JPH0723840A - 枕 - Google Patents

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JPH0723840A
JPH0723840A JP17298793A JP17298793A JPH0723840A JP H0723840 A JPH0723840 A JP H0723840A JP 17298793 A JP17298793 A JP 17298793A JP 17298793 A JP17298793 A JP 17298793A JP H0723840 A JPH0723840 A JP H0723840A
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JP
Japan
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pillow
posture
scapula
cervical vertebra
holding
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JP17298793A
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English (en)
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Tadaaki Soma
忠昭 相馬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 姿勢の矯正および健康の増進がはかられる枕
を得る。 【構成】 人体の立位において後頭部から頸椎にかけて
形成される湾曲に合致する曲面からなる頭部から頸椎部
の載置面を有するとともに、肩甲骨の少なくとも一部の
肩甲骨保持部を有する枕。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枕に関し、とくに姿勢
の矯正、健康の増進に好適な枕に関する。
【0002】
【従来の技術】姿勢の悪化から背骨の曲がり等が生じ、
その結果、腰痛、肩こりをはじめとする体の各部の痛み
が生じることが知られており、これらは総称して姿勢性
の痛みと呼ばれている。背骨は、それぞれの人の習慣、
癖などにより、知らず知らずのうちに前後あるいは左右
に曲がったりすることとなり、その結果腰痛、肩こり、
各種の内臓の不調が生じるといわれている。
【0003】姿勢は、立位のみでなく睡眠時にも姿勢の
善し悪しがあらわれる。仰臥位の姿勢ですでに頭部が左
右いづれか一方に傾いていたり、あるいは、右肩下が
り、左肩下がりと称されているような肩の上下に左右差
があったり、仰臥位で既に肩の高さと胸の厚みに左右差
のあったり、さらには仰臥位で寝ることができない人も
いる。
【0004】朝起きてから寝るまでの間に良い姿勢でい
られる時間がどれくらいあるかを考えてみると、極めて
少ないのが現状であろうと思われる。そして、睡眠中に
おいても、仰臥位の姿勢が良くない人が多く、24時間
不良姿勢の状態にあるといっても言い過ぎではないと考
えられる。睡眠時には、布団、あるいはベッドのよう
に、弾力性のある寝具を使用しているので、畳や板の上
に直接に寝る場合とは異なり、いずれの場合でも人体の
重量分布に応じて、頭部よりも胴体部分が布団やベッド
に多く沈み込む。その結果、布団やベッドの厚みや弾力
性によって多少の相違はあるが背骨等が湾曲した姿勢と
なっている。図3は、仰臥位の人体を説明する図であ
り、図3(A)は、堅いベッド上で仰臥した場合を示
し、図3(B)は、柔らかいベッドで仰臥した場合を示
している。いずれのベッドを使用した場合にも背骨等が
湾曲した姿勢となっている。さらに、睡眠時には枕を使
用しているので、枕によって後頭部が持ち上げられるこ
ととなる。
【0005】図4は、従来の枕を使用した頭部の状態を
説明する図である。図4(A)は、平板上で従来の枕を
使用して仰臥した場合を示しているが、実際には、睡眠
時には弾力のあるベッドや布団を使用しており、図4
(A)のような姿勢とはならず、胴体部分が頭部よりも
大きく沈み込むために、図4(B)のように顎が胴体部
に近づき、頭部が上がった状態となる。この姿勢は、立
位で頸部を前屈した姿勢と同様で、肩から頸部にかけて
の筋肉は緊張を強いられ、さらには呼吸時に胸郭が大き
く開こうとする動きを妨げることにもなり、人体に対し
て好ましい姿勢であるとは言いがたい。
【0006】また、睡眠時の姿勢の矯正、安眠、健康の
増進等を目的とした健康枕と称する各種の枕が提案され
ている。これらの枕は、表面に凹凸を形成した枕、側面
に頭部の保持部を形成した枕、頸椎部分から頭頂部へ向
けて低く傾斜した枕などが提案されている。また、実開
昭55−65014号には、頸椎部まで保持する枕が提
案されている。これらの、従来提案された枕はいずれ
も、頭部もしくは頸椎部を保持するのみであり、それら
の枕を使用した場合には、頸椎部分は図4(B)に示す
ような形状となり、矯正や健康の増進に対して十分な効
果が得られものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、人体に対し
て睡眠時においても立位における正しい姿勢を与え、姿
勢の矯正と健康の増進に効果的な枕を提供することを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、人体の立位に
おいて後頭部から頸椎にかけて形成される曲面に合致す
る頭部から頸椎部の載置面を有するとともに、肩甲骨の
少なくとも一部を保持する肩甲骨保持部を有する枕であ
る。すなわち、本発明の枕は、睡眠時においても人体に
立位での正しい姿勢を与え、姿勢の矯正とともに健康の
増進を図る枕である。本発明者は、姿勢が健康に対して
極めて重要であることから、すでに姿勢矯正装置を特願
平3−220611号として提案しているが、睡眠時に
おいても正しい姿勢をとることによって姿勢の矯正と頸
椎や各部の筋肉に無用な力を加えないことによって、健
康の増進に役立ち、とくに、このような姿勢が特定の形
状を有する枕を使用することによって実現可能であるこ
とを見いだし本発明を想到したものである。
【0009】
【作用】人体が立位において正しい姿勢をとった場合の
後頭部から頸椎部に形成される曲面に合致する頭部から
頸椎部にかけての載置部とともに、肩甲骨の保持部を形
成したので、睡眠時において人体の寝具への沈み込みが
あった場合でも、立位の際の正しい姿勢が得られるの
で、姿勢の矯正とともに健康の増進を図ることができ
る。以下、実施例によりさらに詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の枕を説明する図であり、図
1(A)は斜視図を示し、図1(B)は、断面図を示
す。本発明の枕は、立位での後頭部から頸椎部への曲面
を載置するように、後頭部載置部1、頸部載置部2を有
するとともに、肩甲骨の少なくとも一部を保持すること
が可能な肩甲骨保持部3を有している。その結果、布団
またはベッド等の寝具を使用して睡眠する場合には、図
2に示すように、胴体部分3が肩甲骨保持部3によって
保持され、肩から頸部にかけての筋肉に無用な負担が強
いられることはない。そして、頸椎が常に立位での正し
い姿勢を保持することができ、姿勢の矯正とともに胸郭
の動きも十分なものとなり、呼吸動作にとっても好まし
いものとなる。また、本発明の枕の一例を挙げると、a
が380mm、bが350mm、cが70mm、dが3
5mm、eが110mmであるが、これらの各部の大き
さは使用者の体格等に応じて最適の大きさとすることが
好ましい。
【0011】本発明の枕の使用は、寝具上に載置して、
頭部、頸部を最も気持ち良く感じる位置に載せるのみで
良い。また、寝返りによって枕から頭部がずれた場合に
も、一般にはその姿勢は長続きせず、本人の意思にかか
わらず自然に枕に戻り、好ましい姿勢の状態となって睡
眠を続けることができる。また、本発明の枕に頭部およ
び頸部を載せた状態は正しい姿勢の状態となっているの
で、左右への頸部の動きに相違があると頭部および頸部
を載せて首を左右に倒してみると、左右への差を確認す
ることができるという機能も有している。
【0012】本発明の枕は、立位での後頭部から頸椎部
への曲面を載置するように、後頭部載置部、頸椎載置部
を有するとともに、肩甲骨の少なくとも一部を保持する
ことが可能な肩甲骨保持部を有していれば良く、一般に
枕として利用されている各種の材料で作製することがで
きるが、合成樹脂、木材等によって作製した硬質のもの
であってもよい。硬質の材料の場合には、表面が適度な
弾力性を有するものであればさらに快適な使用感が得ら
れる。一般に枕には、弾力性を有する材料が用いられて
おり、硬質の材料で作製した場合には、使用者に不快感
を及ぼす場合もあるが、本発明の枕は、後頭部から頸椎
部を載置することができる極めて自然な曲面とともに肩
甲骨の保持部を有しているので、頭部、頸椎部さらには
肩甲骨等の人体の各部分が保持部において平均して支持
されこととなり、硬質の材料であっても使用者に不快感
や違和感を与えることはない。さらに、本発明の枕は、
ゴム等の中空体に空気を封入して形成したものでも良
く、この場合には旅行等に携行し旅先や交通機関の乗車
中においても使用することも可能となる。
【0013】また、本発明の木製の枕を20人に試用し
て使用感および使用後の自覚症状を調査したところ、1
名が違和感を訴えたが、他の19名はいずれも通常使用
している枕に比べて睡眠がし易いものであり、木製であ
るにもかかわらず硬いといった異物感はないとの回答を
得た。さらに、そのうちの1名は、呼吸系に疾患を持つ
ものであるが、翌朝、呼吸の面においても通常の枕に比
べて改善がみられると回答した。この調査では同一の形
状の枕を使用し、各人の体格あるいは後頭部から頸椎部
までの曲面に合致しない場合には、タオルを使用して空
間部を埋めるようにしたが、各人の形状に合致した枕、
あるいは複数の形状の枕を用意することによって各人の
体格や後頭部から頸椎部までの曲面の形状に対し、より
正確に合致させて、使用感や姿勢矯正の効果を高めるこ
とができるものと思われる。
【0014】
【発明の効果】本発明の枕は、人体が立位において正し
い姿勢をとった場合の後頭部から頸椎部に形成される曲
面に合致する頭部から頸椎部にかけての載置部ととも
に、肩甲骨を保持する肩甲骨保持部を有しているので、
睡眠時においても立位の際の正しい姿勢が得られるの
で、姿勢の矯正とともに健康の増進を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する図である。
【図2】本発明の枕の使用状態を説明する図である。
【図3】寝具上で仰臥した場合の人体の状態を説明する
図である。
【図4】仰臥した人体の状態を説明する図である。
【符号の説明】
1…頭部載置部、2…頸部載置部、3…肩甲骨保持部、
4…胴体部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の立位において後頭部から頸椎にか
    けて形成される曲面に合致する頭部および頸椎部の載置
    面を有するとともに、肩甲骨の少なくとも一部を保持す
    る肩甲骨保持部を有することを特徴とする枕。
JP17298793A 1993-07-13 1993-07-13 Pending JPH0723840A (ja)

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