JPH0724931A - タイヤ成形ドラム及び生タイヤ製造方法 - Google Patents

タイヤ成形ドラム及び生タイヤ製造方法

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JPH0724931A
JPH0724931A JP5174493A JP17449393A JPH0724931A JP H0724931 A JPH0724931 A JP H0724931A JP 5174493 A JP5174493 A JP 5174493A JP 17449393 A JP17449393 A JP 17449393A JP H0724931 A JPH0724931 A JP H0724931A
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center
carcass ply
bead core
ply
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裕三 熊谷
Fumihiro Matsuyama
文博 松山
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • B29D30/244Drums for manufacturing substantially cylindrical tyre components with cores or beads, e.g. carcasses
    • B29D30/246Drums for the multiple stage building process, i.e. the building-up of the cylindrical carcass is realised on one drum and the toroidal expansion is realised after transferring on another drum

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニフォミティーに優れたアップダウン構造
のタイヤを効率良く成形すること。 【構成】 拡縮可能なセンタードラム12及びサイドド
ラム14の外周面に密着した状態のセンターブラダー8
4の外周にアッププライ用カーカスプライ86を貼り付
け、ビードコア88を所定位置に配設してビード載置部
68にて固定する。ビードコア88にビードフィラー9
0を取り付け、サイドブラダー72を膨張させてアップ
プライ用カーカスプライ86の両端部を折り返す。その
後、ダウンプライ用カーカスプライ94を貼り付ける。
アッププライ用カーカスプライ86の折り返し部分、ダ
ウンプライ用カーカスプライ94をステッチングローラ
ー96で押圧する際に、これらのプライの内側には、セ
ンタードラム12及びサイドドラム14が配置されてい
るので、プライ同士の密着が確実になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ成形ドラムに関
し、特にユニフォミティーに優れたタイヤを効率良く成
形することのできるタイヤ成形ドラム及び生タイヤ製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生タイヤを製造する方法としては、シン
グルステージ方式と2ステージ方式とがあり、カーカス
プライのアップダウン構造は、2ステージ方式でのみ可
能とされ、シングルステージ方式では不可能であった。
【0003】図8(A)に示すように、シングルステー
ジ方式では、センターブラダー200の上にカーカスプ
ライ202を貼り付け、ビードコア204をセットした
後、図8(B)に示すように、センターブラダー200
に空気を入れ膨らませてプライ端を起こした状態でサイ
ドプラダー206を膨らましてプライ端を内側に折り返
し、生ケースを得ている。
【0004】シングルステージ方式でアップダウン構造
のタイヤを形成しようとすると、アッププライ(図8の
カーカスプライ202に相当)を貼り付けた後に、アッ
ププライの上にダウンプライを貼り付ける必要がある。
ところが、膨張したセンターブラダーで支持されるアッ
ププライは、外力により変形し易いため(空気で膨張し
たセンターブラダーが柔軟なため)形状を保持し難く、
ダウンプライを一定形状に貼り付けることが困難であっ
た。このため、アップ・ダウン構造を採用するタイヤの
成形を、タイヤのユニフォミティーを確保する上で望ま
しいとされるシングルステージ方式で対応することがで
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2ステ
ージ方式では、アップダウン構造のタイヤを形成するこ
とはできるが、カーカスフォーマーにて円筒状のカーカ
スを形成した後にカーカスをカーカスフォーマーから外
してシェービングフォーマーへ移送する作業を必要と
し、移送途中及びシェービングフォーマーへの取付け時
に変形させる場合があり、タイヤのユニフォミティーを
向上させるうえでのネックとなっている。
【0006】このように、シングルステージ方式では、
2ステージ方式とは違って移送作業が不要であるため生
ケースを変形させる虞れがないがアップダウン構造のタ
イヤを形成することができず、2ステージ方式では、ア
ップダウン構造のタイヤを形成することはきるものの、
ユニフォミティーに優れたタイヤを効率良く形成するこ
とができなかった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ユニフォミテ
ィーに優れたアップダウン構造のタイヤを効率良く成形
することのできるタイヤ成形ドラム及び生タイヤ製造方
法を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のタイヤ
成形ドラムは、周方向に複数のセグメントに分割され、
拡縮可能とされたセンタードラムと、前記センタードラ
ムの軸方向両側に設けられ、周方向に複数のセグメント
に分割されて拡縮可能とされると共に、前記センタード
ラムの内側に挿入可能なサイドドラムと、前記センター
ドラム及び前記サイドドラムの軸芯に沿って配設され、
前記センタードラムを支持する長尺状の支持部材と、前
記センタードラムのセグメントを前記センタードラムの
縮径方向に付勢する付勢手段と、前記支持部材の長手方
向に沿って前記サイドドラムを移動可能に支持するスラ
イドベースと、前記スライドベースに設けられ前記サイ
ドドラムのセグメントを径方向に移動させて前記サイド
ドラムを拡縮させるサイドドラム拡径手段と、前記スラ
イドベースを前記支持部材の長手方向に沿って移動させ
るスライドベース移動手段と、前記サイドドラムを構成
するセグメントの前記センタードラム側端部の外周側に
設けられる第1のテーパー部と、前記センタードラムを
構成するセグメントの前記サイドドラム側端部の内周側
に設けられ、前記第1のテーパー部と対応する第2のテ
ーパー部と、前記センタードラム及び前記サイドドラム
の外周面を円筒状に覆い、前記センタードラム及び前記
サイドドラムの外周面に密着した状態から径方向外側へ
膨張可能とされ、軸方向端部が前記スライドベースに支
持されるセンターブラダーと、前記スライドベースに設
けられ、前記センターブラダーの軸方向両側部に配置さ
れてビードコアを径方向内側から支持する拡縮可能なビ
ードコア固定手段と、前記スライドベースに設けられ、
前記ビードコア固定手段の軸方向外側に配置されて前記
センターブラダー外周面に貼り付けられたプライの端部
を前記ビードコア固定手段の軸方向外側から内側へ向け
て折り返すための拡縮可能なサイドブラダーと、を備え
たことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の生タイヤ製造方法は、周
方向に複数のセグメントに分割され拡縮可能とされたセ
ンタードラムと、前記センタードラムの軸方向両側に設
けられ周方向に複数のセグメントに分割されて拡縮可能
とされると共に前記センタードラムの内側に挿入可能な
サイドドラムと、前記センタードラム及び前記サイドド
ラムの外周面を円筒状に覆い、前記センタードラム及び
前記サイドドラムの外周面に密着した状態から径方向外
側へ膨張可能とされ、軸方向端部が前記スライドベース
に支持されるセンターブラダーと、前記センターブラダ
ーの軸方向両側部に軸方向移動可能に配置され、ビード
コアを径方向内側から支持する拡縮可能なビードコア固
定手段と、前記ビードコア固定手段の軸方向外側に配置
されて前記センターブラダー外周面に貼り付けられたプ
ライの端部を前記ビードコア固定手段の軸方向外側から
内側へ向けて折り返すための拡縮可能なサイドブラダー
と、を備えたタイヤ成形ドラムを用い、センタードラム
の側方にサイドドラムを位置させ、センタードラム及び
サイドドラムを実質同一外径に合わせ、センタードラム
及びサイドドラムの外周面に密着した状態のセンターブ
ラダーの径方向外側に、両端の位置をビードコア固定手
段よりも軸方向外側へ所定寸法離れた位置としてアップ
プライとなる第1のカーカスプライを貼り付ける第1工
程と、センターブラダーに貼り付けられた第1のカーカ
スプライを介してビードコア固定手段の径方向外側にリ
ング状のビードコアを位置させ、ビードコア固定手段を
拡径してビードコアを第1のカーカスプライと共に内側
から固定する第2工程と、固定されたビードコアの所定
位置にビードフィラーを取り付ける第3工程と、サイド
ブラダーを膨張させて第1のカーカスプライの両端部を
軸方向内側へビードフィラーが取り付けられたビードコ
ア周りに折り返して第1のカーカスプライの折り返し部
分を第1のカーカスプライの本体部分、ビードコア及び
ビードフィラーへ押圧して密着させる第4工程と、両端
部が折り返された第1のカーカスプライの上に、ダウン
プライとなる第2のカーカスプライを貼り付け、第2の
カーカスプライ全体を両端部が折り返された第1のカー
カスプライへ押圧して密着させる第5工程と、第1のカ
ーカスプライに密着した第2のカーカスプライの外周面
所定位置にサイドトレッドを貼り付ける第6工程と、セ
ンターブラダーを膨張させてセンターブラダー上に貼り
付けられた第1のカーカスプライ及び第2のカーカスプ
ライを膨張させると共に、両サイドドラムを軸方向内側
へ移動させて、センタードラム及びサイドドラムの少な
くとも一方を拡縮させて両サイドドラムをセンタードラ
ムの内側に挿入し、ビードコア同士を接近させる第7工
程と、膨張した第1のカーカスプライ及び第2のカーカ
スプライの外周面所定位置にベルト及びトップトレッド
を貼り付ける第8工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載のタイヤ成形ドラムを用いるこ
とによって、ユニフォミティーに優れたアップダウン構
造のタイヤを以下のようにして成形することができる。 (1) センタードラムの側方にサイドドラムを位置さ
せておき、サイドドラムを縮径させてセンタードラムの
外径にサイドドラムの外径を合わせておく。また、ビー
ドコア固定手段をビードコアの内径よりも所定寸法小径
に縮径させておく。 (2) センターブラダーの上にアッププライとなる第
1のカーカスプライを貼り付ける。第1のカーカスプラ
イの両端の位置は、ビードコア固定手段よりも軸方向外
側へ所定寸法離れた位置とする。 (3) 第1のカーカスプライの外側からリング状のビ
ードコアを挿入し、ビードコア固定手段の径方向外側に
位置させる。 (4) ビードコア固定手段を拡径して、ビードコアを
第1のカーカスプライと共に内側から固定する。 (5) 固定されたビードコアの所定位置にビードフィ
ラーを取り付ける。 (6) スライドベース移動手段によって両スライドベ
ースをセンタードラム側へ移動させて、サイドドラムを
構成するセグメントの第1のテーパー部とセンタードラ
ムを構成するセグメントの第2のテーパー部とを当接さ
せ、その後サイドドラム拡径手段を作動させてサイドド
ラムを若干量拡径する。第1のテーパー部と第2のテー
パー部とが当接しているので、センタードラムのセグメ
ントは、サイドドラムのセグメントに径方向内側から押
圧されて径方向外側へ移動し、この結果、サイドドラム
とセンタードラムとが共に拡径する。 (7) サイドブラダーを膨張させて第1のカーカスプ
ライの両端部を軸方向内側へビードコア周りに折り返
す。 (8) 周知のステッチングローラー等を用い第1のカ
ーカスプライの折り返し端部を第1のカーカスプライの
本体部分、ビードコア及びビードフィラーへ押圧して密
着させる。この際、第1のカーカスプライの径方向内側
には、サイドドラムが配設されているので、ステッチン
グローラーで押圧することにより折り返し端部を第1の
カーカスプライの本体部分、ビードコア及びビードフィ
ラーへ確実に密着させることができる。 (9) アッププライとなる第1のカーカスプライの上
に、ダウンプライとなる第2のカーカスプライを貼り付
ける。 (10) 周知のステッチングローラー等を用い第2の
カーカスプライ全体を第1のカーカスプライへ押圧して
密着させる。この際、ダウンプライとなる第2のカーカ
スプライの径方向内側には、センタードラム及びサイド
ドラムが配設されているので、ステッチングローラーで
押圧することにより第2のカーカスプライを第1のカー
カスプライへ確実に密着させることができる。 (11) 第2のカーカスプライの所定位置にサイドト
レッドを貼り付ける。 (12) 周知のステッチングローラー等を用いサイド
トレッドを第2のカーカスプライへ押圧して密着させ
る。第2のカーカスプライの内側には、前述したように
センタードラム及びサイドドラムが配設されているの
で、ステッチングローラーで押圧することによりサイド
トレッドを第2のカーカスプライへ確実に密着させるこ
とができる。 (13) センターブラダーを所定量膨張させて第1、
第2のカーカスプライを膨張させると共に、スライドベ
ース移動手段によってスライドベースを更に軸方向内側
へ移動させる。この際、サイドドラムを構成するセグメ
ントの第1のテーパー部とセンタードラムを構成するセ
グメントの第2のテーパー部とが摺動し、センタードラ
ムのセグメントがサイドドラムのセグメントに径方向内
側から押圧されて径方向外側へ移動し、サイドドラムが
センタードラムの内側へ入り込む。これによって、ビー
ドコア同士が接近してビードコアの幅寄せができる。 (14) 膨張したカーカスプライの所定位置にベル
ト、トップトレッド等の所定のタイヤ構成部品を貼り付
け、生タイヤを得る。
【0011】本発明のタイヤ成形ドラムを用いることに
より、アップダウン構造の生タイヤの完成までを一つの
タイヤ成形ドラムで行うことができ、ユニフォミティー
の優れた生タイヤをシングルステージ方式で製造するこ
とが可能となる。
【0012】また、請求項2に記載の生タイヤ製造方法
によれば、第1工程では、センタードラムの側方にサイ
ドドラムを位置させ、センタードラム及びサイドドラム
を実質同一外径に合わせ、センタードラム及びサイドド
ラムの外周面に密着した状態のセンターブラダーの径方
向外側に、両端の位置をビードコア固定手段よりも軸方
向外側へ所定寸法離れた位置としてアッププライとなる
第1のカーカスプライを貼り付ける。
【0013】第2工程では、センターブラダーに貼り付
けられた第1のカーカスプライを介してビードコア固定
手段の径方向外側にリング状のビードコアを位置させ、
ビードコア固定手段を拡径してビードコアを第1のカー
カスプライと共に内側から固定する。
【0014】第3工程では、固定されたビードコアの所
定位置にビードフィラーを取り付ける。
【0015】第4工程では、サイドブラダーを膨張させ
て第1のカーカスプライの両端部を軸方向内側へビード
フィラーが取り付けられたビードコア周りに折り返して
第1のカーカスプライの折り返し部分を第1のカーカス
プライの本体部分、ビードコア及びビードフィラーへ押
圧して密着させる。ビードコア固定手段でビードコアを
固定してあるので、第4工程での折り返しの際にビード
コアの位置がずれることがない。また、第1のカーカス
プライの径方向内側には、サイドドラムが配設されてい
るので、周知のステッチングローラー等で押圧すること
により折り返し部分を第1のカーカスプライの本体部
分、ビードコア及びビードフィラーへ確実に密着させる
ことができる。
【0016】第5工程では、両端部が折り返された第1
のカーカスプライの上に、ダウンプライとなる第2のカ
ーカスプライを貼り付け、第2のカーカスプライ全体を
両端部が折り返された第1のカーカスプライへ押圧して
密着させる。第2のカーカスプライの内側には、センタ
ードラム及びサイドドラムが配設されているので、周知
のステッチングローラー等で押圧することにより第2の
カーカスプライを第1のカーカスプライへ確実に密着さ
せることができる。
【0017】第6工程では、第1のカーカスプライに密
着した第2のカーカスプライの外周面所定位置にサイド
トレッドを貼り付ける。
【0018】第7工程では、センターブラダーを膨張さ
せてセンターブラダー上に貼り付けられた第1のカーカ
スプライ及び第2のカーカスプライを膨張させると共
に、両サイドドラムを軸方向内側へ移動させて、センタ
ードラム及びサイドドラムの少なくとも一方を拡縮させ
て両サイドドラムをセンタードラムの内側に挿入し、ビ
ードコア同士を接近させる。
【0019】第8工程では、膨張した第1のカーカスプ
ライ及び第2のカーカスプライの外周面所定位置にベル
ト及びトップトレッドを貼り付ける。以上の各工程を経
ることによって生タイヤが製造される。
【0020】このように、本発明の生タイヤの製造方法
によれば、生タイヤの完成まで一つのタイヤ成形ドラム
上で行うことができ、アッププライとなる第1のカーカ
スプライとダウンプライとなる第2のカーカスプライが
確実に密着され、ビードコアの位置ずれが生じないので
ユニフォミティーの優れた生タイヤを効率良く製造する
ことができる。
【0021】
【実施例】本発明のタイヤ成形ドラムの一実施例を図1
乃至図7にしたがって説明する。
【0022】図1に示すように、タイヤ成形ドラム10
は、センタードラム12と、センタードラム12の軸方
向両側に配設されるサイドドラム14と、を備えてい
る。
【0023】図5に示すように、センタードラム12
は、周方向に複数個に分割され、軸直角断面形状が円弧
状を呈した周方向寸法が長い大セグメント12Aと周方
向寸法が短い小セグメント12Bとが交互に並んで形成
されている。
【0024】また、図6に示すように、サイドドラム1
4もセンタードラム12と同様に周方向に複数個に分割
され、軸直角断面形状が円弧状を呈した大セグメント1
4Aと小セグメント14Bとが交互に並んで形成されて
いる。
【0025】図5及び図6に示すように、センタードラ
ム12の小セグメント12B及びサイドドラム14の小
セグメント14Bには、周方向両端部の外周側にテーパ
ー面が形成されており、センタードラム12の大セグメ
ント12A及びサイドドラム14の大セグメント14A
には周方向両端部の内周側にテーパー面が形成されてい
る。
【0026】図1に示すように、センタードラム12及
びサイドドラム14の軸芯部には、図示しないモータに
よって回転されるスライドベース移動手段の一部を構成
する駆動軸16が貫通して配置されている。駆動軸16
には、中央部を挟んで一方に右螺子18、他方に左螺子
20が形成されている。
【0027】駆動軸16の径方向外側には、支持手段と
してのパイプ22が同軸的に配設されている。このパイ
プ22は、図示しない床面に立設された支柱に支持され
ている。
【0028】図1及び図5に示すように、パイプ22の
長手方向中央部の外周には、複数の中空円筒24が放射
状に設けられている。中空円筒24の先端部は縮径され
て、スライド軸26が摺動自在に挿入されている。中空
円筒24の内部には、付勢手段としてのコイルバネ28
が配設されており、コイルバネ28はスライド軸26の
端部に固定されたワッシャ30に当接してスライド軸2
6を駆動軸側に付勢している。中空円筒24から突出し
たスライド軸26の先端部にはセンターセグメント12
A、12Bが取り付けられている。
【0029】図1に示すように、パイプ22の外周に
は、センタードラム12の軸方向両側にサイドドラム1
4を支持する筒状のスライドベース32が配設されてい
る。スライドベース32はパイプ22の軸方向に沿って
移動自在とされている。パイプ22には、長手方向に延
びる長孔34が形成されており、駆動軸16の螺子部に
螺合したスライドベース移動手段の他の一部を構成する
雌ねじ形成部材36の一部がこの長孔34を貫通してス
ライドベース32に連結している。したがって、駆動軸
16の回転によりスライドベース32は、互いに接離移
動することができる。
【0030】スライドベース32には、駆動軸16側に
第1シリンダ孔38が設けられている。第1シリンダ孔
38は、駆動軸16と同軸的に設けられ、駆動軸16周
りに沿って周回して軸直角断面が環状を呈している。
【0031】第1シリンダ孔38のセンタードラム12
側には、駆動軸16の放射方向に沿って延びる角孔40
が周方向に所定ピッチで複数個設けられている。この角
孔40の側壁には第1シリンダ孔38の端部が連結して
いる。
【0032】第1シリンダ孔38の軸方向中間部には、
環状の隔壁42が設けられており、第1シリンダ孔38
を軸方向に2分している。第1シリンダ孔38の内部に
は、隔壁42のセンタードラム12側に環状の第1ピス
トン44が配設され、反対側に環状の第2ピストン46
が配設されている。第1ピストン44と第2ピストン4
6とは、隔壁42に設けられた貫通孔48に挿入された
連結シャッフト50によって連結されている。なお、隔
壁42の貫通孔48の中間部、第1ピストン44及び第
2ピストン46のそれぞれ内周側及び外周側には気密性
を保持するためのオーリング(図示せず)が取り付けら
れている。
【0033】角孔40の内部には、スライドブロック5
2が配設されている。スライドブロック52は、角孔4
0内を駆動軸16の径方向に沿って移動自在とされてい
る。スライドブロック52は中空とされており、中空部
分にリンク54の片側が挿入されている。
【0034】リンク54は、一端がスライドブロック5
2の略中央部分に取付けられた軸56に揺動可能に支持
され、他端が第1ピストン44の端部に取付けられた軸
58に揺動可能に支持されている。このため、第1ピス
トン44がセンタードラム12側に移動するとスライド
ブロック52が角孔40内を径方向外側へ移動し、第1
ピストン44がセンタードラム12側から離れ方向へ移
動するとスライドブロック52が角孔40内を径方向内
側へ移動する。
【0035】スライドブロック52の半径方向外側端部
にサイドドラム14の大セグメント14Aまたは小セグ
メント14Bが取り付けられている。
【0036】なお、第1ピストン44、連結シャフト5
0、第2ピストン46、リンク54及びスライドブロッ
ク52等によってサイドドラム拡径手段が構成されてい
る。
【0037】スライドベース32には、第1シリンダ孔
38の径方向外側に、第2シリンダ孔60が設けられて
いる。この第2シリンダ孔60も、第1シリンダ孔38
と同様に駆動軸16と同軸的に設けられ、駆動軸16周
りに沿って周回して軸直角断面が環状を呈している。
【0038】第2シリンダ孔60の内部には、ビードコ
ア固定手段の一部を構成する環状のピストン62が配設
されている。このピストン62は第2シリンダ孔60の
内部を軸方向に沿って移動自在とされ、軸方向中間部に
は内周側及び外周側に気密性を保持するためのオーリン
グ(図示せず)が取り付けられている。ピストン62に
は、センタードラム側の外周側にテーパー面62Aが形
成されている。
【0039】また、第2シリンダ孔60のセンタードラ
ム12側には、駆動軸16の放射方向に延びる角孔64
が周方向に所定ピッチで複数個設けられている。この角
孔64の側壁には第2シリンダ孔60の一方の端部が連
結している。
【0040】角孔64の内部には、ビードコア固定手段
の他の一部を構成する小スライドブロック66が配設さ
れている。小スライドブロック66は、角孔64内を駆
動軸16の径方向に沿って移動自在とされている。
【0041】小スライドブロック66には、径方向外側
にビード載置部68が形成されている。ビード載置部6
8は、軸線に沿った断面が略円弧状に凹んでいる。
【0042】それぞれの小スライドブロック66は環状
の弾性バンド70で互いに連結されており、駆動軸側へ
付勢されている。
【0043】小スライドブロック66には、駆動軸側に
ピストン62のテーパー面62Aに当接して転がる摩擦
軽減用のローラ70が取り付けられている。
【0044】スライドベース32の外周側には、サイド
ブラダー72が配設されている。サイドブラダー72
は、空気が入れられて膨張した際の形状が略ドーナツ状
とされ、両端部がスライドベース32の外周部分に設け
られた溝部に嵌合して取り付けられている。
【0045】図1に示すように、内圧非充填時のサイド
ブラダー72は、内面が密着してスライドベース32の
外周面に密着しており、センタードラム側の端部がビー
ド載置部68へ搭載されている。
【0046】なお、スライドベース32には、サイドブ
ラダー72の内部に空気を充填する為の管路74、第2
ピストン46と隔壁42との間の空気室76の空気の出
入りの為の管路78、第2シリンダ孔60の底部とピス
トン62との間の空気室77の空気の出入りの為の管路
79、第2ピストン46と第1シリンダ孔38の底部と
の間の第2空気室80の空気の出入りの為の管路82と
が設けられており、それぞれ図示しないコンプレッサー
等に連結されている。
【0047】また、これらのセンタードラム12及びサ
イドドラム14の径方向外側には筒状のセンターブラダ
ー84が設けられている。センターブラダー84の端部
は、スライドベース32の角孔40の軸方向外側の壁面
に設けられた溝部に嵌合して取り付けられている。な
お、センターブラダー84は、図示しない空気供給手段
から空気が供給されて膨張するようになっており、非膨
張時には、図1に示すように、センタードラム12及び
サイドドラム14の外周面に密着している。
【0048】ここで、本実施例のタイヤ成形ドラム10
は、スライドベース32が互いに離間し、かつ、ピスト
ン62と第1ピストン44(及び第2ピストン46)と
が最もセンタードラム12から離間した状態では、セン
タードラム12及びサイドドラム14が最も縮径して同
一外径寸法となり(図5及び図6参照)、スライドベー
ス32の外径ともほぼ同一外径寸法となる。
【0049】次に本実施例のタイヤ成形ドラム10を用
いてアップダウン構造の生タイヤを形成する手順を
(1)〜(6)にしたがって説明する。
【0050】(1) 図1に示す初期状態のタイヤ成形
ドラム10において、アッププライ用カーカスプライ8
6をセンターブラダー84及びサイドブラダー72の外
周に貼り付ける。なお、アッププライ用カーカスプライ
86は、端部がビード載置部68から軸方向外側へ所定
寸法超えたところに位置するような幅を有している。
【0051】(2) ビード載置部68の径方向外側に
リング状のビードコア88を配置した後、管路79から
圧縮空気を充填してピストン62を軸方向内側へ移動さ
せる。これによって、小スライドブロック66のテーパ
ー面をローラ70が転がり小スライドブロック66が図
2に示すように軸方向外側へ移動する。この結果、ビー
ド載置部68が内側からサイドブラダー72及びアップ
プライ用カーカスプライ86を介してビードコア88を
押圧し、ビードコア88を固定する。その後、固定され
たビードコア88の所定位置に、断面が略三角形状を呈
した環状のビードフィラー90を取り付ける。
【0052】(3) 駆動軸16を回転させてサイドド
ラム14を互いに軸方向内側に移動させてサイドドラム
14をセンタードラム12に当接させた後、第2空気室
80に圧縮空気を充填する。第2ピストン46及び第2
ピストンに連結された第1ピストン44は軸方向内側に
移動し、リンク54で連結されたスライドブロック52
が経方向外側へ移動してサイドドラム14が拡径すると
共に、サイドドラム14に当接したセンタードラム12
が拡径する。ここで、サイドブラダー72を膨張させる
と共に、膨張したサイドブラダー72を軸方向外側から
プッシュカン92で軸方向内側に押圧して、アッププラ
イ用カーカスプライ86の端部をビードコア88周りに
折り返す。ステッチングローラ96によって折り返し部
分を上から押圧してアッププライ用カーカスプライ86
の本体部分、ビードコア88及びビードフィラー90に
密着させる。ビード載置部68を拡径してビードコア8
8を固定してあるので、折り返しの際にビードコア88
の位置がずれることがない。また、アッププライ用カー
カスプライ86の径方向内側には、サイドドラム14が
配設されているので、ステッチングローラー96で押圧
することにより折り返し部分をアッププライ用カーカス
プライ86の本体部分、ビードコア88及びビードフィ
ラー90へ確実に密着させることができる。
【0053】(4) 両端部が折り返されたアッププラ
イ用カーカスプライ86の上の所定位置に、ダウンプラ
イ用カーカスプライ94を貼り付け、ステッチングロー
ラ96によってダウンプライ用カーカスプライ94を上
から押圧してアッププライ用カーカスプライ86に密着
させる。ダウンプライ用カーカスプライ94の径方向内
側には、センタードラム12及びサイドドラム14が配
設されているので、ステッチングローラー96で押圧す
ることによりダウンプライ用カーカスプライ94をアッ
ププライ用カーカスプライ86へ確実に密着させること
ができる。
【0054】(5) ダウンプライ用カーカスプライ9
4の外周面の所定位置にサイドトレッド98を貼り付
け、ステッチングローラ96によってサイドトレッド9
8を上から押圧してダウンプライ用カーカスプライ94
に密着させる。この場合においても、サイドトレッド9
8の径方向内側には、センタードラム12及びサイドド
ラム14が配設されているので、ステッチングローラー
96で押圧することによりサイドトレッド98をダウン
プライ用カーカスプライ94へ確実に密着させることが
できる。
【0055】(6) 図4に示すように、センターブラ
ダー84に圧縮空気を充填して膨張させると共に、駆動
軸16を回転させて更にスライドベース32を軸方向内
側へ移動させる。この際には、サイドドラム14のテー
パー面がセンタードラム12のテーパー面に摺動してセ
ンタードラム12がサイドドラム14で押し上げられ、
サイドドラム14がセンタードラム12の内側に入り込
んでビードコア88が軸方向内側に幅寄せされる。これ
によって、ダウンプライ用カーカスプライ94及びアッ
ププライ用カーカスプライ86が拡径され、製品タイヤ
のカーカス形状に近づけられる。以上のようにして得ら
れた生ケースの所定位置に、ベルト100、トップトレ
ッド102等のタイヤ構成部品を貼り付けることによ
り、生タイヤが完成する。
【0056】本実施例のタイヤ成形ドラム10では、ア
ッププライ用カーカスプライ86の裏側に、剛体である
センタードラム12及びサイドドラム14が配設されて
いるので、ステッチングローラ96によってダウンプラ
イ用カーカスプライ94をアッププライ用カーカスプラ
イ86へ確実に密着させることができる。
【0057】また、本実施例のタイヤ成形ドラム10を
用いることにより2ステージ方式と異なって、生タイヤ
完成に至るまで一つのタイヤ成形ドラムで成形を行うこ
とができ、ビードコア88を固定して不用意に動かすこ
とがないので、ユニフォミティーの良好な生タイヤを効
率良く製造することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤ成
形ドラムは上記の構成としたので、ユニフォミティーに
優れたアップダウン構造のタイヤを効率良く製造できる
という優れた効果を有する。
【0059】また、以上説明したように本発明の生タイ
ヤ製造方法は上記のようにしたので、ユニフォミティー
に優れたアップダウン構造のタイヤを効率良く製造でき
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタイヤ成形ドラムの軸
線に沿った断面図である。
【図2】アッププライ用カーカスプライを貼り付け、ビ
ードコアを固定した状態を示すタイヤ成形ドラムの軸線
に沿った断面図である。
【図3】端部を折り返した後のアッププライ用カーカス
プライに、ダウンプライ用カーカスプライ、サイドトレ
ッドを張り付けた状態を示すタイヤ成形ドラムの軸線に
沿った断面図である。
【図4】カーカスを膨張させた際の状態を示すタイヤ成
形ドラムの軸線に沿った断面図である。
【図5】図1のタイヤ成形ドラムの5−5線断面図であ
る。
【図6】図1のタイヤ成形ドラムの6−6線断面図であ
る。
【図7】拡径した状態のセンタードラムを示す軸線直角
断面図である。
【図8】(A)は、従来のシングルステージ方式で用い
られるタイヤ成形ドラムの軸線に沿った断面図であり、
(B)は、図8(A)に示すタイヤ成形ドラムに貼り付
けたカーカスを膨張させ、端部を折り返した状態を示す
タイヤ成形ドラムの軸線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ成形ドラム 12 センタードラム 12A 大セグメント 12B 小セグメント 14 サイドドラム 14A 大セグメント 14B 小セグメント 16 駆動軸(スライドベース移動手段) 22 パイプ(支持部材) 28 コイルバネ(付勢手段) 32 スライドベース 36 雌ねじ形成部材(スライドベース移動手段) 44 第1ピストン(サイドドラム拡径手段) 46 第2ピストン(サイドドラム拡径手段) 50 連結シャフト(サイドドラム拡径手段) 52 スライドブロック(サイドドラム拡径手段) 54 リンク(サイドドラム拡径手段) 62 ピストン(ビードコア固定手段) 66 小スライドブロック(ビードコア固定手段) 84 センターブラダー 72 サイドブラダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に複数のセグメントに分割され、
    拡縮可能とされたセンタードラムと、 前記センタードラムの軸方向両側に設けられ、周方向に
    複数のセグメントに分割されて拡縮可能とされると共
    に、前記センタードラムの内側に挿入可能なサイドドラ
    ムと、 前記センタードラム及び前記サイドドラムの軸芯に沿っ
    て配設され、前記センタードラムを支持する長尺状の支
    持部材と、 前記センタードラムのセグメントを前記センタードラム
    の縮径方向に付勢する付勢手段と、 前記支持部材の長手方向に沿って前記サイドドラムを移
    動可能に支持するスライドベースと、 前記スライドベースに設けられ前記サイドドラムのセグ
    メントを径方向に移動させて前記サイドドラムを拡縮さ
    せるサイドドラム拡径手段と、 前記スライドベースを前記支持部材の長手方向に沿って
    移動させるスライドベース移動手段と、 前記サイドドラムを構成するセグメントの前記センター
    ドラム側端部の外周側に設けられる第1のテーパー部
    と、 前記センタードラムを構成するセグメントの前記サイド
    ドラム側端部の内周側に設けられ、前記第1のテーパー
    部と対応する第2のテーパー部と、 前記センタードラム及び前記サイドドラムの外周面を円
    筒状に覆い、前記センタードラム及び前記サイドドラム
    の外周面に密着した状態から径方向外側へ膨張可能とさ
    れ、軸方向端部が前記スライドベースに支持されるセン
    ターブラダーと、 前記スライドベースに設けられ、前記センターブラダー
    の軸方向両側部に配置されてビードコアを径方向内側か
    ら支持する拡縮可能なビードコア固定手段と、 前記スライドベースに設けられ、前記ビードコア固定手
    段の軸方向外側に配置されて前記センターブラダー外周
    面に貼り付けられたプライの端部を前記ビードコア固定
    手段の軸方向外側から内側へ向けて折り返すための拡縮
    可能なサイドブラダーと、 を備えたことを特徴とするタイヤ成形ドラム。
  2. 【請求項2】周方向に複数のセグメントに分割され拡縮
    可能とされたセンタードラムと、前記センタードラムの
    軸方向両側に設けられ周方向に複数のセグメントに分割
    されて拡縮可能とされると共に前記センタードラムの内
    側に挿入可能なサイドドラムと、前記センタードラム及
    び前記サイドドラムの外周面を円筒状に覆い、前記セン
    タードラム及び前記サイドドラムの外周面に密着した状
    態から径方向外側へ膨張可能とされ、軸方向端部が前記
    スライドベースに支持されるセンターブラダーと、前記
    センターブラダーの軸方向両側部に軸方向移動可能に配
    置され、ビードコアを径方向内側から支持する拡縮可能
    なビードコア固定手段と、前記ビードコア固定手段の軸
    方向外側に配置されて前記センターブラダー外周面に貼
    り付けられたプライの端部を前記ビードコア固定手段の
    軸方向外側から内側へ向けて折り返すための拡縮可能な
    サイドブラダーと、を備えたタイヤ成形ドラムを用い、 センタードラムの側方にサイドドラムを位置させ、セン
    タードラム及びサイドドラムを実質同一外径に合わせ、
    センタードラム及びサイドドラムの外周面に密着した状
    態のセンターブラダーの径方向外側に、両端の位置をビ
    ードコア固定手段よりも軸方向外側へ所定寸法離れた位
    置としてアッププライとなる第1のカーカスプライを貼
    り付ける第1工程と、 センターブラダーに貼り付けられた第1のカーカスプラ
    イを介してビードコア固定手段の径方向外側にリング状
    のビードコアを位置させ、ビードコア固定手段を拡径し
    てビードコアを第1のカーカスプライと共に内側から固
    定する第2工程と、 固定されたビードコアの所定位置にビードフィラーを取
    り付ける第3工程と、 サイドブラダーを膨張させて第1のカーカスプライの両
    端部を軸方向内側へビードフィラーが取り付けられたビ
    ードコア周りに折り返して第1のカーカスプライの折り
    返し部分を第1のカーカスプライの本体部分、ビードコ
    ア及びビードフィラーへ押圧して密着させる第4工程
    と、 両端部が折り返された第1のカーカスプライの上に、ダ
    ウンプライとなる第2のカーカスプライを貼り付け、第
    2のカーカスプライ全体を両端部が折り返された第1の
    カーカスプライへ押圧して密着させる第5工程と、 第1のカーカスプライに密着した第2のカーカスプライ
    の外周面所定位置にサイドトレッドを貼り付ける第6工
    程と、 センターブラダーを膨張させてセンターブラダー上に貼
    り付けられた第1のカーカスプライ及び第2のカーカス
    プライを膨張させると共に、両サイドドラムを軸方向内
    側へ移動させて、センタードラム及びサイドドラムの少
    なくとも一方を拡縮させて両サイドドラムをセンタード
    ラムの内側に挿入し、ビードコア同士を接近させる第7
    工程と、 膨張した第1のカーカスプライ及び第2のカーカスプラ
    イの外周面所定位置にベルト及びトップトレッドを貼り
    付ける第8工程と、を有することを特徴とする生タイヤ
    製造方法。
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