JPH07244908A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH07244908A
JPH07244908A JP6060227A JP6022794A JPH07244908A JP H07244908 A JPH07244908 A JP H07244908A JP 6060227 A JP6060227 A JP 6060227A JP 6022794 A JP6022794 A JP 6022794A JP H07244908 A JPH07244908 A JP H07244908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamper
turntable
disc
magnet
pallet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6060227A
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English (en)
Inventor
Katsumi Sasamoto
克己 笹本
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6060227A priority Critical patent/JPH07244908A/ja
Publication of JPH07244908A publication Critical patent/JPH07244908A/ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレット上へのCDの出し入れ時におけるク
ランパとの接触を防止すると共に装置の薄型化を図るの
に好適なクランパ機構を備えたディスク再生装置を提供
することにある。 【構成】 この発明のディスク再生装置は、ターンテー
ブル40の上方に磁石96を内蔵したクランパ56が、そのク
ランパの上方に第1磁性体57aが配置されている。そし
て、ターンテーブル40が休止位置にあるとき、磁石と第
1磁性体との間に作用する磁気吸引力により、クランパ
は上方に吸引され、再生レベル位置よりも高い保持位置
に引き上げられる。また、ターンテーブル内には第2磁
性体40cが配置されており、ターンテーブルが再生レベ
ル位置にあるとき、磁石と第2磁性体との間に作用する
磁気吸引力により、クランパは下方に吸引され、再生レ
ベル位置に引き下ろされ、ターンテーブルとの間でディ
スクをクランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ディスク(CD:Comp
act Disk)の挿脱を容易とするためのクランパ機構を備
えたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク再生装置は、一般的にはディス
ク(以下、単にCDとする)が載置されるパレットと、
ターンテーブルや光学ヘッド(ピックアップ)を備え、
上記パレットの下方に設けられた再生ユニットと、この
再生ユニットに対向する上方位置に回転自在に設けられ
て上記ターンテーブル上に載置されるCDをターンテー
ブルとの間に挟持するクランパとを備えて構成される。
【0003】なお、パレット上のCDのターンテーブル
上への載置は、たとえば再生ユニットを上昇させ、ある
いはパレットを下降させることで、パレットに設けられ
た孔部を通してターンテーブルをパレットの上面側に位
置させることにより行われる。そして、クランパによる
ターンテーブル上へのCDの挟持固定は、ターンテーブ
ルの上下動に連動させてクランパを上下動させるものが
あるが、通常は上方位置に待ち受けているクランパの位
置まで、光ディスクを載置したターンテーブルを持ち上
げることにより行われる。
【0004】ところで、クランパによるCDのターンテ
ーブル上への挟持固定を強固で確実なものとするべく、
クランパの磁石を組み込むと共に、ターンテーブルに
は、鉄板等の磁性体を組み込み、磁石による磁性体の吸
引力を利用して、クランパとターンテーブルとを引き付
けることが行われている。このような磁石を利用したク
ランパ機構は、ばねを用いてクランパをターンテーブル
に押し付けるものに比較して、構造が簡単であり、また
安価であるなどの利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した磁
石を組み込んだクランパはパレットを跨いで設けられる
クロスプレートに設けられた取り付け孔の縁部に、その
上部フランジを係止させて吊り下げられた状態で上下動
可能で、かつ回転可能に設けられる。そして、ターンテ
ーブルが上昇したときクランパはターンテーブル上に載
置されたCDを介して前記クロスプレート面より持ち上
げられて、取り付け孔と非接触な状態でターンテーブル
との間にCDを挟持するものとなっている。
【0006】換言すれば、クランパは、パレット上のC
Dを出し入れするとき、つまり、ターンテーブルとの間
でCDを挟持しないときには、その自重によって上部フ
ランジが取り付け孔の縁部に係止する位置に下降した状
態にある。パレット上へのCDの出し入れは、このよう
にクランパが下降した状態で行われる。このとき、CD
のパレット上への出し入れを、クランパと接触させるこ
となく行わせるには、あらかじめCDの厚み誤差や反り
等を見込んで、クランパのクランプ面(下面)とパレッ
トの上面との間隔を十分広く設定しておくことが必要と
なる。しかしこのようにすると、ターンテーブルを大き
く上下動させることが必要となり、装置の薄型化を図る
上での妨げとなる等の問題が生じる。
【0007】この発明はこのような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、パレットへのディスク(C
D)の出し入れ時におけるクランパとの接触を防止する
と共に、装置の薄型化を図るのに好適なクランパ機構を
備えたディスク再生装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク再生
装置は、ディスクを受け取るディスク受け、例えばパレ
ットより下方の休止位置とパレットより上方の再生レベ
ル位置に選択的に位置付けられて、ローディング位置の
ディスクを再生レベル位置まで持ち上げるターンテーブ
ルと、前記パレットより上方に、上下に移動自在かつ回
転自在に設けられたクランパとを具備したディスク再生
装置であって、特に、前記ターンテーブルが休止位置に
あるとき、前記クランパに上向きの吸引力を与え、前記
クランパを前記再生レベル位置よりも高い保持位置に引
き上げて保持する第1磁気吸引手段と、前記ターンテー
ブルが再生レベル位置にあるときには、前記クランパに
第1磁気吸引手段の吸引力に抗する下向きの吸引力を与
え、前記クランパを前記保持位置から再生レベル位置ま
で引き下ろす第2磁気吸引手段とを備えたことを特徴と
している。
【0009】具体的には、前記第1磁気吸引手段を、前
記クランパの上方に配置され、クランパに設けた磁石を
上方に吸引する磁性体とし、前記第2磁気吸引手段を、
前記ターンテーブルに設けられ、前記磁石を下方に吸引
する第2磁性体として構成したことを特徴とする。ま
た、前記磁石として、片面着磁したものを用い、その着
磁面を下側にして、クランパに組み込んだことを特徴と
する。
【0010】
【作用】上述したディスク再生装置によれば、ターンテ
ーブルが休止位置にあるときには、第1磁気吸引手段に
より、前記クランプが前記再生レベル位置よりも高い保
持位置に引き上げて保持され、ターンテーブルが再生レ
ベル位置にあるときには、第2磁気吸引手段により、第
1磁気吸引手段の吸引力に抗してクランプが前記保持位
置から再生レベル位置まで引き下ろされて、ターンテー
ブルとの間で前記ディスクがクランプされる。
【0011】
【実施例】図1を参照すると、12cmのコンパクトディ
スク(以下単にCDと称す)用ディスク再生装置が示さ
れている。このディスク再生装置はメインシャーシ2
と、このメインシャーシ2の下側に位置したサブシャー
シ4を備え、これらシャーシ2,4はねじ止めされて相
互に連結されている。
【0012】サブシャーシ4には、その一端側すなわち
再生装置の奥側に位置して、合成樹脂製のストッカ6が
上下動自在に配置されており、このストッカ6はメイン
シャーシ2の上方に突出している。ストッカ6は、サブ
シャーシ4の手前側および一方の側部が開かれた箱形形
状をなし、その奥部にはストッカ6の内壁に沿って延び
る円弧状の溝からなる6段の収納段が上下に離間して形
成されている。
【0013】CDがストッカ6の手前側から各収納段に
向けて押し込められると、ストッカ6は合計6枚のCD
を引き出し可能にして収納することができる。なお、C
Dの収納時、そのCDは図1から明らかなようにその周
縁の一部がストッカ6からはみ出した状態にある。メイ
ンシャーシ2の下面側には再生ユニット20が配置され
ており、この再生ユニット20はサブシャーシ4の手前
側に位置付けられている。
【0014】再生ユニット20はその詳細が図2に示さ
れているように、合成樹脂製のユニットフレーム22を
備え、このユニットフレーム22はメインシャーシ2を
横断する方向に延びている。ユニットフレーム22の一
端には一対のセルフヒンジ24(一方のみ図示)が一体
に形成されており、これらセルフヒンジ24はその取付
ねじ26を介してメインシャーシ2に取り付けられてい
る。そして、ユニットフレーム22は一対のセルフヒン
ジ24により、その他端側が上下に回動自在となってい
る。
【0015】ユニットフレーム22には、複数の支持脚
28を介してユニットシャーシ30が取り付けられてお
り、このユニットシャーシ30は弾性的に支持されてい
る。ユニットシャーシ30の上面側にはピックアップ3
8、ターンテーブル40が取り付けられており、一方、
その下面にはピックアップ38およびターンテーブル4
0を駆動するピックアップモータ42およびターンテー
ブルモータ44がそれぞれ取り付けられている。
【0016】ターンテーブル40はそのモータ44の出
力軸に直接取り付けられているが、ピックアップ38と
ピックアップモータ42との間はギヤ列を介して接続さ
れている。このギヤ列は、ピックアップモータ42の出
力軸に取り付けられた出力ギヤ46と、この出力ギヤ4
6に順次噛み合う一対の2段ギヤ48,50と、2段ギ
ヤ50の小径ギヤに噛み合うラック52からなり、この
ラック52がピックアップ38に取り付けられている。
【0017】ピックアップモータ42が駆動されると、
その出力ギヤ46の回転は一対の2段ギヤ48,50に
より減速され、ラック52を介して、ピックアップ38
の往復運動に変換される。ここで、ピックアップ38の
往復運動はターンテーブル40に対して接離する方向に
設定されている。そして、サブシャーシ4から立設した
支持軸には、円筒カム142が回転自在に支持され、そ
の外周面には螺旋状のカム溝146が形成されている。
【0018】この円筒カム142は、前述した再生ユニ
ット20のセルフヒンジ24とは反対側の端部側に位置
付けられており、この再生ユニット20、すなわち、そ
のユニットフレーム22の他端からはピン状をなしたカ
ムフォロア148が突出され、このカムフォロア148
が円筒カム142のカム溝146にはめ込まれている。
【0019】円筒カム142の回転はそのカム溝146
に沿い、再生ユニット20のカムフォロア148を上昇
させる。したがって、再生ユニット20はパレット58
の下方の休止位置から、その一対のセルフヒンジ24を
中心として上方に回動し、そのピックアップ38および
ターンテーブル40は図2中2点鎖線で示す位置まで上
昇する。このように、ターンテーブル40は、パレット
58の下方の休止位置とパレット58よりも上方の再生
レベル位置との間で上下動し、パレット上のCDを再生
レベル位置まで上昇させる。
【0020】一方、再生ユニット20の上方には、ター
ンテーブル40と協働してCDをクランプするクランプ
手段が配置されている。このクランプ手段は、メインシ
ャーシ2の上方を、再生ユニット20に沿って延びるク
ロスプレート54を備え、このクロスプレート54の両
端は下方に折り曲げられされてメインシャーシ2に取り
付けられている。クロスプレート54の長手方向の前後
端は、補強のため上方におり折り曲げられており、第1
折曲部54aとされている。
【0021】クロスプレート54にはその下面側に、デ
ィスク形状をなしたクランパ56が取り付けられてい
る。このクランパ56はターンテーブル40に対向し、
水平方向およびその上下方向に適度な遊びを存した状態
で、クロスプレート54に回転自在に取り付けられてい
る。また、クランパ56は、非磁性体からなるクランパ
本体56aと、クランパ本体56a内に埋設されたリン
グ状の磁石59とからなる。
【0022】一方、ターンテーブル40は、合成樹脂性
のターンテーブル本体40bを備えており、このターン
テーブル本体40b内には、モータ44の出力軸44a
に固定された芯だし部材40aと、クランパ56の磁石
59と組をなす鉄板などの第2磁性体40cとが収容さ
れている。芯だし部材40aとターンテーブル本体40
bとの間にはスプリング40dが配設されており、この
スプリング40dにより、ターンテーブル本体40bは
芯だし部材40aと上下方向移動可能にかつ弾性的に支
持されている。また、第2磁性体40cは、ターンテー
ブル本体40bに対して径方向、回転方向および上下方
向に所定の範囲移動可能にして、ターンテーブル本体4
0bに収容されている。なお、ターンテーブル本体40
aとモータ44の出力軸と44aは摺動自在に嵌合され
ており、第2磁性体40cの上面は、ターンテーブル本
体40bの上面より上方に突出しないようになってい
る。
【0023】この実施例の場合、図1に示すように、ク
ロスプレート54には、クランパ56の上方に位置し
て、クランパ支持部57が設けられている。図3および
図4に示すように、クロスプレート54の第1折曲部5
4aの上端は、さらに内側に折り曲げられ、第2折曲部
54bとされている。クランパ支持部57は、この第2
折曲部54b間にわたして取り付けられている。そし
て、クランパ支持部57の下面には、鉄板などからなる
ディスク状の第1磁性体57aが取り付けられている。
また、第1磁性体57aの周囲には、第1磁性体57a
より僅かに厚い緩衝部材57bが設けられている。そし
て、第1磁性体57aはCDの再生レベル位置より上方
の所定高さ位置に位置付けられている。
【0024】前述した磁石59は、その上面側を第1磁
性体57aに対する第1吸着面59aとし、下面側を第
2磁性体40cに対する第2吸着面59bとしている。
この実施例の場合、磁石59は、第2吸着面59b側か
らだけ磁着処理を行うことによって(片面着磁)、第2
吸着面59bが第1吸着面59aより磁力強度が強くな
るようにして磁化されており、第1磁性体57aはCD
の再生レベル位置より上方の所定高さ位置に位置付けら
れている。
【0025】したがって、第1磁性体57aと第1吸着
面59a間の距離と、第2磁性体40cと第2吸着面5
9b間の距離とを等しくした場合、第2磁性体40cと
第2吸着面59bとの間に作用する磁気吸引力は、第1
磁性体57aと第1吸着面59aとの間に作用する磁気
吸引力より大きくなる。図3に示すように、ターンテー
ブル40がパレット58の下方の休止位置に位置してい
るとき、磁石59の第2吸着面59bと第2磁性体40
cとの間には作用する磁気吸引力に比較して、第1吸着
面59aと第1磁性体57aとの間に作用する磁気吸引
力が大きくなる。この結果、クランパ56は第1磁性体
57aに吸着されて保持位置に位置付けられる。この状
態において、パレット58上のCD上面とクランパ56
の下端との間には、クランパ56が上方に引き上げられ
た分、十分な距離が確保されるようになる。
【0026】なお、クランパ56が第1磁性体57aに
吸着するとき、その衝撃および緩衝音は、前記緩衝部材
57bにより吸収されるようになっている。図4に示す
ように、ターンテーブル40が上述した休止位置から再
生レベル位置まで上昇されると、磁石59の第2吸着面
59bと第2磁性体40cとの間に作用する磁気吸引力
が大きくなり、この吸引力は第1吸着面59aと第1磁
性体57aとの間に作用する磁気吸引力(吸着力)に抗
して下向きに働く。この結果、クランパ56は第1磁性
体57aから離れ、保持位置から再生レベル位置まで引
き下ろされる。そして、第2吸着面59bと第2磁性体
40cが吸着し、クランパ56とターンテーブル40と
の間にCDがクランプされる。
【0027】なお、パレット58はメインシャーシ2上
を移動自在に支持されており、パレット58の移動案内
は、メインシャーシ2の上面両側に間隔を存して取り付
けた複数のガイド70によりなされる。そして、パレッ
ト58はメインシャーシ2上からディス再生装置の手前
側に向けて引き出し可能となっており、その載置凹部6
0をディスク再生装置の外部に露出させることができ
る。
【0028】パレット58上には、その一方の側縁に沿
って、断面T字形のガイドレール72が一体に形成され
ており、このガイドレール72はパレット58の前端お
よび後端間にわたって延びている。つまり、ガイドレー
ル72は再生ユニット20側からストッカ6側にわたっ
て延びている。ガイドレール72上には、受け渡し手段
の一部を構成する交換ローダ74が移動自在に取り付け
られている。この交換ローダ74は、その外周にリムを
有する合成樹脂製のプレート部材からなり、その上面は
前記クランパ56の下面とほぼ同一のレベルに位置付け
られている。
【0029】交換ローダ74において、ガイドレール7
2に沿い且つ内側に位置する側面は、その中央部分が凹
状の円弧面となっており、この円弧面の円弧は、12cm
CDの半径よりも大きな半径を有する仮想円の一部から
なっている。交換ローダ74の外側の側面にはラック8
0が形成されており、また、パレット58の外側面に
も、その奥側の一部にラック82が形成されている。
【0030】ガイドレール72側のメインシャーシ2の
側縁には、交換ローダ74のラック80およびパレット
58のラック82とに噛み合い可能な歯幅を有するピニ
オンが設けられている。このピニオンをローディングモ
ータにより正逆に回転制御することで、交換ローダ74
がガイドレール上7を移動され、ストッカ6側のアンロ
ーディング位置と、パレット58側のローディング位置
との間でのCDの移動が行われる。
【0031】また、交換ローダ74をそのローディング
位置から更に手前側に移動することにより、パレット5
8の前縁に当接して、このパレット58をメインシャー
シ2上のホームポジションから引き出す。この引き出し
により、パレット58のラック82がピニオンに順次噛
み合って、その引き出しが継続される。パレット58が
ホームポジションから引き出され、このパレット58が
空の場合には、パレット58に新たなCDを載置でき、
また、パレット58上にCDが存在する場合には、この
CDをパレット58から取り出すことができる。
【0032】次に、ストッカ6とパレット58との間で
のCDの受け渡し手順に関して簡単に説明する。先ず、
ストッカ6内の各収納段にはCDがそれぞれ収納され、
交換ローダ74は、ストッカ6側のアンローディング位
置に位置付けられているものとする。このとき、クラン
パ56はクランパ支持部57側に吸着されており、クラ
ンパ56とパレット58との間には、CDの移動空間が
十分に確保されている。したがって、CDが交換ローダ
74によりアンローディング位置とローディング位置と
の間で移動されるとき、クランパ56とCDとの干渉が
確実に防止される。
【0033】この状態で、交換ローダ74がアンローデ
ィング位置からローディング位置に向けて移動される
と、交換ローダ74はCDをストッカ6から押し出して
いく。交換ローダ74によりパレット58上に引き出さ
れたCDは、前述したように再生ユニット20が上方に
向けて回動されることで、そのターンテーブル40と共
にパレット58上から再生レベル位置まで持ち上げられ
る。
【0034】再生レベル位置まで持ち上げられたCD
は、クランパ支持部57側に吸着していたクランパ57
がターンテーブル40に吸着して、図4に示すように、
クランパ57とターンテーブル40との間にクランプさ
れる。したがって、再生時、ターンテーブル40の回転
に伴い、そのCDはターンテーブル40とともに一体に
して回転され、再生ユニット20のピックアップによ
り、その再生が行われる。
【0035】なお、再生の終了後、再生ユニット20が
下方に向けて回動されると、再生レベル位置にあるCD
は、ターンテーブル40とともに降下すると同時に、ク
ランパ56から外れ、そして、前述したストッカ6への
収納のためにパレット58上に載置される。このとき、
クランパ56は、再びクランパ支持部57側に吸着され
る。
【0036】上述したように、ターンテーブル40が休
止位置に位置しているとき、ターンテーブル40上方の
クランパ56は、磁石59の第1吸着面59aが第1磁
性体57aに吸着して、クランパ支持部57側に引き上
げられているので、パレット58上のCD上面とクラン
パ56の下部との間に十分な距離が確保されることにな
る。
【0037】したがって、個々のCDの成形精度に関
し、その厚みや反りの誤差がたとえ大きくても、CDが
クランパ56に対し接触したりすることなく、パレット
58上とストッカとの間において、安定したCDの受け
渡しが行える。また、クランパ56は、内蔵された磁石
59とクランパ上方に配置された第1磁性体57aとの
間に作用する磁気吸引力により引き上げられるので、ク
ランパ56の上方にクランパ引き上げる装置を設けなく
て済み、また、ターンテーブル40を大きく上下動させ
なくてもいいから、再生装置全体のコンパクト化を更に
促進可能となる。
【0038】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、
図5に示すように、リング状の第1および第2磁石5
9’,59’’を非磁性体61を間に挟んで重ね合わせ
て磁石59とし、第2磁石59’’を第1磁石59’よ
り磁力強度を強いものとして、第1および第2吸着面5
9a,59bの各磁気吸引力に差を付けるようにしても
構わない。
【0039】また、第2磁性体40cを第1磁性体57
aより磁石59に吸着しやすい磁性材料としてもよい。
さらに、クランパ56において、クランパ本体56aの
厚みを磁石59の第2吸着面59b側を薄くし、第1吸
着面59a側を厚くしてもよい。また、第2磁性体40
cの第2吸着面59bに対する吸着面積を、第1磁性体
57aの第1吸着面59aに対するそれより大きく設定
してもよい。
【0040】また、実施例に示した緩衝部材57bに代
えて、薄いシート状の緩衝部材を第1磁性体57aの下
面、またはクランパ56の上面に貼塗して、その緩衝音
を吸収するようにしても良い。上述の実施例のディスク
再生装置では、CDをストッカ6とパレット58と間で
移動するようにしたものであるが、これに限るものでは
ない。
【0041】例えば、外部から直接CDを挿入し、その
CDをターンテーブル上方のローディング位置にロード
するタイプのディスク再生装置にも適用可能である(車
両搭載用)。また、外部に飛び出したトレイにCDを載
せて、このトレイによりCDをローディング位置にロー
ドする一般的なディスク再生装置にも適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のディス
ク再生装置によれば、前記ターンテーブルが休止位置に
あるとき、前記クランパに上向きの吸引力を与え、前記
クランパを前記再生レベル位置よりも高い保持位置に引
き上げて保持する第1磁気吸引手段を備えたので、ディ
スクの上面とクランパの下部との間には、十分な距離が
確保されることになり、ディスクをローディング位置に
ロードする際、ディスクとクランパとの接触が確実に防
止される。
【0043】また、前記ターンテーブルがディスクを伴
い、休止位置から再生レベル位置に上昇したとき、第2
磁気吸引手段が前記クランパに第1磁気吸引手段の吸引
力に抗する下向きの吸引力を与え、前記クランパを前記
保持位置から再生レベル位置まで引き下ろし、クランパ
とターンテーブルとの間で前記ディスクをクランプする
ので、再生時のディスクはターンテーブル上に確実に保
持される。
【0044】さらに、前記第1磁気吸引手段は、クラン
プ上方に配置され、クランプに設けられた磁石と、この
磁石を吸着する第1磁性体により構成されているから、
クランパを上方の保持位置に引き上げる機構が簡単な構
造で済み、また、ターンテーブルを大きく上下動させな
くても済むので、装置全体の薄型化が図れるなどの優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク再生装置の斜視図である。
【図2】ディスク再生装置の一部縦断面図である。
【図3】クランパ支持部と吸着したクランパを示す図で
ある。
【図4】ターンテーブルと吸着したクランパを示す図で
ある。
【図5】クランパ内の磁石の変形例を示す図である。
【符号の説明】
6 ストッカ 14 収納段 20 再生ユニット 40 ターンテーブル 40c 第2磁性体 56 クランパ 57 クランパ支持部 57a 第1磁性体 58 パレット 59 磁石 59a 第1吸着面 59b 第2吸着面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディング位置にディスク受け取るデ
    ィスク受け(58)と、 前記ディスク受けと相対的に移動して、ディスク受けよ
    り下方の休止位置とディスク受けより上方の再生レベル
    位置に位置付けられ、ローディング位置のディスクを再
    生レベル位置に持ち上げるターンテーブル(40)と、 前記ディスク受けより上方に、上下に移動自在かつ回転
    自在に設けられたクランパ(56)と、 前記ターンテーブルが休止位置にあるとき、前記クラン
    パに上向きの吸引力を与え、前記クランパを前記再生レ
    ベル位置よりも高い保持位置に引き上げて保持する第1
    磁気吸引手段(59a,57a)と、 前記ターンテーブルが再生レベル位置にあるき、前記ク
    ランパに第1磁気吸引手段の吸引力に抗する下向きの吸
    引力を与え、前記クランパを前記保持位置から再生レベ
    ル位置まで引き下ろし、クランパとターンテーブルとの
    間で前記ディスクをクランパする第2磁気吸引手段(5
    9b,40c)とを備えたことを特徴とするディスク再
    生装置。
  2. 【請求項2】前記第1磁気吸引手段は、前記クランパの
    上方に配置され、クランパに設けられた磁石(59)を
    上方に吸引する第1磁性体(57a)からなり、 前記第2磁気吸引手段は、前記ターンテーブルに設けら
    れ、前記磁石を下方に吸引する第2磁性体(40c)か
    らなることを特徴とする請求項1のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記磁石は、片面着磁したものであって、
    その着磁面を下側にしてクランパに組み込まれることを
    特徴とする請求項2のディスク再生装置。
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