JPH072329Y2 - 自動車用防音構造体 - Google Patents

自動車用防音構造体

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JPH072329Y2
JPH072329Y2 JP1987065553U JP6555387U JPH072329Y2 JP H072329 Y2 JPH072329 Y2 JP H072329Y2 JP 1987065553 U JP1987065553 U JP 1987065553U JP 6555387 U JP6555387 U JP 6555387U JP H072329 Y2 JPH072329 Y2 JP H072329Y2
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JP
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asphalt
layer
foam
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vehicle body
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和文 横山
敬一郎 田畑
勝治 里内
克彦 井上
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Bridgestone Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用防音構造体に関し、さらに詳しくは
自動車のダッシュパネル、フロアパネル、タイヤハウ
ス、後部荷物室等に、騒音を防止する目的で内装一般に
使用され、車室外から透過してくる音、もしくは車体パ
ネルから発生する音を遮断し、かつ軽量にて表面フラッ
ト性の高い自動車用防音構造体に関する。
[従来の技術] 従来の自動車用防音構造体としては、例えば第5図に示
すようなものがある。これはフロア部分の防音に用いる
フロアインシュレーターの断面形状を示すもので、10は
車体パネルで、通常アスファルトシートよりなる制振材
20が溶着されている。30はフェルト等よりなる吸音材
層、40はカーペットよりなる表面遮音層で、通常、表面
遮音層40の裏面には、カーペットの成形性と、質量付加
のために熱可塑性樹脂が裏打ちされている。当該フェル
ト等の吸音材層30とカーペット層40とは一般的には接着
手段等にて結合されている。
他の例として第6図にダッシュインシュレーターの断面
形状を示す。ダッシュインシュレーターの場合、吸音材
層30としてフェルト、表面遮音層40としてPVCシート等
が多く用いられ、この場合も一般的には吸音材層30と表
面遮音層40とは接着手段等にて結合されている。
フロアインシュレーター及びダッシュインシュレーター
のいずれにおいても、アスファルトシート等の制振材20
は、車体パネルの制振処理に用いられ、吸音材層30と一
体となったカーペットあるいはPVCシート等の表面遮音
層40は遮音構造体として用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の自動車用防音構造体に
あっては、車体パネルの制振に用いられるアスファルト
系制振材と、フェルトとカーペットあるいはPVCシート
とが一体となったインシュレーターは、制振と遮音の機
能を別個に有するもので、自動車組立てラインでも別工
程にて取付けられており、工数がかかるという問題があ
った。
アフファルト系制振材は、安価な制振材ではあるが、重
量が重く、さらにダッシュパネルのような、たて壁面に
は溶着が十分に行なえないという問題があった。
さらに、フェルト等の吸音材では、車体パネルに密着し
て、車体パネルの凹凸を十分に吸収しうる成型型をもた
せることができず、この結果防音性能の低下をきたし、
また表面平滑性がでず、特にフロアインシュレーターの
場合、外観品質、フラット性フィーリング等の品質を低
下させる問題があった。
特に、制振材の溶着、貼付が難しい車体パネル部分に対
しては、フェルト等の吸音材、表面遮音層のみでは十分
な防音対策が難しいという問題があった。
[考案の目的] そこで本考案の目的は軽量にて、フラット性の高い、か
つ防音効果の大きな自動車用防音構造体を提供すること
にある。
また本考案の他の目的は重いアフファルト系制振材の除
去、あるいは薄肉化をはかることができ、車体重量の軽
減をおこなうことができる自動車用防音構造体を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る自動車用防音構造体は、自動車の車体パネ
ルに取り付ける防音・防振材として、 第1層:車体パネルの形状に沿って敷設されたアスファ
ルトシートで形成された制振材、 第2層:車体パネルのリブ形状に沿った形に成型された
アスファルトとポリオール・イソシアネートからなるプ
レポリマーによるアスファルト−ウレタン一体発泡体、 第3層:フェルト或いはウレタンフォームの細片を固め
たもので形成された吸音材層、 第4層:表面遮音層、 の各層を順次積層させた構造を有すること、を特徴とす
る。
本考案の好ましい実施態様としては、アスファルト−ウ
レタン一体発泡フォーム層が、アスファルト−ウレタン
一体発泡フォームのスラブ品を加熱し、そのプレスにて
型付け、成型して得られたものであることであり、より
好ましくはアスファルト−ウレタン一体発泡フォームの
スラブ品(平物)を事前に加熱し、車体パネル形状に加
工した金型にてコールドプレスすることにより得ること
である。この手段においては、一般的には200℃程度に
加熱し、1分程度の加圧にて所定形状に成型しうる。ま
た、ホットプレスにて、加熱、成型を同時に行うことも
できる。
また本考案の他の実施態様としては、アスファルト−ウ
レタン一体発泡フォーム層が、アスファルト−ウレタン
一体発泡フォームをモールド型内に注入、発泡して成型
して得られたものであることである。
[作用] 従来の自動車用防音材の構造では、車体パネルに溶着し
たアフファルトシート等の制振材及び平物の吸音材層、
表面遮音層を用いているため、車体パネルに形成された
リブ構造の凹凸を吸収することができず、防音性能の低
下、フロアフラット性の低下等の問題をかかえていた
が、本考案に係るアスファルト−ウレタン一体発泡フォ
ームを車体パネル形状に成型して、車体パネルに密着さ
せ、当該成型アスファルト−ウレタン一体フォーム層上
に吸音材層、さらに表面遮音層を積層することにより、
軽量にて、フラット性の高い、かつ防音効果の大きな自
動車用防音構造体を形成することができる。
さらに、アスファルト−ウレタン一体発泡フォームを車
体パネルに接設して用いるため、重いアスファルト系制
振材の除去、あるいは薄肉化をはかり、車体重量の軽減
をはかることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の参考例を示す要部断面図である。
同図において、1は自動車の車体パネルで、凹凸1Aのリ
ブ形状を有している。5は車体パネル1のリブ形状の凹
凸1Aに沿うように成型されたアスファルト−ウレタン一
体発泡フォームで車体パネル1に接設されている。
3は、アスファルト−ウレタン一体発泡フォーム層5の
車室内側にあって、アスファルト−ウレタン一体発泡フ
ォーム層5に接着された吸音材層で、通常、フェルトあ
るいはウレタンフォーム細片を固めたものからなってい
る。
4は表面遮音層で、フロアインシュレーターの場合、熱
可塑性樹脂層を裏打ちしたカーペットが用いられ、ダッ
シュインシュレーターの場合は、表面遮音層としてPVC
シートが多く用いられている。
吸音材層3と本考案に係るアスファルト−ウレタン一体
発泡フォーム層5の接着はアスファルト−ウレタン一体
発泡フォームを加熱、圧着、成型する時に吸音材層3と
接着してもよく、あるいは成型後に接着してもよい。さ
らにのアスファルト−ウレタン一体発泡フォームをモー
ルド型にて注入発泡する場合、吸音材層3をモールド中
に設置し、注入発泡と同時に接着することができる。
次に第2図に基き、本考案の実施例を説明する。同図は
本考案の実施例を示す要部断面図である。
この実施例は、車体パネル1にアスファルトシート等よ
りなる制振材2を溶着したものである。アスファルト−
ウレタン一体発泡フォーム層5は車体パネル1のリブ形
状凹凸に1A沿い、パネル内面を充填するように成型され
ている。3は吸音材層、4は表面遮音層である。
本実施例の場合、制振材2と、アスファルト−ウレタン
一体発泡フォーム層5により、高度の制振性能を車体パ
ネル1に付与することができる。かつ、この構造では、
従来厚く溶着していたアスファルトシート等の制振材の
除去又は薄肉化をはかることができ、全体としての重量
軽減に寄与することができる。
以上の実施例で用いられるアスファルト−ウレタン一体
発泡フォームはアスファルトの制振性を利用した制振吸
音フォームである。アスファルトを用いた制振・吸音フ
ォームとしては、これ以外にアスファルト含浸タイプフ
ォームがあるが、加熱成型する場合、アスファルト−ウ
レタン一体発泡フォームの方が成型が良好である。
以下に発泡タイプと含浸タイプの各フォームの製造方法
と中低周波域の吸音性能等について説明する。
発泡タイプはアスファルト・水エマルジョンと水溶性プ
レポリマーなどよりなる一体発泡体(特開昭61-237630
号参照:本考案に対する比較例)、あるいはアスファル
トとポリオール・イソシアネートからなるプレポリマー
などよりなる一体発泡体(本考案)であり、前者は低周
波の吸音に関連する通気性能は約70cc/cm2/sec程度と高
く、このため低周波の吸音性能が悪い(第3図の曲線A
参照)。後者は通気性能が10cc/cm2/sec以下であり、低
通気性である。このため前者より低周波の吸音性能が非
常に良くなっている(第3図の曲線B参照)。
一方含浸タイプはウレタンフォームに後処理することに
よりアスファルトを含浸させたもの(実開昭61-16950号
参照:本考案に対する比較例)で、含浸タイプのアスフ
ァルト入りポリウレタンフォームはアスファルトを含浸
させるために通気性が高く、約100cc/cm2/sec以上の値
を示す。そのため低通気性の発泡タイプのアスファルト
入りポリウレタンフォームよりも低周波の吸音性能が悪
い(第3図の曲線C参照)。
ここで通気性はJIS L−1004フラジール型試験機で測定
される。通気性の値は同一材質でも厚さが異なれば異な
る。本考案においてはすべての材質を厚さ10mmにして測
定した数値を用いた。例えば一般のポリウレタンフォー
ムの通気性は40〜120cc/cm2/secである。アスファルト
入りポリウレタンフォームの通気性と吸音率は相関があ
り、通気性の低いものほど低周波の吸音性能がよい。
発泡タイプであろうと含浸タイプであろうとアスファル
ト入りポリウレタンフォームを用いることにより従来構
造より遮音性能はよくなるが、含浸タイプは通気性が高
く、低周波の吸音性能が悪いのに対し、発泡タイプは通
気性が比較的小さく低周波の吸音性能は良くなっている
が、特に本考案に係るアスファルトとポリオール・ポリ
イソシアネートからなるプレポリマーによるアスファル
ト−ウレタン一体発泡体は低周波の吸音性能が極めて良
好となる。
一方制振性能については発泡タイプ、含浸タイプともア
スファルトを使用しているのでほぼ同一である。しかし
発泡タイプにあっては気泡の構造をコントロールするこ
とができるのでより通気性を低下させることが可能であ
り、より大きく遮音性能を向上させることができる。
本考案に用いられるアスファルト−ウレタン一体発泡フ
ォームは、以下のものを用いることも好ましい。即ち、
分子中に少なくとも2個以上の水酸基を有し、かつアス
ファルトを予め乳化分散してなるポリアルキレンポリオ
ールと、イソシアネート基を2個以上有するポリイソシ
アネートを触媒、発泡剤と共に型内に注入し、反応せし
めて得られたものである。
アスファルトとポリオールの乳化物を製造するのに用い
られるポリオールとしては、一般的なポリエーテル系ポ
リウレタンフォームを作る場合に用いられるポリアルキ
レンポリオールが成形性とコストの面から好ましく用い
られる。これらのポリアルキレンポリオールとしては、
例えば多価アルコールやアミン化合物にアルキレンオキ
サイドを付加重合したものが用いられる。
多価アルコールとしては、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールジエチレ
ングリコール等の2価アルコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン等の3価のアルコール、ペンタエリス
リトール、ソルビトール、ショ糖等の4価以上のアルコ
ールが挙げられる。アミン化合物としては、例えばエチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ポリ
アミン類、フェニレンジアミン、トリレンジアミン等の
芳香族ポリアミン類、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールア
ミン類等が挙げられる。
アルキレンオキサイドとしては、例えばエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等が
挙げられ、これらの中でエチレンオキサイド及びプロピ
レンオキサイドが好ましく用いられる。
ポリオールとしては、成形性、キュア性の面からエチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの両方を用い、末
端に1級OHを有する分子量3000〜5000の3官能ポリエー
テルポリオールが好ましい。
又、これらのポリオールに微粒子状に分散されるアスフ
ァルト成分としては、ストレートアスファルト、ブロー
ンアスファルト、セミブローンアスファルト、カットバ
ックアスファルト等が用いられる。
ポリアルキレンポリオールとアスファルトの比率は、10
0:10〜200(重量比)が好ましく、得られるモールドフ
ォームの音振特性から100:50〜150がより好ましく、乳
化分散されるアスファルト含有量が多くなる程、フォー
ムのダンピング特性は向上する。
ポリアルキレンポリオールとアスファルトの乳化法は限
定されないが、界面活性剤を用いた乳化分散法が好まし
い。例えば約100℃に加熱したポリアルキレンポリオー
ルにHLB13〜18の範囲にある界面活性剤を添加し、次い
で100〜200℃で加熱溶融したアスファルトをホモジナイ
ザー等の攪拌機を用いて乳化分散させる方法が好まし
い。
ポリアルキレンポリオール中に乳化分散されたアスファ
ルト微粒子の粒径は2〜50μmが好ましく、より好まし
くは5〜20μmがよい。モールド面その他へのアスファ
ルトブリーディングによる汚染を防ぐことができるから
である。
上記の方法で得られたアスファルト分散ポリアルキレン
ポリオールを型内で発泡成形させるには、アスファルト
分散ポリオールとイソシアネート基を2個以上有するポ
リイソシアネートを触媒、発泡剤等と共に混合攪拌して
型内に注入すればよい。
ここに用いられるポリイソシアネートとしては、トリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト等の芳香族ポリイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等
の脂環式ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等の脂肪族ポリイソシアネート、あるいはこれ
らのポリイソシアネートの変性物及びこれら2種以上の
併用も可能である。
その他、発泡成形に際して添加できる成分としては、一
般的なポリウレタンフォームを製造する場合に用いられ
る各種成分、例えばアミン系触媒及び錫系の触媒、発泡
剤としての水及びフレオン、又フォームセルをコントロ
ールするためのシリコン系の界面活性剤等が挙げられ
る。更に必要に応じて無機の充填剤、難燃剤等を添加す
ることもできる。尚、本考案においては必要に応じて本
考案層以外の第三の層を設けてもよい。
[実施例] 次に従来の構成の防音構造体と本実施例の防音構造体の
防音効果の比較実験を行った結果を示す。
従来例として、第5図に示す構造のフロアインシュレー
ターを想定した積層体を用いた。車体パネル10に相当す
るものとして0.8t鉄板を用い、これに4mm厚アスファル
ト系制振材20を溶着した。吸着材層30としてはレジンフ
ェルトで厚み15mmのものを用いた。表面遮音層40として
は、ポリエチレン樹脂層を裏打ちしたカーペットを用い
た。
これに対し、本実施例による防音構造体としては第2図
に示す積層体を用いた。車体パネル1は従来例と同じく
0.8t鉄板で、2はこれに溶着された2mm厚アスファルト
系制振材である。5は鉄板1のリブ形状に凹凸1Aに沿う
ように成型したアスファルト−ウレタン一体発泡フォー
ム層で10mmスラブ品を200℃にて加熱し、その後プレス
にて所定形状に成型したものである。3は吸音材層とし
てのレジンフェルトで、4は従来構造体と同じくポリエ
チレン樹脂を裏打ちしたカーペットである。
防音効果の評価に際しては、各々のベース鉄板(第5図
の10、第2図の1)に振動を加え、各試料から発生する
固体音の発生音圧レベルを測定した。この結果を第4図
に示す。発生音圧レベルが低いほど効果良好であること
を考えると、本考案の実施例は、従来構造の比較例より
防音効果にすぐれている。
又、一方、鉄板を除いた防音材の単位面積当りの重量は
比較例にて7.6kg/m2、実施例にて5.6kg/m2となり、本実
例は約2kg/m2の重量軽減となっている。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、車体パネルのリ
ブ形状に沿った形にアスファルトとウレタンを一体発泡
させて得られたアスファルト−ウレタン一体発泡フォー
ム層を前記車体パネルに接設し、該一体発泡フォーム層
上に吸音材層、表面遮音層を順次積層させた構造を有す
るため、軽量にて、フラット性の高い、かつ防音効果の
大きな自動車用防音構造体を形成することができる。更
に、本考案では、第2層に配置されるアスファルト−ウ
レタン一体発泡体に、車体パネルのリブ形状に沿った形
に成型されたアスファルトとポリオール・ポリイソシア
ネートからなるプレポリマーにより形成されるものを利
用するので、第3図の曲線Bで示すように、ウレタンフ
ォームにアスファルトを含浸させたタイプのアスファル
ト−ウレタン発泡体、及びアスファルト・水エマルジョ
ンと水溶性プレポリマーよりなる一体発泡体と比較し
て、低周波数領域での防音性能が特に良好であり、従っ
て、第1層として用いられるアスファルトシートで形成
される制振材の量を著しく低下させることが可能とな
り、車体重量の軽減化に益するところ大であり頭記した
課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の参考例を示す要部断面図、第2図は
本考案の実施例を示す要部断面図、第3図は周波数と垂
直入射吸音率の関係を示すグラフで、曲線Bが本考案、
曲線A及びCが比較例、第4図は音圧レベルの測定結果
を示すグラフ、第5図及び第6図は従来例を示す要部断
面図である。 1:車体パネル 2:制振材 3:吸音材層 4:表面遮音層 5:アスファルト−ウレタン一体発泡フォーム層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車体パネルに取り付ける防音・防
    振材として、 第1層:車体パネルの形状に沿って敷設されたアスファ
    ルトシートで形成された制振材、 第2層:車体パネルのリブ形状に沿った形に成型された
    アスファルトとポリオール・イソシアネートからなるプ
    レポリマーによるアスファルト−ウレタン一体発泡体、 第3層:フェルト或いはウレタンフォームの細片を固め
    たもので形成された吸音材層、 第4層:表面遮音層、 の各層を順次積層させた構造を有する自動車用防音構造
    体。
JP1987065553U 1987-04-28 1987-04-28 自動車用防音構造体 Expired - Lifetime JPH072329Y2 (ja)

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JPS63171257U JPS63171257U (ja) 1988-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116950U (ja) * 1984-07-05 1986-01-31 河西工業株式会社 自動車用インシユレ−タダツシユ
JPS61237630A (ja) * 1985-04-15 1986-10-22 林テレンプ株式会社 自動車用サイレンサ−

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