JPH07249561A - 照明光学装置 - Google Patents

照明光学装置

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JPH07249561A
JPH07249561A JP6038799A JP3879994A JPH07249561A JP H07249561 A JPH07249561 A JP H07249561A JP 6038799 A JP6038799 A JP 6038799A JP 3879994 A JP3879994 A JP 3879994A JP H07249561 A JPH07249561 A JP H07249561A
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JP
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light source
mirror
reflection
axis
light
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JP6038799A
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English (en)
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Kiyoto Majima
清人 真島
Koji Mori
孝司 森
Osamu Tanitsu
修 谷津
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/702Reflective illumination, i.e. reflective optical elements other than folding mirrors, e.g. extreme ultraviolet [EUV] illumination systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】照明効率が高く、かつ短波長であっても十分な
光量でケーラー照明が実現できる照明光学装置の提供。 【構成】光源手段と集光光学系とを有する照明光学装置
において、前記光源手段は光源部1と単数或いは複数個
の反射型のオプティカルインテグレータ2aとを有し、
前記集光光学系は凹面反射鏡3を有する。該凹面反射鏡
3は、放物線の頂点から該放物線の対称軸に沿って所定
の距離だけ隔てた位置を該対称軸に対して垂直に通る基
準軸を中心に回転させた放物トーリック面形状の回転体
の1部で構成されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被照明物体を円弧状に
照明する照明光学装置に関するものであり、特に、X線
光学系等のミラープロジエクション方式によりフォトマ
スク(マスク又はレチクル)上の回路パターンを反射型
等の投影光学系を介してウエハ等の基板上に転写する際
に好適な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明光学装置を備えた半
導体製造用の露光装置は、物体面としてのフォトマスク
(以下、マスクと称する。)面上に形成された回路パタ
ーンを投影光学系を介してウエハ等の基板(以下、ウエ
ハと称する。)上に投影転写される。この投影光学系は
凹面鏡と凸面鏡との2つの反射鏡を有しており、投影光
学系の軸外の円弧状の良像領域のみが利用されて、マス
ク上の円弧領域のみがウエハ上に投影転写される。従っ
て、マスク全体の回路パターンのウエハ上への転写は、
マスクとウエハとを一定方向に走査することにより行わ
れている。
【0003】この走査方式の露光によって、比較的高い
スループットでしかも高解像力が得られるという利点が
ある。この種の露光装置においては、マスク上の円弧領
域全体を均一でしかも一定の開口数(NA)で照明でき
る照明光学系が望まれており、特開昭60-232552 号公報
には、マスク上を円弧状に均一照明できる照明光学系が
提案されている。
【0004】この特開昭60-232552 号公報にて提案され
ている照明光学系では、図12(A)に示す如く、超高
圧水銀灯21からの光束を楕円鏡22によってオプティ
カルインテグレータ23の入射面上で集光している。そ
して、このオプティカルインテグレータ23は、図12
(B)に示す如く、焦点距離f1 のシリンドリカルレン
ズの集合体(23a,23d)と焦点距離f2 のシリン
ドリカルレンズの集合体(23b,23c)とが2枚ず
つ組み合わせられて構成されており、これにより直交方
向において異なる開口数の光束を形成している。オプテ
ィカルインテグレータ23を介した光束は、コンデンサ
ーレンズ24により集光されて、図12(C)に示す如
き円弧状開口部25aを有するスリット板25を照明
し、その後、集光光学系26を介して被照明面であるマ
スク27上を均一に照明する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭60-2
32552 号公報にて提案されている照明光学系では、図1
2(C)に示す如く、スリット板25上の円弧状開口部
25aを少なくとも照射するように長方形状の領域BF
を照明しているため、円弧照明として有効に利用される
光束は僅かである。
【0006】一般に、円弧状の弦長は、露光領域を大き
くするために長く設定され、また円弧状のスリット幅2
5bはマスクをウエハ上に投影するミラー投影光学系の
良像領域の制約から比較的狭く設定されている。従っ
て、照明効率は、円弧状開口部25aと長方形状の照射
領域BFとの面積比で決定されるため、図12に示す照
明光学系は、原理的に光量損失が大きいという致命的な
欠点を有している。この結果、被照明面(マスク及びウ
エハ)上では十分な光量が得られないため、マスクとウ
エハとの走査速度を速める事が出来ない。従ってより高
いスループットには対応できないという問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記の問題を解決し、従
来よりも格段に照明効率が高く、より高いスループット
化にも十分に対応でき、しかもケーラー照明が実現でき
る高性能な照明光学装置を提供することを目的としてい
る。そして、屈折系において透過率が低下する使用波長
域が短波長であっても、十分な光量にて均一照明を可能
とすることも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図5に示す如
く、所定の大きさの光源像または所定の大きさの光源を
形成する光源手段と、該光源手段からの光束を集光して
被照明物体を照明する集光光学系とを有する照明光学装
置において、前記光源手段は、平行光束を供給する光源
部と、該光源部からの平行光束によって複数の光源像を
形成する単数或いは複数個の反射型のオプティカルイン
テグレータとを有し、前記集光光学系は前記光源像また
は前記光源からの光束を平行光束に変換して前記被照明
物体上を円弧状に照明する凹面反射鏡を有し、該凹面反
射鏡は、放物線の頂点から該放物線の対称軸に沿って所
定の距離だけ隔てた位置を該対称軸に対して垂直に通る
基準軸を中心に回転させた放物トーリック面形状の回転
体の1部で構成されるようにしたものである。
【0009】しかし、上記の手段のみでは円弧状の照明
領域をケーラー照明することは可能であるが、露光装置
の対物投影レンズの瞳面上では方向によって明るさの密
度分布が異なることにより、各方向によって解像力及び
像面位置が変わるおそれがある。そこで、本発明では、
反射型オプティカルインテグレータにシリンドリカルミ
ラーを複数個並べた反射鏡を二個用い、それぞれを直交
させた状態に配置するか、前記光源手段と前記集光光学
系との間にミラーを配置し、該ミラーを回転させる構成
とすることが望ましい。
【0010】
【作 用】上述した本発明の目的を達成するために、照
明光学系を全て屈折系で構成することを各種検討した。
しかし、使用する波長が紫外線の場合、照明系内に屈折
素子として使用できる硝子が、大幅に制限される。更に
波長の短いX線の場合は、照明系内に屈折素子として使
用できる硝子が存在しない。このため、円弧状の遮光ス
リット板を用いることなく円弧状の照明領域を被照射面
上に形成しつつケーラー照明を実現することは困難であ
ることが判明した。
【0011】以上の如き理由から、本発明では、反射型
オプティカルインテグレータと凹面反射鏡とを用いて照
明光学系を構成している。これにより、使用波長が短波
長域であっても、吸収等による光量損失を低減させるこ
とができる。なお、本発明においては、光量損失の影響
が少ない範囲であれば、照明光学系内に屈折素子が存在
しても構わない。
【0012】次に、図1及び図2を参照して本発明の照
明光学系に適用される凹面反射鏡について説明する。図
1は、本発明における放物線の頂点から該放物線の対称
軸Ax0 に沿って所定の距離だけ隔てた位置を該対称軸
Ax0 に対して垂直に通る基準軸Ax1 を中心に回転さ
せた放物トーリック面形状の回転体の1部で構成される
ようにした凹面反射鏡のメリジオナル方向での断面図で
あり、図2は、本発明における放物線の頂点から該放物
線の対称軸Ax0 に沿って所定の距離だけ隔てた位置を
該対称軸Ax0 に対して垂直に通る基準軸をAx1 中心
に回転させた放物トーリック面形状の回転体の1部で構
成されるようにした凹面反射鏡の斜視図である。
【0013】図1に示す如く、凹面反射鏡3のメリジオ
ナル方向での断面は、放物線PAの1部をなしており、
この凹面反射鏡3は、頂点Oから対称軸Yに沿った所定
の距離だけ隔てた位置Y0 をその対称軸Yに対して垂直
に通る基準軸(回転軸)Ax 1 を中心に回転させた放物
トーリック形状の回転体の1部より構成されている。す
なわち、斜視図図2に示す如く、凹面反射鏡3は、その
放物トーリック形状の回転体の2つの緯線31,32で
挟まれる帯状領域の1部で構成され、円弧状の形状をな
している。
【0014】図1に戻ってメリジオナル方向での光束に
関する特殊反射鏡3の機能を説明する。なお、メリジオ
ナル光束とは特殊反射鏡3の基準軸Ax1 を含む平面内
の光束を意味し、サジタル光束とはメリジオナル平面と
直交する平面内の光束を意味する。今、不図示の光学系
により所定の大きさの光源像I(または所定の大きさを
持つ光源)を基準軸Ax1 上の所定の位置に形成する
と、この光源像I(または光源)上の任意の1点からの
光束は凹面反射鏡3の反射の後、凹面反射鏡3の集光作
用によって平行光束に変換される。
【0015】例えば、光源像I(または光源)の中心a
からの光束は特殊反射鏡3により平行光束に変換されて
被照明面の領域BA0 上を垂直に照明し、光源像I(ま
たは光源)の下方bからの光束は特殊反射鏡3により平
行光束に変換されて被照明面の領域BA0 上を右斜め方
向から照明する。そして、光源像I(または光源)の上
方cからの光束は凹面反射鏡3により平行光束に変換さ
れて被照明面の領域BA0 上を左斜め方向から照明す
る。
【0016】この様に、光源像I(または光源)の各位
置からの光束は、凹面反射鏡3により平行光束に変換さ
れて被照明面の領域BA0 上を重畳的に均一照明してい
る。また、この時の凹面反射鏡3によるメリジオナル方
向での開口数を見ると、光軸Ax20に平行な光源像I
(または光源)からの平行光束(実線で示す光束)は凹
面反射鏡3により開口数NAM (=sin θM ) で被照明面
の領域BA0 上の中心に集光される。また、光軸Ax20
に対して光源像I(または光源)から発散角ε 1 で出て
行く平行光束(点線で示す光束)は凹面反射鏡3により
開口数NAM で被照明面の領域BA0 上の左端で集光さ
れる。そして、光源像I(または光源)から、発散角ε
1 とは反対方向で発散角ε1 と等しい角度の発散角ε2
(=ε1)で出て行く平行光束(点線で示す光束)は凹
面反射鏡3により開口数NAM のもとで被照明面の領域
BA0 上の右端で集光される。なお、光軸Ax20は凹面
反射鏡3により90度折り曲げられる。
【0017】従って、光源像I(または光源)からのε
1 からε2 までの任意の発散角を持つ平行光束は、被照
明面の領域BA0 上のメリジオナル方向でのどの位置で
も一定の開口数NAM のもとで集光され、しかも光源像
I(または光源)からの平行光束の主光線(Pa
b ,Pc )は、光軸Ax20に対して常に平行でテレセ
ントリック性が維持されていることが理解できる。
【0018】次に、図2を参照しながらサジタル方向で
の凹面反射鏡3の機能を説明すると、基準軸Ax1 上に
形成される光源像I(または光源)からの平行光束L0
は凹面反射鏡3によって被照明面の領域BA0 上で集光
され、平行光束L0 よりも角度ψだけ傾いた発散角を持
って出射する光源像I(または光源)からの平行光束L
1 は、凹面反射鏡3によって被照明面の領域BA1 上で
集光される。
【0019】ここで、被照明面の領域BA1 を形成する
光源像Iからの光束の内のメリジオナル方向の光束につ
いて見ると、図1の場合と同様に、光源像I(または光
源)からの任意の発散角を持つ平行光束は、被照明面の
領域BA1 上のメリジオナル方向でのどの位置でも一定
の開口数θM のもとで集光され、しかも光源像I(また
は光源)からの平行光束の主光線は、光軸Ax20に対し
て常に平行となり、テレセントリック性が維持される。
【0020】従って、基準軸Ax1 上に形成される光源
像I(または光源)から平行光束が、凹面反射鏡3の円
弧方向(放物トーリック形状の回転体の緯線31,32
方向)へ放射状に出射してもテレセントリック性が維持
された状態で円弧状の照明領域BFが形成される。ま
た、円弧状の照明領域BFは被照射面に相当し、この被
照射面に対して光源像又は光源が無限遠位置に存在す
る。この時、後で詳述するが、この被照射面の下方に
は、入射側にテレセントリックな投影光学系が設けられ
ており、この投影光学系の入射瞳位置即ち無限遠に光源
像が形成される。従って、被照射面は、所謂、ケーラー
照明されることが理解できる。
【0021】さて、次に図3を参照しながら、以上に述
べた事を数式を用いて解析検討し、さらには凹面反射鏡
の最適な形状、光源像I(または光源)の最適な位置及
び照明領域BFの最適な位置について検討する。図3
(A)に示す如く、凹面反射鏡3の反射面は、メリジオ
ナル方向において、放物線PAの頂点OをXY座標の原
点とした2次関数、即ちy=αx2 (但し、αは定数)
で表現できる面を有しているものとし、まずメリジオナ
ル方向におけるY軸に平行な光線について検討する。
【0022】I)メリジオナル方向におけるY軸に平行な光線 放物線PA(=y=αx2 )上での任意の点における法
線ベクトルTは、以下の(1)式として表す事が出来
る。
【0023】
【数1】
【0024】図3(A)の紙面内においてY軸に平行な
単位ベクトルS1 をS1 =(0,1)とし、この単位ベ
クトルS1 と放物線PA(y=αx2 )との交点を
(u,αu2 )、放物線PAによる反射後の単位ベクト
ルS1'をS1'=(SX1,SY1)とすると、次式(2)と
なる。
【0025】
【数2】
【0026】従って、(1)式及び(2)式より、反射
後の単位ベクトルS1'は、(3)式となる。
【0027】
【数3】
【0028】ここで、反射後の単位ベクトルS1'に平行
で放物線PA上の点(u,αu2 )を通る直線を考える
と、次式(4)及び(5)となる。
【0029】
【数4】
【0030】
【数5】
【0031】但し、tは変数である。図3(A)に示す
如く、放物線PA上の点(u,αu2 )を反射した光束
はx=0の時にはy軸との交わるため、この位置を求め
る。上式(4)より、x=SX1t+u=0となり、t=
−u/SX1となり、このtの値を上式(5)に代入し
て、上式(3)の関係を用いて、変形すると次式(6)
となる。
【0032】
【数6】
【0033】従って、(6)式より、uがいかなる値を
とっても、単位ベクトルS1 と平行、即ちY軸と平行な
メリジオナル面内での光線は全て、Y軸上の点(0,(4
α) -1)に集光され、この集光位置が被照射面となるこ
とが理解できる。なお、図1に示した如く、光軸Ax20
上を進行する光線は、放物線PA上の点((2α) -1,(4
α) -1) で90°反射転向するが、この反射点から被照
射面までの距離(2α) -1が特殊反射鏡3の焦点距離とな
る。
【0034】II)メリジオナル方向におけるX軸に平行な光線 次に、メリジオナル方向でのX軸に平行な光線につい
て、図3(B)を参照しながら検討する。上述の如く、
Y軸上の点(0,(4α) -1)からの光線が放物線PA上
の点c((2α) -1,(4α) -1)で反射する時、この光線
はY軸に平行となるので、この点cに対して放物線PA
上でのΔx,Δyだけ離れた位置p0((2α) -1+Δx,
(4α) -1+Δy)で反射する光線が、図1に示した光軸
Ax20となる直線x=(2α) -1で交わる位置Fを求め
る。
【0035】今、図3(B)の紙面内でX軸に平行な単
位ベクトルS2 をS2 =(1,0)として、放物線PA
による反射後の単位ベクトルS2'をS2'=(SX2
Y2)とすると、次式(7)となる。
【0036】
【数7】
【0037】従って、(1)式及び(7)式より、反射
後の単位ベクトルS2'は(8)式となる。
【0038】
【数8】
【0039】そして、原点O(0,0)から点p0((2
α) -1+Δx,(4α) -1+Δy)までのベクトルを位置
ベクトルP0 とし、原点O(0,0)から位置Fまでの
ベクトルをP、点p0 から位置Fまでの距離をrとする
と、次式(9)の関係が成立する。
【0040】
【数9】
【0041】ここで、ベクトルPをP=(PX
Y )、PX =(2α) -1すると次式(10)となる。
【0042】
【数10】
【0043】この(10)式を変形すると、以下の(1
1)式として表せる。
【0044】
【数11】
【0045】今、Δxが限りなく零に近づくとして、
(11)式の極限を考えると、以下の(12)式とな
る。
【0046】
【数12】
【0047】この様に、(12)式から明らかな如く、
単位ベクトルS2 に平行な光線、即ちX軸に平行な光線
は、放物線PAにより位置F((2α) -1,(4α) -1+(2
α) -1)を焦点位置として集光し、この関係は近軸領域
で成立していることが理解できる。従って、位置Fに光
源あるいは光源像が形成されていれば、この位置Fから
発散する光束は特殊反射鏡3の反射面により平行光束に
変換されて被照射面(点(0,(4α) -1)及びこの点の
近傍のY軸上の領域を照明できることが分かる。しか
も、光源あるいは光源像の中心(0,(4α) -1)に発散
する光線は、特殊反射鏡3を介すると常にX軸と平行に
なり、換言すれば、被照射面側から特殊反射鏡3を見た
ときの特殊反射鏡3の射出瞳は無限遠に位置することに
なるため、テレセントリック性が維持されていることが
理解できる。
【0048】III)Y軸に平行でx=(2α) -1のサジタル方向の光線 次に、図3(C)及び図3(D)を参照しながらサジタ
ル方向における光線について検討する。図3(C)はX
Y平面(メリジオナル面)内での様子を示しており、図
3(D)は、図3(C)のAA’方向からの矢示図であ
り、YZ平面に平行でx=(2α) -1の高さにある平面内
での様子を示している。
【0049】図3(C)及び(D)に示す如く、Y軸に
平行でx=(2α) -1上を通る光線を考え、特殊反射鏡の
反射面3aを反射する点p3 をp3 =((2α) -1,
y3, P z3)とし、基準軸Ax1 と反射点p3 とを結ぶ
距離をq、基準軸Ax1 と反射点p3 とを結ぶ直線が原
点Oを含むYZ平面に対してなす角をψとすると、Py3
及びPz3はそれぞれ(13)式及び(14)式として表
現できる。
【0050】
【数13】
【0051】
【数14】
【0052】一方、反射点p3 での法線ベクトルTは、
次式(15)として表現できる。
【0053】
【数15】
【0054】今、Y軸に平行でx=(2α) -1上を通る光
線の単位ベクトルS3 をS3 =(0,−1,0)とし
て、反射面3a上の点p3 による反射後の単位ベクトル
3'をS3'=(SX3,SY3,Sz3)とすると、次式(1
6)の関係が成立する。
【0055】
【数16】
【0056】従って、(15)式及び(16)式より、
反射後の単位ベクトルS3'は(17)式となる。
【0057】
【数17】
【0058】ここで、反射後の単位ベクトルS3'に平行
で反射点p3 を通る直線の式を考えると、それぞれ(1
8)式,(19)式及び(20)となる。
【0059】
【数18】
【0060】
【数19】
【0061】
【数20】
【0062】但し、tは変数である。今、図3(D)に
示す如く、反射後の単位ベクトルS3'に平行で反射点p
3 を通る直線が原点Oを含むYZ平面と交わる位置を求
める。この時、x=0であるため、上記(18)式のx
=0とすると、t=−1/(2αSX3)となり、このt
の値を上式(19)に代入して、(17)式の関係を用
いて、変形すると(21)式となる。
【0063】
【数21】
【0064】この(21)式から分かる様に、cos ψ≒
1、即ち図3(D)に示す如くPz3≒0の時のYZ平面
での近軸領域ではy=(4α)-1となる。また、t=−1
/(2αSX3)を(20)式に代入して変形すると(2
2)式となる。
【0065】
【数22】
【0066】この(22)式より、基準軸Ax1 を中心と
した円弧状の反射面3aの半径q=(2α)-1の時、即ち
原点Oに対する基準軸Ax1 の回転半径が3(4α)
-1(=(2α)-1+(4α)-1)の時には、Pz3の値とは無
関係にz=0となる。この様に、原点Oに対する基準軸
Ax1 の回転半径を3(4α)-1とした場合には、図3
(D)に示す如くYZ平面に平行でx=(2α)-1の高さ
にある平面内におけるY軸に平行なサジタル方向の光線
は、近軸領域において前述したメリジオナル方向の光線
と同じ位置(0、(4α)-1、0)に集光することが理解
できる。
【0067】IV)X軸に平行なサジタル方向の光線 最後に、図3(E)及び図3(F)を参照しながらX軸
に平行で図3(C)及び図3(D)に示した反射点p3
を反射するサジタル方向における光線について検討す
る。図3(E)はXY平面(メリジオナル面)内での様
子を示しており、図3(F)は、図3(E)のAA’方
向からの矢示図であり、YZ平面に平行で=(2α) -1
高さにある平面内での様子を示している。
【0068】図3(E)及び(F)に示す如く、X軸に
平行で反射点p3 へ向かう光線の単位ベクトルP4
(1,0,0)とし、反射面3a上の点p3 による反射
後の単位ベクトルS4'をS4'=(SX4,SY4,Sz4)と
すると、次式(23)の関係が成立する。
【0069】
【数23】
【0070】従って、(15)式及び(23)式より、
反射後の単位ベクトルS4'は(24)式となる。
【0071】
【数24】
【0072】ここで、反射点p3 を通って反射後の単位
ベクトルS4'と平行な直線の式を考えると、それぞれ
(25)式,(26)式及び(27)式となる。
【0073】
【数25】
【0074】
【数26】
【0075】
【数27】
【0076】今、図3(E)及び(F)に示す如く、反
射点p3 を反射する光線が原点Oを含むXY平面(図3
(E)の紙面内)で交わる点を求める。この時、z=0
であるので、(27)式のz=0とすると、t=−qsi
n ψ/Sz4となり、このtの値を上式(26)に代入し
て、(24)式及び(22)式の関係を用いて、変形す
ると(28)式となる。
【0077】
【数28】
【0078】従って、X軸に平行で反射点p3 を通るサ
ジタル方向の光束は、点F((2α) -1,3(4α)-1
0)に集光するため、上記IIで説明した如くメリジオナ
ル方向におけるX軸に平行な光線の集光位置と一致し、
この関係は、収差が無い状態で近軸領域外でも成立する
ことが理解できる。よって、光源像又は光源の中心の点
F((2α)-1,3(4α)-1,0)からの発散光束は、X
Z平面に対して常に平行となるため、平行光束が被照射
面を円弧状に照明し、この円弧状の被照射面にわたって
テレセントリック性が維持されていることが理解でき
る。
【0079】以上の解析検討の結果、放物線(y=αx
2 )の頂点Oを原点として、この原点Oを通る対称軸と
平行な方向をY軸、放物線の頂点Oから対称軸に沿って
所定の距離だけ隔てた位置を対称軸Yに対して垂直に通
る基準軸Ax0 に平行で頂点Oを通る方向を方向をX
軸、基準軸Ax0 及び対称軸Yに対して垂直で頂点Oを
通る方向をz、基準軸Ax0 と対称軸Yとの交点から頂
点Oまでの距離をRとするとき、特殊反射鏡3は、以下
の(29)式及び(30)式を満足する放物トーリック
形状の回転体の1部で構成されることが好ましい。
【0080】
【数29】
【0081】
【数30】
【0082】以上の(29)式及び(30)式を満足さ
せながら、図1に示す如く、基準軸Ax1 上での特殊反
射鏡3の光源側焦点((2α)-1)の位置を特殊反射鏡3
の入射点とし、ここにほぼ円形形状の光源像または光源
を形成すると、この光源又は光源像からの光束は特殊反
射鏡3により円弧状の光束断面を有する平行光束に変換
されて、テレセントリック性及びケーラー照明状態が維
持された円弧状の照明領域が形成される。
【0083】なお、光源像I(又は光源)の中心は座標
((2α)-1,3(4α)-1,0)上となり、図2に示す被
照射面BFの中心CBFは、以下の(31)式を満足する
YZ平面内の円の1部となる。
【0084】
【数31】
【0085】以上に述べた如く、円弧状の照明領域の各
点でケーラ照明の条件を満足することが理解できる。と
ころで、以上の説明においては、光源像I(又は光源)
の中心が凹面反射鏡3の基準軸Ax1 上の座標((2α)
-1,3(4α)-1,0)上に形成される場合について説明
したが、図4に示す如く、ほぼ円形状の光源像(又は光
源)が凹面反射鏡3の基準軸Ax1 上に形成されていれ
ば、特殊反射鏡3により円弧状の光束断面を有する平行
光束に変換されて、ケーラー照明のもとで円弧状の照明
領域が形成される。このとき、照明領域の中心は放物線
の対称軸Ax0 上に形成され、その座標は、((2
α)-1,3(4α)-1,0)となる。従って、YZ平面内
での被照射面の中心CBFは、上記(31)式を満足する
円の1部となる。
【0086】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による第1実施
例を説明する。図5に示す如く、照明光学系は光源部と
してのエキシマレーザー1と反射型オプティカルインテ
グレータとしての反射型凹面フライアイ2aとを有する
光源手段と、本発明に於ける放物線の頂点Oから該放物
線の対称軸Ax0 に沿って所定の距離だけ隔てた位置を
該対称軸に対して垂直に通る基準軸Ax1 を中心に回転
させた放物トーリック形状の回転体の一部より構成され
る凹面反射鏡としての放物トーリック面ミラー3とより
構成されている。
【0087】まず、エキシマレーザー1は、平行光束或
いは平行に近い光束を供給する。この光束は、反射型凹
面フライアイ2aに対して所定の角度で入射する。反射
型凹面フライアイ2aは、例えば図6(a)及び図6
(c)に示す如くマトリックス状にに配列された複数の
凹面形状のミラー素子20aの集合体から構成され、各
ミラー素子20aに入射する平行光束を反射させて集光
する機能を有する。ここで、図6(a)は、本実施例に
おける反射型凹面フライアイ2aのメリジオナル方向に
おける断面図を表しており、図6(c)は、本実施例に
おける反射型凹面フライアイ2aの正面図を表してい
る。なお、図6(c)においては、紙面内上下方向がメ
リジオナル方向であり、紙面内左右方向がサジタル方向
である。
【0088】図6(a)及び図6(c)に示される各ミ
ラー素子20aの反射面は、メリジオナル方向及びサジ
タル方向での焦点距離が等しく構成されている。また、
図6(c)に示す如く、各ミラー素子20aは、メリジ
オナル方向よりもサジタル方向の方が長くなるような矩
形形状で構成されている。なお、各ミラー素子2aが矩
形形状となる理由については後述する。
【0089】図5に戻って、反射型凹面フライアイ2a
の反射により集光された焦点位置には、ミラー素子の数
に相当する点光源の集合体よりなる光源の実像Iが形成
される。実像Iは実質的に面光源(2次光源)である。
反射型凹面フライアイ2aにより形成された2次光源か
らの光束は、放物トーリック面ミラー3により反射集光
される。
【0090】図5では放物トーリック面ミラー3のメリ
ジオナル方向での様子を示しており、放物線PAの頂点
Oを原点としてこの原点Oを通る対称軸Ax0 をY、原
点Oを通り対称軸Ax0(Y軸)と垂直な方向をXとする
と、放物トーリック面ミラー3は、メリジオナル方向で
は、放物線PA(y=αx2)の1部より構成されてい
る。そして、3次元的には、図2に於いて示した如く、
対称軸Ax0(Y軸)において頂点Oから所定の距離(3
(4α) -1)だけ離れた位置Y0 を通り対称軸Ax 0(Y
軸)と直交する基準軸Ax1 を中心に回転させた放物ト
ーリック形状の回転体の一部よりなる。より具体的に
は、放物トーリック形状の回転体の2つの緯線(31,
32)間で形成される円弧型帯状の形状を成している。
この時、基準軸(回転軸)Ax1 は反射型凹面フライア
イ2aにより形成される複数の光源像I(2次光源)の
位置を通るように構成されており、これらの光源像Iは
放物トーリック面ミラー3の光源側の焦点位置(光源側
の焦点距離fはf=(2α) -1)に形成されている。
【0091】従って、反射型凹面フライアイ2aからの
光束は、図中点線で示す如く、放物トーリック面ミラー
3により平行光束に変換され、放物トーリック面ミラー
3の被照射面側の焦点位置(被照射面側の焦点距離fは
f=(2α) -1)には、テレセントリック性が維持された
状態で円弧状のケーラー照明された照射領域BFが形成
される。
【0092】ここで、反射型凹面フライアイ2を構成す
る各ミラー素子20aが図6(c)に示す如き矩形形状
となる理由について説明する。図2に示す如く、光源像
Iから放物トーリック面ミラー3へ向かう光束のサジタ
ル方向における発散角φがメリジオナル方向における発
散角よりも大きくなるため、反射型凹面フライアイ2a
からの光束の発散角がメリジオナル方向及びサジタル方
向において共に等しい場合には、放物トーリック面ミラ
ー3のサジタル方向における端部に光が入射しない問題
が生じる。そこで、本実施例では、反射型凹面フライア
イ2aを構成する各ミラー素子20aをメリジオナル方
向よりもサジタル方向の方が長くなるような矩形形状と
して、各ミラー素子20aから反射される光束のサジタ
ル方向における発散角をメリジオナル方向の発散角より
も大きくする。
【0093】尚、サジタル方向における発散角φとメル
ジオナル方向における発散角とがほぼ同じである場合に
は、各ミラー素子20aのメルジオナル方向とサジタル
方向との長さは同じであっても良い。また、本実施例で
は、図6(c)に示す如く、反射型凹面フライアイ2a
をメリジオナル方向及びサジタル方向の長さがほぼ等し
い正方形状とするために、メリジオナル方向に沿って配
列されるミラー素子20aの数を、サジタル方向に沿っ
て配列されるミラー素子20aの数よりも多くなるよう
に構成している。
【0094】尚、平行光束或いは平行に近い光束を供給
する光源部としては、レーザ等に限られず、例えば、楕
円鏡と、この楕円鏡の第1焦点位置に設けられた水銀ア
ーク灯と、楕円鏡により集光された水銀アーク灯からの
光を平行光束に変換する光学素子とで構成しても良い。
また、光源部としては、例えば、シンクロトロン放射光
(SOR)を供給するX線源と斜入射ミラーとスリット
から構成されても良く、レーザプラズマX線源とこのX
線源からのX線を平行光束に変換する放物面ミラーとを
有するように構成されても良い。このように、本発明に
よる光源部としては、紫外線波長域の平行光束を供給す
るものに限られず、可視光域、赤外線域の光やX線を供
給するものであっても良い。
【0095】また、図5において、光源部としてのエキ
シマレーザ1と反射型凹面フライアイ2との間の光路中
に、エキシマレーザ1からの光束を整形する(光束径を
拡大または光束断面形状を変換する)ビームエキスパン
ダを設けても良い。本実施例では、光源の像Iが放物ト
ーリック面ミラー3の基準軸Ax1 上に形成されるよう
になっている。しかし、12式を導いたときから分かる
ように、光源の像Iの位置が放物トーリック面ミラー3
の基準軸Ax1 上に厳密に一致させなくても、光源の像
Iの位置及び放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax1
がほぼ一致した状態なら、ある程度の誤差は許される。
【0096】放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax1
上に光源の実像Iを厳密に形成するためには、光源1の
射出側にビームスプリッタを設け、ビームスプリッタの
反対側に、反射型凹面フライアイ2aに対してビームス
プリッタを介した光源1からの光が垂直入射するよう
に、反射型凹面フライアイ2aを配置すれば良い。ここ
で、ビームスプリッタの代わりにハーフミラーを使用す
ることも考えられる。
【0097】また、図5に示す如く、光源1からの光線
が所定の角度で反射型凹面フライアイ2に入射する場合
には、各ミラー素子20aの焦点が放物トーリック面ミ
ラー3の基準軸Ax1 上にそれぞれ位置するように、反
射型凹面フライアイ2aを構成する各ミラー素子20a
の反射面の曲率をそれぞれ変えれば良い。次に、オプテ
ィカルインテグレータ素子として、複数の凸面鏡からな
る一個の反射型凸面フライアイ2bを用いた場合を、第
2実施例として、図面を参照しながら説明する。図7に
示す如く、照明光学系は光源部としてのエキシマレーザ
ー1と反射型オプティカルインテグレータとしての反射
型凸面フライアイ2bとを有する光源手段と、本発明に
於ける放物線の頂点Oから該放物線の対称軸Ax0に沿
って所定の距離だけ隔てた位置を該対称軸に対して垂直
に通る基準軸Ax1を中心に回転させた放物トーリック
形状の回転体の一部より構成される凹面反射鏡としての
放物トーリック面ミラー3とより構成されている。
【0098】まず、エキシマレーザー1は、平行光束或
いは平行に近い光束を供給する。この光束は、反射型凸
面フライアイ2bに対して所定の角度で入射する。反射
型凸面フライアイ2bは、例えば図6(b)及び図6
(d)に示す如くマトリックス状にに配列された複数の
凸面形状のミラー素子20bの集合体から構成され、各
ミラー素子20bに入射する平行光束を反射させて発散
する機能を有する。ここで、図6(b)は、本実施例に
おける反射型凸面フライアイ2bのメリジオナル方向に
おける断面図を表しており、図6(d)は、本実施例に
おける反射型凸面フライアイ2bの正面図を表してい
る。なお、図6(d)においては、紙面内上下方向がメ
リジオナル方向をであり、紙面内左右方向がサジタル方
向である。
【0099】図6(b)及び図6(d)に示される各ミ
ラー素子20bの反射面は、メリジオナル方向及びサジ
タル方向での焦点距離が等しく構成されている。また、
図6(d)に示す如く、各ミラー素子20bは、メリジ
オナル方向よりもサジタル方向の方が長くなるような矩
形形状で構成されている。なお、各ミラー素子20bが
矩形状となる理由については、第1実施例で図6(c)
に示す如き各ミラー素子20aが矩形状となる理由と同
一であるため、ここでは説明を省略する。
【0100】図7に戻って、反射型凸面フライアイ2b
の反射により発散された焦点位置には、ミラー素子の数
に相当する点光源の集合体よりなる光源の虚像Iが形成
される。虚像Iは実質的に面光源(2次光源)である。
反射型凸面フライアイ2bにより形成された2次光源か
らの光束は、放物トーリック面ミラー3により反射集光
される。
【0101】図7では放物トーリック面ミラー3のメリ
ジオナル方向での様子を示しており、放物線PAの頂点
Oを原点としてこの原点Oを通る対称軸Ax0 をY、原
点Oを通り対称軸Ax0(Y軸)と垂直な方向をXとする
と、放物トーリック面ミラー3は、メリジオナル方向で
は、放物線PA(y=αx2)の1部より構成されてい
る。そして、3次元的には、図2に於いて示した如く、
対称軸Ax0(Y軸)において頂点Oから所定の距離(3
(4α) -1)だけ離れた位置Y0 を通り対称軸Ax 0(Y
軸)と直交する基準軸Ax1 を中心に回転させた放物ト
ーリック形状の回転体の一部よりなる。より具体的に
は、放物トーリック形状の回転体の2つの緯線(31,
32)間で形成される円弧型帯状の形状を成している。
この時、基準軸(回転軸)Ax1 は反射型凹面フライア
イ2bにより形成される複数の光源像I(2次光源)の
位置を通るように構成されており、これらの光源像Iは
放物トーリック面ミラー3の光源側の焦点位置(光源側
の焦点距離fはf=(2α) -1)に形成されている。
【0102】従って、反射型凸面フライアイ2bからの
光束は、図中点線で示す如く、放物トーリック面ミラー
3により平行光束に変換され、放物トーリック面ミラー
3の被照射面側の焦点位置(被照射面側の焦点距離fは
f=(2α) -1)には、テレセントリック性が維持された
状態で円弧状のケーラー照明された照射領域BFが形成
される。
【0103】尚、サジタル方向における発散角φとメル
ジオナル方向における発散角とがほぼ同じである場合に
は、20bのメルジオナル方向とサジタル方向との長さ
は同じであっても良い。また、本実施例では、図6
(d)に示す如く、反射型凹面フライアイ2bをメリジ
オナル方向及びサジタル方向の長さがほぼ等しい正方形
状とするために、メリジオナル方向に沿って配列される
ミラー素子20bの数をサジタル方向に沿って配列され
るミラー素子20bの数よりも多くなるように構成して
いる。
【0104】尚、平行光束或いは平行に近い光束を供給
する光源部としては、レーザ等に限られず、例えば、楕
円鏡と、この楕円鏡の第1焦点位置に設けられた水銀ア
ーク灯と、楕円鏡により集光された水銀アーク灯からの
光を平行光束に変換する光学素子とで構成しても良い。
また、光源部としては、例えば、シンクロトロン放射光
(SOR)を供給するX線源と斜入射ミラーとスリット
から構成されても良く、レーザプラズマX線源とこのX
線源からのX線を平行光束に変換する放物面ミラーとを
有するように構成されても良い。このように、本発明に
よる光源部としては、紫外線波長域の平行光束を供給す
るものに限られず、可視光域、赤外線域の光やX線を供
給するものであっても良い。
【0105】また、図7において、光源部としてのエキ
シマレーザ1と反射型凸面フライアイ2bとの間の光路
中に、エキシマレーザ1からの光束を整形する(光束径
を拡大または光束断面形状を変換する)ビームエキスパ
ンダを設けても良い。本実施例では、光源の像Iが放物
トーリック面ミラー3の基準軸Ax1 上に形成されるよ
うになっている。しかし、12式を導いたときから分か
るように、光源の像Iの位置が放物トーリック面ミラー
3の基準軸Ax1 上に厳密に一致させなくても、光源の
像Iの位置及び放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax
1 がほぼ一致した状態なら、ある程度の誤差は許され
る。
【0106】放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax1
上に光源の実像Iを厳密に形成するためには、光源1の
射出側にビームスプリッタを設け、ビームスプリッタの
反対側に、反射型凸面フライアイ2bに対してビームス
プリッタを介した光源1からの光が垂直入射するよう
に、反射型凸面フライアイ2bを配置すれば良い。ここ
でビームスプリッタの代わりにハーフミラーを使用する
ことも考えられる。
【0107】また、図7に示す如く、光源1からの光線
が所定の角度で反射型凸面フライアイ2bに入射する場
合には、各ミラー素子20bの焦点が放物トーリック面
ミラー3の基準軸Ax1 上にそれぞれ位置するように、
反射型凸面フライアイ2bを構成する各ミラー素子20
bの反射面の曲率をそれぞれ変えれば良い。図8(a)
は、二個の反射型オプティカルインテグレータ4a及び
4bを用いた第3実施例を示す。図に示す如く、レーザ
ー光源1と、第1及び第2反射型オプティカルインテグ
レータ4a,4bとを有する光源手段と、本発明に於け
る放物線の頂点0から該放物線の対称軸Ax0 に沿って
所定の距離だけ隔てた位置を該対称軸Ax0 に対して垂
直に通る基準軸Ax1 を中心に回転させた放物トーリッ
ク形状の回転体の一部より構成される凹面反射鏡である
放物トーリック面ミラー3より構成されている。
【0108】第1反射型オプティカルインテグレータ4
aは、図9(a)に示す如く、複数の同一曲率を持つ凹
面シリンドリカルミラー40aからなる。一方、第2反
射型オプティカルインテグレータ4bは、第1反射型オ
プティカルインテグレータ4aとは異なる曲率を持つ凹
面シリンドリカルミラー40bからなる。これらのシリ
ンドリカルミラー40a及び40bは、それぞれ同じ数
であり、それぞれの母線が互いに平行となるように設け
られている。
【0109】図8(a)に戻って、第1及び第2反射型
オプティカルインテグレータ4a,4bは、それぞれの
母線が互いに直交する状態で配置されている。尚、本実
施例でいう「母線が互いに直交する」とは、第1及び第
2反射型オプティカルインテグレータ4a,4bの間の
光路中にある反射部材などの光学素子を経由しても、第
1反射型オプティカルインテグレータ4a中の凹面シリ
ンドリカルミラー40aの母線と、第2反射型オプティ
カルインテグレータ4b中の凹面シリンドリカルミラー
40aの母線とが実質的に一致することを指す。
【0110】そして、本実施例では、第1反射型オプテ
ィカルインテグレータ4aを構成する複数の凹面シリン
ドリカルミラー40aの母線の方向(以下、第1反射型
オプティカルインテグレータ4aの軸と称する)を紙面
垂直方向とし、第2反射型オプティカルインテグレータ
4bを構成する複数の凹面シリンドリカルミラー40b
の母線の方向(以下、第2反射型オプティカルインテグ
レータ4bの軸と称する)を紙面内方向としている。
【0111】レーザー光源Iから放射された光線は、第
1反射型オプティカルインテグレータ4aによってその
光路を曲げられ、各凹面のシリンドリカルミラー40a
によって紙面内方向で焦点位置(光源像の位置)Iに焦
点を結ぶ光路をとる。紙面内方向での光線は放物トーリ
ック面ミラー3におけるメリジオナル面の光線となる。
【0112】また、第2反射型オプティカルインテグレ
ータ4bは、第1反射型オプティカルインテグレータ4
a及び焦点位置Iとの中間に置かれ、第1反射型オプテ
ィカルインテグレータ4aからの光線は、第2反射型オ
プティカルインテグレータ4bによってその光路を曲げ
られる。二枚目の第2反射型オプティカルインテグレー
タ4bの各凹面のシリンドリカルミラー40bから射出
された光束は、紙面に垂直な方向のみに焦点を結ぶ。こ
のとき、第2反射型オプティカルインテグレータ4bの
焦点位置は、第1の反射型オプティカルインテグレータ
4aの焦点位置Iと合致する。ここで、紙面に垂直な方
向の光線は放物トーリック面ミラー3におけるサジタル
面の光線となる。
【0113】従って第1反射型オプティカルインテグレ
ータ4aは、放物トーリック面ミラー3のメリジオナル
面における二次光源となり、第2の反射型オプティカル
インテグレータ4bは、放物トーリック面ミラー3のサ
ジタル面における二次光源となる。第1及び第2反射型
オプティカルインテグレータを介した光線は、焦点位置
Iを通り、放物トーリック面ミラー3に入射する。
【0114】これにより、それぞれの反射型オプティカ
ルインテグレータのシリンドリカルミラーの曲率を変え
ることにより、メリジオナル方向及びサジタル方向の発
散角を変えることができる。その結果、照明領域を独立
に変更することができる。そして、第1及び第2反射型
オプティカルインテグレータ4a,4bの結像点が一致
するように両者の間隔を選ぶことにより、Iで示された
二次光源面が形成される。シリンドリカルミラーの個数
を同一にすることにより、メリジオナル方向とサジタル
方向の二次光源の数を同一にすることが可能となる。
【0115】尚、本実施例では、光源の像Iが放物トー
リック面ミラー3の基準軸Ax1 上に形成されるように
なっている。しかし、12式を導いたときから分かるよ
うに、光源の像Iの位置が放物トーリック面ミラー3の
基準軸Ax1 上に厳密に一致させなくても、光源の像I
の位置及び放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax1
ほぼ一致した状態なら、ある程度の誤差は許される。
【0116】図8(a)では放物トーリック面ミラー3
のメリジオナル方向での様子を示しており、放物線PA
の頂点Oを原点としてこの原点Oを通る対称軸Ax0
Y、原点Oを通り対称軸Ax0(Y軸)と垂直な方向をX
とすると、放物トーリック面ミラー3は、メリジオナル
方向では、放物線PA(y=αx2)の1部より構成され
ている。そして、3次元的には、図2に於いて示した如
く、対称軸Ax0(Y軸)において頂点Oから所定の距離
(3(4α) -1)だけ離れた位置Y0 を通り対称軸Ax
0(Y軸)と直交する基準軸Ax1 を中心に回転させた放
物トーリック形状の回転体の1部よりなり、より具体的
には、放物トーリック形状の回転体の2つの緯線(3
1,32)間で形成される円弧型帯状の形状を成してい
る。この時、基準軸Ax1 は反射型オプティカルインテ
グレータ4a及び4bにより形成される複数の光源像I
(2次光源)の位置を通るように構成されており、これ
らの光源像Iは放物トーリック面ミラー3の光源側の焦
点位置に形成されている。
【0117】従って、反射型オプティカルインテグレー
タ4a及び4bからの光束は、点線で示す如く、放物ト
ーリック面ミラー3により平行光束に変換され、放物ト
ーリック面ミラー3の被照射面側の焦点位置(被照射面
側の焦点距離fはf=(2α) -1)には、テレセントリッ
ク性が維持された状態で円弧状のケーラー照明された照
射領域BFが形成される。
【0118】図8(b)に示す光学系は、第2反射型オ
プティカルインテグレータの各シリンドリカルミラーが
図9(b)に示す如く凸面形状となっている場合を示し
たものである。図8(a)に示す光学系で得られる二次
光源が実像となるのに対し、図8(b)のものでは紙面
に垂直な方向の光線において二次光源が虚像となる。第
2反射型オプティカルインテグレータが凸面のシリンド
リカルミラー40bからなる場合は、紙面内方向での光
線が一度焦点を結んだ後の位置に、第2の反射型オプテ
ィカルインテグレータ4cを置く。このように、第2反
射型オプティカルインテグレータの各シリンドリカルミ
ラーが凸面形状である場合にも、メリジオナル方向とサ
ジタル方向の二次光源の数を同一にすることが可能とな
る。
【0119】図10は、一枚の反射型凹面フライアイ5
及び平面回転鏡6を用いた第4実施例を示す。図10は
サジタル面内の様子を示している。照明光学系はレーザ
ー光源1と、反射型オプティカルインテグレータである
反射型凹面フライアイ5を有する光源手段と、基準軸上
を中心として回転可能な平面回転鏡6と、本発明に於け
る放物線の頂点から該放物線の対称軸に沿って所定の距
離だけ隔てた位置を該対称軸に対して垂直に通る基準軸
を中心に回転させた放物トーリック形状の回転体の一部
より構成される凹面反射鏡である放物トーリック面ミラ
ー3より構成されている。
【0120】光源から出た光は、所定の角度で反射型凹
面フライアイ5に入射する。図11に示すごとく、反射
型凹面フライアイ5は複数の凹面形状のミラー素子50
aの集合体よりなり、メリジオナル方向とサジタル方向
でミラー素子50aの数は同一である。各ミラー素子5
0aはメリジオナル方向とサジタル方向で同一の大きさ
であり、同一の焦点距離をもつ。平面回転鏡6は、各ミ
ラー素子50aの後側焦点位置に設けられており、反射
型凹面フライアイ5からの光束は、図中点線に示すごと
く、平面回転鏡6上にメリジオナル方向及びサジタル方
向で同じ数の二次光源像を形成する。
【0121】この二次光源からの光は、放物トーリック
面ミラー3により反射集光され、放物トーリック面ミラ
ー3の被照射面側の焦点位置(被照射面側の焦点距離f
はf=(2α) -1)には、テレセントリック性が維持され
た状態でケーラー照明されたほぼ円形状の照射領域BF
2 が形成される。そして、平面回転鏡6を平面回転鏡の
回転軸Ax1 を中心に回転させることにより、照射領域
BF2 が基準軸Ax1を中心とした回転方向に沿って走
査され、放物トーリック面ミラー3上に輪帯状に照明領
域BFを形成する事が出来る。
【0122】この場合、反射型凹面フライアイ5の各ミ
ラー素子50aの開口数は放物トーリック面ミラー3の
メリジオナル方向の幅を満たす程度で充分な為、第1実
施例に示した如く開口形状を細長くする必要は無く、メ
リジオナル方向とサジタル方向との二次光源の数を同一
にする事が可能となる。尚、本実施例では、光源の像I
が放物トーリック面ミラー3の基準軸Ax1 上に形成さ
れるようになっている。しかし、12式を導いたときか
ら分かるように、光源の像Iの位置が放物トーリック面
ミラー3の基準軸Ax1 上に厳密に一致させなくても、
光源の像Iの位置及び放物トーリック面ミラー3の基準
軸Ax1がほぼ一致した状態であれば、ある程度の誤差
は許される。
【0123】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、テレセン
トリック性及びケーラー照明状態を維持しながら、従来
よりも格段に高い照明効率のもとで被照射面を円弧状に
均一照明することができる。更に、発光部以外の光学系
の部材を反射型部材とする事により、光学系を通過する
光の吸収を格段に抑える事ができる。
【0124】これにより、高いスループットのもとでレ
チクルのパターンを忠実にウエハ上へ転写することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は特殊反射鏡のメリジオナル方向での断面
図である。
【図2】図2は特殊反射鏡の斜示図である。
【図3】図3は特殊反射鏡の最適な形状を説明するため
の図である。
【図4】図4は光源像の位置を基準軸に沿ってずらした
状態を示す図である。
【図5】図5は本発明による照明光学系の第1実施例を
示す図である。
【図6】図6は第1実施例及び第2実施例で使用される
反射型インテグレータの図である。
【図7】図7は本発明による照明光学系の第2実施例を
示す図である。
【図8】図8は本発明による照明光学系の第3実施例を
示す図である。
【図9】図9は第3実施例で使用される反射型インテグ
レータの図である。
【図10】図10は本発明による照明光学系の第4実施
例を示す図である。
【図11】図11は第4実施例で使用される反射型イン
テグレータの図である。
【図12】図12は従来の照明光学系の構成を示す図で
ある。
【主要部分の符号の説明】
1・・・ 光源 2・・・ 反射型オプティカルインテグレータ 3・・・ 特殊反射鏡 4・・・ 反射型オプティカルインテグレータ 5・・・ 平面回転鏡 PA・・・ 放物面 Ax0・・・ 対称軸 Ax1・・・ 基準軸 BF,BFR ・・・ 照射領域 R・・・ レチクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7352−4M H01L 21/30 527

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさの光源またはその像を形成す
    る光源手段と、該光源手段からの光束を集光して被照明
    物体を照明する集光光学系とを有する照明光学装置にお
    いて、 前記光源手段は、平行光束を供給する光源部と、該光源
    部からの平行光束によって複数の光源像を形成する反射
    型のオプティカルインテグレータとを有し、 前記集光光学系は、前記光源または前記光源像からの光
    束を平行光束に変換して前記被照明物体上を円弧状に照
    明する凹面反射鏡を有し、 該凹面反射鏡は、放物線の頂点から該放物線の対称軸に
    沿って所定の距離だけ隔てた位置を該対称軸に対して垂
    直に通る基準軸を中心に回転させた放物トーリック形状
    の回転面の一部より構成されることを特徴とする照明光
    学装置。
  2. 【請求項2】前記凹面反射鏡は、前記放物トーリック形
    状の回転面の二つの緯線で挟まれる帯状領域の一部で構
    成されることを特徴とする照明光学装置。
  3. 【請求項3】前記光源手段による複数の光源像は、前記
    基準軸上に形成されることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の照明光学装置。
  4. 【請求項4】前記反射型のオプティカルインテグレータ
    は、第1反射型オプティカルインテグレータと、第2反
    射型オプティカルインテグレータとを有し、 前記第1及び第2反射型オプティカルインテグレータ
    は、それぞれの母線が互いに平行になるごとく配列され
    た複数のシリンドリカル形状の反射部材をそれぞれ有
    し、 前記第2反射型オプティカルインテグレータの前記シリ
    ンドリカル形状の反射部材は、前記第1反射型オプティ
    カルインテグレータの前記シリンドリカル形状の反射部
    材とは異なる焦点距離を有し、 前記第1反射型オプティカルインテグレータの母線と前
    記第2反射型オプティカルインテグレータの反射部材の
    母線とは、互いに直交するごとく設けられ、 前記第1及び第2反射型オプティカルインテグレータの
    前記シリンドリカル形状の反射部材による光源像の位置
    は、それぞれ一致することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の照明光学装置。
  5. 【請求項5】前記照明光学装置は、前記基準軸を中心に
    回転可能に設けられた平面反射部材をさらに有し、 前記反射型のオプティカルインテグレータは、縦方向及
    び横方向で凹面反射鏡素子の個数が同一である反射型フ
    ライアイから成ることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の照明光学装置。
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