JPH07237366A - 熱転写受像体 - Google Patents

熱転写受像体

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JPH07237366A
JPH07237366A JP7001096A JP109695A JPH07237366A JP H07237366 A JPH07237366 A JP H07237366A JP 7001096 A JP7001096 A JP 7001096A JP 109695 A JP109695 A JP 109695A JP H07237366 A JPH07237366 A JP H07237366A
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JP
Japan
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thermal transfer
transfer image
layer
image receptor
receptor according
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Application number
JP7001096A
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English (en)
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Katsuji Nakahara
勝次 中原
Takashi Mimura
尚 三村
Kazuo Matsuura
和夫 松浦
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】基材の少なくとも片面に受容層を被覆してなる
熱転写受像体において、該受容層は孔径分布曲線におけ
るピーク孔径が0.06〜2.0μmにあり、かつ該受
容層表面は高さ0.2μm以上のうねりが5個/40μ
mであり、かつ平滑度が100秒以上であり、該受容層
の吸油量が1ml/m2 以上であることを特徴とする熱
転写受像体。 【効果】インク吸収性が良好で、鮮明性や表面光沢など
の印字品質に優れた熱転写受像体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録方式に適し
た熱転写受像体に関する。詳しくは、高度な諧調性が要
求される熱転写記録方式に適した熱転写受像体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、OAの普及によりカラー記録、高
解像度記録等の印字品質に優れたプリンタが求められて
いる。これらの要求を満たすプリンタのひとつとして熱
転写プリンタが実用化されている。特に最近、溶融型感
熱転写方式において、従来の溶融インクを全転写させる
方式から与えるエネルギーによって溶融インクを部分転
写させ銀塩調の高度な階調性を出す印字方式が開発され
てきている。(参考文献NIP国際会議 Oct6−II
−a1 1993.10)従来、熱転写記録方式に用い
られる受像体としては、普通紙や印刷用紙などが用いら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高度な
階調性が要求される感熱転写方式においては、印加エネ
ルギーに応じたインク量を受像体に転写させる必要があ
り、インク転写性不良や過剰のインクの転写(過転写)
は転写画像の鮮明さを損なうとともに画像の再現性に劣
るという問題があり、従来の普通紙や印刷用紙では問題
であった。
【0004】また、プリンタの高速記録化、高解像度化
等の要求に伴い記録画像の抜けや鮮明さや表面光沢に欠
ける等の欠点がでてきている。すなわち普通紙の場合、
白抜けの発生や転写する熱溶融インクが紙繊維方向に浸
透し、転写像のエッジがぼけたり、濃度むらや鮮明性が
悪く、十分に高い転写濃度が得られない欠点がある。一
方、印刷用紙は平滑性を確保するために被覆されたコー
ト層に吸収性がないことから、熱溶融インクが基紙側に
浸透する恐れはないが、多色の熱溶融インク層を重ね合
わせてフルカラー転写画像を記録する場合、2色目や3
色目の熱溶融インクが転写され難く、また転写された画
像も表面光沢性に劣るなどの欠点があった。そのためイ
ンクドナーシートの改善や装置の改良が提案されている
が、満足できるものが得られていないのが現状である。
【0005】本発明はかかる欠点を改良し、高速記録に
おいてもインクのドット再現性や転写性が良好で鮮明性
や諧調性の良好な画像が得られるフルカラ−の熱転写受
像体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の熱転写受像体は基材の少なくとも片面に受
容層を被覆してなる熱転写受像体において該受容層の孔
径分布曲線におけるピーク孔径が0.06〜2.0μm
であり、かつ該受容層表面は高さ0.2μm以上のうね
りが5個/40μm以上であり、かつ平滑度が100秒
以上であり、該受容層の吸油量が1ml/m2 以上であ
ることを特徴とする熱転写受像体をその骨子とするもの
である。
【0007】本発明における基材としては、紙(上質
紙)、塗工紙、和紙、不織布やプラスチックフィルムを
使用することができるが、中でもプラスチックフィルム
が好ましい。
【0008】本発明におけるプラスチックフイルムとし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ポリ−
P−フェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポ
リ(メタ)アクリル酸エステルなどが好ましい。さらに
これらの共重合体やブレンド物やさらに架橋したものを
用いることもできる。中でもポリエステル、好ましくは
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナ
フタレート、ポリエチレンα,β−ビス(2−クロルフ
ェノキシ)エタン4,4’−ジカルボキシレート、ポリ
ブチレンテレフタレートが好ましく、これらの中でも機
械的特性、作業性などの品質、経済性などを総合的に勘
案すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
2,6−ナフタレートが好ましい。
【0009】本発明においていうポリエステルとは、周
知のもの、具体的には例えば、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス−α,β(2−ク
ロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸等の2官能カルボン酸の少なくと
も1種と、エチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、デカメチレングリコール等のグリコールの少なく
とも1種とを重縮合して得られるポリエステルを挙げる
ことができる。また、該ポリエステルには本発明の目的
を阻害しない範囲内で他種ポリマをブレンドしたり、共
重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、顔
料、紫外線吸収剤などが含まれていてもよい。ポリエス
テルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール中で測
定)は0.4〜2.0であり、好ましくは0.5〜1.
0の範囲のものが通常用いられる。
【0010】本発明に用いるポリエステルフィルムに
は、ポリエステル中に白色無機粒子を含有させることに
より白色化させているものを用いることもできる。
【0011】白色無機粒子とは、公知の無着色に近い無
機粒子をいい、例えば炭酸カルシウム、非晶質ゼオライ
ト粒子、アナターゼ型の二酸化チタン、リン酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、シリカ、カオリン、タルク、クレー
などが挙げられる。又このような微粒子以外にもポリエ
ステル重合反応系で触媒残渣とリン化合物との反応によ
り析出した微粒子を用いることもできるまた本発明に用
いるポリエステルフイルムは、フイルム内部に微細な気
泡を含有させ、該気泡で光を散乱させることにより白色
化させているものを用いることもできる。この微細な気
泡の形成は、フイルム母材、例えばポリエステル中に、
非相溶ポリマ、例えばポリ−3−メチルブテン−1、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、ポリプロピレン、ポリビ
ニル−t−ブタン、1,4−トランス−ポリ−2,3−
ジメチルブタジエン、セルローストリアセテート、セル
ローストリプロピオネート、ポリクロロトリフルオロエ
チレン等を細かく分散させる、あるいは上記白色化微粒
子を添加して、それを一軸または二軸に延伸することに
より形成される。延伸に際して、非相溶ポリマ粒子や白
色微粒子の周りにボイド(気泡)が形成され、これが光
の散乱作用を発揮するため白色化される。また微細気泡
を有するため比重が低くなり、クッション性も有し、感
熱記録ヘッドとの密着性も良くなり鮮明な画像が得られ
る。
【0012】このような気泡含有ポリエステルフィルム
を用いる場合、該気泡含有ポリエステルフィルムの見掛
け比重は0.4以上1.3以下、好ましくは0.6以上
1.2以下であるのが望ましい。見掛け比重が上記範囲
より低いと機械的性質や熱寸法安定性が劣り好ましくな
い。
【0013】ポリエステルフイルムには公知の方法で表
面処理、すなわちコロナ放電処理(空気中、窒素中、炭
酸ガス中など)や易接着処理が施されたフィルムである
場合、受容層との密着性、耐水性、耐溶剤性などが改良
されるのでより好ましく使用される。易接着処理は公知
の各種の方法を用いることができ、フィルム工程中でア
クリル系、ウレタン系、ポリエステル系などの各種易接
着剤を塗布したもの、あるいは一軸または二軸延伸後の
フィルムに上記のような各種易接着剤を塗布したものな
どが好適に用いうる。
【0014】また基材フィルムは透明フィルムでも着色
されたフィルムでも良い。
【0015】この基材の厚みは特に限定されないが、通
常10μm以上500μm以下、好ましくは20μm以
上300μm以下、更に好ましくは30μm以上250
μm以下であるのが望ましい。
【0016】本発明でいう受容層は層の内部および表面
に空隙を有している。この空隙はインクなどの吸収性の
点から受容層内においては外部に通ずる、いわゆる貫通
孔であるものが特に好ましい。
【0017】本発明において受容層の孔の孔径分布曲線
におけるピーク孔径は0.06〜2.0μm、好ましく
は0.08〜1.0μm、更に好ましくは0.10〜
0.5μmである。孔径分布曲線のピーク孔径が0.0
6μmに満たない場合にはインクなどの吸収性が不十分
であり、孔径分布曲線におけるピーク孔径が2.0μm
を越える場合には表面平滑性が低下し、インクの転写抜
けが発生するという欠点を生じる。
【0018】また孔面積比は20〜85%、好ましくは
30〜75%、更に好ましくは35〜65%の範囲にあ
るのが望ましく、孔面積比が20%未満の場合にはイン
クなどの吸収性が低下する傾向にあり、85%を超える
場合には孔と孔が一部連結した形態をとりやすくなり、
にじみや鮮明度が低下する傾向になる。
【0019】孔は、受容層表面から観察した場合、それ
ぞれが独立しており、かつその真円度r(r=b/a、
a:孔の長軸径、b:孔の短軸径)が1〜5である場
合、インクのにじみが少ないので特に好ましい。この真
円度は測定点1000個以上の平均値であり、通常イメ
ージアナライザーにより求める。
【0020】また孔径分布曲線における孔径分布の広が
りは小さい方、すなわちシャープな孔径分布であるのが
望ましく、孔数の50%以上、好ましくは60%以上、
更に好ましくは70%以上がピーク孔径±30%以内に
あるのが望ましい。
【0021】次に本発明における受容層表面の中心線平
均粗さは0.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、
更に好ましくは0.1μm以下である場合インクの転写
性が良くピンホール状の印字ぬけが少なくなるので好ま
しい。
【0022】また、本発明における受容層表面の平滑度
は100秒以上、好ましくは200秒以上である場合イ
ンクの転写性が良くピンホール状の印字ぬけが少なくな
り、さらに表面光沢性にも優れるので好ましい。
【0023】また、本発明における受容層表面は高さ
0.2μm以上、好ましくは0.3μm以上、更に好ま
しくは0.4μm以上のうねりを5個/40μm以上、
好ましくは7個/40μm以上、更に好ましくは10個
/40μm以上有する必要がある。高さが0.2μm以
上のうねり個数が5個/40μmに満たない場合には、
インク吸収速度が遅く作業性が低下する。
【0024】更に該受容層表面のうねり指数が0.03
5〜0.3μm、好ましくは0.045〜0.2μm、
更に好ましくは0.055〜0.13μmである場合、
インクの吸収速度、印字性などの点で好ましい。
【0025】また、本発明における受容層の吸油量は1
ml/m2 以上、好ましくは2ml/m2 以上である場
合インクの吸収性がよく、印字後もフラットな面が得ら
れ表面光沢性にも優れるので好ましい。
【0026】次に本発明の熱転写受像体の製造方法につ
いて説明するが必ずしもこれに限定されるものではな
い。
【0027】本発明の受容層は水分散性ポリマーと特定
のコロイダルシリカを特定の範囲で混合し、その混液を
塗布、乾燥することによって得られるものである。ここ
で水分散性ポリマーとは各種ポリマーの水分散体を用い
ることができるが、具体例を挙げればアクリル系ポリマ
ー、エステル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、オレフ
ィン系ポリマー、塩化ビニリデン系ポリマー、エポキシ
系ポリマー、アミド系ポリマー、およびこれらの変性
物、共重合体などの水分散体を用いることができる。孔
径の分布がシャープで孔面積が大きくなることからアク
リル系ポリマー、ウレタン系ポリマーの使用が好まし
く、塗膜の機械的安定性、塗膜強度の点でアクリル系ポ
リマーが特に好ましい。
【0028】本発明に用いる上記ポリマーは水に分散
し、粒子形状を持っていることが好ましい。粒子形状を
有さない場合、すなわち水溶性ポリマー、有機溶媒など
に溶解したポリマーでは多孔化することが困難である。
粒子は一次粒子で分散されたものが好ましいが必ずしも
一次粒子で分散されている必要はなく、2次凝集粒子を
含むものであっても良い。
【0029】本発明の受容層形成ポリマーとして好適な
アクリル系ポリマーは少なくとも40モル%以上のアク
リルモノマー、および/またはメタクリルモノマーとこ
れらのエステル形成モノマー、各種官能基を有するアク
リル系モノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ア
ルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル
基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基な
ど)、および2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ートなどのヒドロキシ含有モノマー、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メ
チルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、N,N−ジメチ
ロールアクリルアミド、N−メトキシメチルメタクリル
アミド、N−フェニルアクリルアミドなどのアミド基含
有モノマー、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレー
トなどのアミノ基含有モノマー、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレートなどのエポキシ基含有モ
ノマー、アクリル酸、メタクリル酸の塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩など)などからなるも
のであり、これらは多種モノマーと併用することもでき
る。多種モノマーとしては例えば、アリルグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ基含有モノマー、スチレンスルホ
ン酸、ビニルスルホン酸およびそれらの塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩など)などのスルホン
酸基又はその塩を含有するモノマー、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、及びそれらの塩類など
のカルボキシル基又はその塩を含有するモノマー、無水
マレイン酸、無水イタコン酸などの酸無水物を含有する
モノマー、ビニルイソシアネート、アリルイソシアネー
ト、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエ
ーテル、ビニルトリスアルコキシシラン、アルキルマレ
イン酸モノエステル、アルキルフマール酸モノエステ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アルキル
イタコン酸モノエステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン
などが挙げられる。
【0030】上述のモノマーは1種もしくは2種以上を
用いて共重合される。
【0031】上述の水分散性ポリマーの水分散体20〜
90重量部と混合するコロイダルシリカは、受容層にう
ねりを生じさせるため下記のようなシリカが好適であ
る。
【0032】すなわち球状のコロイダルシリカが数珠状
に連結(複数の球状コロイダルシリカが連鎖状につなが
った形状)した長鎖の構造を有するもの、および連結し
たシリカが分岐したもの及び/または屈曲したものを用
いた場合、表面にうねり構造を有する多孔質膜を得るこ
とができる。上記コロイダルシリカは球状シリカの一次
粒子を2価以上の金属イオンを介在させ粒子−粒子間を
結合させたもので、少なくとも3個以上、好ましくは5
個以上、更に好ましくは7個以上連結したものをいい、
更には数珠状に連結した粒子が分岐したもの及び/また
は屈曲したものも包含する。
【0033】また、コロイダルシリカと他の無機粒子、
例えばアルミナ、セリア、チタニアなどとの複合あるい
は混合粒子であってもよく、これらを介在させて連結し
たものでも良い。介在させる金属イオンとしては2価以
上の金属イオンが好ましく、例えばCa2+、Zn2+、M
2+、Ba2+、Al3+、Ti4+などである。特にCa2+
とした場合には、数珠状に連結および分岐したコロイダ
ルシリカを作製するのに好適である。またコロイダルシ
リカの一次粒子径は5nm〜100nm、好ましくは7
nm〜50nm、更に好ましくは8nm〜30nmであ
る場合、孔形成性、孔面積比を大きくする点で好まし
い。更に受容層のうねりはシリカ粒子が数珠状に連結お
よび分岐している場合に発現するものであり、連結した
シリカの一次粒子数が多いほど好ましいが通常は3個以
上100個未満、好ましくは5個以上50個未満、更に
好ましくは7個以上30個未満であるのが望ましい。2
個以下ではうねりの発現が不十分であり、100個以上
の場合には数珠状に連結及び/または分岐したシリカ粒
子が増粘しやすく水分散性が悪くなる傾向にある。数珠
状に連結及び/または分岐したシリカ粒子の多孔質塗膜
中での含有率は3〜80重量部、好ましくは10〜70
重量部、更に好ましくは20〜60重量部である。含有
率が3重量部未満では多孔質形成性がなく、うねりの発
現もないためインクなどの吸収速度が遅くなる傾向にあ
る。80重量部を超えて含有させた場合には多孔質形成
性が低下したり孔径が小さくなったり、孔面積比が低下
するためインクなどの吸収速度が低下するし、塗膜の強
度も劣るため裁断時のが塵埃が発生しやすくなるなどの
欠点を生じやすくなる。
【0034】多孔化は前記水分散性ポリマーとコロイダ
ルシリカの平均粒子径の比によって変わり、水分散性ポ
リマー平均粒子径よりコロイダルシリカ平均粒子径は小
さい必要があり、これが逆、あるいは同じ場合には多孔
化することができない。上記数珠状に連結したコロイダ
ルシリカの場合には電子顕微鏡で観察される連結粒子の
短軸方向の長さを粒子径とし、測定長100点の平均値
を平均粒子径とする。
【0035】水分散性ポリマー/コロイダルシリカの平
均粒子径比は2/1〜1000/1、好ましくは5/1
〜500/1、更に好ましくは10/1〜200/1で
あるのが受容層の孔の形成性の点で特に好ましい。
【0036】特にコロイダルシリカの平均粒子径
(a1 )と水分散性ポリマーの平均粒子径(a2 )との
関係において平均粒子径比が上記範囲にあり、かつ水分
散性ポリマー粒子1個の表面を完全に被覆するに要する
コロイダルシリカの最小粒子数をα[α=2π(a1
2 2 /(31/2 ・a1 2 )]としたとき、水分散性
ポリマー粒子1個あたり0.3α〜10αの範囲、好ま
しくは0.5α〜6α、更に好ましくは0.7α〜3α
の範囲にあるような配合比とした時に本発明の効果がよ
り顕著に発現するので好ましい。
【0037】本発明では、熱転写受像体として用いたと
き、静電気による塵埃等の付着や走行性の点から帯電防
止機能を付与させるのが好ましい。帯電防止性を付与さ
せるには、基材の一方の面に受容層を設け、他方の面に
帯電防止層を設けたり、受容層に帯電防止剤を添加する
のが望ましい。
【0038】本発明でいう帯電防止層とは、帯電防止剤
からなる被覆層、帯電防止剤を含む樹脂層、金属あるい
は金属酸化物からなる蒸着層等であって、帯電防止剤に
は公知である界面活性剤、導電性ポリマー、導電性カー
ボン微粒子、金属あるいは金属酸化物微粒子等があげら
れる。帯電防止性は、受容層の表面抵抗値が5×1013
Ω/□以下であることが好ましい。より好ましくは5×
1012Ω/□以下である。受容層と反対面の帯電防止層
の表面抵抗値は105 〜1013Ω/□が好ましい。
【0039】本発明において、受容層の記録特性をより
高めるために、無機/およびまたは有機粒子を分散させ
ても良い。無機粒子としては例えば、シリカ、クレー、
タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、
ケイ酸アルミ、合成ゼオライト、アルミナ、酸化亜鉛、
雲母などが挙げられる。有機粒子としては例えば、ポリ
メチルメタクリレート、ポリスチレン、それらの共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネートなどのプラスチ
ックピグメントを好ましく用いることができるが、これ
らに限定されるものではない。
【0040】本発明の受容層中に本発明の効果を阻害し
ない範囲内で公知の添加剤、例えば無機や有機の微粒
子、可塑剤、滑剤、界面活性剤、帯電防止剤、架橋剤、
架橋触媒、耐熱剤、耐候剤などが添加されていても良
い。特に帯電防止剤の添加は印字の場合の走行性を良く
する点で好ましく、架橋剤や架橋触媒の添加は受容層の
塗膜強靭性、耐水性、耐薬品性、耐熱性が改良されるの
で更に好ましい。
【0041】受容層の付加方式は通常知られた方法が有
効に使用される。例えば、グラビアコート、リバースコ
ート、バーコート、キスコート、ダイコートなどの中か
ら適宜選択される。
【0042】受容層の厚みは特に限定しないが通常1〜
50μm、好ましくは3〜40μm、更に好ましくは5
〜30μm程度が良い。厚みが薄すぎるとインクなどの
吸収能が不足し、厚すぎると塗膜の強度が不足する傾向
になる。
【0043】かくして得られた熱転写受像体はインクな
どの吸収性が極めて優れ、かつインク転写性、鮮明度が
よく、塗膜強度に優れており熱転写受像体として好適に
使用できるものである。
【0044】
【特性の評価方法】本発明の評価方法は次の通りであ
る。
【0045】(1)孔径分布曲線 1万倍で撮影した電子顕微鏡表面写真の孔の部分をマー
キングし、Quant:met−720型イメージアナ
ライザー(イメージアナライジングコンピュータ社製)
を用いて画像処理を行ない各孔径を真円に換算した時の
最小孔径と最大孔径の間を10nm単位で分割し各分割
部における孔の個数を測定した。この測定値から縦軸を
単位面積あたりの孔数、横軸を孔径として孔径分布曲線
を描きピークにおける孔径を求めた。
【0046】(2)孔面積比 上記孔径分布曲線より単位面積あたりの孔の占める面積
を下記式によって算出した。
【0047】
【数1】 i :測定面積内での孔径を10mμ単位で分割した時
の各分割部における平均孔直径 ni :測定面積内での孔径を10mμ単位で分割した時
の各分割部における孔数 A :測定面積
【0048】(3)中心線平均粗さ JIS B−0601−1976に従い、カットオフ
0.25mmで測定した。
【0049】(4)うねり高さ、うねり個数、うねり指
数 断面測定装置PMS−1付走査電子顕微鏡ESM−32
00(エリオニクス社製)を用いて倍率3000倍で観
察した表面の凹凸形状を測定し、その表面粗さ曲線より
高さが0.2μm以上となる山部の最隣接の谷部と谷部
を直線で結んだ時、測定長40μm中における該山部の
個数を測定し、うねり高さ0.2μm以上のうねり個数
とした。また上記表面粗さ曲線よりカットオフ10μm
における中心線平均粗さ(Ra10)、カットオフ1μm
における中心線平均粗さ(Ra1)を求め次式によりう
ねり指数を算出した。
【0050】うねり指数(μm)=Ra10−Ra1 上記うねり個数およびうねり指数は測定点50個の平均
値とした。
【0051】(5)平滑度 旭精工(株)製王研式透気度平滑度試験機(型式KB1
5)で測定した。n=5の平均値で示した。
【0052】(6)印字性 市販のワックス系インクリボンを用いてバーコードプリ
ンタ(オートニクス社製 MKII BC−8)で印字し
た。
【0053】(7)転写面の鮮明度 上記方法によってプリントした印字面の表面を目視で判
定し、転写ぬけ(インクが転写しない部分)の有無、表
面光沢を下記基準で判定した。
【0054】◎:転写ぬけが認められず、表面光沢性に
優れる ○:転写ぬけはないが表面光沢が若干低下している △:目視で判定できる転写ぬけが1〜5個/10cm2
存在し、表面光沢もかなり低下している ×:無数の転写ぬけがあり、表面光沢性も悪い ○以上を合格とした。
【0055】(8)階調性 カラーポイント2(セイコー電子工業(株)製高精細プ
リンタ)を用い付属の8階調のソフト(PALMIX)
で印字テストを行なった。熱転写インクリボンは専用の
CH737(4色、セイコー・アイ・サプライ(株)
製)を用いた。
【0056】○:5階調以上が再現できる △:3階調以上が再現できる ×:階調性がでない
【0057】(9)吸油量 試料10×10cm2 の初期重量をW0 とし、受容層面
に十分量のオレイン酸を浸透させた後、過剰のオレイン
酸を完全に拭きとった後の重量をWとし、次式により吸
油量Q(ml/m2 )を算出する。
【0058】 Q=[(W−W0 )/0.866]×100 ただし0.866はオレイン酸の比重
【0059】(10)塗膜強度 受容層の表面に1mm角のクロスカットを施しニチバン
(株)製“セロテープ”を用いて90゜剥離テストを行
ない多孔質層の残存率から判定した。
【0060】残存率 80以上:○ 残存率 80未満:×
【0061】(11)平均粒子径 COULTER N4型 サブミクロン粒子分析装置
((株)日科機製)を用いレーザーによる光散乱法によ
って粒子直径を求め10回の測定の平均値とした。この
方法によって測定できない場合には20万倍の電子顕微
鏡写真より求めた。
【0062】(12)平均粒子数 前記により求めた平均粒子径aと密度勾配法によって求
めた粒子比重ρよりV重量%の水分散体1ml中に含ま
れる平均粒子数を次式によって求めた。
【0063】
【数2】 (13)比重 フィルムを100×100mm角に切り、ダイアルゲー
ジ(三豊製作所製No.2109−10)に直径10m
mの測定子(No.7002)を取り付けたものにて最
低10点の厚みを測定し、厚みの平均値d(μm)を計
算する。また、このフィルムを直示天秤にて秤量し、重
さw(g)を10−4 gの単位まで読み取る。この時、
比重は次式によって求めた。
【0064】比重=(w/d)×100
【0065】
【実施例】次に実施例により具体的に説明するが、これ
に限定されるものではない。
【0066】実施例1 中心線平均粗さ0.06μm、白色度94%、厚み18
8μm、比重1.40の二軸延伸PETフィルムの片面
に下記の塗剤を乾燥後の厚みが20μmになるように塗
布し、130℃で2分間乾燥させ熱転写受像体を得た。
尚PETフィルムの塗布面は空気中でコロナ放電処理し
たものを用いた。
【0067】[塗剤組成]平均0.2μmのアクリル系
ポリマーエマルジョン(メチルメタクリレート/エチル
アクリレート/アクリル酸(60/35/5重量%)共
重合体)70重量部(固型分重量比)と分岐数珠状コロ
イダルシリカ(例えば日産化学(株)製“スノーテック
ス”UP、平均粒子径0.015μm)30重量部(固
型分重量比)を水で希釈して30重量%の塗剤とした。
この熱転写受像体の特性を表1に示した。表1から明ら
かなように孔径分布曲線における孔径ピーク、0.2μ
m以上の高さをもつうねり個数が本発明の範囲内であ
り、その特性は極めてインクなどの吸収速度が速く、鮮
明度、にじみともに優れた特性を示し、塗膜強度も十分
なものであり、熱転写受像体として優れた特性を示し
た。
【0068】実施例2 実施例1において、中心線平均粗さ0.05μm、白色
度92%、厚み125μm、比重1.35の二軸延伸ポ
リエチレン2,6−ナフタレートフィルムも用いた以外
は同様にして熱転写受像体を得た。この熱転写受像体の
特性を表1に示した。表1から明らかなように孔径分布
曲線における孔径ピーク、0.2μm以上の高さをもつ
うねり個数が本発明の範囲内であり、その特性は極めて
インクなどの吸収速度が速く、鮮明度、にじみともに優
れた特性を示し、塗膜強度も十分なものであり、熱転写
受像体として優れた特性を示した。さらに基材として二
軸延伸ポリエチレン2,6−ナフタレートフィルムを用
いているため、熱収による印字部の平面性の悪化も全く
みられず耐熱性にも優れていることがわかった。
【0069】実施例3 ポリエチレンテレフタレートのチップおよび分子量40
00のポリエチレングリコールをポリエチレンテレフタ
レートの重合時に添加したマスターチップを180℃で
真空乾燥した後に、ポリエチレンテレフタレート89重
量%、ポリエチレングリコール1重量%、ポリメチルペ
ンテン10重量%となるように混合し、270〜300
℃に加熱された押出機Bに供給する。また、平均粒子径
1.0μmの炭酸カルシウムを10重量%含有したポリ
エチレンテレフタレートを上記のように乾燥した後に、
押出機Aに供給する。押出機A、Bより押し出されたポ
リマーをA/B/Aの3層構成となるように積層し、T
ダイよりシート状に成型した。さらにこのフィルムを表
面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化した未延伸フィル
ムを85〜95℃に加熱したロール群に導き、長手方向
に3.4倍延伸し、25℃のロール群で冷却した。続い
て、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持しなが
らテンターに導き、130℃に加熱された雰囲気中で長
手に垂直な方向に3.6倍延伸した。その後テンター内
で230℃の熱固定を行ない、均一徐冷後、室温まで冷
やして巻取り、厚み188μm、比重1.0の白色フィ
ルムを得た。該フィルムの積層構成は、9/170/9
μmであった。上記方法で得られたポリエステルフィル
ムの上に実施例1の塗剤にさらにシリカ粒子(徳山曹達
(株)製“ファインシール” 3.5μm)10重量部
およびスチレン系粒子(三井東圧(株)製“ミューティ
クル” 0.5μm)10重量部を添加した以外は同様
にして本発明の熱転写受像体を得た。尚PETフィルム
の塗布面は空気中でコロナ放電処理したものを用いた。
この熱転写受像体の特性を表1に示した。表1から明ら
かなように孔径分布曲線における孔径ピーク、0.2μ
m以上の高さをもつうねり個数が本発明の範囲内であ
り、その特性は極めてインクなどの吸収速度が速く、鮮
明度、にじみともに優れた特性を示し、塗膜強度も十分
なものであり、熱転写受像体として優れた特性を示し
た。
【0070】実施例4 ポリエチレン2、6−ナフタレート(極限粘度[η]=
0.7)を94重量%、ポリ−4−メチルペンテン−1
(三井石油化学(株))TPX−D820)5重量%、
分子量4000のポリエチレングリコール1重量%の割
合で予めペレタイズした原料を押出機Aに供給し、常法
により295℃で溶融してTダイ3層口金の中央部に導
入した。
【0071】一方、上記ポリエチレン2、6−ナフタレ
ート86重量%に炭酸カルシウム(平均粒径0.8μ
m)を14重量%添加した原料を押出機Bに供給し、常
法により295℃で溶融しTダイ3層口金の両表層にラ
ミネートして、該溶融体シートを表面温度25℃に保た
れた冷却ドラム上に静電荷法で密着冷却固化させた。続
いて該キャストシートを常法に従い長手方向に120℃
に加熱されたロール群を用いて3.5倍に延伸し、25
℃に冷却した。さらに、該延伸フィルムをテンターに導
き125℃に加熱された雰囲気中で幅方向に3.2倍延
伸し、225℃で熱固定を行ない、厚さ100μm、比
重1.0の二軸延伸フィルムを得た。各フィルム層の厚
みは表層6μmずつ、中央層88μmの構成であった。
【0072】こうして得たフィルムにコロナ放電処理を
行い、該処理面上に実施例3と同様にして熱転写受像体
を得た。
【0073】この熱転写受像体の特性を表1に示した。
表1から明らかなように、その特性はドット再現性、イ
ンク転写性が良好で鮮明性、階調性とも優れた特性を示
し、熱転写受像体として優れた特性を示した。
【0074】さらに基材として二軸延伸ポリエチレン
2,6−ナフタレートフィルムを用いているため、熱収
による印字部の平面性の悪化も全くみられず耐熱性にも
優れていることがわかった。
【0075】比較例1、比較例2 実施例1の塗剤において分岐状数珠状コロイダルシリカ
に代えて平均粒径0.016μmの球状コロイダルシリ
カ(比較例1)、平均粒径0.18μmの球状コロイダ
ルシリカ(比較例2)を用いた以外は同様にして熱転写
受像体を得た。表1、表2に示す通り比較例1ではうね
り個数が1であり鮮明性が劣り、比較例2においては孔
が形成されず、吸油量が不足し吸収速度、鮮明性の点で
劣るものであった。
【0076】実施例5、実施例6、比較例3、比較例4 実施例1の塗剤においてアクリル系ポリマーエマルジョ
ンおよび分岐状数珠状コロイダルシリカの平均粒子径、
固型分配合比を変えた以外は同様にして表2に示す特性
を持つ熱転写受像体を得た。ピーク孔径が本発明の範囲
にあるものはいずれも良好な特性を示した。特にうねり
指数、孔面積比、表面粗さ、真円度が特定の範囲にある
ものは特に優れた特性を示した。
【0077】一方ピーク孔径が本発明の範囲を越えるも
の(比較例3)、うねり個数が本発明の範囲に満たない
もの(比較例4)は鮮明性が劣るなどの欠点を有したも
のであった。
【0078】
【表1】
【表2】
【0079】
【発明の効果】本発明は基材の少なくとも片面にインク
受容層を設けた積層フィルムにおいて、特定の受容層を
適用することにより良好な熱転写印字性を有し、かつイ
ンク吸収性が良好で、鮮明性や表面光沢に優れた熱転写
受像体を得たものである。
【0080】かくして得られた本発明の熱転写受像体は
優れた特性を有するので、昇華型を含む感熱インク受容
体、電子写真トナー受容体、ファブリックリボンインク
受容体などの他のインクやトナー受容体としても適用す
ることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片面に受容層を被覆し
    てなる熱転写受像体において、該受容層の孔径分布曲線
    におけるピーク孔径が0.06〜2.0μmであり、か
    つ該受容層表面は高さ0.2μm以上のうねりが5個/
    40μm以上であり、かつ平滑度が100秒以上であ
    り、該受容層の吸油量が1ml/m2 以上であることを
    特徴とする熱転写受像体。
  2. 【請求項2】 受容層が孔面積比20〜85%であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の熱転写受像体。
  3. 【請求項3】 受容層表面がうねり指数0.035〜
    0.3μmであることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の熱転写受像体。
  4. 【請求項4】 受容層表面が中心線平均粗さ0.5μm
    以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の熱転写受像体。
  5. 【請求項5】 受容層が貫通孔した空孔を有し、かつ表
    面から観察される空孔の真円度が1〜5の範囲であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    熱転写受像体。
  6. 【請求項6】 受容層が水分散性ポリマと数珠状に連結
    および/または分岐した形状のコロイダルシリカとの混
    合物を主成分とする層であることを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれかに記載の熱転写受像体。
  7. 【請求項7】 基材がポリエステルフィルムであること
    を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の熱
    転写受像体。
  8. 【請求項8】 基材が白色ポリエステルフィルムである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    の熱転写受像体。
  9. 【請求項9】 基材が見かけ比重0.4以上1.3以下
    の白色ポリエステルフィルムであることを特徴とする請
    求項8記載の熱転写受像体。
  10. 【請求項10】 基材が一方の面に受容層を有し、他方
    の面に帯電防止層を有することを特徴とする請求項1〜
    請求項9のいずれかに記載の熱転写受像体。
  11. 【請求項11】 基材がポリエチレン2、6−ナフタレ
    ートであることを特徴とする請求項1〜請求項10のい
    ずれかに記載の熱転写受像体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849447A (en) * 1995-12-18 1998-12-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Recording paper and recording method using the same
JP2009056639A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Fujifilm Corp 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2009056597A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Fujifilm Corp 感熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2014198426A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 大日本印刷株式会社 熱転写受像シートおよびその製造方法

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