JPH07231959A - スタンド付きゴルフバッグ - Google Patents

スタンド付きゴルフバッグ

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Publication number
JPH07231959A
JPH07231959A JP6049743A JP4974394A JPH07231959A JP H07231959 A JPH07231959 A JP H07231959A JP 6049743 A JP6049743 A JP 6049743A JP 4974394 A JP4974394 A JP 4974394A JP H07231959 A JPH07231959 A JP H07231959A
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JP
Japan
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legs
push
golf bag
rod
belt
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Application number
JP6049743A
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English (en)
Inventor
Hiroki Shiga
大煕 志賀
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TORAI TOENTEI ONE KK
Original Assignee
TORAI TOENTEI ONE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフバッグを傾けるだけで自動的に脚をス
ムーズにかつやさしく開閉する構成で、開閉する脚に伸
縮自在ベルトを備えたスタンド付きゴルフバッグの提供
を目的とする。 【構成】 ゴルフバッグ1の上部に軸受部材4を設けて
脚6・6を回動自在に取付ける。前記脚6・6の中間位
置に下端に突き上げパネル8を屈折動自在に連結した突
き上げロッド9を嵌入したガイドパイプ10を固設し、
かつ前記ガイドパイプ10に突き上げロッド9の上下動
に連動するように摺動リング11を設け、かつ前記摺動
リング11に略V字状部材15を前記両脚6・6に回動
自在に軸支するとともにその下方に補助摺動リング12
を設け、補助摺動リング12にも略V字状部材15を設
けている。前記両脚6・6間に、両脚6・6の開脚最大
幅を維持する長さであってかつ閉脚方向に自己収縮付勢
する構成の連結部材80を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンド付きゴルフバ
ッグに関し、特にゴルフバッグを傾けるだけで自動的に
脚を開閉するとともに開閉する脚に伸縮自在ベルトを備
えたスタンド付きゴルフバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ゴルフバッグを脚で支持する自立型
の構成のものはつぎのようなものが公開されている。 特開平02ー 34181号「ゴルフバックアセンブ
リ」 優先権主張:1988年7月5日米国出願 US 21
4933 特開平03ー118087号「ゴルフバック」 優先権主張:1989年7月3日米国出願 US 37
4759 実開昭51ー 9861号「ゴルフバッグの立掛け
スタンド」 実開昭52ー 3668号「ゴルフバッグ用スタン
ド」 実開平57ー169354号「ゴルフバッグ枠装置」 実開平02ー139670号「ゴルフバッグ」 実開平03ー 85064号「ゴルフバッグ装置」 実開平04ー 88971号「スタンドが備わったゴ
ルフバッグ」 優先権主張:1990年7月6日韓国出願 KR 99
15 実開平04ー 95066号「ゴルフクラブ用バッ
グ」
【0003】これらのうち、実開昭51ー9861号
・実開昭52ー3668号・実開平2ー13967
0号・実開平3ー85064号は、ゴルフバッグにス
タンドを設けて、手動でスタンドを立ち起こし、ゴルフ
バッグを傾斜して立たせておく構成である。また特開
平2ー34181号・特開平3ー118087号・
実開平57ー169354号の従来のゴルフバッグは、
ゴルフバッグの小さい傾斜角度で、突き上げロッドが容
易に作動して脚が開く構成である。さらにその機能に加
えて、前記実開平4ー88971号・実開平4ー9
5066号では、ゴルフバッグを手でもって運ぶ場合に
は、脚が自動的に折り畳まれて収納されることを目的と
して開発されている。また、実開平2ー139670
号や実開平4ー95066号では、両脚の中間部にベ
ルトを連結している。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】ところが、実開平4ー88971号や
実開平4ー95066号などの従来最も改良されたゴル
フバッグの構成でも両脚にブレが生じたり、開閉脚のタ
イミングが合わなかったり、開閉作動がバタンと音がし
て急激な開閉作動でありバッグを傷めるような印象があ
り、やさしさのある作動や開脚時の安定性に課題が残っ
ていた。構成的には、両脚の支持が上部の軸受部材と、
上方中間点の2点支持であるためにそもそも下方部が横
ぶれに弱いという問題もある。さらに、両脚の中間部に
ベルトを設けた前記実開平2ー139670号や実
開平4ー95066号では、そのベルトが開脚時は両脚
を一定幅で保持しているが、閉脚時はダラリと垂れ下が
ってしまう欠点があった。
【0005】本発明は、ゴルフバッグの軽い傾けによ
り、傾け速度とタイミングのよい速度で脚がスムーズに
立ち上がりまた自動的に折り畳めるスタンドであって、
特に両脚に設けたベルトに閉脚力を持たせるとともにそ
のベルトが自己収納するスタンド付きゴルフバッグの提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここに本発明は、両脚を
開閉自在に設けて自立するスタンド付きゴルフバッグの
前記両脚間に、両脚の開脚最大幅を維持する長さの連結
部材を設けるとともに一方又は両方の脚に前記連結部材
の端部を巻き込む回転付勢した回転体を設けて当該連結
部材を収縮付勢した構成か、或は両脚の開脚最大幅を維
持する長さの連結部材であって前記連結部材が閉脚方向
に直線的に自己収縮付勢する構成である連結部材を設け
たスタンド付きゴルフバッグを提供するものである。
【0007】連結部材は自己収縮付勢する構成である
が、その構成のひとつとしてゴルフバッグの上部に軸受
穴を形成した軸受部材を設けて一対の脚を回動自在に取
付けて前記両脚を開閉自在に設けた自立するスタンド付
きゴルフバッグの前記両脚間に、両脚の開脚最大幅を維
持する非伸長性材の一定長さのベルトを設けるとともに
脚の一方又は両方に回転付勢して取付けた回転体に前記
ベルトの端部を固着し、前記回転体の巻込み回転により
前記ベルトの端部を巻き込んで両脚間の間隔を収縮しか
つベルト自体を巻込み収納をする構成としたものを提供
する。
【0008】さらに詳しくは、ゴルフバッグの上部に軸
受穴を形成した軸受部材を設けて一対の脚を回動自在に
取付け、前記両脚の間に下端に突き上げパネルを屈折動
自在に連結しかつ下方に付勢した突き上げロッドを嵌入
したガイドパイプを固設し、かつ前記ガイドパイプへ突
き上げパネル及び突き上げロッドの一定幅に規制された
上下動に連動するように突き上げロッドに連結して摺動
リングを設け、さらにその下方に補助摺動リングを設
け、かつ前記摺動リングと補助摺動リングの夫々にV字
状部材を前記両脚に回動自在に軸支し、ゴルフバッグの
底面は前記突き上げパネルの屈折動のためのテーパ面を
形成し、さらに前記両脚夫々の中間部につる巻バネを内
部に装填して回転付勢した回転体を取り付け、この回転
体に両脚の開脚最大幅を維持する非伸長性材の一定長さ
のベルトの端部を固着し、ゴルフバッグを傾斜させて突
き上げパネル及び突き上げロッドの作用による開脚時に
は回転体が逆回転して開脚最大幅までベルトを延ばして
維持し、ゴルフバッグを立てた閉脚時には前記回転体の
バネが復元するように回転してベルトの端部を巻き込み
両脚間の間隔を収縮しかつベルト自体を巻込み収納をす
る構成としたことを特徴とするスタンド付きゴルフバッ
グを提供する。
【0009】また連結部材は自己収縮付勢する構成であ
るが、他の構成のひとつとして、ゴルフバッグの上部に
軸受穴を形成した軸受部材を設けて一対の脚を回動自在
に取付け、前記両脚の間に下端に突き上げパネルを屈折
動自在に連結しかつバネで下方に付勢した突き上げロッ
ドを嵌入したガイドパイプを固設し、かつ前記ガイドパ
イプへ突き上げパネル及び突き上げロッドの一定幅に規
制された上下動に連動するように突き上げロッドに連結
して摺動リングを設け、さらにその下方に補助摺動リン
グを設け、かつ前記摺動リングと補助摺動リングの夫々
にV字状部材を前記両脚に回動自在に軸支し、ゴルフバ
ッグの底面は前記突き上げパネルの屈折動のためのテー
パ面を形成し、さらに前記両脚の間に両脚の開脚最大幅
を維持する長さの連結部材であって、ストッパーを設け
たケースに収納した左右のベルトの中間をバネで連結し
て閉脚方向に自己収縮付勢して設け、ゴルフバッグを傾
斜させて突き上げパネル及び突き上げロッドの作用によ
る開脚時に中間のバネが伸びてストッパーで開脚最大幅
までベルトを延ばして維持し、ゴルフバッグを立てた閉
脚時には前記バネが復元するように収縮してベルトの端
部を引き込み両脚間の間隔を収縮しかつベルト自体をケ
ース内に収納をする構成としたことを特徴とするスタン
ド付きゴルフバッグを提供する。
【0010】なお脚の開閉において、バタンと開かない
ように上方の摺動リングと上方の軸受部材の間にコイル
バネ等の弾性部材をガイドパイプ内に設けている。開脚
の際には、ガイドパイプに外嵌した摺動リングが急激に
上昇するが、その弾性部材が摺動リングの緩衝となり、
最終段階ではやさしく止まる。一方閉脚の際には、弾性
部材の復元力で突き上げロッドを押し返し、かつ連結部
材の自己収縮力で、スムーズにやさしく閉動をすること
ができる。
【0011】
【実施例】次に本発明に係るスタンド付きゴルフバッグ
の一実施例を図1〜図3,図5〜図12に示す図面に基
づいて説明する。ゴルフバッグ1は、2本の支持脚(ス
タンド)を開閉脚自在に設けた自立型であり、最初にス
タンドの立ち起こしの構成について説明する。ゴルフバ
ッグ1の取手2を設けた反対側の上部に左右にゴルフバ
ッグ1の円周方向に向いて穿設した軸受穴3を形成した
軸受部材4を設け、この軸受穴3に一対の滑り止め5・
5付きの脚6・6をゴルフバッグ1の略中心から遠心的
に開くように回動自在に取付けている。脚6・6は、前
記軸受部材4の軸受穴3に挿入する略直角に曲がったエ
ルボ部材60・60と後述の略V字状に配置したの弾性
部材15を回動自在に支承する4個の軸受61・61・
62・62を設けた軸部63・63からなる。図11の
ように脚6・6を回動自在に取り付ける軸受部材4の軸
受穴3は、その中心軸の方向をゴルフバッグ1の湾曲外
周に沿うような方向に形成しているので、脚6・6が開
くときは、遠心的につまり脚6・6の下方部が幅を広げ
るように開くことになる。
【0012】前記左右両脚6・6の中間位置には、上端
を前記軸受部材4に挿入固定しかつ下方部をゴルフバッ
グ1の表面中程に設けた固定具7で固定され、下端に突
き上げパネル8を屈折動自在に連結した突き上げロッド
9の上方部分を嵌入した筒状のガイドパイプ10を設け
ている。実施例のガイドパイプ10は、正方角筒状であ
り、これに摺動するように角パイプ状の摺動リング11
と補助摺動リング12を設けている。前記ガイドパイプ
10には、突き上げパネル8及び突き上げロッド9の一
定幅に規制した上下動に連動するように摺動リング11
を設け、さらにその下方に補助摺動リング12を設けて
いる。前記突き上げパネル8及び突き上げロッド9と摺
動リング11の連動は、図8・図9に示すように前記突
き上げロッド9の上端に設けたピン13を前記ガイドパ
イプ10の上部裏面に形成した所定長さの長溝14(縦
孔)から突出させて摺動リング11に接続した構成であ
る。
【0013】前記摺動リング11と補助摺動リング12
の夫々には脚6・6に連結してV字状部材15を二段に
略平行に取り付け、かつ夫々の上方端を前記両脚6・6
の軸受61・61・62・62に回動自在に軸支してい
る。実施例におけるV字状部材15の取り付けは、摺動
リング11及び補助摺動リング12の周面に貫通孔を備
えた軸受111・121を付設してこれにV字状部材1
5を貫通させて中間を回転自在に支承し、V字状に延ば
した先端を前記両脚6・6の軸受61・61・62・6
2にベアリングで回動自在に軸支したものである。
【0014】次にゴルフバッグ1の底面16は、図6の
ように地面にわずかな隙間をおいて突き上げパネル8を
設けており、底面16の縁には前記突き上げパネル8の
屈折動のための空間と屈折停止面となるテーパ面17を
形成し、前記突き上げパネル8は前記の空間の両側に軸
受18を設けて軸支されている。ゴルフバッグ1の底面
16は、堅牢性の要請などから、硬質合成樹脂製で泥の
付着などがないように足部を形成しているので、この足
部に突き上げパネル8の後端を支持する軸を回動自在に
軸支する軸受18を形成しても十分な強度がある。ま
た、テーパ面17の根元に小石や泥など挟まって突き上
げパネル8の屈折が阻害されないように、異物侵入の防
止のために突条17aを形成している。図中19はサイ
ドポケット、図中20は肩バンドである。
【0015】また図1の実施例では、脚6・6の開閉に
おいて、自己復帰力の付与やバタンと開かないように、
ガイドパイプ10の内部上方にコイルスプリングやバネ
等の弾性部材21を装填連結して摺動リング11を下方
に付勢している。開脚の際には、ガイドパイプ10に外
嵌した摺動リング11と補助摺動リング12が急激に上
昇移動するが、コイルバネ等の弾性部材21が摺動リン
グ11の緩衝となり、最終段階ではやさしく止まる。
【0016】本発明は前記のような両脚を開閉自在に設
けて自立するスタンド付きゴルフバッグの前記両脚間
に、自己収縮する連結部材80・90を設けたものを提
供するもので、次に連結部材80・90について説明す
る。連結部材80・90は、ゴム等の単なる弾性伸縮材
ではない。ひとつの連結部材80としては、図2・図3
のように両脚の開脚最大幅を維持する強度と長さであっ
て、一方又は両方の脚6・6に前記連結部材80の端部
を巻き込む回転付勢した回転体67を設けて当該連結部
材80を収縮付勢した構成を提案する。又さらに他のひ
とつの連結部材90としては、両脚の開脚最大幅を維持
する長さであって、図4・図13のように中間にバネ9
2を設けて直線的に閉脚方向に自己収縮付勢する構成を
提案する。
【0017】図1〜図3に示す連結部材80を取り付け
たスタンド付きゴルフバッグについて説明する。スタン
ド付きゴルフバッグは、ゴルフバッグ1の上部に円周方
向の左右に軸受穴3を形成した軸受部材4を設けて一対
の脚6・6を回動自在に取付け、前記両脚6・6の間に
下端に突き上げパネル8を屈折動自在に連結しかつ弾性
部材21で下方に付勢した突き上げロッド9を嵌入した
ガイドパイプ10を固設し、かつ前記ガイドパイプ10
へ突き上げパネル8及び突き上げロッド9の一定幅に規
制された上下動に連動するように突き上げロッド9に連
結して摺動リング11を設け、さらにその下方に補助摺
動リング12を設け、かつ前記摺動リング11と補助摺
動リング12の夫々にV字状部材15を前記両脚6・6
に回動自在に軸支して、両脚6・6を開閉脚自在に構成
している。ゴルフバッグ1の底面16は前記突き上げパ
ネル8の屈折動のためのテーパ面17を形成している。
さらに前記両脚6・6夫々の中間部には両脚を連結する
連結部材80を設けている。連結部材80は、左右の回
転体67とこれらを連結して両脚6・6の開脚最大幅を
維持する強さと長さの非伸長性材のベルト81から構成
される。回転体67は、上端にフランジ縁を形成した円
筒形で、その内壁に設けた穴71へ先端を差込んだコイ
ルスプリング70を内部に装填して後端を軸部63の穴
72に差込み、回転付勢して脚6・6の中途の軸部63
に回転自在に取り付けている。回転体67には上端のフ
ランジ縁から垂下したピン65を設けてあり、ベルト8
1を取付けるには、軸部63に、最初円盤形のキャップ
69を入れた後にコイルスプリング70を組み込んだ回
転体67を取り付け、回転体67の筒部に下から前記ベ
ルト81の両端82のリングを差込んで取り付ける。次
いで回転体67の下方にフランジ管68を嵌合してあ
る。回転体67は、図2の矢印73・74のように夫々
反対方向に付勢して左右に回転自在に取り付けている。
フランジ縁から垂下したピン65は、回転体67の筒部
に挿入された両端のリングが巻き付いたときの止めの作
用をする。回転体67は、左右両方に設けたが一方にの
み設ける構成も可能である。このゴルフバッグ1を使用
する場合は、ゴルフバッグ1を傾斜させて突き上げパネ
ル8及び突き上げロッド9の作用によって両脚6・6を
開脚させる。そのとき回転体67が逆回転して開脚最大
幅までベルト81が延びる。ベルト81によって、開脚
幅は一定限度に維持される。ゴルフバッグ1を立てた場
合などの閉脚時には、前記左右の回転体67・67のバ
ネ70が復元するように回転してベルト81の端部82
を巻き込み両脚間の間隔を収縮しかつベルト81自体を
巻込み収納をする。ベルト81はその間隔を収縮して閉
脚状態を維持し、従来のようにベルト81自体が垂れ落
ちたりしない。
【0018】図13及び図4に示すスタンド付きゴルフ
バッグの異なる実施例について説明すると、ゴルフバッ
グのスタンドの構造については、図1の実施例の構造に
加えて、ガイドパイプ10の上下に弾性部材21・22
を外嵌し、略V字状部の弾性部材15として閉脚方向に
付勢すべく左右に一回外巻きのコイル部(リング)を形
成したものを示している。また更に収縮バネ97で略V
字状部の弾性部材15の下方部を連結して補強してもよ
い。脚6・6の折畳み状態を維持するように付勢した一
対の巻きバネの弾性部材15は、よりスムーズな閉脚が
できる。なお図13のように突き上げロッド9の下方に
コイルスプリング等の弾性部材22を設けると、突き上
げパネル8の傾斜により突き上げロッド9が上昇すると
き、弾性部材22の上端が開脚時に固定具7に当接する
ので緩衝機能を期待できる。そして前記両脚6・6の間
には、図4に示すように両脚6・6の開脚最大幅を維持
する長さの連結部材90を設けている。連結部材90
は、ストッパー95を設けたケース91に収納した左右
のベルト93・93の中間をバネ92で連結して、両端
リング94・94を軸部63へ固定し閉脚方向に直線的
に自己収縮付勢して設けたものである。ゴルフバッグ1
を傾斜させて、突き上げパネル8及び突き上げロッド9
の作用によって略V字状部の弾性部材15を介して両脚
を開いて自立するときは、中間のバネ92が伸びてスト
ッパー95で開脚最大幅までベルト93・93を延ばし
て開脚状態となる。連結部材90は、ストッパー95で
規制された最大幅までしか延びないので、開脚最大幅を
維持して、脚の開き過ぎがない。ゴルフバッグ1を立て
たときなどの閉脚時には前記バネ92が復元するように
収縮してベルト93・93の端部をケース91内に引き
込み両脚6・6間の間隔を収縮しかつベルト93・93
の大部分をケース91内に収納をする。ベルト93・9
3は、垂れ下がったりすることがない。
【0019】次に前記構成のスタンド付きゴルフバッグ
の作動・使用方法について説明する。ゴルフバッグ1
が、図1・図5のように平地に置かれるときは、そのま
ま水平に置くことができ、この点は従来のゴルフバッグ
と全く同様である。突き上げパネル8は、突き上げロッ
ド9の上部のピン13がガイドパイプ10の長溝14の
下縁141に係止するので、一定位置からは下降でき
ず、ゴルフバッグ1が垂直に立った状態では、突き上げ
パネル8はゴルフバッグ1の底面16からわずかに離れ
て略水平に位置している。取手2をもったり、肩バンド
20で担いでゴルフバッグ1を運ぶときも、脚6・6
は、V字状部材15やコイルスプリング21や連結部材
80・90の自己収縮作用により、折り畳んだ状態が維
持される。
【0020】さて、ゴルフバッグ1を垂直ではなく、も
う少し安定したかたちで自立させて使用するとき、例え
ばゴルフクラブを選んだり抜いたりするときは、スタン
ドを傾斜させた姿勢が望ましいし、ゴルフクラブが抜き
やすい。このような場合、本発明に係るスタンド付きゴ
ルフバッグは、軽いワンタッチの作動=ゴルフバッグを
傾ける動作だけでスタンド(脚6・6)を立ち起こし、
ゴルフバッグ全体傾斜して自立させることができる。図
において説明すると、図5でゴルフバッグ1の底部の前
側を支点Aとして、手で上部を矢印Bのように傾ける
と、突き上げパネル8は図7の矢印Cのように屈折す
る。突き上げパネル8は、底面16のテーパ面17のあ
る空間に入り屈折する。テーパ面17は、突き上げパネ
ル8の屈折限界を規制するストッパーの働きもする。本
発明では、突き上げパネル8乃至突き上げロッド9の上
昇下降幅は、前記のようにガイドパイプ10に設けた所
定長さの長溝14によって一定幅に規制されるので、屈
折限界を二重に制御している確実性がある。さてこの屈
折は突き上げロッド9に伝達されて、突き上げロッド9
はそのピン13で摺動リング11を押し上げてこれに軸
支したV字状部材15を介して脚6・6を立ち起こし開
いてゆく。
【0021】手でゴルフバッグ1を傾ける力はほんのわ
ずかでよい。脚6・6は図7の側面図のように瞬間的に
かつ自動的に大きく開き、その状態を維持する。ゴルフ
バッグ1の傾斜は、図7の実施例では約55度の傾斜角
度をもって立たせている。この姿勢は、脚6・6の下方
を幅広に広げ、かつ脚6・6本体は、軸受部材4と4個
所の軸受61・62と2個所の滑り止め5・5接地点で
支持されるので、極めて安定している。さらに、前記図
7において、矢印Dの方向に手で起こすと、支点Aは開
放され、脚6・6はV字状部材15の作用でスムーズに
かつやさしく折り畳まれ、その状態を維持する。連結部
材80・90は、脚6・6の閉脚にともなって、閉脚の
間隔に合った長さに自己収縮して変化する。ベルトはあ
たかもしっかりと締めたようになる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るスタンド付きゴルフバッグ
は、前記のような構成・作動であり、次のような特有な
技術的効果がある。
【0023】構造が簡単であり、かつ脚の回りに、実
開平4ー88971号のような長い作動杆がなくすっき
りしている。 脚の開閉動が、小さな力でできしかもスムーズであ
り、かつスプリングで補償されてやさしい作動である。 脚は中間を4個所で支持されており、開脚時にも脚は
たいへん安定しており、横ぶれによる転倒のおそれなど
は全くない。 摺動リングに略V字状の弾性部材を二段に並設してい
るので、弾性部材の付勢力を両脚に均等に配分でき、ま
た突き上げロッドとの力伝達にもロスなくかつ方向性を
制御して付与できる。 両脚を開脚最大幅で連結するベルトを設けているの
で、開脚状態でも脚に充分な強さがある。 ベルト(連結部材)が自己収縮するので、閉脚の方向
に付勢するとともに、閉脚状態の維持が容易である。 開脚の姿勢や折り畳んだ状態の姿勢が一定で安定して
おり、デザイン的にも優れている。 ベルトが、開閉幅に合わせて伸縮するので、ベルトが
垂れ下がったりすることがない。 このように本発明に係るスタンド付きゴルフバッグは、
構造的に簡単で安定した作動を、スムーズにかつやさし
く行なうものであり、さらに両脚を連結するバンドを備
えているので開脚状態での強度も充分であり、きわめて
優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンド付きゴルフバッグの一実施例
を示すスタンド側からの正面図
【図2】回転体を備えた連結部材の一部の分解斜視図。
【図3】回転体部分の断面図。
【図4】異なる連結部材の一部切開斜視図。
【図5】本発明のスタンド付きゴルフバッグの一実施例
を示す側面図。
【図6】同じ実施例の底面図。
【図7】同じ実施例の開脚状態の側面図。
【図8】同じくスタンド付きゴルフバッグの実施例で、
突き上げロッドとガイドパイプと摺動リングを裏側から
みた状態を示す部分説明図。
【図9】同じくスタンド付きゴルフバッグの実施例で、
突き上げロッドとガイドパイプと摺動リングの連結部分
の断面図。
【図10】同じくスタンド付きゴルフバッグの実施例の突
き上げパネルの部分説明図。
【図11】軸受部材の上面図。
【図12】V字状部材の正面図。
【図13】スタンド付きゴルフバッグの異なる実施例であ
って、スタンドの正面図。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ 2 取手 3 軸受穴 4 軸受部材 5 滑り止め 6 脚 60 エルボ部材 61 軸受 62 軸受 63 軸部 7 固定具 8 突き上げパネル 9 突き上げロッド 10 ガイドパイプ 11 摺動リング 111 軸受 12 補助摺動リング 121 軸受 13 ピン 14 長溝 141 長溝の下縁 15 略V字状部材 16 底面 17 テーパ面 18 軸受 21 弾性部材(コイルスプリング) 22 弾性部材(コイルスプリング) 65 ピン 67 回転体 68 フランジ管 70 バネ 80 連結部材 81 ベルト 82 ベルト端部(リング) 90 連結部材 91 ケース 92 バネ 93 ベルト 94 ベルト端部(リング) 95 ストッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両脚を開閉自在に設けて自立するスタン
    ド付きゴルフバッグの前記両脚間に、両脚の開脚最大幅
    を維持する長さの連結部材を設けるとともに一方又は両
    方の脚に前記連結部材の端部を巻き込む回転付勢した回
    転体を設けて当該連結部材を収縮付勢した構成か、或は
    両脚の開脚最大幅を維持する長さの連結部材であって前
    記連結部材が閉脚方向に直線的に自己収縮付勢する構成
    である連結部材を設けたスタンド付きゴルフバッグ。
  2. 【請求項2】 ゴルフバッグの上部に軸受穴を形成した
    軸受部材を設けて一対の脚を回動自在に取付けて前記両
    脚を開閉自在に設けた自立するスタンド付きゴルフバッ
    グの前記両脚間に、両脚の開脚最大幅を維持する非伸長
    性材の一定長さのベルトを設けるとともに脚の一方又は
    両方に回転付勢して取付けた回転体に前記ベルトの端部
    を固着し、前記回転体の巻込み回転により前記ベルトの
    端部を巻き込んで両脚間の間隔を収縮しかつベルト自体
    を巻込み収納をする構成としたことを特徴とするスタン
    ド付きゴルフバッグ。
  3. 【請求項3】 ゴルフバッグの上部に軸受穴を形成した
    軸受部材を設けて一対の脚を回動自在に取付け、前記両
    脚の間に下端に突き上げパネルを屈折動自在に連結しか
    つ下方に付勢した突き上げロッドを嵌入したガイドパイ
    プを固設し、かつ前記ガイドパイプへ突き上げパネル及
    び突き上げロッドの一定幅に規制された上下動に連動す
    るように突き上げロッドに連結して摺動リングを設ける
    とともに前記突き上げロッドを下方に付勢し、さらにそ
    の下方に補助摺動リングを設け、かつ前記摺動リングと
    補助摺動リングの夫々にV字状部材を前記両脚に回動自
    在に軸支し、ゴルフバッグの底面は前記突き上げパネル
    の屈折動のためのテーパ面を形成し、さらに前記両脚夫
    々の中間部にバネを内部に装填して回転付勢した回転体
    を取り付け、この回転体に両脚の開脚最大幅を維持する
    非伸長性材の一定長さのベルトの端部を固着し、ゴルフ
    バッグを傾斜させて突き上げパネル及び突き上げロッド
    の作用による開脚時には回転体が逆回転して開脚最大幅
    までベルトを延ばして維持し、ゴルフバッグを立てた閉
    脚時には前記回転体のバネが復元するように回転してベ
    ルトの端部を巻き込み両脚間の間隔を収縮しかつベルト
    自体を巻込み収納をする構成としたことを特徴とするス
    タンド付きゴルフバッグ。
  4. 【請求項4】 ゴルフバッグの上部に軸受穴を形成した
    軸受部材を設けて一対の脚を回動自在に取付け、前記両
    脚の間に下端に突き上げパネルを屈折動自在に連結しか
    つ下方に付勢した突き上げロッドを嵌入したガイドパイ
    プを固設し、かつ前記ガイドパイプへ突き上げパネル及
    び突き上げロッドの一定幅に規制された上下動に連動す
    るように突き上げロッドに連結して摺動リングを設ける
    とともに前記突き上げロッドを下方に付勢し、さらにそ
    の下方に補助摺動リングを設け、かつ前記摺動リングと
    補助摺動リングの夫々にV字状部材を前記両脚に回動自
    在に軸支し、ゴルフバッグの底面は前記突き上げパネル
    の屈折動のためのテーパ面を形成し、さらに前記両脚の
    間に両脚の開脚最大幅を維持する長さの連結部材であっ
    てストッパーを設けたケースに収納した左右のベルトの
    中間をバネで連結して閉脚方向に自己収縮付勢して設
    け、ゴルフバッグを傾斜させて突き上げパネル及び突き
    上げロッドの作用による開脚時に中間のバネが伸びてス
    トッパーで開脚最大幅までベルトを延ばして維持し、ゴ
    ルフバッグを立てた閉脚時には前記バネが復元するよう
    に収縮してベルトの端部を引き込み両脚間の間隔を収縮
    しかつベルト自体をケース内に収納をする構成としたこ
    とを特徴とするスタンド付きゴルフバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102113342B1 (ko) * 2019-03-25 2020-05-20 박민규 골프백 스탠드 지지 홀더
JP2020114376A (ja) * 2019-01-17 2020-07-30 有限会社myn Works キャディバッグ

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JPS644757A (en) * 1987-06-26 1989-01-09 Ricoh Kk Method for controlling carrier of paper for copying machine or the like
JP4095066B2 (ja) * 2002-12-04 2008-06-04 エムコア・コーポレイション 窒化ガリウムベース半導体の半導体構造

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