JPH0723982A - 組織誘導再生法及びこれに用いる支柱 - Google Patents

組織誘導再生法及びこれに用いる支柱

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JPH0723982A
JPH0723982A JP5194116A JP19411693A JPH0723982A JP H0723982 A JPH0723982 A JP H0723982A JP 5194116 A JP5194116 A JP 5194116A JP 19411693 A JP19411693 A JP 19411693A JP H0723982 A JPH0723982 A JP H0723982A
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JP
Japan
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membrane
bone
tissue
strut
regeneration method
Prior art date
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Pending
Application number
JP5194116A
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English (en)
Inventor
Masahiko Isogai
昌彦 磯貝
Masaaki Hattori
昌晃 服部
Takenori Sawamura
武憲 澤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0003Not used, see subgroups
    • A61C8/0004Consolidating natural teeth
    • A61C8/0006Periodontal tissue or bone regeneration

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Developmental Biology & Embryology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組織誘導再生法において、膜によって被覆さ
れた骨組織を安定に保持し、正常な形態の骨形成を可能
にする。 【構成】 歯周疾患により骨欠損を生じた歯槽骨10の
窩10aに、棒状のインプラント11を嵌合して植立す
る。次に、歯槽骨に少なくとも1本の棒状の水酸アパタ
イト製の支柱12をその先端を埋め込むことにより立設
する。次に、インプラントの周囲の骨欠損部に顆粒状の
HAP製の骨補填剤13を配置させる。そして、骨補填
剤13が間に充填された状態で、膜14が歯槽骨及びイ
ンプラントを被覆して設けられる。さらに、支柱15を
膜を貫通して歯槽骨に固定し膜を挟持する。膜は、支柱
によって支持されるので、沈下したりその外形が容易に
変形したりしない。このため、膜に被覆された骨補填材
の変形が防止され、正常な新生骨の形成が促進され、歯
槽骨の速やかな形態形成や治癒がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨欠損部に新生骨を形
成する組織誘導再生法に係り、特に歯科,口腔外科,整
形外科等の分野において利用される組織誘導再生法の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯根へのインプラント植立にお
いては、植立部分に十分な骨量が再生することが望まれ
るが、インプラント周囲の骨欠損部分には手術後に十分
な骨新生が生じないことが多く、これを解決するために
組織誘導再生法(GTR法)が用いられてきた。従来、
歯根周囲の骨欠損腔に対する組織誘導再生法は、例えば
日口腔インプラント誌第4巻第2号(p136ー274
〜138ー276)、同誌第5巻第1号(p152ー1
52〜153ー153)に示されているように、歯周疾
患により欠損の生じた部位やチタンインプラントを植立
した部位の周囲に金属製支柱を立て、これらに生体に不
活性な半透過性のPTFE膜(商標名ゴアテックス)を
被せる方法が用いられていた。また、新生骨の早期生成
のために、上記骨欠損腔に骨補填材を充填したのち同時
に膜を被せることも試みられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法にお
いては、金属支柱を適当な時期に手術によって摘出する
必要があり煩雑である。また、充填した骨補填材は、固
定されておらず不安定なために、形態が保持されず凹ん
だり偏ったりして膜と共に変形することもある。そのた
め、正常な形態の骨形成が阻害され、速やかな形態形成
や治癒がなされないという問題がある。本発明は、上記
問題点を解決しようとするものであり、膜によって被覆
された新生骨生成のスペースを確保し、正常な形態の骨
形成を可能にすると共に摘出のための2次手術を必要と
しない組織誘導再生法及びこれに用いる支柱を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、骨組織
部を所定の膜で被覆する組織誘導再生法において、新生
骨と置換可能な材料により形成され、一端にて骨組織部
に固定され他端にて前記膜の内側面に当接して同膜を支
持する支柱及び同膜を貫通して一端にて骨組織部に固定
され他端にて同膜に係合して同膜を支持する支柱の少な
くとも一方を設けたことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の組織誘導再生法に用いる
支柱であって、前記支柱が、水酸アパタイト(HA
P)、リン酸三カルシウム(βーTCP)、又は、これ
らの複合材料により形成されてなることにある。これら
支柱を構成する新生骨と置換可能な材料として、特に、
骨置換性の速さの点で、リン酸三カルシウムを主成分と
するものがより好ましい。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、骨欠損部を膜によって被覆し、そ
の膜を貫通して骨組織部に固定し先端が膜に係合した支
柱によって又は先端が同膜の内側面に当接した状態で骨
組織部に固定した支柱の少なくともいずれかによって支
持するようにした。このため、必要な細胞のみが選択的
に誘導されると共に、膜の沈下及び膜に被覆された骨補
填材の変形が防止され所望の形状に保たれるので、正常
な新生骨の形成が促進され、速やかな骨組織の形成や治
癒がなされる。
【0007】また、支柱を新生骨と置換可能な材料によ
り形成したことにより、支柱は骨形成の進行を促進し、
膜の剥離後も、暫くは上皮の圧力に耐え、その後徐々に
骨組織部に吸収されて新生骨と置換される。すなわち、
新生骨形成後に支柱を摘出する必要がなく治療を簡略化
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明に係る組織誘導再生法をインプラン
ト植立に適用した状態を断面図により概略的に示したも
のである。まず、歯周疾患により骨欠損を生じた歯槽骨
10の窩(抜歯窩等)10aに棒状のインプラント(人
工歯根)11を嵌合して植立する。インプラント11
は、アルミナ等のセラミックスまたはチタン金属もしく
はそれらの複合体によって形成されている。次に、歯槽
骨10に少なくとも1本の棒状の支柱12(直径φ2m
m×長さ5〜10mml)をその先端を埋め込むことに
より立設する。支柱12は、図2(a)に示すように、
一端に直径4mmの半球状の頭部12aを有する釘形状
であって、水酸アパタイト(HAP)、リン酸三カルシ
ウム(βーTCP)等の材料によって形成されている。
支柱12の他の実施例としては、その他、図2(b)に
示すような棒状であってもよく、また図2(c)に示す
ようにねじ形状のもの、図2(d)に示す釘形状の一端
が細くなったもの等を用いることもできる。
【0009】次に、インプラント11の周囲の骨欠損部
に顆粒状の骨補填材13を配置させる。骨補填材13
は、バイオアクフィブな例えばHAP等である。そし
て、骨補填材13が間に充填された状態で、生体に不活
性なPTFE膜14が歯槽骨10,インプラント11の
下部を被覆して設けられる。これにより、膜14は、内
側面が支柱12によって支持された状態になる。さら
に、別の支柱15をこの膜14を貫通して歯槽骨10に
固定すると共に支柱15の頭部15aによって膜14を
挟持する。その結果、膜14は、自身を貫通した支柱1
5及びその内側面に接触して設けた支柱12によって支
持されるので、沈下したりその外形が容易に変形するこ
とはない。このため、膜14に被覆された骨補填材13
の変形が防止され、骨欠損部に正常な形状の新生骨の形
成が促進され、歯槽骨10の速やかな形態形成や治癒が
なされる。
【0010】また、支柱12,15は、水酸アパタイト
(HAP)等の生体親和性の良い材料により形成されて
いるので、骨形成の進行を促進すると共に、膜14の剥
離後も、暫くは上皮の圧力に耐え、その後徐々に吸収さ
れて新生骨と置換される。このため、新生骨形成後に支
柱を摘出する必要がなく治療を簡略化することができ
る。
【0011】なお、上記実施例においては、膜を貫通し
一端を膜に係合させた支柱及び膜の内側面に接触して設
けた支柱によって膜を支持しているが、膜を貫通し一端
を膜に係合させた支柱のみにより又は膜の内側面に接触
して設けた支柱のみによって膜を支持するようにしても
よい。また、上記実施例においては、骨補填材を充填し
ているが、必ずしもこれを必要とするものではなく、新
生骨の形成スペースが確保されるように支柱を配置する
ことで、所望の形状の新生骨を形成することができる。
さらに、上記実施例においては、膜として生体に不活性
な例えばPTFE膜を用いているが、生体内吸収性の半
透過性膜例えばポリ乳酸膜等を用いることも可能であ
る。これにより、膜の除去手術が不要になる効果が得ら
れる。また、上記実施例においては、組織誘導再生法を
歯槽骨へのインプラント植立に適用した場合について説
明しているが、これに限らず、人体あるいは他の動物の
骨組織の欠損部分の再生に本発明を適用することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る歯槽骨の組織誘導再生
法を示す概略断面図である。
【図2】支柱の種々の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10;歯槽骨、11;インプラント、12,15;支
柱、13;骨補填材、14;膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨組織部を所定の膜で被覆する組織誘導
    再生法において、 新生骨と置換可能な材料により形成され、一端にて骨組
    織部に固定され他端にて前記膜の内側面に当接して同膜
    を支持する支柱及び同膜を貫通して一端にて骨組織部に
    固定され他端にて同膜に係合して同膜を支持する支柱の
    少なくとも一方を設けたことを特徴とする組織誘導再生
    法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の組織誘導再生法に
    用いる支柱であって、前記支柱が、水酸アパタイト(H
    AP)、リン酸三カルシウム(βーTCP)、又は、こ
    れらの複合材料により形成されてなることを特徴とする
    組織誘導再生法に用いる支柱。
JP5194116A 1993-07-09 1993-07-09 組織誘導再生法及びこれに用いる支柱 Pending JPH0723982A (ja)

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