JPH07244115A - 半導体チップの試験装置 - Google Patents

半導体チップの試験装置

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JPH07244115A
JPH07244115A JP6035072A JP3507294A JPH07244115A JP H07244115 A JPH07244115 A JP H07244115A JP 6035072 A JP6035072 A JP 6035072A JP 3507294 A JP3507294 A JP 3507294A JP H07244115 A JPH07244115 A JP H07244115A
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JP
Japan
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power supply
voltage
semiconductor chip
terminals
connection terminal
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JP6035072A
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Takashi Chikaraishi
隆 力石
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作電圧の異なる回路を混載する半導体チッ
プの検査において、半導体チップの品番が変わってパッ
ケージ品番が同一で電源端子の電源電圧別の配置パター
ンのみが変更されても試験ボードを共用する。 【構成】 動作電圧の異なる回路を混載する半導体チッ
プ1はパッケージ3に収容された状態で検査される。電
源電圧供給手段2の各電源出力端子A1,A2からは半
導体チップ1の動作電圧に応じた電源電圧が出力され
る。試験ボード4には、接続端子T1,T2,T3が半
導体チップ1の動作電圧毎にパッケージ3に設けられた
電源端子Bの電源電圧別の配置パターンと対応して設置
されている。第1の接続端子群T1,T2は、電源電圧
供給手段2の各電源出力端子A1,A2と個別に接続さ
れている。第2の接続端子群T3は、切換手段5を介し
て電源電圧供給手段2の各電源出力端子A1,A2のい
ずれかと切り換え可能に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1チップに動作電圧の異
なる回路が混載されたICやLSI等の半導体集積回路
について、その電気特性等の検査測定に用いられる半導
体チップの試験装置に関するものである。
【0002】近年、市場では消費電力の低減等を目的と
して機器の低電圧化が進み、機器を構成する各回路に使
用されるICやLSI等の動作電圧も低電圧化されつつ
ある。しかし、現在のところ機器内の各回路が全て低電
圧で動作するようにまだ統一されておらず、低電圧で駆
動する回路と従来通りの電圧(高電圧)で駆動する回路
とが混載されているのが現状である。そのため、このよ
うな回路に使用されるICやLSI等の半導体チップに
は低電圧で動作する回路と高電圧で動作する回路とが混
載され、半導体チップは多電源で動作するようになって
いる。
【0003】通常、半導体チップはパッケージに収容さ
れた状態で製品出荷されるが、その出荷前には電気特性
等の各種の検査が行われる。多電源で動作する半導体チ
ップの検査には、その動作電圧に応じた複数(例えば低
電圧と高電圧の2種類)の電源電圧を供給する必要があ
り、多電源電圧を供給することができる試験装置が使用
されている。
【0004】
【従来の技術】例えば半導体チップが3Vと5Vの異な
る電源電圧で動作する回路を混載する場合、この半導体
チップを収容するパッケージに設けられた多数の端子
(例えばリード等)中には3V用電源端子(リード)と
5V用電源端子(リード)が半導体チップの電源用I/
Oポートに対応してそれぞれ所定の配置パターンで設け
られている。半導体チップの検査は、図10に回路図で
示すユニバーサル試験ボード(以下、単に試験ボードと
いう)31とテスタパワーユニット32を備えた試験装
置33を用いて行われる。検査の際、半導体チップ34
を収容するパッケージ35は試験ボード31にセットさ
れる。試験ボード31にはパッケージ35がセットされ
る位置に、パッケージ35に設けられた全ての端子(リ
ード等)と個々に対応する多数の接続端子が設置され、
この接続端子のうちパッケージ35の3V用電源端子と
5V用電源端子に対応する位置に3V用接続端子e1と
5V用接続端子e2が設置されている。即ち、3V用接
続端子e1と5V用接続端子e2は、パッケージ35の
各電源端子と同じ配置パターンで設置され、パッケージ
35をセットした状態において、各電源端子と各接続端
子はそれぞれ同じ電圧用同士が接続されるようになって
いる。通常、電源端子の配置パターンは、同一品番のパ
ッケージ35に収容された半導体チップ34間で同一の
試験ボード31が共用できるようにパッケージ品番毎に
所定の配置パターンに決められている。
【0005】試験ボード31は半導体チップ34の動作
電圧に応じた電源電圧(3V及び5V)を出力するとと
もに半導体チップ34の各種電気特性を測定するテスタ
パワーユニット32に接続されている。そして、テスタ
パワーユニット32から試験ボード31にセットされた
パッケージ35に各接続端子と各電源端子との電気的接
触を介してそのパッケージ35内に収容された半導体チ
ップ34に二電源電圧が供給され、テスタパワーユニッ
ト32により半導体チップ34の各種電気特性が測定さ
れる。ここで、テスタパワーユニット32の各入出力端
子から試験ボード31に設置された各接続端子までの配
線は、検査時のノイズの発生や電圧降下等を防止して精
度の高い測定データを得るためほぼ最短距離にて施され
ており、各接続端子は試験ボードの所定位置に固定され
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、パッケージ3
5に収容された半導体チップ34の品番の違いによりパ
ッケージ品番が同じであっても、電源端子(リード等)
の各電源電圧別の配置パターンが異なる場合には、試験
ボード31を共用することができなかった。そのため、
その都度試験ボードを作製しなければならず、専用の試
験ボードを作製するための作製時間や作製費用が負担に
なっていた。
【0007】例えば、特開昭63−269074号公報
では、図11に示すように電源A1,A2,B1…と、
被測定物の端子X1,X2、X3…を結ぶ配線のマトリ
クスの交点にリレーY1〜Y12を配置し、試験が変わ
る度にリレーY1〜Y12を操作して次の試験用の回路
を組むことにより検査の簡易化を図っている。この方法
を試験ボード31に適用してテスタパワーユニット32
の各電源用出力端子と試験ボード31の各電源用接続端
子e1,e2間にマトリクス状に配線を施し、この配線
マトリクスの交点にリレーを配設する方法が前記の問題
点の一解決法として考えられる。この方法によれば、検
査する半導体チップ34の違いによりパッケージ35の
電源端子の配置パターンが変更されても、リレーの操作
だけで電源用接続端子e1,e2への電源電圧の変更が
可能となるので、同一の試験ボード31を共用すること
ができる。しかし、実際のデバイス動作を考えると、マ
トリクスの交点に配置されたリレー等のスイッチが増え
るほど、リレーの接触抵抗やインダクタンスが増えるた
め、ノイズに大変弱くなるという新たな問題が発生す
る。特に、出荷試験では、ICを実機レベルの動作スピ
ードにて試験することが多いため、リレー等のスイッチ
が多くなるとノイズの影響を無視することができない。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は動作電圧の異なる回路を混載す
る半導体チップの検査において、半導体チップの品番が
変わり同一のパッケージ品番で電源端子の電源電圧別の
配置パターンのみが変更された場合にも同一の試験ボー
ドを共用することができる半導体チップの試験装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1に示すように、動作電圧の異なる回路を
混載する半導体チップ1へはその動作電圧に応じた電源
電圧が電源電圧供給手段2の各電源出力端子A1,A2
から出力される。半導体チップ1がセットされる試験ボ
ード4には、半導体チップ1に電源電圧を供給するため
パッケージ3に複数設けられた電源端子Bと対応する配
置パターンにて電気的に接続可能な接続端子T1,T
2,T3が設けられている。接続端子T1,T2,T3
のうち半導体チップ1の動作電圧のうちいずれか所定の
電源電圧と導通される第1の接続端子群T1,T2は、
その動作電圧に応じた電源電圧を出力する電源電圧供給
手段2の各電源出力端子A1,A2と予め設定された電
源電圧毎に接続されている。また、半導体チップ1の動
作電圧のうち少なくとも二つの動作電圧と選択的に導通
され得る第2の接続端子群T3は、切換手段5を介して
電源電圧供給手段2のうち予め設定された少なくとも二
つの電源出力端子A1,A2のいずれかと切り換え可能
に接続されている。
【0010】
【作用】従って、試験ボード4にセットされたパッケー
ジ3の各電源端子Bは、それぞれ対応する配置パターン
にて設けられた各接続端子T1,T2,T3と電気的に
接続される。接続端子T1,T2,T3のうち第1の接
続端子群T1,T2には電源電圧供給手段2の各電源出
力端子から半導体チップ1の動作電圧に応じた所定の電
源電圧がそれぞれ出力される。また、第2の接続端子群
T3には切換手段5の切り換えに応じて電源電圧供給手
段2の各電源出力端子A1,A2のうち予め設定された
少なくとも二つの電源出力端子A1,A2のいずれかか
らの電源電圧が出力される。即ち、第2の接続端子群T
3は切換手段5の切り換え操作により予め設定された少
なくとも二つの電源出力端子A1,A2のうち電源出力
端子A1と導通された状態と、電源出力端子A2と導通
された状態とに切り換えられる。従って、切換手段5を
切り換えることにより、第2の接続端子群T3と接続さ
れる電源端子Bに供給される電源電圧値のみが異なるパ
ッケージ品種間でこの試験ボードを共用することが可能
となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図8に従って説明する。図5に示すように、試験装置6
は所定間隔を隔して対向する状態に配置された試験ボー
ド(以下、FTボードという)7と電極ボード8及びテ
スタパワーユニット9とから構成されている。図2に示
すように、FTボード7を構成している基板10は円板
状の多層配線基板からなり、基板10の表面中央には4
本の載置台11が正方形の4辺を描くように配置されて
いる。半導体チップ12を収容するパッケージ13は、
その側面に設けられた多数のリード14がその先端にて
載置台11の上面に接触する状態でFTボード7上にセ
ットされる。また、載置台11の外側には載置台11を
囲むように4つのソケット15が設置され、ソケット1
5を作動させて開放位置(図2に示す)から固定位置
(図5に示す)に移動配置させることによりパッケージ
13はソケット15に圧接されてリード14の先端(下
端)が載置台11の上面に接触する状態でFTボード7
上にセットされるようになっている。
【0012】図3に示すように、各載置台11はパッケ
ージ13の側面に設けられたリード14の本数と同数の
接続端子16が各リード14と対応するように配列され
て構成されている。パッケージ13がFTボード7上に
セットされた状態において、各リード14はソケット1
5からの押圧力によりその先端が対応する接続端子16
に圧接されることにより、各リード14と各接続端子1
6とが確実に導通されるようになっている。
【0013】本実施例の半導体チップ12には動作電圧
3V(ボルト)の回路と動作電圧5V(ボルト)の回路
とが混載されている。この半導体チップ12を収容する
パッケージ13のリード14のうち図3に示すようにパ
ッケージ13の各側面の両端付近の2本と中央付近の1
本が電源用リード14aとなっており、パッケージ13
には全部で12本の電源用リード14aが設けられてい
る。12本の電源用リード14aは、パッケージ13内
の半導体チップ12に形成された回路との接続関係によ
りそれぞれ5V用と3V用に設定されている。各電源用
リード14aはパッケージ13がFTボード7にセット
された状態において、載置台11を構成している各接続
端子16のうち電源用接続端子t1,t2,t3と接触
される。この電源用接続端子t1,t2,t3の配置パ
ターンは、パッケージ形状及びリード数が同じとなる同
品番のパッケージ13では同じに決められている。
【0014】載置台11を構成する各接続端子16は、
図4に示すように基板10の内部に形成された多層配線
10aを介してFTボード7の裏面側に形成された端子
17に接続されている。各端子17間は多層配線10a
を介して接続された電源用接続端子t1,t2,t3毎
にそれぞれ配線18a,18b,18cを介して互いに
接続されている。即ち、電源用接続端子t1と接続され
る端子17間は全て配線18aを介して互いに接続さ
れ、電源用接続端子t2と接続される端子17間は全て
配線18bを介して互いに接続され、さらに電源用接続
端子t3と接続される端子17間は全て配線18cを介
して互いに接続されている。また、FTボード7の裏面
には2つの電極端子19a,19bが設けられ、電極端
子19aは各電源用接続端子t1と導通され、電極端子
19bは各電源用接続端子t2と接続されている。
【0015】FTボード7の裏面にはリレー21が配設
され、リレー21は各電極端子19a,19bと電源用
接続端子t3に接続された端子17を介して配線18
a,18b,18cと接続されている。そして、リレー
21は配線18cに対して配線18a,18bのいずれ
か一方に切り換え接続するようになっている。図4では
電源用接続端子t1,t2,t3から各端子17及び電
極端子19a,19bへ至る配線のみを図示したが、F
Tボード7の裏面には電源用接続端子t1,t2,t3
以外の各接続端子16と多層配線及び配線コードを介し
て接続された信号入出力用の各電極端子(いずれも図示
せず)が施されている。
【0016】図5に示すように、FTボード7の下方に
配置された電極ボード8の上面には、各電極端子19
a,19bと対応する位置にプローブ20a,20bが
電極ボード8から垂直に上方へ突出する状態に設けられ
ている。各プローブ20a,20bはテスタパワーユニ
ット9に設けられた2つの電源出力端子a1,a2にそ
れぞれ接続され、テスタパワーユニット9の動作時には
各電源出力端子a1,a2から所定の電源電圧VS1,
VS2が給電されるようになっている。
【0017】この試験装置6の電源系統の回路図を図6
に示す。FTボード7の電源用接続端子t1〜t3は図
6に示すような配置パターンにて配置されている。即
ち、電源用接続端子t1は同図におけるパッケージ13
の左右側面の両端位置に対応して配置され、電源用接続
端子t3は同図におけるパッケージ13の上下側面の両
端位置に対応して配置されている。そして、電源用接続
端子t2は電源用接続端子t1間及び電源用接続端子t
3間にそれぞれ挟まれる状態でパッケージ13の各側面
中央位置に対応して配置されている。
【0018】各電源用接続端子t1はテスタパワーユニ
ット9の電源出力端子a1と接続され、テスタパワーユ
ニット9の動作時には電圧VD1(=VS1)が供給さ
れる。また、各電源用接続端子t2はテスタパワーユニ
ット9の電源出力端子a2と接続され、テスタパワーユ
ニット9の動作時には電圧VD2(=VS2)が供給さ
れるようになっている。各電源用接続端子t3はリレー
21を介して各電源出力端子a1,a2と接続され、リ
レー21のスイッチング機能により電源出力端子a1と
電源出力端子a2のうちいずれか一方と接続されるよう
になっており、テスタパワーユニット9の動作時には電
圧VD3が供給されるようになっている。即ち、リレー
21が図6に実線で示す第1のスイッチング位置にある
ときに電源用接続端子t3には出力電圧VS1が供給さ
れ、リレー21が図6に鎖線で示す第2のスイッチング
位置にあるときに電源用接続端子t3には出力電圧VS
2が供給されるようになっている。
【0019】また、図5に示すようにテスタパワーユニ
ット9は入力装置9aからの入力データに基づき所定の
プログラムを実行するマイクロコンピュータMCを備え
ている。電極ボード8はプローブ20a,20bと電極
端子19a,19bとが離間する退避位置と、プローブ
20a,20bと電極端子19a,19bとが接触して
導通される作用位置(図5の状態)との間をマイクロコ
ンピュータMCに駆動制御されてFTボード7と平行を
保持した状態で移動配置可能となっている。
【0020】また、入力装置9aから入力された半導体
チップ12の入力データ(例えば品番等)に基づき電源
出力端子a1,a2から出力される出力電圧値VS1,
VS2の設定及びリレー21の切り換えが、マイクロコ
ンピュータMCにより自動で行われるようになってい
る。また、マイクロコンピュータMCは予めプログラム
された各種の検査項目を実行するようになっている。
【0021】本実施例のFTボード7に適用されるパッ
ケージ13は、電源用接続端子t1と対応する電源用リ
ード14aが全て電圧VS1用(例えば5V用)に、電
源用接続端子t2と対応する電源用リード14aが全て
電圧VS2用(例えば3V用)に設定されていることが
条件となる。そして、電源用接続端子t3と対応する電
源用リード14aが、電圧VS1用(例えば5V用)に
設定された図7(a)又は電圧VS2用(例えば3V
用)に設定された図7(b)に示すコンセプトにて設計
されたパッケージ13がこのFTボード7に適用され
る。
【0022】尚、電極ボード8に設けられた信号入出力
用の各プローブ(図示せず)は、テスタパワーユニット
9に備えられた入出力信号用端子(図示せず)と接続さ
れている。また、各電源出力端子a1,a2から各プロ
ーブ20a,20b及び電極端子19a,19bを介し
て各電源用接続端子t1〜t3に至るまでの配線はほぼ
最短距離を通るように施され、配線を介しての電圧降下
はほとんど無視できる。
【0023】次に前記のように構成された試験装置6の
作用を説明する。半導体チップ12はパッケージ13に
収容されて封止された状態で出荷されるが、例えばその
出荷前にこの試験装置6により各種の検査を行う場合、
まず半導体チップ12が収容されたパッケージ13をF
Tボード7にセットする。即ち、パッケージ13を各リ
ード14の先端が対応する接続端子16に接触するよう
に載置台11上に載置し、この状態でソケット15を開
放位置から固定位置に移動配置させることによりパッケ
ージ13をFTボード7にセットする。このセット状態
において、全てのリード14は載置台11を構成する各
接続端子16と個々に電気的に接触し、12本の電源用
端子14aはそれぞれ対応する電源用接続端子t1,t
2,t3と電気的に接触する状態となる。そして、テス
タパワーユニット9の動作開始とともに退避位置にあっ
た電極ボード8は作用位置に移動配置され、各プローブ
20a,20bが各電極端子19a,19bに接触して
導通される。
【0024】例えば、図7(a)に示すようなコンセプ
トにて設計されたパッケージ13を検査する場合には、
テスタパワーユニット9に備えられた入力装置9aから
図7(a)に示すパッケージ13に収容された半導体チ
ップ12の品番等の入力データを入力する。その結果、
マイクロコンピュータMCはこの入力データに基づき各
電源出力端子a1,a2からの出力電圧値VS1,VS
2をそれぞれ5V,3Vに設定するとともに、リレー2
1を第1のスイッチング位置に配置する。そして、テス
タパワーユニット9の各電源出力端子a1,a2からそ
れぞれ5V,3Vの電源電圧が出力されると、電源用接
続端子t1,t3には5Vが、電源用接続端子t2には
3Vが出力される。その結果、FTボード7にセットさ
れたパッケージ13の各電源用リード14aには図7
(a)で示すような電源電圧が供給され、このようなコ
ンセプトにて設計されたパッケージ13の検査を実施す
ることができる。
【0025】次に、図7(b)に示すようなコンセプト
にて設計されたパッケージ13を検査する場合には、テ
スタパワーユニット9に備えられた入力装置9aから図
7(b)に示すパッケージ13に収容された半導体チッ
プ12の品番等の入力データを入力する。その結果、マ
イクロコンピュータMCはこの入力データに基づき各電
源出力端子a1,a2からの出力電圧値VS1,VS2
をそれぞれ5V,3Vに設定するとともに、リレー21
を第2のスイッチング位置に配置する。そして、テスタ
パワーユニット9の各電源出力端子a1,a2からそれ
ぞれ5V,3Vの電源電圧が出力されると、電源用接続
端子t1には5Vが、電源用接続端子t2,t3には3
Vが出力される。その結果、FTボード7にセットされ
たパッケージ13の各電源用リード14aには図7
(b)で示すような電源電圧が供給され、このようなコ
ンセプトにて設計されたパッケージ13の検査を実施す
ることができる。
【0026】また、各電源出力端子a1,a2から出力
される電源電圧VS1,VS2の設定を変更して電源電
圧VS1を3Vに、電源電圧VS2を5Vに設定するこ
とにより、それぞれ図8(a),(b)に示すようなコ
ンセンプトにて設計されたパッケージ13の検査を実施
することができる。例えば図8(a)に示すコンセンプ
トにて設計されたパッケージ13を検査する場合、入力
データに基づきマイクロコンピュータMCにより各電源
出力端子a1,a2からの出力電圧VS1,VS2がそ
れぞれ3V,5Vに設定されるとともに、リレー21が
第1のスイッチング位置に配置される。また、図8
(b)に示すコンセンプトにて設計されたパッケージ1
3を検査する場合、入力データに基づきマイクロコンピ
ュータMCにより各電源出力端子a1,a2からの出力
電圧VS1,VS2がそれぞれ3V,5Vに設定される
とともに、リレー21が第2のスイッチング位置に配置
される。そして、図8(a),(b)に示すコンセンプ
トにて設計された各パッケージ13の電源用リード14
aにはそのコンセプトに応じた所定の電源電圧が供給さ
れる。
【0027】このように本実施例のFTボード7は、マ
イクロコンピュータMCによるリレー21の切り換えに
より電源用接続端子t3が各電源出力端子a1,a2の
うちいずれかと接続される。そのため、リレー21を第
1のスイッチング位置と第2のスイッチング位置とに切
り換えることにより、収容する半導体チップ12の回路
に応じて図7(a),(b)に示す異なるコンセプトに
て設計された2種類のパッケージ13の検査にFTボー
ド7を共用することができる。そのため、異なるコンセ
プトにて設計されたパッケージ13毎にFTボード7を
作製する必要がなくなり、FTボード7を共用できる分
だけFTボード7の材料コスト、作製費用及び作製時間
をほぼ半分に削減することができる。
【0028】また、本実施例では4個の電源用接続端子
t3に対してリレー21を介して各電源出力端子a1,
a2から5Vと3Vが供給される構成であるので、1個
のリレー21により複数(4個)の電源用接続端子t3
への電源電圧の変更が可能である。そのため、従来技術
で述べた特開昭63−269074号公報に開示の検査
装置のように多数のリレーを介さないので、リレーによ
る接触抵抗やインダクタンスが増えることがない。その
結果、電圧降下やノイズの発生等の誤測定を招く原因を
極力無くすことができる。特に半導体チップ12を実機
レベルの動作スピードで検査しても1個のリレー21を
介するのみで誤測定を招く程のノイズが発生することな
く精度の高い検査を実施することができる。
【0029】さらに、本実施例のテスタパワーユニット
9は、各電源出力端子a1,a2から出力される電源電
圧VS1,VS2の設定が変更可能である。そのため、
電源電圧VS1,VS2をそれぞれ3V,5Vに設定
し、リレー21を切り換え操作することによりさらに図
8(a),(b)に示すような2種類の異なるコンセプ
トにて設計されたパッケージ13の検査を実施すること
ができる。
【0030】また、テスタパワーユニット9の各電源出
力端子a1,a2から電源用接続端子t1〜t3までの
配線距離をほぼ最短距離となるように施したので、ノイ
ズや電圧降下等を極力無くして精度の良い測定データを
得ることができる。その結果、この試験装置6にて半導
体チップ12を検査することにより、不良品を確実に排
除することができる。また、テスタパワーユニット9の
各電源出力端子a1,a2から電源用接続端子t3へ供
給される電源電圧をリレー21により切り換える構成と
したので、入力データに基づきマイクロコンピュータM
Cによりリレー21を駆動制御することが可能となる。
その結果、電源用接続端子t3への電源電圧の切り換え
を入力データに基づき自動で設定することができる。
【0031】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)図9に示すように、試験装置6に2個のリレー2
3,24を配設し、リレー23により電源用接続端子t
3を各電源出力端子a1,a2のいずれかと接続可能と
し、リレー24により電源用接続端子t4を各電源出力
端子a1,a2のいずれかと接続可能とする構成として
もよい。この構成によれば、各リレー23,24の切り
換え操作だけにより4種類の異なるコンセプトにて設計
されたパッケージの検査にFTボード7を共用すること
ができる。この場合も各リレー23,24によりそれぞ
れ複数の電源用接続端子t3,t4への電源電圧が変更
されるので、電源用接続端子t3,t4の個数に比較し
てリレー23,24の個数が少なくて済み、リレー2
3,24による電圧降下やノイズの発生等の悪影響が及
ぼされない。
【0032】(2)切換手段はリレーに限定されずスイ
ッチング機能を有していればよい。例えば、トランジス
タ等の半導体素子によりスイッチング回路を構成しても
よい。トランジスタならばリレーと同様にマイクロコン
ピュータ等による駆動制御が可能であり、スイッチング
に機械的動作が伴わないので故障が発生し難く、スイッ
チング部の寿命を長くすることができる。
【0033】(3)電源用接続端子t1〜t3の配置パ
ターンは、上記実施例に限定されずFTボード7にセッ
トされるパッケージ13の電源用リード14aの配置パ
ターンに応じて適宜に設定することができる。
【0034】(4)半導体チップの動作電圧は3Vと5
Vに限定されず、その他の動作電圧で動作する半導体チ
ップの検査に本発明を適用してもよい。 (5)半導体チップの動作電圧は3Vと5Vのような二
電源に限定されない。三電源やそれ以上の多電源の半導
体チップの検査に本発明を適用してもよい。
【0035】(6)電源用接続端子t1〜t3は全部で
12個に限定されず、検査されるパッケージの電源用リ
ード14aの本数に応じて適宜に設定することができ
る。 (7)パッケージ13の端子形状は上記実施例に限定さ
れない。例えば、ピングリッドアレイ(PGA)、デュ
アル・インライン・パッケージ(DIP)、QFJ等と
してもよく、端子がバンプとなったものでもよい。ま
た、TABの検査に本発明を適用してもよい。
【0036】前記実施例から把握される特許請求の範囲
以外の技術的思想についてその効果とともに以下に記載
する。 (1)電源電圧供給手段は電源出力端子から出力される
電源電圧値が設定変更可能である請求項1〜請求項4に
記載の半導体チップの試験装置。
【0037】この構成によれば、半導体チップの動作電
圧に応じて設定された電源電圧供給手段の各電源出力端
子からの出力電圧値をその電圧値が互いに入れ替わるよ
うに設定し直すことによりこの試験装置を異なる配置パ
ターンとなった電源端子を有するパッケージに収容され
た半導体チップの検査に共用することができる。
【0038】(2)前記切換手段は半導体素子からなる
請求項1〜請求項3又は前記技術的思想(1)に記載の
半導体チップの試験装置。この構成によれば、切換手段
は半導体素子からなるので、電気的制御が可能であると
ともに機械的なスイッチング動作を伴わないので故障が
起こり難く寿命を長くすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
2に記載の発明によれば、動作電圧の異なる回路を混載
する半導体チップの検査において、切換手段により試験
ボードの接続端子に供給される電源電圧を変更可能とし
たので、半導体チップの品番が変わって同一のパッケー
ジ品番で電源端子の電源電圧別の配置パターンのみが変
更されても、試験ボードを共用することができるという
優れた効果を奏する。
【0040】また、請求項3に記載の発明によれば、電
源電圧供給手段の各出力端子と各接続端子とを、その間
における電圧降下がほぼ無視し得るような短い配線にて
接続したので、試験装置による測定精度を向上させるこ
とができる。
【0041】さらに請求項4に記載の発明によれば、ス
イッチ手段をリレーとしたので、電気的な制御が可能と
なるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】一実施例の試験装置の部分概略斜視図である。
【図3】パッケージをセットした状態を示す試験装置の
部分概略斜視図である。
【図4】試験ボードの概略底面図である。
【図5】試験装置の概略側面図である。
【図6】試験装置の回路図である。
【図7】電源用リードの配置パターンを示す平面図であ
る。
【図8】電源用リードの配置パターンを示す平面図であ
る。
【図9】別例の試験装置の回路図である。
【図10】従来技術の試験装置の回路図である。
【図11】従来技術の試験装置の回路図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 電源電圧供給手段 3 パッケージ 4 試験ボード 5 切換手段 21,23,24 リレー A1,A2 電源出力端子 B 電源端子 T1,T2,T3 接続端子及び接続端子群 T1 第1の接続端子群及び第1接続端子群 T2 第1の接続端子群及び第2接続端子群 T3 第2の接続端子群及び第3接続端子群

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる動作電圧で動作する回路を混載す
    る半導体チップ(1)に電源電圧を供給するとともにそ
    の動作電圧毎の電源出力端子(A1,A2)を備えた電
    源電圧供給手段(2)と、前記半導体チップ(1)を収
    容するパッケージ(3)に動作電圧毎に設けられた電源
    端子(B)と対応する配置パターンにて設けられた接続
    端子(T1,T2,T3)を有する試験ボード(4)と
    を備え、前記パッケージ(3)が前記試験ボード(4)
    にセットされて前記電源端子(B)と前記接続端子(T
    1,T2,T3)とが電気的に接続された状態におい
    て、該電源端子(B)と該接続端子(T1,T2,T
    3)との接続を介して前記電源電圧供給手段(2)から
    前記半導体チップ(1)にその動作電圧に応じた電源電
    圧を供給する半導体チップの試験装置において、 前記接続端子(T1,T2,T3)を前記半導体チップ
    (1)の動作電圧のうちいずれか所定の電源電圧と導通
    される第1の接続端子群(T1,T2)と、前記半導体
    チップ(1)の動作電圧のうち少なくとも二つの動作電
    圧と選択的に導通され得る第2の接続端子群(T3)と
    に分け、前記電源電圧供給手段(2)の各電源出力端子
    (A1,A2)と第1の接続端子群(T1,T2)とを
    予め設定された電源電圧毎に接続し、第2の接続端子群
    (T3)を切換手段(5)を介して前記電源電圧供給手
    段(2)の各電源出力端子(A1,A2)のうち予め設
    定された少なくとも二つの電源出力端子(A1,A2)
    のいずれかと切り換え可能に接続した半導体チップの試
    験装置。
  2. 【請求項2】 第1の電源電圧と第2の電源電圧で動作
    する回路を混載する半導体チップ(1)を収容するパッ
    ケージ(3)にその動作電圧毎に設けられた複数の電源
    端子(B)と対応した配置パターンにて試験ボード
    (4)に設けられた接続端子(T1,T2,T3)を、
    第1の電源電圧と導通される第1接続端子群(T1)
    と、第2の電源電圧と導通される第2接続端子群(T
    2)と、第1の電源電圧と第2の電源電圧とのいずれと
    も導通され得る第3接続端子群(T3)とに分け、前記
    半導体チップ(1)にその動作電圧に応じた電源電圧を
    供給する電源電圧供給手段(2)の各電源出力端子(A
    1,A2)と前記接続端子群(T1,T2,T3)と
    を、第1の電源電圧が出力される第1の電源出力端子
    (A1)と第1接続端子群(T1)とを接続し、第2の
    電源電圧が出力される第2の電源出力端子(A2)と第
    2接続端子群(T2)とをそれぞれ接続するとともに、
    第3接続端子群(T3)を切換手段(5)を介して第1
    の電源出力端子(A1)と第2の電源出力端子(A2)
    とのいずれかと切り換え可能に接続した半導体チップの
    試験装置。
  3. 【請求項3】 前記電源電圧供給手段(2)の各出力端
    子と前記接続端子(T1,T2,T3)とを、その間に
    おける電圧降下がほぼ無視し得るような短い配線にて接
    続した請求項1又は請求項2に記載の半導体チップの試
    験装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段(5)はリレー(21,2
    3,24)からなる請求項1〜請求項3に記載の半導体
    チップの試験装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085934A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 King Yuan Electronics Co Ltd ソケット基板上にスイッチ素子を有するテスト装置
JP2013195098A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 試験装置、試験冶具および試験方法

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