JPH07249351A - ガス断路器 - Google Patents

ガス断路器

Info

Publication number
JPH07249351A
JPH07249351A JP3893994A JP3893994A JPH07249351A JP H07249351 A JPH07249351 A JP H07249351A JP 3893994 A JP3893994 A JP 3893994A JP 3893994 A JP3893994 A JP 3893994A JP H07249351 A JPH07249351 A JP H07249351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
shield
contact
arc
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3893994A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sakaki
正幸 榊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP3893994A priority Critical patent/JPH07249351A/ja
Publication of JPH07249351A publication Critical patent/JPH07249351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定側シールドの外径を小さくできて、かつ
該固定側シールドの外表面と可動コンタクト先端との間
にアークを生ずることがない断路器の提供。 【構成】 固定側シールド19の外表面にフッ素樹脂等
の耐熱性の絶縁物20をコーティングするとともに、可
動コンタクト21の先端に、先端形状が半球状の突出部
22を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス断路器に関し、特
に固定コンタクトを覆うシールドと可動コンタクトの先
端部を改良したガス断路器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、遮断器,断路器,
接地開閉器等で構成され、断路器は一般的に電流を切る
ことなく、無電流の状態で入・切りされるが、しかし、
実際にはある程度の充電電流,ループ電流などを開閉す
る開閉能力を備えている。
【0003】図2はこの電流開閉能力を備えた断路器
で、絶縁ガス中に設けた固定側ユニット1と、可動側ユ
ニット2とで構成され、固定側ユニットは次のように構
成されている。
【0004】図示を省略した固定部に固定され、先端に
鍔3a付円柱部を有する固定ベース3と、鍔3aの外周
部に放射状の溝を多数設けて接触片4を挿入し2個のリ
ング状コイルばね5により固定ベース3に取り付けると
同時に、挿入された可動コンタクトとの間に接触圧力を
保持する固定コンタクト6と、固定コンタクト6での電
界集中を防止するために設けられるとともに外周面の角
部に大きなアールが形成された固定側シールド7とで構
成される。
【0005】一方可動側ユニット2は、筒状であって固
定側ベース3と同一軸心の状態で図示省略の固定部に固
定されたシリンダ8と,該シリンダ8内の先端に埋設さ
れたリング状の通電コンタクト9と,固定側シールド7
と同様の目的で設けられた可動側シールド10と,通電
コンタクト9に対して摺動自在にシリンダ8内に設けら
れるとともに、図示省略の駆動手段に連動連結された可
動コンタクト11と軸受12とで構成される。
【0006】図2(A)は閉路状態の断面図で、この状
態から開路(断路)する場合は、可動コンタクト11を
図2(A)の右方へ駆動する。可動コンタクト11が右
側に移動すると、可動コンタクト11は固定コンタクト
6と離れて断路されるが、離れる際、ループ電流が流れ
ていると、両コンタクト間にアークが発生しそのアーク
が引き伸ばされて消弧し、断路状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開路途中にお
いて図2(B)に示すようにアーク13がシールド7側
に点弧する場合がある。シールド7に点弧すると、この
アーク13により固定側シールド7の外表面が損傷し、
凹凸を生じ電界集中が起こって閃絡し易くなる。
【0008】固定側シールド7の外径を小さくして内径
を可動コンタクト11に近づけるとこの傾向はますます
大きくなり断路部の縮小化の阻害要因となっていた。
【0009】即ち、シールド7への点弧を避けようとし
て図3に示すように外径を大きくした固定側シールド1
4を使用すれば、固定側シールド14と可動コンタクト
11の先端との間にアークは発生しないが、固定側シー
ルド14の外径が大きくなるために図4に示すように3
相分の断路器15,16,17を一括して取り付けよう
とすると母線管路の管18の外径をより大きなものにし
なければならないという問題を生ずる。
【0010】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、固定側シールドの外径を小さくすることができて、
かつ該固定側シールドの外表面と可動コンタクト先端と
の間にアークを生ずることがない断路器の提供を目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における上記の課
題を解決するための手段は、固定コンタクトと,該固定
コンタクトを覆う固定側シールドと,前記固定コンタク
トに挿入して閉路する円柱状の可動コンタクトとを絶縁
ガス中に設けたガス断路器において、前記固定側シール
ドの外表面にテフロン等の耐熱性のフッ素樹脂から成る
絶縁物をコーティングする。
【0012】また、前記可動コンタクトの先端に、先端
形状が半球状の突出部を形成して固定側シールドへの点
弧を防止し、小形化を可能とする。
【0013】
【作用】固定側シールドの可動コンタクトと対向する外
表面に耐熱性絶縁物をコーティングしてあるのでアーク
が固定側シールド間に点弧することはない。
【0014】また、可動コンタクトの先端に、可動コン
タクトの径より小径の半球状突出部を設けたので、アー
クは可動コンタクトの中心軸上の突出部に集まるため
に、アークは固定側コンタクト間に集中され、固定側シ
ールド外表面との間では点弧したり、またアークが固定
側シールドに移行することはない。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。なお本発明は従来のガス断路器の一部を改良
したものなので、従来と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す要部断面図
で、同図において19は固定側シールド、20は固定側
シールド19の外表面にコーティングしたテフロン等の
耐熱性のフッ素樹脂から成る絶縁物で、このコーティン
グは、必ずしも固定側シールドの全外表面に設ける必要
はないが、少なくとも可動コンタクト21と対向する外
表面には設ける必要がある。21は円柱状の可動コンタ
クト、22は可動コンタクト21の先端に形成した半球
状の突出部で、球状の直径(最大)は可動コンタクト2
1の直径より小となす。23は固定コンタクト6と可動
コンタクト21との間に発生したアークである。
【0017】開路時に可動コンタクト21が図1の右方
へ移動して固定コンタクト6から離れると、可動コンタ
クト21と固定コンタクト6との間にはアーク23を生
じ、該アーク23の一端は球状の突出部22に移行して
可動コンタクト21先端の中心軸上に集まり、他端は固
定コンタクト6の接触片4上を固定側シールド19に向
かって移行し消滅する。
【0018】万一アーク23が固定側シールド19に点
弧したとしても高電界である外表面は耐熱性絶縁物20
によりコーティングされているために裏面の低電界面で
あり、アーク23の痕跡により固定側シールド19が耐
電圧低下を生ずることはない。 耐熱性絶縁物20がコ
ーティングされている固定側シールド19の外表面と、
可動コンタクト21との間にはアーク23を生じないか
ら、固定側シールド19の内径を小さくして可動コンタ
クト21の外径に近付け、固定側シールド19の外径を
接触片4の動作を妨げない最小寸法とすることができ
る。図1においては小さくした固定側シールド19の外
径に合わせて、固定ベース3,シリンダ8の外径をそれ
ぞれ小さくした場合の図を示してある。
【0019】このように固定側シールド19の外径が小
さくなると、3相を一括化した場合の管路径を小さくす
ることができ、より縮小化された絶縁開閉装置の提供が
可能となる。さらに、管路を小さくすることができるた
め管路および管路に付属する部品類も小形化され価格の
低減に対する効果も大きなものがある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明に係
るガス断路器は、固定コンタクトを覆う固定側シールド
の外表面に耐熱性絶縁物をコーティングし、また可動コ
ンタクトの先端に先端形状が球状の突出部を設けて、発
生したアークが可動コンタクトの中心軸上に集まるよう
にしたので、前記固定側シールドの高電界面へアークが
点弧することはなく、固定側シールドの内径を可動コン
タクトの外径に近付けて、その内径を小さくすることに
より固定側シールドの外径を小さくすることができるか
ら、母線管路の管外径を小さくすることができて、より
縮小化された低価格のガス絶縁開閉装置の提供が可能に
なるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部断面図。
【図2】従来例の説明図。(A)は閉路状態、(B)は
開路途中状態を示す。
【図3】従来例の説明図。
【図4】断路器を管路母線に適用した場合の説明図。
【符号の説明】
6…固定コンタクト 19…固定側シールド 20…絶縁物 21…可動コンタクト 22…球状の突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コンタクトと、該固定コンタクトを
    覆う固定側シールドと、前記固定コンタクトに挿出入さ
    れる円柱状の可動コンタクトとを絶縁ガス中に設けたガ
    ス断路器において、 前記固定側シールドの少なくとも可動コンタクトとの対
    向側表面にフッ素樹脂等の耐熱性の絶縁物をコーティン
    グしたことを特徴とするガス断路器。
  2. 【請求項2】 可動コンタクトの先端に、該可動コンタ
    クトの径より小径の半球状の突出部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のガス断路器。
JP3893994A 1994-03-10 1994-03-10 ガス断路器 Pending JPH07249351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3893994A JPH07249351A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 ガス断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3893994A JPH07249351A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 ガス断路器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07249351A true JPH07249351A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12539203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3893994A Pending JPH07249351A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 ガス断路器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07249351A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831828B2 (en) 2002-11-19 2004-12-14 Tmt&D Corporation Gas-insulated switchgear
JP2008071540A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Energy Support Corp 配電機器の可動電極
JP2010178526A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp タンク型真空遮断器
JP2021190251A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 株式会社日立製作所 開閉装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831828B2 (en) 2002-11-19 2004-12-14 Tmt&D Corporation Gas-insulated switchgear
JP2008071540A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Energy Support Corp 配電機器の可動電極
JP4680856B2 (ja) * 2006-09-12 2011-05-11 エナジーサポート株式会社 配電機器の可動電極
JP2010178526A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Electric Corp タンク型真空遮断器
JP2021190251A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 株式会社日立製作所 開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5373130A (en) Self-extinguishing expansion switch or circuit breaker
US5514844A (en) Switch
US4311890A (en) High-voltage, blast-actuated power switch having a deformable bridge conductor
JP2008524815A (ja) 電気的スイッチング・デバイスのためのコンタクト・システム
JP2007027023A (ja) ガス絶縁開閉器
JPS635848B2 (ja)
US3982812A (en) Power cable separable connector having gasket means for restricting the flow of arc-generated gases therefrom
US4525612A (en) Gas insulated switch
CA2231304C (en) Insulated type switchgear device
JPH07249351A (ja) ガス断路器
JPS5887719A (ja) 電力用遮断器
KR100331197B1 (ko) 부하 차단 스위치용 회전 아크 단속기
JPH08321233A (ja) 回路遮断器
US3586804A (en) Disconnect switch
GB2025139A (en) Gas-blast circuit breaker
US20020060203A1 (en) Contact zone for a power breaker
US5015810A (en) Arc spinner interrupter
US4980527A (en) Arc spinner interrupter
JPH01161634A (ja) 電界分布スクリーンを備えた絶縁性ガス膨張式自動吹消し型遮断器
JPH0521801Y2 (ja)
US20150357135A1 (en) Circuit breaker provided with means that reduce the switching arc between permanent contacts
GB2211998A (en) Arc interrupter
JP3139178B2 (ja) ハイブリッド開閉器
JPS6333461Y2 (ja)
JPH0521800Y2 (ja)