JPH07253264A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH07253264A JPH07253264A JP6046798A JP4679894A JPH07253264A JP H07253264 A JPH07253264 A JP H07253264A JP 6046798 A JP6046798 A JP 6046798A JP 4679894 A JP4679894 A JP 4679894A JP H07253264 A JPH07253264 A JP H07253264A
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- heat insulating
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/023—Mounting details thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D17/00—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
- F25D17/04—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】電極１３あるいはリード線により電気的に接続
したペルチェ素子１４，ペルチェ素子１４の間に充填し
た断熱材１７，ペルチェ素子１４の高温側および低温側
に電気絶縁体１２を介して装着した熱良導体１１で構成
した断熱壁を用いた冷却システム。 【効果】冷蔵庫に利用してその内容積を大きくすること
ができ、可動部がないために騒音が無く、冷蔵庫表面か
ら放熱する、あるいは放熱面を選択できるため、設置あ
るいは使用する上での制約が少ない。
したペルチェ素子１４，ペルチェ素子１４の間に充填し
た断熱材１７，ペルチェ素子１４の高温側および低温側
に電気絶縁体１２を介して装着した熱良導体１１で構成
した断熱壁を用いた冷却システム。 【効果】冷蔵庫に利用してその内容積を大きくすること
ができ、可動部がないために騒音が無く、冷蔵庫表面か
ら放熱する、あるいは放熱面を選択できるため、設置あ
るいは使用する上での制約が少ない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ペルチェ素子を用いた
民生用の冷却システムに係り、特にペルチェ素子を用い
た冷蔵庫に関する。
民生用の冷却システムに係り、特にペルチェ素子を用い
た冷蔵庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】ペルチェ素子を用いた冷蔵庫の公知例の
一つは、特開昭64−84084 号公報がある。これは、冷蔵
庫背部にペルチェ素子を設け、ペルチェ素子によって吸
い込んだ熱をファンによって放出するものである。
一つは、特開昭64−84084 号公報がある。これは、冷蔵
庫背部にペルチェ素子を設け、ペルチェ素子によって吸
い込んだ熱をファンによって放出するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、冷蔵庫に対し
て、内容積の大きなもの、あるいは、騒音低減の観点か
ら可動部の無いものが求められている。上記公知技術の
場合、ラジエータおよびファンが内容積を減らすととも
に、ファンが必須構成要素であるため、可動部を無くし
たいというニーズに十分応えられていない。また、実際
に公知技術の冷蔵庫を設置する場合、熱を放出する部分
を塞がぬ様に設置することが必要で、冷蔵庫周囲の構造
物によって設置に制約を受ける、あるいは、冷却能力が
低下する等の問題が生じる。
て、内容積の大きなもの、あるいは、騒音低減の観点か
ら可動部の無いものが求められている。上記公知技術の
場合、ラジエータおよびファンが内容積を減らすととも
に、ファンが必須構成要素であるため、可動部を無くし
たいというニーズに十分応えられていない。また、実際
に公知技術の冷蔵庫を設置する場合、熱を放出する部分
を塞がぬ様に設置することが必要で、冷蔵庫周囲の構造
物によって設置に制約を受ける、あるいは、冷却能力が
低下する等の問題が生じる。
【０００４】本発明の第１の目的は、内容積が大きく、
可動部を含まず、設置あるいは使用に関して周囲の構造
物からの制約を受けにくい冷却システムあるいは冷蔵庫
を提供することにある。
可動部を含まず、設置あるいは使用に関して周囲の構造
物からの制約を受けにくい冷却システムあるいは冷蔵庫
を提供することにある。
【０００５】本発明の第２の目的は、第１の目的に加
え、冷凍機能も有する冷却システムあるいは冷蔵庫を提
供することにある。
え、冷凍機能も有する冷却システムあるいは冷蔵庫を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
る第１の手段は、互いに電気的に接続したペルチェ素
子，上記ペルチェ素子の間に充填した断熱材，上記ペル
チェ素子の高温側と低温側の両方または片方に電気絶縁
体を介して装着した熱良導体とで断熱壁を構成し、冷蔵
庫の一部にこの断熱壁を用いることにある。
る第１の手段は、互いに電気的に接続したペルチェ素
子，上記ペルチェ素子の間に充填した断熱材，上記ペル
チェ素子の高温側と低温側の両方または片方に電気絶縁
体を介して装着した熱良導体とで断熱壁を構成し、冷蔵
庫の一部にこの断熱壁を用いることにある。
【０００７】上記第１の目的を達成する第２の手段は、
冷蔵庫において、断熱壁の一部を互いに電気的に接続し
たペルチェ素子に置き換え、上記ペルチェ素子に通電す
ることにより、冷蔵庫内の熱もしくは冷蔵庫に入ってく
る熱を断熱壁（冷蔵庫）の表面へ送り、断熱壁表面の熱
を自然対流により放熱することにある。
冷蔵庫において、断熱壁の一部を互いに電気的に接続し
たペルチェ素子に置き換え、上記ペルチェ素子に通電す
ることにより、冷蔵庫内の熱もしくは冷蔵庫に入ってく
る熱を断熱壁（冷蔵庫）の表面へ送り、断熱壁表面の熱
を自然対流により放熱することにある。
【０００８】上記第１の目的を達成する第３の手段は、
上記第１あるいは第２の手段において、熱良導体の一部
に凹凸構造を形成することにある。
上記第１あるいは第２の手段において、熱良導体の一部
に凹凸構造を形成することにある。
【０００９】上記第１の目的を達成する第４の手段は、
上記第１あるいは第２の手段において、各断熱壁を独立
した電気系統とし、それぞれの消費電力量を制御するこ
とにより、各断熱壁の放熱量を制御することにある。
上記第１あるいは第２の手段において、各断熱壁を独立
した電気系統とし、それぞれの消費電力量を制御するこ
とにより、各断熱壁の放熱量を制御することにある。
【００１０】上記第２の目的を達成する手段は、上記第
１あるいは第２の手段において、断熱材，ペルチェ素子
等からなる断熱壁の厚さを局所的に変えることにある。
１あるいは第２の手段において、断熱材，ペルチェ素子
等からなる断熱壁の厚さを局所的に変えることにある。
【００１１】
【作用】公知技術において、内容積が狭められたのは、
放熱用のファンとラジエータを用いたことによる。これ
らを用いなければ、その分、冷蔵庫の内容積は大きくな
るが、ペルチェ素子から十分に放熱できないため、冷蔵
庫内の冷却は難しい。例えば、典型的なペルチェ素子で
あるＢｉ−Ｔｅ系モジュール(厚さ５mm)により、ペルチ
ェ素子の低温側を４℃程度に保持しようとすると、１ｍ
2 当たり２０００Ｗ程度の熱をペルチェ素子の高温側
（温度３０℃）から放熱する必要がある。ペルチェ素子
の高温側と気温との温度差を１０℃とすると、高温側に
貯まった熱を自然対流の様な静的手段では放熱できな
い。
放熱用のファンとラジエータを用いたことによる。これ
らを用いなければ、その分、冷蔵庫の内容積は大きくな
るが、ペルチェ素子から十分に放熱できないため、冷蔵
庫内の冷却は難しい。例えば、典型的なペルチェ素子で
あるＢｉ−Ｔｅ系モジュール(厚さ５mm)により、ペルチ
ェ素子の低温側を４℃程度に保持しようとすると、１ｍ
2 当たり２０００Ｗ程度の熱をペルチェ素子の高温側
（温度３０℃）から放熱する必要がある。ペルチェ素子
の高温側と気温との温度差を１０℃とすると、高温側に
貯まった熱を自然対流の様な静的手段では放熱できな
い。
【００１２】一方、第１の発明によれば、ペルチェ素子
の高温側に集まる熱エネルギを熱良導体によって分散で
き、自然対流の様な静的手段での放熱を可能にする。例
えば、図２は断熱材の体積の１／４０をペルチェ素子と
した場合の、放熱に必要な熱伝達率の解析結果である。
断熱壁の厚さが２４mmの場合、熱伝達率は５Ｗ／ｍ2K程
度になる。この結果、自然対流により放熱できることを
意味する。
の高温側に集まる熱エネルギを熱良導体によって分散で
き、自然対流の様な静的手段での放熱を可能にする。例
えば、図２は断熱材の体積の１／４０をペルチェ素子と
した場合の、放熱に必要な熱伝達率の解析結果である。
断熱壁の厚さが２４mmの場合、熱伝達率は５Ｗ／ｍ2K程
度になる。この結果、自然対流により放熱できることを
意味する。
【００１３】従って、本発明の構成にすれば放熱用のフ
ァン，ラジエータが不要であるので、公知技術に比べ
て、内容積の大きい冷却システムを構成できる。また、
可動部がないため、騒音が生じることはない。さらに、
断熱壁の表面（冷却システムの表面）全体から放熱する
ことも可能で、周囲に障害物が存在しても全体的な冷却
能力への影響は少ないため、設置あるいは使用上の制約
は少ない。
ァン，ラジエータが不要であるので、公知技術に比べ
て、内容積の大きい冷却システムを構成できる。また、
可動部がないため、騒音が生じることはない。さらに、
断熱壁の表面（冷却システムの表面）全体から放熱する
ことも可能で、周囲に障害物が存在しても全体的な冷却
能力への影響は少ないため、設置あるいは使用上の制約
は少ない。
【００１４】第２の発明によれば、ペルチェ素子のｎ型
からｐ型へ電気を通電すると接合部Ａで吸熱が起き、接
合部Ｂで発熱が起こり、その結果、冷蔵庫内部の熱はペ
ルチェ素子で熱良導体へ運ばれ、熱の良導体の面方向に
拡散し、放熱される。この発明の場合も、公知技術に比
べ、内容積が大きく、可動部を含まず、設置あるいは使
用に周囲の構造物の影響を受けにくい冷蔵庫を提供でき
る。
からｐ型へ電気を通電すると接合部Ａで吸熱が起き、接
合部Ｂで発熱が起こり、その結果、冷蔵庫内部の熱はペ
ルチェ素子で熱良導体へ運ばれ、熱の良導体の面方向に
拡散し、放熱される。この発明の場合も、公知技術に比
べ、内容積が大きく、可動部を含まず、設置あるいは使
用に周囲の構造物の影響を受けにくい冷蔵庫を提供でき
る。
【００１５】第３の発明によれば、断熱壁面からの放熱
量を増加できるため、断熱材及びペルチェ素子から成る
壁の厚さを薄くしても、冷却部を所定の温度に保持でき
るため、内容積がさらに大きい冷却システムあるいは冷
蔵庫を構成できる。
量を増加できるため、断熱材及びペルチェ素子から成る
壁の厚さを薄くしても、冷却部を所定の温度に保持でき
るため、内容積がさらに大きい冷却システムあるいは冷
蔵庫を構成できる。
【００１６】第４の発明では、冷蔵庫内がある程度の温
度に下がれば、一般に障害物のないドア側の冷却断熱板
への投入電力量を増やす、あるいは、ユーザが使用環境
に合わせて、放熱面をあらかじめ選定し、その面への投
入電力を相対的に大きくするなどの操作が可能である。
従って、冷却ユニットあるいは冷蔵庫の周辺へ熱が停留
することを防止できる。このことは、本発明が設置ある
いは使用に周囲の構造物の影響を受けにくい、あるいは
柔軟に対応できることを意味する。
度に下がれば、一般に障害物のないドア側の冷却断熱板
への投入電力量を増やす、あるいは、ユーザが使用環境
に合わせて、放熱面をあらかじめ選定し、その面への投
入電力を相対的に大きくするなどの操作が可能である。
従って、冷却ユニットあるいは冷蔵庫の周辺へ熱が停留
することを防止できる。このことは、本発明が設置ある
いは使用に周囲の構造物の影響を受けにくい、あるいは
柔軟に対応できることを意味する。
【００１７】第５の発明も、第１および第２の発明と同
様の理由により、内容積が大きく、可動部を含まず、冷
蔵庫の設置あるいは使用に周囲の構造物の影響を受けに
くい冷蔵庫を提供できる。また、冷却断熱壁を厚くすれ
ば、冷却側の温度を低下できるため、冷凍機能も付与で
きる。
様の理由により、内容積が大きく、可動部を含まず、冷
蔵庫の設置あるいは使用に周囲の構造物の影響を受けに
くい冷蔵庫を提供できる。また、冷却断熱壁を厚くすれ
ば、冷却側の温度を低下できるため、冷凍機能も付与で
きる。
【００１８】
【実施例】本発明の第１実施例を図１を用いて説明す
る。断熱壁は、外側から熱良導体１１，断熱材１７，熱
良導体１８で構成し、断熱材の一部を電気絶縁体１２，
電極１３，ペルチェ素子１４，電極１５，電気絶縁体１
６で置き換えた構成とする。熱良導体１１，１８として
は鉄鋼板，電気絶縁体１２，１６はアルミナ系材料，ペ
ルチェ素子１４はＢｉ−Ｔｅ系ペルチェ素子，断熱材１
７としてはポリウレタンを用いる。
る。断熱壁は、外側から熱良導体１１，断熱材１７，熱
良導体１８で構成し、断熱材の一部を電気絶縁体１２，
電極１３，ペルチェ素子１４，電極１５，電気絶縁体１
６で置き換えた構成とする。熱良導体１１，１８として
は鉄鋼板，電気絶縁体１２，１６はアルミナ系材料，ペ
ルチェ素子１４はＢｉ−Ｔｅ系ペルチェ素子，断熱材１
７としてはポリウレタンを用いる。
【００１９】例えば、断熱壁の厚さを２５mmとし、性能
指数０.００２ のペルチェ素子を用い、ペルチェ素子の
体積を断熱材の１／４０にすると１ｍ2 当たり５ないし
１０Ｗの電力を投入することにより、気温２０℃の条件
で低温側温度を４℃に保持できる。
指数０.００２ のペルチェ素子を用い、ペルチェ素子の
体積を断熱材の１／４０にすると１ｍ2 当たり５ないし
１０Ｗの電力を投入することにより、気温２０℃の条件
で低温側温度を４℃に保持できる。
【００２０】本発明は、断熱壁の一部をペルチェにより
置き換える構成のため、冷却機能も備えた可動部のない
断熱壁が構成でき、これを用いると、内容積が大きく、
可動部のない冷却システムが構成できる。また、本発明
の場合、放熱面が広いため、周囲の構造物が冷却特性に
与える影響は少ない。
置き換える構成のため、冷却機能も備えた可動部のない
断熱壁が構成でき、これを用いると、内容積が大きく、
可動部のない冷却システムが構成できる。また、本発明
の場合、放熱面が広いため、周囲の構造物が冷却特性に
与える影響は少ない。
【００２１】本発明の第２実施例を図３を用いて説明す
る。ペルチェ素子１４を図１に示すｐ型材料とｎ型材料
で構成した場合、ｎ型材料からｐ型材料に通電すること
によって、熱良導体１８から熱が吸収され、ペルチェ素
子１４を介して、熱良導体１１へ熱が放出される。そし
て、その熱は、熱良導体１１の面方向に拡散し、大気中
へ放熱される。その結果、熱良導体１８の内側は冷却さ
れる。本実施例の場合も、第１実施例と同様の理由によ
り、内容積が大きく、可動部を含まず、設置あるいは使
用に制約を受けにくいシステムを構成できる。
る。ペルチェ素子１４を図１に示すｐ型材料とｎ型材料
で構成した場合、ｎ型材料からｐ型材料に通電すること
によって、熱良導体１８から熱が吸収され、ペルチェ素
子１４を介して、熱良導体１１へ熱が放出される。そし
て、その熱は、熱良導体１１の面方向に拡散し、大気中
へ放熱される。その結果、熱良導体１８の内側は冷却さ
れる。本実施例の場合も、第１実施例と同様の理由によ
り、内容積が大きく、可動部を含まず、設置あるいは使
用に制約を受けにくいシステムを構成できる。
【００２２】図４は本発明の第３実施例を示し、断熱壁
２１の一部に凹凸を形成し、実効的に熱伝達率を上げる
ものである。例えば、断熱壁２１の外側（冷蔵庫の外
側）の熱良導体１１を図４の様なフィン構造にし、図１
と同様のペルチェ素子１４を平坦部に装着する。この場
合、１cm間隔で高さ５mm程度のフィン構造とすることに
より、放熱量を１.２ないし１.５倍に増加させることが
可能である。その結果、冷蔵庫内を低温に保持するため
に必要な断熱壁を１ないし３割薄肉化することが可能
で、内容積を増加できる効果がある。
２１の一部に凹凸を形成し、実効的に熱伝達率を上げる
ものである。例えば、断熱壁２１の外側（冷蔵庫の外
側）の熱良導体１１を図４の様なフィン構造にし、図１
と同様のペルチェ素子１４を平坦部に装着する。この場
合、１cm間隔で高さ５mm程度のフィン構造とすることに
より、放熱量を１.２ないし１.５倍に増加させることが
可能である。その結果、冷蔵庫内を低温に保持するため
に必要な断熱壁を１ないし３割薄肉化することが可能
で、内容積を増加できる効果がある。
【００２３】図５は本発明の第４実施例である。本発明
では、電源３１から各断熱壁に投入する電力をスイッチ
ング回路３２あるいはデューティ比調整回路によって制
御することにより、各断熱壁からの放熱量を制御する。
例えば、冷蔵庫を開けた後は、断熱壁４１ないし４４の
全てに一定電力を供給し、ある程度冷却した後は、スイ
ッチング回路３２あるいはデューティ比制御回路によ
り、冷蔵庫のドア以外の断熱壁に供給する電力を減らす
操作を行えば、冷蔵庫の側面あるいは背面へ熱が貯まる
ことがない。従って、収納する上で制約の少ない冷蔵庫
を構成できる。
では、電源３１から各断熱壁に投入する電力をスイッチ
ング回路３２あるいはデューティ比調整回路によって制
御することにより、各断熱壁からの放熱量を制御する。
例えば、冷蔵庫を開けた後は、断熱壁４１ないし４４の
全てに一定電力を供給し、ある程度冷却した後は、スイ
ッチング回路３２あるいはデューティ比制御回路によ
り、冷蔵庫のドア以外の断熱壁に供給する電力を減らす
操作を行えば、冷蔵庫の側面あるいは背面へ熱が貯まる
ことがない。従って、収納する上で制約の少ない冷蔵庫
を構成できる。
【００２４】図６は本発明の第５実施例である。断熱壁
は第１実施例と同様の構成にし、冷蔵庫の上部および側
面上部の断熱壁は厚さを３５mm、他の部分は２４mmとす
る。断熱壁の厚さを３５mmとすると、冷却側は−１０℃
に保持できるため、冷蔵庫上部に冷凍庫を設けた冷蔵庫
として使用できる。
は第１実施例と同様の構成にし、冷蔵庫の上部および側
面上部の断熱壁は厚さを３５mm、他の部分は２４mmとす
る。断熱壁の厚さを３５mmとすると、冷却側は−１０℃
に保持できるため、冷蔵庫上部に冷凍庫を設けた冷蔵庫
として使用できる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、冷却システムあるいは
冷蔵庫の内容積を大きくすることができ、可動部がない
ため、騒音の生じないシステムを構成できる。さらに、
断熱壁表面から放熱できる、あるいは放熱面を選択でき
るため、設置あるいは使用する上での制約が少ない冷却
システムあるいは冷蔵庫を構成できる。
冷蔵庫の内容積を大きくすることができ、可動部がない
ため、騒音の生じないシステムを構成できる。さらに、
断熱壁表面から放熱できる、あるいは放熱面を選択でき
るため、設置あるいは使用する上での制約が少ない冷却
システムあるいは冷蔵庫を構成できる。
【図１】本発明の基本的な説明図。
【図２】熱熱壁からの放熱に必要な熱伝達率の解析結果
の特性図。
の特性図。
【図３】本発明を冷蔵庫に応用した実施例の説明図。
【図４】断熱壁の一部をフィン状の構造にした実施例の
説明図。
説明図。
【図５】各断熱壁への投入電力を制御する回路の説明
図。
図。
１１，１８…熱良導体、１２…電気絶縁体、１３，１５
…電極、１４…ペルチェ素子、１６…電気絶縁体、１７
…断熱材。
…電極、１４…ペルチェ素子、１６…電気絶縁体、１７
…断熱材。
Claims (5)
- 【請求項１】互いに電気的に接続した複数のペルチェ素
子，前記ペルチェ素子の相互間に充填した断熱材，前記
ペルチェ素子の高温側と低温側の両方または片方に電気
絶縁体を介して装着した熱良導体とで構成した断熱壁を
含むことを特徴とする冷却システム。 - 【請求項２】断熱壁の一部を、互いに電気的に接続した
ペルチェ素子に置き換え、前記ペルチェ素子に通電する
ことにより、冷蔵庫内の熱もしくは前記冷蔵庫に入って
くる熱を断熱壁の表面へ送り、前記断熱壁の表面の熱を
自然対流により放熱することを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項３】請求項１または２において、熱良導体の一
部に凹凸構成を形成した冷却システムまたは冷蔵庫。 - 【請求項４】請求項１または２において、前記各断熱壁
を独立した電気系統とし、それぞれの消費電力量を制御
することにより、各断熱壁の放熱量を制御する冷却シス
テムまたは冷蔵庫。 - 【請求項５】請求項１または２において、前記断熱材，
前記ペルチェ素子等からなる断熱壁の厚さを局所的に変
化させた冷却システムまたは冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6046798A JPH07253264A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6046798A JPH07253264A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07253264A true JPH07253264A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12757360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6046798A Pending JPH07253264A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07253264A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7231772B2 (en) | 2001-02-09 | 2007-06-19 | Bsst Llc. | Compact, high-efficiency thermoelectric systems |
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| US11060783B2 (en) | 2015-08-04 | 2021-07-13 | Rep Ip Ag | Transport container for transporting temperature-sensitive transport goods |
| US11152557B2 (en) | 2019-02-20 | 2021-10-19 | Gentherm Incorporated | Thermoelectric module with integrated printed circuit board |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP6046798A patent/JPH07253264A/ja active Pending
Cited By (22)
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