JPH0724071Y2 - 魚体の三枚おろし装置における帯鋸緊張調整手段 - Google Patents
魚体の三枚おろし装置における帯鋸緊張調整手段Info
- Publication number
- JPH0724071Y2 JPH0724071Y2 JP9326589U JP9326589U JPH0724071Y2 JP H0724071 Y2 JPH0724071 Y2 JP H0724071Y2 JP 9326589 U JP9326589 U JP 9326589U JP 9326589 U JP9326589 U JP 9326589U JP H0724071 Y2 JPH0724071 Y2 JP H0724071Y2
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- JP
- Japan
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- saw
- pair
- band
- wheels
- wheel
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- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍魚体等の魚体の三枚おろし装置における帯
鋸緊張調整手段に関するものである。
鋸緊張調整手段に関するものである。
〔従来の技術〕 魚体の三枚おろし装置としては、例えば実開昭62-4690
号公報に示すように、フレームにはそれぞれ2段の鋸掛
部を備えた一対の鋸車を取り付け、これらの鋸車におけ
る各鋸掛部にはそれぞれ帯鋸を掛けてなるものが既に知
られている。
号公報に示すように、フレームにはそれぞれ2段の鋸掛
部を備えた一対の鋸車を取り付け、これらの鋸車におけ
る各鋸掛部にはそれぞれ帯鋸を掛けてなるものが既に知
られている。
このような三枚おろし装置においては、一般に一方の鋸
車の位置を他方の鋸車に対して調整することにより一方
の帯鋸の張りの調整が行なわれている。
車の位置を他方の鋸車に対して調整することにより一方
の帯鋸の張りの調整が行なわれている。
一対の帯鋸の張りは相互に等しくなるように調整しなけ
ればならないのであるが、上記従来の帯鋸緊張調整手段
においては、一方の鋸車の位置を他方の鋸車に対して調
整するようにしているため、常に2本の帯鋸の張りを同
じ量だけ同時に調整せざるを得ないのであり、一方の帯
鋸の張りのみを調整したり、2本の帯鋸の張りをそれぞ
れ異なる量だけ各別に調整することはできないという不
都合があった。すなわち、鋸車に掛けた2本の帯鋸の張
りは実際にはそれぞれ各別になりがちであるから、従来
技術においては2本の帯鋸の張りを相等しい望ましい状
態に調整することは事実上不可能であった。
ればならないのであるが、上記従来の帯鋸緊張調整手段
においては、一方の鋸車の位置を他方の鋸車に対して調
整するようにしているため、常に2本の帯鋸の張りを同
じ量だけ同時に調整せざるを得ないのであり、一方の帯
鋸の張りのみを調整したり、2本の帯鋸の張りをそれぞ
れ異なる量だけ各別に調整することはできないという不
都合があった。すなわち、鋸車に掛けた2本の帯鋸の張
りは実際にはそれぞれ各別になりがちであるから、従来
技術においては2本の帯鋸の張りを相等しい望ましい状
態に調整することは事実上不可能であった。
本考案はこのような問題を解決しようとしてなされたも
のである。
のである。
上記課題を解決するために本考案は、フレームにはそれ
ぞれ2段の鋸掛部を備えた一対の鋸車を取り付け、これ
らの鋸車における各鋸掛部にはそれぞれ帯鋸を掛けてな
る魚体の三枚おろし装置において、前記一対の鋸車のう
ちの一方の鋸車を他方の鋸車に対し位置調節可能となす
と共にフレームには更に別の鋸車を当該一対の鋸車に対
し位置調節可能に取り付け、一対の帯鋸のうちの一方の
帯鋸を当該一対の鋸車のほか当該別の鋸車にも掛け渡し
たことを特徴とする帯鋸緊張調整手段を提供するもので
ある。
ぞれ2段の鋸掛部を備えた一対の鋸車を取り付け、これ
らの鋸車における各鋸掛部にはそれぞれ帯鋸を掛けてな
る魚体の三枚おろし装置において、前記一対の鋸車のう
ちの一方の鋸車を他方の鋸車に対し位置調節可能となす
と共にフレームには更に別の鋸車を当該一対の鋸車に対
し位置調節可能に取り付け、一対の帯鋸のうちの一方の
帯鋸を当該一対の鋸車のほか当該別の鋸車にも掛け渡し
たことを特徴とする帯鋸緊張調整手段を提供するもので
ある。
本考案においては、一対の帯鋸のうちの一方の帯鋸は前
記一対の鋸車と前記別の鋸車とに掛けられ、他方の帯鋸
は前記一対の鋸車にのみ掛けられている。
記一対の鋸車と前記別の鋸車とに掛けられ、他方の帯鋸
は前記一対の鋸車にのみ掛けられている。
(1)前記一方の帯鋸のみの張りを調整するときには、
前記別の鋸車の位置を前記一対の鋸車に対し調節すれば
よい。この場合、他方の帯鋸は前記一対の鋸車にのみ掛
けられており当該別の鋸車には掛かっていないため、他
方の帯鋸の張りは変化しない。
前記別の鋸車の位置を前記一対の鋸車に対し調節すれば
よい。この場合、他方の帯鋸は前記一対の鋸車にのみ掛
けられており当該別の鋸車には掛かっていないため、他
方の帯鋸の張りは変化しない。
(2)前記他方の帯鋸のみの張りを調整するときには、
前記一対の鋸車のうちの一方の鋸車の位置を他方の鋸車
に対し調節すればよい。この場合には当該一対の鋸車に
掛かっている前記一方の帯鋸の張りも同時に変わること
になるため、当該一方の帯鋸の張りを元の状態に維持し
たいときには前記別の鋸車の位置を調節する必要があ
る。
前記一対の鋸車のうちの一方の鋸車の位置を他方の鋸車
に対し調節すればよい。この場合には当該一対の鋸車に
掛かっている前記一方の帯鋸の張りも同時に変わること
になるため、当該一方の帯鋸の張りを元の状態に維持し
たいときには前記別の鋸車の位置を調節する必要があ
る。
(3)両方の帯鋸の張りを各別に調整するときには、ま
ず前記一対の鋸車のうち一方の鋸車の位置を他方の鋸車
に対し調節することにより前記他方の帯鋸の張りを調整
した後、前記別の鋸車の位置を前記一対の鋸車に対し調
節することにより前記一方の帯鋸の張りを調整する。
ず前記一対の鋸車のうち一方の鋸車の位置を他方の鋸車
に対し調節することにより前記他方の帯鋸の張りを調整
した後、前記別の鋸車の位置を前記一対の鋸車に対し調
節することにより前記一方の帯鋸の張りを調整する。
次に本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
まず魚体の三枚おろし装置について説明する。この装置
は、フレーム1にはそれぞれ2段の鋸掛部2、3、4、
5を備えた一対の鋸車6、7を取り付け、これらの鋸車
6、7における各鋸掛部2、3、4、5にはそれぞれ帯
鋸8、9を掛けてなるものである。このような三枚おろ
し装置においては、頭部を除去した魚体10を一対の帯鋸
8、9により第6図に示す如く三枚におろすのである。
第6図における符号11は脊椎骨、第1図における符号12
は魚体10を送る送り機構である。
は、フレーム1にはそれぞれ2段の鋸掛部2、3、4、
5を備えた一対の鋸車6、7を取り付け、これらの鋸車
6、7における各鋸掛部2、3、4、5にはそれぞれ帯
鋸8、9を掛けてなるものである。このような三枚おろ
し装置においては、頭部を除去した魚体10を一対の帯鋸
8、9により第6図に示す如く三枚におろすのである。
第6図における符号11は脊椎骨、第1図における符号12
は魚体10を送る送り機構である。
次に、以上の如き三枚おろし装置における帯鋸緊張調整
手段について説明する。この調整手段は、前記一対の鋸
車6、7のうちの一方の鋸車6を他方の鋸車7に対し位
置調節可能となすと共にフレーム1には更に別の鋸車13
を当該一対の鋸車6、7に対し位置調節可能に取り付
け、一対の帯鋸8、9のうちの一方の帯鋸8を当該一対
の鋸車6、7のほか当該別の鋸車13にも掛け渡したこと
を特徴とするものである。
手段について説明する。この調整手段は、前記一対の鋸
車6、7のうちの一方の鋸車6を他方の鋸車7に対し位
置調節可能となすと共にフレーム1には更に別の鋸車13
を当該一対の鋸車6、7に対し位置調節可能に取り付
け、一対の帯鋸8、9のうちの一方の帯鋸8を当該一対
の鋸車6、7のほか当該別の鋸車13にも掛け渡したこと
を特徴とするものである。
ここで一方の鋸車6を他方の鋸車7に対し位置調節可能
ならしめるための手段について説明するが、これと同様
の手段は前記別の鋸車13を前記一対の鋸車6、7に対し
位置調節可能ならしめるための手段としても用いられ
る。符号15は鋸車6の軸16に取り付けた移動体であり、
該移動体15はフレーム1に固定された案内枠17内に摺嵌
されている。移動体15には案内枠17を貫通するハンドル
軸18の先端を軸受19を介して取り付ける。ハンドル軸18
にはおねじ20を刻設すると共に他端にハンドル21を固定
する。ハンドル軸18のおねじ20に適合するためねじ22を
刻設しためねじ体23を支持体24内に摺嵌し、該めねじ体
23のめねじ22をハンドル軸18のおねじ20に螺合させる。
更に案内枠17とねめじ体23との間には常時めねじ体23を
案内枠17から離す方向に押すばね25を配設する。この事
例においては、ハンドル21を所定の方向に回転させると
移動体15が一方の鋸車6と共に上昇する(第2図)。け
だし、めねじ体23はばね25の力により下降が阻止されて
いるからである。ハンドル21を更に同方向に回転し続け
ると、帯鋸8、9により鋸車6と移動体15の上昇が阻止
され、めねじ体23がばね25の力に抗して下降し、ばね25
が縮む。この状態でハンドル21の回転を止めれば、ばね
25は縮んだ状態となり、めねじ体23を上方に協力に押し
続ける結果、ハンドル軸18と移動体15を介して帯鋸8、
9に一定の緊張力がかかる。
ならしめるための手段について説明するが、これと同様
の手段は前記別の鋸車13を前記一対の鋸車6、7に対し
位置調節可能ならしめるための手段としても用いられ
る。符号15は鋸車6の軸16に取り付けた移動体であり、
該移動体15はフレーム1に固定された案内枠17内に摺嵌
されている。移動体15には案内枠17を貫通するハンドル
軸18の先端を軸受19を介して取り付ける。ハンドル軸18
にはおねじ20を刻設すると共に他端にハンドル21を固定
する。ハンドル軸18のおねじ20に適合するためねじ22を
刻設しためねじ体23を支持体24内に摺嵌し、該めねじ体
23のめねじ22をハンドル軸18のおねじ20に螺合させる。
更に案内枠17とねめじ体23との間には常時めねじ体23を
案内枠17から離す方向に押すばね25を配設する。この事
例においては、ハンドル21を所定の方向に回転させると
移動体15が一方の鋸車6と共に上昇する(第2図)。け
だし、めねじ体23はばね25の力により下降が阻止されて
いるからである。ハンドル21を更に同方向に回転し続け
ると、帯鋸8、9により鋸車6と移動体15の上昇が阻止
され、めねじ体23がばね25の力に抗して下降し、ばね25
が縮む。この状態でハンドル21の回転を止めれば、ばね
25は縮んだ状態となり、めねじ体23を上方に協力に押し
続ける結果、ハンドル軸18と移動体15を介して帯鋸8、
9に一定の緊張力がかかる。
第2〜3に示す事例においては、鋸車6を若干傾斜させ
ることにより帯鋸8、9の出入(鋸刃の出具合)を調整
するための手段が備えられている。すなわち、前記移動
体15には傾動軸26を介して傾動部材27を傾動自在に取り
付けると共に移動体15には傾動部材27を傾動させるため
の傾動手段28を供えさせ、傾動部材27に鋸車6の軸16を
固定するのである。図示の事例においては、傾動手段28
としてボルトを移動体15に螺着し、該ボルトにより傾動
部材27を押さえるようにしている。
ることにより帯鋸8、9の出入(鋸刃の出具合)を調整
するための手段が備えられている。すなわち、前記移動
体15には傾動軸26を介して傾動部材27を傾動自在に取り
付けると共に移動体15には傾動部材27を傾動させるため
の傾動手段28を供えさせ、傾動部材27に鋸車6の軸16を
固定するのである。図示の事例においては、傾動手段28
としてボルトを移動体15に螺着し、該ボルトにより傾動
部材27を押さえるようにしている。
以上説明したように、本考案の帯鋸緊張調整手段によれ
ば、一対の帯鋸のうちの一方の帯鋸についてのみその張
りを調整したり、更には一対の帯鋸の各々の張りををれ
ぞれ異なる量だけ各別に調整することができる。従っ
て、一対の帯鋸の張りを相等しい最適の状態に調整する
ことが可能となる。
ば、一対の帯鋸のうちの一方の帯鋸についてのみその張
りを調整したり、更には一対の帯鋸の各々の張りををれ
ぞれ異なる量だけ各別に調整することができる。従っ
て、一対の帯鋸の張りを相等しい最適の状態に調整する
ことが可能となる。
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図は鋸車の
位置を調節する手段の一例を示す断面図、第3図は第2
図のIII-III線における断面図、第4図は移動体と傾動
部材を示す正面図、第5図は鋸車の一部を示す断面図、
第6図は魚体と帯鋸の位置関係を示す側面図である。 1……フレーム、2〜5……鋸掛部 6、7……鋸車、8、9……帯鋸 10……魚体、11……脊椎骨 12……送り機構、13……鋸車 15……移動体、16……軸 17……案内枠、18……ハンドル軸 19……軸受、20……おねじ 21……ハンドル、22……めねじ 23……めねじ体、24……支持体 25……ばね、26……傾動軸 27……傾動部材、28……傾動手段
位置を調節する手段の一例を示す断面図、第3図は第2
図のIII-III線における断面図、第4図は移動体と傾動
部材を示す正面図、第5図は鋸車の一部を示す断面図、
第6図は魚体と帯鋸の位置関係を示す側面図である。 1……フレーム、2〜5……鋸掛部 6、7……鋸車、8、9……帯鋸 10……魚体、11……脊椎骨 12……送り機構、13……鋸車 15……移動体、16……軸 17……案内枠、18……ハンドル軸 19……軸受、20……おねじ 21……ハンドル、22……めねじ 23……めねじ体、24……支持体 25……ばね、26……傾動軸 27……傾動部材、28……傾動手段
Claims (1)
- 【請求項1】フレームにはそれぞれ2段の鋸掛部を備え
た一対の鋸車を取り付け、これらの鋸車における各鋸掛
部にはそれぞれ帯鋸を掛けてなる魚体の三枚おろし装置
において、前記一対の鋸車のうちの一方の鋸車を他方の
鋸車に対し位置調節可能となすと共にフレームには更に
別の鋸車を当該一対の鋸車に対し位置調節可能に取り付
け、一対の帯鋸のうちの一方の帯鋸を当該一対の鋸車の
ほか当該別の鋸車にも掛け渡したことを特徴とする帯鋸
緊張調整手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9326589U JPH0724071Y2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | 魚体の三枚おろし装置における帯鋸緊張調整手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9326589U JPH0724071Y2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | 魚体の三枚おろし装置における帯鋸緊張調整手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331879U JPH0331879U (ja) | 1991-03-28 |
JPH0724071Y2 true JPH0724071Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31642660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9326589U Expired - Lifetime JPH0724071Y2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | 魚体の三枚おろし装置における帯鋸緊張調整手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724071Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9555221B2 (en) | 2014-04-10 | 2017-01-31 | Smiths Medical Asd, Inc. | Constant force hold tip protector for a safety catheter |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111300519A (zh) * | 2020-04-22 | 2020-06-19 | 南通牧野机械有限公司 | 海绵斜切机 |
-
1989
- 1989-08-07 JP JP9326589U patent/JPH0724071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9555221B2 (en) | 2014-04-10 | 2017-01-31 | Smiths Medical Asd, Inc. | Constant force hold tip protector for a safety catheter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331879U (ja) | 1991-03-28 |
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