JPH0724060A - バルーンカテーテル - Google Patents
バルーンカテーテルInfo
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- JPH0724060A JPH0724060A JP5174311A JP17431193A JPH0724060A JP H0724060 A JPH0724060 A JP H0724060A JP 5174311 A JP5174311 A JP 5174311A JP 17431193 A JP17431193 A JP 17431193A JP H0724060 A JPH0724060 A JP H0724060A
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- catheter
- balloon
- tube
- blood
- inner tube
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 挿入後には、血流などにより押戻されず、キ
ンク（折れ）などが生じない血圧の測定用バルーンカテ
ーテルを提供する。 【構成】 バルーンカテーテル２０は、大動脈内に挿入
されて、心機能の補助作用を行うように膨張および収縮
するバルーン部２２と、バルーン部２２内に圧力流体を
導入および導出するカテーテル管２４と、バルーン部２
２の先端部に設けられた血液連通孔２３に連通し、バル
ーン部２２およびカテーテル管２４内部を、軸方向に延
在する可撓性内管３０とを有する。カテーテル管２４の
後端には、圧力流体導入出口２８と、測定口３２とが形
成してあるコネクタ２６が連結される。バルーンカテー
テルが血管内に挿入された後には、可撓性内管３０の内
部に、測定口３２から血液連通孔２３手前まで金属製の
スタイレット管４２が挿入される。
ンク（折れ）などが生じない血圧の測定用バルーンカテ
ーテルを提供する。 【構成】 バルーンカテーテル２０は、大動脈内に挿入
されて、心機能の補助作用を行うように膨張および収縮
するバルーン部２２と、バルーン部２２内に圧力流体を
導入および導出するカテーテル管２４と、バルーン部２
２の先端部に設けられた血液連通孔２３に連通し、バル
ーン部２２およびカテーテル管２４内部を、軸方向に延
在する可撓性内管３０とを有する。カテーテル管２４の
後端には、圧力流体導入出口２８と、測定口３２とが形
成してあるコネクタ２６が連結される。バルーンカテー
テルが血管内に挿入された後には、可撓性内管３０の内
部に、測定口３２から血液連通孔２３手前まで金属製の
スタイレット管４２が挿入される。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、急性心不全等の治療法
である大動脈内バルーンポンピング法に用いるバルーン
カテーテルに関する。
である大動脈内バルーンポンピング法に用いるバルーン
カテーテルに関する。
【０００２】
【従来の技術】大動脈内バルーンポンピング法（Intra-
aortic balloon pumping，以下、「IABP法」と略称す
る）とは、心不全等の心機能低下時の治療のため、図６
に示すように、大動脈内に合成高分子材から成るバルー
ンカテーテル２を挿入し、心臓１の拍動に合わせてポン
プ装置８によりカテーテル管６からバルーン部４に圧力
流体を導入または導出し、バルーン部４を膨張・収縮さ
せて心機能の補助を行う補助循環方法である。
aortic balloon pumping，以下、「IABP法」と略称す
る）とは、心不全等の心機能低下時の治療のため、図６
に示すように、大動脈内に合成高分子材から成るバルー
ンカテーテル２を挿入し、心臓１の拍動に合わせてポン
プ装置８によりカテーテル管６からバルーン部４に圧力
流体を導入または導出し、バルーン部４を膨張・収縮さ
せて心機能の補助を行う補助循環方法である。
【０００３】IABP法に用いられるバルーンカテーテルと
しては、特開昭６３−２０６２５５号公報および特開昭
６２−１１４５６５号公報に示すようなバルーンカテー
テルが知られている。このようなバルーンカテーテルに
おいて、心臓の拍動に合わせてバルーン部を膨張および
収縮するために、患者の心臓の拍動を検知する必要があ
る。患者の心臓の拍動を検知する手段として、患者の体
表面あるいは内部に電極を装着し、心臓の拍動を電気信
号として検出する手段がある。
しては、特開昭６３−２０６２５５号公報および特開昭
６２−１１４５６５号公報に示すようなバルーンカテー
テルが知られている。このようなバルーンカテーテルに
おいて、心臓の拍動に合わせてバルーン部を膨張および
収縮するために、患者の心臓の拍動を検知する必要があ
る。患者の心臓の拍動を検知する手段として、患者の体
表面あるいは内部に電極を装着し、心臓の拍動を電気信
号として検出する手段がある。
【０００４】また、バルーンカテーテルを利用して患者
の血圧から心臓の拍動を検出する手段として、図６に示
すバルーン部４の先端チップ部１２に、血液連通孔を設
け、その血液連通孔と連通する内管１０を、バルーン部
４およびカテーテル管６の内部に軸方向に挿通させ、血
液連通孔から血圧変動を測定することにより、心臓の拍
動を検出する方法がある。
の血圧から心臓の拍動を検出する手段として、図６に示
すバルーン部４の先端チップ部１２に、血液連通孔を設
け、その血液連通孔と連通する内管１０を、バルーン部
４およびカテーテル管６の内部に軸方向に挿通させ、血
液連通孔から血圧変動を測定することにより、心臓の拍
動を検出する方法がある。
【０００５】バルーン部４およびカテーテル管６を、患
者の動脈血管内に挿入する際には内管１０内にガイドワ
イヤーを挿入し、それに沿ってバルーンカテーテルを挿
入する。内管１０は、ガイドワイヤーと共に、挿入の際
の案内ロッドとしての機能も有する。したがって、内管
１０は、ある程度の剛性を有する必要がある。また、バ
ルーンカテーテルは、曲がりくねった患者の血管内に挿
入されることから、内管１０は、ある程度の柔軟性を有
する必要がある。
者の動脈血管内に挿入する際には内管１０内にガイドワ
イヤーを挿入し、それに沿ってバルーンカテーテルを挿
入する。内管１０は、ガイドワイヤーと共に、挿入の際
の案内ロッドとしての機能も有する。したがって、内管
１０は、ある程度の剛性を有する必要がある。また、バ
ルーンカテーテルは、曲がりくねった患者の血管内に挿
入されることから、内管１０は、ある程度の柔軟性を有
する必要がある。
【０００６】内管１０の剛性が余りに高いと、バルーン
カテーテルを患者の血管内に挿通している間に、患者の
血管を傷つけるおそれがあることから好ましくない。ま
た、逆に、内管１０の柔軟性が余りに高いと、バルーン
部４を心臓１の極近くの動脈内に位置させて心臓の補助
作用を行なう際に、血流により押戻され、正規の位置で
バルーン部４のポンピングを行なうことができず、心臓
の補助作用が低下するおそれがあるし、腹部大動脈から
分岐する腎動脈を閉塞するおそれがあることから好まし
くない。バルーン部４は、できるだけ心臓の近くの動脈
血管内に位置させて、ポンピング作用を行なうことが重
要である。
カテーテルを患者の血管内に挿通している間に、患者の
血管を傷つけるおそれがあることから好ましくない。ま
た、逆に、内管１０の柔軟性が余りに高いと、バルーン
部４を心臓１の極近くの動脈内に位置させて心臓の補助
作用を行なう際に、血流により押戻され、正規の位置で
バルーン部４のポンピングを行なうことができず、心臓
の補助作用が低下するおそれがあるし、腹部大動脈から
分岐する腎動脈を閉塞するおそれがあることから好まし
くない。バルーン部４は、できるだけ心臓の近くの動脈
血管内に位置させて、ポンピング作用を行なうことが重
要である。
【０００７】このような観点から、従来の内管１０とし
ては、メッシュで補強された樹脂チューブやステンレス
製細管などが用いられている。
ては、メッシュで補強された樹脂チューブやステンレス
製細管などが用いられている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内管１０を用いたバルーンカテーテルでは、
それぞれ一長一短を有し、曲がりくねった血管内への挿
入性と、血流に対して押戻されずキンク（折れ）などが
生じない剛性とを同時に満足するバルーンカテーテルが
求められていた。
うな従来の内管１０を用いたバルーンカテーテルでは、
それぞれ一長一短を有し、曲がりくねった血管内への挿
入性と、血流に対して押戻されずキンク（折れ）などが
生じない剛性とを同時に満足するバルーンカテーテルが
求められていた。
【０００９】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、バルーンカテーテルが挿入される血管内の血圧の測
定が可能であり、しかも、曲がりくねった血管内への挿
入が容易であり、かつ、挿入後には、血流などにより押
戻されず、キンク（折れ）などが生じないバルーンカテ
ーテルを提供することを目的とする。
れ、バルーンカテーテルが挿入される血管内の血圧の測
定が可能であり、しかも、曲がりくねった血管内への挿
入が容易であり、かつ、挿入後には、血流などにより押
戻されず、キンク（折れ）などが生じないバルーンカテ
ーテルを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバルーンカテーテルは、大動脈内に挿入さ
れて、心機能の補助作用を行うように膨張および収縮す
るバルーン部と、バルーン部の後端に連結されて、前記
バルーン部内に圧力流体を導入および導出するカテーテ
ル管と、前記バルーン部の先端部に設けられた血液連通
孔に連通し、前記バルーン部およびカテーテル管内部
を、圧力流体の流路と連通しないように、軸方向に延在
する可撓性内管と、前記カテーテル管の後端に連結さ
れ、圧力流体をカテーテル内に導入および排出する圧力
流体導入出口と、前記可撓性内管の内部に連通する測定
口とが形成してあるコネクタと、前記可撓性内管の内部
に、前記測定口から前記血液連通口手前まで挿入される
金属製のスタイレット管とを有する。
に、本発明のバルーンカテーテルは、大動脈内に挿入さ
れて、心機能の補助作用を行うように膨張および収縮す
るバルーン部と、バルーン部の後端に連結されて、前記
バルーン部内に圧力流体を導入および導出するカテーテ
ル管と、前記バルーン部の先端部に設けられた血液連通
孔に連通し、前記バルーン部およびカテーテル管内部
を、圧力流体の流路と連通しないように、軸方向に延在
する可撓性内管と、前記カテーテル管の後端に連結さ
れ、圧力流体をカテーテル内に導入および排出する圧力
流体導入出口と、前記可撓性内管の内部に連通する測定
口とが形成してあるコネクタと、前記可撓性内管の内部
に、前記測定口から前記血液連通口手前まで挿入される
金属製のスタイレット管とを有する。
【００１１】また、本発明の別の観点に係るバルーンカ
テーテルは、大動脈内に挿入されて、心機能の補助作用
を行うように膨張および収縮するバルーン部と、バルー
ン部の後端に連結されて、前記バルーン部内に圧力流体
を導入および導出するカテーテル管と、前記バルーン部
の先端部に設けられた血液連通孔に連通し、前記バルー
ン部およびカテーテル管内部を、圧力流体の流路と連通
しないように、軸方向に延在する可撓性内管と、前記カ
テーテル管の後端に連結され、圧力流体をカテーテル内
に導入および排出する圧力流体導入出口と、前記可撓性
内管の内部に連通する測定口とが形成してあるコネクタ
と、前記可撓性内管の内部に、前記測定口から前記血液
連通口手前まで挿入される先端に圧力センサを有する血
圧測定用線材とを有する。
テーテルは、大動脈内に挿入されて、心機能の補助作用
を行うように膨張および収縮するバルーン部と、バルー
ン部の後端に連結されて、前記バルーン部内に圧力流体
を導入および導出するカテーテル管と、前記バルーン部
の先端部に設けられた血液連通孔に連通し、前記バルー
ン部およびカテーテル管内部を、圧力流体の流路と連通
しないように、軸方向に延在する可撓性内管と、前記カ
テーテル管の後端に連結され、圧力流体をカテーテル内
に導入および排出する圧力流体導入出口と、前記可撓性
内管の内部に連通する測定口とが形成してあるコネクタ
と、前記可撓性内管の内部に、前記測定口から前記血液
連通口手前まで挿入される先端に圧力センサを有する血
圧測定用線材とを有する。
【００１２】
【作用】本発明のバルーンカテーテルを血管内に挿入す
る際には、可撓性内管内に金属製のスタイレット管また
は血圧測定用線材を挿入しない状態で、バルーンカテー
テルを血管内に挿入する。したがって、バルーンカテー
テルは可撓性に優れており、曲がりくねった血管内を、
血管内壁を傷つけることなく良好に挿入することができ
る。
る際には、可撓性内管内に金属製のスタイレット管また
は血圧測定用線材を挿入しない状態で、バルーンカテー
テルを血管内に挿入する。したがって、バルーンカテー
テルは可撓性に優れており、曲がりくねった血管内を、
血管内壁を傷つけることなく良好に挿入することができ
る。
【００１３】バルーンカテーテルを挿入した後には、コ
ネクタに形成してある測定口から、スタイレット管また
は血圧測定用線材を可撓性内管に沿って挿入する。スタ
イレット管または血圧測定用線材の先端は、可撓性内管
内部に沿ってバルーン部の先端チップ部まで到達する。
したがって、スタイレット管の内部を通して患者の血液
を体外に導出し、その血圧変動を測定することができ
る。また、血圧測定用線材の先端部には、圧力センサが
取り付けてあることから、その圧力センサにより直接患
者の血圧変動を測定することができる。
ネクタに形成してある測定口から、スタイレット管また
は血圧測定用線材を可撓性内管に沿って挿入する。スタ
イレット管または血圧測定用線材の先端は、可撓性内管
内部に沿ってバルーン部の先端チップ部まで到達する。
したがって、スタイレット管の内部を通して患者の血液
を体外に導出し、その血圧変動を測定することができ
る。また、血圧測定用線材の先端部には、圧力センサが
取り付けてあることから、その圧力センサにより直接患
者の血圧変動を測定することができる。
【００１４】そして、金属製のスタイレット管および血
圧測定用線材は、可撓性内管に比較して剛性が高いの
で、これらの何れかを可撓性内管内に挿入することで、
バルーンカテーテルの剛性が向上し、バルーンカテーテ
ルが血流により押戻されるおそれが減少し、キンク（折
れ）も有効に防止できる。
圧測定用線材は、可撓性内管に比較して剛性が高いの
で、これらの何れかを可撓性内管内に挿入することで、
バルーンカテーテルの剛性が向上し、バルーンカテーテ
ルが血流により押戻されるおそれが減少し、キンク（折
れ）も有効に防止できる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明に係るバルーンカテーテルにつ
いて、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図１
は本発明の一実施例に係るバルーンカテーテルの概略断
面図、図２は同実施例のバルーンカテーテルの要部を示
す部分断面図、図３は同実施例のその他の要部を示す部
分断面図、図４は本発明の他の実施例に係るバルーンカ
テーテルに用いる血圧測定用線材の一部破断斜視図、図
５は本発明のその他の実施例に係るバルーンカテーテル
に用いる血圧測定用線材の要部斜視図である。
いて、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図１
は本発明の一実施例に係るバルーンカテーテルの概略断
面図、図２は同実施例のバルーンカテーテルの要部を示
す部分断面図、図３は同実施例のその他の要部を示す部
分断面図、図４は本発明の他の実施例に係るバルーンカ
テーテルに用いる血圧測定用線材の一部破断斜視図、図
５は本発明のその他の実施例に係るバルーンカテーテル
に用いる血圧測定用線材の要部斜視図である。
【００１６】図１に示すように、本発明の一実施例に係
るバルーンカテーテル２０は、心臓の拍動に合わせて膨
張および収縮するバルーン部２２を有する。バルーン部
２２は、膜厚約１００〜１５０μｍ程度の薄膜で構成さ
れる。薄膜の材質は、特に限定されないが、耐屈曲疲労
特性に優れた材質であることが好ましく、例えばポリウ
レタンなどにより構成される。バルーン部２０の外径お
よび長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバルー
ン部２０の内容積と、動脈血管の内径などに応じて決定
される。バルーン部２０の内容積は、特に限定されない
が、３０〜５０ｃｃであり、バルーン部２０の外径は、
１４〜１６ｍｍが好ましく、長さは、２１０〜２７０ｍ
ｍが好ましい。
るバルーンカテーテル２０は、心臓の拍動に合わせて膨
張および収縮するバルーン部２２を有する。バルーン部
２２は、膜厚約１００〜１５０μｍ程度の薄膜で構成さ
れる。薄膜の材質は、特に限定されないが、耐屈曲疲労
特性に優れた材質であることが好ましく、例えばポリウ
レタンなどにより構成される。バルーン部２０の外径お
よび長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバルー
ン部２０の内容積と、動脈血管の内径などに応じて決定
される。バルーン部２０の内容積は、特に限定されない
が、３０〜５０ｃｃであり、バルーン部２０の外径は、
１４〜１６ｍｍが好ましく、長さは、２１０〜２７０ｍ
ｍが好ましい。
【００１７】このバルーン部２２の先端部には、血液連
通孔２３が形成してある先端チップ部２５が熱融着ない
しは接着などの手段で取り付けてある。この先端チップ
部２５の内周側には、内管３０の先端部が熱融着ないし
は接着などの手段で取り付けてある。本実施例では、後
述するように、内管３０を可撓性を有する合成樹脂など
で構成することから、内管３０の先端が先端チップ部２
５を兼ねるような構造であっても良い。
通孔２３が形成してある先端チップ部２５が熱融着ない
しは接着などの手段で取り付けてある。この先端チップ
部２５の内周側には、内管３０の先端部が熱融着ないし
は接着などの手段で取り付けてある。本実施例では、後
述するように、内管３０を可撓性を有する合成樹脂など
で構成することから、内管３０の先端が先端チップ部２
５を兼ねるような構造であっても良い。
【００１８】内管３０は、バルーン部２２およびカテー
テル管２４の内部を軸方向に延在し、後述するコネクタ
２６の測定口３２に連通するようになっており、その内
部は、バルーン部２２内部とは連通しないようになって
いる。
テル管２４の内部を軸方向に延在し、後述するコネクタ
２６の測定口３２に連通するようになっており、その内
部は、バルーン部２２内部とは連通しないようになって
いる。
【００１９】バルーン部２２内に位置する内管３０は、
バルーンカテーテル２０を動脈内に挿入する際に、収縮
したバルーン部２２が巻かれてバルーン部２２が都合良
く動脈内に差し込まれる際の案内ロッドとしての作用も
有する。
バルーンカテーテル２０を動脈内に挿入する際に、収縮
したバルーン部２２が巻かれてバルーン部２２が都合良
く動脈内に差し込まれる際の案内ロッドとしての作用も
有する。
【００２０】バルーン部２２の後端部には、金属製の接
続チューブ２７の外周側で、カテーテル管２４の先端部
が連結してある。このカテーテル管２４を通じて、バル
ーン部２２内に、流体圧が導入または導出され、バルー
ン部２２が膨張ないし収縮するようになっている。バル
ーン部２２とカテーテル管２４との連結は、熱融着ある
いは紫外線硬化樹脂などの接着剤による接着により行わ
れる。
続チューブ２７の外周側で、カテーテル管２４の先端部
が連結してある。このカテーテル管２４を通じて、バル
ーン部２２内に、流体圧が導入または導出され、バルー
ン部２２が膨張ないし収縮するようになっている。バル
ーン部２２とカテーテル管２４との連結は、熱融着ある
いは紫外線硬化樹脂などの接着剤による接着により行わ
れる。
【００２１】カテーテル管２４を構成する材質として
は、特に限定されないが、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ナイロン等が用いられる。また、カ
テーテル管２４の内径および肉厚は、特に限定されない
が、内径は、好ましくは、１．５〜４．０mmであり、肉
厚は、好ましくは、０．０５〜０．４mmである。
は、特に限定されないが、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ナイロン等が用いられる。また、カ
テーテル管２４の内径および肉厚は、特に限定されない
が、内径は、好ましくは、１．５〜４．０mmであり、肉
厚は、好ましくは、０．０５〜０．４mmである。
【００２２】カテーテル管２４の後端部には、患者の体
外に設置されるコネクタ２６が連結してある。コネクタ
２６は、カテーテル管２４と別体に成形され、熱融着あ
るいは接着などの手段で固着されても良いが、カテーテ
ル管２４と一体に成形されても良い。コネクタ２６に
は、カテーテル管２４およびバルーン部２２内に圧力流
体を導入または導出するための圧力流体導入出口２８
と、内管３０内に連通する測定口３２とが形成してあ
る。
外に設置されるコネクタ２６が連結してある。コネクタ
２６は、カテーテル管２４と別体に成形され、熱融着あ
るいは接着などの手段で固着されても良いが、カテーテ
ル管２４と一体に成形されても良い。コネクタ２６に
は、カテーテル管２４およびバルーン部２２内に圧力流
体を導入または導出するための圧力流体導入出口２８
と、内管３０内に連通する測定口３２とが形成してあ
る。
【００２３】圧力流体導入出口２８は、図６に示すよう
なポンプ装置８に接続され、このポンプ装置８により、
流体圧がバルーン部２２内に導入または導出されるよう
になっている。導入される流体としては、特に限定され
ないが、ポンプ装置８の駆動に応じて素早くバルーン部
が膨張または収縮するように、粘性の小さいヘリウムガ
スなどが用いられる。また、ポンプ装置８としては、特
に限定されず、例えば特公平２−３９２６５号公報に示
すような装置が用いられる。
なポンプ装置８に接続され、このポンプ装置８により、
流体圧がバルーン部２２内に導入または導出されるよう
になっている。導入される流体としては、特に限定され
ないが、ポンプ装置８の駆動に応じて素早くバルーン部
が膨張または収縮するように、粘性の小さいヘリウムガ
スなどが用いられる。また、ポンプ装置８としては、特
に限定されず、例えば特公平２−３９２６５号公報に示
すような装置が用いられる。
【００２４】本実施例では、内管３０を、可撓性を有す
る材質で構成する。内管３０を構成する可撓性管として
は、ポリウレタンなどの合成樹脂チューブ、金属メッシ
ュで補強された合成樹脂チューブ、金属スプリングの外
周に合成樹脂が被着されたチューブなどが例示される。
る材質で構成する。内管３０を構成する可撓性管として
は、ポリウレタンなどの合成樹脂チューブ、金属メッシ
ュで補強された合成樹脂チューブ、金属スプリングの外
周に合成樹脂が被着されたチューブなどが例示される。
【００２５】この内管３０の後端部が接続されるコネク
タ２６に形成してある測定口３２は、従来では、血圧測
定装置に直接接続され、バルーン部２２の先端チップ部
２５に形成してある血液連通孔２３から取り入れた動脈
内の血液の血圧の変動を測定していた。
タ２６に形成してある測定口３２は、従来では、血圧測
定装置に直接接続され、バルーン部２２の先端チップ部
２５に形成してある血液連通孔２３から取り入れた動脈
内の血液の血圧の変動を測定していた。
【００２６】本実施例では、測定口３２に対して、図
１，２に示すように、内管３０内に沿って挿入される金
属製のスタイレット管４２を有する補助コネクタ４０が
螺合接続などの手段で連結され、この補助コネクタ４０
の血圧測定口４４に対して血圧測定装置が接続される。
補助コネクタ４０の血圧測定口４４は、スタイレット管
４２の内部と連通してある。スタイレット管４２の先端
は、図３に示すように、バルーン部２２の先端チップ部
２５内に位置し、血液連通孔２３から取り入れた血液が
図２に示す血圧測定口４４まで導入するようになってい
る。
１，２に示すように、内管３０内に沿って挿入される金
属製のスタイレット管４２を有する補助コネクタ４０が
螺合接続などの手段で連結され、この補助コネクタ４０
の血圧測定口４４に対して血圧測定装置が接続される。
補助コネクタ４０の血圧測定口４４は、スタイレット管
４２の内部と連通してある。スタイレット管４２の先端
は、図３に示すように、バルーン部２２の先端チップ部
２５内に位置し、血液連通孔２３から取り入れた血液が
図２に示す血圧測定口４４まで導入するようになってい
る。
【００２７】血圧測定口４４に接続される血圧測定装置
で測定した血圧の変動に基づき、心臓の拍動を検出し、
心臓の拍動に応じて図６に示すようなポンプ装置８を制
御し、バルーン部２２を膨張または収縮させる。
で測定した血圧の変動に基づき、心臓の拍動を検出し、
心臓の拍動に応じて図６に示すようなポンプ装置８を制
御し、バルーン部２２を膨張または収縮させる。
【００２８】スタイレット管４２を構成する金属として
は、特に限定されず、ステンレス、タングステンなどが
例示されるが、好ましくはステンレスが用いられる。ス
タイレット管４２の長さは、補助コネクタ４０がコネク
タ２６の測定口に螺合接続された状態で、図３に示すよ
うに、スタイレット管４２の先端が、先端チップ部２５
の先端からはみ出さない余裕距離ａを持つように設計さ
れる。余裕距離ａは、たとえば３〜３０mm程度が好まし
い。なお、先端チップ部２５に形成する血液連通孔２３
を横孔式に形成し、先端チップ部２５の先端を閉塞する
ように構成し、スタイレット管４２のはみ出しを防止す
ることもできる。はみ出しを防止するのは、スタイレッ
ト管４２の先端部分により血管内壁などを傷つけるのを
防止するためである。
は、特に限定されず、ステンレス、タングステンなどが
例示されるが、好ましくはステンレスが用いられる。ス
タイレット管４２の長さは、補助コネクタ４０がコネク
タ２６の測定口に螺合接続された状態で、図３に示すよ
うに、スタイレット管４２の先端が、先端チップ部２５
の先端からはみ出さない余裕距離ａを持つように設計さ
れる。余裕距離ａは、たとえば３〜３０mm程度が好まし
い。なお、先端チップ部２５に形成する血液連通孔２３
を横孔式に形成し、先端チップ部２５の先端を閉塞する
ように構成し、スタイレット管４２のはみ出しを防止す
ることもできる。はみ出しを防止するのは、スタイレッ
ト管４２の先端部分により血管内壁などを傷つけるのを
防止するためである。
【００２９】スタイレット管４２の外径寸法は、特に限
定されないが、０．５〜０．９mmが好ましく、その内径
寸法は、０．３〜０．７５mmが好ましい。また、内管３
０の外径寸法は、特に限定されないが、１．０〜１．７
mmが好ましく、その内径寸法は、０．７〜１．１mmが好
ましい。
定されないが、０．５〜０．９mmが好ましく、その内径
寸法は、０．３〜０．７５mmが好ましい。また、内管３
０の外径寸法は、特に限定されないが、１．０〜１．７
mmが好ましく、その内径寸法は、０．７〜１．１mmが好
ましい。
【００３０】スタイレット管４２と内管３０との間には
隙間が生じ、その部分では血液が凝固し易い。血液の凝
固が生じると、細菌の繁殖が生じ易く、感染症等の原因
となり易い。このようなことを防ぐ手段として図１，２
に示すように、補助コネクタ４０には、前記隙間に連通
する注入口４６を形成し、この注入口４６にチューブ４
８および三方弁５０を接続し、三方弁５０から血液凝固
防止液を前記隙間へ流し込むことが好ましい。血液凝固
防止剤としては、ヘパリン化生食液などが用いられる。
その流量は、特に限定されないが、たとえば１cc/minで
ある。隙間へ血液凝固防止液を流し込み、血液の防止作
用を行わせることをフラッシュと言う。
隙間が生じ、その部分では血液が凝固し易い。血液の凝
固が生じると、細菌の繁殖が生じ易く、感染症等の原因
となり易い。このようなことを防ぐ手段として図１，２
に示すように、補助コネクタ４０には、前記隙間に連通
する注入口４６を形成し、この注入口４６にチューブ４
８および三方弁５０を接続し、三方弁５０から血液凝固
防止液を前記隙間へ流し込むことが好ましい。血液凝固
防止剤としては、ヘパリン化生食液などが用いられる。
その流量は、特に限定されないが、たとえば１cc/minで
ある。隙間へ血液凝固防止液を流し込み、血液の防止作
用を行わせることをフラッシュと言う。
【００３１】なお、図７（Ａ）に示すように、補助コネ
クタ４０ａに対して、血圧測定口４４と測定口３２とを
連通する連通孔７０を設けたり、同図（Ｂ）に示すよう
に、スタイレット管４２の補助コネクタ側端部に、連通
孔７２を設けることで、図１，２に示すフラッシュ用三
方弁５０およびチューブ４８等を不要にすることもでき
る。一般に、血圧測定口４４に接続される血圧測定回路
には、フラッシュ機構が組み込まれるため、これも利用
でき至便である。ただし、図７（Ａ）に示す例では、連
通孔７０を細孔にすることが好ましく、同図（Ｂ）に示
す例ではスイタイレット管４２をぜい弱化させないよう
な連通孔７２であることが好ましい。
クタ４０ａに対して、血圧測定口４４と測定口３２とを
連通する連通孔７０を設けたり、同図（Ｂ）に示すよう
に、スタイレット管４２の補助コネクタ側端部に、連通
孔７２を設けることで、図１，２に示すフラッシュ用三
方弁５０およびチューブ４８等を不要にすることもでき
る。一般に、血圧測定口４４に接続される血圧測定回路
には、フラッシュ機構が組み込まれるため、これも利用
でき至便である。ただし、図７（Ａ）に示す例では、連
通孔７０を細孔にすることが好ましく、同図（Ｂ）に示
す例ではスイタイレット管４２をぜい弱化させないよう
な連通孔７２であることが好ましい。
【００３２】本実施例のバルーンカテーテル２０を血管
内に挿入する際には、可撓性内管３０内に金属製のスタ
イレット管４２を挿入しない状態で、バルーンカテーテ
ル２０を折り畳んでカテーテル管２４と共に、血管内に
挿入する。ステイレット管４２を挿入しない状態では、
バルーンカテーテル２０は可撓性に優れており、曲がり
くねった血管内を、血管内壁を傷つけることなく良好に
挿入することができる。
内に挿入する際には、可撓性内管３０内に金属製のスタ
イレット管４２を挿入しない状態で、バルーンカテーテ
ル２０を折り畳んでカテーテル管２４と共に、血管内に
挿入する。ステイレット管４２を挿入しない状態では、
バルーンカテーテル２０は可撓性に優れており、曲がり
くねった血管内を、血管内壁を傷つけることなく良好に
挿入することができる。
【００３３】バルーンカテーテル２０を挿入した後に
は、体外に設置されたコネクタ２６に形成してある測定
口３２から、スタイレット管４２を可撓性内管３０に沿
って挿入する。スタイレット管４２の先端は、図３に示
すように、可撓性内管３０内部に沿ってバルーン部２２
の先端チップ部２５まで到達し、その状態で補助コネク
タ４０をコネクタ２６に螺合接続する。補助コネクタ４
０の血圧測定口４４に血圧測定装置を接続すれば、スタ
イレット管４２の内部を通して患者の血液を体外に導出
し、その血圧変動を測定することができる。
は、体外に設置されたコネクタ２６に形成してある測定
口３２から、スタイレット管４２を可撓性内管３０に沿
って挿入する。スタイレット管４２の先端は、図３に示
すように、可撓性内管３０内部に沿ってバルーン部２２
の先端チップ部２５まで到達し、その状態で補助コネク
タ４０をコネクタ２６に螺合接続する。補助コネクタ４
０の血圧測定口４４に血圧測定装置を接続すれば、スタ
イレット管４２の内部を通して患者の血液を体外に導出
し、その血圧変動を測定することができる。
【００３４】そして、金属製のスタイレット管４２は、
可撓性内管３０に比較して剛性が高いので、スタイレッ
ト管４２を可撓性内管３０内に挿入することで、バルー
ンカテーテル２０の剛性が向上し、バルーンカテーテル
２０が血流により押戻されるおそれが減少し、キンク
（折れ）も有効に防止できる。
可撓性内管３０に比較して剛性が高いので、スタイレッ
ト管４２を可撓性内管３０内に挿入することで、バルー
ンカテーテル２０の剛性が向上し、バルーンカテーテル
２０が血流により押戻されるおそれが減少し、キンク
（折れ）も有効に防止できる。
【００３５】また、副次的な作用として、バルーン部２
２およびカテーテル管２４の全長にわたり、金属製のス
タイレット管４２が存在することになるので、患者のレ
ントゲン写真を撮れば、バルーンカテーテル２０を全長
にわたり造影することが可能になる。
２およびカテーテル管２４の全長にわたり、金属製のス
タイレット管４２が存在することになるので、患者のレ
ントゲン写真を撮れば、バルーンカテーテル２０を全長
にわたり造影することが可能になる。
【００３６】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば上述した実施例で用いるスタイレ
ット管４２付補助コネクタ４０の代わりに、図４に示す
ような血圧測定用線材５２を有する補助コネクタ６０を
用いることも可能である。血圧測定用線材５２の先端に
は、圧力センサ５４が装着してあり、血圧を直接感知す
ることが可能である。圧力センサ５４で検知した血圧信
号は、図示しないリード線を通して補助コネクタ６０側
へ送られ、そこから、コード６２およびプラグ６４へ送
られる。プラグ６４は、血圧測定装置に電気的に接続さ
れる。
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば上述した実施例で用いるスタイレ
ット管４２付補助コネクタ４０の代わりに、図４に示す
ような血圧測定用線材５２を有する補助コネクタ６０を
用いることも可能である。血圧測定用線材５２の先端に
は、圧力センサ５４が装着してあり、血圧を直接感知す
ることが可能である。圧力センサ５４で検知した血圧信
号は、図示しないリード線を通して補助コネクタ６０側
へ送られ、そこから、コード６２およびプラグ６４へ送
られる。プラグ６４は、血圧測定装置に電気的に接続さ
れる。
【００３７】リード線だけでは、一般に剛性が低いの
で、リード線に並列して補強ワイヤ５８を血圧測定用線
材５２に内蔵させることが好ましい。そして、補強ワイ
ヤ５８およびリード線の周囲は、樹脂チューブ５６で覆
われていることが好ましい。樹脂チューブ５６の外径お
よび長さは、前述した実施例のスタイレット管４２と同
程度である。補強ワイヤ５８としては、特に限定されな
いが、Ｎｉ−Ｔｉ合金ワイヤなどが用いられる。血圧測
定用線材５２全体としての剛性は、前記スタイレット管
４２と同程度となることが好ましい。
で、リード線に並列して補強ワイヤ５８を血圧測定用線
材５２に内蔵させることが好ましい。そして、補強ワイ
ヤ５８およびリード線の周囲は、樹脂チューブ５６で覆
われていることが好ましい。樹脂チューブ５６の外径お
よび長さは、前述した実施例のスタイレット管４２と同
程度である。補強ワイヤ５８としては、特に限定されな
いが、Ｎｉ−Ｔｉ合金ワイヤなどが用いられる。血圧測
定用線材５２全体としての剛性は、前記スタイレット管
４２と同程度となることが好ましい。
【００３８】血圧測定用線材５２を有する補助コネクタ
６０は、前述した実施例のスタイレット管を有する補助
コネクタ４０と同様に、バルーンカテーテルを血管内に
挿入した後、内管３０内に血圧測定用線材５２を挿入
し、コネクタ２６の測定口３２に螺合接続される。その
他の構成は、前記実施例と同様であり、血圧測定用線材
と可撓性内管の隙間に、血液凝固防止液を流し込むこと
が好ましい。この実施例は、前述した実施例と同様な作
用を有すると共に、圧力センサ５４により患者の血管内
部の血圧変化を直接測定するようにしているので、測定
精度が向上する。
６０は、前述した実施例のスタイレット管を有する補助
コネクタ４０と同様に、バルーンカテーテルを血管内に
挿入した後、内管３０内に血圧測定用線材５２を挿入
し、コネクタ２６の測定口３２に螺合接続される。その
他の構成は、前記実施例と同様であり、血圧測定用線材
と可撓性内管の隙間に、血液凝固防止液を流し込むこと
が好ましい。この実施例は、前述した実施例と同様な作
用を有すると共に、圧力センサ５４により患者の血管内
部の血圧変化を直接測定するようにしているので、測定
精度が向上する。
【００３９】図５は、図４に示す実施例の変形例を示
し、圧力センサ５４に接続されるリード線６５の周囲
に、密に巻回されたスプリング６６を配置し、血圧測定
用線材６７を構成している。スプリング６６の外周に
は、樹脂が被着してあり、内部を密封している。スプリ
ング６６により、図４に示す血圧測定用線材５２と同程
度の剛性および弾力性を得ることができる。
し、圧力センサ５４に接続されるリード線６５の周囲
に、密に巻回されたスプリング６６を配置し、血圧測定
用線材６７を構成している。スプリング６６の外周に
は、樹脂が被着してあり、内部を密封している。スプリ
ング６６により、図４に示す血圧測定用線材５２と同程
度の剛性および弾力性を得ることができる。
【００４０】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、曲がりくねった血管内への挿入が容易となり、か
つ、挿入後には、血流などにより押戻されず、バルーン
部が正常な位置で膨張および収縮することが可能にな
り、ＩＡＢＰ法治療の効果が増大する。また、バルーン
カテーテルにキンク（折れ）などが生じる危険性も減少
する。
ば、曲がりくねった血管内への挿入が容易となり、か
つ、挿入後には、血流などにより押戻されず、バルーン
部が正常な位置で膨張および収縮することが可能にな
り、ＩＡＢＰ法治療の効果が増大する。また、バルーン
カテーテルにキンク（折れ）などが生じる危険性も減少
する。
【図１】本発明の一実施例に係るバルーンカテーテルの
概略断面図である。
概略断面図である。
【図２】同実施例のバルーンカテーテルの要部を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図３】同実施例のその他の要部を示す部分断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の他の実施例に係るバルーンカテーテル
に用いる血圧測定用線材の一部破断斜視図である。
に用いる血圧測定用線材の一部破断斜視図である。
【図５】本発明のその他の実施例に係るバルーンカテー
テルに用いる血圧測定用線材の要部斜視図である。
テルに用いる血圧測定用線材の要部斜視図である。
【図６】バルーンカテーテルの使用方法を説明する概略
図である。
図である。
【図７】本発明の他の実施例で用いる補助コネクタの要
部断面図である。
部断面図である。
２０… バルーンカテーテル ２２… バルーン部 ２３… 血液連通孔 ２４… カテーテル管 ２５… 先端チップ部 ２６… コネクタ ２８… 圧力流体導入出口 ３０… 可撓性内管 ３２… 測定口 ４０，６０… 補助コネクタ ４２… スタイレット管 ４４… 血圧測定口 ５２，６７… 血圧測定用線材 ５４… 圧力センサ
Claims (6)
- 【請求項１】 大動脈内に挿入されて、心機能の補助作
用を行うように膨張および収縮するバルーン部と、 バルーン部の後端に連結されて、前記バルーン部内に圧
力流体を導入および導出するカテーテル管と、 前記バルーン部の先端部に設けられた血液連通孔に連通
し、前記バルーン部およびカテーテル管内部を、圧力流
体の流路と連通しないように、軸方向に延在する可撓性
内管と、 前記カテーテル管の後端に連結され、圧力流体をカテー
テル内に導入および排出する圧力流体導入出口と、前記
可撓性内管の内部に連通する測定口とが形成してあるコ
ネクタと、 前記可撓性内管の内部に、前記測定口から前記血液連通
口手前まで挿入される金属製のスタイレット管とを有す
るバルーンカテーテル。 - 【請求項２】 前記スタイレット管は、バルーン部およ
びカテーテル管が血管内に挿入された後、前記可撓性内
管の内部に、前記測定口から前記血液連通口手前まで挿
入されることを特徴とする請求項１に記載のバルーンカ
テーテル。 - 【請求項３】 前記スタイレット管および前記可撓性内
管の隙間に、血流の凝固を防止するための液体を供給す
るフラッシュ手段を有する請求項１または２に記載のバ
ルーンカテーテル。 - 【請求項４】 大動脈内に挿入されて、心機能の補助作
用を行うように膨張および収縮するバルーン部と、 バルーン部の後端に連結されて、前記バルーン部内に圧
力流体を導入および導出するカテーテル管と、 前記バルーン部の先端部に設けられた血液連通孔に連通
し、前記バルーン部およびカテーテル管内部を、圧力流
体の流路と連通しないように、軸方向に延在する可撓性
内管と、 前記カテーテル管の後端に連結され、圧力流体をカテー
テル内に導入および排出する圧力流体導入出口と、前記
可撓性内管の内部に連通する測定口とが形成してあるコ
ネクタと、 前記可撓性内管の内部に、前記測定口から前記血液連通
口手前まで挿入される先端に圧力センサを有する血圧測
定用線材とを有するバルーンカテーテル。 - 【請求項５】 前記血圧測定用線材は、バルーン部およ
びカテーテル管が血管内に挿入された後、前記可撓性内
管の内部に、前記測定口から前記血液連通口手前まで挿
入されることを特徴とする請求項４に記載のバルーンカ
テーテル。 - 【請求項６】 前記血圧測定用線材および前記可撓性内
管の隙間に、血流の凝固を防止するための液体を供給す
るフラッシュ手段を有する請求項４または５に記載のバ
ルーンカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5174311A JPH0724060A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | バルーンカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5174311A JPH0724060A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | バルーンカテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724060A true JPH0724060A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15976440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5174311A Pending JPH0724060A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | バルーンカテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724060A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9149604B2 (en) | 2003-11-07 | 2015-10-06 | Kaneka Corporation | Aspiration catheter |
| JP2016093290A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 日本ゼオン株式会社 | バルーンカテーテル |
| JP2019505316A (ja) * | 2016-02-03 | 2019-02-28 | ニューパルスシーブイ インコーポレイテッド | 導入器アセンブリおよびその使用方法 |
| JP2020518401A (ja) * | 2017-05-04 | 2020-06-25 | アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー | 補強されたカテーテルを用いた血液ポンプ |
| CN115151293A (zh) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 日本瑞翁株式会社 | 传感器搭载型导管 |
| EP4338787A1 (en) * | 2022-09-13 | 2024-03-20 | NuPulseCV, Inc. | A blood pump support apparatus and method for a blood pump assembly |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5174311A patent/JPH0724060A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9149604B2 (en) | 2003-11-07 | 2015-10-06 | Kaneka Corporation | Aspiration catheter |
| JP2016093290A (ja) * | 2014-11-13 | 2016-05-26 | 日本ゼオン株式会社 | バルーンカテーテル |
| JP2019505316A (ja) * | 2016-02-03 | 2019-02-28 | ニューパルスシーブイ インコーポレイテッド | 導入器アセンブリおよびその使用方法 |
| US11135420B2 (en) | 2016-02-03 | 2021-10-05 | Nupulsecv, Inc. | Introducer assembly and method of use thereof |
| JP2020518401A (ja) * | 2017-05-04 | 2020-06-25 | アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー | 補強されたカテーテルを用いた血液ポンプ |
| US11413446B2 (en) | 2017-05-04 | 2022-08-16 | Abiomed Europe Gmbh | Blood pump with reinforced catheter |
| US11986604B2 (en) | 2017-05-04 | 2024-05-21 | Abiomed Europe Gmbh | Blood pump with reinforced catheter |
| CN115151293A (zh) * | 2020-03-30 | 2022-10-04 | 日本瑞翁株式会社 | 传感器搭载型导管 |
| EP4338787A1 (en) * | 2022-09-13 | 2024-03-20 | NuPulseCV, Inc. | A blood pump support apparatus and method for a blood pump assembly |
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