JPH07232320A - ゴム混練機による混練方法 - Google Patents

ゴム混練機による混練方法

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Publication number
JPH07232320A
JPH07232320A JP2813294A JP2813294A JPH07232320A JP H07232320 A JPH07232320 A JP H07232320A JP 2813294 A JP2813294 A JP 2813294A JP 2813294 A JP2813294 A JP 2813294A JP H07232320 A JPH07232320 A JP H07232320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
kneading
rubber
compounding agent
time
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2813294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Hanada
修一 花田
Yajuro Seike
彌十郎 清家
Toshikazu Shojima
敏和 庄島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH07232320A publication Critical patent/JPH07232320A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高分散のゴムを得られ、高生産性を達成で
きる。 【構成】 ゴム混練機1によりポリマ2と配合剤3と同
ポリマよりも多い量のオイル4とを混練するときに、オ
イル全量に対して25%以下のオイルを初期投入し、こ
のオイル4と配合剤3とが十分練り込まれた直後に残り
の75%以上のオイル4を投入する。その際、必要に
応じて混練機1の冷却水を60℃以上にし、スリツプ時
間を減少させて、混練時間を減少させるか、オイル注
入装置10により75%以上のオイルを断続的に注入し
て、スリップを防止するか、混練機の冷却水を60℃
以上にし且つオイル注入装置により75%以上のオイル
を断続的に注入して、混練時間を減少させるとともに、
スリップを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ゴム混練機による混練方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム混練機では、投入するポリマ
とオイルとの重量比が約2: 1というようにオイルリッ
チ配合の場合、混練に多量のオイルを用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のゴム混練機
では、高分散を得るのに最適なオイルの投入タイミン
グ、投入割合が明らかになっておらず、混練法を誤まっ
て品質を低下させるか(図7の)、オイルの量が多い
ため、ゴム混練機内でスリップが発生して、生産性が低
下していた(図7の)。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、高分散のゴムを得ら
れ、高生産性を達成できるゴム混練機による混練方法
を提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のゴム混練機による混練方法は、ゴム混練
機によりポリマと配合剤と同ポリマよりも多い量のオイ
ルとを混練するときに、オイル全量に対して25%以下
のオイルを初期投入し、このオイルと配合剤とが十分練
り込まれた直後に残りの75%以上のオイルを投入する
ことを特徴している。
【0006】前記ゴム混練機による混練方法において、
混練機の冷却水を60℃以上にし、スリツプ時間を減少
させて、混練時間を減少させるようにしてもよい。前記
ゴム混練機による混練方法において、オイル注入装置に
より75%以上のオイルを断続的に注入して、スリップ
を防止するようにしてもよい。前記ゴム混練機による混
練方法において、混練機の冷却水を60℃以上にし且つ
オイル注入装置により75%以上のオイルを断続的に注
入して、混練時間を減少させるとともに、スリップを防
止するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明のゴム混練機による混練方法は前記のよ
うに構成されており、ゴム混練機によりポリマと配合剤
と同ポリマよりも多い量のオイルとを混練するときに、
オイル全量に対して25%以下のオイルを初期投入し、
このオイルと配合剤とが十分練り込まれた直後に残りの
75%以上のオイルを投入する。その際、必要に応じて
混練機の冷却水を60℃以上にし、スリツプ時間を減少
させて、混練時間を減少させるか、オイル注入装置によ
り75%以上のオイルを断続的に注入して、スリップを
防止するか、混練機の冷却水を60℃以上にし且つオイ
ル注入装置により75%以上のオイルを断続的に注入し
て、混練時間を減少させるとともに、スリップを防止す
る。
【0008】
【実施例】次に本発明のゴム混練機による混練方法の実
施に使用する混練装置の一構成例を図1により説明す
る。1がゴム混練機、2が原料となるポリマ(タン
ク)、3が配合剤(タンク)、4がオイル(タンク)、
5がロータ、6が記録計、7がコントローラ、8がバケ
ット、9がロール、10がオイル注入装置、11がオイ
ル圧送用ポンプ、12が加熱器付オイルタンクで、作業
員は、ポリマ2と配合剤3とオイル4とをゴム混練機1
へ投入し、ゴム混練機1は、2本のロータ5を回転させ
ることにより、これらの材料を練ってゆく。
【0009】そして練りが進行している状況(混練動力
M3、積算動力、ゴム温度)を記録計6に表示し、予め
設定しておいた排出条件を満たすと、ゴムを排出し、バ
ケット8によりロール9へ送って、シ−ト化する。原料
の投入法は、配合により様々な方法があるが、本発明の
オイルリッチ配合では、ポリマ2と配合剤3とを初期
(M1)に投入し、オイル投入時期を初期(M1)と、
BIT(M2)とよばれる配合剤がポリマに十分練り込
まれた点の直後の2点とし、それらの点でのオイル投入
割合を変化させる。
【0010】オイルの投入割合を変化させたときの排出
されたゴムの分散度を図3に示す。BIT直後に投入さ
れたオイル割合が多い程、分散度が上昇している。図3
より、オイルリッチ配合の場合、全オイル量の75%以
上をBIT後に投入すると、高分散が得られることが判
った。しかし上記の条件で混練した場合、オイル投入後
にスリップ現象が起きて、混練時間が長くなった。
【0011】オイル投入割合と混練時間との関係を図4
に示す。BIT後のオイル投入率を75%としたとき、
混練時間は、約750秒にも達しているものがある。一
般的な配合であれば、約150秒が通常である。スリッ
プ時間を低減させるため、冷却水温度を変化させて実験
を行った。冷却水温度を30℃から60℃に上昇させる
と、混練時間は、750秒から300秒まで短縮できた
(図5参照)。またゴム混練機1に装着したオイル注入
装置10によりオイルを10秒注入し、20秒停止とい
う方法で混練を行ったところ(図6参照)、冷却水温度
30℃で従来のオイル一括投入後の混練時間440se
c(図7の)から174sec(図5参照)に低減で
きた。
【0012】1例として図1のコントローラー7に2次
のオイル注入タイミングをBIT(M2)後、20秒と
設定し、75%以上のオイルを10秒置きに断続的に注
入するようにプログラムし、ミキサの冷却水温度を60
℃以上に設定することにより、スリップが防止されて、
生産性が向上した。 (1)オイルの投入タイミング、投入割合を変えて、実
験を行った結果、混練初期に多量のオイルを投入する
と、配合剤がオイルを吸収し、またロータ及びチャンバ
表面もオイルで濡れた状態になるため、配合剤がゴムに
剪断作用、かみ込み作用により練り込まれてゆこうとし
たとき、ロータとチャンバとの間、ロータの間ですべり
が生じ、配合剤が練り込み不良になって、分散性が低下
することが判った。即ち、オイル量の多い配合におい
て、高分散を得るには、配合剤がゴムに十分練り込まれ
た後に多くのオイルを投入する方法が良いことが判っ
た。 (2)ゴム混練機の冷却水温度を変化させて、スリップ
時間に対する影響をみた結果、冷却水温度を高くするこ
とにより、スリップ時間の低減が可能になった。これ
は、冷却水温度を高くすることにより、ゴム混練機内部
のゴム温度も高くなり、オイルが浸透し易くなって、ゴ
ム内部に早く取り込まれるためである。この現象より、
注入するオイルの温度を高く設定することも、スリップ
時間を低減させるのに有効な手段である。
【0013】またゴム混練機1に設けたオイル注入装置
10により、オイルを少量ずつ分割して注入する方法
は、スリップが防止されて、生産性が向上する。つまり
生産性を向上させるには、ゴム混練機1の冷却水温度と
注入するオイル温度とを高く設定し、オイル注入装置1
0によりオイルを少量ずつ分割して注入する方法が有効
である。
【0014】
【発明の効果】本発明のゴム混練機によりポリマと配合
剤と同ポリマよりも多い量のオイルとを混練するとき
に、オイル全量に対して25%以下のオイルを初期投入
し、このオイルと配合剤とが十分練り込まれた直後に残
りの75%以上のオイルを投入するので、高分散のゴム
を得られる。
【0015】またゴム混練機の冷却水を60℃以上に設
定する一方、オイル注入装置により75%以上のオイル
を断続的に少量ずつ注入するので、オイルを多量に投入
することによるスリップ時間を低減できて、高生産性を
達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のゴム混練機による混練方法の
実施に適用する混練装置の一構成例を示す側面図、
(b)はオイル注入装置の平面図である。
【図2】混練動力の変化を示す説明図である。
【図3】オイル投入率と分散度とを示す説明図である。
【図4】オイル投入率と混練時間との関係を示す説明図
である。
【図5】混練機冷却水温度と混練時間との関係を示す説
明図である。
【図6】オイル注入装置を用いた実験例を示す説明図で
ある。
【図7】従来の混練方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ゴム混練機 2 原料となるポリマ(タンク) 3 配合剤(タンク) 4 オイル(タンク) 5 ロータ 6 記録計 7 コントローラ 8 バケット 9 ロール 10 オイル注入装置 11 オイル圧送用ポンプ 12 加熱器付オイルタンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム混練機によりポリマと配合剤と同ポ
    リマよりも多い量のオイルとを混練するときに、オイル
    全量に対して25%以下のオイルを初期投入し、このオ
    イルと配合剤とが十分練り込まれた直後に残りの75%
    以上のオイルを投入することを特徴したゴム混練機によ
    る混練方法。
  2. 【請求項2】 混練機の冷却水を60℃以上にし、スリ
    ツプ時間を減少させて、混練時間を減少させる請求項1
    記載のゴム混練機による混練方法。
  3. 【請求項3】 オイル注入装置により75%以上のオイ
    ルを断続的に注入して、スリップを防止する請求項1記
    載のゴム混練機による混練方法。
  4. 【請求項4】 混練機の冷却水を60℃以上にし且つオ
    イル注入装置により75%以上のオイルを断続的に注入
    して、混練時間を減少させるとともに、スリップを防止
    する請求項1記載のゴム混練機による混練方法。
JP2813294A 1994-02-25 1994-02-25 ゴム混練機による混練方法 Withdrawn JPH07232320A (ja)

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JP2813294A JPH07232320A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 ゴム混練機による混練方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022786A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム組成物の混練設備及び混練方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022786A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム組成物の混練設備及び混練方法

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