JPH07253460A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

Info

Publication number
JPH07253460A
JPH07253460A JP6068120A JP6812094A JPH07253460A JP H07253460 A JPH07253460 A JP H07253460A JP 6068120 A JP6068120 A JP 6068120A JP 6812094 A JP6812094 A JP 6812094A JP H07253460 A JPH07253460 A JP H07253460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
distance measuring
measuring device
obstacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6068120A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Takahama
昭夫 高浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6068120A priority Critical patent/JPH07253460A/ja
Publication of JPH07253460A publication Critical patent/JPH07253460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単・廉価に、複数の光源又は複数の受光素
子を使用せずに、複数方向の障害物を検知し距離を測定
することができる距離測定装置を提供する。 【構成】 光源1から出射した光は送信光学系6、24
から複数の送信方向に分割して送信され、又は障害物か
ら反射した光は受光光学系34、15で複数の受信方向
から受信される。複数の方向の障害物が検知され、障害
物までの距離が測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、距離測定装置に関する
ものである。更に詳しくはレーザレーダを用いた主とし
て車両や移動ロボット等に搭載するの距離測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車はその安全性が非常に重要
な要素となり、安全性に関する種々の技術が開発されて
いる。このような自動車の安全性に関する重要な技術の
一つとして、車両用の距離測定装置がこれまで種々提案
されている。車両用の距離測定装置は、自動車の前方部
に搭載され、レーザレーダからの光束を前方に射出し、
自車の前方を走行する自動車などの障害物を検出し、か
つその障害物までの距離を測定して、運転手に知らせる
ものである。
【0003】図6は特開昭61−259185号公報に
開示された従来の車両用の距離測定装置を示したもの
で、パルス発生器1からの光源駆動用のパルス信号S1
は、パルス増幅器2を介して複数の光源3、4、5に送
出される。この光源駆動パルス信号S1に応じて、各光
源3、4、5から出射されたレーザ光は、送信レンズ6
及び保護ガラス7を透過して出力光束8、9、10とし
て送信される。出力光束8、9、10は、前方に位置す
る自動車等の障害物で反射すると、その一部の反射光束
11、12、13は、保護ガラス14を介し受信レンズ
15で集光され、夫々受光素子16、17、18に入射
し、ここで電気信号に変換される。
【0004】スイッチ19はマイクロコンピュータ(不
図示)からの制御信号S2により、受光素子16、1
7、18から出力する電気信号のいずれかを選択し、選
択された電気信号S3は増幅器20に入力する。増幅器
20で増幅された増幅器出力信号S4は時間差測定回路
21に入力する。時間差測定回路21には光源駆動信号
S1及びクロック発生器22からのクロックパルスS5
が入力し、障害物の存否を検出し、且つ光の送信タイミ
ングと受信タイミングの差から障害物までの往復時間を
計測して障害物までの距離が求められる。このようにし
て、複数の光源3、4、5及び複数の受光素子16、1
7、18の使用によって、自車の前方の直前のみなら
ず、その左右に存在する障害物をも検出することができ
る。
【0005】一方、このような車両用の距離測定装置
は、その性質上高い信頼性が要求されるため、外部から
のノイズの影響を受けない所に設置される必要がある。
そこで、エンジンルームのイグニッション系から発生さ
れる電気ノイズの影響を避けるために、距離測定装置を
光学系と電気系とを分離し、この光学系のみエンジンル
ーム近傍に搭載し、電気系は電気ノイズの少ない車室内
に設置して、その間を光ファイバで結合することが行わ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の距離測定装置では、光源として高価格な半導体レー
ザを複数本使用し、かつ受光素子も光源と同数使用する
構成であるため、装置全体としても極めて高価格となる
といった問題がある。
【0007】更に、電気ノイズの影響を避ける為に、距
離測定装置を光ファイバによって電気系と光学系とに分
離する場合には、光ファイバは光源の本数と受光素子の
個数との合計分必要となり、これも価格上昇の要因とな
っていた。
【0008】そこで、本発明はこのような状況に鑑み、
簡単・廉価に、複数の光源又は複数の受光素子を使用せ
ずに複数方向の障害物を検知し距離を測定することがで
き、併せて容易に光学系と電気系とを分離して設置する
ことが可能な距離測定装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、光源と、前記光源からの光束を障害物に向けて放
射する送信光学系と、前記障害物で反射された光束を集
光する受信光学系と、この集光された光束を受光し、受
信信号を発生する受光部とを具備し、前記受信信号に基
づき前記障害物の有無を検知すると共に、前記光束の放
射から前記反射光の受光までの時間間隔を測定して前記
障害物までの距離を測定する距離測定装置において、前
記送信光学系の前方に配置され、前記送信光学系を透過
した前記光束を互いに異なった方向に向かう複数の光束
に分割する分割光学素子を具備することを特徴とするも
のである。
【0010】この構成にあっては、以下の構成が好まし
い。即ち、前記距離測定装置は車両の前部に搭載され、
前記光源からの光束を前記送信光学系に導くように前記
光源と前記送信光学系との間に配置された光ファイバを
更に具備することが好ましい。また、前記分割光学素子
は前記光束を前記複数の光束に分割する複数のプリズム
面を有する保護カバーであり、前記保護カバーは前記車
両の前方から飛散し前記送信光学系に付着し得る汚染物
を遮断することが好ましい。更に、前記分割光学素子は
互いに反射方向が異なる複数の反射鏡から構成されるこ
とが好ましい。また、前記受信光学系の前方に配置さ
れ、互いに異なった複数の方向から前記受信光学系に向
かう複数の前記反射光束を互いにほぼ平行な光束に変換
して前記受信光学系に入射させる合成光学素子を更に具
備することが好ましい。
【0011】請求項6に記載された発明は、光源と、こ
の光源からの光束を障害物に向けて放射する送信光学系
と、前記障害物で反射された光束を集光する受信光学系
と、この集光された光束を受光し、受信信号を発生する
受光部とを具備し、前記受信信号に基づき前記障害物の
有無を検知すると共に、前記光束の放射から前記反射光
束の受光までの時間間隔を測定して前記障害物までの距
離を測定する距離測定装置において、前記受信光学系の
前方に配置され、互いに異なった複数の方向から前記受
信光学系に向かう複数の前記反射光束を互いにほぼ平行
な光束に変換して前記受信光学系に入射させる合成光学
素子を具備することを特徴とするものである。
【0012】この構成にあっては、以下の構成が好まし
い。即ち、前記距離測定装置は車両の前部に搭載され、
前記受信光学系からの光束を前記受光部に導くように
前記受信光学系と前記受光部との間に配置された光ファ
イバを更に具備することが好ましい。前記合成光学素子
は複数のプリズム面を有する前記送信光学系用の保護カ
バーであり、前記保護カバーは前記送信光学系に付着し
得る汚染物を遮断することが好ましい。更に、前記合成
光学素子は互いに反射方向が異なる複数の反射鏡から構
成されることが好ましい。
【0013】
【作用】請求項1に記載された発明では、光源から出射
した光束は、送信光学系を通過した後に分割光学素子に
よって互いに異なった方向に分割される。障害物で反射
された光束は受信光学系で集光されて受光部に入射す
る。こうして、単一の光源であっても、光束を複数の方
向に放出することができ、広範囲の障害物を検出するこ
とができる。請求項6に記載された発明では、光源から
の光束は送信光学系によって障害物に向けて放射され
る。或る障害物から反射された光束は、或る方向から合
成光学素子に入射し、また別の障害物から反射された光
束は、別の方向から合成光学素子に入射する。これらの
反射光束は合成光学素子によって互いにほぼ平行な光束
に変換され、受信光学系に入射する。こうして、複数の
方向からの反射光束は、合成光学素子によって互いに平
行な光束に変換されて受信光学系に入射するため、単一
の受光素子によって複数方向のからの反射光束を受光す
ることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である自動車用の
距離測定装置を示したものであり、パルス発生器1は光
源駆動用パルス信号S1をパルス増幅器2を介して光源
23及び時間差測定回路21に送出する。この光源23
は光源駆動用パルス信号S1に応じてパルス状のレーザ
光を出射する。光源23は送信レンズ6の焦点位置に配
置され、この送信レンズ6は光源23からのレーザ光を
平行光束に変換する。
【0015】送信レンズ6の前方には、分割光学素子を
構成する送信プリズム24が配置され、この送信プリズ
ム24は送信レンズ6からの平行光束を三つの異なった
方向の光束8、9、10に分割する。送信プリズム24
の形状について詳述すると、送信レンズ6に面した表面
24aは単一平面であり、裏面24bは三つの平面24
c、24d、24eから形成されている。この平面24
dは表面24aと平行であり、従って平面24dを通過
する光束9は、送信レンズ6の光軸に平行に直進する。
また、残りの平面24c、24eは、平面24dに対し
て傾斜しており、この傾斜によって光束8、10を送信
レンズ6の光軸から遠ざかるように屈折させる。なお、
送信プリズム24は、上述の光束分割機能の他に、送信
レンズ6用の保護カバーとしての機能を有し、自動車の
前方から送信レンズ6に向かって飛散した汚染物を遮断
する。
【0016】保護ガラス14の背後には受信レンズ15
が配置され、この受信レンズ15は障害物から反射され
た反射光束11、12、13を受光素子16、17、1
8に集光する。受光素子16、17、18は反射光束1
1、12、13を光電変換して信号S3を出力す。これ
らの受光素子16、17、18の数は送信プリズム24
の光束分割数、即ち本実施例では3個に一致している。
スイッチ19はマイクロコンピュータ(不図示)からの
制御信号S2により、受光素子16、17、18のいず
れかを選択するスイッチである。
【0017】増幅器20は信号S3を受けて、増幅器出
力信号S4を出力し、発振器22はクロックパルスS5
を出力する。また、時間差測定回路21は光源駆動信号
S1、増幅器出力信号S4及びクロックパルスS5を受
け、光源駆動信号S1と増幅器出力信号S4との入力す
る時間差を測定する。
【0018】次に動作について説明する。パルス発生器
1からの光源駆動用パルス信号S1に応じて、光源23
はパルス状のレーザ光を出射し、このレーザ光は送信レ
ンズ6により平行光束に変換されて送信プリズム24に
入射する。送信プリズム24はこの平行光束を互いに送
信方向の異なる3本の平行光束8、9、10に分割す
る。これらの出力光8、9、10は障害物で反射する
と、その一部の反射光11、12、13が保護ガラス1
4を介して受信レンズ15に入射し、受光素子16、1
7、18に夫々集光される。
【0019】スイッチ19はマイクロコンピュータ(不
図示)からの制御信号S2により、受光素子16、1
7、18のいずれかを選択する。受光素子16が選択さ
れた場合は、受光素子16から出力する信号S3が増幅
器20に入力し、増幅器20から増幅器出力信号S4が
出力される。その他の受光素子17、18のいずれかが
選択された場合は、それぞれ受光素子17、18から出
力する信号S3が増幅器20に入力する。増幅器20は
信号S3を増幅して増幅器出力信号S4を時間差測定回
路21に出力する。時間差測定回路21には光源駆動信
号S1、増幅器出力信号S4及びクロックパルスS5が
入力し、光源駆動信号S1及び増幅器出力信号S4のそ
れぞれの立ち上がりの間のパルス数を計数して両信号間
の入力時間差を求め、演算回路で時間差から測距値を演
算する。スイッチ19により切り換えられた受信方向ご
とに、得られた測距値は表示部(不図示)に表示され、
又障害物が検知されないときは、障害物が検知されな
い、と表示される。
【0020】本実施例において送信プリズム24は自身
への入射光束を3光束に分割したが、この分割数は任意
に選定することができる。また、個々の面24c、24
d、14eの頂角及び互いの境界と光源の位置とを適切
に設定し、距離測定装置の使用目的、使用状況等に適合
した検知角範囲を設定し、且つ、たとえば光量が少なく
てよい方向には、分割面の面積を比較的小さく設定して
分配される光量を少なくするなどのように、光の強度を
適切に各光束に分配することができる。本実施例におい
ては、送信プリズム24を構成する複数のプリズムはそ
れぞれの頂角の稜が平行であり、複数の出力光が一平面
上に送信されるが、それぞれの頂角の稜を平行でなくす
ると、複数の出力光を一平面上でなく送信することがで
きる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について図2
により説明する。この第2の実施例は、受信レンズ15
用の保護カバーとして受信プリズム34を使用すると共
にこれに伴い単一の受光素子35を使用した点の除き、
図6に示した距離測定装置と同一である。
【0022】合成光学素子を構成する受信プリズム34
は受信レンズ15の前方に配置され、この受信プリズム
34は第1の実施例の送信プリズム24と同様の形状を
有する。即ち、受信プリズム34の障害物に面する第1
面34aは面34c、面34d、面34eの3平面か
ら、又第2面34bは1平面で形成されている。第1面
34aと面34c、面34d、面34eとがなす傾斜角
度、即ちプリズムの頂角は互いに異なる角度であり、受
信プリズム34は、頂角は互いに頂角の異なる3個のプ
リズムが合成されたものである。受信プリズム34の複
数の面34c、面34d、面34eの数は、半導体レー
ザアレイを形成している光源3、4、5の数に対応した
3である。このような形状の受信プリズム34は、互い
に異なった角度で入射する障害物からの反射光束31、
32、33を受信レンズ15の光軸に平行な光束に変換
する。
【0023】次に動作について説明する。パルス発生器
1から出力するパルス列が点灯トリガとなって、光源駆
動信号S1がスイッチ19及び時間差測定回路21に出
力される。スイッチ19がマイクロコンピュータ(不図
示)からの制御信号S2により光源3を選択すると、光
源3からレーザ光が出射し、送信レンズ6から保護ガラ
ス7を介し出力光8が送信される。出力光8の送信方向
に障害物が存在し、反射するとその一部は反射光31と
して受信プリズム34に入射する。反射光31は面34
cと面34bの形成する頂角に従って偏向し、受信レン
ズ15に入射して、受光素子35に集光される。受光素
子35から信号S3が出力し、信号S3に基づきその受
信方向の障害物の存否が検知され、距離が測定される。
【0024】同様に、他の光源4、5がスイッチ19で
選択されると、それぞれ出力光9、10が送信され、そ
れぞれ当該の受信方向から反射光32、33が受信され
て障害物の存否が検知され、距離が測定される。このよ
うにして、各光源3、4、5の送信方向ごとに障害物の
存否が検知され、且つ障害物までの距離が測定されて、
表示部(不図示)に表示される。
【0025】以上の第1及び第2の実施例の送信プリズ
ム24及び受信プリズム34は、送信レンズ6及び受信
レンズ15側の面が単一平面で、その反対側の面に傾斜
面、即ちプリズム面が形成されていたが、これを逆にす
ることもできる。即ち、送信レンズ及び受信レンズ側の
面に複数の傾斜面を形成し、障害物側の面を単一平面に
することもできる。更には、両方の面に複数の傾斜面を
形成することもできる。なお、送信プリズム24及び受
信プリズム34は、前述のように夫々送信レンズ6及び
受信レンズ15の保護カバーとしての機能をも有するの
で、送信プリズム24及び受信プリズム34に土砂や油
などの異物が付着した時の送信プリズム24及び受信プ
リズム34の洗浄を考慮した場合には、障害物側を単一
平面とした場合にはその洗浄が容易となる。
【0026】更に、第3の実施例について図3により説
明する。この第3の実施例は、送信レンズ6と受信レン
ズ15との夫々に送信プリズム24及び受信プリズム3
4を配置した例である。従って、この例では、光源23
と受光素子35とを共に単一とすることができる。
【0027】更に、第4の実施例について図4により説
明する。光源23の発光面には光ファイバ37の端面3
7aが対向して配置され、光ファイバ37の他の端面3
7bの位置は、送信レンズ6の焦点の位置に配置されて
いる。光源23から出射したレーザ光は光ファイバ37
の端面37aに入射し、光ファイバ37の他の端面37
bから出射する。端面37bから出射したレーザ光は送
信レンズ6を介して、送信プリズム24から出力光8、
9、10として出射する。出力光8、9、10が障害物
から反射した光11、12、13を受信して、障害物を
検知し、障害物までの距離を求める。
【0028】本実施例によれば、1本の光ファイバ37
のみを使用して、例えば、光源23及び各種回路を含む
電気系(不図示)を車室内に設置し、送信レンズ6及び
送信プリズム24をエンジンルーム近傍に搭載すること
ができる。又、図4の実施例では送信光学系側だけに光
ファイバを設けたが、受信光学系側も類似の構成で光フ
ァイバを配置できる場合、受信光学系からの光を受光素
子と受光レンズの間に光ファイバを配置して、両者の間
の距離を大きくすることができる。
【0029】更に、第5の実施例について図5により説
明する。送信レンズ6の前方には送信ミラー41が配置
され、この送信ミラー41は、互いに傾斜された三つの
ミラー面41a、41b、41cから形成され、ミラー
面41a、41b、41cは互に所定の角度で交差し
て、入射光を互いに異なる方向に反射する。受信レンズ
15の前方には受信ミラー42が配置され、この受信ミ
ラー42は1枚構成の平面ミラーである。
【0030】次に動作について説明する。光源23から
出射したレーザ光は送信レンズ6により収束されて平行
な光束として送信ミラー41に入射し、送信ミラー41
の面41a、41b、41cから、互いに送信方向の異
なる3本の光束の出力光8、9、10として出射する。
出力光8、9、10が障害物に投射され、その反射した
反射光11、12、13は互いに異なるそれぞれの受信
方向から受信ミラー42に入射し、受信ミラー42で互
いに異なる方向に反射し、それぞれ受信レンズ15を介
して受光素子16、17、18に集光する。
【0031】尚、この第5の実施例の受信ミラー42
は、送信ミラー41と同様に複数のミラー面を有するよ
うに構成することもでき、これによって第3実施例と同
様に受光素子を単一にすることができる。
【0032】各実施例において、プリズム又はミラーを
形成する面は、平面に限定されるものではなく、曲面と
して、それぞれ自体が収束又は発散機能を有するもので
もよい。この場合、送信光学系と分割光学素子とを合体
して1個の素子とすることが可能であり、又は受信光学
系と合成光学素子とを合体して1個の素子とすることが
可能である。
【0033】又、上述の実施例は自動車搭載用の距離測
定装置であったが、本発明は、それに限らず鉄道車両や
搬送ロボットなどにも搭載することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載された発明によ
れば、前記送信光学系の前方に配置され、前記送信光学
系を通過した前記光束を互いに異なった方向に向かう複
数の光束に分割する分割光学素子を具備するため、複数
の光源を使用することなく複数方向に存在する障害物を
検知し、且つ距離を測定することができ、装置の構成が
非常に簡単になり、コストの低減を図ることができる。
本発明の請求項6に記載された発明によれば、受信光学
系の前方に配置され、互いに異なった複数の方向から前
記受信光学系に向かう複数の前記反射光束を互いにほぼ
平行な光束に変換して前記受信光学系に入射させる合成
光学素子を具備するため、複数の受光素子を使用するこ
となく複数方向に存在する障害物を検知し、且つ距離を
測定することができ、装置の構成が非常に簡単になり、
コストの低減を図ることができる。従って両者を併せ
て、送信光学系と受信光学系の両方に分割光学素子を設
ければ、さらに構成が簡単でコスト低減ができる。併せ
て、光源と送信光学系との間、又は受信光学系と受光素
子との間の光の伝送が少数の光ファイバで可能となるか
ら、光源と送信光学系又は受信光学系と受光素子との間
の距離距離を長くとって設定し、雑音による性能の低下
を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図2】本発明の他の実施例のブロック構成図。
【図3】本発明の第3の実施例のブロック構成図。
【図4】本発明の第4の実施例のブロック構成図。
【図5】本発明の第5の実施例のブロック構成図。
【図6】従来例のブロック構成図。
【符号の説明】 1・・・・パルス発生器 2・・・・パルス増幅器 3、4、5、23・・・・光源 6・・・・送信レンズ 7、14・・・・保護ガラス 8、9、10・・・・出力光 11、12、13、31、32、33・・・・反射光 15・・・・受信レンズ 16、17、18、35・・・・受光素子 20・・・・増幅器 21・・・・時間差測定回路 22・・・・クロック発生器4 24・・・・送信プリズム 34・・・・受信プリズム 37・・・・光ファイバ 41・・・・送信ミラー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源からの光束を障害物に向
    けて放射する送信光学系と、前記障害物で反射された光
    束を集光する受信光学系と、この集光された光束を受光
    し、受信信号を発生する受光部とを具備し、前記受信信
    号に基づき前記障害物の有無を検知すると共に、前記光
    束の放射から前記反射光の受光までの時間間隔を測定し
    て前記障害物までの距離を測定する距離測定装置におい
    て、前記送信光学系の前方に配置され、前記送信光学系
    を通過した前記光束を互いに異なった方向に向かう複数
    の光束に分割する分割光学素子を具備することを特徴と
    する距離測定装置。
  2. 【請求項2】前記距離測定装置は車両の前部に搭載さ
    れ、前記光源からの光束を前記送信光学系に導くように
    前記光源と前記送信光学系との間に配置された光ファイ
    バを更に具備することを特徴とする請求項1に記載の距
    離測定装置。
  3. 【請求項3】前記分割光学素子は前記光束を前記複数の
    光束に分割する複数のプリズム面を有する保護カバーで
    あり、前記保護カバーは前記車両の前方から飛散し前記
    送信光学系に付着し得る汚染物を遮断することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】前記分割光学素子は互いに反射方向が異な
    る複数の反射鏡から構成されることを特徴とする請求項
    1に記載の距離測定装置。
  5. 【請求項5】前記受信光学系の前方に配置され、互いに
    異なった複数の方向から前記受信光学系に向かう複数の
    前記反射光束を互いにほぼ平行な光束に変換して前記受
    信光学系に入射させる合成光学素子を更に具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  6. 【請求項6】光源と、この光源からの光束を障害物に向
    けて放射する送信光学系と、前記障害物で反射された光
    束を集光する受信光学系と、この集光された光束を受光
    し、受信信号を発生する受光部とを具備し、前記受信信
    号に基づき前記障害物の有無を検知すると共に、前記光
    束の放射から前記反射光束の受光までの時間間隔を測定
    して前記障害物までの距離を測定する距離測定装置にお
    いて、前記受信光学系の前方に配置され、互いに異なっ
    た複数の方向から前記受信光学系に向かう複数の前記反
    射光束を互いにほぼ平行な光束に変換して前記受信光学
    系に入射させる合成光学素子を具備することを特徴とす
    る距離測定装置。
  7. 【請求項7】前記距離測定装置は車両の前部に搭載さ
    れ、 前記受信光学系からの光束を前記受光部に導くように前
    記受信光学系と前記受光部との間に配置された光ファイ
    バを更に具備することを特徴とする請求項6に記載の距
    離測定装置。
  8. 【請求項8】前記合成光学素子は複数のプリズム面を有
    する前記受信光学系用の保護カバーであり、前記保護カ
    バーは前記送信光学系に付着し得る汚染物を遮断するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の距離測定装置。
  9. 【請求項9】前記合成光学素子は互いに反射方向が異な
    る複数の反射鏡から構成されることを特徴とする請求項
    6に記載の距離測定装置。
JP6068120A 1994-03-14 1994-03-14 距離測定装置 Pending JPH07253460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6068120A JPH07253460A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 距離測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6068120A JPH07253460A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 距離測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07253460A true JPH07253460A (ja) 1995-10-03

Family

ID=13364574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6068120A Pending JPH07253460A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 距離測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07253460A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0919829A2 (en) * 1997-11-27 1999-06-02 Olympus Optical Co., Ltd. Distance measuring apparatus
KR100407881B1 (ko) * 2000-11-23 2003-12-01 한국과학기술원 회절 격자를 이용한 광 삼각법 변위 센서
JPWO2004068175A1 (ja) * 2003-01-31 2006-05-25 オプテックス株式会社 物体検知装置
JP2009103529A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Denso Corp レーザビーム照射装置
JP2010271306A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 距離画像センサ
JP2012173099A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp レーザレーダ装置
JP2012211831A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
JP2012215521A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Denso Corp レーザレーダ装置
JP2013508963A (ja) * 2009-10-22 2013-03-07 エム−ソルヴ・リミテッド 薄膜デバイスを個別のセルに分割するための方法および装置
JP2014071027A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
CN104296035A (zh) * 2013-07-16 2015-01-21 现代自动车株式会社 车用引导灯装置
WO2017010176A1 (ja) * 2015-07-14 2017-01-19 コニカミノルタ株式会社 レーザレーダ装置
JP2017129573A (ja) * 2015-12-15 2017-07-27 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
JP2017532543A (ja) * 2014-09-09 2017-11-02 レッダーテック インコーポレイテッド 検出ゾーンの離散化
JP2018197742A (ja) * 2017-04-10 2018-12-13 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
JP2019509474A (ja) * 2016-01-31 2019-04-04 ベロダイン ライダー, インク. 遠視野において重なり合う照射を有するlidarに基づく三次元撮像
CN109581529A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 欧姆龙株式会社 操作光幕排列的方法及光幕排列
JP2020527724A (ja) * 2017-07-28 2020-09-10 オプシス テック リミテッド 小角度発散を伴うvcselアレイlidar送信機
US11320538B2 (en) 2019-04-09 2022-05-03 OPSYS Tech Ltd. Solid-state LIDAR transmitter with laser control
WO2022209785A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 株式会社小糸製作所 測定装置
US11513195B2 (en) 2019-06-10 2022-11-29 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe long-range solid-state LIDAR system
US11762068B2 (en) 2016-04-22 2023-09-19 OPSYS Tech Ltd. Multi-wavelength LIDAR system
US11802943B2 (en) 2017-11-15 2023-10-31 OPSYS Tech Ltd. Noise adaptive solid-state LIDAR system
US11846728B2 (en) 2019-05-30 2023-12-19 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe long-range LIDAR system using actuator
US11906663B2 (en) 2018-04-01 2024-02-20 OPSYS Tech Ltd. Noise adaptive solid-state LIDAR system
US11927694B2 (en) 2017-03-13 2024-03-12 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe scanning LIDAR system

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0919829A3 (en) * 1997-11-27 1999-11-24 Olympus Optical Co., Ltd. Distance measuring apparatus
US6141085A (en) * 1997-11-27 2000-10-31 Olympus Optical Co., Ltd. Distance measuring apparatus
EP0919829A2 (en) * 1997-11-27 1999-06-02 Olympus Optical Co., Ltd. Distance measuring apparatus
KR100407881B1 (ko) * 2000-11-23 2003-12-01 한국과학기술원 회절 격자를 이용한 광 삼각법 변위 센서
JPWO2004068175A1 (ja) * 2003-01-31 2006-05-25 オプテックス株式会社 物体検知装置
JP2009103529A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Denso Corp レーザビーム照射装置
JP2010271306A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 距離画像センサ
JP2013508963A (ja) * 2009-10-22 2013-03-07 エム−ソルヴ・リミテッド 薄膜デバイスを個別のセルに分割するための方法および装置
JP2012173099A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Mitsubishi Electric Corp レーザレーダ装置
JP2012211831A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
JP2012215521A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Denso Corp レーザレーダ装置
JP2014071027A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Denso Wave Inc レーザレーダ装置
CN104296035A (zh) * 2013-07-16 2015-01-21 现代自动车株式会社 车用引导灯装置
JP2017532543A (ja) * 2014-09-09 2017-11-02 レッダーテック インコーポレイテッド 検出ゾーンの離散化
WO2017010176A1 (ja) * 2015-07-14 2017-01-19 コニカミノルタ株式会社 レーザレーダ装置
JPWO2017010176A1 (ja) * 2015-07-14 2018-04-26 コニカミノルタ株式会社 レーザレーダ装置
JP2017129573A (ja) * 2015-12-15 2017-07-27 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
JP2019509474A (ja) * 2016-01-31 2019-04-04 ベロダイン ライダー, インク. 遠視野において重なり合う照射を有するlidarに基づく三次元撮像
US11762068B2 (en) 2016-04-22 2023-09-19 OPSYS Tech Ltd. Multi-wavelength LIDAR system
US12013488B2 (en) 2017-03-13 2024-06-18 OPSYS Tech Lid. Eye-safe scanning LIDAR system
US11927694B2 (en) 2017-03-13 2024-03-12 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe scanning LIDAR system
US10948574B2 (en) 2017-04-10 2021-03-16 Sick Ag Optoelectronic sensor and method for detecting an object
JP2018197742A (ja) * 2017-04-10 2018-12-13 ジック アーゲー 光電センサ及び物体検出方法
JP2020527724A (ja) * 2017-07-28 2020-09-10 オプシス テック リミテッド 小角度発散を伴うvcselアレイlidar送信機
JP2021105613A (ja) * 2017-07-28 2021-07-26 オプシス テック リミテッド 小角度発散を伴うvcselアレイlidar送信機
US10928486B2 (en) 2017-07-28 2021-02-23 OPSYS Tech Ltd. VCSEL array LIDAR transmitter with small angular divergence
US11740331B2 (en) 2017-07-28 2023-08-29 OPSYS Tech Ltd. VCSEL array LIDAR transmitter with small angular divergence
CN109581529A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 欧姆龙株式会社 操作光幕排列的方法及光幕排列
JP2019066457A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 オムロン株式会社 ライトカーテン配置の操作方法およびライトカーテン配置
US10634812B2 (en) 2017-09-29 2020-04-28 Omron Corporation Method for operating dedicated light emitter elements to a respective one light receiver element in a light curtain arrangement and light curtain arrangement
US11802943B2 (en) 2017-11-15 2023-10-31 OPSYS Tech Ltd. Noise adaptive solid-state LIDAR system
US11906663B2 (en) 2018-04-01 2024-02-20 OPSYS Tech Ltd. Noise adaptive solid-state LIDAR system
US11965964B2 (en) 2019-04-09 2024-04-23 OPSYS Tech Ltd. Solid-state LIDAR transmitter with laser control
US11320538B2 (en) 2019-04-09 2022-05-03 OPSYS Tech Ltd. Solid-state LIDAR transmitter with laser control
US11846728B2 (en) 2019-05-30 2023-12-19 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe long-range LIDAR system using actuator
US11513195B2 (en) 2019-06-10 2022-11-29 OPSYS Tech Ltd. Eye-safe long-range solid-state LIDAR system
WO2022209785A1 (ja) * 2021-03-29 2022-10-06 株式会社小糸製作所 測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07253460A (ja) 距離測定装置
US7000721B2 (en) Optical object detection apparatus designed to monitor front and lateral zones of vehicle
EP2389599B1 (en) Energy efficient laser detection and ranging system
US9316495B2 (en) Distance measurement apparatus
KR930010453B1 (ko) 차량 탑재 레이다 장치
US7350945B2 (en) System and method of detecting driving conditions for a motor vehicle
US6317202B1 (en) Automotive radar detecting lane mark and frontal obstacle
US5760886A (en) Scanning-type distance measurement device responsive to selected signals
JP2009010368A (ja) 光センサ装置及び光センサ装置を製造する方法
CN101310189A (zh) 用于测量物体相对于表面的运动速度的光学设备
JP6737296B2 (ja) 対象物検出装置
US5589930A (en) Optical radar apparatus
US5159190A (en) Radiating and receiving arrangement for a fiber-optic sensor having dual sources and detectors
JPH10221064A (ja) 光学式測距装置
JPH1123457A (ja) 光電式センサ装置
CN1323279C (zh) 目标探测装置以及用于该装置的不规则物体探测设备
JPH10170637A (ja) 光走査装置
JPS59198377A (ja) 車両用障害物検知装置
JP3265449B2 (ja) 測距センサ
JP4235830B2 (ja) 多機能照明装置
US20050200931A1 (en) Object detecting apparatus having operation monitoring function
US5557395A (en) Optical device for measuring speed
JPH07253461A (ja) 距離測定装置
JP2021181892A (ja) 光学装置、車載システム、及び移動装置
JP2023542383A (ja) レーザレーダ