JPH0723284A - 自動画質調整装置 - Google Patents

自動画質調整装置

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JPH0723284A
JPH0723284A JP5190963A JP19096393A JPH0723284A JP H0723284 A JPH0723284 A JP H0723284A JP 5190963 A JP5190963 A JP 5190963A JP 19096393 A JP19096393 A JP 19096393A JP H0723284 A JPH0723284 A JP H0723284A
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Munenori Kobayashi
宗徳 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1画面中に高輝度部分あるいは低輝度部分があ
っても白つぶれ又は黒つぶれにならないように、高輝度
または低輝度部分の明るさを補正することができる自動
画質装置を提供する。 【構成】1画面分を複数の領域に分割し、各領域毎にデ
ィジタル映像信号の累算データを形成するモニタ回路
と、前記累算データと上下しきい値とを比較し、差分に
応じた所定のオフセット値及び係数値を算出するオフセ
ット係数発生手段と、ディジタル映像信号を遅延させる
ディレイ回路と、前記オフセット値及び係数値に応じ
て、ディジタル映像信号の低域周波数成分がレベルシフ
トされると共に高域周波数成分が強調されるディジタル
映像信号を出力するコントラスト制御回路と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像のディジタル信号
処理回路に関し、特にビデオカメラ、テレビ、VTR等
の映像機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号処理における自動的な画
質調整の一例として、ビデオカメラのオートアイリス調
整があげられる。特に昨今の映像信号処理にはディジタ
ル信号処理が採用され、ビデオカメラのオートアイリス
調整にもディジタル処理が採用されるようになってい
る。
【0003】従来のディジタルカメラにおけるオートア
イリス調整装置を、図面を参照して説明する。図6は従
来のディジタルビデオカメラのオートアイリス調整装置
の構成図、図7は従来のディジタルビデオカメラのオー
トアイリス装置の動作を説明する図で、撮像される2次
元画像を9A〜9Iの9個の領域に分割している。
【0004】従来のディジタルカメラのオートアイリス
装置は、撮像素子30、アイリス装置31、入力アンプ
32、A/Dコンバータ33、加算器34、水平方向の
カウンタ35(以下「Hカウンタ」ともいう)、垂直方
向のカウンタ36(以下「Vカウンタ」ともいう)、デ
コーダ37、ラッチ38、マイコン39、データラッチ
40、3つのレジスタ41A、41B、41C、3つの
ゲート42A、42B、42Cにより構成される。
【0005】撮像素子30の出力は、入力アンプ32に
供給され所定のレベルに増幅され、そして、A/Dコン
バータ33に供給され、例えば1サンプル8ビットの映
像信号に変換される。A/Dコンバータ33の出力であ
る8ビット映像信号は、加算器34に供給され、この加
算器34の出力は、データラッチ40と3つのレジスタ
41A、41B、41Cに供給される。レジスタ41
A、41B、41Cの出力は、それぞれ3つのゲート4
2A、42B、42Cに供給され、このゲート42A、
42B、42Cの出力は、加算器34に供給され、デー
タラッチ40の出力はラッチ38に供給される。
【0006】レジスタ41Aは図6における領域9A、
9D、9Gのそれぞれの領域内に含まれる画像データの
加算出力を格納するためのレジスタであり、同様にレジ
スタ41Bは、領域9B、9E、9Hに関し、レジスタ
41Cは、領域9C、9F、9Iに関する。
【0007】水平方向の画素数を計数するHカウンタ3
5及び垂直方向のライン数を計数するVカウンタ36の
出力は、デコーダ37に供給される。デコーダ37よ
り、データラッチ40をリセットするためのクリアパル
スがデータラッチ40に供給され、3つのレジスタ41
A、41B、41Cにそれぞれ制御パルスが供給され、
3つのゲート42A、42B、42Cにそれぞれゲート
パルスが供給され、ラッチ38にラッチパルスが供給さ
れる。
【0008】ラッチ38の出力である各領域毎の加算出
力すなわち各領域毎の平均値データは、マイコン39に
供給され、所定のプログラムに従ったデータ処理がなさ
れ、アイリスコントロール信号をアイリス装置31に供
給する。アイリス装置31は、マイコン39の出力であ
るアイリスコントロール信号に従って絞りを調整する。
【0009】上述のブロック毎の平均値データの形成に
ついて詳述する。A/Dコンバータ33から、画像の水
平走査に従って第1ライン、第2ライン、と順次映像信
号が出力されると、加算器34によって各ラインの各領
域ごとの累算が行われる。領域9Aの第1ラインの累算
結果は、レジスタ41Aに格納され、次にデータラッチ
40がデコーダ37のクリアパルスによりリセットされ
てから、同様の動作により、領域9Bの第1ラインの累
算結果がレジスタ41Bに格納され、更に同様に領域9
Cの第1ラインの累算結果がレジスタ41Cに格納され
る。
【0010】第2ラインの累算の場合、領域9A内で
は、ゲート42Aがオンされ、レジスタ41Aのデータ
が加算器34に供給され、領域9A内の第1ラインの累
算結果に対して第2ラインのデータが更に累算される。
同様にして、領域9B内では、ゲート42Bがオンさ
れ、レジスタ41Bのデータが加算器34に供給され、
領域9B内の第1ラインの累算結果に対して第2ライン
のデータが更に累算される。同様に領域9C内では、ゲ
ート42Cがオンされ、レジスタ41Cのデータが加算
器34に供給され、領域9C内の第1ラインの累算結果
に対して第2ラインのデータが更に累算される。
【0011】第3ライン以後も同一の動作が繰り返さ
れ、領域9A内最終ラインの累算が終わった時点のタイ
ミングにおいて、データラッチ40に領域9A内の全て
のデータが累算された結果が形成され、このタイミング
においてデコーダより発生されるラッチパルスにより、
ラッチ38に領域9A内のデータの累算結果が格納され
る。更にラッチ38に格納されたデータはマイコン39
に供給される。以後同一の動作により、領域9B、9C
のそれぞれの累算結果も所定のタイミングでデータラッ
チ40に形成される事になり、ラッチ38を介してマイ
コン39に供給される。
【0012】領域9A、9B、9Cに関して累算が終了
すると、これと同様の動作が、領域9D、9E、9Fに
関して繰り返され、その次に領域9G、9H、9Iに関
して繰り返される。
【0013】以上により、従来のディジタルビデオカメ
ラは画面の各領域の状態に応じて、マイコン39により
最適のアイリスコントロール信号が出力され、アイリス
装置においてアイリスが調整され、画質は自動的に調整
される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の画
質自動調整装置であるオートアイリス調整装置にあって
は、画面を複数領域に分割し、各々の領域の平均値によ
って画面全体の状態を判断して絞りの調整を行ってい
る。しかし、この場合1画面全体について絞り値が一定
となるので、1画面中に高輝度部と低輝度部が混在する
時には、高輝度部分または低輝度部分のどちらか一方も
しくはその両方について絞り値が最適とならない場合が
あった。したがって、上記高輝度または低輝度部分中の
コントラストが充分とれずに、高輝度部では白つぶれ、
低輝度部では黒つぶれとなってしまう恐れがあった。
【0015】したがって、本発明の目的は、1画面中に
高輝度部分あるいは低輝度部分があっても白つぶれ又は
黒つぶれにならないように、高輝度または低輝度部分の
明るさを補正することができる自動画質装置を提供する
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディジタル映
像信号の1画面分を複数の領域に分割し、各領域内に含
まれる画像データを累算することによって各領域毎に累
算データを形成し、この累算データを出力するモニタ回
路と、上しきい値を入力する上しきい値入力端子と、下
しきい値を入力する下しきい値入力端子とを有し、前記
モニタ回路から出力された前記領域毎の累算データと前
記上しきい値及び下しきい値とを比較し、差分に応じた
所定のオフセット値及び係数値を算出し、該オフセット
値及び係数値を出力するオフセット係数発生手段と、前
記モニタ回路及び前記オフセット係数発生手段が演算を
行う間、前記ディジタル映像信号を遅延させるディレイ
回路と、前記ディレイ回路によって遅延されたディジタ
ル映像信号の低域周波数成分に前記オフセット値を加算
すると共に、前記ディレイ回路によって遅延されたディ
ジタル映像信号の高域周波数成分に前記係数値を乗算
し、前記オフセット値及び係数値に応じて、前記低域周
波数成分がレベルシフトされると共に前記高域周波数成
分が強調されるディジタル映像信号を出力するコントラ
スト制御回路と、を備えることを特徴とする自動画質調
整装置を提供する。
【0017】また、本発明は、前記オフセット係数発生
手段が、前記モニタ回路の出力が前記上しきい値より大
きいか、あるいは、前記モニタ回路の出力が前記下しき
い値より小さいかを比較演算するためのコアリング手段
と、前記コアリング手段の出力に基づいて、映像レベル
を補正するための所定のオフセット値を発生するオフセ
ット発生手段と、前記コアリング手段の出力に基づい
て、高域周波数成分を強調するための所定の係数値を発
生する係数発生手段と、を備えることを特徴とする自動
画質調整装置を提供する。
【0018】さらに本発明は、前記コントラスト制御回
路が、前記ディレイ回路から入力されたディジタル映像
信号の低域周波数成分を抽出する低域周波数成分抽出手
段と、該ディジタル映像信号の高域周波数成分を抽出す
る高域周波数成分抽出手段と、前記低域周波数成分抽出
手段の出力と前記オフセット値とを加算する第1加算器
と、前記高域周波数成分抽出手段の出力と前記係数値と
を乗算する乗算器と、記第1加算器の出力と前記乗算器
の出力とを加算する第2加算器と、を備えることを特徴
とする自動画質調整装置を提供する。
【0019】そして、本発明は、前記オフセット係数発
生手段と前記コントラスト制御回路との間に水平垂直低
域周波数成分抽出手段を有し、前記水平垂直低域周波数
成分抽出手段が、前記オフセット係数発生手段から出力
される前記オフセット値及び前記係数値に対して、画面
の水平方向及び垂直方向におけるそれぞれの値の低域周
波数成分を抽出することを特徴とする自動画質調整装置
を提供する。
【0020】
【作用】本発明は、一つの画面を複数の領域に分割し、
各々の領域ごとに明るさの平均値を算出し、明るすぎる
領域は明るさを抑制し、暗すぎる領域は明るくしてコン
トラストを調整し、領域ごとに白つぶれ又は黒つぶれを
防止している。さらに、明るすぎる領域又は暗すぎる領
域における高周波成分を増幅して画像の輪郭補正を行い
この領域の画質の向上を図っている。
【0021】そして、第2の実施例において、HV−L
PFを追加することによって、各領域の境界でコントラ
ストが急激に変化しないように、境界付近のコントラス
トをなめらかに変化させている。
【0022】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施例の構成図、
図2は本実施例のコントラスト制御回路の実施例の構成
図、図3は本実施例のオフセット係数発生手段の実施例
の構成図、図7は本実施例の動作を説明する図で、例え
ば、撮像される2次元画像を9A〜9Iの9個の領域に
分割している。
【0023】本実施例は、図1に示すように、モニタ回
路1、オフセット係数発生手段2、ディレイ回路3、コ
ントラスト制御回路4、映像信号入力端子6、上しきい
値入力端子7、下しきい値入力端子8、映像信号出力端
子9より構成され、本実施例のコントラスト制御回路4
は、図2のように、低域周波数成分抽出手段10(以下
「LPF」ともいう)、高域周波数成分抽出手段11
(以下「HPF」ともいう)、第1加算器12、第2加
算器14、乗算器13より構成され、本実施例のオフセ
ット係数発生手段2は、図3のように、コアリング手段
20、オフセット発生手段21、係数発生手段22より
構成される。
【0024】映像信号入力端子6に入力されたディジタ
ル映像信号YIはモニタ回路1及びディレイ回路3に供給
され、モニタ回路1では、例えば図7に示すように、1
画面を9A〜9Iの9つの領域に分割した各々の領域内
の累算データを算出する。
【0025】本発明の実施例の映像信号入力端子6は従
来例のA/Dコンバータ33出力即ち加算器34の入力
に対応するが、入力信号はビデオカメラに限定されずテ
レビ又はVTR等のビデオ信号でもディジタル映像信号
であれば利用可能である。
【0026】本実施例のモニタ回路1は1画面を複数の
領域に分割し、各領域に含まれる画像データを領域毎に
累算する回路なので、従来例では、加算器34、Hカウ
ンタ35、Vカウンタ36、デコーダ37、データクラ
ッチ40、レジスタ41A、41B、41C、ゲート4
2A、42B、42Cに対応する。
【0027】モニタ回路1の出力MOUTと上しきい値入力
端子7に入力される上しきい値HIと下しきい値入力端子
8に供給される下しきい値LOは、図3に示すオフセット
係数発生手段2の中のコアリング手段20に供給され、
モニタ回路1の出力である9A〜9Iの累算データMOUT
と上しきい値HI及び下しきい値LOが比較される。コアリ
ング手段20の出力はオフセット発生手段21と係数発
生手段22に供給される。
【0028】コアリング手段20は、例えば、好適な実
施例を挙げれば、図4に示すように、減算器50、5
1、NORゲート52、ANDゲート53、加算器54
から構成され、モニタ回路1の出力MOUTと上しきい値入
力端子7は、減算器50に接続され、モニタ回路1の出
力MOUTと下しきい値入力端子8は、減算器51に接続さ
れ、減算器50の出力はNORゲート52に供給され、
減算器51の出力はANDゲート53に供給され、NO
Rゲート52とANDゲート53の出力は、加算器54
に供給される構成となっている。
【0029】オフセット発生手段21は、例えば、RO
Mで構成され、コアリング手段20の出力において、あ
る領域の累算データが上しきい値HIよりも大きい場合
は、その差に応じた所定のマイナスのオフセット値OFを
発生し、ある領域の累算データが下しきい値LOより小さ
い場合は、その差に応じた所定のプラスのオフセット値
OFを発生し、その他の場合はオフセット値OFとして0を
発生する。係数発生手段22は、例えば、ROMで構成
され、前記コアリング手段20の出力において、ある領
域の累算データが上しきい値HIよりも大きいまたは下し
きい値LOよりも小さい場合、その差に応じた所定の係数
CEを発生し、その他の場合は、係数CEとして1を発生す
る。
【0030】ディレイ回路3に供給されたディジタル映
像信号YIは、ディジタル映像信号YIがモニタ回路1に入
力されてからオフセット係数発生手段2より出力される
までと同一の時間、入力信号が遅延される。
【0031】図2に示すように、ディレイ回路3の出力
DYと前記オフセット係数発生手段2の出力のオフセット
値OFと係数CEはコントラスト制御回路4に供給される。
コントラスト制御回路4のLPF10とHPF11には
ディレイ回路3の出力DYが供給され、LPF10はディ
レイ回路3の出力の低域周波数成分をHPF11は高域
周波数成分をそれぞれ抽出する。
【0032】入力映像信号の低域周波数成分であるLP
F10の出力とオフセット係数発生手段2の出力のオフ
セット値OFは第1加算器12に供給され加算される。入
力映像信号の高域周波数成分であるHPF11の出力と
オフセット係数発生手段2の出力の係数CEは乗算器13
に供給され乗算される。第1加算器12の出力と乗算器
13の出力は第2加算器14に供給され加算される。コ
ントラスト制御回路4の出力は映像信号出力端子9を介
して出力される。
【0033】例えば図7において、領域9Aが明るす
ぎ、領域9Iが暗い場合、即ち領域9Aの累算データが
上しきい値HIより大きく、領域9Iの累算データが下し
きい値LOより小さい場合、オフセット係数発生手段2
は、領域9A内では上しきい値HIとの差に応じたマイナ
スのオフセット値OFと係数CEを出力し、領域9I内では
下しきい値LOとの差に応じたプラスのオフセット値OFと
係数CEを出力する。これらのオフセット値OFと係数CEは
コントラスト制御回路4に供給される。
【0034】明るい領域9A内では上記マイナスのオフ
セット値OFが入力映像信号の低域周波数成分に加算され
る。このため、明るすぎる領域9Aは所定のレベルに輝
度が抑制され、更に係数値CEが入力映像信号の高域周波
数成分に乗算されるので、画像中のエッジが所定のレベ
ルに強調され画像の輪郭強調がなされる。
【0035】また暗い領域9I内では上記プラスのオフ
セット値OFが入力映像信号の低域周波数成分に加算され
るので、暗い領域9Aは所定のレベルまで輝度を上げ
る。更に係数値CEが入力映像信号の高域周波数成分に乗
算されるので、画像中のエッジが所定のレベルに強調さ
れる。
【0036】以上説明したように本実施例では、モニタ
回路1において1画面を9つに分割した領域から、明る
すぎる領域及び暗い領域を検出し、コントラスト制御回
路4において明るすぎる領域は明るさを抑制し、暗い領
域は明るくし、更に画像のエッジ成分を強調することに
より、1つの画面に暗い部分と明るすぎる部分が混在す
る場合でも、各々の領域に応じたコントラストの改善が
可能である。
【0037】なお、本発明の自動画質調整装置の出力は
受像機に接続することも可能であり、ビデオカメラによ
って録画された白つぶれ又は黒つぶれのある画像を適度
に補正し、画質を改善して再生することもできる。
【0038】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照して説明する。図5は本発明の第2の実施例の構成
図、図2は本実施例のコントラスト制御回路の実施例の
構成図、図3は本実施例のオフセット係数発生手段の実
施例の構成図である。本実施例は、モニタ回路1、オフ
セット係数発生手段2、ディレイ回路3、コントラスト
制御回路4、水平垂直低域周波数成分抽出手段5(以下
「HV−LPF」ともいう)より構成される。
【0039】本実施例のコントラスト制御回路4は、実
施例1と同様に、LPF10、HPF11、第1加算器
12、第2加算器14、乗算器13より構成され、本実
施例のオフセット係数発生手段2も実施例1と同様に、
コアリング手段20、オフセット発生手段21、係数発
生手段22より構成される。HV−LPF5は、水平方
向のLPFと垂直方向のLPFを直列に接続した構成と
なっている。
【0040】本実施例において、オフセット係数発生手
段2の出力のオフセット値OFと係数CEはHV−LPF5
に供給され、オフセット値OFと係数CEのそれぞれ水平及
び垂直方向の低域周波数成分が抽出される。HV−LP
F5の出力のオフセット値の低域周波数成分LOFと係数C
Eの低域周波数成分LCEはコントラスト制御回路4に供給
され、低周波のオフセット値LOFは第1加算器12に低
周波の係数LCEは乗算器13にそれぞれ供給される。H
V−LPF5以外のブロックは、第1実施例と接続及び
動作は同一である。
【0041】本発明の第1実施例では、画像の各領域毎
にそれぞれオフセット値及び係数値が定まるので、オフ
セット値及び係数値は領域内では一定であり、領域の境
界で段差のある信号値となる。そこで、第2実施例で
は、この信号値を水平及び垂直方向のLPFを通して、
段差の部分の高域周波数成分を削除し、領域の境界部分
がなめらかになるようにオフセット値LOFと係数値LCEを
定めている。
【0042】したがって、本実施例は、HV−LPF5
において、オフセット係数発生手段2で発生する画面の
各領域の状態に応じたオフセット値OFと係数CEの信号値
から低域周波数成分を抽出するため、各領域の境界でオ
フセット値OF及び係数CEが急激に変化することを抑制で
きる。このため、各領域の境界でコントラストが緩やか
に変化し、より自然なコントラストの制御を可能として
いる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モニタ回
路において1画面を複数に分割した領域から、オフセッ
ト係数発生手段において明るすぎる領域及び暗い領域を
検出し、各々の領域に応じたオフセットと係数を発生
し、コントラスト制御回路において1つの画面内の明る
すぎる領域では明るさを抑制し、暗い領域では明るく
し、更に画像のエッジ成分を各々の領域の状態に応じて
強調することにより、1つの画面に暗い部分と明るすぎ
る部分が混在する場合でも、各々の領域に応じたコント
ラストの改善及び画像の輪郭強調が可能である。
【0044】更に、オフセット値及び係数値の信号から
低域周波数成分を抽出するためのHV−LPFを設ける
ことによって、1画面内の各領域の境界におけるコント
ラストの変化を緩やかにすることが出来る。このため、
より自然なコントラストの制御が実現可能となる。
【0045】上記のように従来1つの画面内で暗い部分
と明るい部分が混在する場合、絞りの状態により、暗い
部分に黒つぶれ、もしくは明るい部分に白つぶれを起こ
していたのに対し、本発明は、1つの画面を複数の領域
に分割し各々の領域の状態に応じたコントラスト制御が
可能なので、暗い部分の黒つぶれと明るい部分の白つぶ
れを抑制し、コントラストを確保することができるとい
う従来にない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図。
【図2】本発明の第1及び第2の実施例のコントラスト
制御回路の構成図。
【図3】本発明の第1及び第2の実施例のオフセット係
数発生手段の構成図。
【図4】本発明のコアリング手段の回路構成図。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図。
【図6】オートアイリス装置に関する従来例の構成図。
【図7】本発明の第1、第2の実施例及び従来例の動作
を説明する図。
【符号の説明】
1 モニタ回路 2 オフセット係数発生手段 3 ディレイ回路 4 コントラスト制御回路 5 HV−LPF 6 映像信号入力端子 7 上しきい値入力端子 8 下しきい値入力端子 9 映像信号出力端子 10 低域周波数成分抽出手段 11 高域周波数成分抽出手段 12 第1加算器 13 乗算器 14 第2加算器 20 コアリング手段 21 オフセット発生手段 22 係数発生手段 30 撮像素子 31 アイリス装置 32 入力アンプ 33 A/Dコンバータ 34 加算器 35 Hカウンタ 36 Vカウンタ 37 デコーダ 38 ラッチ 39 マイコン 40 データラッチ 41A、41B、41C レジスタ 42A、42B、42C ゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル映像信号の1画面分を複数の領
    域に分割し、各領域内に含まれる画像データを累算する
    ことによって各領域毎に累算データを形成し、この累算
    データを出力するモニタ回路と、 上しきい値を入力する上しきい値入力端子と、下しきい
    値を入力する下しきい値入力端子とを有し、前記モニタ
    回路から出力された前記領域毎の累算データと前記上し
    きい値及び下しきい値とを比較し、差分に応じた所定の
    オフセット値及び係数値を算出し、該オフセット値及び
    係数値を出力するオフセット係数発生手段と、 前記モニタ回路及び前記オフセット係数発生手段が演算
    を行う間、前記ディジタル映像信号を遅延させるディレ
    イ回路と、 前記ディレイ回路によって遅延されたディジタル映像信
    号の低域周波数成分に前記オフセット値を加算すると共
    に、前記ディレイ回路によって遅延されたディジタル映
    像信号の高域周波数成分に前記係数値を乗算し、前記オ
    フセット値及び係数値に応じて、前記低域周波数成分が
    レベルシフトされると共に前記高域周波数成分が強調さ
    れるディジタル映像信号を出力するコントラスト制御回
    路と、 を備えることを特徴とする自動画質調整装置。
  2. 【請求項2】前記オフセット係数発生手段が、 前記モニタ回路の出力が前記上しきい値より大きいか、
    あるいは、前記モニタ回路の出力が前記下しきい値より
    小さいかを比較演算するためのコアリング手段と、 前記コアリング手段の出力に基づいて、映像レベルを補
    正するための所定のオフセット値を発生するオフセット
    発生手段と、 前記コアリング手段の出力に基づいて、高域周波数成分
    を強調するための所定の係数値を発生する係数発生手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動画質調
    整装置。
  3. 【請求項3】前記コントラスト制御回路が、 前記ディレイ回路から入力されたディジタル映像信号の
    低域周波数成分を抽出する低域周波数成分抽出手段と、 該ディジタル映像信号の高域周波数成分を抽出する高域
    周波数成分抽出手段と、 前記低域周波数成分抽出手段の出力と前記オフセット値
    とを加算する第1加算器と、 前記高域周波数成分抽出手段の出力と前記係数値とを乗
    算する乗算器と、 前記第1加算器の出力と前記乗算器の出力とを加算する
    第2加算器と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一
    に記載の自動画質調整装置。
  4. 【請求項4】前記オフセット係数発生手段と前記コント
    ラスト制御回路との間に水平垂直低域周波数成分抽出手
    段を有し、前記水平垂直低域周波数成分抽出手段が、前
    記オフセット係数発生手段から出力される前記オフセッ
    ト値及び前記係数値に対して、画面の水平方向及び垂直
    方向における前記オフセット値及び前記係数値のそれぞ
    れの低域周波数成分を抽出することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一に記載の自動画質調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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