータの記録位置にその圧縮
データの100セクタ分(2001〜2050の50セ
クタ分と3561〜4110の50セクタ分の合計)を
移すようにしてもよい。このようにしておけば、割当対
応テーブルFATをCPU21が見るときでもアクセス
が容易になる。すなわち、物理セクタアドレス2001
から100セクタ分と指定すれば、論理セクタアドレス
4901〜5100に対する圧縮データの記録アドレス
を指定することができるようになるからである。
【0067】なお、上記実施例において光ディスク1と
しては書換可能な光磁気(MO)ディスクとしている
が、磁気ディスクであるハードディスクにも適用できる
ことはもちろんである。また、追記型の1回だけ書き込
めるWORM(ライトワンスリードマルチプル)ディス
クに適用する場合には、全く別のデータの記録位置に移
す処理を行うことができるが、この処理を行うとデータ
の記録容量の残りが少なくなってしまうので、通常、こ
の処理は行わないが(行ってもよい。)、割当対応テー
ブルFATをディスク1に記録する技術は適用すること
ができる。
【0068】次に、読み出しの手順について説明する。
【0069】光ディスクドライブ11の電源がオン状態
にされたときに(ステップS11)、DDSセクタ#0
〜#3、PDLセクタ#0〜#3及びSDLセクタ#0
〜#3がRAM22中に読み込まれる。したがって、こ
のとき、割当対応テーブルFATもRAM22中に読み
込まれることになる(ステップS12)。
【0070】次に、ホストコンピュータ10から読み出
し要求、すなわち、リードコマンドが発行された場合に
は(ステップS13)、RAM22内の割当対応テーブ
ルFATを参照して(ステップS14)、その割当テー
ブルFATにより読み出し要求に係る論理アドレスを物
理アドレスに変換する(ステップS15)。
【0071】具体的に説明する。ホストコンピュータ1
0が管理する論理セクタアドレス4901から200セ
クタ分の一纏まりのデータのリードコマンドが発行され
た場合に、CPU21はRAM22内の割当対応テーブ
ルFATを参照して、その論理セクタアドレス4901
から200セクタ分の一纏まりのデータの論理アドレス
を、ディスク1上に記録されている物理セクタアドレス
2001から50セクタ分及び物理セクタアドレス35
61から50セクタ分を表す物理アドレスに変換する。
【0072】そして、この物理アドレスに基づいて、ま
ず、ディスク1の物理セクタアドレス2001から50
セクタ分に記録されている圧縮データを光ピックアップ
29で読み出し、それを伸長エンジン14により圧縮デ
ータを伸長する。伸長データ、言い換えれば、圧縮前の
データに対応するデータを、一旦、データバッファ25
に格納する。次に、残りの物理セクタアドレス3556
1から50セクタ分の圧縮データを同様に伸長してデー
タバッファ25に格納する(ステップS16、S1
7)。
【0073】このデータバッファ25に格納した圧縮前
データに対応するデータを一纏まりのデータとしてバッ
ファコントローラ24、ホストインタフェース20を通
じてホストコンピュータ10に転送する(ステップS1
8)。以上で読み出しの手順が終了する。
【0074】次に他の実施例について説明する。
【0075】ホストコンピュータ10からディスク1上
の残りのデータ記録容量を確認するリードキャパシティ
コマンドが発行された場合、通常、CPU21は、予め
分かっているユーザエリアUEの全データ記録サイズ
{これは、例えば、プリピットとしでディスク1上の適
当なエリアに予め記録されているデータ(ユーザエリア
UEのトラック数とトラック当たりのセクタ数)から算
出できる。}からRAM22中の割当対応テーブルFA
Tのディスク上でのデータ管理情報欄を参照した使用済
み物理セクタアドレスを差し引くことにより、残りの、
言い換えれば、未記録の物理データ記録容量(X[k
B]とし、以下、単にXkBとする。)を算出すること
ができる。
【0076】そして、予想圧縮率nf×残りの物理デー
タ記録容量X=残りの論理データ記録容量Y、の計算を
行って、計算結果の残りの論理データ記録容量YをY=
nf・XkBとしてホストコンピュータ10に知らせ
る。
【0077】これにより、ホストコンピュータ10は、
現時点では、最大限、この残りの論理データ記録容量Y
分のデータをディスク1に記録することができると認識
できる。この実施例では、予想圧縮率nfはnf=2と
されている。
【0078】しかしながら、非損失型のデータ圧縮技術
においては、データ圧縮率は一定ではなく、圧縮した後
でなければ正確なデータ圧縮率が判明しないため、(n
f・X=Y)でディスク1上の残りのデータ記録容量を
管理していた場合、ホストコンピュータ10が、例え
ば、残りの最大限の圧縮前のデータYと同容量(同サイ
ズ)のデータを光ディスクドライブ11に転送してきた
場合、このデータの実績圧縮率afが予想圧縮率nf未
満の値であった場合には、転送されてきた圧縮前のデー
タの全てをディスク1に記録することができなくなると
いう事態が発生する。
【0079】そこで、これを回避するために、予想圧縮
率nfより実績圧縮率afが小さくなった場合で、圧縮
後のデータのサイズが残りの物理的なデータ記録容量X
以上のときに、この圧縮後にあふれてしまうデータを記
録するための特別の記録エリアを予めディスク1上に設
けておく。この特別の記録エリアは、例えば、ユーザエ
リアUEの最後トラック9947のセクタ24から前に
100セクタ分もどった記録エリアとする。この100
セクタ分は、CPU1が残りの論理データ記録容量Yを
計算するときに残りの物理データ記録容量Xから差し引
いておく、ホストコンピュータ10には、隠しておく記
録エリア(容量)である。
【0080】なお、通常、交替エリアAEは、ユーザエ
リアUEが全て使用された場合においても、なお、十分
にエリアが残っているように設計されているので、上記
隠しておく記録エリアをこの余っている交替エリアAE
としてもよい。このようにすれば、ユーザエリアUEの
記録容量が小さくなることがなくなる。
【0081】また、転送されてきた圧縮前のデータYの
全てをディスク1に記録することができなくなるという
事態を回避するための他の技術として、ホストコンピュ
ータ10からリードキャパシティのコマンドが発行され
た場合、ディスク1上の物理的な未記録データ記録容量
の減少に対応して予想圧縮率nfを小さくした見かけ上
の論理データ記録容量をホストコンピュータ10に報告
するようにしてもよい。
【0082】図7は、これを説明するために描いたもの
で、物理的な未記録データ容量Yが最大記録容量から一
定値までは予想圧縮率nfをnf=2とし、その一定値
から物理的な未記録データ容量0に向かって予想圧縮率
nfを徐々に小さくするようにしている。例えば、物理
的な未記録データ容量Yが10MB残っている場合に
は、ホストコンピュータ10に対して20MB残ってい
ると報告するが、1MBしか残っていない場合には、
1.5MB残っていると報告することが考えられる。こ
のようにすれば、ホストコンピュータ10から残りの未
記録データ容量Yの最大限のデータが送られた場合にも
圧縮後のデータが光ディスクドライブ11からあふれて
しまう確率を小さくすることができる。
【0083】なお、予想圧縮率nfの値は、実績圧縮率
afを記憶しておいて、次回のアクセスの際にはこの記
憶しておいた実績圧縮率afに置き換えてもよいことは
勿論である。その意味で予想圧縮率nfについてもディ
スク1のDDSセクタに記録しておいてこれを更新する
ように制御してもよい。
【0084】なお、この発明は上記の実施例に限らずこ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、第1のこの発明に
よれば、データ圧縮手段により非損失で圧縮された圧縮
データをディスクに記録するに際し、ホストから受け取
った圧縮前データの論理アドレスと、ディスクに記録さ
れる圧縮後データの物理アドレスとを対応させた割当対
応テーブルを上記ディスク上に記録するようにしてい
る。これにより、ホストコンピュータからの論理アドレ
スを、この割当対応テーブルの内容を参照することによ
り、ディスクドライブが管理するディスク上の物理アド
レスに容易に変換することができる。したがって、ディ
スクドライブ上でのデータ圧縮機能が効率的に運用でき
るようになり、かつデータ圧縮率が一定でない圧縮デー
タの効率的な管理が可能になるという効果が達成され
る。
【0086】第2のこの発明によれば、割当対応テーブ
ルの内容を非圧縮データで記録しておくようにしてい
る。したがって、割当対応テーブルの内容を読み出して
短時間で理解することができる。言い換えれば、アクセ
スの高速化に資することができるという効果が得られ
る。
【0087】第3のこの発明によれば、ドライブ本体に
おける予想圧縮率より実績圧縮率が小さくなった場合
で、圧縮後のデータのサイズが残りのデータ記録容量以
上のときにのみ、この圧縮後のデータを記録するための
特別の記録エリアを予めディスク上に設けておくように
している。したがって、圧縮率が予想より小さい場合に
もデータを失う可能性がほとんどないという効果が得ら
れる。
【0088】第4のこの発明によれば、上記特別の記録
エリアを交替エリアとしている。したがって、ディスク
を効率よく使用することができるという効果が達成され
る。
【0089】第5のこの発明によれば、上記ホストから
のアクセスがない場合に、上記割当対応テーブルを利用
して、書換可能なディスクに記録されている圧縮データ
の記録位置の整理を行うようにしている。このようにす
れば、この後のアクセスの高速化が図れるという効果が
得られる。
【0090】第6のこの発明によれば、ホストからディ
スク上の残りのデータ記録容量の確認コマンドが発行さ
れた場合、ディスク上の未記録データ記録容量の減少に
対応して予想圧縮率を小さくした見かけ上のデータ記録
容量をホストに報告するようにしている。したがって、
圧縮率が予想より小さい場合にもデータを失う可能性が
ほとんどないという効果が得られる。
【0091】第7のこの発明によるディスクには、ホス
トから受け取った圧縮前データの論理アドレスと、上記
ディスクに記録される圧縮後データの物理アドレスとを
対応させた割当対応テーブルが記録されている。したが
って、記録される圧縮データの効率的な管理が可能とな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ディスクの記録フォーマットの例を示す線図で
ある。
【図3】DDSセクタの記録内容の説明に供される線図
である。
【図4】割当対応テーブルの作成の説明に供されるフロ
ーチャートである。
【図5】割当対応テーブルの使用の説明に供されるフロ
ーチャートである。
【図6】割当対応テーブルの内容を示す線図である。
【図7】他の実施例の動作説明に供される線図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 10 ホストコンピュータ 11 光ディスクドライブ 13 圧縮エンジン 14 伸長エンジン FAT 割当対応テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから供給される圧縮前データを非
    損失圧縮技術により圧縮データに変換するデータ圧縮手
    段と、 この圧縮データをディスクに記録するに際し、上記ホス
    トから受け取った圧縮前データの論理アドレスと、上記
    ディスクに記録される圧縮後データの物理アドレスとを
    対応させた割当対応テーブルを上記ディスク上に記録す
    るようにしたことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 上記割当対応テーブルの内容は非圧縮デ
    ータで記録しておくことを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 ドライブ本体における予想圧縮率より実
    績圧縮率が小さくなった場合で、圧縮後のデータのサイ
    ズが残りのデータ記録容量以上のときにのみ、この圧縮
    後のデータを記録するための特別の記録エリアを予めデ
    ィスク上に設けておくことを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 上記特別の記録エリアを交替エリアとし
    たことを特徴とする請求項3記載のディスクドライブ装
    置。
  5. 【請求項5】 ディスクが書換可能なディスクであっ
    て、上記ホストからのアクセスがない場合に、すでにデ
    ィスクに記録されている圧縮データの記録位置の整理
    を、上記割当対応テーブルを利用して行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデ
    ィスクドライブ装置。
  6. 【請求項6】 ホストからディスク上の残りのデータ記
    録容量の確認コマンドが発行された場合、ディスク上の
    未記録データ記録容量の減少に対応して予想圧縮率を小
    さくした見かけ上のデータ記録容量をホストに報告する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載のディスクドライブ装置
  7. 【請求項7】 ホストから受け取った圧縮前データの論
    理アドレスと、ディスクに記録される圧縮後データの物
    理アドレスとを対応させた割当対応テーブルが記録され
    ているディスク。
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